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[辞典・用語][漢字林][艸部]

[漢字林] [漢字林(非部首部別)] [付録]

[漢字林 艸部] [部首索引]


艸6+0=総画数6 U+8278 [ソウ/]
◆草
◆草木が芽生えるさま
◆くさ、くさかんむり、部首名
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+0=総画数3 U+8279 [/]
◆くさ、くさかんむり、部首名、「艸」が冠(かんむり、漢字の上部)にあるときの字形
漢字林(非部首部別)
筆順
艸4+0=総画数4 U+FA5D [/]
◆左右に分かれて突き出るさまを象った字で、「蔑」「夢」などの一部を構成する、「艹」とは別字だが「艸部」に扱われる、
漢字林(非部首部別)
筆順
艸4+0=総画数4 U+FA5E [/]
◆くさ、くさかんむり、部首名、「艸」が冠(かんむり、漢字の上部)にあるときの字形
漢字林(非部首部別)
筆順
𦫵艸3+0=総画数3 U+26AF5 [ショウ/ます]
◆容量の単位、1升=10合 {各種単位}
◆容量を量る枡(ます)
◆布の経糸(たていと)の数の単位、【西京雜記】によれば1升=2䌰=10絲(10本)、【儀禮】によれば1升=80縷、いずれも布幅が示されていない「【西京雜記:第五】五絲為䌰倍䌰為升倍升為𥿮倍𥿮為紀倍紀為緵倍緵為襚」「【儀禮注疏:喪服】…布八十縷為升…」「【禮記:雜記上】朝服十五升…(…正義曰朝服精細全用十五升布爲之…)」
◆昇(のぼ)る、上の方向に行く、同「昇」
◆登(のぼ)る、高い方(上の方)に進む、同「登」「陞」
◆穀物が実る、また熟す、同「登」
艸3+1=総画数4 U+827A [ゲイ、ゲ/] 藝兿㙯萟
◆種を播(ま)き育てる、草木を植え育てる、同「蓺」、「園芸エンゲイ」
◆技術や技能、またそれによって作り出される(表現される)もの、「芸術ゲイジュツ」、「藝」の省画字として日本では「芸」を用いるが、本来「芸」には「藝」の意はない、「芸」参照
漢字林(非部首部別)
𦫳艸4+1=総画数5 U+26AF3 [カイ、ケ/] 𠁥
◆左右に伸び広がるヒツジ(羊)の角(つの)
𦫴艸3+1=総画数4 U+26AF4 [ヤ/なり、や] 也𠃟𦬀
◆~なり、~である、句末に付けて断定・肯定を表す
◆~や、~か?、~であろうか、句末に付けて疑問・疑義を表す
◆~や~、~は~、前句を受け説明・解釈・強調などを表す「【論語:學而】孝弟也者其爲仁之本與(孝弟なるものや仁の為る本か、親や年長者を敬うことは仁の根本であろう)」
◆~また~、~も同様に~
艸3+2=総画数5 U+4492 [チョウ、ジョウ/]
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)やオギ(荻、イネ科ススキ属の草)などの穂(ほ)、これを塵(ちり、ごみ)などを払う箒(ほうき)として用いる、同「苕」「茢」 {アシ} {オギ}
艸3+2=総画数5 U+4493 [カイ、ケ/] 𦫼
◆「芷𦫼シカイ」、村名、現広東省湛江市吴川市の河口近くと思われる「【廣東通志:卷十二:芷𦫼沙】在城西南十里又西南爲南二都地方東南爲南三都地方」「【明史(《武英殿二十四史》本):卷四十五:地理六】吳川(州南元屬化州路…後遷縣西北之地聚村又遷於芷𦫼口)」「【粤閩巡視紀略:卷二】髙州府領一州五縣四縣並海石城距西海已見前吳川茂名電白皆距東海…(呉村乾塘村木灰村嶺上村過限口河芷𦫼村…)」
◆未詳「【廣韻:上聲:蟹第十二:䒓:䒓】戾也苦蟹切」 {広東省}
艸3+2=総画数5 U+827B [ロク/]
◆「蘿艻ラロク」、メボウキ(目箒)、バジルbasil、バジリコbasilico[伊]、シソ科メボウキ属の香草、同「羅勒」 {メボウキ}
◆「艻蔗ロクショ」、草名、未詳、別名を「荻蔗テキショ」といい砂糖の原料になるという「【糖霜譜:第三】…蔗有四色…曰艻蔗(本草所謂荻蔗也)…艻蔗可作沙糖」
◆両指先で抓(つま)む、吉凶を占う際に筮ゼイ(めどぎ、草の茎や竹・木の棒)を両指先で一本ずつ抓み取りながら数える動作をいう、同「扐」
艸3+2=総画数5 U+827C [テイ、チョウ/]
◆「艼藀テイケイ」、草名、未詳「【爾雅:釋草】葋艼熒未詳」
◆「茗艼メイテイ」、(酒に酔って)正体ショウタイを失う、同「酩酊」
艸3+2=総画数5 U+827D [コウ、キョウ、キュウ、グ/] 𦸹
◆辺境の荒れ地、遥か遠くの荒野
◆獣の塒(ねぐら)
◆「秦艽シンキュウ」、同「秦𦫶」、オオバリンドウ(大葉竜胆)、リンドウ科リンドウ属の草 {オオバリンドウ}
艸3+2=総画数5 U+827E [ガイ、ゲ/よもぎ、もぐさ] 𦫿㘷
◆「艾蒿ガイコウ」、チョウセンヨモギ(朝鮮蓬)、キク科ヨモギ属の草 {チョウセンヨモギ}
◆もぐさ、ヨモギ(蓬・艾)の葉を乾燥させ揉(も)み砕いたもの、灸キュウに利用される他食用などにもする、別名「冰臺ヒョウダイ」
◆草を刈り取る、絶やす、絶える、同「刈」
◆(五十歳の)老人「【禮記:曲禮上】四十曰強而仕五十曰艾服官政(《注》艾老也)」
◆(若く)美しい人「【莊子:齊物論】麗之姬艾封人之子也」
◆安(やす)んずる、落ち着く「【漢書:王莽傳:王莽傳第六十九下】世祖卽位然後宗廟社稷復立天下艾安」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+2=総画数5 U+827F [ダイ、ナイ、ジョウ、ニョウ/]
◆刈り取ったり枯れたりした後から新たに生え出た若草、同「芿」
◆「芋艿ウダイ」、サトイモ(里芋)、サトイモ科サトイモ属、サトイモ科の植物 {サトイモ}
艸3+2=総画数5 U+8280 [チョウ、ジョウ/]
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)やオギ(荻、イネ科ススキ属の草)などの穂(ほ)、これを塵(ちり、ごみ)などを払う箒(ほうき)として用いる、同「苕」「茢」 {アシ} {オギ}
艸3+2=総画数5 U+8281 [キュウ、ク/] 𦫶𦫷𦱭
◆「秦芁・秦艽シンキュウ」、オオバリンドウ(大葉竜胆)、リンドウ科リンドウ属の草 {オオバリンドウ}
艸3+2=総画数5 U+8282 [セツ、セチ/ふし] 節節
◆タケ(竹、イネ科タケ亜科の植物)の中空の茎が途中で区切られ外側に硬く盛り上がっているところ、イネ科の植物に多くみられる
◆区切り、変わり目、段落、けじめ
◆区切りで(節目で)一旦止める、一旦抑(おさ)える、区切りをつける
◆度を越さない、度を弁(わきま)える、またそのような振る舞い
◆六十四卦の一つ䷻、坎☵と兌☱を重ねた卦ケ・カ
◆割符(わりふ)、一つの札を二つに割って互いに持ち合い、使いの者や代理の者を立てる際にこれを持たせ、二つの札が合うことで真正な者であることの証(あかし)とするもの、同「卩」「卪」
漢字林(非部首部別)
𦫶艸3+2=総画数5 U+26AF6 [キュウ、ク/] 芁𦫷𦱭
◆「秦𦫶・秦艽シンキュウ」、オオバリンドウ(大葉竜胆)、リンドウ科リンドウ属の草 {オオバリンドウ}
𦫷艸3+2=総画数5 U+26AF7 [キュウ、ク/] 𦫶芁𦱭
◆「秦𦫷・秦艽シンキュウ」、オオバリンドウ(大葉竜胆)、リンドウ科リンドウ属の草 {オオバリンドウ}
𦫹艸6+2=総画数8 U+26AF9 [ユウ、ウ/とも] 友㕛𠬺𦐮𦐯
◆同じ思いや考えを持つ、またそのような人、「朋」は同じ師の教えを受ける人「【論語注疏:卷一:學而】有朋自逺方來不亦樂乎(…正義曰鄭𤣥注大司徒云同師曰朋同志曰友…)」
◆親しく交わる、気心が通じる、またそのような人
𦫺艸3+2=総画数5 U+26AFA [シ/]
◆死ぬ、同「死」
𦫼艸3+2=総画数5 U+26AFC [カイ、ケ/]
◆「芷𦫼シカイ」、村名、現広東省湛江市吴川市の河口近くと思われる「【廣東通志:卷十二:芷𦫼沙】在城西南十里又西南爲南二都地方東南爲南三都地方」「【明史(《武英殿二十四史》本):卷四十五:地理六】吳川(州南元屬化州路…後遷縣西北之地聚村又遷於芷𦫼口)」「【粤閩巡視紀略:卷二】髙州府領一州五縣四縣並海石城距西海已見前吳川茂名電白皆距東海…(呉村乾塘村木灰村嶺上村過限口河芷𦫼村…)」
◆未詳「【廣韻:上聲:蟹第十二:䒓:䒓】戾也苦蟹切」 {広東省}
漢字林(非部首部別)
𦫾艸3+2=総画数5 U+26AFE [未詳/]
◆未詳
𦫿艸3+2=総画数5 U+26AFF [ガイ、ゲ/よもぎ、もぐさ] 艾㘷
◆「艾蒿ガイコウ」、チョウセンヨモギ(朝鮮蓬)、キク科ヨモギ属の草 {チョウセンヨモギ}
◆もぐさ、ヨモギ(蓬・艾)の葉を乾燥させ揉(も)み砕いたもの、灸キュウに利用される他食用などにもする、別名「冰臺ヒョウダイ」
◆草を刈り取る、絶やす、絶える、同「刈」
◆(五十歳の)老人「【禮記:曲禮上】四十曰強而仕五十曰艾服官政(《注》艾老也)」
◆(若く)美しい人「【莊子:齊物論】麗之姬艾封人之子也」
◆安(やす)んずる、落ち着く「【漢書:王莽傳:王莽傳第六十九下】世祖卽位然後宗廟社稷復立天下艾安」
𦬀艸3+2=総画数5 U+26B00 [ヤ/なり、や] 也𠃟𦫴
◆~なり、~である、句末に付けて断定・肯定を表す
◆~や、~か?、~であろうか、句末に付けて疑問・疑義を表す
◆~や~、~は~、前句を受け説明・解釈・強調などを表す「【論語:學而】孝弟也者其爲仁之本與(孝弟なるものや仁の為る本か、親や年長者を敬うことは仁の根本であろう)」
◆~また~、~も同様に~
𫇦艸3+2=総画数5 U+2B1E6 [未詳/]
◆未詳
漢字林(非部首部別)
艸3+3=総画数6 U+4495 [ショウ/]
◆遠志オンジ、イトヒメハギ(糸姫萩)、ヒメハギ科ヒメハギ属の草、またその根茎から作られる生薬の名
艸3+3=総画数6 U+4496 [シン/]
◆薬草の名、ヨモギ(蓬、キク科ヨモギ属の草)の類という
艸3+3=総画数6 U+4497 [キツ、コツ/] 芞𦬈
◆「䒗藇キヨ」、香草名、古く脱臭や防虫に用いたとされ、一説に葉は黄色で白い花が咲くという、同「藒車ケッシャ」
艸3+3=総画数6 U+4498 [スイ/] 荾𦴅
◆花弁カベン(はなびら)の中央にある蕊(しべ、被子植物の花の生殖器官) {蕊・蘂}
◆「芫䒘ゲンスイ」「胡䒘コスイ」、コエンドロcoentro[葡]、セリ科コエンドロ属の草、多くは食用となる、同「芫荽」、別名「コリアンダーcoriander」「パクチーผักชี」「シャンツァイ香菜」 {コエンドロ}
艸3+3=総画数6 U+4499 [未詳/]
◆未詳
艸3+3=総画数6 U+8283 [ホウ、ブ/]
◆穂がふさふさと長く伸びるさま
◆獣の尾がふさふさとして長いさま
艸3+3=総画数6 U+8284 [カン、ガン/]
◆「芄蘭ガンラン」、ガガイモ(蘿藦)、キョウチクトウ科ガガイモ属の蔓性の草 {ガガイモ}
艸3+3=総画数6 U+8285 [ヨク、イキ/]
◆「𦾺芅・銚芅ヨウヨク」、別名「羊桃ヨウトウ」「萇楚チョウソ」◇ゴレンシ(五歛子)、カタバミ科ゴレンシ属の木、別名スターフルーツstarfruit、またその果実 {ゴレンシ}◇オニマタタビ(鬼木天蓼)、マタタビ科マタタビ属の木、別名キウイフルーツkiwifruit、またその果実 {キウイフルーツ}
艸3+3=総画数6 U+8286 [サ、シャ/]
◆「鬼芆」、草名
艸3+3=総画数6 U+8287 [ベン、メン/] 𢁟
◆相当する、互いに均衡キンコウしている、(賭事などで)優劣・勝負がつかない「【龍龕手鑑:卷一:巾部第二十四:𢁟】音棉与芇同又音帝」
艸4+3=総画数7 U+8288 [ビ、ミ/] 羋𦍋𦬒
◆ヒツジ(羊)、同「羊」
◆ヒツジ(羊)の鳴き声の形容、同「咩」
◆春秋時代(前770年~前5世紀)楚国の一族の姓「【史記:卷五:秦本紀】昭襄母楚人姓{⿱艹干}氏號宣太后…」
漢字林(非部首部別)
艸3+3=総画数6 U+8289 [カン/]
◆ジュズダマ(数珠玉、イネ科ジュズダマ属の草)の実「【集韻:卷五:上聲上:旱第二十三:芉】艸名一曰薏苡子」 {ジュズダマ}
◆「𦳋芉カイカン」、草名、未詳「【集韻:卷二:平聲:寒第二十五:芉】𦳋芉艸名」
注解:「芋」
漢字林(非部首部別)
艸3+3=総画数6 U+828A [セン/]
◆草の盛んに茂るさま、草が青々としているさま
艸3+3=総画数6 U+828B [ウ/いも]
◆澱粉などの養分を貯えて肥大した根茎、塊根カイコン、塊根を食用とする植物の総称 {イモ}
◆サトイモ(里芋)、サトイモ科サトイモ属、サトイモ科の植物、中国では「芋ウ」或いは「芋艿ウダイ」という {サトイモ}
◆草が盛んに生い茂るさま
注解:「芉」
筆順
艸3+3=総画数6 U+828C [ウ/いも]
◆澱粉などの養分を貯えて肥大した根茎、塊根カイコン、塊根を食用とする植物の総称 {イモ}
◆サトイモ(里芋)、サトイモ科サトイモ属、サトイモ科の植物、中国では「芋ウ」或いは「芋艿ウダイ」という {サトイモ}
◆草が盛んに生い茂るさま
艸3+3=総画数6 U+828D [シャク、ジャク/]
◆「芍薬・芍葯シャクヤク」、ボタン科ボタン属の草、根は生薬として利用される {シャクヤク}
◆イヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の草、別名「シログワイ(白慈姑)」、別名「𦽏茈フシ」「荸薺ホツシ」 {イヌクログワイ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+3=総画数6 U+828E [キュウ、ク/]
◆「川芎センキュウ」、セリ科ハマゼリ属の草、根茎は薬用 {センキュウ}
◆「芎藭キュウキュウ」、センキュウ(川芎)の根茎を乾燥させた生薬の名
◆「芎蕉キュウショウ」、バナナbanana、バショウ科バショウ属の植物のうち果実を食用とする植物、またその果実、別名「香蕉コウショウ」「甘蕉カンショウ」 {バナナ}
艸3+3=総画数6 U+828F [ト、ツ/]
◆「茳芏コウト」、オオシチトウ、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草 {オオシチトウ}
漢字林(非部首部別)
艸3+3=総画数6 U+8290 [コ、ゴ、カ、ゲ/]
◆ジオウ(地黄)、ゴマノハグサ科ジオウ属のアカヤジオウ(赤矢地黄)やカイケイジオウ(懐慶地黄)などの根茎、生薬として利用される、同「芦」 {ジオウ}
艸3+3=総画数6 U+8291 [キ、コ/] 𦬊
◆実が白いキビ(黍、イネ科キビ属の草)・アワ(粟、イネ科エノコログサ属の草)などの穀類の一種、広く好まれる穀物だという、同「𥝗」「【爾雅注疏:卷八:釋草】𦬊白苗(《注》今之白粱粟皆好穀)」「【本草綱目:穀之二:粟】(《集解》弘景曰粟江南西間所種皆是其粒細於粱熟舂令白亦當白粱呼為白粱粟或呼為粢米恭曰粟類多種而並細於諸粱…)」
◆草名、未詳、茎は青白く、葉をちぎると切り口から白い汁が出る、その葉は生(なま)でも茹(ゆ)でても食べられるという「【康熙字典:申集上:艸部:𦬊】又菜名《詩小雅》薄言采𦬊《疏》𦬊菜似苦菜莖靑白色摘其葉白汁出肥可生食亦可蒸爲茹」
艸3+3=総画数6 U+8292 [ボウ、モウ/のぎ、すすき] 𦬆𥝕䅒𪌁
◆イネ科の植物の小穂から伸びる細く刺状の毛
◆穂先
◆限りなく広がっているさま、ぼんやりしていてはっきりしないさま、同「茫」
◆[日]ススキ(薄・芒)、イネ科ススキ属の草 {ススキ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+3=総画数6 U+8293 [シ、ジ/]
◆アサ(麻、アサ科の草)の実、同「蕡」「【農政全書:卷五十七:荒政:米穀部:山{⿰糸系}苗】本草有麻蕡(音焚)一名麻勃一名茡(音字)一名麻母…」 {アサ}
艸6+3=総画数9 U+8294 [キ、ケ/] 卉𠦄
◆草(くさ)、草類の総称
注解:「芔」が本字
漢字林(非部首部別)
艸3+3=総画数6 U+8295 [スイ/]
◆「野芕ヤスイ」、薬草名、未詳
漢字林(非部首部別)
艸3+3=総画数6 U+8296 [チ/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:芖】重智切音致治也太元經幹柔芖金又曰離木芖金」
艸3+3=総画数6 U+8297 [キョウ、コウ/]
◆(キビなどの穀物の)良い匂い、よい香り、同「香」
◆調味に用いる香草
艸3+3=総画数6 U+829D [シ/しば] 𦭩
◆「芝草シソウ」「霊芝レイシ」「木霊芝モクレイシ」、マンネンタケ(万年茸)、マンネンタケ科のキノコ(茸)、別名「神草シンソウ」
◆日傘ひがさ、「華芝カシ(華やかな日傘)」、傘をキノコの傘に見立てたことから
◆[日]シバ芝、イネ科シバ属の草
漢字林(非部首部別)
筆順
𠱭口部
𦬁艸3+3=総画数6 U+26B01 [サイ/]
◆草名、葉はガマ(蒲)に似て細長いという、別名「薡蕫テイトウ」、莚(むしろ)などの敷物や履物(はきもの)の底などに利用されるアサ科・イネ科・イグサ科・ガマ科・カヤツリグサ科などの草のようである、同「蘱」「【廣雅:卷十:釋草】蘱(力對)𦬁(才)𦳋(苦拜反)也」
𦬅艸3+3=総画数6 U+26B05 [コウ、ク/]
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦬅】苦婁切草」
𦬆艸3+3=総画数6 U+26B06 [ボウ、モウ/のぎ、すすき] 芒𥝕䅒𪌁
◆イネ科の植物の小穂から伸びる細く刺状の毛
◆穂先
◆限りなく広がっているさま、ぼんやりしていてはっきりしないさま、同「茫」
◆[日]ススキ(薄・芒)、イネ科ススキ属の草 {ススキ}
漢字林(非部首部別)
𦬇艸3+3=総画数6 U+26B07 [ボウ、モウ/] 茻𦬠
◆叢(くさむら)、草がびっしりと叢(むら)がり生えているさま、草が茫々ボウボウと生えているさま
◆未詳「【玉篇:卷十四:茻部第一百六十四:茻】莫朗切草木冬生不死說文云眾艸也𦬠同上」
𦬈艸3+3=総画数6 U+26B08 [キツ、コツ/] 芞䒗
◆「𦬈藇キヨ」、香草名、古く脱臭や防虫に用いたとされ、一説に葉は黄色で白い花が咲くという、同「藒車ケッシャ」
𦬉艸3+3=総画数6 U+26B09 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦬉】與芥同」
𦬊艸3+3=総画数6 U+26B0A [キ、コ/]
◆実が白いキビ(黍、イネ科キビ属の草)・アワ(粟、イネ科エノコログサ属の草)などの穀類の一種、広く好まれる穀物だという、同「𥝗」「【爾雅注疏:卷八:釋草】𦬊白苗(《注》今之白粱粟皆好穀)」「【本草綱目:穀之二:粟】(《集解》弘景曰粟江南西間所種皆是其粒細於粱熟舂令白亦當白粱呼為白粱粟或呼為粢米恭曰粟類多種而並細於諸粱…)」
◆草名、未詳、茎は青白く、葉をちぎると切り口から白い汁が出る、その葉は生(なま)でも茹(ゆ)でても食べられるという「【康熙字典:申集上:艸部:𦬊】又菜名《詩小雅》薄言采𦬊《疏》𦬊菜似苦菜莖靑白色摘其葉白汁出肥可生食亦可蒸爲茹」
𦬒艸3+3=総画数6 U+26B12 [ビ、ミ/] 羋芈𦍋
◆ヒツジ(羊)、同「羊」
◆ヒツジ(羊)の鳴き声の形容、同「咩」
◆春秋時代(前770年~前5世紀)楚国の一族の姓「【史記:卷五:秦本紀】昭襄母楚人姓{⿱艹干}氏號宣太后…」
艸3+4=総画数7 U+449A [ショウ/]
◆草名
漢字林(非部首部別)
艸3+4=総画数7 U+449C [ギュウ、グ/]
◆「䒜𧀬ギュウシツ」、イノコヅチ(牛膝・猪子槌)、ヒユ科イノコヅチ属の草 {イノコヅチ}
艸3+4=総画数7 U+449D [コウ、ギョウ/]
◆チガヤ(茅、イネ科チガヤ属の草)などの茅(かや、茎が中空で花序が穂状になるイネ科などの草)の根、同「𦺔」「【集韻:卷三:平聲:爻第五:𦺔䒝】黃茅也根可治渴(チガヤの根は「茅根ボウコン」と呼ばれ、咽喉の乾きを止める効果があるという) {チガヤ} {花序}参照
漢字林(非部首部別)
艸3+4=総画数7 U+449E [チン、ジン/]
◆「䒞藩・莐藩チンハン」、ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥したものは生薬として利用される、別名「知母チモ」 {ハナスゲ}
◆未詳「【廣韻:下平聲:侵第二十一:淫:䒞】熱也」
艸3+4=総画数7 U+44A0 [ホウ、フ、カツ、ゲチ/]
◆草木が盛んに茂るさま、同「丰」
艸3+4=総画数7 U+44A2 [ギョウ/] 𦯒
◆ショウブ(菖蒲)、ショウブ科ショウブ属の草 {ショウブ}
◆未詳「【說文解字:艸部:䓉】䒢䓉也(他本では「𦭎{⿱艹卭}」、但し「𦭎」は別義のようで、「䒢」と「𦭎」を同字とするのは誤りと思われる)
艸3+4=総画数7 U+44A3 [ゼン、ネン/]
◆草木が盛んに育つさま
◆「荏苒ジンゼン」◇弱々しいさま◇為すところなく時が知らず知らずのうちに過ぎるさま
艸3+4=総画数7 U+44A4 [ジツ、ニチ/]
◆草名、未詳
艸3+4=総画数7 U+44A5 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:䒥】母官切音瞞相當也」
艸3+4=総画数7 U+44A6 [ハン、ホン/]
◆草が水に浮いているさま
力部
艸3+4=総画数7 U+8298 [ヒ、ビ/]
◆「芘苤ヒフ」、ゼニアオイ(銭葵、アオイ科ゼニアオイ属の草)、またその近縁種 {ゼニアオイ}
◆草木に覆われて日光が遮られた所、日陰(ひかげ)、同「庇」
◆「芘蠃ヒラ」、巻貝の名、紫色をしているという「【山海經:南山經】又東四百里曰洵(一作旬)山…洵水出焉(音詢)而南流注于閼之澤(音遏)其中多芘蠃(紫色螺也)」
艸3+4=総画数7 U+8299 [フ、ブ/]
◆「芙蓉フヨウ」◇アオイ科フヨウ属の木 {フヨウ}◇ハス(蓮)、ハス科ハス属の水草、別名「芙蕖フキョ」 {ハス}
筆順
艸3+4=総画数7 U+829A [トン、ドン/]
◆食用になる草の名、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:芚】徒昆切菜似莧可食」
◆草木が生え始めるさま
◆無知なさま、「愚芚グトン」
艸3+4=総画数7 U+829B [イ/]
◆花が咲き始めるさま「【爾雅注疏:釋草】蕍芛葟華榮(《注》釋言云華皇也今俗呼草木華初生者爲芛…《疏》此別草木榮華之異名也蕍言華之敷貌芛華初生之名葟華單也…)」
艸3+4=総画数7 U+829C [ブ、ム/かぶ、かぶら]
◆荒れる、ものを覆うほどに雑草が伸び放題になる、同「廡」
◆他のものや必要のないものが入り交じる、不純な、汚(きたな)らしい、醜(みにく)い、同「穢」
◆「蕪菁ブセイ」、カブ(蕪・蕪菁)、アブラナ科アブラナ属の草、同「蔓菁マンセイ」 {カブ}
艸3+4=総画数7 U+829E [キツ、コツ/] 䒗𦬈
◆「芞藇キヨ」、香草名、古く脱臭や防虫に用いたとされ、一説に葉は黄色で白い花が咲くという、同「藒車ケッシャ」
艸3+4=総画数7 U+829F [サン、セン/]
◆草を刈(か)る
◆大きな鎌(かま)、草刈り鎌
◆「芟夷サンイ」◇草を刈る◇賊ゾク(侵略・乱暴を働くもの)を一掃イッソウする
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+4=総画数7 U+82A0 [ブン、モン/]
◆「芒芠ボウブン」、カオスchaos[希]、天地が形を成す前の混沌とした状態
◆草名
艸3+4=総画数7 U+82A1 [ケン、ゲン/]
◆オニバス(鬼蓮)、スイレン科オニバス属の水生植物、別名「雞頭蓮」、同「䓈」「蔿」 {オニバス}
◆「芡實・芡実ケンジツ」、オニバスの種子、生薬として利用され強壮効果があるという
漢字林(非部首部別)
艸3+4=総画数7 U+82A2 [ジン、ニン/]
◆草名、未詳
艸3+4=総画数7 U+82A3 [フ、ブ/]
◆「芣苡、芣苢フイ」、オオバコ(大葉子・車前)、オオバコ科オオバコ属の草、別名「車前シャゼン」 {オオバコ}
艸3+4=総画数7 U+82A4 [コウ、ク/]
◆ネギ(葱、ネギ科の草)の別名
艸3+4=総画数7 U+82A5 [カイ、ケ/あくた、ごみ]
◆カラシナ(芥子菜)、アブラナ科アブラナ属の草、「芥菜カイサイ」、「芥子カイシ(カラシナの実)」、「芥末カイマツ(カラシナの実を粉末にしたもの、マスタードmustard)」 、「芥醬カイショウ(ペーストpaste状のマスタード)」 {カラシナ}
◆小さく細(ほそ)い、細(こま)かい
◆役に立たないもの、つまらないもの
◆塵(ごみ、ちり)
◆[日]「芥子・罌粟ケシ」、ケシ科の草 {ケシ}
筆順
艸3+4=総画数7 U+82A6 [ロ、ル/あし]
◆ジオウ(地黄)、ゴマノハグサ科ジオウ属のアカヤジオウ(赤矢地黄)やカイケイジオウ(懐慶地黄)などの根茎、生薬として利用される、同「芐」 {ジオウ}
◆繁「蘆」
筆順
艸3+4=総画数7 U+82A7 [ショ、ジョ、チョ、ジョ/]
◆クヌギ(櫟・椚・橡・櫪)やコナラ(小楢)などの団栗(どんぐり)の成るブナ科コナラ属の木、またその実(団栗どんぐり)、同「𣏗」「杼」「櫟」「栩」 {コナラ} {クヌギ}
◆ウキヤガラ(浮矢幹)、カヤツリグサ科ホタルイ属の草、同「荊三稜ケイサンリョウ」 {ウキヤガラ}、或いはミクリ(三稜草・実栗)、ガマ科ミクリ属の草、同「黒三稜コクサンリョウ」 {ミクリ}、いずれも茎の断面が三角形をしており、その塊茎を乾燥させたものは生薬として利用される、同「三稜サンリョウ」
艸3+4=総画数7 U+82A8 [キュウ、コウ/]
◆トリカブト(鳥兜)、別名「烏頭ウズ」、キンポウゲ科トリカブト属の草、強い毒性がある、同「𦳌」「堇」 {トリカブト}
◆「白芨ビャクキュウ」、シラン(紫蘭)、ラン科シラン属の草 {シラン}
艸3+4=総画数7 U+82A9 [キン、ゴン/]
◆草名、未詳、葉は竹の葉に似て細く、根は二股に分かれ、牛馬が好んで食べるという
◆「黄芩オウゴン」、同「黄菳」、コガネバナ(黄金花)、シソ科タツナミソウ属の草、またその根を乾燥させた生薬 {コガネバナ}
艸3+4=総画数7 U+82AA [キ、ギ/]
◆「黄芪・黄耆オウギ」、キバナオウギ(黄花黄蓍、マメ科ゲンゲ属の草)などの根を乾燥させた生薬 {オウギ}
艸3+4=総画数7 U+82AB [ゲン、ゴン、ガン/]
◆「芫花ゲンカ」、フジモドキ(藤擬)、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の木 {フジモドキ}
◆「芫荽・芫荾ゲンスイ」、コエンドロcoentro[葡]、セリ科コエンドロ属の草、多くは食用となる、別名「コリアンダーcoriander」「パクチーผักชี」「シャンツァイ香菜」 {コエンドロ}
筆順
艸3+4=総画数7 U+82AC [フン/] 㞣𡵳𡴚𡸐
◆草が芽生え芳(かぐわ)しい香りが辺りに広がるさま、「芬芬フンプン」
◆芳(かぐわ)しい香り、良い香り
◆良い評判ヒョウバン、名声メイセイ
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+4=総画数7 U+82AD [ハ、ヘ、バ/]
◆香草名、未詳
◆「芭蕉バショウ」、バショウ科の草 {バショウ}
◆「芭茅バボウ」、別名「五節芒ゴセツボウ」、トキワススキ(常磐薄)、イネ科ススキ属の草 {トキワススキ}
筆順
艸3+4=総画数7 U+82AE [ゼイ、ネイ/]
◆草が生え出るさま、葉が柔らかく細いさま
◆「芮芮ゼイゼイ」◇葉が柔らかく細いさま◇柔然ジュウゼン、5世紀~555年、現モンゴル南部を領した遊牧民族国家、同「蠕蠕ゼンゼン」 {晋代}
◆「石龍芮セキリュウゼイ」、タガラシ(田芥)、キンポウゲ科キンポウゲ属の草 {タガラシ}
◆水が山や崖の奥深くまで入り込んだところ、同「汭」
◆周(西周)代(前11世紀~前771年)・春秋時代(前770年~前5世紀)の諸侯国名、現山西省運城市芮城県 {山西省}、一説に現陝西省渭南市大茘県 {陝西省}
漢字林(非部首部別)
艸3+4=総画数7 U+82AF [シン/]
◆「燈芯・灯心トウシン」、トウシンソウ(灯心草、イグサ藺、イグサ科の草)、またその茎(くき)の外皮を取り去ったもの
◆周りが覆われているものの中心部分
筆順
艸3+4=総画数7 U+82B0 [キ、ギ/] 𦼽
◆ヒシ(菱)、ヒシ科の水草、同「茤」 {ヒシ}
艸3+4=総画数7 U+82B1 [カ、ケ/はな、はな・やか、はな・やぐ]
◆種子植物の生殖のための器官、雌蕊シズイ(めしべ)や雄蕊ユウズイ(おしべ)やその外側にある部分を総じた名 {蕊}
◆(花のように)美しいさま、華(はな)やかなさま、同「華」
◆花のような形や姿
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+4=総画数7 U+82B2 [カ、ケ/はな、はな・やか、はな・やぐ]
◆種子植物の生殖のための器官、雌蕊シズイ(めしべ)や雄蕊ユウズイ(おしべ)やその外側にある部分を総じた名 {蕊}
◆(花のように)美しいさま、華(はな)やかなさま、同「華」
◆花のような形や姿
艸3+4=総画数7 U+82B3 [ホウ/かんば・しい、かぐわ・しい、こう・ばしい]
◆草花の良い香り
◆香(こう)ばしい、香(かぐわ)しい、同「香」
◆良い、素晴らしい、美しい、「芳聲ホウセイ(芳しい評判)」
◆人に対する敬称・美称
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+4=総画数7 U+82B4 [ブツ、モツ、モチ、コツ、コチ/]
◆草名、未詳、カブ(蕪・蕪菁・蔓菁、アブラナ科アブラナ属)類やヒルガオ(昼顔、ヒルガオ科ヒルガオ属)類に似ていて赤紫の花が咲き食べることができるという「【爾雅注疏:釋草】菲芴(…《疏》一名芴郭云土瓜也孫炎曰葍類也…陸璣云菲似葍莖粗葉厚而長有毛…幽州人謂之芴爾雅又謂之蒠菜…卽菲也芴也蒠菜也土瓜也宿菜也五者一物其狀似葍而非葍故云葍類也)」
◆忽然コツゼン、急に、あっという間に、同「忽」
◆フルオレンfluorene、有機化合物の名、分子式C13H10
艸3+4=総画数7 U+82B5 [ケツ、ケチ/] 𦯊
◆「芵明・決明ケツメイ」「芵茪ケツコウ」、エビスグサ(夷草)、マメ科センナ属の草、またその種子の名、別名「薢茩カイコウ」 {エビスグサ}
艸3+4=総画数7 U+82B6 [コウ、ク/]
◆「薢芶・薢茩カイコウ」◇ヒシ(菱)、ミソハギ科ヒシ属の水草 {ヒシ}◇エビスグサ(夷草)、マメ科センナ属の草、別名「決明ケツメイ」 {エビスグサ}
艸3+4=総画数7 U+82B7 [シ/]
◆「白芷・白茝ビャクシ」、ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、またその根を乾燥させた生薬の名、別名「苻蘺フリ」 {ヨロイグサ}
漢字林(非部首部別)
艸3+4=総画数7 U+82B8 [ゲイ、ゲ、ウン/] 𦱚
◆田畑の雑草を取り除く、同「耘」
◆「芸香ウンコウ」、ヘンルーダwijnruit、ミカン科ヘンルーダ属の草 {ヘンルーダ}
◆「芸臺ウンタイ」、書庫、「芸香」に書物を食い荒らす虫を寄せ付けない効果があることから
◆「芸薹ウンタイ」、ブラッシカ・ラパBrassica rapa、アブラナ科アブラナ属の草、変種にアブラナ(油菜)・カブ(蕪・蕪菁)・ハクサイ(白菜)などがある、同「蕓薹」「蒷薹」
◆繁「蕓」
◆[日]技術や技能、またそれによって作り出される(表現される)もの、「芸術ゲイジュツ」、中国では「藝」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+4=総画数7 U+82B9 [キン、ゴン/せり]
◆セリ(芹)、セリ科の草、別名「水芹スイキン」「楚葵ソキ」、同「䓅」 「𧁲」 {セリ}
筆順
艸3+4=総画数7 U+82BA [オウ/]
◆アザミ(薊、キク科アザミ属の草)の類、またアザミに似た草、「苦芺クオウ」 {アザミ}「【爾雅注疏:釋草】鉤芺(《注》大如拇指中空莖頭有臺似薊初生可食…《疏》薊類也一名鉤一名芺郭云大如拇指中空莖頭有臺似薊初生可食説文云味苦江南食以下氣是也)」「【本草図譜】苦芺 ひめあざみ」
漢字林(非部首部別)
艸6+4=総画数10 U+82BB [ス、シュ、スウ/] 𠣧刍
◆草を刈(か)る、刈り取った草
◆牛馬などの家畜の飼料シリョウとする乾草(ほしくさ)、飼葉(かいば)
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+4=総画数7 U+82BC [ボウ、モウ/] 𥟪
◆野菜、食用にする草、またその野菜を使った料理
◆(草を)抜き取る、引き抜く
漢字林(非部首部別)
艸3+4=総画数7 U+82BE [フツ、ホチ、ヒ/] 𦬝
◆草木が盛んに生い茂るさま
◆「蔽芾ヘイヒ」◇草木が盛んに生い茂るさま◇生え出たばかりの葉や枝が小さく柔らかいさま
◆膝の下まで届く盛装用の前垂れ、同「巿」「韍」
注解:脚は「一巾」の「市(U+U+5DFF、4画)」で「亠巾」の「市(U+5E02、5画)」とは別字
漢字林(非部首部別)
艸3+4=総画数7 U+82BF [ジョウ、ニョウ/]
◆伸び放題の草
◆刈り取ったり枯れたりした後から新たに生え出た若草、同「艿」
艸3+4=総画数7 U+82C0 [コウ、ゴウ/]
◆草名、未詳
艸3+4=総画数7 U+82C1 [ジュ、ショウ、シュ、ソウ、ス/]
◆「苁蓉ジュヨウ」、ハマウツボ科の寄生性植物の総称
◆「肉苁蓉ニクジュヨウ」、ホンオニク(本御肉)、ハマウツボ科ホンオニク属の寄生性植物、生薬として用いられる {ホンオニク}
◆「草苁蓉ソウジュヨウ」、オニク(御肉)、ハマウツボ科オニク属の寄生性植物 {オニク}
◆「葑苁ホウソウ」、草名、未詳「【古今圖書集成:博物彙編:草木典:第一百六十卷】須薞蕪(…《疏》…郭註上葑蓯云未詳註此云薞蕪似羊蹄葉細味酢可食則郭意以毛云葑須者謂此薞蕪也…則葑也須也蕪菁也蔓菁也薞蕪也蕘也芥也七者一物也)(「薞蕪」はスイバ(酸葉、タデ科ギシギシ属の草)、「蕪菁」「蔓菁」はカブ(蕪、アブラナ科アブラナ属の草))
艸3+4=総画数7 U+82C2 [イン/]
◆明るいさま、明々(あかあか)としているさま、同「㶣」「【方言:第十二】苂䀶明也(苂光也音{⿰氵⿱爫𠙻})」
艸3+4=総画数7 U+82C3 [ユウ、ウ/]
◆草名、未詳
艸3+4=総画数7 U+82C4 [ヘン、ベン/]
◆ベンジルbenzil、有機化合物の名
艸3+4=総画数7 U+82C5 [ガイ、ゲ/か・る]
◆草などを刈(か)る、同「刈」
筆順
艸3+4=総画数7 U+82C6 [/すさ、つた]
◆壁土のひび割れを防ぐための藁などの繊維質の材料
艸3+4=総画数7 U+82C7 [イ/あし、よし]
◆アシ(葦)、イネ科ヨシ属の草、花穂カスイ(イネ・ムギなどのように穂スイ状になっている花)の十分に発育していない若いものは「葭」「蘆」 {アシ} {花穂}
注解:「あし」の読みが「悪し」に通じるため「よし(良し)」とも読む
艸3+4=総画数7 U+82C8 [レキ、リャク/]
◆「葶苈テイレキ」、イヌナズナ(犬薺)、アブラナ科の草、種を生薬として用いる {イヌナズナ}
艸3+4=総画数7 U+82C9 [ピ/]
◆ピセンpicene、多環芳香族炭化水素の一種、【维基百科:苉】参照
艸3+4=総画数7 U+82CA [アク、ヤク/]
◆アセナフテンAcenaphthene、C12H10、有機化合物の一種
艸3+4=総画数7 U+82CB [カン、ゲン/ひゆ]
◆ヒユ(莧)、ヒユ科の草 {ヒユ}
◆「苋陆カンリク」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蔏𦸐ショウリク」 {ヤマゴボウ}
漢字林(非部首部別)
艸3+4=総画数7 U+82CC [チョウ、ジョウ/]
◆「苌楚チョウソ」、別名「羊桃ヨウトウ」「𦾺芅・銚芅ヨウヨク◇ゴレンシ(五歛子)、カタバミ科ゴレンシ属の木、別名スターフルーツstarfruit、またその果実 {ゴレンシ}◇オニマタタビ(鬼木天蓼)、マタタビ科マタタビ属の木、別名キウイフルーツkiwifruit、またその果実 {キウイフルーツ}
◆「乌苌ウチョウ・ウディヤナ」、地名、パキスタンPakistan(巴基斯坦)北西部
◆「苌弘チョウコウ」、周代(東周、前770年~前256年)の太史タイシ(西周代・春秋時代の文官)、天文・暦などに精通していたという
艸3+4=総画数7 U+82CD [ソウ/あお、あお・い] 蒼𦭆
◆深い青色、緑がかった濃い青色
◆「苍天ソウテン」「「上苍ジョウソウ」穹苍キュウソウ」、頭上高く大きく広がる青々とした空(そら)、天空テンクウ
◆青黒いさま、青褪(蒼褪、あおざ)めるさま
◆慌(あわただ)しいさま、忙(せわ)しいさま、同「倉」
◆「蒼耳ソウジ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草 {オナモミ}
艸3+4=総画数7 U+82CE [チョ、ジョ、ネイ、ニョウ/からむし、お]
◆カラムシ(苧)、イラクサ科カラムシ属の草、繊維を糸・縄・布にする、同「苧麻チョマ」 {カラムシ}
◆「石荠苎セキセイネイ」、イヌコウジュ(犬香薷)、シソ科イヌコウジュ属の草、同「石薺薴」 {イヌコウジュ}
◆繁「苧」
◆[日]お、カラムシ(苧)やアサ(麻)などの繊維で作った糸
艸3+4=総画数7 U+82CF [ソ、ス/よみがえ・る] 蘇蘓𧁨
◆シソ(紫蘇)などのシソ科シソ属の草の称 {シソ}
◆雑草を取り除く、同「穌」
◆滞(とどこお)っていたもの(血液や気)が流れ始める
◆息を吹き返す、(眠りや迷いなどから)醒(さ)める
◆生き返る、黄泉(よみ、死者の世界)から帰って来る、「蘇生ソセイ」、同「穌」「甦」
◆「屠苏トソ」、元旦に飲む薬用酒、年少者から年長者の順に飲んで、その年の無病を願った、ダイオウ(大黃)・ビャクジュツ(白朮)・キキョウ(桔梗)・サンショウ(山椒)・ケイヒ(桂皮)・トリカブト(鳥兜)・サルトリイバラ(猿捕茨)を酒に漬け込んだもの、但し異同がある、【遵生八箋:四時調攝箋:冬卷:屠蘇方】【本草綱目:穀之四:酒:屠蘇酒】などを参照
◆「江蘇省」「江蘇省蘇州市」の簡称 {江蘇省}
艸3+4=総画数7 U+833E [ケン/]
◆未詳「【樂府詩集:卷三十三:相和歌:苦寒行五解】悠悠發洛都茾我征東行…」「【爾雅翼:卷首】諼藼導䆃夆蜂嚶鸎訓義之參差(…周頌小毖莫予茾蜂毛傳云{⿳艹并}蜂𢊏曳也…按文公詩傳茾使也…)」
◆「秦茾シンケン」、薬草名、未詳「【集韻:卷三:平聲三:先第一:{⿱艹幵}】秦{⿱艹幵}藥艸」
𦬕艸3+4=総画数7 U+26B15 [チュウ/]
◆草、或いは草名、未詳
𦬖艸3+4=総画数7 U+26B16 [キュウ/]
◆「𦬖薋キュウシ」、ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、またその根を乾燥させた生薬の名、別名「白芷ビャクシ」 {ヨロイグサ}
𦬗艸3+4=総画数7 U+26B17 [カ/]
◆草名、未詳
𦬘艸3+4=総画数7 U+26B18 [ショウ、コウ/]
◆草名、未詳
◆タイサイ(体菜、別名チンゲンサイ、漢名「小白菜」)或いはハクサイ(白菜、漢名「大白菜」)、アブラナ科アブラナ属の野菜、同「菘」 {タイサイ} {ハクサイ}
𦬞艸3+4=総画数7 U+26B1E [テン/]
◆草名、未詳
漢字林(非部首部別)
𦬟艸6+4=総画数10 U+26B1F [キ、ゴ/]
◆豆幹(まめがら)、実を取った後の豆類の茎、燃料として利用する、同「𦮼」「𧯯」「【世說新語:文學第四】萁在釜下𤉷豆在釜中泣」
◆草名、未詳、オギ(荻、イネ科ススキ属の草)に似るが細く、編んで箙(えびら、矢を入れて背負う筒状の容器)に作るという
𦬠艸3+4=総画数7 U+26B20 [ボウ、モウ/] 茻𦬇
◆叢(くさむら)、草がびっしりと叢(むら)がり生えているさま、草が茫々ボウボウと生えているさま
◆未詳「【玉篇:卷十四:茻部第一百六十四:茻】莫朗切草木冬生不死說文云眾艸也𦬠同上」
𦬡艸3+4=総画数7 U+26B21 [スイ、ズイ/]
◆草が叢(むら)がり生えるさま
◆群がる、多くのものが集まる、また集める
◆(多くのものの中からそこだけが、それだけが)抜き出る、抜きん出ている
◆「拔𦬡バッスイ」、抜きん出ている、多くの中から一部を抜き出す、同「抜粋」
𦬣艸3+4=総画数7 U+26B23 [ボウ、モウ/] 菵𦭤
◆カズノコグサ(数の子草)、イネ科カズノコグサ属の草、「菵草ボウソウ」「菵米ボウマイ」 {カズノコグサ}
𦬥艸3+4=総画数7 U+26B25 [キュウ、ク/] 𦭺
◆草が互いに絡み縺れ合うさま
𦬦艸6+4=総画数10 U+26B26 [ギ/うたが・う]
◆ああかもしれないこうかもしれないと思いが乱れ一歩を踏み出せない、もしかしたらと惑(まど)いどちらとも決め兼ねる
◆(はっきりとした根拠はないが)もしかしたらと思う、違っているのではないかと思う
◆(はっきりとした根拠はないが)そうではないかと思う
漢字林(非部首部別)
𦬧艸6+4=総画数10 U+26B27 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦬧】《玉篇》古文友字註詳又部二畫《集韻》古文作𦫹」「【中華大字典:艸部:𦬧】古友字見[康煕字典引玉篇][按玉篇又部下無古文祇集韻有韻友下古文作𦫹…不知其据何本添入]」
𦬫艸3+4=総画数7 U+26B2B [未詳/]
◆未詳
注解:「𦬦(疑)」の異体字か?
𦬮艸3+4=総画数7 U+26B2E [ケイ、ギョウ/]
◆「𦬮𦬮・惸惸・嬛嬛ケイケイ」、(親・兄弟姉妹・伴侶などがいなく一人ぼっちで)寂しい思いがするさま、心細いさま
𦬱艸3+4=総画数7 U+26B31 [未詳/]
◆未詳
木部
艸3+5=総画数8 U+44A7 [キョ、コ/]
◆細く柔らかいヤナギ(柳、ヤナギ科の木)などの枝を編んだ籠(かご)、同「𠙴」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䒧】音祛草器」「【集韻:卷一:平聲一:魚第九:𠙴𥬔𥮱䒧】說文𠙴盧飯器以栁為之象形」
◆草名、未詳「【集韻:卷七:去聲上:御第九:䒧】艸名」
艸3+5=総画数8 U+44A8 [シ、ジ/]
◆草名、未詳「【說文解字:艸部:䒨】菜也」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䒨】徐雉切蒿也」「【毛詩稽古編:卷七:下泉】…烏禾荒年可代糧而殺蟲爾雅云稊䒨(音提迭)是也」
艸3+5=総画数8 U+44A9 [カ、ワ/]
◆草名、未詳、同「萂」「【正字通:申集上:艸部:〇】俗禾字」
◆田畑の土を掘り起こす柄の曲がった鍬ショウ(日本で鋤(すき)と呼ばれる農具)に似た農具、耒耜ライシに改良を加えたもののようである「【急就篇:卷三:疆畔畷伯耒犂鋤】耒手耕曲木也古者倕作耒今之曲把䒩鍬其遺象也」 {農具(鋤鍬類)}
艸3+5=総画数8 U+44AA [ヘン、ベン/]
◆草名、未詳「【廣韻:去聲:線第三十三:卞:䒪】雀草」「【集韻:卷八:去聲下:綫第三十三:䒪】雀䒪艸名」
艸3+5=総画数8 U+44AC [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:䒬】古孝經莫字」
艸3+5=総画数8 U+44AD [トウ/ひと・しい、など、ら] 等䓁
◆きちんと揃(そろ)え整(ととの)えられた竹簡(チクカン、竹の札に記された文書)
◆凸凹せずにきちんと揃う、また揃える、また整える
◆数・量・大きさ・程度などが同じ、どれも同じように揃っている
◆天秤テンビン(ものの重さを量る道具)の分銅フンドウ(おもり、錘、重り)
◆同類、同様、同種
◆~など、同類・同様・同種のものを幾つか列挙する際に用いる語
◆~ら、複数のものを指す語、「我等ガトウ(われら)」「此等シトウ(これら)」
◆待つ、待ち受ける
艸3+5=総画数8 U+44AE [未詳/]
◆未詳
艸3+5=総画数8 U+82BD [ガ、ゲ/め]
◆草木の生え出たばかりのもの
◆生え出て伸びようとしている、或いは咲こうとしている、またそのような状態、またそのような状態のもの
◆物事の始まる兆(きざ)し
筆順
艸3+5=総画数8 U+82D0 [テイ、ダイ/]
◆姓用字
◆草木の葉が芽生える、同「荑」「𦯔」「【正字通:申集上:艸部:苐】梯尼切音題但也與宅第次第第字音同義別訓艸名者疑荑字之譌」
艸3+5=総画数8 U+82D1 [エン、オン/その]
◆周りを垣(かき)や柵サクなどで囲って鳥獣チョウジュウ(家禽カキン)などを放し飼いにするところ、「苑囿エンユウ」、同「囿」
◆庭園
◆多くのものが集まるところ、「文苑ブンエン(文人の集まり)」
筆順
艸3+5=総画数8 U+82D2 [ゼン、ネン/]
◆草木が盛んに育つさま
◆「荏苒ジンゼン」◇弱々しいさま◇為すところなく時が知らず知らずのうちに過ぎるさま
筆順
艸3+5=総画数8 U+82D3 [レイ、リョウ/]
◆「苓耳レイジ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草、別名「菤耳ケンジ」「葈耳シジ」「蒼耳ソウジ」 {オナモミ}
◆「茯苓ブクリョウ」、マツホド(松塊)、サルノコシカケ科ブクリョウ属のキノコ
◆落ちる、零落(おちぶ)れる、同「蘦」「蕶」
筆順
艸3+5=総画数8 U+82D4 [タイ、ダイ/こけ]
◆湿ったところや濡れたものの表面に貼り付くように生える植物、胞子によって繁殖する植物のうちシダ植物を除く植物の総称、同「菭」 {コケ}
「薹」の簡体字として使われることがある
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82D5 [チョウ、ジョウ/]
◆スズメノエンドウ(雀野豌豆)、マメ科ソラマメ属の草、別名「苕菜チョウサイ」「巢菜ソウサイ」 {スズメノエンドウ}
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)やオギ(荻、イネ科ススキ属の草)などの穂(ほ)、これを塵(ちり、ごみ)などを払う箒(ほうき)として用いる、同「芀」「茢」「【周禮注疏:夏官司馬】贊牛耳桃茢(《注》…桃鬼所畏也茢苕帚所以掃不祥)」 {アシ} {オギ}
◆「苕苕チョウチョウ」、高く上に伸びているさま
◆「陵苕リョウチョウ」、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の蔓性木本 {ノウゼンカズラ}
◆「紅苕コウチョウ」、サツマイモ(薩摩芋)、ヒルガオ科サツマイモ属の草 {サツマイモ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82D6 [テキ、チャク/]
◆ギシギシ(羊蹄)、タデ科スイバ属の草、同「蓧」「蓨」「荲」F{ギシギシ}
艸3+5=総画数8 U+82D7 [ビョウ、ミョウ/なえ] 𡩈
◆生え出たばかりの草、蒔いた種が発芽してから植え替えるまでの間の若い作物、生長させるために大切に育てられる若芽
◆血筋、代々と血筋を受け継いでいく子孫
◆「苗族ミャオゾク」、中国東南部からインドシナ北部の山岳地帯に住む少数民族の名
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82D8 [ケイ、キョウ/]
◆「苘麻ケイマ」、イチビ(苘麻)、アオイ科イチビ属の草、茎の皮から麻に似た白っぽい繊維を作る、同「檾」 {イチビ}
艸3+5=総画数8 U+82D9 [リュウ/]
◆養豚場などの囲(かこ)い
◆「白苙ビャクリュウ」、別名「𦬖薋キュウシ」「白芷ビャクシ」、ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、またその根を乾燥させた生薬の名「【康熙字典:申集上:艸部:苙】《博雅》白苙𦬖薋也」 {ヨロイグサ}
筆順
艸3+5=総画数8 U+82DA [ヨウ、ユウ/]
◆草名、未詳
艸3+5=総画数8 U+82DB [カ、ガ/いじ・める、さいな・む、いら]
◆厳(きび)しいさま、過酷カコクなさま、「苛政カセイ(民に対する厳しい政治)」
◆いじ・める、さいな・む、厳しく要求して苦しめる、叱(しか)る
◆細(こま)かい、細々している、「煩苛ハンカ(細かく煩わしいさま)」
◆[日]いら、煩(わずら)わしくどうしてよいか分からないさま、「苛苛(いらいら)」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82DC [ボク、モク/]
◆「苜蓿・𦱒蓿モクシュク」、ウマゴヤシ(馬肥・苜蓿)・ムラサキウマゴヤシ(紫馬肥)などのマメ科ウマゴヤシ属の草 {ウマゴヤシ}
注解:「𥄕」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82DD [ハイ、バイ/]
◆ノビル(野蒜)或いはヤマラッキョウ(山薤)の類、いずれもヒガンバナ科ネギ属の草 {ノビル}{ヤマラッキョウ}
艸3+5=総画数8 U+82DE [ホウ、ヒョウ/つと]
◆莚(むしろ)や草鞋(わらじ)などに利用されるカヤツリグサ科などの茎の細い植物、同「藨」
◆ものを包む、包み
◆萼ガク(蕾や芽を保護する役目を担う)の外側にある小さな葉のようなもの {苞} {萼}
◆草木が叢(むら)がり茂るさま
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82DF [コウ、ク/いやしく・も]
◆草名、未詳
◆かりそめに~する、間に合わせに~する、取り敢えず~する
◆「苟且コウショ」◇一時しのぎであること、その場限りであること◇いい加減なさま
◆誠に、本当に
◆いやしく・も、もしも~ならば
注解:「茍」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82E0 [ビン、ミン/] 𦳜
◆竹の表皮
◆成長期が長く収穫期が遅い作物
◆「苠苠」、数が多いさま
艸3+5=総画数8 U+82E1 [イ/]
◆「薏苡ヨクイ」、ジュズダマ(数珠玉)、イネ科ジュズダマ属の草、またその実、同「回回米カイカイマイ」 {ジュズダマ}
◆「芣苡フイ」、オオバコ(大葉子・車前)、オオバコ科オオバコ属の草 {オオバコ}
筆順
艸3+5=総画数8 U+82E2 [イ/]
◆「薏苢ヨクイ」、ジュズダマ(数珠玉)、イネ科ジュズダマ属の草、またその実、同「回回米カイカイマイ」 {ジュズダマ}
◆「芣苢フイ」、オオバコ(大葉子・車前)、オオバコ科オオバコ属の草 {オオバコ}
艸3+5=総画数8 U+82E3 [キョ、ゴ/]
◆松明(たいまつ)、燃えやすい木の細い枝(マツ松・スギ杉などの脂分の多い枝)やアシ(葦)などの茎を束ねてその先に火を点け明かりとするもの、同「炬」「𥬙」
◆「苣蕒菜キョバイサイ」、タイワンハチジョウナ(台湾八丈菜)、キク科ノゲシ属の草 {タイワンハチジョウナ}
◆「苦苣・苦𦼫クキョ」、キクヂシャ(菊萵苣)、キク科キクニガナ属の草 {キクヂシャ}
◆「萵苣ワキョ」、チシャ(萵苣)、キク科アキノノゲシ属の野菜、別名「萵菜ワサイ」「レタスlettuce」 {チシャ}
筆順
艸3+5=総画数8 U+82E4 [ヒ/]
◆花が盛んに咲く(咲いている)さま
◆「芘苤ヒフ」、ゼニアオイ(銭葵)、アオイ科ゼニアオイ属の草、またその近縁種 {ゼニアオイ}
艸3+5=総画数8 U+82E5 [ジャク、ニャク、ジャ、ニャ/わか・い、も・し、も・しくは] 𠰥
◆わか・い、柔(やわ)らかくしなやかなさま、生まれて間もないさま
◆柔らかい(しなやかな、若い)草木
◆逆(さか)らわずに従(したが)う
◆もし~、仮に、或いは、もし~なら、もし~であれば
◆も・しくは、~か或いは~
◆~のような、~の如(ごと)く
◆汝なんじ、君、あなた、おまえ
◆音写字、「般若ハンニャ(Prajñāプラジャニァ[梵]の音写、智慧チエ)」
◆「杜若トジャク」◇ヤブミョウガ(藪茗荷)、ツユクサ科ヤブミョウガ属の草 {ヤブミョウガ}◇[日]カキツバタ(杜若・燕子花)、アヤメ科アヤメ属の草 {カキツバタ}
◆「若干ジャッカン」、幾(いく)つか、幾らか、「はっきりとはいえないが、それほど多くはない」の意
◆「若木・叒木ジャクボク」、扶桑フソウ、榑桑フソウ、東方の陽が出るところにあるという神木
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82E6 [コ、ク/にが・い、にが・る、くる・しい、くる・しむ、くる・しみ、くる・しめる]
◆渋味やえぐ味などの不快に感じる味、五味(甘・酸・鹹・苦・辛)の一つ
◆不快なことや思うようにならないことなどに困り果てる、押さえ付けられているような(重苦しい)痛み
◆程度が甚(はなは)だしいさま
◆乗り物酔(よ)いする、「苦車・瘔車クシャ(車酔い)」、同「瘔」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82E7 [チョ、ジョ、ネイ、ニョウ/からむし、お]
◆カラムシ(苧)、イラクサ科カラムシ属の草、繊維を糸・縄・布にする、同「苧麻チョマ」 {カラムシ}
◆「石薺苧セキセイネイ」、イヌコウジュ(犬香薷)、シソ科イヌコウジュ属の草、同「石薺薴」 {イヌコウジュ}
◆簡「苎」
◆繁「薴」
◆[日]お、カラムシ(苧)やアサ(麻)などの繊維で作った糸
筆順
艸3+5=総画数8 U+82E8 [デイ、ナイ/]
◆「薺苨セイデイ」、同「菧苨テイデイ」、ソバナ(蕎麦菜・岨菜)、キキョウ科ツリガネニンジン属の草 {ソバナ}
◆「苨苨デイデイ」、草が盛んに茂るさま、草が蔓延(はびこ)るさま
漢字林(非部首部別)
艸3+5=総画数8 U+82E9 [①ハ、ヘ②백ペク、ペック/]

◆花、華(はな)、白い花、同「皅」「葩」

◆[韓]姓用字「【増補文献備考:卷之五十三:帝系考:附氏族】苩(音白)氏(百濟八大姓之一〇…)」
艸3+5=総画数8 U+82EA [ヘイ、ヒョウ/]
◆明るくて目立つ
漢字林(非部首部別)
艸3+5=総画数8 U+82EB [セン/とま]
◆茅(かや)などを編んだ莚(むしろ)、雨風を防ぐために小屋などを覆ったり、敷物などに用いる {カヤ}
筆順
艸3+5=総画数8 U+82EC [シュウ、ジュ/]
◆未詳「【爾雅注疏:釋草】淔灌(未詳苬芝)」
艸3+5=総画数8 U+82ED [ヨウ、オウ/]
◆「苭茮ヨウショウ」、草が長いさま
艸3+5=総画数8 U+82EE [セン/]
◆イグサ(藺草)に似た草、編んで敷物に利用される
艸3+5=総画数8 U+82EF [①ホン②ベン/]

◆草木が盛んに生え伸び育つさま、「苯䔿ホンソン」

◆ベンゼンbenzene、芳香族炭化水素、C6H6
艸3+5=総画数8 U+82F0 [コウ、グ/]
◆「藤苰トウコウ」、ゴマ(胡麻、ゴマ科の草)の別名 {ゴマ}
艸3+5=総画数8 U+82F1 [エイ、ヨウ/はなぶさ]
◆秀(ひい)でる、傑出している、またそのような人、万人に一人の逸材イツザイ、同「偀」「【春秋繁露:卷八:爵國第二十八】…萬人者曰英千人者曰俊百人者曰傑十人者曰豪…」
◆華(はな)やかなさま、美しいさま
◆はなぶさ、花、草木の最も美しい部分
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82F2 [サク、ザク、サ/]
◆古地名、現四川省雅安市漢源県、同「莋」 {四川省}
◆「苲草サクソウ」、キンギョモ金魚藻などのような水中植物
漢字林(非部首部別)
艸3+5=総画数8 U+82F3 [トウ/ふき]
◆「苣苳キョトウ」、冬に生えるという草の名
◆「苳葉トウヨウ」、クズウコン科の植物、学名Phrynium capitatum、同「柊葉ショウヨウ」
◆[日]フキ(蕗)、キク科フキ属の草 {フキ}
筆順
艸3+5=総画数8 U+82F4 [ショ、ソ/]
◆アサ(麻)の(実を付ける)雌株、またその実、雄株は「枲」 {アサ}
◆履物の中に敷く藁(わら)
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82F5 [テツ、デチ、チ、ジ/] 𦼺𦸴
◆ヒエ(稗、イネ科の草)に似た雑草の名、一面に生え群がり、実はヒエよりも小さいという、同「蕛」「【爾雅注疏:卷八:釋草】蕛苵(《疏》蕛一名苵似稗之穢草也布生於地莊子曰道在蕛稗…)」
艸3+5=総画数8 U+82F6 [デツ、ネチ、ジョウ、ニョウ/] 𦮕𦬼
◆疲れてぐったりするさま
漢字林(非部首部別)
艸3+5=総画数8 U+82F7 [カン/]
◆カンゾウ(甘草)、マメ科カンゾウ属の草
◆「糖苷トウカン」、グルコシドglucoside、配糖体
艸3+5=総画数8 U+82F8 [コ、ク/]
◆草名、未詳
◆姓用字「【名疑:卷三:千家姓有難識字】…軤苸𠻢並音呼…」
◆未詳「【日本訪書志:卷十六:秋■送王贊府兄弟赴任別序】…長衢駚足拔苸楊眉道泰官高成榮(下闕)」
艸3+5=総画数8 U+82F9 [ヘイ、ビョウ、ヒン、ビン/] 𦭃
◆ウキクサ(浮草)、ウキクサ科の草、また水面に浮かぶ草の総称、同「萍」「蘋」 {ウキクサ}
◆デンジソウ(田字草)、デンジソウ科デンジソウ属の水草、同「蘋」 {デンジソウ}
◆チョウセンヨモギ(朝鮮艾)、キク科ヨモギ属の草、同「藾蕭ライショウ」「藾蒿ライコウ」 {チョウセンヨモギ}
◆「苹果ヘイカ」、同「蘋果ヒンカ」、リンゴ(林檎)、バラ科リンゴ属の木、またその果実 {リンゴ}
◆繁「蘋」
筆順
艸3+5=総画数8 U+82FA [バイ、マイ、メ/いちご]
◆イチゴ(苺)、バラ科オランダイチゴ属・キイチゴ属などの植物、またその実、同「莓」 {イチゴ}
艸3+5=総画数8 U+82FB [フ、ブ/]
◆ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)、ナス科ナス属の草、別名「白英ハクエイ」「鬼目草キモクソウ」 {ヒヨドリジョウゴ}
◆アシ(葦、イネ科の草)などの管状になっている植物の茎の内側の白い膜、同「莩」
◆「苻甲フコウ」、植物の種を覆っている外皮、殻(から)、同「莩甲」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+82FC [セイ、ショウ/]
◆古地名、未詳、魯国にあったという
◆笙ショウ、長短十数本の竹筒を円状に組み下から息を吹き込んで鳴らす管楽器「【隸釋:卷一】吹苼𦒱之六律」 {楽器(管楽器)}
艸3+5=総画数8 U+82FD [コ、ク/]
◆マコモ(真菰)、イネ科マコモ属の草、実はワイルドライスwild rice、肥大化した茎元(株元)は真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ、いずれも食用とする他、葉は筵(むしろ)などに用いる、別名「茭白コウハク」、同「菰」 {マコモ}
艸3+5=総画数8 U+82FE [ヒツ、ビチ/]
◆芳(かぐわ)しい香り、ふくよかな香り
◆香りが辺(あた)りに漂(ただよ)うさま、「苾苾ヒツヒツ」
◆「苾蒭ヒツシュ・ビチュゥ」◇草名、未詳「【龍龕手鑑《欽定四庫全書》本:卷二:草部第八:苾蒭】上毗逸反下測於反苾蒭梵語草名有其四徳以今左之也{⿳艹口丑}𦮊𦷝測於反同上」◇比丘(ビク、梵語の音写)、出家して具足戒グソクカイを受け正式に僧の資格を得た男性
艸3+5=総画数8 U+82FF [ビ、ミ/]
◆チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)、同「五味子ゴミシ・ゴミン」「五味ゴミ」、マツブサ科マツブサ属の木 {チョウセンゴミシ}
艸3+5=総画数8 U+8300 [フツ、ホチ、ホツ、ボチ/]
◆(道に)草が生い茂って通れないさま、行く道を塞ぐように生い茂る草
◆(車の周りに垂らす)外からは見えないように覆う目隠し、覆(おおい)い隠す
◆婦人の首飾り、同「髴」
◆箒星(ほうきぼし)、彗星スイセイ、「孛星ボツセイ」
漢字林(非部首部別)
艸3+5=総画数8 U+8301 [サツ、セチ/]
◆芽生(めば)える「【廣雅:卷一:釋詁】挺秀䚥拔揠擢湧溢𢧭(出允)䔞茁(側劣)裔生出也」
◆生長セイチョウ(成長)する、「茁壯サッソウ(大きく逞たくましく育つさま)」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+8302 [ボウ、モ、ム/しげ・る]
◆草木が枝葉を盛んに伸ばすさま
◆勢いがあるさま、盛んなさま
◆才能が豊かなさま
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+8303 [ハン、ボン/]
◆草名、未詳
◆ハチ(蜂、ハチ目の昆虫)の類、同「𧍙」
◆型かた、型枠(かたわく)、同繁「範」、同「笵」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+8304 [カ、ケ、キャ、ギャ/なす、なすび]
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の茎(くき)「【爾雅注疏:釋草】荷芙渠(…)其莖茄其葉蕸其本蔤(《注》莖下白蒻在泥中者)其華菡萏(…)其實蓮(《注》蓮謂房也)其根藕其中的(…)的中薏(《注》中心苦)」 {ハス}
◆ナス・ナスビ(茄・茄子)、ナス科の植物、またその実 {ナス}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+8305 [ボウ、ミョウ/かや、ちがや]
◆チガヤ(茅)、イネ科チガヤ属の草 {チガヤ}
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの茎が中空で花序(カジョ、花の付き方)が穂状スイジョウになる草本の称、屋根葺きなどに用いられる {カヤ} {花序}参照
◆「芭茅バボウ」、同「五節芒ゴセチボウ・ゴセツボウ」、トキワススキ(常磐薄)、イネ科ススキ属の草 {トキワススキ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+5=総画数8 U+8306 [ボウ、ミョウ/] 𦮦𦯄𦯆𦮉𦹉
◆ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草、同「𦭘」「𦽏葵フキ」 {ジュンサイ}
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの葉の細長いイネ科の草の総称、同「茅」
筆順
艸3+5=総画数8 U+8307 [ハツ、バチ/] 𦭞
◆草の根、同「茷」
◆草深い野山を踏み越えて行く、同「跋」
◆草深い道の途中で野宿する、同「𢇷」
◆「蓽茇・蓽拔ヒハツ」、インドナガコショウ(印度長胡椒)、コショウ科の蔓性植物、香辛料として利用される {インドナガコショウ}
◆「茇葀・菝葀バツカツ」、ハッカ(薄荷)、シソ科ハッカ属の草 {ハッカ}
艸3+5=総画数8 U+8309 [バツ、マツ、マチ/]
◆「茉莉マツリ」「茉莉花マツリカ」、アラビア・ジャスミンArabian jasmine、モクセイ科ソケイ属の木 {マツリカ}
筆順
艸3+5=総画数8 U+830A [シ、ジ/ここ] 茲兹𦱳
◆草木が盛んに茂る、また育つ、同「滋」
◆増々ますます、益々(ますます)、同「滋」
◆ここ、此の、此れ、此処に
◆藁などを編んで作った一人用の敷物
艸3+5=総画数8 U+830B [シ/] 𦮈
◆「茋蒻シジャク」、伸び始めたばかりの柔らかいガマ(蒲) {ガマ}
艸3+5=総画数8 U+830C [シ、ジ/]
◆「茌平シヘイ」、県名、山東省聊城市、同「茬平」
漢字林(非部首部別)
艸3+5=総画数8 U+830D [キョク、コク/] 𦰶𠷜
◆言葉を慎(つつし)む
注解:「苟」
艸3+5=総画数8 U+830E [コウ、ギョウ、ケイ/くき] 莖𦮨
◆草本の葉や花などを支える木の幹に当たる部分
◆(草の茎のように)細長く伸びたもの、またそれを数える語
筆順
艸3+5=総画数8 U+830F [ロウ、ル/]
◆オオケタデ(大毛蓼)、タデ科イヌタデ属の草、同「蘢薣ロウコ」「葒草コウソウ」「水葒スイコウ」「紅蓼コウリョウ」「天蓼テンリョウ」「【爾雅注疏:釋草】蘢天蘥(「天蘥」は「天蓼」の誤りかと思われる)「【爾雅注疏:釋草】紅蘢古其大者蘬(…《疏》舎人曰紅名蘢鼓其大者蘬…毛云蘢紅草也陸璣云一名馬蓼…郭云俗呼紅草爲蘢鼓…)(「紅草」は「葒草」、「馬蓼」は【本草図譜(岩崎灌園著)】によれば「イヌタデ(犬蓼)」) {オオケタデ}
◆草木が鬱蒼ウッソウと生い茂るさま、草木が群がり入り乱れるさま、「蘢蓯・蘢葱ロウソウ」「蘢茸ロウジョウ」
艸3+5=総画数8 U+8310 [/]
◆元「葱」の簡略字、現在は使われていない
艸3+5=総画数8 U+8311 [チョウ/つた]
◆ツタ(蔦)、ブドウ科ツタ属の蔓性の木本、また樹木などに絡からまりながら根を張る蔓性植物の総称、同「樢」 {ツタ}
艸3+5=総画数8 U+8313 [ケツ/]
◆穀物などを貯蔵するために周りを囲う細長い筵
艸3+5=総画数8 U+8314 [エイ、ヨウ/]
◆墓、墓地、墓を作る区域
艸3+5=総画数8 U+8315 [ケイ、ギョウ/] 煢㷀
◆親・兄弟姉妹・伴侶などがなく(頼りとする人がなく)一人ぼっち、独(ひと)り、同「㒌」「𡦃」「惸」「㝁」
◆「茕茕ケイケイ」、(一人ぼっちで)寂しい思いがするさま、心細いさま、同「焭焭」「惸惸」「嬛嬛」
𦬸艸3+5=総画数8 U+26B38 [シュツ、ジュツ/]
◆オケラ(朮)、キク科オケラ属の草、同「朮」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦬸】儲律切𦬸山葪與朮同」 {オケラ}
𦬺艸3+5=総画数8 U+26B3A [ケイ、キョウ、キョウ、コウ/]
◆小風
◆草名、未詳
◆「敞𦬺ショウキョウ」、がっかりするさま、がっかりして気が抜けるさま、気が抜けてぼんやりするさま、同「惝恍、惝怳ショウコウ」
𦬼艸3+5=総画数8 U+26B3C [デツ、ネチ、ジョウ、ニョウ/] 苶𦮕
◆疲れてぐったりするさま
𦬿艸3+5=総画数8 U+26B3F [未詳/]
◆未詳「【正字通:申集上:艸部:𦬿】同𦳋㴑原𦳋篆作𦬿…」
𦭀艸3+5=総画数8 U+26B40 [シ/]
◆死ぬ、細って尽(つ)きる、同「死」
𦭂艸3+5=総画数8 U+26B42 [カン、ケン/すげ、すが]
◆オオナンヨウカルカヤ(オオナンヨウ刈萱)、イネ科メガルカヤ属の草 {オオナンヨウカルカヤ}
◆メガルカヤ(雌刈萱)、イネ科メガルカヤ属の草 {メガルカヤ}
◆チガヤ(茅)・カルカヤ(刈萱)などの屋根葺きに用いたり筵(むしろ)を編むなどに用いるイネ科の草
◆[日]スゲ(菅)、カヤツリグサ科スゲ属の草 {スゲ}
𦭃艸3+5=総画数8 U+26B43 [ヘイ、ビョウ、ヒン、ビン/]
◆ウキクサ(浮草)、ウキクサ科の草、また水面に浮かぶ草の総称、同「萍」「蘋」 {ウキクサ}
◆デンジソウ(田字草)、デンジソウ科デンジソウ属の水草、同「蘋」 {デンジソウ}
◆チョウセンヨモギ(朝鮮艾)、キク科ヨモギ属の草、同「藾蕭ライショウ」「藾蒿ライコウ」 {チョウセンヨモギ}
◆「𦭃果ヘイカ」、同「蘋果ヒンカ」、リンゴ(林檎)、バラ科リンゴ属の木、またその果実 {リンゴ}
𦭅艸3+5=総画数8 U+26B45 [カイ、ケ/そむ・く] 乖𠂯𠁰𦮃𠁬
◆反対方向に離れて行く、「背骨のように中央を境にしてそれぞれ反対方向に向かう、離れて行く」の意
◆背を向ける、背(そむ)く
◆あるべき姿や道に(人の忠告に)背を向け従わない、また反ハンする、「乖戻カイレイ」
◆[俗](特に子供に対して)お利口な、賢(かしこ)い
𦭆艸3+5=総画数8 U+26B46 [ソウ/あお、あお・い] 蒼苍
◆深い青色、緑がかった濃い青色
◆「𦭆天ソウテン」「上𦭆ジョウソウ」「穹𦭆キュウソウ」、頭上高く大きく広がる青々とした空(そら)、天空テンクウ
◆青黒いさま、青褪(蒼褪、あおざ)めるさま
◆慌(あわただ)しいさま、忙(せわ)しいさま、同「倉」
◆「蒼耳ソウジ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草 {オナモミ}
𦭇艸4+5=総画数9 U+26B47 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦭇】《集韻》與施同註詳方部五畫(【集韻:卷一:平聲:支第五:施𢒃{⿰⿱艹丨⿱人㐅}】では、偏の「𦫳」は{⿱艹丨}、旁の{⿱八又}は{⿱人㐅})
𦭊艸3+5=総画数8 U+26B4A [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦭊】《新論》救餓者以圓寸之珠不如與之橡𦭊音未詳」「【漢語大字典:艸部:𦭊】"菽"的讹字」
𦭋艸3+5=総画数8 U+26B4B [ホウ、ヒョウ/]
◆薬草の名、未詳「【漢語大字典:艸部:𦭋】同"𦫷(𦫶)"」
𦭍艸3+5=総画数8 U+26B4D [未詳/]
◆未詳
𦭎艸3+5=総画数8 U+26B4E [キョウ、グ、グウ/] 𦭭
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦭭】巨凶切蓂莢實也(「蓂莢メイキョウ」は「伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名」、「蓂」を参照)
𦭘艸3+5=総画数8 U+26B58 [ボウ、ミョウ/]
◆ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草 、同「茆」「𦽏葵フキ」「【廣韻:上平聲:桓第二十六:鑾:𧄶】𦳓葵一曰𦭘也」「【爾雅翼:釋草:茆】𦭘杜子春讀為夘…思樂泮水薄采其𦭘魯侯戾止在泮飲酒…陸璣云𦭘與荇葉相似葉大如手赤圓有肥者著手中滑不得停莖大如匕柄葉可以生食…」 {ジュンサイ}
◆未詳「【盤洲文集:卷第六十九:代為妻保安青詞】…痾脫瘴癘黃𦭘之郷甫居東粤兾」
𦭜艸3+5=総画数8 U+26B5C [シ/]
◆「𦭜箕シキ」、草名、未詳、茎はまっすくで強靭であることから藁帽子などに利用されるという「【清稗類鈔(開放文學:テキスト版):植物類:河套植物】…又有所謂𦭜箕者,亦叢生草類也,莖幹挺出,性堅軔,可製為草帽及蚊扇,掃帚諸物。…(「河套」は黄河上流の河套地域を指すものと思われる)
𦭝艸3+5=総画数8 U+26B5D [ボク、モク/]
◆未詳「【集韻:卷九:入聲上:㞕第十六:𥄕】目不正或書作𦭝」「【漢語大字典:艸部:𦭝】【中華字海:艹部:𦭝】同"苜"。《集韻・屑韻》:"苜、或書作𦭝。"」
漢字林(非部首部別)
𦭞艸3+5=総画数8 U+26B5E [ハツ、バチ/]
◆草の根、同「茷」
◆草深い野山を踏み越えて行く、同「跋」
◆草深い道の途中で野宿する、同「𢇷」
◆「蓽𦭞・蓽拔ヒハツ」、インドナガコショウ(印度長胡椒)、コショウ科の蔓性植物、香辛料として利用される {インドナガコショウ}
◆「𦭞葀・菝葀バツカツ」、ハッカ(薄荷)、シソ科ハッカ属の草 {ハッカ}
𦭠艸6+5=総画数11 U+26B60 [未詳/] 𦭫
◆未詳「【集韻:卷三:平聲:陽第十:蹌𦭠】說文動也一曰舞皃古作𦭠」
𦭣艸3+5=総画数8 U+26B63 [ドウ、ノウ/] 脳腦脑𦛁𦠤𦠊𦝶𦛳𦞄𠟞𠜶匘𡍗𩩀
◆頭蓋骨に覆われた動物の活動全般を司る中枢器官、またその機能
◆ものの全体を制御・維持するために欠かせない主要なもの、またそのような人
𦭤艸3+5=総画数8 U+26B64 [ボウ、モウ/] 菵𦬣
◆カズノコグサ(数の子草)、イネ科カズノコグサ属の草、「菵草ボウソウ」「菵米ボウマイ」 {カズノコグサ}
𦭩艸3+5=総画数8 U+26B69 [シ/しば]
◆「𦭩草シソウ」「霊𦭩レイシ」「木霊𦭩モクレイシ」、マンネンタケ(万年茸)、マンネンタケ科のキノコ(茸)、別名「神草シンソウ」
◆日傘ひがさ、「華𦭩カシ(華やかな日傘)」、傘をキノコの傘に見立てたことから
◆[日]シバ芝、イネ科シバ属の草
𦭫艸6+5=総画数11 U+26B6B [未詳/] 𦭠
◆未詳「【集韻:卷三:平聲:陽第十:蹌𦭠】說文動也一曰舞皃古作𦭠」
𦭬艸3+5=総画数8 U+26B6C [エイ、ヨウ/] 𢄋𠡋
◆ぐるぐると巻き付ける、同「縈」
◆(巻き付けて)覆(おお)う
𦮁艸3+5=総画数8 U+26B81 [キョウ、ギョウ/]
◆草が互いに縺れ合うさま、同「𦬥」
艸3+6=総画数9 U+44B1 [ショウ、ジョウ/む・す、む・らす、む・れる、ふか・す]
◆湯気(水蒸気)が立ち昇る、同「烝」
◆湯気(水蒸気)を立ち昇らせて熱する、同「烝」
◆皮を取り去ったアサ(麻)の茎を乾燥させたもの、麻幹あさがら・おがら
◆細い枝や茎、麻幹と共にいずれも薪(たきぎ)にするためのもので薪よりも細いもの
◆多くの、たくさんの、同「烝」
◆祖先を祀(まつ)るために冬に行われる祭礼の名、同「烝」
艸3+6=総画数9 U+44B2 [チャ/]
◆「䒲葿チャビ」、コガネバナ(黄金花)、シソ科タツナミソウ属の草、またその根を乾燥させた生薬、別名「黄芩・黄菳オウゴン」 {コガネバナ}
艸3+6=総画数9 U+44B3 [タ、ダ/] 朶𣏻朵𣎾𣎿
◆樹木の枝・葉・花・実などが垂れ下がるさま
◆垂れる、垂れ下がる、「耳朶ジダ(みみたぶ)」
◆(花や雲などの)塊(かたまり)を数える語、同「桗」
艸3+6=総画数9 U+44B4 [ユウ、ウ/]
◆草名
艸3+6=総画数9 U+44B6 [未詳/] 𦴞
◆未詳「【字彙:申集:艸部:䒶】古文天字」「【通雅:卷十一:天文】䒶之為天譌也 唐韻有䒶古天字智按䒶墬字一也墬字各書皆載即漢書用之不一䒶字則未■用也从艸从曵實與天無義直是訛傳耳精…」
艸3+6=総画数9 U+44B7 [カツ/] 𦯚
◆「䒷蔞カツロウ」、チョウセンカラスウリ(朝鮮烏瓜)、ウリ科カラスウリ属の蔓性の草、同「栝樓」 {チョウセンカラスウリ}
艸3+6=総画数9 U+44B9 [ライ/]
◆未詳「【說文解字:艸部:䒹】耕多艸」「【漢語大字典:艸部:䒹】草多貌」
◆果実が垂れるさま「【集韻:卷一:平聲:脂第六:䒹】果實垂皃一曰耕多艸」
艸3+6=総画数9 U+44BA [キン、ゴン/] 堇菫蓳𡐳𦻍𦸨𨤬𡏳𡎸𦹆𦸧𦻋
◆スミレ(菫)、スミレ科の草 {スミレ}
◆粘土ネンド(ねばつち)、粘土を塗る、粘土を塗って隙間を塞ぐ、同「墐」
◆ほんの少し、同「僅」
◆トリカブト(鳥兜)、同「烏頭ウズ」、キンポウゲ科トリカブト属の草、強い毒性がある {トリカブト}
◆「䒺菜キンサイ」「䒺䒺菜キンキンサイ」、ツボスミレ(坪菫・菫菜)、スミレ科スミレ属の草 {ツボスミレ}
◆「紫䒺シキン」、キケマン(黄華鬘)、ケシ科キケマン属の一種 {キケマン}
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+44BC [キョク、コク/] 𦮒𧀍
◆蚕箔サンパク、竹などを網状に編んだ蚕を飼うための平らな籠(かご)、同「曲」「筁」
艸3+6=総画数9 U+44BD [未詳/]
◆未詳、「山海經廣注:中山經】葌水出焉而北流注于伊水其上多金玉其下多青雄黃有木焉其狀如棠(任臣案爾雅杜赤棠白者棠)而赤葉名曰芒草(郭曰音忘名任臣案即莽草俗名䒽草)可以毒魚」
艸3+6=総画数9 U+44BE [イ/みの]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:䒾】於朞切音衣見金鏡」「【康熙字典:申集備考:艸部:䒾】《搜眞玉鏡》音衣」
◆[日]みの、姓用字、「蓑」の譌字か? {和製漢字の辞典:艸(艹)部:䒾}
艸3+6=総画数9 U+44BF [リョウ/]
◆脂(あぶら)、腸の間の脂
艸3+6=総画数9 U+44C1 [トウ/ひと・しい、など、ら] 等䒭
◆きちんと揃(そろ)え整(ととの)えられた竹簡(チクカン、竹の札に記された文書)
◆凸凹せずにきちんと揃う、また揃える、また整える
◆数・量・大きさ・程度などが同じ、どれも同じように揃っている
◆天秤テンビン(ものの重さを量る道具)の分銅フンドウ(おもり、錘、重り)
◆同類、同様、同種
◆~など、同類・同様・同種のものを幾つか列挙する際に用いる語
◆~ら、複数のものを指す語、「我等ガトウ(われら)」「此等シトウ(これら)」
◆待つ、待ち受ける
艸3+6=総画数9 U+8308 [シ、サイ、ゼ/]
◆ムラサキ(紫)、ムラサキ科ムラサキ属の草、根は紫色の染料として利用される {ムラサキ}
◆「茈胡・柴胡サイコ」、セリ科ミシマサイコ属の草の称 {ミシマサイコ}
◆「茈薑シキョウ」、ショウガ(生薑・生姜・薑)、ショウガ科ショウガ属の草 {ショウガ}
◆「𦽏茈フシ」、イヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の水草、塊茎カイケイ(根茎が球形に肥大したもの)を食用とする、別名「シログワイ(白慈姑)」、またオモダカ科オモダカ属の水草で塊茎を食用とするものを併せての称、同「荸薺ホツシ」 {イヌクログワイ}
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8312 [未詳/]
◆未詳「【漢語大字典:艸部:茒】同"苑"」「【中華字海:补遺:艹部:茒】音义待考」
艸3+6=総画数9 U+8316 [カク、キャク/]
◆「茖葱カクソウ」、ギョウジャニンニク(行者葫)、ヒガンバナ科ネギ属の草 {ギョウジャニンニク}
筆順
艸3+6=総画数9 U+8317 [メイ、ミョウ/]
◆番茶バンチャ、遅い時期に摘み取った茶葉を使ったもの、上等でなはい茶のこと、同「荈」、若芽を摘んだものは「茶」
◆「耶悉茗ヤシツメイ・ジャスミン」、ソケイ(素馨)、ジャスミンjasmine、モクセイ科ソケイ属の植物、多くは芳香がある {ソケイ}
◆「茗荷メイカ・ミョウガ」、ショウガ科ショウガ属の草、蕾(つぼみ)を食用とする、別名「蘘荷ジョウカ」 {ミョウガ}
◆「茗艼メイテイ」、酒を飲みひどく酔って正体を失うさま、同「酩酊」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+6=総画数9 U+8318 [レイ、ライ/] 荔𦶭
◆「茘草レイソウ」、ネジアヤメ(捩菖蒲)、アヤメ科アヤメ属の草 {ネジアヤメ}
◆「茘枝レイシ」、ライチlychee、ムクロジ科レイシ属の木 {レイシ}
◆「薜茘ヘイレイ」、オオイタビ、クワ科イチジク属の蔓性の木 {オオイタビ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+6=総画数9 U+8319 [ジュウ、ニュウ/]
◆「茙葵ジュウキ」、タチアオイ(立葵)、アオイ科タチアオイ属の草、別名「蜀葵ショッキ」 {タチアオイ}
◆「茙菽ジュウシュク」、ダイズ(大豆)、マメ科ダイズ属の草 {ダイズ}
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+831A [イン/]
◆草名、未詳
◆インデンindene、C9H8、有機化合物
艸3+6=総画数9 U+831B [コン/]
◆ゲルセミウム・エレガンスGelsemium elegans、マチン科ゲルセミウム属の木、有毒だが適量では生薬として用いられるという {ゲルセミウム・エレガンス}
◆「毛茛モウコン」、ウマノアシガタ(馬脚形)、別名キンポウゲ(金鳳花)、キンポウゲ科キンポウゲ属の草 {ウマノアシガタ}
艸3+6=総画数9 U+831C [セン/あかね] 𦴛
◆アカネ(茜)、アカネ科の草、別名「茅蒐ボウシュウ」、同「蒨」 {アカネ}
◆アカネ(茜)の根から作った染料、やや橙(だいだい)色がかった濃い赤色、同「蒨」
筆順
艸3+6=総画数9 U+831D [シ/] 𦯭
◆「白茝・白芷ビャクシ」、ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、またその根を乾燥させた生薬の名、別名「苻蘺フリ」 {ヨロイグサ}
◆「蘄茝キシ」、センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の苗 {センキュウ}
注解:「茞」
筆順
艸3+6=総画数9 U+831F [イツ、イチ/]
◆ヒユ科アカザ属の草、同「藜」 {アカザ}
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:芛】惟畢羊{⿳竹■山}二切芛華榮也草木華初生者茟古文」「【始豐稿:卷六:跋廬陵段母墓誌銘後】…學士所以特茟書之…」
艸3+6=総画数9 U+8320 [コウ/]
◆田畑の雑草を引き抜く、除草する、同「薅」
◆日陰(ひかげ)で休む、同「庥」
艸3+6=総画数9 U+8321 [シ、ジ/]
◆アサ(麻、アサ科の草)の実、同「蕡」「【農政全書:卷五十七:荒政:米穀部:山{⿰糸系}苗】本草有麻蕡(音焚)一名麻勃一名茡(音字)一名麻母…」 {アサ}
艸3+6=総画数9 U+8322 [レツ、レチ/] 𦱝𦴟𠞝
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)やオギ(荻、イネ科ススキ属の草)などの穂(ほ)、これを塵(ちり、ごみ)などを払う箒(ほうき)として用いる、同「芀」「苕」 {アシ} {オギ}
◆アシやオギなどの穂で作った邪気ジャキを払う箒(ほうき)「【禮記注疏(禮記正義):卷四十五:喪大記】大夫之喪將大斂…(《注》…巫祝桃茢以辟邪氣…)」
◆「茢薽レツシン」、ヤブタバコ(藪煙草)、キク科ガンクビソウ属の草「【爾雅注疏:釋草】茢薽豕首(《疏》茢薽藥草名一名豕首一名彘顱一名蟾蜍蘭一名天名精一名麥句薑一名蝦蟇藍一名天門精一名玉門精别錄一名天蔓菁南人名為地菘…)」 {ヤブタバコ}
艸3+6=総画数9 U+8324 [キ、ギ、タ/]
◆ヒシ(菱)、ヒシ科の水草、同「芰」 {ヒシ}
◆「鹿茤ロクタ」、古代中国西南方の少数民族の名
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8325 [ケイ、ケ/]
◆バラ科キイチゴ属の木、或いはその実、別名「蒛葐ケツボン」「覆葐フクボン(覆盆・覆葐子・覆盆子(現代では「覆盆子」は「ヨーロッパキイチゴ」或いは「ラズベリーRaspberry」を指す))」「【爾雅注疏:釋草】茥蒛葐(《疏》茥一名蒛葐郭云覆葐也實似莓而小亦可食案本草蓬虆一名覆葐一名陵虆一名陰虆其實名覆盆子今注云蓬虆是覆盆之苗也覆盆乃蓬虆之子也…)」
艸3+6=総画数9 U+8326 [シ/]
◆草木の細く尖った芒(のぎ)や刺(とげ)、同「莿」
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8327 [チュウ、ケン/]
◆草名、未詳、同「𥭥」
◆草が萎(しお)れる、同「𥭥」
◆繁「繭」
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8328 [シ、ジ/いばら]
◆カヤ(茅)やアシ(葦)などの草の茎で屋根を葺(ふ)く、茅葺(かやぶき)屋根、「茅茨ボウシ」
◆いばら、刺(とげ)のある低木の総称
◆「茨棘シキョク」、同「荆棘ケイシ」◇草木の刺◇(刺が体に突き刺さり、また刺さったような)痛み苦しむ、痛みや苦しみ、苦難
◆ハマビシ(浜菱)、ハマビシ科の草、「蒺蔾シツリ」 {ハマビシ}
◆積む、積み上げる、積み上げて塞ぐ
筆順
艸3+6=総画数9 U+8329 [コウ、ク/]
◆「薢茩・薢芶カイコウ」、ヒシ(菱)、ミソハギ科ヒシ属の水草 {ヒシ}
艸3+6=総画数9 U+832A [コウ/]
◆「芵茪ケツコウ」、エビスグサ(夷草)、マメ科センナ属の草、同「芵明・決明ケツメイ」、別名「薢茩カイコウ」 {エビスグサ}
艸3+6=総画数9 U+832B [ボウ、モウ/] 𣴭
◆(草木や水が)果てしなく広がっているさま、同「漭」「汒」
◆ぼんやりしてはっきりしないさま、ぼんやりするさま、同「汒」
筆順
艸3+6=総画数9 U+832C [シ、ジ/]
◆草が盛んに茂るさま
◆切り株、刈り株、草木を根元から切り取った後に残る部分
◆同じ田畑で同じ年に作付した回数を数える語
◆「茬平シヘイ」、県名、山東省聊城市、同「茌平」
艸3+6=総画数9 U+832D [コウ、キョウ/] 𦽨𦺏
◆牛馬の飼料とする干し草
◆タケ(竹)やアシ(葦)などの葉を編んで作った綱(つな、ロープrope)
◆「茭白コウハク」、マコモ(真菰)、イネ科マコモ属の草、実はワイルドライスwild rice、肥大した茎元(株元)は真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ食用とする他、葉は筵(むしろ)などに用いられる {マコモ}
◆草名、未詳、イノンド(セリ科イノンド属)やウイキョウ(茴香、セリ科ウイキョウ属)などのセリ科の草で白花の種と思われる、同「牛蘄ギュウキ」「馬蘄バキ」「懷羊カイヨウ」「【爾雅注疏:釋草】藱懷羊(《疏》似芹可食菜也而葉細鋭一名茭一名牛蘄一名馬蘄子入薬用本草注云生水澤中苗似鬼鍼{⿱艹黍}菜等花青白色子黄黑色似防風子是也)」 {イノンド}
艸3+6=総画数9 U+832E [ショウ/] 𦯝
◆サンショウ(山椒)、別名「花椒カショウ」、ミカン科サンショウ属の木、またその実、同「椒」 {サンショウ}
◆「苭茮ヨウショウ」、草が長いさま
艸3+6=総画数9 U+832F [フク、ブク/]
◆「茯苓ブクリョウ」、マツホド(松塊)、マツ(松)の根に寄生するサルノコシカケ科の菌核、利尿薬などの生薬として利用される
筆順
艸3+6=総画数9 U+8330 [ユ/]
◆「茱茰シュユ」、ゴシュユ(呉茱萸)、ミカン科サンショウ属の木、またサンシュユ(山茱萸、ミズキ科ミズキ属)やカラスザンショウ(烏山椒、ミカン科サンショウ属、別名ショクシュユ食茱萸)などの総称 {シュユ} {ゴシュユ}
◆[日]「茱萸シュユ」、グミ(茱萸・胡頽子)、グミ科の木 {グミ}
艸3+6=総画数9 U+8331 [シュ、ジュ/]
◆「茱萸シュユ」、ゴシュユ(呉茱萸)、ミカン科サンショウ属の木、またサンシュユ(山茱萸、ミズキ科ミズキ属)やカラスザンショウ(烏山椒、ミカン科サンショウ属、別名ショクシュユ食茱萸)などの総称 {シュユ} {ゴシュユ}
◆[日]「茱萸シュユ」、グミ(茱萸・胡頽子)、グミ科の木 {グミ}
筆順
艸3+6=総画数9 U+8332 [シ、ジ/ここ] 兹𦱳茊
◆草木が盛んに茂る、また育つ、同「滋」
◆増々ますます、益々(ますます)、同「滋」
◆ここ、此の、此れ、此処に
◆藁などを編んで作った一人用の敷物
注解:「玆」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+6=総画数9 U+8333 [コウ/]
◆「茳蘺・江蘺コウリ」、オゴノリ(海髪)、オゴノリ科の海藻
◆「茳芏コウト」、オオシチトウ、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草 {オオシチトウ}
◆「茳茫コウボウ」、オオバノセンナ(大葉の旃那)、マメ科センナ属の草 {オオバノセンナ}
艸3+6=総画数9 U+8334 [カイ、エ、ウイ/]
◆「茴香ウイキョウ」、セリ科ウイキョウ属の草、薬草として、また香草として利用される {ウイキョウ}
筆順
艸3+6=総画数9 U+8335 [イン/しとね]
◆横になる時に体の下に敷く敷物、敷布団、また座る時に腰の下に敷く敷物、座布団、同「筃」「絪」「鞇」
◆「茵蔯蒿インチンコウ」「茵蔯・䓰薼インチン」、カワラヨモギ(河原蓬)、キク科ヨモギ属の草 {カワラヨモギ}
筆順
艸3+6=総画数9 U+8336 [タ、ジャ、サ、チャ/]
◆チャ(茶)、チャノキ(茶の木)、ツバキ科ツバキ属の木 {チャノキ}
◆チャノキの若葉を摘(つ)み煎(せん)じて飲料用に加工したもの、遅い時期に摘み取った茶葉を使ったものは「茗」「荈」
◆(チャノキに限らず)植物の葉を煎じて飲料とするもの
◆渋味のある褐色
◆「飲茶インチャ・ヤムチャ」、茶を飲みながら点心テンシン(つまみ、おやつ、軽食)を食べること
◆「山茶サンチャ」、ヤブツバキ(藪椿)、ツバキ科ツバキ属の木 {ヤブツバキ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+6=総画数9 U+8337 [ハツ、ボチ/]
◆草が叢(むら)がり生えているさま
◆草の根、同「茇」
◆旆ハイ(先が燕尾状に切れ込みの入った旗)の燕尾の部分
艸3+6=総画数9 U+8338 [ジョウ、ニョウ/たけ、きのこ]
◆若々しい草が芽生えるさま、若芽(わかめ)
◆(毛のように)細く柔らかいさま、細く柔らかい毛
◆「鹿茸ロクジョウ」、鹿の生え換(か)わった若い角(つの)を乾燥させたもの、強壮剤として用いられる
◆[日]たけ、きのこ、菌類のうち大形のものの俗称
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+6=総画数9 U+8339 [ジョ、ニョ/ゆ・でる]
◆貪(むさぼ)り食う
◆柔らかい、柔らかい野菜
◆根がずるずると繋がる
◆[日]湯で煮て柔らかくする
筆順
艸3+6=総画数9 U+833A [シュウ、シュ/] 𦯇
◆「茺蔚・茺藯ジュウイ」、メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、別名「ヤクモソウ(益母草)」 {メハジキ}
艸3+6=総画数9 U+833B [ボウ、モウ/] 𦬠𦬇
◆叢(くさむら)、草がびっしりと叢(むら)がり生えているさま、草が茫々ボウボウと生えているさま
◆未詳「【玉篇:卷十四:茻部第一百六十四:茻】莫朗切草木冬生不死說文云眾艸也𦬠同上」
艸3+6=総画数9 U+833C [トウ、ズウ/]
◆「茼蒿トウコウ」、シュンギク(春菊)、キク科シュンギク属の草 {シュンギク}
艸3+6=総画数9 U+833D [チュウ、ジュウ/]
◆草が叢(むら)がり生えるさま
艸3+6=総画数9 U+833F [チク/] 𦯋𦵶𧏤
◆「萹茿ヘンチク」、ミチヤナギ(道柳)、タデ科ミチヤナギ属の草 {ミチヤナギ}
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8340 [シュン、ジュン/]
◆草名、茎はコウホン(藁本、セリ科ミヤマセンキュウ属の草)のように四角く(稜リョウがあり)、花は黄色で実は赤い、これを服用すれば美しくなるという「【山海經:中山經】…有草焉其狀如葌(菅似茅也)而方莖黃華赤實其本如藁本(根以藁本亦香草)名曰荀草(或作苞草)服之美人色(令人更美𧰟)」
◆周代(前11世紀~前256年)の古国名、現山西省運城市新絳県付近「【春秋左傳正義(春秋左傳注疏):卷七:桓公九年】…秋虢仲芮伯梁伯荀侯賈伯伐曲沃」 {山西省}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+6=総画数9 U+8341 [カン、ガン/]
◆スミレ科の草、未詳「【齊民要術:卷十:五䅽果蓏菜茹非中國物産者:菫】…廣志曰瀹為羹語曰夏荁秋菫滑如粉」「【齊民要術:卷十:五䅽果蓏菜茹非中國物産者:荁(音丸)】荁乾菫也」
艸3+6=総画数9 U+8342 [フ/]
◆花(はな)、同「花」
◆花が(花のように)咲き誇るさま、同「華」
◆アザミ(薊、キク科アザミ属の草)の実 {アザミ}
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8343 [セン/]
◆ショウブ(菖蒲)、ショウブ科の草「【爾雅翼:卷三】荃昌蒲也或讀若孫音」 {ショウブ}
◆水中に柴(しば)などを沈め、そこに入り込んだ魚を捕(と)る仕掛け、同「筌」
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8344 [カイ、ガイ/]
◆草の根
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8345 [トウ/]
◆小豆(あずき)などの小粒の豆類 {アズキ}
◆答える、返答する、同「答」
◆厚く重いさま「【漢書:卷九十一:貨殖傳】…荅布皮革千石(孟康曰荅布白疊也師古曰麤厚之布也其價賤故與皮革同…荅者厚重之貌…)…」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+6=総画数9 U+8346 [ケイ、キョウ/いばら] 荊𦮓
◆刺のある木の総称、刺のある木の棒
◆「牡荆ボケイ」、ニンジンボク(人参木)、シソ科ハマゴウ属の木 {ニンジンボク}
◆夏代(前21世紀~前17世紀)の九州キュウシュウ(九つの国)の一つ、「荊州ケイシュウ」、現在の湖北省から湖南省北部にかけての地(【尚書注疏:卷五:夏書(禹貢)】によれば九州は冀キ・兗エン・青セイ・徐ジョ・揚ヨウ・荊ケイ・豫ヨ・梁リョウ・雍ヨウ、但し【爾雅注疏:釋地】【周禮注疏:夏官司馬:職方氏】等とやや異同がある) {湖北省}
◆「荊妻ケイサイ」、自分の妻の謙称
艸3+6=総画数9 U+8347 [コウ、ギョウ/] 䓷莕
◆「荇菜コウサイ」、アサザ(莕菜・荇菜)、ミツガシワ科アサザ属の水草 {アサザ}
艸3+6=総画数9 U+8348 [セン/] 𦯢
◆番茶バンチャ、遅い時期に摘み取った茶葉を使ったもの、上等でなはい茶のこと、同「茗」
艸3+6=総画数9 U+8349 [ソウ/くさ] 𦷣𦯨
◆(特に野生の)一年以内に枯死し茎が木質化しない植物(草本植物という)の総称
◆粗い、大まかな
◆(大まかな)下書き
◆荒れた土地、人が足を踏み入れないところ、「草深いところ」の意
◆主要な官職・地位に就いていないさま、「中央から遠く離れて草深いところに住んでいる」の意
◆「草書ソウショ」、漢代に成った書体の名
◆どんぐり状の堅い実
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+6=総画数9 U+834A [ケイ、キョウ/いばら] 荆𦮓
◆刺のある木の総称、刺のある木の棒
◆「牡荊ボケイ」、ニンジンボク(人参木)、シソ科ハマゴウ属の木 {ニンジンボク}
◆夏代(前21世紀~前17世紀)の九州キュウシュウ(九つの国)の一つ、「荊州ケイシュウ」、現在の湖北省から湖南省北部にかけての地(【尚書注疏:卷五:夏書(禹貢)】によれば九州は冀キ・兗エン・青セイ・徐ジョ・揚ヨウ・荊ケイ・豫ヨ・梁リョウ・雍ヨウ、但し【爾雅注疏:釋地】【周禮注疏:夏官司馬:職方氏】等とやや異同がある) {湖北省}
◆「荊妻ケイサイ」、自分の妻の謙称
筆順
艸3+6=総画数9 U+834B [ジ、ニ/]
◆草が多いさま
艸3+6=総画数9 U+834C [アン/]
◆草名
艸3+6=総画数9 U+834E [チ、ジ/]
◆「荎藸チチョ」、チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)、マツブサ科マツブサ属の木、同「五味子ゴミシ・ゴミン」「五味ゴミ」 {チョウセンゴミシ}
◆「藲荎オウチ」、ハリゲヤキ(針欅)、ニレ科ハリゲヤキ属の木、同「刺榆シユ」 {ハリゲヤキ}
艸3+6=総画数9 U+834F [ジン、ニン/え]
◆エゴマ(荏胡麻)、シソ科シソ属の草、一般に植物名としては「荏」、その種子を「荏胡麻」と呼び分ける、同「白蘇ハクソ」「紫蘇シソ」 {エゴマ}
◆柔らかいさま、弱々しいさま、同「栠」「栣」
◆「荏苒ジンゼン」◇弱々しいさま◇為すところなく時が知らず知らずのうちに過ぎるさま
筆順
艸3+6=総画数9 U+8350 [セン/]
◆腰の下に敷く莚(むしろ)や敷き草、同「薦」
◆重ね重ね(かさねがさね)、繰り返し、次から次に、同「洊」「薦」
◆繁「薦」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+6=総画数9 U+8351 [イ、テイ、ダイ/]
◆芽生えたばかりの柔らかい芽
◆雑草を刈り取る
◆「蕪荑・莁荑ブイ」、チョウセンニレ(朝鮮楡、ニレ科ニレ属の木)の実、煎じて生薬とする、別名「蔱蘠サッショウ」「𦽄䕋テントウ」 {チョウセンニレ}
◆「辛荑・辛夷シンイ」、モクレン(木蓮・木蘭)、モクレン科の木 {モクレン}
艸3+6=総画数9 U+8352 [コウ/あら・い、あ・らす、あ・れる、すさ・む、すさ・ぶ] 𦮋𫟎𠃤𠯚
◆雑草が伸び放題なさま、人の手が入っておらず耕作や居住に向かないさま、またそのような地
◆廃(すた)れる、長い間人の手が加えられた様子がないさま
◆(人の手が及ばす)作物のできが悪い、作物が稔(みの)らない、同「𥡃」
◆凶作、不作
◆手が行き届いていない(考えが及んでいない、吟味されていない)さま、中身がないさま、虚(うつ)ろなさま
◆何もなくただ広大なさま、遥(はる)か遠く人の手が及ばないさま
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+6=総画数9 U+8354 [レイ、ライ/] 茘𦶭
◆「荔草レイソウ」、ネジアヤメ(捩菖蒲)、アヤメ科アヤメ属の草 {ネジアヤメ}
◆「荔枝レイシ」、ライチlychee、ムクロジ科レイシ属の木 {レイシ}
◆「薜荔ヘイレイ」、オオイタビ、クワ科イチジク属の蔓性の木 {オオイタビ}
筆順
艸3+6=総画数9 U+8355 [キン、コン/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:草部第六:荕】音斤骨也荕肉之力也又姓」
艸3+6=総画数9 U+8356 [ロウ/]
◆「荖藤ロウトウ」「荖葉ロウヨウ」、キンマ(蒟醤)、コショウ科コショウ属の蔓性の草、この葉で檳榔子ビンロウジ(ヤシ科ビンロウ属のビンロウ檳榔の実)と石灰を包(くる)み噛んで嗜好品とする、同「蔞葉ロウヨウ」「【海國圖志:卷十:東南洋五:緬甸】…每飯恒嚼檳榔荖葉…」 {キンマ}{ビンロウ}
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8357 [シュツ、ジュツ/]
◆「莪荗ガジュツ」、ショウガ科ウコン属の草
艸3+6=総画数9 U+8358 [ソウ、ショウ/] 莊𤖄𤖈𤕶𠗎𦻊
◆(草が)大きく立派なさま、(姿形が)きれいに整っているさま
◆厳格なさま、ゆるがせにしないさま
◆君主や貴族などの別荘
◆四方八方に通じる道
◆田舎、田舎の家、田舎の集落、同「庄」「庒」
筆順
艸3+6=総画数9 U+8359 [タツ、ダチ/]
◆オオバコ(大葉子・車前)、オオバコ科オオバコ属の草、同「馬舄バセキ」 {オオバコ}
◆「莙荙菜クンタツサイ」、フダンソウ(不断草)、アカザ科フダンソウ属の野菜 {フダンソウ}
艸3+6=総画数9 U+835A [キョウ/さや]
◆豆類の種子を包む殻、成熟すると裂けて種子を放出する
◆「蓂莢メイキョウ」、伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名、朔日サクジツ(月の初日)から一日に一枚の葉を出し、十六日からは一枚ずつ葉が落ちる、全ての葉が落ちれば大の月、一枚残れば小の月であることが分かるという、別名を「歷莢レキキョウ」「【論衡:是應】若夫萐脯蓂莢屈軼之屬殆無其物何以驗之說以實者太平無有此物」「【宋書:卷二十九:志第十九:符瑞下】蓂莢一名厯莢夾階而生一日生一葉從朔而生望而止十六日日落一葉若月小則一葉萎而不落…」
◆「榆荚ユキョウ」◇ニレ(楡、ニレ科の木)の実◇四角い穴の開いた漢代(前202年~220年)の銭ぜに、「榆荚钱ユキョウセン」「荚钱キョウセン」
艸3+6=総画数9 U+835B [ジョウ、ニョウ/]
◆燃料にする細い枝や草、柴(しば)、薪(たきぎ)
◆「芻荛スウジョウ」◇草刈りや柴刈りをする人◇身分の賤(いや)しい人、一般の人◇自分、「拙」「愚」などと同じように相手に対して謙遜・卑下して言う際に用いる、「本来ならあなたに話したり意見を述べたりできるような者ではない私、私のような浅学・卑賎の者」の意
◆カブ(蕪・蕪菁)、アブラナ科アブラナ属の草、同「蕪菁ブセイ」「蔓菁マンセイ」 {カブ}
艸3+6=総画数9 U+835C [ヒツ、ヒチ/] 蓽𦸩
◆「荜茇・荜拔ヒハツ」、インドナガコショウ(印度長胡椒)、コショウ科の蔓性植物、香辛料として利用される {インドナガコショウ}
◆竹や柴を編んで作った垣根、同「篳」
艸3+6=総画数9 U+835D [ソク/]
◆トリカブト(鳥兜)、キンポウゲ科トリカブト属の毒草、またその根
艸3+6=総画数9 U+835E [キョウ、ギョウ/]
◆「荞麦キョウバク」、ソバ(蕎麦)、タデ科ソバ属の草、またその種を挽(ひ)いて作った食べ物 {ソバ}
◆タカトウダイ(高灯台)、トウダイグサ科トウダイグサ属の草、漢名「大戟ダイゲキ・邛鉅キョウキョ」 {タカトウダイ}
艸3+6=総画数9 U+835F [ワイ、カイ/]
◆草が叢(むら)がり伸びるさま
◆(草や雲などが)覆い被(かぶ)さるさま
◆ものが群がるさま、ものが続々と集まるさま
◆「鴻薈コウカイ」、ラッキョウ(薤・辣韮)、ヒガンバナ科ネギ属の草 {ラッキョウ}
艸3+6=総画数9 U+8360 [セイ、ザイ、シ、ジ/なずな] 薺萕
◆ナズナ(薺)、アブラナ科ナズナ属の草 {ナズナ}
◆「荸荠ホツシ・ボッシ」、イヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の水草、塊茎カイケイ(根茎が球形に肥大したもの)を食用とする、別名「シログワイ(白慈姑)」、またオモダカ科オモダカ属の水草で塊茎を食用とするものを併せての総称、別名「𦽏茈フシ」「慈姑シコ」「烏芋オウ」 {イヌクログワイ}
◆「石荠苧セキセイネイ」、イヌコウジュ(犬香薷)、シソ科イヌコウジュ属の草 {イヌコウジュ}
艸3+6=総画数9 U+8361 [トウ、ドウ/]
◆揺れ動く、揺り動かす、同「蕩」「盪」
◆揺すって器の汚(よご)れを洗い流す、きれいに取り除く、一掃する、同「蕩」「盪」
◆当てもなくふらふらとするさま、勝手気ままなさま、酒色や道楽に溺れるさま、同「蕩」
◆「荡荡トウトウ」、ゆらゆらと揺れながら大きく広がっているさま、同「蕩蕩」
◆繁「蕩」「盪」
艸3+6=総画数9 U+8362 [未詳/う、お]
◆未詳「【三吳水考:卷二:太湖考】…開夾荢干於宜興武進之境…(「宜興(江蘇省無錫市宜興市)」「武進(江蘇省常州市武進ブシン区)」)「【大清一統志:卷六十七:揚州府二:聖祖南巡幸臨】蔣瑶(…揚産帝曰*荢布亦非揚産耶瑤不得已獻五百疋…)(「茡」或いは「苧」の譌字か?)
◆[日]人名用字、地名用字
筆順
艸3+6=総画数9 U+8363 [エイ、ヨウ/さか・える、は・える] 栄榮
◆草木が盛んに茂る、花が華やかに咲き盛る
◆繁盛する
◆華やかなさま、目立つさま
◆軒先(のきさき)の両端の反り上がった部分「【說文解字:木部:榮】屋梠之兩頭起者為榮」
◆キリ(桐)、キリ科の木 {キリ}
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8364 [クン/]
◆ニラ(韮)・ネギ(葱)・ニンニク(大蒜)などの辛(から)みや刺激性の匂(にお)いがする野菜
◆魚や肉などの生臭いもの、また生臭い料理
◆「荤粥クンイク」、古代の中国北方に居住していた民族の名、同「獯鬻」、【廣韻】は西周代(前1046年~前771年)に「獫狁ケンイン」、漢代(前202年~220年)に「匈奴キョウド」と呼ばれた民族の夏代(前21世紀~前17世紀)の名とする、同「葷粥」「【廣韻:上平聲:文第二十:薰:獯】北方胡名夏曰獯鬻周曰獫狁漢曰匈奴」
艸3+6=総画数9 U+8365 [ケイ、ギョウ、エイ、ヨウ/]
◆「荥阳ケイヨウ」、古県名、現市名、現河南省鄭州市滎陽市 {河南省}
艸3+6=総画数9 U+8366 [ラク/]
◆毛色が斑(まだら)な牛、斑模様の境目がはっきりしている牛
◆はっきりとしているさま、ひときわ目立つさま
艸3+6=総画数9 U+8367 [ケイ、ギョウ/]
◆室内の燈火の細々とした光
◆小さな光が揺れながらちらちらと光る
◆ホタル(蛍)、蛍の微かな光
漢字林(非部首部別)
艸3+6=総画数9 U+8368 [ジン、タン、ドン/]
◆フノリ(布海苔)、フノリ科の紅藻類、同「海蘿カイラ」「【爾雅注疏:釋草】蕁海藻藥草也一名海羅如亂髮生海中」
◆「荨麻ジンマ」、イラクサ(刺草・蕁麻)、イラクサ科の草 {イラクサ}
◆「荨麻疹ジンマシン」、痒(かゆ)みや腫れを伴う皮膚病
◆ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥したものは生薬として利用される、別名「莐藩・䒞藩チンハン」「知母チモ」
艸3+6=総画数9 U+8369 [シン、ジン/]
◆「荩草ジンソウ」、コブナグサ(小鮒草)、イネ科コブナグサ属の草 {コブナグサ}
◆忠誠チュウセイを尽(つ)くす、私心シシンなく仕(つか)える
◆燃(も)え残り、燃えさし、同「燼」
艸3+6=総画数9 U+836A [ソン/] 蓀䕖𦺈𦳪
◆ショウブ(菖蒲)、ショウブ科の草、同「荃」 {ショウブ}
◆「溪荪ケイソン」、アヤメ(菖蒲・文目)、アヤメ科の草「【古今韻會舉要:十三】溪蓀者極似石菖蒲而葉無脊(アヤメはショウブに似るが、アヤメの葉にははっきりとした主脈がない) {アヤメ}
艸3+6=総画数9 U+836B [イン、オン/かげ、かげ・る] 蔭䕃𨼲𦹥𦺼
◆草木に覆われて日光が遮(さえぎ)られたところ、日陰、同「廕」
◆覆う、覆い守る、庇(かば)う
◆他に守られる、他の力を借りる、おかげ、~のおかげで~
◆「庇荫ヒイン」◇日差しを遮(さえぎ)る◇庇護ヒゴする、庇い守る
艸3+6=総画数9 U+836C [バイ、メ/]
◆「苣荬菜キョバイサイ」、タイワンハチジョウナ(台湾八丈菜)、キク科ノゲシ属の草 {タイワンハチジョウナ}
◆「水苦荬スイクバイ」、カワヂシャ(川萵苣)、オオバコ科クワガタソウ属の草 {カワヂシャ}
◆「苦荬菜クバイサイ」、ニガナ(苦菜)、キク科ニガナ属の草‡ {ニガナ}
艸3+6=総画数9 U+836D [コウ、グ/]
◆オオケタデ(大毛蓼)、タデ科イヌタデ属の草、「葒草コウソウ」「水葒スイコウ」、同「蘢薣ロウコ」「紅蓼コウリョウ」「天蓼テンリョウ」 {オオケタデ}
艸3+6=総画数9 U+836E [チュウ、ジュウ/]
◆藁で物を包む
◆縄などで括(くく)った椀や皿などを数える語
艸3+6=総画数9 U+836F [ヤク/]
◆雄蕊ユウズイ(おしべ)の先端にあって花粉が入っている部分 {葯}
◆ヨロイグサ(鎧草、セリ科シシウド属の草)の根を乾燥させた生薬、「白芷ビャクシ」 {ヨロイグサ}
◆「芍药・芍薬シャクヤク」、ボタン科ボタン属の草、根は生薬として利用される {シャクヤク}
◆「山药・山藥サンヤク」、ナガイモ(長芋)などの塊根カイコン(澱粉などの養分を貯えて肥大した根)、別名「山薯サンショ」「山蕷サンヨ」「山芋サンウ」 {ナガイモ}
◆薬(くすり)、同「薬」
◆繁「藥」
艸3+6=総画数9 U+837F [セイ、ジョウ/]
◆草名
艸3+6=総画数9 U+83BD [ボウ、モウ/] 莾𦷶
◆草が茫々ボウボウと伸びているさま、草深いさま
◆草が蔓延(はびこ)るさま、(茫々とした草むらが)どこまでも広がっているさま
◆深く考えずにそそっかしいさま、いい加減なさま
◆「莽草ボウソウ・モウソウ」、シキミ(樒)、マツブサ科シキミ属の木 {シキミ}
注解:茻(くさむら)の中を犬がウサギ(兎)を追い掛けるさまを象ったもので、「莽」は「{⿳艹犬廾}」で10画、「𦷶」が本字、「莾」は俗字
漢字林(非部首部別)
筆順
𦤅艸3+6=総画数9 U+26905 [未詳/]
◆未詳
𦬝艸3+6=総画数9 U+26B1D [フツ、ホチ、ヒ/]
◆草木が盛んに生い茂るさま
◆「蔽𦬝ヘイヒ」◇草木が盛んに生い茂るさま◇生え出たばかりの葉や枝が小さく柔らかいさま
◆膝の下まで届く盛装用の前垂れ、同「巿」「韍」
𦬻艸3+6=総画数9 U+26B3B [ジョ、ニョ/]
◆「藸𦬻チョジョ」、未詳「【集韻:卷三:平聲:麻第九:藸】藸𦬻亂艸」「【康熙字典:申集上:艸部:𦬻】○按藷𦬻本作藷蒘見蒘字註(「藸𦬻」「藷𦬻」「藸蒘」「藷蒘」のいずれも未詳)
𦬽艸3+6=総画数9 U+26B3D [ホウ、ホ/]
◆草木が叢(むら)がり生(は)え伸びるさま、頭を覆うほどに伸びるさま
◆車蓋シャガイ(車の日除け雨除け用の大きな傘)や傘蓋サンガイ(日除け雨除け用の大きな傘)などの覆(おお)い、「羽葆ウホウ(羽飾りの付いた覆い)」「【廣韻:去聲:霽第十二:翳:翳】羽葆也又隱也奄也鄣也(「鄣」は「障ショウ(遮さえぎる)」の誤りと思われる)
◆覆って大切に守る、同「保」
◆小児や嬰児エイジを覆い包(くる)む布、同「褓」
◆大切なもの、大切に扱うもの、同「寶(宝)」
◆蘖(ひこばえ)、草木の切り株から生え出た新芽
𦭭艸3+6=総画数9 U+26B6D [キョウ、グ、グウ/] 𦭎
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦭭】巨凶切蓂莢實也(「蓂莢メイキョウ」は「伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名」、「蓂」を参照)
𦭮艸4+6=総画数10 U+26B6E [テイ/]
◆草や草の茎で割れ目や欠けたところ埋めて元通りにする
𦭯艸3+6=総画数9 U+26B6F [ロウ/]
◆キク科ヨモギ属の草
𦭱艸3+6=総画数9 U+26B71 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦭱】《篇海》作木切音鏃草木叢生也○按通志六書略作丵似不宜收入艸部」
𦭲艸3+6=総画数9 U+26B72 [キ、ギ/]
◆繭(まゆ)から糸口を引き出し糸を繰(く)る
𦭳艸3+6=総画数9 U+26B73 [ウ/]
◆草名
𦭵艸3+6=総画数9 U+26B75 [ヨウ/]
◆「𦭵葲ヨウセン」、薬名、或いは草名、或いは薬草名、未詳、一説に「蜀羊泉ショクヨウセン(フルカワナスビ、ナス科ナス属の草、薬用として利用される)」とする
𦭷艸3+6=総画数9 U+26B77 [ボウ、ム/]
◆オオムギ(大麦)、イネ科オオムギ属の草、同「麰」 {オオムギ}
𦭹艸3+6=総画数9 U+26B79 [カイ/]
◆「𦭹藋カイチョウ」、シロザ(白藜)、ヒユ科アカザ属の草 {シロザ}
𦭺艸3+6=総画数9 U+26B7A [キュウ、ク/] 𦬥
◆草が互いに絡み縺れ合うさま
𦭼艸3+6=総画数9 U+26B7C [ヒ、ビ/]
◆草木が枯れる、枯れ落ちる、同「莩」「殍」
𦭾艸3+6=総画数9 U+26B7E [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦭾】《字彙》亡結切音滅目不正《正字通》𦭝字之譌○按《集韻》苜一作𦭝目不正也字从𠁥《字彙》《正字通》不設𦫳部…」
𦮀艸3+6=総画数9 U+26B80 [タツ、タチ/] 莌𦸍
◆「活𦮀カツダツ」、カミヤツデ(紙八手)、ウコギ科の木、別名「通脫木ツウダツボク」「蓪草・通草ツウソウ」 {カミヤツデ}
𦮂艸3+6=総画数9 U+26B82 [シ/めどぎ]
◆ノコギリソウ(鋸草)、キク科ノコギリソウ属の草、古く茎は占いに用いられたが後に竹製が主になった {ノコギリソウ}
◆メドハギ(蓍萩)、マメ科ハギ属の木 {メドハギ}
◆めどぎ、占いに用いる棒、筮竹ゼイチク
𦮃艸3+6=総画数9 U+26B83 [カイ、ケ/そむ・く] 乖𠂯𠁰𦭅𠁬
◆反対方向に離れて行く、「背骨のように中央を境にしてそれぞれ反対方向に向かう、離れて行く」の意
◆背を向ける、背(そむ)く
◆あるべき姿や道に(人の忠告に)背を向け従わない、また反ハンする、「乖戻カイレイ」
◆[俗](特に子供に対して)お利口な、賢(かしこ)い
𦮄艸3+6=総画数9 U+26B84 [ボウ、モウ/] 莔𦴖𦯶𦱋𦳶𧏊
◆バイモ(貝母)、ユリ科バイモ属の草、咳止めなど薬草として利用される、同「蝱」 {バイモ}
𦮅艸3+6=総画数9 U+26B85 [バク、マク/]
◆無(な)い、~でない、~できない、同「莫」「【集韻:卷十:入聲下:鐸第十九:莫𦮅】末各切無也定也亦姓古作𦮅」
𦮈艸3+6=総画数9 U+26B88 [シ/]
◆「𦮈蒻シジャク」、伸び始めたばかりの柔らかいガマ(蒲) {ガマ}
𦮉艸3+6=総画数9 U+26B89 [ボウ、ミョウ/] 茆𦮦𦯄𦯆𦹉
◆ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草、同「𦭘」「𦽏葵フキ」 {ジュンサイ}
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの葉の細長いイネ科の草の総称、同「茅」
𦮊艸3+6=総画数9 U+26B8A [ス、シュ、スウ/] 蒭𦷝𦱪
◆「苾𦮊ヒツシュ・ビチュゥ」◇草名、未詳「【龍龕手鑑《欽定四庫全書》本:卷二:草部第八:苾蒭】上毗逸反下測於反苾蒭梵語草名有其四徳以今左之也{⿳艹口丑}𦮊𦷝測於反同上」◇比丘ビク(梵語の音写)、出家して具足戒グソクカイを受け正式に僧の資格を得た男性
𦮋艸3+6=総画数9 U+26B8B [コウ/あら・い、あ・らす、あ・れる、すさ・む、すさ・ぶ] 荒𫟎𠃤𠯚
◆雑草が伸び放題なさま、人の手が入っておらず耕作や居住に向かないさま、またそのような地
◆廃(すた)れる、長い間人の手が加えられた様子がないさま
◆(人の手が及ばす)作物のできが悪い、作物が稔(みの)らない、同「𥡃」
◆凶作、不作
◆手が行き届いていない(考えが及んでいない、吟味されていない)さま、中身がないさま、虚(うつ)ろなさま
◆何もなくただ広大なさま、遥(はる)か遠く人の手が及ばないさま
漢字林(非部首部別)
𦮍艸3+6=総画数9 U+26B8D [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦮍】《直音》與蒯同」
𦮏艸3+6=総画数9 U+26B8F [シ、ジ/つぎ、つ・ぐ] 次𠕞
◆並びや繰り返しの先頭の後に続く二番目
◆後(あと)に続く、~の後に続いて~
◆順序、「次第シダイ」
◆繰り返される物事の回数、また順序、「数次スウジ(数回)」「一次イチジ(一回目、一度目)」
◆途中で一時留(とど)まる、旅や行軍の途中で宿(やど)る、またその場所
𦮒艸3+6=総画数9 U+26B92 [キョク、コク/] 䒼𧀍
◆蚕箔サンパク、竹などを網状に編んだ蚕を飼うための平らな籠(かご)、同「曲」「筁」
𦮓艸3+6=総画数9 U+26B93 [ケイ、キョウ/いばら] 荊荆
◆刺のある木の総称、刺のある木の棒
◆「牡𦮓ボケイ」、ニンジンボク(人参木)、シソ科ハマゴウ属の木 {ニンジンボク}
◆夏代(前21世紀~前17世紀)の九州キュウシュウ(九つの国)の一つ、「荊州ケイシュウ」、現在の湖北省から湖南省北部にかけての地(【尚書注疏:卷五:夏書(禹貢)】によれば九州は冀キ・兗エン・青セイ・徐ジョ・揚ヨウ・荊ケイ・豫ヨ・梁リョウ・雍ヨウ、但し【爾雅注疏:釋地】【周禮注疏:夏官司馬:職方氏】等とやや異同がある) {湖北省}
◆「荊妻ケイサイ」、自分の妻の謙称
𦮔艸3+6=総画数9 U+26B94 [未詳/]
◆未詳
𦮕艸3+6=総画数9 U+26B95 [デツ、ネチ、ジョウ、ニョウ/] 苶𦬼
◆疲れてぐったりするさま
漢字林(非部首部別)
𦮘艸3+6=総画数9 U+26B98 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦮘】同"艿"」
𦮙艸3+6=総画数9 U+26B99 [キ、ギ/あおい] 葵𦷡
◆アオイ(葵)、アオイ科・フウロソウ科テンジクアオイ属・ウマノスズクサ科カンアオイ属などの植物の称 {アオイ}
◆「野𦮙ヤキ」、フユアオイ(冬葵)、アオイ科ゼニアオイ属の草 {フユアオイ}
◆「天竺𦮙テンジクキ」、テンジクアオイ(天竺葵)、フウロソウ科テンジクアオイ属の草 {テンジクアオイ}
◆「向日𦮙コウジツキ」、ヒマワリ(向日葵)、キク科ヒマワリ属の草 {ヒマワリ}
◆[日]「双葉葵フタバアオイ」、ウマノスズクサ科カンアオイ属の草、徳川家の家紋はこの葉をデザインしたもの、漢名は「雙葉細辛ソウヨウサイシン」 {フタバアオイ}
𦮝艸3+6=総画数9 U+26B9D [未詳/]
◆未詳「【冲虛至德真經釋文:卷下第十一:楊朱第七】𦮝然(音忙)(「𦮝然」は「茫然」か?)
𦮠艸3+6=総画数9 U+26BA0 [シュツ、ジュツ/]
◆「蓬莪𦮠ホウガジュツ」、別名「莪蒁ガジュツ」、ショウガ科ウコン属の草 {ガジュツ}
𦮥艸3+6=総画数9 U+26BA5 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦮥】同"英"」
𦮦艸3+6=総画数9 U+26BA6 [ボウ、ミョウ/] 茆𦯄𦯆𦮉𦹉
◆ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草、同「𦭘」「𦽏葵フキ」 {ジュンサイ}
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの葉の細長いイネ科の草の総称、同「茅」
𦮨艸3+6=総画数9 U+26BA8 [コウ、ギョウ、ケイ/くき] 茎莖
◆草本の葉や花などを支える木の幹に当たる部分
◆(草の茎のように)細長く伸びたもの、またそれを数える語
𦮮艸3+6=総画数9 U+26BAE [オク、ヨク/] 沃𣵽𦰚
◆水を掛ける、水を注ぐ、水を行き渡らせる
◆潤(うるお)す、潤う
◆土が柔らかく肥えている
𦮯艸3+6=総画数9 U+26BAF [未詳/]
◆未詳
𦮰艸3+6=総画数9 U+26BB0 [未詳/]
◆未詳「【太師誠意伯劉文成公集:卷之六:海寧應氏墓菴記】…躋勿顛以𦮰以提其墓…」「【中華字海:艹部:𦮰】同"赤"」
𦯒艸3+6=総画数9 U+26BD2 [ギョウ/]
◆ショウブ(菖蒲)、ショウブ科ショウブ属の草 {ショウブ}
◆未詳「【說文解字:艸部:䓉】䒢䓉也(他本では「𦭎{⿱艹卭}」、但し「𦭎」は別義のようで、「䒢」と「𦭎」を同字とするのは誤りと思われる)
𦯭艸3+6=総画数9 U+26BED [シ/]
◆「白𦯭・白芷ビャクシ」、ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、またその根を乾燥させた生薬の名、別名「苻蘺フリ」 {ヨロイグサ}
◆「蘄𦯭キシ」、センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の苗 {センキュウ}
𫟎艸3+6=総画数9 U+2B7CE [コウ/あら・い、あ・らす、あ・れる、すさ・む、すさ・ぶ] 荒𦮋𠃤𠯚
◆雑草が伸び放題なさま、人の手が入っておらず耕作や居住に向かないさま、またそのような地
◆廃(すた)れる、長い間人の手が加えられた様子がないさま
◆(人の手が及ばす)作物のできが悪い、作物が稔(みの)らない、同「𥡃」
◆凶作、不作
◆手が行き届いていない(考えが及んでいない、吟味されていない)さま、中身がないさま、虚(うつ)ろなさま
◆何もなくただ広大なさま、遥(はる)か遠く人の手が及ばないさま
艸3+7=総画数10 U+44C4 [ギン、ゴン/]
◆草が叢(むら)がり生えているさま
艸3+7=総画数10 U+44C5 [キン、ゴン/]
◆セリ(芹)、セリ科の草、同「芹」 {セリ}
艸3+7=総画数10 U+44C7 [ケキ、カク、キャク/]
◆草が盛んに生い茂るさま
◆顔を真っ赤にして怒(いか)る、同「嚇」
艸3+7=総画数10 U+44C8 [イ/] 𦲴
◆オニバス(鬼蓮)、スイレン科オニバス属の水生植物、同「芡」「蔿」 {オニバス}
艸3+7=総画数10 U+44C9 [シャ、ジャ、ヤ/]
◆草名、未詳「【說文解字:艸部:䓉】䒢䓉也(他本では「𦭎{⿱艹卭}」、但し「𦭎」は別義のようで、「䒢」を「𦭎」と誤ったものか)「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䓉】與蛇切草名」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦳃】或作䓉今以遮反草名(「𦳃」参照)「【集韻:卷三:平聲:麻第九:䓉】菜名(《欽定四庫全書》本では「菓名」)
艸3+7=総画数10 U+44CA [ゴ、グ/] 𦸭𦹊
◆草名、未詳、ヨモギ(蓬)に似るという、同「茣」
◆「䓊蕭ゴショウ」、草名、未詳
艸3+7=総画数10 U+44CB [シ/] 𦽘
◆ニレ(楡)の莢(さや)
◆野菜の塩また酢の漬物、同「菹」
艸3+7=総画数10 U+44CD [カン、ガン/]
◆草名、未詳、一説に「蔊」の異体字で「䓍菜カンサイ(イヌガラシ犬芥子、アブラナ科イヌガラシ属の草)」という
艸3+7=総画数10 U+44CF [フ/]
◆花が盛んに咲くさま
艸3+7=総画数10 U+44D0 [シュン、ジュン/]
◆草名、未詳
艸3+7=総画数10 U+44D1 [ヘイ、ビョウ/]
◆ウキクサ(浮草)、ウキクサ科の草、また水面に浮かぶ草の総称、同「苹」「萍」 {ウキクサ}
艸3+7=総画数10 U+44D2 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:䓒】《字彙補》同𦳋《集韻》作𦹣《類篇》作𠣯」
艸3+7=総画数10 U+44D3 [チュウ、ジュウ/] 薵𦺚
◆草が覆う、覆い被(かぶ)さる「【方言・第十二】薵蒙覆也薵戴也」「【輶軒使者絕代語釋別國方言】薵蒙覆也薵戴也」
◆ネギ(葱、ヒガンバナ科ネギ属の草)の一種「【齊民要術:卷第三:種葱第二十一】爾雅曰茖山葱注曰茖葱細莖大葉廣雅曰藿薵𦿀葱也其蓊謂之薹…(「茖葱」はギョウジャニンニク(行者葫、ヒガンバナ科ネギ属の草))
艸3+7=総画数10 U+44D4 [/こも]
◆[日]姓用字
艸3+7=総画数10 U+44D6 [キュウ、グ、グウ/] 藭𧅓𧅉
◆「芎䓖キュウキュウ」、センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の根茎を乾燥させた生薬の名 {センキュウ}
艸3+7=総画数10 U+831E [シン、ジン/]
◆「茞蕂シンショウ」、ゴマ(胡麻)、ゴマ科の草「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:茞】時人切草名」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:茞】勤侶切茞蕂胡麻也」
注解:「茝」
艸3+7=総画数10 U+8323 [ゴ/]
◆「茣茱萸・呉茱萸ゴシュユ」、ミカン科ゴシュユ属の木「【普濟方:卷一百三十四:傷寒門】牡蠣散…麻黃茣茱萸辛荑…(「麻黃マオウ」はマオウ科マオウ属の植物、「辛荑シンイ」はモクレン(木蓮)) {ゴシュユ}
◆草名、未詳、ヨモギ(蓬、キク科ヨモギ属の草)に似るという、同「䓊」
◆[日]「茣蓙(ござ)」、イグサ(藺草、イグサ科イグサ属の草)などの草の茎を編んで作る敷物
筆順
艸3+7=総画数10 U+834D [キョウ、ギョウ/]
◆ゼニアオイ(銭葵)、アオイ科ゼニアオイ属の草、同「荆葵ケイキ」「錦葵キンキ」「芘苤ヒフ」 {ゼニアオイ}
艸3+7=総画数10 U+8370 [ト、ズ/]
◆「荰蘅トコウ」、ウマノスズクサ科カンアオイ属の草
艸3+7=総画数10 U+8371 [ビ、ミ/]
◆草名、未詳
◆草が垂れ下がるさま
艸3+7=総画数10 U+8372 [リ/]
◆ギシギシ(羊蹄)、タデ科スイバ属の草、同「蓧」「蓨」「苖」F{ギシギシ}
艸3+7=総画数10 U+8373 [トウ、ズ/]
◆豆(まめ)、豆類
◆「荳蔻ズク」、ニクズク(肉荳蔲・肉豆蔲、ニクズク科ニクズク属の木、その種子はナツメグnutmeg)・ビャクズク(白荳蔲・白豆蔲、ショウガ科ズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)・ショウズク(小荳蔲・小豆蔲、ショウガ科ショウズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)などの総称 {ニクズク}
筆順
艸3+7=総画数10 U+8374 [フ/]
◆(香りなどが)一面に広がるさま
◆「荴蔬」、枝葉が伸び茂るさま
艸3+7=総画数10 U+8375 [ジン、ニン/]
◆「荵冬ニンドウ」、スイカズラ(忍冬)、別名キンギンカ(金銀花)、スイカズラ科の蔓性の草 {スイカズラ}
筆順
艸3+7=総画数10 U+8376 [ギン、ゴン/]
◆草名、未詳、水生で葉や茎などは食用になるという
艸3+7=総画数10 U+8377 [カ、ガ/に、にな・う]
◆ハス(蓮)、ハス科ハス属の水草、ハスの花・実・茎・根茎など全体を指す、別名「芙蕖フキョ」「【爾雅注疏:釋草】荷芙渠(…)其莖茄其葉蕸其本蔤(《注》莖下白蒻在泥中者)其華菡萏(…)其實蓮(《注》蓮謂房也)其根藕其中的(…)的中薏(《注》中心苦)」 {ハス}
◆「薄荷ハッカ」、シソ科ハッカ属の草 {ハッカ}
◆背や肩に物を載(の)せる、担(かつ)ぐ
◆(義務や責任などを)背負う
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+8378 [ホツ、ホチ/]
◆「荸薺ホツシ・ボッシ」、イヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の水草、塊茎カイケイ(根茎が球形に肥大したもの)を食用とする、別名「シログワイ(白慈姑)」、またオモダカ科オモダカ属の水草で塊茎を食用とするものを併せての総称、別名「𦽏茈フシ」「慈姑シコ」「烏芋オウ」 {イヌクログワイ}
艸3+7=総画数10 U+8379 [ホ、ブ/]
◆飼葉(かいば)、牛馬の餌(えさ)にする藁(わら)
◆「荹攎ホロ」、未詳、「散らばった草を集める」の意か?「【集韻:卷二:平聲:模第十一:荹捗】荹攎收亂艸或从手」
艸3+7=総画数10 U+837A [イン/]
◆蓮根レンコン(はすね)などのような中空で食用になる草の根、同「茇」「𦺔」「【爾雅注疏:釋草】荺茭(…《疏》荺一名茭謂草根可食者也亦筍類也非一種故郭氏舉類以曉人云今江東呼藕經緒如指空中可食者爲茇茭即此類是也)」
艸3+7=総画数10 U+837B [テキ、ジャク/おぎ] 蔐𧁱藡
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草 {オギ}
筆順
艸3+7=総画数10 U+837C [ト、ド、ズ/]
◆ニガナ(苦菜)、キク科ニガナ属の草、漢名を「齒緣苦蕒」という「【本草綱目:菜之二:苦菜】苦苣苦蕒」 {ニガナ}
◆キクヂシャ(菊萵苣)、キク科キクニガナ属の草、漢名を「苦苣」という {キクヂシャ}
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)などの白い穂(ほ、茎の先に多数の花実が並ぶように付いたもの) {チガヤ} {アシ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+837D [スイ/] 𦯩
◆「芫荽ゲンスイ」「胡荽コスイ」、コエンドロcoentro[葡]、セリ科コエンドロ属の草、多くは食用となる、同「芫荾」、別名「コリアンダーcoriander」「パクチーผักชี」「シャンツァイ香菜」 {コエンドロ}
艸3+7=総画数10 U+837E [スイ/] 𦴅䒘
◆花弁カベン(はなびら)の中央にある蕊(しべ、被子植物の花の生殖器官) {蕊・蘂}
◆「芫荾ゲンスイ」「胡荾コスイ」、コエンドロcoentro[葡]、セリ科コエンドロ属の草、多くは食用となる、同「芫荽」、別名「コリアンダーcoriander」「パクチーผักชี」「シャンツァイ香菜」 {コエンドロ}
艸3+7=総画数10 U+8380 [ドウ、ノウ、ノ、シン、ジン/] 𨑆
◆田畑を耕し、作物の種を播(ま)き育て収穫する、またその仕事、またそれ従事する人、同「農」
◆草が多いさま
艸3+7=総画数10 U+8381 [ブ、ム/]
◆「莁荑・蕪荑ブイ」、チョウセンニレ(朝鮮楡、ニレ科ニレ属の木)の実、煎じて生薬とする、別名「蔱蘠サッショウ」 {チョウセンニレ}
艸3+7=総画数10 U+8382 [ヘツ、ヘチ/]
◆育てた苗(密生している苗)を分けて適当な間隔に植え替える
◆割符(わりふ)にする、(布などに文字・署名などを書いて、それを割き、それぞれを互いに持ち合って真正なものであることの証あかしとする)、同「䇷」
艸3+7=総画数10 U+8383 [キ、ケ/]
◆ウサギアオイ(兎葵)、アオイ科ゼニアオイ属の草、或いはゼニアオイ属の草の類、別名「菟葵トキ」 {ウサギアオイ}「【爾雅注疏:釋草】莃菟葵(《疏》莃一名菟葵郭云頗似葵而小葉狀如藜有毛汋啖之滑者汋煮也…)」
艸3+7=総画数10 U+8384 [コウ、キョウ/]
◆草名
◆草の茎
艸3+7=総画数10 U+8385 [リ/]
◆臨(のぞ)む、(人・時・事などに)向き合う、正面から取り組む、携(たずさ)わる、「莅政リセイ(政まつりごとに携わる、また正面から取り組む)」、同「涖」「䇐」
◆役職や位(くらい)に就(つ)く、「莅官リカン」
筆順
艸3+7=総画数10 U+8386 [ホ、ブ、フ/]
◆「萐莆ショウフ」、伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名、同「萐脯」「【論衡:是應】若夫萐脯蓂莢屈軼之屬殆無其物何以驗之說以實者太平無有此物儒者言萐脯生於庖廚者言廚中自生肉脯薄如萐形搖鼓生風寒涼食物使之不臰」「【宋書:卷二十九:志第十九:符瑞下】萐甫一名倚扇状如蓬大枝葉小根根如絲轉而成風殺蝇蠅堯時生於厨(闕)」
艸3+7=総画数10 U+8387 [ショ、ソ、ジョ/]
◆助法ジョホウ、殷代(約前17世紀~約前11世紀) の税法で、土地を縦横それぞれ三分して九区画(各七十畝)に分け、八戸に一区画ずつ与え、中央の一区画を八戸で共同耕作し、そこからの収穫を税とした、周代(前11世紀~前256年)には「井田制セイデンセイ」と呼ばれた ‡ {井田制}
◆未詳「【集韻:卷七:去聲上:御第九:莇】艸名茍𦬊也」(「【漢字源:艸部:莇】木の名。ナス科クコ属の落葉低木。」「【広辞苑:艹部:莇】小低木の名。くこ(=枸杞)。」、但し「莇」は「艹」である上に【集韻】も「艸名」とする、クコ(枸杞)は木本)
◆[日]アザミ(薊)、キク科アザミ属の草 {アザミ}
筆順
艸3+7=総画数10 U+8388 [ボツ/]
◆草名
艸3+7=総画数10 U+8389 [リ、レイ、ライ/]
◆「茉莉マツリ」「茉莉花マツリカ」、アラビア・ジャスミンArabian jasmine、モクセイ科ソケイ属の木 {マツリカ}
筆順
艸3+7=総画数10 U+838A [ソウ、ショウ/] 荘𤖄𤖈𤕶𠗎𦻊
◆(草が)大きく立派なさま、(姿形が)きれいに整っているさま
◆厳格なさま、ゆるがせにしないさま
◆君主や貴族などの別荘
◆四方八方に通じる道
◆田舎、田舎の家、田舎の集落、同「庒」
◆簡「庄」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+838B [サク、ザク/] 𦰼
◆古地名、現四川省雅安市漢源県、同「苲」 {四川省}
艸3+7=総画数10 U+838C [タツ、タチ/] 𦮀𦸍
◆「活莌カツダツ」、カミヤツデ(紙八手)、ウコギ科の木、別名「通脫木ツウダツボク」「蓪草・通草ツウソウ」 {カミヤツデ}
艸3+7=総画数10 U+838D [キュウ、グ/]
◆サンショウ(山椒)の実のような、表面に多くの疣(いぼ)状の突起が並ぶ外皮、「蓃莍ソウキュウ」「【爾雅注疏:卷九:釋木】椒樧醜莍(莍萸子聚生成房貌今江東亦呼莍樧似茱萸而小赤色)」 {サンショウ}
◆「蔃莍キョウキュウ」、ユリ(百合)、ユリ科の植物「【類篇:卷一:艸部:蔃】渠良切蔃莍百合也…」 {ユリ}
筆順
艸3+7=総画数10 U+838E [サ、シャ/] 䔋𦹈
◆「莎草サソウ」◇カヤツリグサ(蚊帳吊草・蚊屋吊草・莎草)、カヤツリグサ科の草 {カヤツリグサ}◇ハマスゲ(浜菅)、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草、別名「薃葔コウコウ・香附コウフ」 {ハマスゲ}
◆「莎雞シャケイ」、クツワムシ(轡虫、キリギリス科に属する昆虫)の類、別名「蟈蟈カクカク」「絡緯ラクイ」、俗称「紡織娘ボウショクジョウ・ファンシィニィャン」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+838F [サ/]
◆「捼莏ダサ」、両手で(両掌で)押さえる、両手で押さえ摩(さす)る「【集韻:卷三:平聲三:戈第八:莏】捼莏手相切摩也」「【詩傳旁通:卷一:國風】煩撋(鄭康成詩箋煩撋之用功深字略云煩撋猶捼莏也禮記曲禮共飯不澤手鄭康成注澤謂捼莏也…)」
艸3+7=総画数10 U+8390 [チン、ジン/]
◆「莐藩・䒞藩チンハン」、ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥したものは生薬として利用される、別名「知母チモ」「【爾雅注疏:釋草】𧂇莐藩(…《疏》藥草知母也一名𧂇一名莐藩…)」 {ハナスゲ}
艸3+7=総画数10 U+8391 [ホウ、フ、ブ/]
◆草が芽生える
◆ヨモギ(蓬)、キク科ヨモギ属の草、同「蓬」 {ヨモギ}同「蓬」「【說文解字:艸部:蓬】蒿也从艸逢聲莑籒文蓬省」
漢字林(非部首部別)
艸3+7=総画数10 U+8392 [キョ、コ/]
◆イモ芋、イモ芋の別称 {イモ}
◆周代(西周)から戦国時代にかけての古国名、前11世紀~前431年、現山東省日照市莒県 {春秋時代} {山東省}
艸3+7=総画数10 U+8393 [バイ、マイ、メ/いちご] 𦱞
◆イチゴ(苺)、バラ科オランダイチゴ属・キイチゴ属などの植物、またその実、同「苺」 {イチゴ}
◆「茅莓ボウバイ」、ナワシロイチゴ(苗代苺)、バラ科キイチゴ属の木 {ナワシロイチゴ}
◆「莓莓バイバイ」、草が(作物が)青々と生い茂るさま
筆順
艸3+7=総画数10 U+8394 [ボウ、モウ/] 𦮄𦴖𦯶𦱋𦳶𧏊
◆バイモ(貝母)、ユリ科バイモ属の草、咳止めなど薬草として利用される、同「蝱」 {バイモ}
漢字林(非部首部別)
艸3+7=総画数10 U+8395 [コウ、ギョウ/] 荇䓷
◆「莕菜コウサイ」、アサザ(莕菜・荇菜)、ミツガシワ科アサザ属の水草 {アサザ}
艸3+7=総画数10 U+8396 [コウ、ギョウ、ケイ/くき] 茎𦮨
◆草本の葉や花などを支える木の幹に当たる部分
◆(草の茎のように)細長く伸びたもの、またそれを数える語
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+8397 [シャ/]
◆「莗葥シャセン」、同「車前シャゼン」、オオバコ(大葉子・車前)、オオバコ科オオバコ属の草 {オオバコ}
艸3+7=総画数10 U+8398 [シン/] 𦸯
◆長いさま「【毛詩注疏:卷二十二:小雅:魚藻】…魚在在藻有莘其尾(《傳》莘長貌)」
◆人や物が多いさま、「莘莘シンシン」
◆古国名、夏カ代(前21世紀~前17世紀)に現山東省菏澤市南一帯を本拠とした「有莘・有㜪・有姺・有侁・有𨐍ユウシン(氏族名)」の国、後に分散して各地に本拠を構えたという 「【路史:卷二十七:夏后氏後:莘】姒姓(…)文王妃母家今同之夏陽漢郃陽…(…*1郃陽南二十有城古莘國)昔散宜生求有莘氏…陜石鎮西十五莘原也(在陜州*2陜縣)然大名之莘縣有莘亭(…)亦國也隨為*3莘州而齊(…*4愽州武壯西北有故莘城)…濟隂(元和志古莘仲國*5濟隂縣東南三十古莘國…)…*6陳留俱用莘字作兟甡㜪𨐍同(集辟)(「*1郃陽コウヨウ(現陝西省渭南市合陽県 {陝西省})」「*2陝セン縣(現河南省三門峡市陜州区 {河南省})」「*3莘シン州(現山東省菏澤市曹県付近 {山東省})」「*4愽ハク州(現山東省聊城市莘県)」「*5濟隂サイイン(現山東省菏澤市曹県付近)」「*6陳留チンリュウ(現山東省開封市付近)」)
◆「細莘・細辛サイシン」、ウスバサイシン(薄葉細辛、ウマノスズクサ科カンアオイ属)などの根茎を乾燥した生薬の名 {ウスバサイシン}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+8399 [クン、キン/]
◆水草名、未詳、別名「牛藻ギュウソウ」「馬藻バソウ」「【爾雅注疏:釋草】莙牛薻(《注》似薻葉大江東呼爲馬薻)」
◆「莙薘菜クンタツサイ」、フダンソウ(不断草)、アカザ科フダンソウ属の野菜 {フダンソウ}
艸3+7=総画数10 U+839B [テイ、ジョウ/]
◆草の茎(くき、葉や花などを支える木の幹に当たる部分)
◆まっすぐな(丸い木の)棒
◆建物の梁(はり、柱の上に水平に渡す横木)
艸3+7=総画数10 U+839C [チョウ、ジョウ、ユウ/] 𦰞
◆土を農作業に使う籠(かご)、刈り取った収穫物や除草した草などを入れて運ぶためのもの、同「蓧」
◆「莜麦ユウバク」、チュウゴクカラスムギ(中国烏麦)、イネ科カラスムギ属の草 {チュウゴクカラスムギ}
艸3+7=総画数10 U+839D [サ、ザ/]
◆(草を)小さく切り刻(きざ)む
◆短く切った藁(わら)
漢字林(非部首部別)
艸3+7=総画数10 U+839E [カン、ゲン/]
◆フトイ(太藺、カヤツリグサ科フトイ属の草)やイ(藺、イグサ科イグサ属の草)などのカヤツリグサ科やイグサ科の丸く中空の茎を持つ草、またその茎を編んで作った席セキ(敷物) {フトイ} {イ}
◆ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、別名「白茝・白芷ビャクシ」「苻蘺フリ」 {ヨロイグサ}
◆穏(おだ)やかに微笑(ほほえ)むさま、「莞爾カンジ」、同「唍」
筆順
艸3+7=総画数10 U+839F [カン、ゴン/つぼみ] 𧂃
◆蕾(つぼみ)、ふっくらと膨らんで今にも花が開き出しそうなさま、また穀物などの穂ホ(茎の先に多数の花・実などが密集して付いたもの)がふっくらと膨らむさま、同「菡」
筆順
艸3+7=総画数10 U+83A0 [ユウ、ユ/はぐさ] 𦽧
◆エノコログサ(狗尾草)、イネ科エノコログサ属の草 {エノコログサ}
◆(エノコログサが穀物のように見えるものの実が成(な)らず食用にならないことから)見掛けは良いが実際のところは良くないさま、質(たち)が悪いさま
◆[日]はぐさ、田畑に蔓延(はびこ)る雑草、質(たち)の悪い雑草
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+83A1 [ソク/]
◆草の(触れ合う)音「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:莡】麤各切草聲」
◆草名、未詳「【集韻:卷十:入聲下:鐸第十九:莡】艸名」
艸3+7=総画数10 U+83A2 [キョウ/さや]
◆豆類の種子を包む殻、成熟すると裂けて種子を放出する
◆「蓂莢メイキョウ」、伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名、朔日サクジツ(月の初日)から一日に一枚の葉を出し、十六日からは一枚ずつ葉が落ちる、全ての葉が落ちれば大の月、一枚残れば小の月であることが分かるという、別名を「歷莢レキキョウ」「【論衡:是應】若夫萐脯蓂莢屈軼之屬殆無其物何以驗之說以實者太平無有此物」「【宋書:卷二十九:志第十九:符瑞下】蓂莢一名厯莢夾階而生一日生一葉從朔而生望而止十六日日落一葉若月小則一葉萎而不落…」
◆「楡莢ユキョウ」◇ニレ(楡、ニレ科の木)の実◇四角い穴の開いた漢代(前202年~220年)の銭ぜに、「楡莢錢ユキョウセン」「莢錢キョウセン」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+83A3 [ボウ、モウ/] 𦯌
◆ススキ(薄・芒)、イネ科ススキ属の草
◆「𧐟莣ボウボウ」、同「水蠆スイタイ」、ヤゴ(水蠆)、トンボ類の幼虫
艸3+7=総画数10 U+83A4 [シュク、スク、ユウ、ユ/]
◆酒を濾(こ)す、祭礼の際に供物(くもつ)の前にカヤ(茅)の束を立て、上から酒を注ぎ、濾(こ)されて流れ出る澄んだ酒を神に捧げるという、同「𨣡」「【周禮注疏:天官冢宰】祭祀共蕭茅(《注》蕭字或為莤莤讀為縮束茅立之祭前沃酒其上酒滲下去若神飲之故謂之縮縮浚也…)」
◆酒樽の蓋(ふた)
◆水草の名、別名「軒于ケンウ」、未詳、同「𦳷」
艸3+7=総画数10 U+83A5 [ジュウ、ニュウ/] 𦱙𦶆
◆タンキリマメ(痰切豆、マメ科タンキリマメ属の草)の種子 {タンキリマメ}
艸3+7=総画数10 U+83A6 [ソウ、ショウ/] 𦷟
◆雑草、草が乱雑に生い茂るさま
◆草の根
艸3+7=総画数10 U+83A7 [カン、ゲン/ひゆ]
◆ヒユ(莧)、ヒユ科の草 {ヒユ}
◆「莧陸カンリク」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蔏𦸐ショウリク」 {ヤマゴボウ}
注解:「萈」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+83A8 [ロウ/たばこ]
◆「莨菪ロウトウ」、ヒヨス(菲沃斯)、ナス科ヒヨス属の草、毒草であるが薬草としても利用される、同「䕞𦿆」「𦺫𦿆」、別名「𦶐萃キョウスイ」 {ヒヨス}
◆「薯莨ショリョウ」、ソメモノイモ(染物芋)、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の蔓性多年草 {ソメモノイモ}
◆「毛茛モウリョウ」、キンポウゲ(金鳳花)、キンポウゲ科の草
◆[日]タバコ(莨)、ナス科タバコ属の草、葉は煙草 {タバコ}
筆順
艸3+7=総画数10 U+83A9 [フ、ヒョウ、ビョウ/]
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)などの管状になっている植物の茎の内側の白い膜、同「苻」
◆草木が枯れる、枯れ落ちる、同「𦭼」「殍」
◆飢え死にする、同「殍」
◆「莩草フソウ」、イヌアワ(犬粟)、イネ科エノコログサ属の草 {イヌアワ}
筆順
艸3+7=総画数10 U+83AA [ガ/]
◆草名、「莪蒿ガコウ」、別名「𦾰蒿リンコウ」「蘿蒿ラコウ」、未詳、湿地を好み、葉はヨモギ(蓬、キク科ヨモギ属の草)に似て細く、春に生え茎は蒸せば香りも味も良く、蔞蒿ロウコウ(タカヨモギ高蓬、キク科ヨモギ属の草)によく似るという「【爾雅注疏:釋草】莪蘿(《疏》舎人云莪一名蘿郭云今莪蒿也亦曰𦾰蒿…陸璣云生澤田漸洳之處葉似邪蒿而細科生三月中莖可生食又可蒸香美味頗似蔞蒿是也)」「【普濟方:卷四百二十六:本草藥性異名:玉石部】…角蒿 一名莪蒿 莪 蘿蒿 䕲蒿」
◆「莪蒁ガジュツ」、ショウガ科ウコン属の草 {ガジュツ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+83AB [①ボ、モ②バク、マク/なか・れ]

◆暗くなる、陽の光が届かなくなって暗くなる、晩バン、同「暮」「𦱤」

◆無(な)い、「莫大バクダイ(それ以上はない、それ以上のものはない)」、同「𦮅」
◆~でない、~できない、同「𦮅」
◆~なかれ、~してはいけない、~してはならない
◆限りなく広いさま、同「漠」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+7=総画数10 U+83AC [ブン、モン、ベン、メン/]
◆生え出たばかりの草木
艸3+7=総画数10 U+83AE [ダン、ナン/]
◆「萓莮ギダン」、カンゾウ(萱草)、ススキノキ科ワスレグサ属の草、別名ワスレグサ(忘れ草)、別名「萱草・諼草ケンソウ」「忘憂草ボウユウソウ」「鹿葱・蔍葱ロクソウ」「【本草綱目:草之五:隰草類下:萱草】釋名心憂(說文)療愁(綱目)丹棘(古今注)鹿葱(嘉祐)鹿劍(土宿)妓女(吳普)宜男(…周處風土記云懐妊婦人佩其花則生男故名宜男…」 {カンゾウ}
艸3+7=総画数10 U+83AF [ボク、モク/]
◆草(くさ)、或いは草名、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:莯】母卜切草也」「【集韻:卷九:入聲上:屋第一:莯】艸名」
艸3+7=総画数10 U+83B0 [カン、カァン/]
◆「莰烯カンキ・カァンシー」、カンフェンcamphene、C10H16
◆「莰烷カンカン・カァンワァン」、カンファンcamphane、C10H18、別名「菠烷バツカン・ボゥワァン(ボルナンbornane)」
艸3+7=総画数10 U+83B1 [ライ/]
◆アカザ(藜)またシロザ(白藜)、ヒユ科アカザ属の草、同「藜」 {アカザ} {シロザ}
◆(郊外の)耕作していない田畑、休耕田、雑草に覆われて荒れた田畑、同「𤲓」
筆順
艸3+7=総画数10 U+83B2 [レン/はす、はちす]
◆ハス(蓮)、ハス科ハス属の水草、本来は実と実を包む部分(花托カタクという)を指す、ハス全体を「荷」、根茎は「藕」「【爾雅注疏:釋草】荷芙渠(…)其莖茄其葉蕸其本蔤(《注》莖下白蒻在泥中者)其華菡萏(…)其實蓮(《注》蓮謂房也)其根藕其中的(…)的中薏(《注》中心苦)」「【植物記:序:蓮の話・双頭蓮と蓮の曼陀羅】…蓮肉は学問上でいう子葉で、元来二片より成り、多肉で半球形をなしその辺縁は相接着して球形を呈し、その中部は空洞となり、そこにいわゆる薏(よく)と称する緑色の幼芽があります。この幼芽は味が苦いからまた苦薏とも称えます。…」 {ハス}
艸3+7=総画数10 U+83B3 [シ、ジ/ま・く] 蒔𦱗
◆苗を植える、苗代で育った苗を植え替える、同「𦸎」「𦱎」
◆「莳萝ジラ」、イノンドeneldo、セリ科イノンド属の草、別名ディルdill、薬草や香草として利用される {イノンド}
◆[日]種を畑に撒(ま)く、細かいものを撒き散らす
艸3+7=総画数10 U+83B4 [ワ/]
◆「莴苣ワキョ」「莴菜ワサイ」、チシャ(萵苣)、キク科アキノノゲシ属の草、別名「レタスlettuce」 {チシャ}
艸3+7=総画数10 U+83B5 [ト、ツ/]
◆「莵絲トシ」「莵蘆トロ」「莵縷トロウ」、ハマネナシカズラ(浜根無葛)、ネナシカズラ科の蔓性の草、別名「蓎蒙トウモウ」「赤網セキモウ」 {ハマネナシカズラ}
◆「莵瓜トカ」、カラスウリ(烏瓜)、ウリ科カラスウリ属の草、同「王瓜オウカ」 {カラスウリ}
◆「莵蒵トケイ」、フキタンポポ(蕗蒲公英)、キク科フキタンポポ属の草、同「款冬カントウ」「【爾雅注疏:釋草】菟奚(蒵)顆涷(《註》款冬也…《疏》)藥草也一名菟奚一名顆涷郭云款涷也紫赤莖生水中案本草款冬一名橐吾一名顆涷一名虎鬚一名菟奚陶註云形如宿蒪未舒其腹裏有絲其花乃似大菊花…」 {フキタンポポ}
◆「於莵オト」、トラ(虎)の別称
筆順
艸3+7=総画数10 U+83B6 [レン、ケン/]
◆「白莶ビャクレン」、カガミグサ(鏡草)、ブドウ科ノブドウ属の蔓性の草、根は生薬、同「白蘞」 {カガミグサ}
◆「豨莶キケン」、メナモミ(雌ナモミ)、キク科メナモミ属の草 {メナモミ}
艸3+7=総画数10 U+83B7 [カク、ワク/]
◆狩りで鳥獣を殺し捕(と)る、また狩りで捕った鳥獣など、同「獲」
◆収穫する、同「穫」
◆得る、手に入れる、獲得する、同「獲」「穫」
◆繁「獲」
◆繁「穫」
艸3+7=総画数10 U+83B8 [ユウ、ユ/] 蕕𦽈
◆カリガネソウ(雁金草)、シソ科カリガネソウ属の草、やや異臭がする、同「莤」「【字彙:申集:艸部:蕕】于求切音尤水邉蕕草一曰臭草一曰蔓于一名軒于〇爾雅作莤」 {カリガネソウ}
◆(良し悪しの)悪、悪い「【冬心先生集:寄丁敬】…取友別蕕薰…」
艸3+7=総画数10 U+83B9 [エイ、ヨウ/]
◆澄(す)んできらきらと輝くさま、透(す)き通って曇(くも)りがないさま
◆心が清(きよ)らかで曇りがないさま
◆玉ギョク(美しく高貴な石)に似た美しい石
漢字林(非部首部別)
艸3+7=総画数10 U+83BA [オウ、ヨウ/うぐいす] 鶯鴬鷪鸎𦾉
◆「黄莺コウオウ」、コウライウグイス(高麗鶯)、コウライウグイス科の鳥、別名「黄鸝・黄鵹コウリ」「黄鳥コウチョウ」「鸝黄・鵹黄リコウ」「鶬鶊・倉庚ソウコウ」
◆姿や形が(ウグイスの羽のように)美しいさま、声が(ウグイスの鳴き声のように)美しいさま
◆[日]ウグイス(鶯)、ウグイス科の鳥、中国名は「树莺シュオウ」
艸3+7=総画数10 U+83BB [늣ヌッ/]
◆[韓]未詳
艸3+7=総画数10 U+83BC [シュン、ジュン/]
◆ジュンサイ(蓴菜)、同「莼菜」「蓴菜」、スイレン科ジュンサイ属の水生植物、新芽は食用となる {ジュンサイ}
艸3+7=総画数10 U+83E6 [キン、ゴン/]
◆セリ(芹)、セリ科の草、同「芹」 「【說文解字注:艸部:菦】菜類蒿(詩禮皆作芹小雅箋曰芹菜也可以爲菹魯頌箋曰芹水菜也釋艸及周禮注曰芹楚葵也按卽今人所食芹菜…)」
艸3+7=総画数10 U+83EF [カ、ゲ、ケ/はな、はな・やか、はな・やぐ] 蕐𦰗𦾓𦻏䔢𠌶𣓚华
◆花(はな)、同「花」
◆花が咲き開くさま
◆花のように美しいさま、美しい光を放つさま、同「花」
◆栄えるさま、「栄華エイガ」
◆漢民族の国、中国、「華夏カカ」「中華チュウカ」
◆「華山カザン」、五岳の一つで「西嶽」ともいう、陝西省華陰市の南方、同「崋山」 {陝西省}
漢字林(非部首部別)
筆順
𤰈用部
𦤄自部
𦮆艸3+7=総画数10 U+26B86 [スウ、ス、シュ/] 菆𦰨
◆麻蒸マショウ、アサ(麻)の茎を乾燥させたもの、麻幹(あさがら)
◆矢柄・矢幹(やがら)、良質の矢
◆寝たり座ったりする時に敷く、草の茎を並べて編んだ敷物、同「蓐」
◆草が叢(むら)がり生えるさま、同「叢」
◆集める、集めて積む「【禮記注疏(禮記正義):卷七:檀弓上】天子之殯也菆塗龍輴以槨(《注》菆木以周)…」
◆タカ(鷹)やワシ(鷲)などのタカ科の鳥の巣、同「𦺵」
𦮶艸3+7=総画数10 U+26BB6 [ブン、モン/]
◆「鉤𦮶・鉤吻コウブン」、ゲルセミウム・エレガンスGelsemium elegans、マチン科ゲルセミウム属の薬草
𦮸艸3+7=総画数10 U+26BB8 [イ/]
◆ヨモギ(蓬・艾)、キク科の多年草
𦮺艸3+7=総画数10 U+26BBA [シ/]
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの葉の細長いイネ科の草の穂(ほ、茎の先に多数の花実が並ぶように付いたもの)、「䔑𦮺シャシ」 {チガヤ} {アシ} {ススキ}
𦮼艸3+7=総画数10 U+26BBC [キ/] 𦯡
◆豆幹(まめがら)、実を取った後の豆類の茎、燃料として利用する、同「萁」
𦮾艸3+7=総画数10 U+26BBE [ジツ/]
◆草が密生しているさま
𦮿艸3+7=総画数10 U+26BBF [ク、グ/] 葋𦶔
◆草名、未詳、同「艼藀テイケイ」「【爾雅:釋草】葋艼熒未詳」
𦯀艸3+7=総画数10 U+26BC0 [ホン、ボン/]
◆草で境界を作る
𦯁艸3+7=総画数10 U+26BC1 [トン、ドン/いざる] 𥫱𥭒
◆穀物を入れる竹製の大型の円柱状の籠(かご)、同「𥳙」
𦯂艸3+7=総画数10 U+26BC2 [シュク/まめ]
◆豆、豆類の総称、同「尗」
◆「𦯂粟シュクゾク」◇豆類と穀類◇食糧
𦯃艸3+7=総画数10 U+26BC3 [キョク、コク、キ、コ/] 亟𠄹䓧𦱩
◆急いで、すみやかに
◆間をおかずに、屡々(しばしば)、度々(たびたび)
𦯄艸3+7=総画数10 U+26BC4 [ボウ、ミョウ/] 茆𦮦𦯆𦮉𦹉
◆ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草、同「𦭘」「𦽏葵フキ」 {ジュンサイ}
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの葉の細長いイネ科の草の総称、同「茅」
𦯆艸3+7=総画数10 U+26BC6 [ボウ、ミョウ/] 茆𦮦𦯄𦮉𦹉
◆ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草、同「𦭘」「𦽏葵フキ」 {ジュンサイ}
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの葉の細長いイネ科の草の総称、同「茅」
𦯇艸3+7=総画数10 U+26BC7 [シュウ、シュ/]
◆「𦯇蔚・𦯇藯ジュウイ」、メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、別名「ヤクモソウ(益母草)」 {メハジキ}
𦯊艸3+7=総画数10 U+26BCA [ケツ、ケチ/]
◆「𦯊明・決明ケツメイ」「𦯊茪ケツコウ」、エビスグサ(夷草)、マメ科センナ属の草、またその種子の名、別名「薢茩カイコウ」 {エビスグサ}
𦯋艸3+7=総画数10 U+26BCB [チク/] 茿𦵶𧏤
◆「萹𦯋ヘンチク」、ミチヤナギ(道柳)、タデ科ミチヤナギ属の草 {ミチヤナギ}
𦯌艸3+7=総画数10 U+26BCC [ボウ、モウ/]
◆ススキ(薄・芒)、イネ科ススキ属の草
◆「𧐟𦯌ボウボウ」、同「水蠆スイタイ」、ヤゴ(水蠆)、トンボ類の幼虫
𦯍艸3+7=総画数10 U+26BCD [チョウ/]
◆小葉、未詳「【廣韻:入聲:葉第二十九:輒:𦯍】爾雅釋草云𦯍小葉(「【爾雅注疏:卷八:釋草】菆小葉(《注》未聞)」は「菆{⿱艹取}))」
𦯎艸3+7=総画数10 U+26BCE [ソウ、ス/ねぎ] 葱蔥䓗𢚱
◆ネギ(葱)、ヒガンバナ科ネギ属の野菜 {ネギ}
◆緑がかった青色
𦯏艸3+7=総画数10 U+26BCF [オク/] 𦰖
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦰖】乙卓切英蒻也」「【廣韻:入聲:覺第四:渥:𦯏】英蒻」
𦯑艸3+7=総画数10 U+26BD1 [ソウ、ゾウ/] 𦳱
◆団栗(どんぐり)、コナラ(小楢)・クヌギ(櫟・椚・橡・櫪)などのブナ科の木の実、同「皁」
𦯔艸3+7=総画数10 U+26BD4 [テイ、ダイ/]
◆草名、未詳
◆草木の葉が芽生える、同「荑」「苐」
𦯕艸3+7=総画数10 U+26BD5 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦯕𦴕】二俗蘀正音託*落也(別本には「音託*𦯧」とするものがある)「【集韻:卷七:去聲上:宋第二:𦯕】艸名」
𦯗艸3+7=総画数10 U+26BD7 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦯗】《集韻》《類篇》𠀤與苟同」
𦯚艸3+7=総画数10 U+26BDA [カツ/]
◆「𦯚蔞カツロウ」、チョウセンカラスウリ(朝鮮烏瓜)、ウリ科カラスウリ属の蔓性の草、同「栝樓」 {チョウセンカラスウリ}
𦯛艸3+7=総画数10 U+26BDB [ヒ、ビ/] 蓖𦶃萞𦱔
◆「𦯛麻ヒマ」、トウゴマ(唐胡麻)、トウダイグサ科トウゴマ属の草 {トウゴマ}
𦯝艸3+7=総画数10 U+26BDD [ショウ/]
◆サンショウ(山椒)、別名「花椒カショウ」、ミカン科サンショウ属の木、またその実、同「椒」 {サンショウ}
◆「苭𦯝ヨウショウ」、草が長いさま
𦯞艸3+7=総画数10 U+26BDE [ヒ、ビ/] 𤰇𤰈
◆備(そな)える、具(そな)わる、同「備」
𦯠艸3+7=総画数10 U+26BE0 [ラン、ガン/]
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草、生長中のオギ 「菼」「蒹」「萑」参照 {オギ}
𦯡艸3+7=総画数10 U+26BE1 [キ/] 𦮼
◆豆幹(まめがら)、実を取った後の豆類の茎、燃料として利用する、同「萁」
𦯢艸3+7=総画数10 U+26BE2 [セン/]
◆番茶バンチャ、遅い時期に摘み取った茶葉を使ったもの、上等でなはい茶のこと、同「茗」
𦯥艸6+7=総画数13 U+26BE5 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦯥】《直音》同萱(「萱{⿱艹宣}」てばなく「萓{⿱艹宜}」か?)
𦯦艸6+7=総画数13 U+26BE6 [ビョウ、ミョウ、バク、マク/] 藐𧂀
◆小さいさま、小さく微(かす)かなさま
◆小さいもの(小さいこと)と見做(みな)す、軽(かろ)んずる、疎(おろそ)かにする、なおざりにする
◆果てしなく広がっているさま、遥(はる)か遠いさま、同「邈」「【詩經:大雅:瞻卬】…藐藐昊天無不克鞏(《傳》藐藐大貌鞏固也《箋》云藐藐美也王者有美德藐藐然無不能自堅固於其位者微箴之也)…」
𦯨艸3+7=総画数10 U+26BE8 [ソウ/くさ] 草𦷣
◆(特に野生の)一年以内に枯死し茎が木質化しない植物(草本植物という)の総称
◆粗い、大まかな
◆(大まかな)下書き
◆荒れた土地、人が足を踏み入れないところ、「草深いところ」の意
◆主要な官職・地位に就いていないさま、「中央から遠く離れて草深いところに住んでいる」の意
◆「草書ソウショ」、漢代に成った書体の名
◆どんぐり状の堅い実
𦯩艸3+7=総画数10 U+26BE9 [スイ/]
◆「芫𦯩ゲンスイ」「胡𦯩コスイ」、コエンドロcoentro[葡]、セリ科コエンドロ属の草、多くは食用となる、同「芫荾」、別名「コリアンダーcoriander」「パクチーผักชี」「シャンツァイ香菜」 {コエンドロ}
𦯪艸3+7=総画数10 U+26BEA [コウ、ギョウ/]
◆イヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の草、別名「シログワイ(白慈姑)」、別名「𦽏茈フシ」「荸薺ホツシ」、同「芍」 {イヌクログワイ}
𦯬艸4+7=総画数11 U+26BEC [シャ、ジャ/]
◆姓用字「【字彙補:申集:艸部:𦯬】食邪切音蛇姓也奇姓通漢𦯬恬上書告江都王建淫亂」
𦯮艸3+7=総画数10 U+26BEE [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦯮】門包切音毛菜也」
𦯲艸3+7=総画数10 U+26BF2 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦯲】《吳越春秋》采葛婦作詩曰葛不連蔓𦯲台台我君心苦命更之音義未詳…○按棻字註云棻香木又云人名疑𦯲𦯳二字皆棻字之譌」
𦯳艸3+7=総画数10 U+26BF3 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集拾遺:艸部:𦯳】■■切音■人名董𦯳宋人精於五禮」「【康熙字典:申集上:艸部:𦯲】《吳越春秋》采葛婦作詩曰葛不連蔓𦯲台台我君心苦命更之音義未詳…○按棻字註云棻香木又云人名疑𦯲𦯳二字皆棻字之譌」
𦯴艸3+7=総画数10 U+26BF4 [未詳/] 𠈽
◆未詳「【說文解字注:人部:𠈽】古文伊从古文死(以死爲聲)」「【集韻:卷一:平聲:脂第六:𦯴】於夷切說文殷聖人阿衡尹治天下者一曰伊維侯也又姓亦州名古作𦯴」「【字彙補:子集:人部:𠈽】古文伊字亦作𦯴」
注解:「阿衡アコウ」は商朝(別名殷イン、前17世紀~前11世紀)成立に大きな役割を果たしたとされる「伊尹イイン」の称号
𦯵艸3+7=総画数10 U+26BF5 [未詳/]
◆未詳
𦯶艸3+7=総画数10 U+26BF6 [ボウ、モウ/] 莔𦮄𦴖𦱋𦳶𧏊
◆バイモ(貝母)、ユリ科バイモ属の草、咳止めなど薬草として利用される、同「蝱」 {バイモ}
𦯸艸3+7=総画数10 U+26BF8 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦯸】同"芑"」
𦰌艸3+7=総画数10 U+26C0C [未詳/]
◆未詳
注解:「堇」の訛字か?
漢字林(非部首部別)
𦰏艸3+7=総画数10 U+26C0F [未詳/]
◆未詳
𦰗艸3+7=総画数10 U+26C17 [カ、ゲ、ケ/はな、はな・やか、はな・やぐ] 華蕐𦾓𦻏䔢𠌶𣓚华
◆花(はな)、同「花」
◆花が咲き開くさま
◆花のように美しいさま、美しい光を放つさま、同「花」
◆栄えるさま、「栄華エイガ」
◆漢民族の国、中国、「華夏カカ」「中華チュウカ」
𦰘艸3+7=総画数10 U+26C18 [シ/]
◆伸び始めたばかりの若々しいガマ(蒲)
𦰚艸3+7=総画数10 U+26C1A [オク、ヨク/] 沃𣵽𦮮
◆水を掛ける、水を注ぐ、水を行き渡らせる
◆潤(うるお)す、潤う
◆土が柔らかく肥えている
𦰝艸3+7=総画数10 U+26C1D [ヘイ、ビョウ/]
◆ネジアヤメ(捩菖蒲)、別名「茘草レイソウ」「馬帚バシュウ」、アヤメ科アヤメ属の草 {ネジアヤメ}
𦰣艸3+7=総画数10 U+26C23 [未詳/]
◆未詳
𦰧艸3+7=総画数10 U+26C27 [ヨウ/は] 葉𦹁𦶫𦯧
◆植物の茎や枝から伸び出る薄く平らなもの、主に光を受け成長に必要な養分を合成(光合成コウゴウセイ)する役割を担う
◆(葉のように)薄いもの
◆紙などのような薄いものを数える語、「一葉イチヨウ(一枚、頁数では表裏で二頁分に当たる、小舟一艘)」、同「叶」
◆時代、頃、「20世紀中葉(20世紀の中頃)」
漢字林(非部首部別)
𦰨艸3+7=総画数10 U+26C28 [スウ、ス、シュ/] 菆𦮆
◆麻蒸マショウ、アサ(麻)の茎を乾燥させたもの、麻幹(あさがら)
◆矢柄・矢幹(やがら)、良質の矢
◆寝たり座ったりする時に敷く、草の茎を並べて編んだ敷物、同「蓐」
◆草が叢(むら)がり生えるさま、同「叢」
◆集める、集めて積む「【禮記注疏(禮記正義):卷七:檀弓上】天子之殯也菆塗龍輴以槨(《注》菆木以周)…」
◆タカ(鷹)やワシ(鷲)などのタカ科の鳥の巣、同「𦺵」
𦰩艸3+7=総画数10 U+26C29 [/]
◆漢字の構成部分
漢字林(非部首部別)
筆順
𨑆辰部
艸3+8=総画数11 U+44D5 [エン、オン/] 薳𨘏
◆「䓕志・遠志オンジ」、イトヒメハギ(糸姫萩)、ヒメハギ科ヒメハギ属の草、またその根茎から作られる生薬の名 {イトヒメハギ}
◆姓用字
艸3+8=総画数11 U+44D7 [ソウ、ス/ねぎ] 葱蔥𦯎𢚱
◆ネギ(葱)、ヒガンバナ科ネギ属の野菜 {ネギ}
◆緑がかった青色
漢字林(非部首部別)
艸3+8=総画数11 U+44D8 [コウ/]
◆草名、実はウリ(瓜)に似てマラリアなどに効くという
艸3+8=総画数11 U+44D9 [カイ、カ/]
◆草の名
◆傾いているさま
◆食い違う、不正な
艸3+8=総画数11 U+44DB [クツ、クチ、コツ、コチ/]
◆帚(ほうき)、埃(ほこり)や塵(ちり、ごみ)などを掃(は)く道具、またそれで掃く、同「𥮝」「【說文解字注:艸部:䓛】㕞也(㕞當作刷字之誤也㕞拭也刷掊杷也䓛之言掘也與掊杷義近今人謂以鈍帚去薉物曰䓛正是此字…)」
艸3+8=総画数11 U+44DD [ボウ、モウ/]
◆チカラシバ(力芝・狼尾草)、イネ科チカラシバ属の草、同「蕫蓈トウロウ」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䓝】亡更切狼尾草」 {チカラシバ}
艸3+8=総画数11 U+44DE [レイ、ライ/]
◆草名、未詳、萌黄色もえぎいろ(黄緑色)の染料として利用されるという、ただその色については「濃く暗い黄色」など、また「草木から作った染料の総称」とするなど諸説あり「【急就篇:卷二】縹綟綠紈皁紫硟(縹青白色也綟蒼艾色也東海有艸其名曰䓞以染此色因名綟云綠青黃色…)」「【說文解字:艸部:䓞】艸也可以染留黃」
◆「茈䓞シレイ」、ムラサキ(紫)、ムラサキ科ムラサキ属の草、根は紫色の染料として利用される、同「茈」「【爾雅注疏:釋草】藐茈草(《疏》藐一名茈草根可以染紫之草廣雅一名茈䓞本草一名紫丹唐本注云苗似蘭香莖赤節青花紫白色而實白也)」 {ムラサキ}
艸3+8=総画数11 U+44DF [シュウ、シュ、ス/]
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)などの穂(ほ)、同「茢」「【陸氏詩疏廣要:卷下之上:鴟鴞鴟鴞】…葦䓟風至䓟折…」 {アシ}
艸3+8=総画数11 U+44E0 [トウ/] 𦵺
◆オモダカ(面高・沢瀉)、オモダカ科の水生多年草 {オモダカ}、或いはサジオモダカ(匙面高・匙沢瀉)、オモダカ科サジオモダカ属の草、「水䓠菜スイトウサイ」「【救荒本草:卷一:澤瀉】俗名水䓠菜一名水瀉一名及瀉一名芒芋一名鵠瀉」 {サジオモダカ}
◆「䓠菜トウサイ」、水生植物の名、未詳、葉は大きく水面を覆うという「【齊民要術:卷十】生水中大葉」
艸3+8=総画数11 U+44E3 [リョウ/]
◆草名
艸3+8=総画数11 U+44E6 [テン/]
◆司(つかさど)る、管理・監督する、またその人、またその職、同「典」
艸3+8=総画数11 U+44E7 [キョク、コク、キ、コ/] 亟𠄹𦱩𦯃
◆急いで、すみやかに
◆間をおかずに、屡々(しばしば)、度々(たびたび)
艸3+8=総画数11 U+44E8 [オウ、ヨウ/]
◆明かり用の油を入れる瓶(かめ、口が小さく首が窄み胴が膨らんだ容器)
◆瓶ヘイ・ビン(かめ)、口が小さく首が窄(すぼ)み胴が膨らんだ瓶「【方言:第五】罃陳魏宋楚之間曰㼶(音{𢈔-广})或曰㼡(音殊)燕之東北朝鮮洌水之間謂之瓺(音暢亦膓)齊之東北海岱之間謂之儋(所謂家無儋石之餘也擔字或作甔)周洛韓鄭之間謂之甀或謂之罃罃謂之㼰(鼓鼙)𦉨謂之㽄」
艸3+8=総画数11 U+44EA [トウ/]
◆「蓫䓪・蓫薚チクトウ」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蔏𦸐・商陸ショウリク」「蔁柳ショウリュウ」「莧陸カンリク」「當陸トウリク」「馬尾バビ」 {ヤマゴボウ}
艸3+8=総画数11 U+44EB [キ/]
◆「䓫萊主山キライシュサン」、山名、同「奇萊主山」、台湾花蓮県秀林郷 {台湾}
艸3+8=総画数11 U+44ED [セツ、サツ/]
◆雑草を刈り取る
土部
木部
艸3+8=総画数11 U+8353 [ヘイ、ビョウ/] 𦰝
◆ネジアヤメ(捩菖蒲)、別名「茘草レイソウ」「馬帚バシュウ」、アヤメ科アヤメ属の草 {ネジアヤメ}
艸3+8=総画数11 U+839A [エン/むしろ]
◆草が一面に生え広がる、蔓延(はびこ)る、「蔓莚マンエン」、同「葕」
◆[日]むしろ、藁(わら、乾燥させた草の茎)を並べ紐(ひも)で編んだ敷物、またそれを敷く、人が座ったり横になったりするところに敷くもの、竹製は「筵」
筆順
艸3+8=総画数11 U+83BE [ボウ、モウ/] 莽𦷶
◆草が茫々ボウボウと伸びているさま、草深いさま
◆草が蔓延(はびこ)るさま、(茫々とした草むらが)どこまでも広がっているさま
◆深く考えずにそそっかしいさま、いい加減なさま
◆「莾草ボウソウ・モウソウ」、シキミ(樒)、マツブサ科シキミ属の木 {シキミ}
漢字林(非部首部別)
艸3+8=総画数11 U+83BF [シ/]
◆草木の細く尖った芒(のぎ)や刺(とげ)、同「茦」
注解:「䓶」
艸3+8=総画数11 U+83C0 [エン、オン/]
◆「紫菀・茈菀シオン」、キク科シオン属の草 {シオン}
◆草が生い茂るさま
筆順
艸3+8=総画数11 U+83C1 [セイ、ショウ/]
◆ニラ(韮)の花 {ニラ}
◆「蕪菁ブセイ」「蔓菁マンセイ」、カブ(蕪・蕪菁)、アブラナ科アブラナ属の野菜 {カブ}
◆「菁菁セイセイ」、草木が青々と生い茂るさま
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+8=総画数11 U+83C2 [テキ、チャク/]
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の実、同「薂」「【爾雅注疏:釋草】的薂(《注》卽蓮實)」 {ハス}
艸3+8=総画数11 U+83C3 [キョ、ゴ/]
◆「宋菃」、中国南北朝時代の北齊の人
艸3+8=総画数11 U+83C4 [トウ、ドウ/]
◆「菄風菜トウフウサイ」、シラヤマギク(白山菊)、キク科の草
艸3+8=総画数11 U+83C5 [カン、ケン/すげ、すが] 𦭂
◆オオナンヨウカルカヤ(オオナンヨウ刈萱)、イネ科メガルカヤ属の草 {オオナンヨウカルカヤ}
◆メガルカヤ(雌刈萱)、イネ科メガルカヤ属の草 {メガルカヤ}
◆チガヤ(茅)・カルカヤ(刈萱)などの屋根葺きに用いたり筵(むしろ)を編むなどに用いるイネ科の草
◆[日]スゲ(菅)、カヤツリグサ科スゲ属の草 {スゲ}
筆順
艸3+8=総画数11 U+83C6 [スウ、ス、シュ/] 𦮆𦰨
◆麻蒸マショウ、アサ(麻)の茎を乾燥させたもの、麻幹(あさがら)
◆矢柄・矢幹(やがら)、良質の矢
◆寝たり座ったりする時に敷く、草の茎を並べて編んだ敷物、同「蓐」
◆草が叢(むら)がり生えるさま、同「叢」
◆集める、集めて積む「【禮記注疏(禮記正義):卷七:檀弓上】天子之殯也菆塗龍輴以槨(《注》菆木以周)…」
◆タカ(鷹)やワシ(鷲)などのタカ科の鳥の巣、同「𦺵」
漢字林(非部首部別)
艸3+8=総画数11 U+83C7 [コ、ク/]
◆「香菇コウコ」、シイタケ(椎茸)、ホウライタケ科シイタケ属のキノコ(茸)
◆「冬菇トウコ」、どんこ(冬菇)、冬から春にかけて収穫されるシイタケ(椎茸)
◆「蘑菇モク」、ハラタケ(原茸)、ハラタケ科のキノコ(茸)
◆「藈菇・𤬉菇ケイコ」、カラスウリ(烏瓜)、ウリ科カラスウリ属の草、別名「王瓜オウカ」「𤫱𤬏・𤬈𤬏コウロウ」 {カラスウリ}
艸3+8=総画数11 U+83C8 [ロウ/]
◆「菈𦾽ロウトウ」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆菔ロフク」「蘆萉ロヒ」「蘿蔔ラフク」 {ダイコン}
艸3+8=総画数11 U+83C9 [リョク、ロク/]
◆未詳「【爾雅注疏:釋草】菉王芻(《注》菉蓐也今呼鴟脚莎…《疏》舍人云菉一名王芻某氏云菉鹿蓐也郭云蓐也今呼鴟脚莎詩衛風云瞻彼淇澳菉竹猗猗是也)(「王芻オウスウ」は「藎草ジンソウ(コブナグサ小鮒草、イネ科コブナグサ属の草)」を指すとされるが、「菉蓐」「鴟脚莎」「菉竹猗猗是也」をどう解すべきか待考)
筆順
艸3+8=総画数11 U+83CA [キク/]
◆キク(菊)、キク科の草、同「𦵳」「䕮」「𧃓」「𦶗」「蘜」 {キク}
筆順
艸3+8=総画数11 U+83CB [ビ、ミ/]
◆チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)、同「五味子ゴミシ・ゴミン」「五味ゴミ」、マツブサ科マツブサ属の木 {チョウセンゴミシ}
艸3+8=総画数11 U+83CC [キン、ゴン/きのこ]
◆カビ黴や細菌サイキン(バクテリアbacteria)など、「菌類キンルイ」
◆キノコ(茸、一般に菌類のうち大形のものの俗称)、「菌蕈キンシン」
筆順
艸3+8=総画数11 U+83CD [デツ、ネチ/]
◆「毛菍ボウデツ」、ハリゲノボタン、ノボタン科ノボタン属の草 {ハリゲノボタン}
◆「地菍チデツ」、メラストーマ・ドデカンドルムMelastoma dodecandrum、ノボタン科ノボタン属の草 {メラストーマ・ドデカンドルム}
艸3+8=総画数11 U+83CE [コン/] 𦸫𧃣
◆香草名、未詳
◆[日]「菎蒻・蒟蒻コンニャク」、サトイモ科コンニャク属の草 {コンニャク}
筆順
艸3+8=総画数11 U+83CF [カ、ガ/]
◆草名、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:菏】乎哥切菏菔草又音柯菏澤名」
◆「菏澤カタク」◇古沢名、現山東省菏澤市定陶区付近◇現市名 {山東省}
艸3+8=総画数11 U+83D1 [シ、サイ/] 葘𦸜𦵰
◆荒れた土地を開墾する
◆新しく開墾して一年未満の(作物が育たない)田畑、同「䎩」、三年目(或いは二年目)の田畑は「畬」「【爾雅注疏:釋地】田一歲曰菑(…)二歲曰新田(…)三歲曰畬」
◆作物が枯れる、作物が育たない、同「䅔」
◆災(わざわ)い、同「災」
艸3+8=総画数11 U+83D2 [コウ/]
◆枯草(かれくさ)、また草の茎
艸3+8=総画数11 U+83D3 [カ/]
◆食用となる草木の実や果実、同「果」
◆[日]食事以外に食ショクする食べ物、「菓子(かし)」
筆順
艸3+8=総画数11 U+83D4 [フク、ブク/] 𦻉
◆「蘆菔ロフク」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆萉ロヒ」「蘿蔔ラフク」 {ダイコン}
艸3+8=総画数11 U+83D5 [ロン/]
◆「菕虂ロンロ」、草名、未詳「【廣韻:上平聲:魂第二十三:論:論】菕虂草也」
艸3+8=総画数11 U+83D6 [ショウ/]
◆「菖蒲ショウブ」、簡称「菖ショウ」、ショウブ科の草 {ショウブ}(日本ではアヤメ(アヤメ科アヤメ属)に「菖蒲」を当てるが、中国でアヤメは「溪蓀ケイソン」、ショウブとアヤメはよく似るが、ショウブの葉にははっきりとした主脈が認められるのに対して、アヤメの葉にははっきりとした主脈がない)
◆「庭菖蒲テイショウブ」、ニワゼキショウ(庭石菖)、アヤメ科ニワゼキショウ属の草 {ニワゼキショウ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+8=総画数11 U+83D7 [チュウ、ジュウ/] 𦼾
◆「菗蒢チュウチョ」、ワレモコウ(吾木香)、バラ科ワレモコウ属の草、別名「地榆チユ」 {ワレモコウ}
艸3+8=総画数11 U+83D8 [シュウ、スウ/]
◆タイサイ(体菜、別名チンゲンサイ、漢名「小白菜」)或いはハクサイ(白菜、漢名「大白菜」)、アブラナ科アブラナ属の野菜、「菘菜シュウサイ」 {タイサイ} {ハクサイ}
◆「菘藍シュウラン」、タイセイ(大青)或いはホソバタイセイ(細葉大青)、アブラナ科タイセイ属の草 {タイセイ} {ホソバタイセイ}
筆順
艸3+8=総画数11 U+83DA [セン/]
◆草が盛んに生(お)い茂るさま、同「蒨」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦵻蔳𦹤】三俗菚或作蒨正倉練反草盛亦草名」
◆草名、未詳
艸3+8=総画数11 U+83DB [ボン、モン/]
◆「菛苳モンドウ」、同「門冬」、麦門冬バクモンドウや天門冬テンモンドウなどの生薬ショウヤクの略称
◆未詳「【北戶錄:卷二:食目】韶州菜有蕪菁…按司馬相如凡將篇謂為菛菁當門…」
艸3+8=総画数11 U+83DC [サイ/な]
◆食用にする草の総称
◆主食に添えて出されるおかず、料理
筆順
艸3+8=総画数11 U+83DD [バツ、ハツ、バチ/]
◆「菝葜バツカツ」、サルトリイバラ(猿捕茨)、サルトリイバラ科の木また草 {サルトリイバラ}
◆「菝葀バツカツ」、ハッカ(薄荷)、シソ科ハッカ属の草 {ハッカ}
艸3+8=総画数11 U+83DE [レイ、ライ/] 𦴙
◆民衆、庶民ショミン、「菞庶レイショ」、同「黎」「【漢書(前漢書):卷九十四下:匈奴傳第六十四下】三世無犬吠之警菞庶亡干戈之役(師古曰菞古黎字)」「【穆天子傳:卷五】射于麗虎讀書于菞𠀉(君舉必書菞音犂j)」
艸3+8=総画数11 U+83E0 [ハ、ホ/]
◆「菠薐ハリョウ」、ホウレンソウ(菠薐草)、ヒユ科ホウレンソウ属の草、同「菠菜ハサイ」 {ホウレンソウ}
◆「菠蘿ハラ」、パイナップルpineapple、パイナップル科アナナス属の植物、同「鳳梨ホウリ」 {パイナップル}
筆順
艸3+8=総画数11 U+83E1 [カン、ゴン/]
◆蕾(つぼみ)、ふっくらと膨らんで今にも花が開き出しそうなさま、また穀物などの穂ホ(茎の先に多数の花・実などが密集して付いたもの)がふっくらと膨らむさま、同「莟」
◆「菡萏カンタン」、ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の花、またハスの花の蕾 {ハス}
筆順
艸3+8=総画数11 U+83E2 [ホウ、ボウ/] 𢯿
◆鳥が卵に覆いかぶさる、卵を抱(だ)く、同「𣭀」
艸3+8=総画数11 U+83E4 [ケン/] 𦶘
◆「菤耳ケンジ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草、別名「葈耳シジ」「蒼耳ソウジ」「苓耳レイジ」 {オナモミ}
艸3+8=総画数11 U+83E5 [セキ、シャク/]
◆「菥蓂セキベキ」、グンバイナズナ(軍配薺)、アブラナ科グンバイナズナ属の草 {グンバイナズナ}
艸3+8=総画数11 U+83E7 [テイ、タイ/]
◆「菧苨テイデイ」、同「薺苨セイデイ」、ソバナ(蕎麦菜・岨菜)、キキョウ科ツリガネニンジン属の草 {ソバナ}
艸3+8=総画数11 U+83E8 [ショウ/]
◆「菨餘ショウヨ」、アサザ(莕菜・荇菜)、ミツガシワ科アサザ属の水草 {アサザ}
艸3+8=総画数11 U+83E9 [ホ、ブ、ホク、ボク、ボ/]
◆草名、未詳「【說文解字:艸部:菩】艸也」
◆「菩薩ボサツ・プゥサ」、「菩提薩埵ボーダイサツタ・プゥシーサドゥア(bodhisattva[梵]の音写)」の略、悟り(菩提ボダイ・プゥシー、bodhi[梵])を得ようと修行する生きとし生けるもの(薩埵サッタ・サドゥア、sattva[梵])
◆「菩提樹ボダイジュ」◇インドボダイジュ(印度菩提樹)、クワ科イチジク属の木、釈迦がこの木の下で悟りを開いたとされる {インドボダイジュ}◇[日]ボダイジュ(菩提樹)、アオイ科シナノキ属の高木 {ボダイジュ}
筆順
艸3+8=総画数11 U+83EA [トウ、ドウ/]
◆「莨菪ロウトウ」、ヒヨス(菲沃斯)、ナス科ヒヨス属の草、毒草であるが薬草としても利用される、同「䕞𦿆」「𦺫𦿆」、別名「𦶐萃キョウスイ」 {ヒヨス}
艸3+8=総画数11 U+83EB [キン、ゴン/] 堇蓳𡐳𦻍𦸨𨤬𡏳𡎸𦹆𦸧𦻋䒺
◆スミレ(菫)、スミレ科の草 {スミレ}
◆粘土ネンド(ねばつち)、粘土を塗る、粘土を塗って隙間を塞ぐ、同「墐」
◆ほんの少し、同「僅」
◆トリカブト(鳥兜)、同「烏頭ウズ」、キンポウゲ科トリカブト属の草、強い毒性がある {トリカブト}
◆「菫菜キンサイ」「菫菫菜キンキンサイ」、ツボスミレ(坪菫・菫菜)、スミレ科スミレ属の草 {ツボスミレ}
◆「紫菫シキン」、キケマン(黄華鬘)、ケシ科キケマン属の一種 {キケマン}
筆順
艸3+8=総画数11 U+83EC [ショウ/]
◆「菬子」、薬草名
艸3+8=総画数11 U+83ED [タイ、ダイ、チ、ジ/]
◆湿ったところや濡れたものの表面に貼り付くように生える植物、胞子によって繁殖する植物のうちシダ植物を除く植物の総称、同「苔」
◆「菭蘠・治蘠チショウ」、キク(菊、キク科の草)の別称 {キク}
艸3+8=総画数11 U+83EE [コウ、キョウ/]
◆草名、未詳
艸3+8=総画数11 U+83F0 [コ、ク/こも]
◆マコモ(真菰)、イネ科マコモ属の草、実はワイルドライスwild rice、肥大化した茎元(株元)は真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ、いずれも食用とする他、葉は筵(むしろ)などに用いる、別名「茭白コウハク」、同「苽」 {マコモ}
◆マコモ(真菰)の葉を編んで作った敷物
筆順
艸3+8=総画数11 U+83F1 [リョウ/ひし] 蔆蓤䔖𧅊𧁽
◆ヒシ(菱)、ヒシ科の水草、同「芰」、同「薢茩・薢芶カイコウ」 {ヒシ}
筆順
艸3+8=総画数11 U+83F2 [ヒ/]
◆草が生い茂るさま、「菲菲ヒヒ」
◆草名、未詳、カブ(蕪・蕪菁・蔓菁、アブラナ科アブラナ属)類やヒルガオ(昼顔、ヒルガオ科ヒルガオ属)類に似ていて赤紫の花が咲き食べることができるという「【爾雅注疏:釋草】菲芴(…《疏》一名芴郭云土瓜也孫炎曰葍類也…陸璣云菲似葍莖粗葉厚而長有毛…幽州人謂之芴爾雅又謂之蒠菜…卽菲也芴也蒠菜也土瓜也宿菜也五者一物其狀似葍而非葍故云葍類也)」
◆粗末なさま
◆草履ソウリ(ぞうり)、藁(わら)など編んで作った粗末な履物(はきもの)、同「屝」
◆厚みがない、重みがない、同「薄」
◆「菲薄ヒハク」◇粗末なさま◇(思慮・言葉・態度などに)厚みや重みがないさま◇(謙遜して、才能などに)深みがないさま、劣っているさま
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+8=総画数11 U+83F3 [キン/]
◆「黄菳・黄芩オウゴン」、コガネバナ(黄金花)、シソ科タツナミソウ属の草、またその根を乾燥させた生薬 {コガネバナ}
◆「菳䔲キントウ」、草名、未詳
漢字林(非部首部別)
艸3+8=総画数11 U+83F4 [アン、オン/]
◆円形の草葺屋根の家、小さく質素な家、同「庵」「蓭」
◆「菴藹アンアイ」◇草が盛んに生い茂るさま◇(雲などが)一面に広がり覆うさま
◆「菴閭アンリョ」、イヌヨモギ(犬蓬)、キク科ヨモギ属の草 {イヌヨモギ}
◆「菴羅アンラ」「菴摩羅アンマラ」、マンゴーmango、ウルシ科マンゴー属の果樹、別名「芒果・杧果ボウカ」 {マンゴー}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+8=総画数11 U+83F5 [ボウ、モウ/] 𦬣𦭤
◆カズノコグサ(数の子草)、イネ科カズノコグサ属の草、「菵草ボウソウ」「菵米ボウマイ」 {カズノコグサ}
艸3+8=総画数11 U+83F6 [ホウ、ブ/]
◆草が盛んに生い茂るさま、「菶菶ホウホウ」
艸3+8=総画数11 U+83F7 [シュウ、ス、ソウ/ほうき]
◆箒(ほうき)、またそれで掃(は)く、「苕菷チョウシュウ(アシ(葦)やオギ(荻)などの穂で作った箒)」、同「帚」「箒」
筆順
艸3+8=総画数11 U+83F8 [エン/]
◆萎(な)える、萎(しお)れる、水分を失って弱る
◆臭(くさ)い、(腐った)不快な臭(にお)いが籠(こも)る、同「𣨙」
艸3+8=総画数11 U+83F9 [ソ、ショ/] 葅𦵔𦯓𦳎𦼬𥂯𦿘𧂚𧀽𧄗𧗎𧗘𥶎𥷟
◆野菜などの塩また酢の漬物
◆肉の塩漬
◆罪人を切り塩漬けにする古代の刑罰の一つ
◆水草の生い茂る湿地
漢字林(非部首部別)
艸3+8=総画数11 U+83FA [ケン/]
◆タチアオイ(立葵)、アオイ科タチアオイ属の草、別名「蜀葵ショッキ」「茙葵ジュウキ」 {タチアオイ}
艸3+8=総画数11 U+83FB [リン/]
◆ヨモギ(蓬・艾、キク科ヨモギ属の草)の類 {ヨモギ}
◆「拂菻フツリン」、東ローマ帝国(別称ビザンツ帝国、凡そギリシア以東、最盛期にはトルコ・シリア・エジプトなど地中海東部沿岸一帯を支配した)を指すといわれる、ただ「【北史:卷三十八:列傳第二十六】…發自燉煌至于西海…北道從伊吾經蒲類海鐵勒部突厥可汗庭度北流河水至拂菻國達于西海…」とある、「燉煌・敦煌トンコウ」「蒲類海(バルクル湖)」「鐵勒テツロク」「突厥トッケツ」「可汗カカン(可汗庭は首都)」は、いずれも6~7世紀にかけて現モンゴル西部・カザフスタン南部・中国新疆ウイグル自治区・キルギス・タジキスタン一帯の遊牧民族の名で、「拂菻」は「西海(カスピ海か?)」以東ということになる、東ローマ帝国の支配は最盛期でも黒海南部までであった
筆順
艸3+8=総画数11 U+83FC [タン/] 𦵹𦽉
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草、生え出たばかりのオギ、「蒹」「薍」「萑」参照 {オギ}
艸3+8=総画数11 U+83FD [シュク/まめ] 𦯂
◆豆、豆類の総称、同「尗」
◆「菽粟シュクゾク」◇豆類と穀類◇食糧
筆順
艸3+8=総画数11 U+83FE [テン、デン/]
◆「菾菜テンサイ」、同「甜菜」、アカザ科の野菜
◆草木の長く伸びるさま
艸3+8=総画数11 U+83FF [トウ/] 𦻢
◆草や作物が大きく育つさま
◆草木が(高く伸びて)傾く、倒れる
艸3+8=総画数11 U+8400 [コ/]
◆形はハッショウマメ(マメ科の草)に似てそれよりも大きい豆が成る草
艸3+8=総画数11 U+8401 [キ、ゴ/] 𦬟
◆豆幹(まめがら)、実を取った後の豆類の茎、燃料として利用する、同「𦮼」「𧯯」「【世說新語:文學第四】萁在釜下𤉷豆在釜中泣」
◆草名、未詳、オギ(荻、イネ科ススキ属の草)に似るが細く、編んで箙(えびら、矢を入れて背負う筒状の容器)に作るという
艸3+8=総画数11 U+8402 [カ、ワ/]
◆草名、未詳、同「䒩」「【字彙:申集:艸部:萂】同芊」「【正字通:申集上:艸部:萂】同䒩」
艸3+8=総画数11 U+8403 [スイ、ズイ/] 𦬡
◆草が叢(むら)がり生えるさま
◆群がる、多くのものが集まる、また集める
◆(多くのものの中からそこだけが、それだけが)抜き出る、抜きん出ている
◆「拔萃バッスイ」、抜きん出ている、多くの中から一部を抜き出す、同「抜粋」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+8=総画数11 U+8404 [トウ、ドウ/]
◆「葡萄ブドウ」、ブドウ科ブドウ属の果樹またその実 {ブドウ}
◆[日]「葡萄牙ポルトガル」、国名
筆順
艸3+8=総画数11 U+8405 [シュン/はる]
◆地中の草木の芽が地上に現(あらわ)れ出る季節、四季(春・夏・秋・冬)の第一、陰暦の一月から三月
◆若々しく瑞々(みずみず)しいさま、生気に満ちているさま
◆異性を思い慕(した)う感情、異性に対する情欲ジョウヨク
注解:「萅」が本字、「艹(草木)」と「屯トン(地中に留まっているさま)」と「日(太陽、温気が蓄えられるさま)」の会意字
漢字林(非部首部別)
艸3+8=総画数11 U+8406 [ヒ、ビ/]
◆蓑(みの)、背中に羽織って雨雪を防ぐ藁などで作った雨具、同「衰」「蓑」
◆「萆薢ヒカイ」、オニドコロ(鬼野老)などのヤマノイモ科ヤマノイモ属の草の根茎 {オニドコロ}
艸3+8=総画数11 U+8407 [チョウ、ジョウ/]
◆「萇楚チョウソ」、別名「羊桃ヨウトウ」「𦾺芅・銚芅ヨウヨク◇ゴレンシ(五歛子)、カタバミ科ゴレンシ属の木、別名スターフルーツstarfruit、またその果実 {ゴレンシ}◇オニマタタビ(鬼木天蓼)、マタタビ科マタタビ属の木、別名キウイフルーツkiwifruit、またその果実 {キウイフルーツ}
◆「烏萇ウチョウ・ウディヤナ」、地名、パキスタンPakistan(巴基斯坦)北西部
◆「萇弘チョウコウ」、周代(東周、前770年~前256年)の太史タイシ(西周代・春秋時代の文官)、天文・暦などに精通していたという
筆順
艸3+8=総画数11 U+8408 [カン、ガン/] 羦𦏊𦎽
◆角(つの)が細い野生のヤギ(山羊)
注解:本字の冠は「艹(くさかんむり)」ではなく「𠁥」の上の「入人(羊の角が左右反対向きに広がるさま)」で「艹(つのかんむり)」になる
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+8=総画数11 U+8409 [ヒ、ビ/]
◆アサ(麻、アサ科の草)、またその実、同「黂」
◆「蘆萉ロヒ」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆菔ロフク」「蘿蔔ラフク」 {ダイコン}
艸3+8=総画数11 U+840A [ライ/]
◆アカザ(藜)またシロザ(白藜)、ヒユ科アカザ属の草、同「藜」 {アカザ} {シロザ}
◆(郊外の)耕作していない田畑、休耕田、雑草に覆われて荒れた田畑、同「𤲓」
艸3+8=総画数11 U+840B [セイ、サイ/]
◆草が盛んに群れ生い茂るさま
◆「萋萋セイセイ」◇草が盛んに生い茂るさま◇美しく華やかなさま
◆「萋斐セイヒ」、文章が美しいさま
筆順
艸3+8=総画数11 U+840C [モウ、ミョウ、ホウ、ボウ/も・える、も・ゆ、きざ・し、きざ・す] 𦹩
◆植物の芽(め)
◆植物の芽が出る、芽生(めば)える、それまで何もなかったところが膨らみ、やがて枝や葉などになるものが生れ出る
◆きざ・し、兆(きざ)し、物事が起こる兆し
◆民(たみ)、庶民、平民、同「氓」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+8=総画数11 U+840D [ヘイ、ビョウ/]
◆ウキクサ(浮草)、ウキクサ科の草、また水面に浮かぶ草の総称、同「苹」「蓱」 {ウキクサ}
筆順
艸3+8=総画数11 U+840E [イ/な・える、しお・れる、しぼ・む]
◆草木が水分を失って弱る、弱って張(は)りが失われる
◆病(やまい)などで弱る、活力が失われる、同「痿」
◆「萎蕤イズイ」、アマドコロ(甘野老)、キジカクシ科アマドコロ属の草、別名「玉竹ギョクチク」 {アマドコロ}
筆順
艸3+8=総画数11 U+840F [タン、ドン/] 蓞𧂄𦻁𦽜
◆「菡萏カンタン」、ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の花、またハスの花の蕾(つぼみ) {ハス}
筆順
艸3+8=総画数11 U+8410 [ソウ、ショウ/] 𦱥𦵉
◆「萐莆・萐脯ショウフ」、伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名「【論衡:是應】若夫萐脯蓂莢屈軼之屬殆無其物何以驗之說以實者太平無有此物儒者言萐脯生於庖廚者言廚中自生肉脯薄如萐形搖鼓生風寒涼食物使之不臰」「【宋書:卷二十九:志第十九:符瑞下】萐甫一名倚扇状如蓬大枝葉小根根如絲轉而成風殺蝇蠅堯時生於厨(闕)」
艸3+8=総画数11 U+8411 [スイ、カン、ガン/] 𦼉𦻃
◆草が生い茂るさま
◆メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、同「蓷」、同「茺蔚ジュウイ」「ヤクモソウ(益母草)」 {メハジキ}
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草、秋になって茎が堅くなったオギ、「菼」「蒹」「薍」参照 {オギ}
◆アサ(麻、アサ科アサ属の草)の茎、まだ水に漬けていないもの、茎を水に浸け柔らかくしてから表皮を取り繊維にする {アサ}
注解:本字は{⿱艹隹(くさかんむり)}で「雈{⿱艹隹(つのかんむり)}」とは別字
漢字林(非部首部別)
艸3+8=総画数11 U+8413 [ギ/]
◆「萓莮ギダン」、カンゾウ(萱草)、ススキノキ科ワスレグサ属の草、別名「萱草・諼草ケンソウ」「ワスレグサ(忘れ草)」「忘憂草ボウユウソウ」「鹿葱・蔍葱ロクソウ」「【本草綱目:草之五:隰草類下:萱草】釋名心憂(說文)療愁(綱目)丹棘(古今注)鹿葱(嘉祐)鹿劍(土宿)妓女(吳普)宜男(…周處風土記云懐妊婦人佩其花則生男故名宜男…」 {カンゾウ}
筆順
艸3+8=総画数11 U+8414 [チョウ、ジョウ/]
◆スズメノエンドウ(雀野豌豆)、マメ科ソラマメ属の草、別名「苕菜チョウサイ」「巢菜ソウサイ」 {スズメノエンドウ}
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)やオギ(荻、イネ科ススキ属の草)などの穂(ほ)、これを塵(ちり、ごみ)などを払う箒(ほうき)として用いる、同「芀」「茢」「【周禮注疏:夏官司馬】贊牛耳桃茢(《注》…桃鬼所畏也茢苕帚所以掃不祥)」 {アシ} {オギ}
◆「萔萔チョウチョウ」、高く上に伸びているさま
◆「陵萔リョウチョウ」、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の蔓性木本 {ノウゼンカズラ}
◆「紅萔コウチョウ」、サツマイモ(薩摩芋)、ヒルガオ科サツマイモ属の草 {サツマイモ}
艸3+8=総画数11 U+8415 [セイ、ザイ、シ、ジ/なずな] 薺荠
◆ナズナ(薺)、アブラナ科ナズナ属の草 {ナズナ}
◆「荸萕ホツシ・ボッシ」、イヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の水草、塊茎カイケイ(根茎が球形に肥大したもの)を食用とする、別名「シログワイ(白慈姑)」、またオモダカ科オモダカ属の水草で塊茎を食用とするものを併せての総称、別名「𦽏茈フシ」「慈姑シコ」「烏芋オウ」 {イヌクログワイ}
◆「石萕苧セキセイネイ」、イヌコウジュ(犬香薷)、シソ科イヌコウジュ属の草 {イヌコウジュ}
艸3+8=総画数11 U+8416 [カン、ゲン/]
◆フトイ(太藺、カヤツリグサ科フトイ属の草)やイ(藺、イグサ科イグサ属の草)などのカヤツリグサ科やイグサ科の丸く中空の茎を持つ草、またその茎を編んで作った席セキ(敷物) {フトイ} {イ}
◆ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、別名「白茝・白芷ビャクシ」「苻蘺フリ」 {ヨロイグサ}
◆穏(おだ)やかに微笑(ほほえ)むさま、「莞爾カンジ」、同「唍」
艸3+8=総画数11 U+8417 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑《欽定四庫全書》本:卷二:草部第八:萗】郭氏作榮字」「【康熙字典:申集備考:艸部:萗】《字彙補》策字之譌」
艸3+8=総画数11 U+8418 [ナイ/]
◆ナフタレンnaphthalene(C10H8)、多環芳香族炭化水素
艸3+8=総画数11 U+8419 [/くたびれ]
◆[日]草臥(くたび)れる
艸3+8=総画数11 U+841A [タク/]
◆草木の葉(枯葉)などがはらはらと散り落ちるさま
艸3+8=総画数11 U+841B [未詳/]
◆未詳
艸3+8=総画数11 U+841C [チョウ/]
◆テルペンTerpene、有機化合物、「萜烯チョウキ」
艸3+8=総画数11 U+841D [ラ/]
◆蔓性の植物の称
◆「萝卜ラフク」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆菔ロフク」「蘆萉ロヒ」 {ダイコン}
◆「女萝ジョラ」、サルオガセ(猿麻桛)、サルオガセ科の地衣類、別名「松蘿ショウラ」 {サルオガセ}
艸3+8=総画数11 U+841E [ヒ、ビ/] 蓖𦶃𦯛𦱔
◆「萞麻ヒマ」、トウゴマ(唐胡麻)、トウダイグサ科トウゴマ属の草 {トウゴマ}
艸3+8=総画数11 U+841F [ゲイ、ゲ/] 藝兿㙯艺
◆種を播(ま)き育てる、草木を植え育てる、同「蓺」、「園芸エンゲイ」
◆技術や技能、またそれによって作り出される(表現される)もの、「芸術ゲイジュツ」、「藝」の省画字として日本では「芸」を用いるが、本来「芸」には「藝」の意はない、「芸」参照
艸3+8=総画数11 U+8420 [ハン、モウ、ミョウ、ホウ、ボウ/も・える、も・ゆ、きざ・し、きざ・す]
◆姓用字「【中華字海:艹部:萠】音攀〗姓」
◆[日]同「萌」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+8=総画数11 U+8421 [未詳/]
◆未詳「【漢語大字典:艸部:萡】同"箔"」
艸3+8=総画数11 U+8422 [/やち、やつ]
◆[日]姓用字、地名用字 {和製漢字の辞典:艸部:萢}
筆順
艸3+8=総画数11 U+8423 [テイ/]
◆「茄萣カテイ」、区名、台湾高雄市 {台湾}
艸3+8=総画数11 U+8424 [ケイ、ギョウ/ほたる] 蛍螢𧓌
◆ホタル(蛍)、ホタル科に属する昆虫
艸3+8=総画数11 U+8425 [エイ、ヨウ/いとな・む] 営營
◆住居(生活するところ)の周りに壁や塀などを巡らす
◆軍隊が駐留するために周りに土塁などを巡らす、また土塁などを巡らせた場所
◆周りを囲って外敵から守る
◆生活する(守る)ために必要な大きさや程度を測る、また測ってそれを造る「【廣韻・下平聲・巻第二:清第十四:營】造也度也」
◆作る、建造する
艸3+8=総画数11 U+8426 [エイ、ヨウ/]
◆巻き付く、ぐるぐると巻き付ける、巻き取る
漢字林(非部首部別)
艸3+8=総画数11 U+8427 [ショウ/よもぎ] 蕭䔥
◆ヨモギ(蓬)、キク科ヨモギ属の草 {ヨモギ}
◆荒(すさ)んで物寂しいさま、零落(おちぶ)れるさま
漢字林(非部首部別)
艸3+8=総画数11 U+8428 [サツ、サチ/] 薩蕯
◆「サ」「サッ」「サツ」などに近い梵語の音を当てる音写字
◆「菩萨ボサツ・プゥサ」、「菩提萨埵ボーダイサツタ・プゥシーサドゥア(bodhisattva[梵]の音写)」の略、悟り(菩提ボダイ・プゥシー、bodhi[梵])を得ようと修行する生きとし生けるもの(薩埵サッタ・サドゥア、sattva[梵])
艸3+8=総画数11 U+8457 [チョ、チャク、ジャク/あらわ・す、いちじる・しい]
◆他との違い(或いは正誤)をはっきりと示す、誰の目にも明らかにする、明確にする、同「箸」「𣋐」
◆(間違いや誤解がないように)文章などに書き表す、書かれた文章、同「箸」「𣋐」
◆明らかなさま、他との違いがはっきり分かるさま、同「箸」「𣋐」
◆着(つ)く、付く、付着する、同「着」
◆着(つ)く、到着する、同「着」
◆着(き)る、衣服を身に付ける、同「着」
注解:古簡「着」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+8=総画数11 U+8481 [シュツ、ジュツ/]
◆「莪蒁ガジュツ」、別名「蓬莪𦮠ホウガジュツ」、ショウガ科ウコン属の草 {ガジュツ}
𠞁刀部
𣇮艸4+8=総画数12 U+231EE [セキ、シャク/]
◆明らかなさま、明白なさま、はっきりしているさま、同「晰」
𦍟羊部
𦯓艸3+8=総画数11 U+26BD3 [ソ、ショ/] 菹葅𦵔𦳎𦼬𥂯𦿘𧂚𧀽𧄗𧗎𧗘𥶎𥷟
◆野菜などの塩また酢の漬物
◆肉の塩漬
◆罪人を切り塩漬けにする古代の刑罰の一つ
◆水草の生い茂る湿地
𦯧艸3+8=総画数11 U+26BE7 [ヨウ/は] 葉𦹁𦶫𦰧
◆植物の茎や枝から伸び出る薄く平らなもの、主に光を受け成長に必要な養分を合成(光合成コウゴウセイ)する役割を担う
◆(葉のように)薄いもの
◆紙などのような薄いものを数える語、「一葉イチヨウ(一枚、頁数では表裏で二頁分に当たる、小舟一艘)」、同「叶」
◆時代、頃、「20世紀中葉(20世紀の中頃)」
漢字林(非部首部別)
𦰖艸3+8=総画数11 U+26C16 [オク/] 𦯏
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦰖】乙卓切英蒻也」「【廣韻:入聲:覺第四:渥:𦯏】英蒻」
𦰞艸3+8=総画数11 U+26C1E [チョウ、ジョウ、ユウ/]
◆土を農作業に使う籠(かご)、刈り取った収穫物や除草した草などを入れて運ぶためのもの、同「蓧」
◆「𦰞麦ユウバク」、チュウゴクカラスムギ(中国烏麦)、イネ科カラスムギ属の草 {チュウゴクカラスムギ}
𦰫艸3+8=総画数11 U+26C2B [デイ、ナイ/]
◆葉や草から滴るどろっとした粘り気のある露(つゆ)
𦰯艸3+8=総画数11 U+26C2F [シ/] 𤫳
◆草名、未詳「【集韻:卷五:上聲上:止第六:𦰯】艸名」
𦰲艸3+8=総画数11 U+26C32 [ク/]
◆ハマゼリ(浜芹)、セリ科ハマゼリ属の草、別名「蛇牀・蛇床ジャショウ」 {ハマゼリ}
𦰵艸3+8=総画数11 U+26C35 [未詳/]
◆チガヤ(茅、イネ科チガヤ属の草)の類、茎が莚(むしろ)などの敷物や履物(はきもの)の底などに利用される草を指すものと思われる「【廣韻:去聲:怪第十六:蒯:蒯】茅類又姓出襄陽漢有蒯通或作𦰵」「【字彙:申集:艸部:𦰵】字本作𦳋後譌作蒯今又作𦰵其譌甚矣」 {チガヤ}
注解:「蒯」の「月」は「炙」の上部の「にくづき(肉月)」の字形で、これを「多」とした異体字(訛字)と思われる {漢字(月)}参照
𦰶艸3+8=総画数11 U+26C36 [キョク、コク/] 茍𠷜
◆言葉を慎(つつし)む
𦰷艸3+8=総画数11 U+26C37 [ビツ、ミツ、ミチ/] 蔤藌𦾖
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の茎の泥中にある白い部分「【爾雅注疏:釋草】荷芙渠(…)其莖茄其葉蕸其本蔤(《注》莖下白蒻在泥中者)其華菡萏(…)其實蓮(《注》蓮謂房也)其根藕其中的(…)的中薏」 {ハス}
𦰼艸3+8=総画数11 U+26C3C [サク、ザク/]
◆古地名、現四川省雅安市漢源県、同「苲」 {四川省}
𦱀艸3+8=総画数11 U+26C40 [イク/]
◆草名、未詳
漢字林(非部首部別)
𦱇艸3+8=総画数11 U+26C47 [コウ、クウ/]
◆草名、未詳「【廣韻:上平聲:東第一:空:𦱇】𦱇心草也」
𦱈艸3+8=総画数11 U+26C48 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷九:入聲上:術第八:𦱈】𦱈𦱈水流皃」「【康熙字典:申集上:艸部:*𦱈】《集韻》莫卜切音木《玉篇》草也(「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:*莯】母卜切草也」は「𦱈{⿱艹(⿰氵朮)}」ではなく「莯{⿱艹(⿰氵木)」)
注解:「莯」の譌字か?
𦱉艸3+8=総画数11 U+26C49 [リョウ、リュウ、ロウ/たつ] 龍㡣𢄫𢅛𥫈𥫆𥪢竜𥪖𥪐𥪑𦱸𠊋𠉒𢀀龙
◆角(つの)と鬚(ひげ)を持ち体は細長く鱗(うろこ)があり、春分に天に昇り秋分に淵(ふち)に潜むという想像上の動物
◆天子・君主・皇帝を指す語、「龍飛リュウヒ(天子の即位)」「龍体リュウタイ(天子のお体)」
◆ひときわ優れたものを指す語
◆十二章紋の一つ {服飾(十二章紋)}
◆背が高く(八尺以上の)大きな馬、駿馬シュンメ
𦱊艸3+8=総画数11 U+26C4A [ソウ、ショウ/]
◆「𦱊薴ソウネイ」、草がぼうぼうと生(お)い乱れるさま
𦱋艸3+8=総画数11 U+26C4B [ボウ、モウ/] 莔𦮄𦴖𦯶𦳶𧏊
◆バイモ(貝母)、ユリ科バイモ属の草、咳止めなど薬草として利用される、同「蝱」 {バイモ}
𦱍艸3+8=総画数11 U+26C4D [バ、メ、マ/あさ] 麻蔴𦲬
◆アサ(麻)、アサ科の草 {アサ}
◆「苧麻チョマ」「亜麻アマ」「大麻タイマ」など繊維を採(と)る植物の総称
◆「胡麻ゴマ」、ゴマ科の草、種を搾り油を採る {ゴマ}
◆痺(しび)れる、感覚が鈍くなる、或いはなくなる、「麻痺マヒ」
◆天子の綸旨リンジ、詔書ショウショ、唐代(618年~907年)に詔書・勅書に麻で漉(す)いた紙が用いられたことから「【康熙字典:亥集下:麻部:麻】…朝廷綸命曰麻《翰林志》唐中書用黃白二麻爲綸命其後翰林專掌白麻中書獨用黃麻…(「翰林カンリン」は「翰林院」「翰林学士院」の略、唐代に創設された役所で詔勅の起草を管掌した)
𦱎艸3+8=総画数11 U+26C4E [シ、ジ/] 𦸎
◆苗を植える、苗代で育った苗を植え替える、同「蒔」
注解:「【集韻:卷七:去聲上:志第七:蒔秲畤𦸎𦱎】說文更別穜」「【長物志:卷二:松】…水仙蘭蕙萱草之屬雜𦱎其下山松宜植土岡之上…」
𦱐艸3+8=総画数11 U+26C50 [コウ/] 𥡃𥠸𥡍𥞙
◆穀物が稔(みの)らない、穀物のできが悪い、同「荒」
𦱑艸3+8=総画数11 U+26C51 [セン/]
◆米粒が細長い粳(うるち、粘り気の少ない米)、インディカindica種、同「籼」
𦱒艸3+8=総画数11 U+26C52 [ボク、モク/]
◆「𦱒蓿・苜蓿モクシュク」、ウマゴヤシ(馬肥・苜蓿)・ムラサキウマゴヤシ(紫馬肥)などのマメ科ウマゴヤシ属の草 {ウマゴヤシ}「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦱒】莫卜切菜名」「【廣韻:入聲:屋第一:目:𦱒】𦱒蓿見爾雅注」
𦱓艸3+8=総画数11 U+26C53 [シ/]
◆「胡𦱓コシ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草、別名「葈耳シジ」 {オナモミ}
𦱔艸3+8=総画数11 U+26C54 [ヒ、ビ/] 蓖𦶃萞𦯛
◆「𦱔麻ヒマ」、トウゴマ(唐胡麻)、トウダイグサ科トウゴマ属の草 {トウゴマ}
𦱕艸3+8=総画数11 U+26C55 [カ/] 𦺞
◆菜サイ(食用にする草)名、未詳
𦱗艸3+8=総画数11 U+26C57 [シ、ジ/ま・く] 蒔莳
◆苗を植える、苗代で育った苗を植え替える、同「𦸎」「𦱎」
◆「𦱗蘿ジラ」、イノンドeneldo、セリ科イノンド属の草、別名ディルdill、薬草や香草として利用される {イノンド}
◆[日]種を畑に撒(ま)く、細かいものを撒き散らす
𦱘艸3+8=総画数11 U+26C58 [ホウ、ビョウ、ボウ/] 蒡𦾭
◆草名、未詳、よく煮込むことで食することができるという「【爾雅注疏:釋草】蒡隱荵(《注》似蘇有毛今江東呼爲隱荵藏以爲葅亦可瀹食也)(「隱荵」は「蘟荵」であると思われるが未詳)
◆「牛𦱘ゴボウ」、キク科ゴボウ属の草、「牛蒡子ゴボウシ(ゴボウの種、乾燥させて生薬として利用される)」 {ゴボウ}
𦱙艸3+8=総画数11 U+26C59 [ジュウ、ニュウ/] 莥𦶆
◆タンキリマメ(痰切豆、マメ科タンキリマメ属の草)の種子 {タンキリマメ}
𦱚艸3+8=総画数11 U+26C5A [ゲイ、ゲ、ウン/]
◆田畑の雑草を取り除く、同「耘」
◆「𦱚香ウンコウ」、ヘンルーダwijnruit、ミカン科ヘンルーダ属の草 {ヘンルーダ}
◆「𦱚臺ウンタイ」、書庫、「芸香」に書物を食い荒らす虫を寄せ付けない効果があることから
◆「𦱚薹ウンタイ」、ブラッシカ・ラパBrassica rapa、アブラナ科アブラナ属の草、変種にアブラナ(油菜)・カブ(蕪・蕪菁)・ハクサイ(白菜)などがある、同「蕓薹」「蒷薹」
◆[日]技術や技能、またそれによって作り出される(表現される)もの、「芸術ゲイジュツ」、中国では「藝」
𦱛艸4+8=総画数12 U+26C5B [ボウ、ム、モウ/] 瞢𦴔𦴲𦴁𥊄𥊃矒𥉞𥌋𦢧䑅
◆(暗くて、眩しくて)目が見えないさま、はっきりと見えないさま、ぼんやりしているさま、同「夢」「盲」
𦱜艸3+8=総画数11 U+26C5C [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷六:上聲下:筱第二十九:芍𦱜薂】艸名說文鳧茈也」
𦱝艸3+8=総画数11 U+26C5D [レツ、レチ/] 茢𦴟𠞝
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)やオギ(荻、イネ科ススキ属の草)などの穂(ほ)、これを塵(ちり、ごみ)などを払う箒(ほうき)として用いる、同「芀」「苕」 {アシ} {オギ}
◆アシやオギなどの穂で作った邪気ジャキを払う箒(ほうき)「【禮記注疏(禮記正義):卷四十五:喪大記】大夫之喪將大斂…(《注》…巫祝桃茢以辟邪氣…)」
◆「𦱝薽レツシン」、ヤブタバコ(藪煙草)、キク科ガンクビソウ属の草「【爾雅注疏:釋草】茢薽豕首(《疏》茢薽藥草名一名豕首一名彘顱一名蟾蜍蘭一名天名精一名麥句薑一名蝦蟇藍一名天門精一名玉門精别錄一名天蔓菁南人名為地菘…)」 {ヤブタバコ}
𦱞艸3+8=総画数11 U+26C5E [バイ、マイ、メ/いちご]
◆イチゴ(苺)、バラ科オランダイチゴ属・キイチゴ属などの植物、またその実、同「苺」 {イチゴ}
◆「茅𦱞ボウバイ」、ナワシロイチゴ(苗代苺)、バラ科キイチゴ属の木 {ナワシロイチゴ}
◆「𦱞𦱞バイバイ」、草が(作物が)青々と生い茂るさま
𦱡艸6+8=総画数14 U+26C61 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷十:入聲下:藥第十八:若{⿳山(⿲山山山)(⿲(勿-勹)■(冬-夂))}𦱡】說文擇菜也…」
𦱢艸6+8=総画数14 U+26C62 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦱢】《玉篇》籀文若字…(「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:若】…{𦱢-㔾+巳)}籀文」)
𦱤艸3+8=総画数11 U+26C64 [バク、マク、ボ、モ/なか・れ] 𦶛𦱴
◆暮(く)れる、陽の光が届かなくなって暗くなる、同「暮」「莫」「【說文解字注:艸部:𦶛】日且冥也(且冥者將冥也木部曰杳者冥也夕部曰夕莫也…)」「【史記索隱:卷十七:管晏列傳第二】日𦱤途逺故倒行而逆施之」
漢字林(非部首部別)
𦱥艸3+8=総画数11 U+26C65 [ソウ、ショウ/] 萐𦵉
◆「𦱥莆・𦱥脯ショウフ」、伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名「【論衡:是應】若夫萐脯蓂莢屈軼之屬殆無其物何以驗之說以實者太平無有此物儒者言萐脯生於庖廚者言廚中自生肉脯薄如萐形搖鼓生風寒涼食物使之不臰」「【宋書:卷二十九:志第十九:符瑞下】萐甫一名倚扇状如蓬大枝葉小根根如絲轉而成風殺蝇蠅堯時生於厨(闕)」
𦱦艸3+8=総画数11 U+26C66 [トウ、ツウ/]
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の根、蓮根レンコン(はすね)、同「藕」
◆奥深くにしまい込まれているもの、(古くから)大切にされているもの
◆「古𦱦コトウ」「骨𦱦コットウ」、古い時代の(古くから大切にされてきた)器物
◆正(ただ)す、正すべきところを正す
◆「𦱦事トンシィ」、団体の理事、会社の取締役
𦱧艸6+8=総画数14 U+26C67 [コツ、コチ/] 𠦪
◆疾(はや)い、同「𡼘」
𦱩艸3+8=総画数11 U+26C69 [キョク、コク、キ、コ/] 亟𠄹䓧𦯃
◆急いで、すみやかに
◆間をおかずに、屡々(しばしば)、度々(たびたび)
𦱪艸3+8=総画数11 U+26C6A [ス、シュ、スウ/] 蒭𦷝𦮊
◆「苾𦱪ヒツシュ・ビチュゥ」◇草名、未詳「【龍龕手鑑《欽定四庫全書》本:卷二:草部第八:苾蒭】上毗逸反下測於反苾蒭梵語草名有其四徳以今左之也{⿳艹口丑}𦮊𦷝測於反同上」◇比丘ビク(梵語の音写)、出家して具足戒グソクカイを受け正式に僧の資格を得た男性
𦱫艸3+8=総画数11 U+26C6B [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦱫】《直音》同葺《柳宗元崔公墓誌》一日不𦱫《註》吳本楚辭中有如此書者又《詩》臺館𦱫荒丘池塘疏沈㘭」
𦱬艸3+8=総画数11 U+26C6C [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦱬】《直音》與葬同」
𦱭艸3+8=総画数11 U+26C6D [キュウ、ク/] 𦫶芁𦫷
◆「秦𦱭・秦艽シンキュウ」、オオバリンドウ(大葉竜胆)、リンドウ科リンドウ属の草 {オオバリンドウ}
𦱮艸3+8=総画数11 U+26C6E [ヘイ、ヒョウ、ヒン/] 秉𥝐𥟱𣏲
◆穀物の束を数える単位、一(ひと)握り分を「1秉」、1秉=1把
◆片手で手に握る、握り持つ、両手は「兼」
𦱯艸3+8=総画数11 U+26C6F [ドウ、ノウ、ノ/] 農䢉𨑋辳欁𨑇𣊤𦦥𦦤𣎭𢖢农
◆田畑を耕し、作物の種を播(ま)き育て収穫する、またその仕事、またそれ従事する人、「農業ノウギョウ」「農夫ノウフ」
𦱴艸6+8=総画数14 U+26C74 [バク、マク、ボ、モ/なか・れ] 𦱤𦶛
◆暮(く)れる、陽の光が届かなって暗くなる、同「暮」「莫」「【說文解字注:艸部:𦶛】日且冥也(且冥者將冥也木部曰杳者冥也夕部曰夕莫也…)」「【史記索隱:卷十七:管晏列傳第二】日𦱤途逺故倒行而逆施之」
𦱶艸6+8=総画数14 U+26C76 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦱶】古周易出涕沱𦱶陸德明云𦱶古文若字」
𦱸艸3+8=総画数11 U+26C78 [リョウ、リュウ、ロウ/たつ] 龍㡣𢄫𢅛𥫈𥫆𥪢竜𥪖𥪐𥪑𦱉𠊋𠉒𢀀龙
◆角(つの)と鬚(ひげ)を持ち体は細長く鱗(うろこ)があり、春分に天に昇り秋分に淵(ふち)に潜むという想像上の動物
◆天子・君主・皇帝を指す語、「龍飛リュウヒ(天子の即位)」「龍体リュウタイ(天子のお体)」
◆ひときわ優れたものを指す語
◆十二章紋の一つ {服飾(十二章紋)}
◆背が高く(八尺以上の)大きな馬、駿馬シュンメ
𦱹艸6+8=総画数14 U+26C79 [キョウ、ク/] 𩇿
◆共に、一緒に、同「共」
𦱻艸3+8=総画数11 U+26C7B [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦱻】充枯切音芻出釋藏」
𦱼艸3+8=総画数11 U+26C7C [ソウ/] 𦴱𦲳
◆葬(ほうむ)る、死者を他人の目に触れないように隠(かく)す、同「葬」
𦲅艸3+8=総画数11 U+26C85 [未詳/]
◆未詳
注解:【異體字字典(中華民國教育部)】によれば「菷」の異体字
𦲇艸3+8=総画数11 U+26C87 [未詳/]
◆未詳
𦲌艸3+8=総画数11 U+26C8C [未詳/]
◆未詳
𦲔艸3+8=総画数11 U+26C94 [未詳/]
◆未詳
𦲬艸6+8=総画数14 U+26CAC [バ、メ、マ/あさ] 麻蔴𦱍
◆アサ(麻)、アサ科の草 {アサ}
◆「苧麻チョマ」「亜麻アマ」「大麻タイマ」など繊維を採(と)る植物の総称
◆「胡麻ゴマ」、ゴマ科の草、種を搾り油を採る {ゴマ}
◆痺(しび)れる、感覚が鈍くなる、或いはなくなる、「麻痺マヒ」
◆天子の綸旨リンジ、詔書ショウショ、唐代(618年~907年)に詔書・勅書に麻で漉(す)いた紙が用いられたことから「【康熙字典:亥集下:麻部:麻】…朝廷綸命曰麻《翰林志》唐中書用黃白二麻爲綸命其後翰林專掌白麻中書獨用黃麻…(「翰林カンリン」は「翰林院」「翰林学士院」の略、唐代に創設された役所で詔勅の起草を管掌した)
漢字林(非部首部別)
𦲭艸3+8=総画数11 U+26CAD [未詳/]
◆未詳「【戰國策:卷第二十:趙三】…君之所以事王者色也𦲭(一作蓇)之所以事王者知也…」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦲭】七入反𦲭累修補也又子入反茨也又音習」
𦲰艸3+8=総画数11 U+26CB0 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦲰】同𦰲」
𦲱艸3+8=総画数11 U+26CB1 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦲱】同"磻"」
𦲳艸3+8=総画数11 U+26CB3 [ソウ/] 𦱼𦴱
◆葬(ほうむ)る、死者を他人の目に触れないように隠(かく)す、同「葬」
𦲴艸3+8=総画数11 U+26CB4 [イ/]
◆オニバス(鬼蓮)、スイレン科オニバス属の水生植物、同「芡」「蔿」 {オニバス}
𦲵艸3+8=総画数11 U+26CB5 [未詳/]
◆戟ゲキ(長い柄の先に矛や戈を付けた武器)に付ける旗「【墨子:卷十五】男子爲童旗女子爲梯末之旗弩爲狗旗㦸爲𦲵旗」「【漢語大字典:艸部:𦲵】【中華字海:艹部:𦲵】同"旌"」
注解:「艹(くさかんむり)」ではなく、羊などの角(つの)を象った「艹」のようである
𦲶艸3+8=総画数11 U+26CB6 [未詳/]
◆未詳「【漢語大字典:艸部:𦲶】【中華字海:艹部:𦲶】同"蒸"」
𦲷艸3+8=総画数11 U+26CB7 [未詳/]
◆未詳「【西山文集:卷十六:再知泉州謝表】…朱旛皂葢之華仍𦲷紫帽清源之境…」「【大事記續編:卷二十四】…子弟不脩經藝而務交㳺未知𦲷事而坐享…」「【元文類:卷六十八:參知政事王公神道碑】…政清訟簡吏民歌詠方宋包拯公𦲷汴之…」
𦳖艸3+8=総画数11 U+26CD6 [ケイ、ギョウ/]
◆薬草名、未詳「【爾雅:釋草】藀委萎藥草也葉似竹大者如箭竿有節葉狹而長表白裏青根大如指長一二尺可啖」
◆「艼藀テイケイ」、草名、未詳「【爾雅:釋草】葋艼熒未詳」
𦳺艸3+8=総画数11 U+26CFA [ハツ、バツ、バチ/]
◆草木の根
𦴈艸3+8=総画数11 U+26D08 [ジャク、ニャク/]
◆「杜𦴈・杜若トジャク」、ヤブミョウガ(藪茗荷)、ツユクサ科ヤブミョウガ属の草 {ヤブミョウガ}
𦴚艸3+8=総画数11 U+26D1A [チョウ、ジョウ/] 迢𨔴
◆遥(はる)か遠いさま、また高いさま、遠くまで続いているさま、「𦴚𨘬チョウテイ」「【全唐文:卷一百四十一:九成宮醴泉碑銘】…參差仰視則𦴚𨘬…」「【晚晴簃詩匯:卷一百三十八:彭子穆招同少鶴餞行】…龍溪𨔴𨘬鬱哀思…」「【集韻:卷三:平聲:蕭第三:迢𨔴】田聊切說文迢遰也一曰迢迢髙貌」
𦴮艸3+8=総画数11 U+26D2E [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦴮】同"范"」
𦴰艸3+8=総画数11 U+26D30 [未詳/]
◆未詳「【中華大字典:艹部:𦴰】同"苕"」
𦴱艸3+8=総画数11 U+26D31 [ソウ/] 𦱼𦲳
◆葬(ほうむ)る、死者を他人の目に触れないように隠(かく)す、同「葬」
艸3+9=総画数12 U+44EE [ボウ、ム/]
◆細い葉の草が叢(むら)がり生えるさま
◆「䓮䕅根ボウソウコン」、草名、未詳「【救荒本草:卷三:草部】䓮䕅根(音冒嫂)俗名麵碌碡(音禄讀)生水邊下濕地其葉就地叢生葉似蒲葉而肥短葉背如劒脊樣葉叢中間攛葶上開淡粉紅花俱皆六瓣花頭攅開如傘葢狀結子如韭花蓇葖(音骨突)其根如鷹爪黄連樣色似墐泥色味甘(図あり)
艸3+9=総画数12 U+44EF [トク/] 𦺇
◆ミチヤナギ(道柳)、タデ科ミチヤナギ属の草、同「萹茿ヘンチク」 {ミチヤナギ}
◆「蒵䓯ケイトク」、トリカブト(鳥兜)などのキンポウゲ科トリカブト属の草の根、毒性は強いが適量であれば薬用となる、同「附子ブシ・ブス」「【廣雅:卷十:釋草】𧂒(捉)奚毒附子也」 {トリカブト}
艸3+9=総画数12 U+44F0 [イン/]
◆「䓰薼・茵蔯インチン」、カワラヨモギ(河原蓬)、キク科ヨモギ属の草、別名「茵蔯蒿インチンコウ」 {カワラヨモギ}
艸3+9=総画数12 U+44F4 [ゼン、ネン/]
◆キクラゲ(木耳)、キクラゲ科キクラゲ属のキノコ(茸)、同「栭」「㮕」「𣚊」「檽」「栮」
艸3+9=総画数12 U+44F5 [①オウ、ウ、ク②フ/]

◆オギ(荻)、生え出たばかりのオギ、イネ科ススキ属の草 {オギ}
◆ハリゲヤキ(針欅)、ニレ科ハリゲヤキ属の木、同「櫙」、別名「藲荎オウチ」「刺榆シユ」 {ハリゲヤキ}
◆温(あたた)める、包み込むようにして温める

◆「䓵萮フユ」「䓵蘛フイク」、花が盛んに咲くさま、花が華やかなさま
艸3+9=総画数12 U+44F6 [ライ/]
◆「䓶蕭ライショウ」「䓶蒿ライコウ」、チョウセンヨモギ(朝鮮艾)、キク科ヨモギ属の草、同「苹」「蘋」、同「艾蒿ガイコウ」「【爾雅注疏:釋草】苹藾蕭(《注》今藾蒿也初生亦可食)」 {チョウセンヨモギ}
◆草木に覆われて日光が遮られた所、日陰(ひかげ)、同「庇」「芘」
注解:「莿」
艸3+9=総画数12 U+44F7 [コウ、ギョウ/] 荇莕
◆「䓷菜コウサイ」、アサザ(莕菜・荇菜)、ミツガシワ科アサザ属の水草 {アサザ}
艸3+9=総画数12 U+44F9 [イ/す・える] 饐𩚂䬥
◆飯などの食物が傷む、食物の味が変わったり異臭がしたりする
艸3+9=総画数12 U+44FB [コウ、ク/] 蔻𦸅蔲
◆「荳䓻・豆䓻ズク」、ニクズク(肉荳蔲・肉豆蔲、ニクズク科ニクズク属の木、その種子はナツメグnutmeg)・ビャクズク(白荳蔲・白豆蔲、ショウガ科ズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)・ショウズク(小荳蔲・小豆蔲、ショウガ科ショウズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)などの総称 {ニクズク}
力部
艸3+9=総画数12 U+83AD [セツ、セチ/]
◆草の節(ふし)、中空の茎が途中で区切られ外側に硬く盛り上がっているところ、イネ科の植物に多くみられる
艸3+9=総画数12 U+83D9 [スイ/]
◆亀卜キボクの時に亀の甲羅を焼くために用いる木の一つ
艸3+9=総画数12 U+83DF [ト、ツ/]
◆「菟絲トシ」「菟蘆トロ」「菟縷トロウ」、ハマネナシカズラ(浜根無葛)、ネナシカズラ科の蔓性の草、別名「蓎蒙トウモウ」「赤網セキモウ」 {ハマネナシカズラ}
◆「菟瓜トカ」、カラスウリ(烏瓜)、ウリ科カラスウリ属の草、同「王瓜オウカ」 {カラスウリ}
◆「菟蒵トケイ」、フキタンポポ(蕗蒲公英)、キク科フキタンポポ属の草、同「款冬カントウ」「【爾雅注疏:釋草】菟奚(蒵)顆涷(《註》款冬也…《疏》)藥草也一名菟奚一名顆涷郭云款涷也紫赤莖生水中案本草款冬一名橐吾一名顆涷一名虎鬚一名菟奚陶註云形如宿蒪未舒其腹裏有絲其花乃似大菊花…」 {フキタンポポ}
◆「於菟オト」、トラ(虎)の別称
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+83E3 [キン/]
◆ヨモギ(蓬・艾)、キク科ヨモギ属の草、同「蒿」「𦸃」 {ヨモギ}
◆「牡菣ボウキン」、オトコヨモギ(牡蒿)、キク科ヨモギ属の草 {オトコヨモギ}
艸3+9=総画数12 U+8412 [エン/]
◆草名、未詳「【爾雅注疏:釋草】萒雀卉(《注》未詳)」
艸3+9=総画数12 U+8429 [シュウ、シュ/はぎ] 𦵒
◆ヨモギ(蓬)、キク科ヨモギ属の草 {ヨモギ}
◆トウキササゲ(唐楸)、ノウゼンカズラ科キササゲ属の木、同「楸」 {トウキササゲ}
◆[日]ハギ(萩)、マメ科ハギ属の草また木 {ハギ}
筆順
艸3+9=総画数12 U+842A [カ/]
◆「萪藤カトウ」、草名、未詳、海辺に生える蔓(つる)性の植物という「【齊民要術:卷十:五穀、五䅽果蓏菜茹非中國物産者:藤】異物志曰萪藤圍數寸重於竹可爲杖篾以縳船及以爲席勝竹也 顧微廣州記曰科藤如栟閭葉踈外皮靑多棘刺高五六丈者如五六寸竹小者如筆管竹破其外靑皮得白心即萪藤…」
筆順
艸3+9=総画数12 U+842B [キョウ、コウ/]
◆羹(あつもの)、野菜を或いは野菜を主としてそれに肉を加えて煮込んだ吸物(すいもの)
艸3+9=総画数12 U+842C [バン、モン、マン、ボク、モク/よろず] 𥝄𥝅万𠂍㸘𠃡
◆千の十倍 {数字}
◆数え切れないほど多いさま、極めて多いさま
◆あらゆる、どんなものも、全て
◆決して、絶対に、「萬萬バンバン」
注解:「萬」は「サソリ(蠍)」の象形文字。後にサソリは「虫」を加えた「蠆」となり、「萬」には「数が多い」の字義が当てられ、古くから簡略字として「万」が用いられる。
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+842D [ウ/]
◆草
艸3+9=総画数12 U+842E [ユ/]
◆「萮茈ユシ」、キクラゲ(木耳)、キクラゲ科キクラゲ属のキノコ(茸)
◆「蓲萮フユ」、花が盛んに咲くさま、花が華やかなさま、同「蓲蘛フイク」
◆草名、未詳
艸3+9=総画数12 U+842F [フウ、ブ/]
◆「王萯オウフウ」、未詳、一説に別名「王瓜オウカ」とし、カラスウリ(烏瓜、ウリ科カラスウリ属の草)とする
艸3+9=総画数12 U+8430 [レン/]
◆カガミグサ(鏡草)、ブドウ科ノブドウ属の蔓性の草、根は生薬、同「白蘞・白薟ビャクレン」 {カガミグサ}
◆「芊萰センレン」、草が青々と茂るさま
艸3+9=総画数12 U+8431 [カン、ケン、コン/かや]
◆「萱草ケンソウ」、カンゾウ(萱草)、ススキノキ科ワスレグサ属の草、同「藼草・諼草」「鹿葱・蔍葱ロクソウ」「萓莮ギダン」、別名「ワスレグサ(忘れ草)」「忘憂草ボウユウソウ」「【本草綱目:草之五:隰草類下:萱草】釋名心憂(說文)療愁(綱目)丹棘(古今注)鹿葱(嘉祐)鹿劍(土宿)妓女(吳普)宜男(…其苗烹食氣味如葱而鹿食九種解毒之草萱乃其一故又名鹿葱周處風土記云懐妊婦人佩其花則生男故名宜男…」 {カンゾウ}
◆[日]かや、チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの屋根葺(ふ)きに用いるイネ科の草の総称、同「茅」
筆順
艸3+9=総画数12 U+8432 [カン、ケン、コン/] 藼蕿
◆「萲草・萱草・諼草ケンソウ」、カンゾウ(萱草)、ススキノキ科ワスレグサ属の草、別名「鹿葱・蔍葱ロクソウ」「萓莮ギダン」「ワスレグサ(忘れ草)」「忘憂草ボウユウソウ」 {カンゾウ}
艸3+9=総画数12 U+8433 [ナン/]
◆草が長く弱々しいさま
艸3+9=総画数12 U+8434 [ソク/]
◆トリカブト(鳥兜)、キンポウゲ科トリカブト属の毒草、またその根
艸3+9=総画数12 U+8435 [ワ/]
◆「萵苣ワキョ」「萵菜ワサイ」、チシャ(萵苣)、キク科アキノノゲシ属の草、別名「レタスlettuce」 {チシャ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+8436 [シュン/]
◆草名、未詳「【普濟方:卷一百二十:積熱痼冷門:諸熱】解熱以萶菜研汁作粥食之」
◆春、地中の草木の芽が地上に現(あらわ)れ出る季節、同「萅(春)」「【正字通:申集上:艸部:萶】俗萅字」
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:萶】齒允切雜也」
艸3+9=総画数12 U+8437 [ソウ、ショウ/]
◆花や葉が散り落ちて茎だけが立っているさま、葉が散り落ちて幹と枝だけになった木が高く聳えるさま、疎(まば)らで物寂しいさま
◆「萷槮ソウシン」、草木が盛んに茂るさま
漢字林(非部首部別)
艸3+9=総画数12 U+8438 [ユ/]
◆「茱萸シュユ」、ゴシュユ(呉茱萸)、ミカン科サンショウ属の木、またサンシュユ(山茱萸、ミズキ科ミズキ属)やカラスザンショウ(烏山椒、ミカン科サンショウ属、別名ショクシュユ食茱萸)などの総称 {シュユ} {ゴシュユ}
◆[日]「茱萸シュユ」、グミ(茱萸・胡頽子)、グミ科の木 {グミ}
筆順
艸3+9=総画数12 U+8439 [ヘン/] 𦽟
◆「萹茿・萹蓄ヘンチク」、ミチヤナギ(道柳)、タデ科ミチヤナギ属の草 {ミチヤナギ}
◆「萹𦸊ヘンセン」、草木が揺れ動くさま
艸3+9=総画数12 U+843A [ボウ、モウ/] 𦽹
◆草名、未詳
艸3+9=総画数12 U+843B [アン、オン/]
◆野草名
艸3+9=総画数12 U+843C [ガク/うてな]
◆花びらの外側にある通常小さな葉の形をしているもので、蕾の時には開く前の花びらを保護し、開いてからは花弁を支える役目をする {萼}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+843D [ラク/お・ちる、お・とす]
◆上にあったものが下に移動する、高い所から下に位置を変える、「落下ラッカ」「墜落ツイラク」
◆枯れ衰える、(枯れた葉が)地に墜ちる、「没落ボツラク」「零落レイラク(おちぶ・れる)」
◆腰を据(す)える、同じ土地に腰を据えて住む
◆多くの人家が集まっているところ、多くのものが集まっているところ、「集落シュウラク」「群落グンラク」
筆順
艸3+9=総画数12 U+843E [エイ、ヨウ/]
◆キク(菊)の花
艸3+9=総画数12 U+843F [カツ、カチ/]
◆草名、未詳、春に生え出て葉は麋ビ・ミ(シフゾウ(四不像)、シカ科シフゾウ属のシカ(鹿))の舌に似るという「【爾雅注疏:釋草】萿麋舌(《疏》萿草春生葉似麋舌故萿一名麋舌…)」
◆「獨萿ドッカツ」、ウド(独活)、ウコギ科タラノキ属の草 {ウド}
艸3+9=総画数12 U+8440 [カツ、カチ/]
◆「菝葀バツカツ」、ハッカ(薄荷)、シソ科ハッカ属の草 {ハッカ}
艸3+9=総画数12 U+8441 [キョウ、コウ/]
◆ショウガ(生姜・生薑・薑)、ショウガ科の草
艸3+9=総画数12 U+8442 [ベン、メン/]
◆「李葂」、清代の人の名
艸3+9=総画数12 U+8443 [サク、ザク/]
◆「葃菇サクコ」、クワイ(慈姑)、オモダカ科オモダカ属の水草、塊茎カイケイ(根茎が球形に肥大したもの)を食用とする、またカヤツリグサ科ハリイ属の水草で塊茎を食用とするものを併せての総称、同「烏芋オウ」「【廣博物志:卷四十二】葃菇水芋烏芋也」 {クワイ}
艸3+9=総画数12 U+8444 [ソ、ゾ/]
◆草の敷物
艸3+9=総画数12 U+8445 [ソ、ショ/] 菹𦵔𦯓𦳎𦼬𥂯𦿘𧂚𧀽𧄗𧗎𧗘𥶎𥷟
◆野菜などの塩また酢の漬物
◆肉の塩漬
◆罪人を切り塩漬けにする古代の刑罰の一つ
◆水草の生い茂る湿地
艸3+9=総画数12 U+8446 [ホウ、ホ/] 𦬽
◆草木が叢(むら)がり生(は)え伸びるさま、頭を覆うほどに伸びるさま
◆車蓋シャガイ(車の日除け雨除け用の大きな傘)や傘蓋サンガイ(日除け雨除け用の大きな傘)などの覆(おお)い、「羽葆ウホウ(羽飾りの付いた覆い)」「【廣韻:去聲:霽第十二:翳:翳】羽葆也又隱也奄也鄣也(「鄣」は「障ショウ(遮さえぎる)」の誤りと思われる)
◆覆って大切に守る、同「保」
◆小児や嬰児エイジを覆い包(くる)む布、同「褓」
◆大切なもの、大切に扱うもの、同「寶(宝)」
◆蘖(ひこばえ)、草木の切り株から生え出た新芽
筆順
艸3+9=総画数12 U+8447 [ジュウ、ニュウ/]
◆「香葇コウジュウ」、ナギナタコウジュ(薙刀香薷)、シソ科ナギナタコウジュ属の草、同「香薷コウジュ」 {ナギナタコウジュ}
◆「䖆葇ジョウジュウ」、未詳、シソ科シソ属の草で小さいものという「【方言:第三】蘇亦荏也…其小者謂之䖆葇」
艸3+9=総画数12 U+8448 [シ/]
◆「葈耳シジ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草、別名「菤耳ケンジ」「蒼耳ソウジ」「苓耳レイジ」 {オナモミ}
筆順
艸3+9=総画数12 U+8449 [ヨウ/は] 𦹁𦶫𦯧𦰧
◆植物の茎や枝から伸び出る薄く平らなもの、主に光を受け成長に必要な養分を合成(光合成コウゴウセイ)する役割を担う
◆(葉のように)薄いもの
◆紙などのような薄いものを数える語、「一葉イチヨウ(一枚、頁数では表裏で二頁分に当たる、小舟一艘)」、同「叶」
◆時代、頃、「20世紀中葉(20世紀の中頃)」
◆簡「叶」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+844A [アン、オン/]
◆円形の草葺屋根の家、小さく質素な家、同「庵」「蓭」
◆「葊藹アンアイ」◇草が盛んに生い茂るさま◇(雲などが)一面に広がり覆うさま
◆「葊閭アンリョ」、イヌヨモギ(犬蓬)、キク科ヨモギ属の草 {イヌヨモギ}
◆「葊羅アンラ」「葊摩羅アンマラ」、マンゴーmango、ウルシ科マンゴー属の果樹、別名「芒果・杧果ボウカ」 {マンゴー}
艸3+9=総画数12 U+844B [ク、グ/] 𦶔𦮿
◆草名、未詳、同「艼藀テイケイ」「【爾雅:釋草】葋艼熒未詳」
艸3+9=総画数12 U+844C [カン、ケン/]
◆草名、カヤ(萱)の類、チガヤ(茅、イネ科チガヤ属の草)などの類「【廣韻:上平聲:刪第二十七:姦:葌】香草」「【山海經:中山經】又東百二十里曰吳林之山其中多葌草(亦菅字)」「【山海經:中山經】有草焉其狀如葌(菅似茅也)」
◆山名また川名、現河南省の中西部、葌水はやがて伊水(現伊河)に注ぐ「【水經注:伊水】葌水出葌山北流際其城東而北入伊水」
艸3+9=総画数12 U+844D [フク/]
◆ヒルガオ科ヒルガオ属の蔓性の草、一説に「コヒルガオ(小昼顔)」とする {ヒルガオ} {コヒルガオ}
艸3+9=総画数12 U+844E [リツ、リチ/むぐら]
◆蔓性の草の総称
◆「葎草リツソウ」、カナムグラ(金葎・葎草)、アサ科カラハナソウ属の草 {カナムグラ}
筆順
艸3+9=総画数12 U+844F [セイ、ショウ/]
◆草が盛んに生い茂るさま
艸3+9=総画数12 U+8450 [ホン、ボン、フン、ブン/]
◆「蒛葐ケツボン」、バラ科キイチゴ属の木、或いはその実、別名「覆葐・覆盆フクボン」「覆葐子・覆盆子フクボンシ」(現代では「覆盆子」は「ヨーロッパキイチゴ」或いは「ラズベリーRaspberry」を指す))」
◆「葐蒀・葐馧・葐𥠺フンウン」、香(かお)りが盛んに立ち籠(こ)めるさま、同「芬蒀」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:蒀】於云切葐蒀盛皃」
艸3+9=総画数12 U+8451 [ホウ、フウ/]
◆カブ(蕪・蕪菁)、アブラナ科アブラナ属の草、同「蕪菁ブセイ」「蔓菁マンセイ」 {カブ}
◆マコモ(真菰、イネ科の草)の肥大化した茎元(株元)、真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ食用とする、同「湗」「【廣韻:去聲:用第三:葑:葑】菰根也」 {マコモ}
艸3+9=総画数12 U+8452 [コウ、グ/]
◆オオケタデ(大毛蓼)、タデ科イヌタデ属の草、「葒草コウソウ」「水葒スイコウ」、同「蘢薣ロウコ」「紅蓼コウリョウ」「天蓼テンリョウ」 {オオケタデ}
艸3+9=総画数12 U+8453 [コウ、グ/]
◆オオケタデ(大毛蓼)、タデ科イヌタデ属の草、同「葒草コウソウ」「水葒スイコウ」「蘢薣ロウコ」「紅蓼コウリョウ」「天蓼テンリョウ」 {オオケタデ}
艸3+9=総画数12 U+8454 [コウ/]
◆「薃葔コウコウ」、ハマスゲ(浜菅)、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草、「莎草シャソウ」 {ハマスゲ}
艸3+9=総画数12 U+8455 [エン/]
◆草が一面に蔓延(はびこ)る、「蔓葕マンエン」、同「莚」
艸3+9=総画数12 U+8456 [トツ、ドチ/]
◆ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆菔ロフク」「蘆萉ロヒ」「蘿蔔ラフク」 {ダイコン}
◆「蓇葖コツトツ(골돌コルドル[韓])」◇袋果タイカ、種子を包み込む袋状の果実、マツブサ科シキミ属のシキミ(樒・梻)やボタン科ボタン属のシャクヤク(芍薬)などの果実 {シキミ} {シャクヤク}◇蕾(つぼみ)
艸3+9=総画数12 U+8458 [シ、サイ/] 菑𦸜𦵰
◆荒れた土地を開墾する
◆新しく開墾して一年未満の(作物が育たない)田畑、同「䎩」、三年目(或いは二年目)の田畑は「畬」「【爾雅注疏:釋地】田一歲曰菑(…)二歲曰新田(…)三歲曰畬」
◆作物が枯れる、作物が育たない、同「䅔」
◆災(わざわ)い、同「災」
艸3+9=総画数12 U+8459 [ショウ、ソウ/]
◆「青葙セイソウ」、ノゲイトウ(野鶏頭)、ヒユ科ケイトウ属の草 {ノゲイトウ}
艸3+9=総画数12 U+845A [シン、ジン/] 𣞵
◆クワ(桑、クワ科の木)の実、同「椹」「黮」 {クワ}
筆順
艸3+9=総画数12 U+845B [カツ、カチ/くず、かずら、つづら]
◆クズ(葛)、マメ科クズ属の蔓性の草、茎の繊維からは布や紐(ひも)などが作られ、根は「葛根カッコン」と呼ばれ食用・薬用に利用される {クズ}
◆かずら、蔓性の植物
◆[日]つづら、蔓性の植物や細く切った竹などを編んで作った籠(かご)や箱
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+845C [カツ、ケチ/] 𦳴𦸉
◆「菝葜バツカツ」、サルトリイバラ(猿捕茨)、サルトリイバラ科の木また草 {サルトリイバラ}
筆順
艸3+9=総画数12 U+845D [ケイ、ギョウ/] 𦳲
◆ヤマラッキョウ(山薤)、ヒガンバナ科ネギ属の草、或いは山野に生えるラッキョウ(薤・辣韮)の類 {ヤマラッキョウ}
◆シソ科アキギリ属の草、別名「サルビアSalvia」「䑕尾草ソビソウ」 {サルビア}
艸3+9=総画数12 U+845E [ビ、ミ/]
◆草名、未詳「【爾雅註疏:卷八:釋草第十三:葞】春草(《註》一名芒草本草云(○葞音尾)《疏》藥草也郭云一名芒草本草芒草一名葞一名春草陶註云今是處皆有葉靑辛烈者良今俗呼為菵草也郭云芒草者所見本異也(「菵草」は「カズノコグサ(数の子草、イネ科カズノコグサ属の草)」、「芒草」は「ススキ(薄・芒、イネ科ススキ属の草)」)
艸3+9=総画数12 U+845F [コウ、オウ/]
◆花が華(はな)やかなさま、同「𤰀」「【爾雅注疏:釋草】蕍芛葟華榮(…《疏》此別草木榮華之異名也蕍言華之敷貌芛華初生之名也葟華單也…)」
艸3+9=総画数12 U+8460 [シン/] 薓蓡𧄢𦺭
◆「人葠ニンジン」、ウコギ科のチョウセンニンジン(朝鮮人参)やキキョウ科のツルニンジン(蔓人参)・セリ科のニンジン(人参)などの草の総称、根は食用や生薬に用いられる {ニンジン}
艸3+9=総画数12 U+8461 [ホ、ブ/]
◆「葡萄ブドウ」、ブドウ科ブドウ属の果樹、またその実 {ブドウ}
◆[日]「葡萄牙ポルトガル」、国名
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+8462 [カイ、コウ、ゴウ、ガイ/おお・う、ふた、けだ・し] 蓋盖𤇁𤇙
◆(草を編んで作った)上からの雨や日差しを遮(さえぎ)る覆(おお)い
◆雨や日差しを遮(さえぎ)るために頭の上に翳(かざ)す傘(かさ)
◆全体を覆う
◆(家を)造(つく)る、雨や日差しを遮(さえぎ)るための屋根を設けることから
◆ふた、器の口を覆(おお)い塞(ふさ)ぐもの
◆けだ・し、多分、恐らく
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+8463 [トウ、ツウ/] 𦱦
◆正す、取り締まる、管理監督する
◆大切にしまい込む
◆「董事トンシー」、団体の理事、会社の取締役
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+8464 [チュウ、ジュウ/]
◆藁で物を包む
◆縄などで括(くく)った椀や皿などを数える語
艸3+9=総画数12 U+8465 [セン/] 𦷱
◆ホウキギ(箒木)、別名ホウキグサ(箒草)、ヒユ科バッシア属の草、別名「王蔧オウスイ」「地膚・地肤チフ」、同「𦺍」 {ホウキギ}
◆タイワンウラジロイチゴ(台湾裏白苺、漢名「木莓」)・ビロードイチゴ(天鵞絨苺、漢名「山莓」)などのバラ科キイチゴ属の草「【爾雅注疏:釋草】葥山莓(《注》今之木莓也實似{⿱蔍灬}莓而大亦可食)」 {キイチゴ}
◆「莗葥シャセン」、同「車前シャゼン」、オオバコ(大葉子・車前)、オオバコ科オオバコ属の草 {オオバコ}
筆順
艸3+9=総画数12 U+8466 [イ/あし、よし]
◆アシ(葦)、イネ科ヨシ属の草、花穂カスイ(イネ・ムギなどのように穂スイ状になっている花)の十分に発育していない若いものは「葭」「蘆」 {アシ} {花穂}
注解:「あし」の読みが「悪し」に通じるため「よし(良し)」とも読む
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+8467 [ホツ、ボチ、ボツ/] 𦸦
◆「葧臍ホツセイ・ボツセイ」、イヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の水草、別名「荸薺ホツシ・ボッシ」「𦽏茈フシ」 {イヌクログワイ}
◆草が鬱葱ウッソウと茂るさま、「蓊葧オウホツ・オウボツ」
艸3+9=総画数12 U+8468 [ワイ、エ/]
◆草名、未詳「【廣韻:上平聲:灰第十五:隈:葨】山草」
◆「蓬葨ホウワイ」、蘆ロ(アシ葦、イネ科ヨシ属の草)の花「【普濟方:卷二百一:霍亂門:桑葉湯】…用蘆根其花名蓬葨水煮汁服之(「蘆根」はアシ(葦)の根茎で生薬)
◆「葨芝ワイシ」、カカツガユ(和活柚)、クワ科ハリグワ属の木、別名「構棘コウキョク」 {カカツガユ}
艸3+9=総画数12 U+8469 [ハ、ヘ/] 𦺂
◆花、華(はな)、白い花、同「皅」「苩」
◆美しく華やかなさま
筆順
艸3+9=総画数12 U+846A [ケイ、ケ/]
◆アザミ(薊)、キク科アザミ属の草、同「薊」 {アザミ}
◆「葪柏ケイハク」、木名、刺があり花は白く赤い実が成るという「【山海經:中山經】又東三十五里曰敏山上有木焉其狀如荊白華而赤實名曰葪(音計)栢服者不寒(令人耐寒)」
艸3+9=総画数12 U+846B [コ、ゴ/にんにく]
◆ニンニク(葫)、ヒガンバナ科ネギ属の草 {ニンニク}
◆「葫蘆コロ」、ヒョウタン(瓢箪)、ウリ科ユウガオ属の蔓性の草、同「瓠」「瓢」「匏」 {ヒョウタン} {ユウガオ}
筆順
艸3+9=総画数12 U+846C [ソウ/ほうむ・る] 𦸟
◆周りから見えないように覆(おお)い隠(かく)す
◆死者を他人の目に触れないように隠(かく)す、死者を土に埋める、同「𦽱」
注解:「葬」は「艸」「死」「艸」の合字で、「莚エン(むしろ)を敷いて死者を載せ、上から莚で覆い隠す」の意
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+846D [カ、ケ/あし、よし]
◆花穂カスイ(稲や麦などのように穂状になっている花)が十分に発育していない若いアシ(葦、イネ科ヨシ属の草) {アシ} {花穂}
◆葦笛(あしぶえ)、アシ(葦)の葉を巻いて作った途中に孔のない笛、同「笳」「箛」
筆順
艸3+9=総画数12 U+846E [タン、ダン/]
◆ムクゲ(木槿)、アオイ科フヨウ属の木、同「椴」 {ムクゲ}
筆順
艸3+9=総画数12 U+846F [ヤク/]
◆雄蕊ユウズイ(おしべ)の先端にあって花粉が入っている部分 {葯}
◆ヨロイグサ(鎧草、セリ科シシウド属の草)の根を乾燥させた生薬、「白芷ビャクシ」 {ヨロイグサ}
◆「芍葯・芍薬シャクヤク」、ボタン科ボタン属の草、根は生薬として利用される「 {シャクヤク}
◆「山葯・山藥サンヤク」、ナガイモ(長芋)などの塊根カイコン(澱粉などの養分を貯えて肥大した根)、別名「山薯サンショ」「山蕷サンヨ」「山芋サンウ」 {ナガイモ}
◆薬(くすり)、同「薬」
筆順
艸3+9=総画数12 U+8470 [スイ、サ、シュン/]
◆香草の一種、別名「廉薑レンキョウ」、ショウガ科ハナミョウガ属の類と思われる
◆大きいさま
◆「葰人サジン」、秦代に鴈門ガンモン郡(現山西省朔州市右玉県付近)に置かれた県名、同「𦹿人・䈗人」「【晉書:志第四】鴈門郡(秦置統縣八戸一萬二千七百)廣武 崞 㳹陶 平城 葰人 繁畤 原平 馬邑」 {山西省}
筆順
艸3+9=総画数12 U+8471 [ソウ、ス/ねぎ] 蔥𦯎䓗𢚱
◆ネギ(葱)、ヒガンバナ科ネギ属の野菜 {ネギ}
◆緑がかった青色
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+8472 [セン、ゼン/]
◆「𦭵葲ヨウセン」、薬名、或いは草名、或いは薬草名、未詳、一説に「蜀羊泉ショクヨウセン(フルカワナスビ、ナス科ナス属の草、薬用として利用される)」とする
艸3+9=総画数12 U+8473 [イ/]
◆草木が盛んに生い茂るさま、「葳蕤イズイ」
◆「紫葳シイ」、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノウゼンカズラ科の蔓性の植物 {ノウゼンカズラ}
艸3+9=総画数12 U+8474 [シン/] 𦸮𦺘𣿎
◆リュウキュウアイ(琉球藍)、キツネノマゴ科イセハナビ属の草、別名「馬藍バラン」「【爾雅注疏:卷八:釋草】葴馬藍(《疏》葴一名馬藍郭曰今大葉冬藍也今爲澱者是也)」 {リュウキュウアイ}
◆ホオズキ(酸漿)、ナス科ホオズキ属の草、別名「寒漿カンショウ」「【爾雅注疏:卷八:釋草】葴寒漿(《疏》葴一名寒漿郭曰今酸漿草江東呼曰苦葴…葉亦可食子作房房中有子如梅李大皆黃赤也)」 {ホオズキ}
漢字林(非部首部別)
艸3+9=総画数12 U+8475 [キ、ギ/あおい] 𦷡𦮙
◆アオイ(葵)、アオイ科・フウロソウ科テンジクアオイ属・ウマノスズクサ科カンアオイ属などの植物の称 {アオイ}
◆「野葵ヤキ」、フユアオイ(冬葵)、アオイ科ゼニアオイ属の草 {フユアオイ}
◆「天竺葵テンジクキ」、テンジクアオイ(天竺葵)、フウロソウ科テンジクアオイ属の草 {テンジクアオイ}
◆「向日葵コウジツキ」、ヒマワリ(向日葵)、キク科ヒマワリ属の草 {ヒマワリ}
◆[日]「双葉葵フタバアオイ」、ウマノスズクサ科カンアオイ属の草、徳川家の家紋はこの葉をデザインしたもの、漢名は「雙葉細辛ソウヨウサイシン」 {フタバアオイ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+9=総画数12 U+8476 [テイ、ジョウ/]
◆「葶藶テイレキ」、イヌナズナ(犬薺)、アブラナ科の草、種を生薬として用いる {イヌナズナ}
艸3+9=総画数12 U+8477 [クン/]
◆ニラ(韮)・ネギ(葱)・ニンニク(大蒜)などの辛(から)みや刺激性の匂(にお)いがする野菜
◆魚や肉などの生臭いもの、また生臭い料理
◆「葷粥クンイク」、古代の中国北方に居住していた民族の名、同「獯鬻」、【廣韻】は西周代(前1046年~前771年)に「獫狁ケンイン」、漢代(前202年~220年)に「匈奴キョウド」と呼ばれた民族の夏代(前21世紀~前17世紀)の名とする、同「葷粥」「【廣韻:上平聲:文第二十:薰:獯】北方胡名夏曰獯鬻周曰獫狁漢曰匈奴」
筆順
艸3+9=総画数12 U+8478 [シ/] 𦷚
◆おどおどする、小心で畏(おそ)れ怯(おび)える「【論語:泰伯】子曰恭而無禮則勞慎而無禮則葸(葸畏懼之貌也…)」
筆順
艸3+9=総画数12 U+8479 [シ、セ/なもみ]
◆オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草、同「葈耳シジ」「菤耳ケンジ」「蒼耳ソウジ」 {オナモミ}
◆[日]「葹田(なもみだ)」、地名、秋田県南秋田郡井川町
筆順
艸3+9=総画数12 U+847A [シュウ/ふ・く]
◆カヤ(茅)などの草の茎を乾燥させて屋根を覆(おお)う、またその屋根
◆(屋根を)補修ホシュウする
◆(茅葺屋根のように、魚の鱗のように)重(かさ)なる、一部が重なりながら少しずつずれる
筆順
艸3+9=総画数12 U+847B [ラン、フウ/]
◆草が風を受けるさま、風を受けて靡(なび)くさま「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:葻】負弓切草動皃」
艸3+9=総画数12 U+847C [ソウ、ス/]
◆木の細い枝
筆順
艸3+9=総画数12 U+847D [ヨウ/]
◆「葽繞ヨウジョウ」、イトヒメハギ(糸姫萩)、ヒメハギ科ヒメハギ属の草、同「蕀蒬キョクエン」「遠志オンジ」「【爾雅注疏:釋草】葽繞蕀蒬(《注》今遠志也似麻黃赤華葉鋭而黃其上謂之小草廣雅云)」 {イトヒメハギ}
◆草が盛んに生い茂るさま
艸3+9=総画数12 U+847E [エン/]
◆萎(な)える、萎(しお)れる
艸3+9=総画数12 U+847F [ビ、ミ/]
◆「䒲葿チャビ」、コガネバナ(黄金花)、シソ科タツナミソウ属の草、またその根を乾燥させた生薬、別名「黄芩・黄菳オウゴン」 {コガネバナ}
艸3+9=総画数12 U+8480 [ウン/]
◆「葐蒀・芬蒀フンウン」、香(かお)りが盛んに立ち籠(こ)めるさま
◆オモト(万年青)、キジカクシ科オモト属の草、「千年蒀センネンウン」、別名「万年青マンネンセイ」 {オモト}
漢字林(非部首部別)
艸3+9=総画数12 U+8482 [テイ、タイ/へた、ほぞ] 蔕𦷾𦽢
◆果実や花の萼ガク(蕾・花・実を保護する役目をするもので通常小さな葉の形をしている) {萼}
◆草木の根元
◆細く小さな棘(とげ)や骨
◆「蒂芥・𧀱芥・慸芥タイカイ」◇細く小さな棘(とげ)や骨と小さな塵(ごみ、ちり)、同「袃蒯」「刺鯁シコウ」◇小さな閊(つか)え、閊えて取れないちょっとした引っ掛かり、蟠(わだかま)り
筆順
艸3+9=総画数12 U+8483 [テン、デン/]
◆漢字の書体名の一つ、西周(前11世紀~前771年)後期に作られたとされる「大篆ダイテン」と、後の秦代(前221年~前206年)に簡略化された「小篆ショウテン」の総称
◆(多く篆書体が用いられたことから)印章
◆彫(ほ)り込む、刻(きざ)む
艸3+9=総画数12 U+8484 [カン/] 𦵤
◆草名、未詳
筆順
艸3+9=総画数12 U+8485 [/すくも]
◆アイ(藍、タデ科の草)の葉を発酵させて作った染料
艸3+9=総画数12 U+8486 [未詳/]
◆未詳
艸3+9=総画数12 U+8487 [テン/]
◆成し終える
艸3+9=総画数12 U+8488 [カイ/]
◆カレンcarane、有機化合物
艸3+9=総画数12 U+8489 [キ、ギ、カイ、ケ/] 蕢䕚𧷩𤆂
◆草を編んで作った土を運ぶための籠
◆ヒユ(莧、ヒユ科ヒユ属の草)の一種で茎が赤いもの「【爾雅注疏:釋草】蕢赤莧注赤莧一名蕢今莧菜之赤莖者也」 {ヒユ}
艸3+9=総画数12 U+848A [곳コッ/]
◆[韓]未詳
艸3+9=総画数12 U+848C [ロウ、ル/]
◆棺(ひつぎ)の飾り
◆「蒌蒿ロウコウ」「蔏蒌ショウロウ」、タカヨモギ(高蓬)、キク科ヨモギ属の草 {タカヨモギ}
◆「䒷蒌カツロウ」、チョウセンカラスウリ(朝鮮烏瓜)、ウリ科カラスウリ属の蔓性の草、同「栝樓」 {チョウセンカラスウリ}
◆「蒌叶ロウヨウ」、キンマ(蒟醤)、コショウ科コショウ属の蔓性の草、この葉で檳榔子ビンロウジ(ヤシ科ビンロウ属のビンロウ檳榔の実)と石灰を包(くる)み噛んで嗜好品とする、同「荖葉」「【海國圖志:卷十:東南洋五:緬甸】…每飯恒嚼檳榔荖葉…」 {キンマ}
艸3+9=総画数12 U+848D [イ/]
◆オニバス(鬼蓮)、スイレン科オニバス属の水生植物、同「芡」「䓈」 {オニバス}
◆姓、楚代の人
漢字林(非部首部別)
艸3+9=総画数12 U+848E [ハイ/]
◆「蒎烯プァイキ」、ピネンpinane、有機化合物、C10H16
艸3+9=総画数12 U+848F [未詳/]
◆未詳
隹部
韭部
艸3+9=総画数12 U+FA5F [チョ、チャク、ジャク/あらわ・す、いちじる・しい]
◆他との違い(或いは正誤)をはっきりと示す、誰の目にも明らかにする、明確にする、同「箸」「𣋐」
◆(間違いや誤解がないように)文章などに書き表す、書かれた文章、同「箸」「𣋐」
◆明らかなさま、他との違いがはっきり分かるさま、同「箸」「𣋐」
◆着(つ)く、付く、付着する、同「着」
◆着(つ)く、到着する、同「着」
◆着(き)る、衣服を身に付ける、同「着」
筆順
𠞦刀部
𢠞心部
𣁙文部
𤋂火部
𦯱艸3+9=総画数12 U+26BF1 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦯱】に「《王褒危俊騷》結榮𦯱兮逶逝音未詳疑茝字之誤」
𦲈艸3+9=総画数12 U+26C88 [未詳/]
◆未詳
𦳁艸3+9=総画数12 U+26CC1 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷八:去聲下:号第三十七:𦳁】吳俗以艸木葉糞田曰𦳁」「【五音集韻:卷十一:号第十四:芼𦳁】菜食又擇也搴也謂拔取菜也芼以蘋蘩為羮亦草覆蔓」
𦳂艸3+9=総画数12 U+26CC2 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷一:平聲一:脂第六:洟{⿰氵荑}】鼻液」「【正字通:申集上:艸部:𦳂】俗荑字」
𦳃艸3+9=総画数12 U+26CC3 [シャ、ジャ/]
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの葉の細長いイネ科の草の穂(ほ、茎の先に多数の花実が並ぶように付いたもの)、「𦳃𦮺シャシ」 {チガヤ} {アシ} {ススキ}
◆「𦳃蒿シャコウ」、草名、未詳、ヨモギ(蓬、キク科ヨモギ属の草)の類「【廣韻:下平聲:歌第七:莪:莪】草名似䔑蒿詩云蓼蓼者莪」 {ヨモギ}
漢字林(非部首部別)
𦳅艸3+9=総画数12 U+26CC5 [ユ/] 𦺮
◆草名、未詳「【集韻:卷五:上聲上:噳第九:𦺮茰】薛茰艸名或从臾通作庾」
𦳈艸3+9=総画数12 U+26CC8 [ヒ、ビ/] 𦶰
◆ヨモギ(蓬・艾、キク科ヨモギ属の草)の類「【晚晴簃詩匯:卷七十二:烈女李三行】…我屋荒𦳈萊…(「𦳈萊ヒライ」は「蓬莱ホウライ」と同義で「荒れ果てたさま」) {ヨモギ}
◆「𦳈麻ヒマ」、トウゴマ(唐胡麻)、トウダイグサ科トウゴマ属の草、同「蓖麻」 {トウゴマ}
𦳉艸3+9=総画数12 U+26CC9 [イ/] 䔺𧄙
◆未詳「【說文解字注:艸部:䔺】藍蓼秀从艸隋聲(…按䔺與芛字…)」「【集韻:卷五:上聲上:紙第四:䔺𧄙】艸名說文藍蓼莠一曰蔕也」
◆「莎𦳉サイ」、ハマスゲ(浜菅)、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草、別名「莎草サソウ」「薃葔コウコウ」「香附コウフ」「【爾雅注疏:釋草】薃侯莎其實媞(《註》夏小正曰薃也者莎䔺媞者其實…《疏》薃卽莎別名侯維也…其實別名媞…案廣雅云地毛莎䔺也是䔺即莎也故云莎䔺)」 {ハマスゲ}
𦳊艸3+9=総画数12 U+26CCA [シ/] 𡱁𡲔𡲑𡲖𥺶
◆糞(くそ)、大便、動物が排泄する食べ物などの滓(かす)、同「屎」「𥻐」「糞」
𦳋艸3+9=総画数12 U+26CCB [カイ、ケ/]
◆草名、未詳、茎が莚(むしろ)などの敷物や履物(はきもの)の底などに利用されるアサ科・イネ科・カヤツリグサ科・イグサ科などの草のようである「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦳋】苦怪切草中爲索左氏傳云無棄菅𦳋」「【廣韻:去聲:怪第十六:怪:𦳋】草名」「【字彙:申集:艸部:𦳋】苦怪切音快艸也麻枲之屬菅𦳋可以織席…」
𦳌艸3+9=総画数12 U+26CCC [キュウ、コウ/]
◆ギシギシ(羊蹄)、タデ科スイバ属の草 {ギシギシ}
◆トリカブト(鳥兜)、別名「烏頭ウズ」、キンポウゲ科トリカブト属の草、強い毒性がある、同「芨」「堇」「【廣韻:入聲:緝第二十六:急:芨】烏頭別名𦳌上同(【廣韻】は「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦳌】救立切𦳌荲也」の「荲リ(ギシギシ)」を「堇キン(トリカブト)」と誤認し、同音である「芨」と同義「トリカブト」としたとは考えられないだろうか?) {トリカブト}
𦳎艸3+9=総画数12 U+26CCE [ソ、ショ/] 菹葅𦵔𦯓𦼬𥂯𦿘𧂚𧀽𧄗𧗎𧗘𥶎𥷟
◆野菜などの塩また酢の漬物
◆肉の塩漬
◆罪人を切り塩漬けにする古代の刑罰の一つ
◆水草の生い茂る湿地
𦳏艸3+9=総画数12 U+26CCF [サ、シャ/]
◆セリ(芹)、セリ科の草、別名「水芹スイキン」「楚葵ソキ」「【廣韻:下平聲:麻第九:樝:𦳏】芹楚葵生水中」「【集韻:卷三:平聲:麻第九:蔖𦳏】艸名楚葵也」 {セリ}
◆草名、未詳「【古今注:草木第六】荆州人謂為𦳏為蕺」「【正字通:未集中:糸部:𦳏】葅字之譌(「蒩」の誤りか?)
𦳒艸3+9=総画数12 U+26CD2 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷七:去聲上:稕第二十二:藎𧃤𦳒】說文艸也一曰進也或从𧶁从㶳」
𦳓艸3+9=総画数12 U+26CD3 [フ、ブ/] 𦽏
◆「𦳓茈フシ」、イイヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の水草、塊茎カイケイ(根茎が球形に肥大したもの)を食用とする、別名「シログワイ(白慈姑)」、またオモダカ科オモダカ属の水草で塊茎を食用とするものを併せての総称、別名「荸薺ホツシ」「慈姑シコ」「烏芋オウ」 {イヌクログワイ}
◆「𦳓葵フキ」、ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草 {ジュンサイ}
𦳕艸3+9=総画数12 U+26CD5 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦳕】《字彙》見石鼓文〇按石鼓文作𦯨非𦳕音義俱未詳」
𦳘艸3+9=総画数12 U+26CD8 [サ、ジャ/]
◆浮草(うきくさ、水面に浮かんでいる草)
𦳚艸3+9=総画数12 U+26CDA [シ、ジ/]
◆「𦳚母シモ」、ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥したものは生薬として利用される、同「知母チモ」 {ハナスゲ}
𦳜艸3+9=総画数12 U+26CDC [ビン、ミン/]
◆竹の表皮
◆成長期が長く収穫期が遅い作物
◆「𦳜𦳜」、数が多いさま
𦳝艸3+9=総画数12 U+26CDD [トウ/]
◆未詳「【說文解字:艸部:𦳝】艸枝枝相値葉葉相當从艸昜聲楮羊切」
◆「蓫𦳝・蓫䓪・蓫薚チクトウ」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蔏𦸐・商陸ショウリク」「蔁柳ショウリュウ」「莧陸カンリク」「當陸トウリク」「馬尾バビ」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦳝】吐郎丑良二切蓫𦳝馬尾蔏陸也說文曰枝枝相值葉葉相當」 {ヤマゴボウ}
𦳠艸3+9=総画数12 U+26CE0 [ハツ、バチ/]
◆除草する
𦳢艸3+9=総画数12 U+26CE2 [イ/]
◆草名、未詳
◆草木が叢(むら)がり茂るさま、同「𦴗」「【集韻:卷七:去聲上:未第八:𢍚𣓑𦳢】說文艸木𢍚孛之皃或作𣓑𦳢」
𦳤艸3+9=総画数12 U+26CE4 [ヒョウ、ビョウ/]
◆莚(むしろ)や草鞋(わらじ)などに利用されるカヤツリグサ科などの茎の細い植物、同「苞」
◆「𦳤草ヒョウソウ」、サンカクイ(三角藺)、カヤツリグサ科ホタルイ属の草 {サンカクイ}
◆イチゴ(苺)、またイチゴの類、未詳
◆「𦳤藿ヒョウカク」、タンキリマメ(痰切豆)、マメ科タンキリマメ属の草、同「鹿藿ロクカク」 {タンキリマメ}
𦳦艸3+9=総画数12 U+26CE6 [未詳/]
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦳦】作才切草」「【廣韻:上平聲:咍第十六:烖:𦳦】𦳦蒔」
𦳨艸3+9=総画数12 U+26CE8 [ボウ、モウ/]
◆草、或いは草名「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䓼】音尨草也又火角切」「【類篇:艸部:䓼】莫江切艸名」
◆豕(いのこ、イノシシ猪またブタ豚)が鳴く、またその鳴き声、同「𧀔」「豞」
𦳩艸3+9=総画数12 U+26CE9 [ユウ、ウ/] 𧅲𧆕
◆草名、未詳
𦳪艸3+9=総画数12 U+26CEA [ソン/] 蓀荪䕖𦺈
◆ショウブ(菖蒲)、ショウブ科の草、同「荃」 {ショウブ}
◆「溪𦳪ケイソン」、アヤメ(菖蒲・文目)、アヤメ科の草「【古今韻會舉要:十三】溪蓀者極似石菖蒲而葉無脊(アヤメはショウブに似るが、アヤメの葉にははっきりとした主脈がない) {アヤメ}
𦳰艸3+9=総画数12 U+26CF0 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷一:平聲一:魚第九:𠙴𥬔𥮱䒧】說文𠙴盧飯器以栁為之象形」
𦳱艸3+9=総画数12 U+26CF1 [ソウ、ゾウ/] 𦯑
◆団栗(どんぐり)、コナラ(小楢)・クヌギ(櫟・椚・橡・櫪)などのブナ科の木の実、同「皁」
𦳲艸3+9=総画数12 U+26CF2 [ケイ、ギョウ/]
◆ヤマラッキョウ(山薤)、ヒガンバナ科ネギ属の草、或いは山野に生えるラッキョウ(薤・辣韮)の類 {ヤマラッキョウ}
◆シソ科アキギリ属の草、別名「サルビアSalvia」「䑕尾草ソビソウ」 {サルビア}
𦳳艸3+9=総画数12 U+26CF3 [シン/]
◆「𦳳𦳳・蓁蓁シンシン」、草が折り重なるように生えるさま「【楚辭章句:卷九:招魂章句第九】蝮蛇蓁蓁(蝮大蛇也蓁蓁積聚之皃)」「【爾雅注疏:釋訓】蓁蓁孽孽戴也疏周南桃夭曰其葉蓁蓁〇王應麟詩攷曰通典作其葉溱溱」「【集韻:卷二:平聲:真第十七:蓁𦳳】首戴物皃爾雅蓁蓁戴也」
𦳴艸3+9=総画数12 U+26CF4 [カツ、ケチ/] 葜𦸉
◆「菝葜バツカツ」、サルトリイバラ(猿捕茨)、サルトリイバラ科の木また草 {サルトリイバラ}
𦳵艸3+9=総画数12 U+26CF5 [シャク/]
◆草名、未詳
𦳶艸3+9=総画数12 U+26CF6 [ボウ、モウ/] 莔𦮄𦴖𦯶𦱋𧏊
◆バイモ(貝母)、ユリ科バイモ属の草、咳止めなど薬草として利用される、同「蝱」 {バイモ}
𦳷艸3+9=総画数12 U+26CF7 [ユウ、ユ/]
◆水草の名、別名「軒于ケンウ」、未詳、同「莤」
𦳹艸3+9=総画数12 U+26CF9 [オク/]
◆未詳「【集韻:卷九:入聲上:覺第四:𦳹】艸名蒻也」「【集韻:卷九:入聲上:覺第四:蒻】𦳹蒻豆也」
𦳼艸3+9=総画数12 U+26CFC [ゼツ、ネチ/] 焫𤋲
◆焼く、燃やす、同「爇」
𦳾艸3+9=総画数12 U+26CFE [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:*1𦳾】《篇海》汝朱切*2桑皮(「【龍龕手鑑:卷四:雜部第五十九:𠤦】𠤦今人朱渠轉二反*2柔皮也」とあり、「*1𦳾{⿱艹䆓}」は「𠤦{⿱北䆓}」、「*2桑皮」は「柔皮」の誤りか?)
𦴁艸3+9=総画数12 U+26D01 [ボウ、ム、モウ/] 瞢𦴔𦱛𦴲𥊄𥊃矒𥉞𥌋𦢧䑅
◆(暗くて、眩しくて)目が見えないさま、はっきりと見えないさま、ぼんやりしているさま、同「夢」「盲」
𦴄艸3+9=総画数12 U+26D04 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦴄】《五音篇海》莫六切音牧與苜同」
𦴅艸3+9=総画数12 U+26D05 [スイ/] 荾䒘
◆花弁カベン(はなびら)の中央にある蕊(しべ、被子植物の花の生殖器官) {蕊・蘂}
◆「芫𦴅ゲンスイ」「胡𦴅コスイ」、コエンドロcoentro[葡]、セリ科コエンドロ属の草、多くは食用となる、同「芫荽」、別名「コリアンダーcoriander」「パクチーผักชี」「シャンツァイ香菜」 {コエンドロ}
𦴆艸3+9=総画数12 U+26D06 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦴆】《直音》同苟」
𦴏艸3+9=総画数12 U+26D0F [ホウ、ヒョウ/]
◆墨を含ませた縄をぴんと張り弾くようにして直線を引く、同「絣」
𦴐艸3+9=総画数12 U+26D10 [ハン、バン/] 𠔯
◆(役務や義務などを)割り当てる「【說文解字:菐部:𠔯】賦事也」
𦴑艸3+9=総画数12 U+26D11 [ケン、ゲン/]
◆悖(もと)る、背(そむ)く、道理に反している「【太玄經:干】次三𦴑鍵挈挈匪貞(貞正也𦴑乖也鍵折也家性爲干動則干時故乖乖折之𨵿故曰非正也)測曰𦴑鍵挈挈干禄回也(求禄不正故回邪也)」
𦴒艸3+9=総画数12 U+26D12 [未詳/]
◆未詳「【廣雅:卷一:釋詁】昶(丑丈)𨔶聖明泰𦴒疏{⿱亯了}(呼行)徹通也」「【字彙補:申集:艸部:𦴒】即享字見韻寳」
𦴓艸3+9=総画数12 U+26D13 [ソウ/]
◆周りから見えないように隠(かく)す「【字彙補:申集:艸部:𦴓】則浪切音葬藏也」
𦴔艸4+9=総画数13 U+26D14 [ボウ、ム、モウ/] 瞢𦱛𦴲𦴁𥊄𥊃矒𥉞𥌋𦢧䑅
◆(暗くて、眩しくて)目が見えないさま、はっきりと見えないさま、ぼんやりしているさま、同「夢」「盲」
𦴕艸3+9=総画数12 U+26D15 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦯕𦴕】二俗蘀正音託落也(別本には「*音託𦯧」とするものがある)
𦴖艸3+9=総画数12 U+26D16 [ボウ、モウ/] 莔𦮄𦯶𦱋𦳶𧏊
◆バイモ(貝母)、ユリ科バイモ属の草、咳止めなど薬草として利用される、同「蝱」 {バイモ}
𦴗艸3+9=総画数12 U+26D17 [イ/]
◆草木が叢(むら)がり茂るさま、同「𦳢」「【字彙補:申集:艸部:𦴗】與彚同古文易拔茅連茹以其𦴗○今作𦳢」
𦴘艸6+9=総画数15 U+26D18 [カイ、ケ、ゲ/ほぐ・す、ほど・く、と・く、わか・る] 解觧
◆一つになっているもの(固まっているもの)をばらばらにする、また柔らかくする、また融(と)かす、また和(やわ)らげる、「解散カイサン」「分解ブンカイ」
◆固く縛(しば)っているものを緩(ゆる)める、また縛(しば)っている紐などを取る、「解除カイジョ」「解放カイホウ」
◆複雑なものを細かく分ける、また分けて元の意味などを知る、また疑問や疑いなどをなくする、また答えを出す、「理解リカイ」
𦴙艸3+9=総画数12 U+26D19 [レイ、ライ/]
◆民衆、庶民ショミン、「菞庶レイショ」、同「黎」「【漢書(前漢書):卷九十四下:匈奴傳第六十四下】三世無犬吠之警菞庶亡干戈之役(師古曰菞古黎字)」「【穆天子傳:卷五】射于麗虎讀書于菞𠀉(君舉必書菞音犂j)」
𦴛艸3+9=総画数12 U+26D1B [セン/あかね]
◆アカネ(茜)、アカネ科の草、別名「茅蒐ボウシュウ」、同「蒨」 {アカネ}
◆アカネ(茜)の根から作った染料、やや橙(だいだい)色がかった濃い赤色、同「蒨」
𦴝艸3+9=総画数12 U+26D1D [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦴝】《博雅》𦴝種也音未詳」
𦴞艸3+9=総画数12 U+26D1E [未詳/]
◆未詳「【字彙:申集:艸部:䒶】古文天字」「【通雅:卷十一:天文】䒶之為天譌也 唐韻有䒶古天字智按䒶墬字一也墬字各書皆載即漢書用之不一䒶字則未■用也从艸从曵實與天無義直是訛傳耳精…」
𦴟艸3+9=総画数12 U+26D1F [レツ、レチ/] 茢𦱝𠞝
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)やオギ(荻、イネ科ススキ属の草)などの穂(ほ)、これを塵(ちり、ごみ)などを払う箒(ほうき)として用いる、同「芀」「苕」 {アシ} {オギ}
◆アシやオギなどの穂で作った邪気ジャキを払う箒(ほうき)「【禮記注疏(禮記正義):卷四十五:喪大記】大夫之喪將大斂…(《注》…巫祝桃茢以辟邪氣…)」
◆「𦴟薽レツシン」、ヤブタバコ(藪煙草)、キク科ガンクビソウ属の草「【爾雅注疏:釋草】茢薽豕首(《疏》茢薽藥草名一名豕首一名彘顱一名蟾蜍蘭一名天名精一名麥句薑一名蝦蟇藍一名天門精一名玉門精别錄一名天蔓菁南人名為地菘…)」 {ヤブタバコ}
𦴠艸3+9=総画数12 U+26D20 [未詳/]
◆未詳
𦴫艸4+9=総画数13 U+26D2B [未詳/]
◆未詳
𦴭艸3+9=総画数12 U+26D2D [未詳/]
◆草名、未詳「【集韻:卷二:平聲:皆第十四:𦴭】艸名如蓍」
𦴯艸3+9=総画数12 U+26D2F [未詳/]
◆未詳
𦴲艸4+9=総画数13 U+26D32 [ボウ、ム、モウ/] 瞢𦴔𦱛𦴁𥊄𥊃矒𥉞𥌋𦢧䑅
◆(暗くて、眩しくて)目が見えないさま、はっきりと見えないさま、ぼんやりしているさま、同「夢」「盲」
𦴳艸3+9=総画数12 U+26D33 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦴳】同"苟"」
𦴻艸3+9=総画数12 U+26D3B [未詳/]
◆未詳
𦵅艸3+9=総画数12 U+26D45 [未詳/]
◆未詳
𦵉艸3+9=総画数12 U+26D49 [ソウ、ショウ/] 萐𦱥
◆「𦵉莆・𦵉脯ショウフ」、伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名「【論衡:是應】若夫萐脯蓂莢屈軼之屬殆無其物何以驗之說以實者太平無有此物儒者言萐脯生於庖廚者言廚中自生肉脯薄如萐形搖鼓生風寒涼食物使之不臰」「【宋書:卷二十九:志第十九:符瑞下】萐甫一名倚扇状如蓬大枝葉小根根如絲轉而成風殺蝇蠅堯時生於厨(闕)」
𦵏艸3+9=総画数12 U+26D4F [未詳/]
◆葬(ほうむ)る、同「葬」「【史記索隱:卷一:五帝本紀第一】顓頊崩(…山海經曰顓頊𦵏鮒魚山之陽九嬪𦵏其隂)」
𦵑艸3+9=総画数12 U+26D51 [ク/]
◆「𦵑蒻クジャク」、コンニャク(蒟蒻)、サトイモ科コンニャク属の草 {コンニャク}
◆「𦵑酱クショウ」、キンマ(蒟醤)、コショウ科コショウ属の蔓性の草、食用とする他、生薬としても利用される {キンマ}
𦵒艸3+9=総画数12 U+26D52 [シュウ、シュ/はぎ]
◆ヨモギ(蓬)、キク科ヨモギ属の草 {ヨモギ}
◆トウキササゲ(唐楸)、ノウゼンカズラ科キササゲ属の木、同「楸」 {トウキササゲ}
◆[日]ハギ(萩)、マメ科ハギ属の草また木 {ハギ}
𦵓艸3+9=総画数12 U+26D53 [セン、ゼン/] 篅𥬵𥳙
◆穀物を入れる竹製の円柱状の籠(かご)、同「圌」「囤」「𥫱」
𦵔艸3+9=総画数12 U+26D54 [ソ、ショ/] 菹葅𦯓𦳎𦼬𥂯𦿘𧂚𧀽𧄗𧗎𧗘𥶎𥷟
◆野菜などの塩また酢の漬物
◆肉の塩漬
◆罪人を切り塩漬けにする古代の刑罰の一つ
◆水草の生い茂る湿地
𦵕艸3+9=総画数12 U+26D55 [未詳/]
◆未詳「【漢語大字典:艸部:𦵕】同"㮓"」「【中華字海:艹部:𦵕】同"亘"《馬王堆漢墓帛書:老子甲本:德經》人之生柔弱、其死也𦵕仞賢强。」
𦵖艸3+9=総画数12 U+26D56 [멸ミョ、ミョル/]
◆[韓]シオデ(牛尾菜、サルトリイバラ科シオデ属の草)とされる
𧊝虫部
𫈥艸3+9=総画数12 U+2B225 [未詳/]
◆未詳
口部
艸3+10=総画数13 U+44F1 [サイ/]
◆「䓱葫・柴胡サイコ」、ミシマサイコ(三島柴胡)、セリ科の薬草
艸3+10=総画数13 U+44FC [ボウ、モウ/] 𦳨
◆草、或いは草名「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䓼】音尨草也又火角切」「【類篇:艸部:䓼】莫江切艸名」
◆豕(いのこ、イノシシ猪またブタ豚)が鳴く、またその鳴き声、同「𧀔」「豞」
艸3+10=総画数13 U+44FF [カン、ゴン/]
◆蕾(つぼみ)、ふっくらと膨らんで今にも花が開き出しそうなさま、また穀物などの穂ホ(茎の先に多数の花・実などが密集して付いたもの)がふっくらと膨らむさま、同「莟」
◆「䓿萏カンタン」、ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の花、またハスの花の蕾 {ハス}
艸3+10=総画数13 U+4500 [スイ/] 𦵭
◆香草の一種、ショウガ科の植物、同「葰」
艸3+10=総画数13 U+4502 [シ/]
◆野菜を加えて煮込んだ濃い目のスープ
艸3+10=総画数13 U+4503 [ソ/]
◆ドクダミ(蕺草・毒痛)、 ドクダミ科の草、別名「魚腥草ギョセイソウ」、同「蒩」「【說文解字注:艸部:䔃】菜也(廣雅蒩蕺也…按䔼與蕺同…卽今魚腥艸也凶年人掘食之)」 {ドクダミ}
艸3+10=総画数13 U+4504 [ヨウ/] 𦾾
◆草名
◆ガマ(蒲)の葉
艸3+10=総画数13 U+4506 [リ/]
◆豆名、未詳(「【集韻:卷十:入聲下:麥第二十一:麥】莫獲切說文芒穀秋種厚䔆故謂之麥麥金也…」によれば、マメ豆というよりも穀類の殻を取り除いた実のことか?)
艸3+10=総画数13 U+4507 [ガイ/]
◆食用になる水草の名
艸3+10=総画数13 U+4508 [コウ/]
◆草木の実が叢(むら)がり生(な)ってるさま
筆順
艸3+10=総画数13 U+4509 [レキ、リャク/]
◆草木が疎(まば)らに生えているさま
艸3+10=総画数13 U+450B [サ、シャ/] 莎𦹈
◆「䔋草サソウ」◇カヤツリグサ(蚊帳吊草・蚊屋吊草・莎草)、カヤツリグサ科の草 {カヤツリグサ}◇ハマスゲ(浜菅)、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草、別名「薃葔コウコウ・香附コウフ」 {ハマスゲ}
◆「䔋雞シャケイ」、クツワムシ(轡虫、キリギリス科に属する昆虫)の類、別名「蟈蟈カクカク」「絡緯ラクイ」、俗称「紡織娘ボウショクジョウ・ファンシィニィャン」
艸3+10=総画数13 U+450D [トク/]
◆手厚いさま、手厚く誠実なさま、同「篤」「【原本周易本義:卷一:乾下艮上】…內乾剛徤外艮䔍實…」
土部
土部
夕部
子部
巾部
艸3+10=総画数13 U+848B [ショウ、ソウ/]
◆「菰蒋コショウ」、マコモ(真菰)、イネ科マコモ属の草、実はワイルドライスwild rice、肥大化した茎元(株元)は真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ、いずれも食用とする他、葉は筵(むしろ)などに用いる、別名「茭白コウハク」 {マコモ}
◆奨(すす)める、励まして奮い立たせる、同「奨」
筆順
艸3+10=総画数13 U+8490 [シュウ、ソウ/]
◆アカネ(茜)、アカネ科の草、「茅蒐ボウシュウ」 {アカネ}
◆集める、集まる
◆隠す
◆捜す
◆(天子や領主が)春に行う狩り、同「獀ソウ」、夏は「猫ビョウ」、秋は「獮セン」、冬は「狩シュウ」
筆順
艸3+10=総画数13 U+8491 [イン/]
◆食用にできる草の名
◆草の葉が青々としているさま
艸3+10=総画数13 U+8492 [シ/]
◆草名、未詳、実はオオムギ(大麦)に似て食用になり、別名を「自然穀シゼンコク」「禹餘糧ウヨリョウ」という「【博物誌:卷三:異草木】海上有草焉名蒒其實食之如大麥七月稔俗名曰自然穀或曰禹餘糧(蒒音師)」
艸3+10=総画数13 U+8493 [シュン、ジュン/]
◆ジュンサイ(蓴菜)、同「蒓菜」「蓴菜」、スイレン科ジュンサイ属の水生植物、新芽は食用となる {ジュンサイ}
艸3+10=総画数13 U+8494 [シ、ジ/ま・く] 莳𦱗
◆苗を植える、苗代で育った苗を植え替える、同「𦸎」「𦱎」
◆「蒔蘿ジラ」、イノンドeneldo、セリ科イノンド属の草、別名ディルdill、薬草や香草として利用される {イノンド}
◆[日]種を畑に撒(ま)く、細かいものを撒き散らす
筆順
艸3+10=総画数13 U+8495 [ウン/]
◆「葐蒕・芬蒕フンウン」、香(かお)りが盛んに立ち籠(こ)めるさま
◆オモト(万年青)、キジカクシ科オモト属の草、「千年蒕センネンウン」、別名「万年青マンネンセイ」 {オモト}
艸3+10=総画数13 U+8496 [シン/]
◆ジュンサイ(蓴菜、スイレン科の水草)に似た水草
艸3+10=総画数13 U+8497 [ロウ/]
◆「蒗𦿆渠・蒗蕩渠ロウトウキョ」、古代の運河の名、現河南省鄭州市・開封市から周口市付近に及ぶ運河、同「浪湯渠」「【漢書(前漢書):卷二十九:溝洫志第九】…地理志河南郡滎陽縣有狼湯渠首受泲東南至陳入潁過那四行七百八十里…」「【水經注:卷二十三:陰溝水】…濟瀆東南至大梁合蒗𦿆渠梁溝既開蒗𦿆渠故瀆寔兼隂溝浚儀之稱故云出陽武矣…故經云隂溝出蒗𦿆渠也…隂溝始亂蒗𦿆終别于沙而濄水出焉…」 {河南省}
◆「蒗蕖ロウキョ」、古県名、現雲南省麗江市永北県(現永勝県)東北 {雲南省}
艸3+10=総画数13 U+8498 [ジョ、ニョ/]
◆「蘮蒘ケイジョ」、オヤブジラミ(雄藪蝨)、セリ科ヤブジラミ属の草、同「竊衣・窃衣セツイ」「【爾雅注疏:釋草】蘮蒘竊衣(《注》似芹可食子大如麥兩兩相合有毛著人衣…)」 {オヤブジラミ}
艸3+10=総画数13 U+8499 [ボウ、ム、モウ/こうむ・る、くら・い]
◆覆(おお)う、上から被(かぶ)せ覆う、同「冡」「䝉」
◆上から覆(おお)われていて薄暗い、薄暗く識別・判断ができない
◆判断や理解ができない、道理に暗い、無知なさま、同「懞」
◆身を(体を)覆う、身に被さる
◆受ける、「蒙受モウジュ」「蒙恥モウチ(辱はずかめを受ける)」
◆周易の六十四卦の一つ、「山水蒙サンスイモウ」、䷃ {易経記号}
◆「蒙古モウコ」、中国北方の民族の名、また現モンゴル国
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+10=総画数13 U+849A [レキ、リャク/]
◆ガマ(蒲)の雌花穂の先の雄花穂 {花穂}
◆ノビル(野蒜)、ユリ科の草
艸3+10=総画数13 U+849B [ケツ、ケチ/]
◆「蒛葐ケツボン」、バラ科キイチゴ属の木、或いはその実、別名「覆葐・覆盆フクボン(覆葐子・覆盆子(現代では「覆盆子」は「ヨーロッパキイチゴ」或いは「ラズベリーRaspberry」を指す))」
艸3+10=総画数13 U+849C [サン/ひる]
◆ニンニク(大蒜)・ラッキョウ(薤・辣韮、中国名「小蒜」)・ノビル(野蒜、ヒガンバナ科ネギ属の草、中国名「小根蒜」)などのヒガンバナ科ネギ属の辛みや刺激性の匂(にお)いがする草の総称 {ニンニク}{ラッキョウ}{ノビル}
筆順
艸3+10=総画数13 U+849D [ゲン/]
◆草の茎や葉が散らばっているさま
艸3+10=総画数13 U+849E [リ/]
◆臨(のぞ)む、(人・時・事などに)向き合う、正面から取り組む、携(たずさ)わる、「蒞政リセイ(政まつりごとに携わる、また正面から取り組む)」、同「涖」「䇐」
◆役職や位(くらい)に就(つ)く、「蒞官リカン」
艸3+10=総画数13 U+849F [ク/] 𦵑
◆「蒟蒻クジャク」、コンニャク(蒟蒻)、サトイモ科コンニャク属の草 {コンニャク}
◆「蒟酱クショウ」、キンマ(蒟醤)、コショウ科コショウ属の蔓性の草、食用とする他、生薬としても利用される {キンマ}
筆順
艸3+10=総画数13 U+84A0 [ショク、ソク/]
◆草名、未詳、カブ(蕪・蕪菁・蔓菁、アブラナ科アブラナ属)類やヒルガオ(昼顔、ヒルガオ科ヒルガオ属)類に似ていて赤紫の花が咲き食べることができるという、「蒠菜ショクサイ」「【爾雅注疏:釋草】菲芴(…《疏》一名芴郭云土瓜也孫炎曰葍類也…陸璣云菲似葍莖粗葉厚而長有毛…幽州人謂之芴爾雅又謂之蒠菜…卽菲也芴也蒠菜也土瓜也宿菜也五者一物其狀似葍而非葍故云葍類也)」
艸3+10=総画数13 U+84A1 [ホウ、ビョウ、ボウ/] 𦾭𦱘
◆草名、未詳、よく煮込むことで食することができるという「【爾雅注疏:釋草】蒡隱荵(《注》似蘇有毛今江東呼爲隱荵藏以爲葅亦可瀹食也)(「隱荵」は「蘟荵」であると思われるが未詳)
◆「牛蒡ゴボウ」、キク科ゴボウ属の草、「牛蒡子ゴボウシ(ゴボウの種、乾燥させて生薬として利用される)」 {ゴボウ}
筆順
艸3+10=総画数13 U+84A2 [チョ、ジョ/]
◆「菗蒢チュウチョ」、ワレモコウ(吾木香)、バラ科ワレモコウ属の草、別名「地榆チユ」 {ワレモコウ}
◆「黃蒢コウジョ」、草名、同「𧄕(蘵)」、未詳、葉はホオズキ(酸漿・鬼灯、ナス科ホオズキ属の草)に似るという「【爾雅注疏:釋草】蘵黃蒢(《注》蘵草葉似酸漿華小而白中心黄江東以作葅食)」
◆「蘧蒢(キジョ)」、アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)などの草を編んで作った蓆(むしろ)、同「蘧蒢キジョ(竹製の筵むしろ)」、同「䉌」
艸3+10=総画数13 U+84A3 [ショ、ジョ/]
◆草名、未詳
◆塊根カイコン、澱粉などの養分を貯えて肥大した根
艸3+10=総画数13 U+84A4 [ト、ズ/]
◆イタドリ(虎杖)、タデ科イタドリ属の草 {イタドリ}
漢字林(非部首部別)
艸3+10=総画数13 U+84A5 [リュウ、ル/]
◆香草名、未詳、「蒥荑リュウイ(薬草名、未詳)」「蒥蒿リュウコウ(草名、未詳「【欽定盛京通志:卷三十九:職官一:京師內務府庫】…蒥蒿銼草等…」)」
艸3+10=総画数13 U+84A6 [カク、ワク/]
◆価値や程度をあれこれ考え合わせて見当ケントウを付ける、推し量(はか)る、同「商」「彠」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+10=総画数13 U+84A7 [テン/]
◆草名、未詳
◆人名用字、「曾蒧ソウテン(生没未詳、孔子の弟子の一人)」「奚容蒧ケイヨウテン(生没未詳、孔子の弟子の一人)」
艸3+10=総画数13 U+84A8 [セン/]
◆アカネ(茜)、アカネ科の草、同「茜」 {アカネ}
◆アカネ(茜)の根から作った染料、やや橙(だいだい)色がかった濃い赤色、同「茜」
◆鮮明センメイなさま、色鮮(あざ)やかなさま
◆草が盛んに生(お)い茂るさま、同「菚」
艸3+10=総画数13 U+84A9 [ソ、ショ、ス/]
◆茅(かや)などの藁(わら)の敷物、同「藉」
◆ドクダミ(蕺草・毒痛)、 ドクダミ科の草、別名「魚腥草ギョセイソウ」 {ドクダミ}
艸3+10=総画数13 U+84AA [ハク/]
◆「蒪苴ハクショ」、ミョウガ(茗荷)、ショウガ科ショウガ属の草、別名「蘘荷ジョウカ」 {ミョウガ}
漢字林(非部首部別)
艸3+10=総画数13 U+84AB [サ、ザ/]
◆ナズナ(薺、アブラナ科ナズナ属の草)の実 {ナズナ}
艸3+10=総画数13 U+84AC [エン、オン/]
◆「蕀蒬キョクエン」、イトヒメハギ(糸姫萩)、ヒメハギ科ヒメハギ属の草、同「葽繞ヨウジョウ」「遠志オンジ」 {イトヒメハギ}
艸3+10=総画数13 U+84AD [ス、シュ、スウ/] 𦷝𦱪𦮊
◆「苾蒭ヒツシュ・ビチュゥ」◇草名、未詳「【龍龕手鑑《欽定四庫全書》本:卷二:草部第八:苾蒭】上毗逸反下測於反苾蒭梵語草名有其四徳以今左之也{⿳艹口丑}𦮊𦷝測於反同上」◇比丘ビク(梵語の音写)、出家して具足戒グソクカイを受け正式に僧の資格を得た男性
筆順
艸3+10=総画数13 U+84AE [イク/]
◆ニラ(韮、ヒガンバナ科ネギ属の草)の一種、山中に自生するニラ(韮)、山韭サンキュウ
艸3+10=総画数13 U+84AF [カイ、ケ/]
◆イ(藺、別名イグサ藺草・トウシンソウ灯心草、イグサ科イグサ属の草)やサンカクイ(三角藺、カヤツリグサ科ホタルイ属の草)などの茎が細く莚(むしろ)などの敷物や履物(はきもの)の底などに利用される草 {イ} {サンカクイ}
◆「蒯聵カイカイ・カイガイ」、春秋時代(前770年~前5世紀)の衛エイ(前11世紀~前209年)霊公(前540年~前493年)の子「【春秋左傳正義(春秋左傳注疏):卷五十六:定公十四年】衛世子蒯瞶出奔宋」(《武英殿十三經注疏》本・「【前漢紀:孝昭皇帝紀】」などでは「蒯瞶カイキ」、古本では「耳」「目」は字形が似るため「聵」「瞶」の混用(誤用)が見られるが正誤は未詳) {春秋時代}
漢字林(非部首部別)
艸3+10=総画数13 U+84B0 [ハン、バン/]
◆「蘆蒰ロハン」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「菈𦾽ロウトウ」「蘆菔ロフク」「蘆萉ロヒ」「蘿蔔ラフク」「【廣雅疏證:卷十上:釋草】菈𦿚蘆蒰也(菔■本譌作蒰今訂正爾雅云葖蘆{⿱艹(⿰月己)}郭璞注云{⿱艹(⿰月己)}宐爲菔蘆菔蕪菁属紫華大𣒨…)」 {ダイコン}
艸3+10=総画数13 U+84B1 [ホ、ブ/]
◆「摴蒲チョホ」、五枚の棒状の板を使う古代のボードゲームboard game、五枚の板の片面を白く、その裏面は黒く塗り、白い面の二枚に「雉」の字を、その裏面には「犢(牛)」の字を書く、これを投げてその表裏や書かれた文字の組み合わせで競うゲームgame、双六(すごろく)のようなゲームであったらしいが不詳、晋代(265年~420年)に流行したが、このゲームは賭博に使われ争いごとの原因になったことから、北宋代(960年~1127年)に禁止されたという、【維基百科Wikipedia:樗蒲】参照
艸3+10=総画数13 U+84B2 [ホ、ブ/がま]
◆ガマ(蒲)、ガマ科ガマ属の草 {ガマ}
◆「菖蒲ショウブ」、ショウブ科ショウブ属の草 {ショウブ}(日本ではアヤメ(アヤメ科アヤメ属)に「菖蒲」を当てるが、中国でアヤメは「溪蓀ケイソン」、ショウブとアヤメはよく似るが、ショウブの葉にははっきりとした主脈が認められるのに対して、アヤメの葉にははっきりとした主脈がない)
◆腹這(はらば)う、同「匍」
筆順
艸3+10=総画数13 U+84B3 [ドウ、ノウ/]
◆ヤシ科シュロ属の植物、別名を「山㯽榔サンビンロウ」といい葉は栟櫚ヘイリョ・ヘイロ(ヤシ科シュロ属、別名棕櫚シュロ)に似て小さく檳榔ビンロウ(ヤシ科ビンロウ属)のように実は食べられるという「【廣東通志:卷五十二:物産志】山㯽榔一名蒳子葉似栟櫚榦似蔗葉作叢十餘榦每榦生十房房底數百子四月采」
◆「艾蒳ガイノウ」、マツ(松、マツ科の植物)の樹皮の「青衣」というが未詳、「瑞雲香ズイウンコウ」という香料を作る際に配合されるという「【居家必用事類全集:香譜:瑞雲香毬】…艾蒳(一兩松樹上青衣是也)…」
艸3+10=総画数13 U+84B4 [サク/]
◆「蒴藋サクダク」、ソクズ(蒴藋)、レンプクソウ科ニワトコ属の草 {ソクズ}
◆「蒴果サクカ」、果実が熟し乾燥し縦に裂けて種子を放出するもの、アサガオ(朝顔、ヒルガオ科サツマイモ属)・ホウセンカ(鳳仙花、ツリフネソウ科ツリフネソウ属)・ケシ(芥子、ケシ科)などがある
筆順
艸3+10=総画数13 U+84B5 [ケイ、ゲ/]
◆履物の緒(お、細長い帯状・紐状のもの)、同「𦷲」
◆「菟蒵トケイ」、フキタンポポ(蕗蒲公英)、キク科フキタンポポ属の草、同「款冬カントウ」「【爾雅注疏:釋草】菟奚(蒵)顆涷(《註》款冬也…《疏》)藥草也一名菟奚一名顆涷郭云款涷也紫赤莖生水中案本草款冬一名橐吾一名顆涷一名虎鬚一名菟奚陶註云形如宿蒪未舒其腹裏有絲其花乃似大菊花唐本註云葉似葵而大叢生花出根下是也」 {フキタンポポ}
◆「蒵䓯ケイトク」、トリカブト(鳥兜)などのキンポウゲ科トリカブト属の草の根、毒性は強いが適量であれば薬用となる、同「附子ブシ・ブス」「【廣雅:卷十:釋草】𧂒(捉)奚毒附子也」 {トリカブト}
艸3+10=総画数13 U+84B6 [フン、ブン/]
◆「蒶薀フンウン」、積もり溜(た)まる、蓄積チクセキする
艸3+10=総画数13 U+84B7 [ウン/]
◆「蒷薹ウンタイ」、ブラッシカ・ラパBrassica rapa、アブラナ科アブラナ属の草、変種にアブラナ(油菜)・カブ(蕪・蕪菁)・ハクサイ(白菜)などがある、同「蕓薹・芸薹」
艸3+10=総画数13 U+84B8 [ショウ、ジョウ/む・す、む・らす、む・れる、ふか・す]
◆湯気(水蒸気)が立ち昇る、同「烝」
◆湯気(水蒸気)を立ち昇らせて熱する、同「烝」
◆皮を取り去ったアサ(麻)の茎を乾燥させたもの、麻幹あさがら・おがら
◆細い枝や茎、麻幹と共にいずれも薪(たきぎ)にするためのもので薪よりも細いもの
◆多くの、たくさんの、同「烝」
◆祖先を祀(まつ)るために冬に行われる祭礼の名、同「烝」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+10=総画数13 U+84B9 [ケン/]
◆穂が出揃う前の細く青々としたオギ(荻、イネ科ススキ属の草)、或いはアシ(葦、イネ科ヨシ属の草)、同「薕」、「菼」「薍」「萑」参照 {オギ} {アシ}
筆順
艸3+10=総画数13 U+84BA [シツ、ジチ/]
◆「蒺蔾シツリ」◇ハマビシ(浜菱)、ハマビシ科ハマビシ属の草 {ハマビシ}◇鉄菱(てつびし)、鋭い刺(とげ)があるハマビシの果実の形に似せた武器、通り道に撒(ま)いて敵の進行を妨害する
艸3+10=総画数13 U+84BB [ジャク、ニャク/]
◆若々しく柔らかいガマ(蒲、ガマ科の草)、またその根茎の白く柔らかい部分 {ガマ}
◆柔らかいガマの葉や茎を編んだ筵(むしろ)
◆「蒟蒻クジャク」、コンニャク(蒟蒻)、サトイモ科コンニャク属の草 {コンニャク}
筆順
艸3+10=総画数13 U+84BC [ソウ/あお、あお・い] 苍𦭆
◆深い青色、緑がかった濃い青色
◆「蒼天ソウテン」「「上蒼ジョウソウ」穹蒼キュウソウ」、頭上高く大きく広がる青々とした空(そら)、天空テンクウ
◆青黒いさま、青褪(蒼褪、あおざ)めるさま
◆慌(あわただ)しいさま、忙(せわ)しいさま、同「倉」
◆「蒼耳ソウジ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草 {オナモミ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+10=総画数13 U+84BD [オン/]
◆草名
◆アントラセンAnthracene、有機化合物
艸3+10=総画数13 U+84BE [ベイ、マイ/]
◆「莢蒾キョウメイ」、ガマズミ(莢蒾)、レンプクソウ科ガマズミ属の木 {ガマズミ}
筆順
艸3+10=総画数13 U+84BF [コウ/よもぎ]
◆ヨモギ(蓬・艾)、キク科ヨモギ属の草 {ヨモギ}
◆「青蒿セイコウ」、カワラニンジン(河原人参)、キク科ヨモギ属の草 {カワラニンジン}
◆「艾蒿ガイコウ」、チョウセンヨモギ(朝鮮蓬)、キク科ヨモギ属の草 {チョウセンヨモギ}
◆草から匂いが立ち昇るさま、気が立ち昇るさま
◆消耗する、消沈する
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+10=総画数13 U+84C0 [ソン/] 荪䕖𦺈𦳪
◆ショウブ(菖蒲)、ショウブ科の草、同「荃」 {ショウブ}
◆「溪蓀ケイソン」、アヤメ(菖蒲・文目)、アヤメ科の草「【古今韻會舉要:十三】溪蓀者極似石菖蒲而葉無脊(アヤメはショウブに似るが、アヤメの葉にははっきりとした主脈がない) {アヤメ}
筆順
艸3+10=総画数13 U+84C1 [シン/]
◆草木が叢(むら)がり生えるさま、同「榛」
◆「蓁蓁・𦳳𦳳シンシン」、草が折り重なるように生えるさま「【楚辭章句:卷九:招魂章句第九】蝮蛇蓁蓁(蝮大蛇也蓁蓁積聚之皃)」「【爾雅注疏:釋訓】蓁蓁孽孽戴也疏周南桃夭曰其葉蓁蓁〇王應麟詩攷曰通典作其葉溱溱」
◆「蓁椒シンショウ」、サンショウ(山椒)、別名「花椒カショウ」、ミカン科サンショウ属の木、またその実 {サンショウ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+10=総画数13 U+84C2 [メイ、ミョウ、ベキ、ミャク/]
◆「蓂莢メイキョウ」、伝説上の瑞草ズイソウ(めでたいとされる草)の名、朔日サクジツ(月の初日)から一日に一枚の葉を出し、十六日からは一枚ずつ葉が落ちる、全ての葉が落ちれば大の月、一枚残れば小の月であることが分かるという、別名「歷莢レキキョウ」「【論衡:是應】若夫萐脯蓂莢屈軼之屬殆無其物何以驗之說以實者太平無有此物」「【宋書:卷二十九:志第十九:符瑞下】蓂莢一名厯莢夾階而生一日生一葉從朔而生望而止十六日日落一葉若月小則一葉萎而不落…」
◆「菥蓂セキベキ」、グンバイナズナ(軍配薺)、アブラナ科グンバイナズナ属の草 {グンバイナズナ}
艸3+10=総画数13 U+84C3 [ソウ、シュ/]
◆「蓃莍ソウキュウ」、サンショウ(山椒、ミカン科サンショウ属の木)やゴシュユ(呉茱萸、ミカン科サンショウ属の木)の実のような、表面に多くの疣(いぼ)状の突起が並ぶ外皮 {サンショウ} {ゴシュユ}
◆藪(やぶ)、草木が生い茂ったところ
艸3+10=総画数13 U+84C4 [キク、チク/たくわ・える] 𧁖
◆(冬に備えて野菜を)貯(たくわ)える、集めて堆(うずたか)く積む、しまっておく、「備蓄ビチク」、同「畜」「𧁃」「稸」
◆飼(か)う、飼い育てる、養(やしな)う、同「畜」
筆順
艸3+10=総画数13 U+84C5 [リュウ、ル/]
◆野菜名
艸3+10=総画数13 U+84C6 [セキ、ジャク/むしろ]
◆むしろ、藁(わら、乾燥させた草の茎)を編んで作った敷物、人が座ったり横になったりするところに敷くもの、同「席」「𥱊」
◆広く大きなさま、広々としたさま「【毛詩注疏:國風:緇衣】緇衣之蓆兮敝予又改作兮(《傳》蓆大也)」
筆順
艸3+10=総画数13 U+84C7 [コツ、コチ/]
◆「蓇蓉コツヨウ」、草名、花は黒く実が成らないという「【山海經:西山經】嶓冡之山…有草焉其葉如蕙(蕙香草蘭属也或以為薫葉失之音恵)其本如桔梗(本根也)黑華而不實名曰蓇蓉(…)食之使人無子(「嶓冢ハチョウ」は甘粛省南東部の山名、「蕙」はラン科シュンラン属の草)
◆「蓇葖コツトツ(골돌コルドル[韓])」◇袋果タイカ、種子を包み込む袋状の果実、マツブサ科シキミ属のシキミ(樒・梻)やボタン科ボタン属のシャクヤク(芍薬)などの果実 {シキミ} {シャクヤク}◇蕾(つぼみ)
艸3+10=総画数13 U+84C8 [ロウ/]
◆「蕫蓈トウロウ」◇実の成(な)らない穀物◇チカラシバ(力芝・狼尾草)、イネ科チカラシバ属の草 {チカラシバ}
艸3+10=総画数13 U+84C9 [ヨウ、ユウ/]
◆「芙蓉フヨウ」◇ハス(蓮)の花 {ハス}◇アオイ科フヨウ属の木、別名「木芙蓉モクフヨウ」「拒霜花キョソウカ」 {フヨウ}
◆「蓇蓉コツヨウ」、草名、花は黒く実が成らないという「【山海經:西山經】嶓冡之山…有草焉其葉如蕙(蕙香草蘭属也或以為薫葉失之音恵)其本如桔梗(本根也)黑華而不實名曰蓇蓉(…)食之使人無子(「嶓冢ハチョウ」は甘粛省南東部の山名、「蕙」はラン科シュンラン属の草)
筆順
艸3+10=総画数13 U+84CA [オウ、ウ/]
◆草の茎から枝分れした茎や細い葉が隙間なく生え出ているさま、「蓊薹オウダイ」
◆草が鬱葱ウッソウと茂るさま
◆「蓊匌オウコウ」、辺(あた)り一面に満(み)ちるさま
筆順
艸3+10=総画数13 U+84CB [カイ、コウ、ゴウ、ガイ/おお・う、ふた、けだ・し] 葢盖𤇁𤇙
◆(草を編んで作った)上からの雨や日差しを遮(さえぎ)る覆(おお)い
◆雨や日差しを遮(さえぎ)るために頭の上に翳(かざ)す傘(かさ)
◆全体を覆う
◆(家を)造(つく)る、雨や日差しを遮(さえぎ)るための屋根を設けることから
◆ふた、器の口を覆(おお)い塞(ふさ)ぐもの
◆けだ・し、多分、恐らく
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+10=総画数13 U+84CC [サ/]
◆~らしく振る舞う、~のふりをする、同「䟶」
◆「蓌拜サハイ」、(甲冑を身に着けている場合などの)拝礼の作法の一つ、甲冑(「介」)を身に着けている場合は腰を折ったり跪(ひざまず)いたりすることが難しく、作法通りに拝礼ができない(「失容節」)ため、そうした場合に許される作法の一つだという「【禮記注疏(禮記正義):卷二:曲禮上】介者不拜為其拜而蓌拜(《注》蓌則失容節蓌猶詐也)」
艸3+10=総画数13 U+84CD [シ/めどぎ] 𦮂
◆ノコギリソウ(鋸草)、キク科ノコギリソウ属の草、古く茎は占いに用いられたが後に竹製が主になった {ノコギリソウ}
◆メドハギ(蓍萩)、マメ科ハギ属の木 {メドハギ}
◆めどぎ、占いに用いる棒、筮竹ゼイチク
筆順
艸3+10=総画数13 U+84CE [トウ、ドウ/]
◆「蓎蒙トウモウ」◇ハマネナシカズラ(浜根無葛)、ネナシカズラ科の蔓性の草、別名「菟絲トシ」「菟蘆トロ」「菟縷トロウ」「赤網セキモウ」「【圖經衍義本草:卷七:草部上品之上:菟絲子】…一名菟蘆一名菟縷一名蓎蒙一名玉女一名赤網一名菟纍生朝鮮川澤田野蔓延草木之上色黃而細爲赤網色淺而大爲菟纍…」 {ハマネナシカズラ}◇サルオガセ(猿麻桛)、サルオガセ科の地衣類、別名「女蘿ジョラ」「松蘿ショウラ」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:蓎】徒郎切蓎蒙女蘿」 {サルオガセ}
艸3+10=総画数13 U+84CF [ラ/]
◆草本植物の果実、木本モクホンの果実は「果」
艸3+10=総画数13 U+84D0 [ジョク、ニク/] 𦸳
◆びっしりと生えている草を刈(か)り取った後に、再び柔らかい芽が出て(柔らかい布団のように)きれいに生え揃う
◆褥(しとね)、寝たり座ったりする時に下に敷く柔らかい敷物、同「縟」「褥」
筆順
艸3+10=総画数13 U+84D1 [サ/みの] 簑簔
◆背中に羽織って雨雪を防ぐ藁などで作った雨具、同「衰」
◆上から草で覆う
筆順
艸3+10=総画数13 U+84D2 [ケン、コン/]
◆「蓒芋ケンウ」、草名、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:蓒】虛言切蓒子蕕草也生水中」「【遼史:卷三十八:志第八:地理志二:東京道】…濼水多蓒芋之草…(「濼ラク水」は山東省済南市を源とする川)
艸3+10=総画数13 U+84D3 [ハイ、バイ/]
◆「蓓蕾ハイライ」、蕾(つぼみ)、蕾が開き始めるさま、花が綻(ほころ)ぶさま、同「䔒蕾」
◆「黃蓓オウハイ」、草名、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:蓓】薄亥切蓓蕾又黃蓓草名」
艸3+10=総画数13 U+84D4 [ヨウ/]
◆穀物の殻
艸3+10=総画数13 U+84D5 [ケイ、カイ/]
◆草名、未詳「【集韻:卷七:去聲上:霽第十二:蓕茥】艸名」
艸3+10=総画数13 U+84D6 [ヒ、ビ/] 𦶃萞𦯛𦱔
◆「蓖麻ヒマ」、トウゴマ(唐胡麻)、トウダイグサ科トウゴマ属の草 {トウゴマ}
筆順
艸3+10=総画数13 U+84D7 [ソウ、ス/]
◆草が隙間なく生えているさま「【字彙補:申集:艸部:{⿱艸徒}】子悚切音總草細密也」「【中華字海:艹部:蓗】音总草细密」
艸3+10=総画数13 U+84D8 [コン/]
◆苗(なえ)の根元に土を盛って生育セイイクを助ける
艸3+10=総画数13 U+84D9 [/ござ、ざ]
◆[日]イグサ(藺草、イグサ科イグサ属の草)などの草の茎を編んで作る敷物、「茣蓙(ござ)」
筆順
艸3+10=総画数13 U+84DA [シュウ/]
◆[日]「蓚酸シュウサン」、構造式HOOC-COOH、中国名「草酸ソウサン」「酢漿草酸サクショウソウサン」、英名oxalic acid
筆順
艸3+10=総画数13 U+84DB [サク、シャク/] 𦵪䔩
◆穀物と短く切った藁(わら)を混ぜ合わせた馬の飼料シリョウ(飼葉かいば)「【說文解字注:艸部:𦵪】㠯穀萎馬置莝中(以穀曰䬴穀襍莝中曰蓛)」
◆草(くさ)、或いは藁「【明文海:卷一百六:游山說】…老衲一人㕘其中為佳坐不必席石可几草可裀䔩可殽」「【玉臺書史:名媛:宋:史炎】…有茹生之可以為䔩蛙之衣…」
艸3+10=総画数13 U+84DC [/はい]
◆[日]姓用字、「蓜島(はいじま)」
艸3+10=総画数13 U+84DD [ラン/あい] 藍𦾐
◆アイ(藍)、タデ科イヌタデ属の草、濃い青色の染料を製しインディゴ(indigo)と呼ばれる {アイ}
◆濃い青色
◆縁(へり)が解(ほつ)れたり破れたりした衣服、ぼろ(襤褸)、同「襤」
艸3+10=総画数13 U+84DE [タン、ドン/] 萏𧂄𦻁𦽜
◆「菡蓞カンタン」、ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の花、またハスの花の蕾(つぼみ) {ハス}
艸3+10=総画数13 U+84DF [ケイ、ケ/あざみ]
◆アザミ(薊)、キク科アザミ属の草、同「葪」 {アザミ}
艸3+10=総画数13 U+84E0 [リ/]
◆「茳蓠・江蓠コウリ」、オゴノリ(海髪)、オゴノリ科の海藻
◆「苻蓠フリ」、ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、またその根を乾燥させた生薬の名、別名「白芷・白茝ビャクシ」 {ヨロイグサ}
艸3+10=総画数13 U+84E1 [シン/] 薓𧄢葠𦺭
◆「人蓡ニンジン」、ウコギ科のチョウセンニンジン(朝鮮人参)やキキョウ科のツルニンジン(蔓人参)・セリ科のニンジン(人参)などの草の総称、根は食用や生薬に用いられる {ニンジン}
艸3+10=総画数13 U+84E2 [ロウ/]
◆地名用字、「南蓢ナンロウ、現南朗、広東省中山市」「草蓢ソウロウ、広東省中山市」 {広東省}
艸3+10=総画数13 U+84E3 [ヨ/]
◆「薯蓣ショヨ」、ナガイモ(長芋)、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の草 {ナガイモ}
艸3+10=総画数13 U+84E4 [リョウ/ひし] 菱蔆䔖𧅊𧁽
◆ヒシ(菱)、ヒシ科の水草、同「芰」、同「薢茩・薢芶カイコウ」 {ヒシ}
馬部
艸3+10=総画数13 U+84EE [レン/はす、はちす]
◆ハス(蓮)、ハス科ハス属の水草、本来は実と実を包む部分(花托カタクという)を指す、ハス全体を「荷」、根茎は「藕」「【爾雅注疏:釋草】荷芙渠(…)其莖茄其葉蕸其本蔤(《注》莖下白蒻在泥中者)其華菡萏(…)其實蓮(《注》蓮謂房也)其根藕其中的(…)的中薏(《注》中心苦)」「【植物記:序:蓮の話・双頭蓮と蓮の曼陀羅】…蓮肉は学問上でいう子葉で、元来二片より成り、多肉で半球形をなしその辺縁は相接着して球形を呈し、その中部は空洞となり、そこにいわゆる薏(よく)と称する緑色の幼芽があります。この幼芽は味が苦いからまた苦薏とも称えます。…」 {ハス}
漢字林(非部首部別)
筆順
𠻚口部
𡖶夕部
𡠜女部
𤊾火部
𦳙艸3+10=総画数13 U+26CD9 [チ/]
◆草や作物が大きく育つさま、同「菿」
𦴋艸3+10=総画数13 U+26D0B [ボウ、ム/ゆめ] 夢梦夣𦿛𧁌
◆睡眠中に見る幻覚・幻像、またそれを見る、同「㝱」「【周禮:卷第五:春官宗伯:占夢】以日月星辰占六夢之吉凶(…)一曰正夢(無所感動平安自夢)二曰噩夢(杜子春云噩當為驚愕之愕謂驚愕而夢)三曰思夢(覺時所思念之而夢)四曰寤夢(覺時道之而夢)五曰喜夢(喜{⿰言兊}而夢)六曰懼夢(恐懼而夢)」
◆ぼんやりとしてるさま
◆(現実のものとなるかどうか分からないが)実現させたいという思い、空想
𦵡艸3+10=総画数13 U+26D61 [キュウ、ク/]
◆「𦵡藭・芎藭キュウキュウ」、センキュウ(川芎)、セリ科ハマゼリ属の草、根茎は薬用 {センキュウ}
𦵢艸3+10=総画数13 U+26D62 [コウ/] 薅𦼸𢫩𢬺𢴅𣐾
◆田畑の雑草を引き抜く、除草する、同「茠」
𦵤艸3+10=総画数13 U+26D64 [カン/]
◆草名、未詳
𦵥艸3+10=総画数13 U+26D65 [イ、ウツ、ウチ/]
◆草木が鬱蒼ウッソウと生い茂るさま、同「鬱」
◆文様モンヨウが華やかなさま「【周易:易經:䷰革】君子豹變其文蔚也」「【蔡中郎集:卷十一:胡廣黃瓊頌】衮職龍章其文有蔚」
◆オトコヨモギ(牡蒿)、キク科ヨモギ属の草 {オトコヨモギ}
◆「茺𦵥・茺藯ジュウイ」、メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、別名「ヤクモソウ(益母草)」 {メハジキ}
𦵦艸3+10=総画数13 U+26D66 [テキ、ジャク/]
◆「𦵦𦵦テキテキ」、旱(ひでり)で草木が枯れる、同「滌滌」
𦵧艸3+10=総画数13 U+26D67 [ロウ/]
◆未詳、【正字通】は「䕞𦿆ロウトウ」の「䕞」と同義とする、「䕞𦿆」は「𦺫𦿆」とも書き「ヒヨス菲沃斯、ナス科ヒヨス属の草」を指す「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦵧】力當切𦵧毒草」「【正字通:申集上:艸部:𦵧】同䕞亦作莨舊註訓毒艸卽䕞𦿆之䕞…」
𦵨艸3+10=総画数13 U+26D68 [ビ、ミ/ぜんまい]
◆ゼンマイ(薇)、ゼンマイ科ゼンマイ属のシダ植物 {ゼンマイ}
◆イブキノエンドウ(伊吹野豌豆)、マメ科ソラマメ属の草、別名「カラスノエンドウ(烏野豌豆)」 {イブキノエンドウ}
◆「薔𦵨・蘠靡・蘠蘼ショウビ」、バラ(薔薇)、バラ科の植物 {バラ}
◆「紫𦵨シビ」、サルスベリ(猿滑り・百日紅・紫薇花)、ミソハギ科サルスベリ属の木 {サルスベリ}
𦵩艸3+10=総画数13 U+26D69 [キュウ、グ、ソウ/]
◆酒などの上澄(うわず)み、沈殿した滓(おり)の上の透明な部分、同「湭」
◆酒などを搾(しぼ)った後に残る粕(かす)、酒粕(さけかす)、同「糟」
𦵪艸3+10=総画数13 U+26D6A [サク、シャク/] 蓛䔩
◆穀物と短く切った藁(わら)を混ぜ合わせた馬の飼料シリョウ(飼葉かいば)「【說文解字注:艸部:𦵪】㠯穀萎馬置莝中(以穀曰䬴穀襍莝中曰蓛)」
◆草(くさ)、或いは藁「【明文海:卷一百六:游山說】…老衲一人㕘其中為佳坐不必席石可几草可裀䔩可殽」「【玉臺書史:名媛:宋:史炎】…有茹生之可以為䔩蛙之衣…」
𦵬艸3+10=総画数13 U+26D6C [ソ、ゾ/]
◆草名
𦵭艸3+10=総画数13 U+26D6D [スイ/]
◆香草の一種、ショウガ科の植物、同「葰」
𦵮艸3+10=総画数13 U+26D6E [セツ、セチ/]
◆チョウセンヨモギ(朝鮮艾)、キク科ヨモギ属の草、同「𧃎」、同「艾蒿ガイコウ」「藾蕭ライショウ」「藾蒿ライコウ」 {チョウセンヨモギ}
◆周代(前11世紀~前256年)の古国名、現山東省棗荘市薛城区 {山東省}
漢字林(非部首部別)
𦵯艸3+10=総画数13 U+26D6F [カツ、ゲチ/]
◆シソ(紫蘇)或いはエゴマ(荏胡麻)などのシソ科シソ属の草「【方言:第三】蘇亦荏也…關之東西或謂之蘓…或謂之荏周鄭之間謂之公蕡…沅湘之南或謂之𦵯」 {シソ} {エゴマ}
漢字林(非部首部別)
𦵰艸3+10=総画数13 U+26D70 [シ、サイ/] 菑葘𦸜
◆荒れた土地を開墾する
◆新しく開墾して一年未満の(作物が育たない)田畑、同「䎩」、三年目(或いは二年目)の田畑は「畬」「【爾雅注疏:釋地】田一歲曰菑(…)二歲曰新田(…)三歲曰畬」
◆作物が枯れる、作物が育たない、同「䅔」
◆災(わざわ)い、同「災」
𦵳艸3+10=総画数13 U+26D73 [キク/]
◆キク(菊)、キク科の草、同「䕮」「菊」 {キク}
𦵵艸4+10=総画数14 U+26D75 [ユウ、ユ/] 𦷿𦿥
◆草(くさ)、茎が木質化しない植物「【正字通:申集上:艸部:𦵵】…說文汎訓草…」
𦵶艸3+10=総画数13 U+26D76 [チク/] 茿𦯋𧏤
◆「萹𦵶ヘンチク」、ミチヤナギ(道柳)、タデ科ミチヤナギ属の草 {ミチヤナギ}
𦵸艸3+10=総画数13 U+26D78 [コウ、キョウ/]
◆芋の茎
𦵹艸3+10=総画数13 U+26D79 [タン/] 菼𦽉
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草、生え出たばかりのオギ、「蒹」「薍」「萑」参照 {オギ}
𦵺艸3+10=総画数13 U+26D7A [トウ/]
◆オモダカ(面高・沢瀉)、オモダカ科の水生多年草 {オモダカ}、或いはサジオモダカ(匙面高・匙沢瀉)、オモダカ科サジオモダカ属の草、「水䓠菜スイトウサイ」「【救荒本草:卷一:澤瀉】俗名水䓠菜一名水瀉一名及瀉一名芒芋一名鵠瀉」 {サジオモダカ}
◆「䓠菜トウサイ」、水生植物の名、未詳、葉は大きく水面を覆うという「【齊民要術:卷十】生水中大葉」
𦵻艸3+10=総画数13 U+26D7B [セン/] 蔳𦹤
◆草が盛んに生(お)い茂るさま、同「蒨」「菚」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦵻蔳𦹤】三俗菚或作蒨正倉練反草盛亦草名」
◆草名、未詳
𦵼艸3+10=総画数13 U+26D7C [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷七:去聲上:焮第二十四:𦵼】芝屬」「【正字通:申集上:艸部:𦵼】俗菌字」
𦵽艸3+10=総画数13 U+26D7D [コウ、オウ/]
◆草名、未詳
𦶁艸3+10=総画数13 U+26D81 [フン、ブン/]
◆草木の実がたわわに(或いはたくさん)成るさま、同「蕡」
𦶂艸3+10=総画数13 U+26D82 [ユウ/]
◆草が密生しているさま
𦶃艸3+10=総画数13 U+26D83 [ヒ、ビ/] 蓖萞𦯛𦱔
◆「𦶃麻ヒマ」、トウゴマ(唐胡麻)、トウダイグサ科トウゴマ属の草 {トウゴマ}
𦶆艸3+10=総画数13 U+26D86 [ジュウ、ニュウ/] 莥𦱙
◆タンキリマメ(痰切豆、マメ科タンキリマメ属の草)の種子 {タンキリマメ}
𦶇艸3+10=総画数13 U+26D87 [ジュウ、ニュウ/]
◆「𦺑𦶇ホウジュウ」、草が叢(むら)がり生えるさま
𦶊艸3+10=総画数13 U+26D8A [ヘイ、ビョウ/]
◆ウキクサ(浮草)、ウキクサ科の草、また水面に浮かぶ草の総称、同「萍」
𦶌艸3+10=総画数13 U+26D8C [チョウ/] 𦸔
◆「𦶌葫チョウコ」、マコモ(真菰、イネ科マコモ属の草)の肥大化した茎元(株元)、真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ食用とする {マコモ}「【淮南鴻烈解:卷之二:原道訓下】雪霜{⿰氵㐮}灖浸潭苽蔣(…苽蔣實蓏者蔣實也其米曰𦸔胡…)」
𦶎艸3+10=総画数13 U+26D8E [カ/]
◆食い違う
◆不正な
𦶐艸3+10=総画数13 U+26D90 [キョウ、ク/]
◆「𦶐萃キョウスイ」、ヒヨス(菲沃斯)、ナス科ヒヨス属の草、毒草であるが薬草としても利用される、別名「䕞𦿆・莨菪ロウトウ」 {ヒヨス}
𦶒艸3+10=総画数13 U+26D92 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷三:平聲三:歌第七:菏荷𦶒】說文菏澤水出山陽胡陵引禹貢浮于淮泗達*於菏或作荷𦶒(「【尚書正義:卷六:禹貢第一】夾右碣石入于河…(《疏》…徐州云浮于淮泗達于河故揚州云達于淮泗皆記禹入河之道也…)」とあり、【尚書注疏】【尚書精義】も同様に「*于河」、「菏荷𦶒」の字は見当たらなかった)
𦶔艸3+10=総画数13 U+26D94 [ク、グ/] 葋𦮿
◆草名、未詳、同「艼藀テイケイ」「【爾雅:釋草】葋艼熒未詳」
𦶖艸3+10=総画数13 U+26D96 [ルイ/] 蘽櫐𣡺
◆蔓(つる)性の植物、同「虆」「虆」「藟」
𦶗艸3+10=総画数13 U+26D97 [キク/]
◆キク(菊)、キク科の草、同「䕮」「菊」 {キク}
𦶘艸3+10=総画数13 U+26D98 [ケン/]
◆「𦶘耳ケンジ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草、同「葈耳シジ」「蒼耳ソウジ」 {オナモミ}
𦶛艸6+10=総画数16 U+26D9B [バク、マク、ボ、モ/なか・れ] 𦱤𦱴
◆暮(く)れる、陽の光が届かなって暗くなる、同「暮」「莫」「【說文解字注:艸部:𦶛】日且冥也(且冥者將冥也木部曰杳者冥也夕部曰夕莫也…)」「【史記索隱:卷十七:管晏列傳第二】日𦱤途逺故倒行而逆施之」
𦶜艸3+10=総画数13 U+26D9C [未詳/]
◆未詳
𦶟艸3+10=総画数13 U+26D9F [ゼツ、ネチ/] 爇𤑔𣁞
◆焼く、燃やす、熱する、同「焫」
𦶨艸3+10=総画数13 U+26DA8 [未詳/]
◆未詳
𦶩艸3+10=総画数13 U+26DA9 [未詳/]
◆メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、別名ヤクモソウ(益母草)、別名「益母草エキボソウ」「茺蔚ジュウイ」 {メハジキ}
𦶪艸3+10=総画数13 U+26DAA [未詳/]
◆未詳「【說文解字注:艸部:茸】…從艸耳聲(今本作聰省聲此淺人所肊改此形聲之取雙聲不取疊韻者而容切九部籒文作𦶪)」「【中華字海:艹部:𦶪】同"茸"」
𦶫艸3+10=総画数13 U+26DAB [ヨウ/は] 葉𦹁𦯧𦰧
◆植物の茎や枝から伸び出る薄く平らなもの、主に光を受け成長に必要な養分を合成(光合成コウゴウセイ)する役割を担う
◆(葉のように)薄いもの
◆紙などのような薄いものを数える語、「一葉イチヨウ(一枚、頁数では表裏で二頁分に当たる、小舟一艘)」、同「叶」
◆時代、頃、「20世紀中葉(20世紀の中頃)」
𦶬艸3+10=総画数13 U+26DAC [未詳/]
◆未詳「【中華大字典:艹部:𦶬】同"葰"」
𦶭艸3+10=総画数13 U+26DAD [レイ、ライ/] 茘荔
◆「𦶭草レイソウ」、ネジアヤメ(捩菖蒲)、アヤメ科アヤメ属の草 {ネジアヤメ}
◆「𦶭枝レイシ」、ライチlychee、ムクロジ科レイシ属の木 {レイシ}
◆「薜𦶭ヘイレイ」、オオイタビ、クワ科イチジク属の蔓性の木 {オオイタビ}
𦶮艸3+10=総画数13 U+26DAE [ウン/] 耘𦔐𦓷
◆田畑を耕(たがや)し除草する
𦶰艸3+10=総画数13 U+26DB0 [ヒ、ビ/] 𦳈
◆ヨモギ(蓬・艾、キク科ヨモギ属の草)の類「【晚晴簃詩匯:卷七十二:烈女李三行】…我屋荒𦳈萊…(「𦳈萊ヒライ」は「蓬莱ホウライ」と同義で「荒れ果てたさま」) {ヨモギ}
◆「𦶰麻ヒマ」、トウゴマ(唐胡麻)、トウダイグサ科トウゴマ属の草、同「蓖麻」 {トウゴマ}
𦷓艸3+10=総画数13 U+26DD3 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦷓】與䕸同」
𦷔艸3+10=総画数13 U+26DD4 [未詳/]
◆未詳、同「蔖」「【龍龕手鑑:卷一:尸部第三十四:𦷔】俗蔖正蔖今倉古反草死也」
𦷕艸3+10=総画数13 U+26DD5 [ロ/]
◆「杜𦷕・杜蓾トロ」、草名、ウマノスズクサ科カンアオイ属の草、学名Asarum forbesii、別名「荰蘅・杜衡トコウ」「【龍龕手鑑:卷二:草部第六:𦷕】音魯杜衡別名也」
𦷖艸3+10=総画数13 U+26DD6 [アク、ヤク/くびき] 軛軶轭𩉴
◆車や農耕用の鋤(すき)などを曳かせるために牛馬の項(うなじ)に掛ける"へ"字状の馬具、これを縄・紐で首周りに固定し車や農耕用の鋤(すき)などを繋ぐ {乗物(馬車)}
◆束縛する、拘束する
𦷗艸3+10=総画数13 U+26DD7 [キョウ、コウ/はじかみ] 薑𧅁䕬
◆ショウガ(生姜・生薑・薑)、ショウガ科の草、「はじかみ」はショウガの古称 {ショウガ}
𦷘艸3+10=総画数13 U+26DD8 [ショウ/] 證证䥌𨭧𨨾𦹨𧁅𧁆
◆正当であること(事実であること)を根拠を示して明らかにする、また上申する、同「証」
◆正当であること(事実であること)を示すための根拠となるもの、証(あかし)、証拠、同「証」
◆[仏]悟(さと)る、はっきりと理解する、同「証」
注解:「證」と「証」は本来別字だが、現在は「證」の意で「証」が使われる、そのため「證」の簡体字は「证」となる
𦷚艸3+10=総画数13 U+26DDA [シ/]
◆おどおどする、小心で畏(おそ)れ怯(おび)える「【論語:泰伯】子曰恭而無禮則勞慎而無禮則葸(葸畏懼之貌也…)」
𦷝艸3+10=総画数13 U+26DDD [ス、シュ、スウ/] 蒭𦱪𦮊
◆「苾𦷝ヒツシュ・ビチュゥ」◇草名、未詳「【龍龕手鑑《欽定四庫全書》本:卷二:草部第八:苾蒭】上毗逸反下測於反苾蒭梵語草名有其四徳以今左之也{⿳艹口丑}𦮊𦷝測於反同上」◇比丘ビク(梵語の音写)、出家して具足戒グソクカイを受け正式に僧の資格を得た男性
𦷞艸3+10=総画数13 U+26DDE [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦷞】與䌨同見字韻日月燈」
𦷟艸3+10=総画数13 U+26DDF [ソウ、ショウ/]
◆雑草、草が乱雑に生い茂るさま
◆草の根
𦷡艸3+10=総画数13 U+26DE1 [キ、ギ/あおい] 葵𦮙
◆アオイ(葵)、アオイ科・フウロソウ科テンジクアオイ属・ウマノスズクサ科カンアオイ属などの植物の称 {アオイ}
◆「野𦷡ヤキ」、フユアオイ(冬葵)、アオイ科ゼニアオイ属の草 {フユアオイ}
◆「天竺𦷡テンジクキ」、テンジクアオイ(天竺葵)、フウロソウ科テンジクアオイ属の草 {テンジクアオイ}
◆「向日𦷡コウジツキ」、ヒマワリ(向日葵)、キク科ヒマワリ属の草 {ヒマワリ}
◆[日]「双葉葵フタバアオイ」、ウマノスズクサ科カンアオイ属の草、徳川家の家紋はこの葉をデザインしたもの、漢名は「雙葉細辛ソウヨウサイシン」 {フタバアオイ}
𦷣艸3+10=総画数13 U+26DE3 [ソウ/くさ] 草𦯨
◆(特に野生の)一年以内に枯死し茎が木質化しない植物(草本植物という)の総称
◆粗い、大まかな
◆(大まかな)下書き
◆荒れた土地、人が足を踏み入れないところ、「草深いところ」の意
◆主要な官職・地位に就いていないさま、「中央から遠く離れて草深いところに住んでいる」の意
◆「草書ソウショ」、漢代に成った書体の名
◆どんぐり状の堅い実
𦷥艸3+10=総画数13 U+26DE5 [ヘイ、ヘ/おお・う] 蔽𦽗𦿔𦿝𢅷
◆上から被(かぶ)せて全体を覆(おお)う、周りから見えないように覆(おお)って隠す
◆遮(さえぎ)る、阻(はば)む
◆全体を一つにまとめる
𦷦艸3+10=総画数13 U+26DE6 [未詳/]
◆未詳「【南齊書:卷四十一:列傳第二十二:張融】…流柴磹(五感夂){𠱏-口+山}(五窟)頓浪低波𦷦(苦降)䂭(苦交)硄(苦江)折嶺挫峯…」
𦷫艸3+10=総画数13 U+26DEB [未詳/]
◆未詳
𦷰艸3+10=総画数13 U+26DF0 [未詳/]
◆未詳
𦷱艸3+10=総画数13 U+26DF1 [セン/]
◆ホウキギ(箒木)、別名ホウキグサ(箒草)、ヒユ科バッシア属の草、別名「王蔧オウスイ」「地膚・地肤チフ」、同「𦺍」 {ホウキギ}
◆タイワンウラジロイチゴ(台湾裏白苺、漢名「木莓」)・ビロードイチゴ(天鵞絨苺、漢名「山莓」)などのバラ科キイチゴ属の草「【爾雅注疏:釋草】葥山莓(《注》今之木莓也實似{⿱蔍灬}莓而大亦可食)」 {キイチゴ}
◆「莗𦷱シャセン」、同「車前シャゼン」、オオバコ(大葉子・車前)、オオバコ科オオバコ属の草 {オオバコ}
𦷲艸3+10=総画数13 U+26DF2 [ケイ/]
◆履物の緒(お、細長い帯状・紐状のもの)、同「蒵」
𦷶艸6+10=総画数16 U+26DF6 [ボウ、モウ/] 莽莾
◆草が茫々ボウボウと伸びているさま、草深いさま
◆草が蔓延(はびこ)るさま、(茫々とした草むらが)どこまでも広がっているさま
◆深く考えずにそそっかしいさま、いい加減なさま
◆「𦷶草ボウソウ・モウソウ」、シキミ(樒)、マツブサ科シキミ属の木 {シキミ}
𦷺艸3+10=総画数13 U+26DFA [未詳/]
◆未詳「【呂氏春秋:辯土】必厚其靹(厚深也)爲其唯厚而及之𩛒者(𩛒或作選)𦷺之堅者耕之澤其靹而後之」
𦷾艸3+10=総画数13 U+26DFE [テイ、タイ/へた、ほぞ] 蔕蒂𦽢
◆果実や花の萼ガク(蕾・花・実を保護する役目をするもので通常小さな葉の形をしている) {萼}
◆草木の根元
◆細く小さな棘(とげ)や骨
◆「𦷾芥・𧀱芥・慸芥タイカイ」◇細く小さな棘(とげ)や骨と小さな塵(ごみ、ちり)、同「袃蒯」「刺鯁シコウ」◇小さな閊(つか)え、閊えて取れないちょっとした引っ掛かり、蟠(わだかま)り
𦷿艸4+10=総画数14 U+26DFF [ユウ、ユ/] 𦵵𦿥
◆草(くさ)、茎が木質化しない植物「【正字通:申集上:艸部:𦵵】…說文汎訓草…」
𦸅艸3+10=総画数13 U+26E05 [コウ、ク/] 蔻蔲䓻
◆「荳𦸅・豆𦸅ズク」、ニクズク(肉荳蔲・肉豆蔲、ニクズク科ニクズク属の木、その種子はナツメグnutmeg)・ビャクズク(白荳蔲・白豆蔲、ショウガ科ズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)・ショウズク(小荳蔲・小豆蔲、ショウガ科ショウズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)などの総称 {ニクズク}
𦹊艸3+10=総画数13 U+26E4A [ゴ、グ/] 䓊𦸭
◆草名、未詳、ヨモギ(蓬)に似るという、同「茣」
◆「𦹊蕭ゴショウ」、草名、未詳
𦹍艸3+10=総画数13 U+26E4D [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艸部:𦹍】同"荼"」
𦹢艸3+10=総画数13 U+26E62 [ソウ、ゾウ/つく・る] 造𨕡𨒽
◆(素材に手を加えて、組み合わせて)作り上げる
◆成(な)る、為(な)す、成し遂(と)げる
◆到(いた)る、行き着く
◆慌てる、慌ただしい
◆「𦹢次ゾウジ」◇ごく短い時間、咄嗟トッサ◇急いで、あたふたと「【論語注疏:卷四:里仁】…君子無終食之間違仁造次必於是顚沛必於是(《疏》…造次急遽也…)」
𧨅言部
𨍔車部
𫈸艸3+10=総画数13 U+2B238 [未詳/]
◆未詳
𫈼艸3+10=総画数13 U+2B23C [ベツ、メチ/さげす・む、ないがし・ろ] 蔑𦸑
◆目が充血したり腫(は)れたりして、よく見えない、殆(ほとん)ど見えない
◆殆ど見ない、しっかりと注目しない
◆目に入らない、軽んずる、無視する
◆見下す、軽く見る、軽視する
◆失う、無(な)くなる「【孟子注疏:卷二十四:板】民之方殿屎則莫我敢葵喪亂蔑資曾莫惠我師(《傳》殿屎呻吟也蔑無資財也)」
注解:「【正字通:申集上:艸部:薎】舊註與蠛同引史相如傳薎蠔踊躍揚雄傳浮薎蠓以蔽天按蔑或作𦹋从伐者戍之變體也義同贅作薎王沈釋時論省作𦸑相如揚雄傳蠛蠓作蔑蒙皆傳寫之譌蔑本从𥄕从戍俗譌作𫈼蔑舊本引史傳改作薎附艸部汎云同蠛並非」
歹部
艸3+11=総画数14 U+4510 [セン/]
◆手紙や詩文・書画などを書くために使われる色模様のある用紙、同「牋」「箋」
艸3+11=総画数14 U+4511 [シャ、ジャ/] 𦳃
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの葉の細長いイネ科の草の穂(ほ、茎の先に多数の花実が並ぶように付いたもの)、「䔑𦮺シャシ」 {チガヤ} {アシ} {ススキ}
◆「䔑蒿シャコウ」、草名、未詳、ヨモギ(蓬、キク科ヨモギ属の草)の類「【廣韻:下平聲:歌第七:莪:莪】草名似䔑蒿詩云蓼蓼者莪」 {ヨモギ}
艸3+11=総画数14 U+4512 [ハイ、バイ/]
◆「䔒蕾ハイライ」、蕾(つぼみ)、蕾が開き始めるさま、花が綻(ほころ)ぶさま、同「蓓蕾」「【廣韻:上聲:賄第十四:磥:蕾】䔒蕾花綻皃」
艸3+11=総画数14 U+4516 [リョウ/ひし] 菱蔆蓤𧅊𧁽
◆ヒシ(菱)、ヒシ科の水草、同「芰」、同「薢茩・薢芶カイコウ」 {ヒシ}
艸3+11=総画数14 U+4518 [ソ、ゾ/] 𧃘
◆魚醬ギョショウ、魚を塩漬にして発酵させた調味料、タイのナンプラーน้ำปลาやベトナムのニョクマムNước mắmなどがある
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+451B [ケイ、キョウ/]
◆イチビ(苘麻)、アオイ科イチビ属の草、茎の皮から麻に似た白っぽい繊維を作る、「苘麻ケイマ」、同「苘」「檾」 {イチビ}
艸3+11=総画数14 U+451E [リツ/]
◆草木の芽、或いは蕾(つぼみ)「【廣韻:入聲:術第六:律:䔞】音譜云草子甲」
◆芽生(めば)える「【廣雅:卷一:釋詁】挺秀䚥拔揠擢湧溢𢧭(出允)䔞茁(側劣)裔生出也」
艸3+11=総画数14 U+451F [イ/]
◆未詳「【五峰集:卷九:次三衢守馬昻書壘韻】…又如樹間坐以哦如蓮䔟偃蹇如藻井馺娑…」「【説文解字句讀:艸部:䔟】艸萎䔟(禾部移禾相倚移也木部𣚂木𣚂施也卽此意)」(「草が薙なぎ倒れる」の意か?)
艸3+11=総画数14 U+4520 [ソウ、ショウ/]
◆先を細らせた木の棒
◆草木の細い根
◆長い柄(え)の先に矛(ほこ、柄の先に取り付けられるようにした短めの両刃の剣)を取り付けた武器、同「矟」 {武器(刀剣槍)}
艸3+11=総画数14 U+4521 [ギョ、ゴ/]
◆エゴマ(荏胡麻)、シソ科シソ属の草 {エゴマ}
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+4522 [カ、ゲ、ケ/はな、はな・やか、はな・やぐ] 華蕐𦰗𦾓𦻏𠌶𣓚华
◆花(はな)、同「花」
◆花が咲き開くさま
◆花のように美しいさま、美しい光を放つさま、同「花」
◆栄えるさま、「栄華エイガ」
◆漢民族の国、中国、「華夏カカ」「中華チュウカ」
艸3+11=総画数14 U+4523 [レイ、ライ/] 𦺙
◆「新䔣シンレイ」、匈奴キョウド(秦代から西晋代にかけて現モンゴル付近を勢力範囲とした遊牧騎馬民族、紀元前3世紀~4世紀)に属した国名(部族名)「【漢書:傳:匈奴傳:匈奴傳上】後北服渾窳屈射丁零隔昆龍新䔣之國」「【冊府元龜:卷一千:外臣部:彊盛】匈奴最彊大盡服從北夷而南與諸夏為敵國後北復渾窳屈射丁零隔昆龍新䔣之國(五小國也渾音胡昆切窳音弋主切䔣音犁)」
艸3+11=総画数14 U+4524 [ハ、ヘ/]
◆草花が盛んに茂るさま「【字彙補:申集:艸部:䔤】普巴切音葩草花茂盛貌」
艸3+11=総画数14 U+4525 [ショウ/よもぎ] 蕭萧
◆ヨモギ(蓬)、キク科ヨモギ属の草 {ヨモギ}
◆荒(すさ)んで物寂しいさま、零落(おちぶ)れるさま
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+4527 [リ、レイ、ライ/]
◆「蒺䔧シツリ」、同「蒺藜シツレイ」◇ハマビシ(浜菱)、ハマビシ科ハマビシ属の草 {ハマビシ}◇鉄菱(てつびし)、鋭い刺(とげ)があるハマビシの果実の形に似せた武器、通り道に撒(ま)いて敵の進行を妨害する
艸3+11=総画数14 U+4529 [サク、シャク/] 𦵪蓛
◆穀物と短く切った藁(わら)を混ぜ合わせた馬の飼料シリョウ(飼葉かいば)「【說文解字注:艸部:𦵪】㠯穀萎馬置莝中(以穀曰䬴穀襍莝中曰蓛)」
◆草(くさ)、或いは藁「【明文海:卷一百六:游山說】…老衲一人㕘其中為佳坐不必席石可几草可裀䔩可殽」「【玉臺書史:名媛:宋:史炎】…有茹生之可以為䔩蛙之衣…」
艸3+11=総画数14 U+452C [イ/]
◆アサ(麻、アサ科の草)の実、同「芓」
◆レンギョウ(連翹)、モクセイ科レンギョウ属の木、同「𧃟」 {レンギョウ}
心部
手部
日部
艸3+11=総画数14 U+84E5 [エイ、ヨウ/]
◆金属製の器を磨く、また磨かれて目映(まばゆ)く光る
◆美しい紋様、美しい紋様のある鉄
◆口は小さく首は細く(或いは細長く)胴は膨らんでいる瓶(かめ)、同「罃」
艸3+11=総画数14 U+84E7 [チョウ/] 𦺰
◆ギシギシ(羊蹄)、タデ科スイバ属の草、同「蓨」「苖」 {ギシギシ}
◆農作業に使う籠(かご)、刈り取った収穫物や除草した草などを入れて運ぶためのもの、同「莜」「𠤼」「𥁮」
筆順
艸3+11=総画数14 U+84E8 [チョウ、ジョウ/]
◆ギシギシ(羊蹄)、タデ科スイバ属の草、同「蓧」「苖」 {ギシギシ}
◆古県名、現河北省衡水市景県 {河北省}
艸3+11=総画数14 U+84E9 [ボウ、モウ/]
◆オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草
◆毒草の名
艸3+11=総画数14 U+84EA [トウ、ツウ/]
◆「蓪草・通草ツウソウ」、カミヤツデ(紙八手)、ウコギ科カミヤツデ属の木、別名「通脫木ツウダツボク」 {カミヤツデ}
筆順
艸3+11=総画数14 U+84EB [チク、ジク/]
◆ギシギシ(羊蹄)、タデ科スイバ属の草 {ギシギシ}
◆「蓫薚・蓫䓪チクトウ」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蔏𦸐・商陸ショウリク」「蔁柳ショウリュウ」「莧陸カンリク」「當陸トウリク」「馬尾バビ」 {ヤマゴボウ}
艸3+11=総画数14 U+84EC [ホウ、ブ/よもぎ]
◆ヨモギ(蓬・艾)、キク科ヨモギ属の草、同「蒿」 {ヨモギ}
◆「飛蓬ヒホウ」、キク科ムカシヨモギ属の草の総称、学名Erigeron
◆草や髪などが茫々ボウボウとしているさま、もじゃもじゃしているさま
◆「蓬萊ホウライ」◇渤海ボッカイ(遼東半島と山東半島に囲まれた海)中にあって仙人が住むという山の名「【史記:卷六:秦始皇本紀】…齊人徐市等上書言海中有三神山名曰蓬萊方丈瀛洲(《正義》漢書郊祀志云…在渤海中去人不遠蓋曾有至者諸仙人及不死之藥皆在焉…)」◇古県名、後に蓬萊市、現在は蓬萊区、現山東省煙台市 {山東省}◇ヨモギ(蓬・艾、キク科ヨモギ属の草)、ヨモギなどの草が生い茂るさま
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+11=総画数14 U+84ED [アン、オン/]
◆円形の草葺屋根の家、小さく質素な家、同「庵」「菴」
艸3+11=総画数14 U+84EF [ジュ、ショウ、シュ、ソウ、ス/]
◆「蓯蓉ジュヨウ」、ハマウツボ科の寄生性植物の総称
◆「肉蓯蓉ニクジュヨウ」、ホンオニク(本御肉)、ハマウツボ科ホンオニク属の寄生性植物、生薬として用いられる {ホンオニク}
◆「草蓯蓉ソウジュヨウ」、オニク(御肉)、ハマウツボ科オニク属の寄生性植物 {オニク}
◆「葑蓯ホウソウ」、草名、未詳「【古今圖書集成:博物彙編:草木典:第一百六十卷】須薞蕪(…《疏》…郭註上葑蓯云未詳註此云薞蕪似羊蹄葉細味酢可食則郭意以毛云葑須者謂此薞蕪也…則葑也須也蕪菁也蔓菁也薞蕪也蕘也芥也七者一物也)(「薞蕪」はスイバ(酸葉、タデ科ギシギシ属の草)、「蕪菁」「蔓菁」はカブ(蕪、アブラナ科アブラナ属の草))
艸3+11=総画数14 U+84F0 [シ/]
◆五倍、五倍の数また繰り返し
艸3+11=総画数14 U+84F1 [ヘイ、ビョウ/]
◆ウキクサ(浮草)、ウキクサ科の草、また水面に浮かぶ草の総称、同「苹」「萍」 {ウキクサ}
艸3+11=総画数14 U+84F2 [①オウ、ウ、ク②フ/]

◆オギ(荻)、生え出たばかりのオギ、イネ科ススキ属の草 {オギ}
◆ハリゲヤキ(針欅)、ニレ科ハリゲヤキ属の木、同「櫙」、別名「藲荎オウチ」「刺榆シユ」 {ハリゲヤキ}
◆温(あたた)める、包み込むようにして温める

◆「蓲萮フユ」「蓲蘛フイク」、花が盛んに咲くさま、花が華やかなさま
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+84F3 [キン、ゴン/] 堇菫𡐳𦻍𦸨𨤬𡏳𡎸𦹆𦸧𦻋䒺
◆スミレ(菫)、スミレ科の草 {スミレ}
◆粘土ネンド(ねばつち)、粘土を塗る、粘土を塗って隙間を塞ぐ、同「墐」
◆ほんの少し、同「僅」
◆トリカブト(鳥兜)、同「烏頭ウズ」、キンポウゲ科トリカブト属の草、強い毒性がある {トリカブト}
◆「蓳菜キンサイ」「蓳蓳菜キンキンサイ」、ツボスミレ(坪菫・菫菜)、スミレ科スミレ属の草 {ツボスミレ}
◆「紫蓳シキン」、キケマン(黄華鬘)、ケシ科キケマン属の一種 {キケマン}
艸3+11=総画数14 U+84F4 [シュン、ジュン/ぬなわ]
◆「蓴菜・蒓菜ジュンサイ」、スイレン科ジュンサイ属の水生植物、新芽は食用となる {ジュンサイ}
筆順
艸3+11=総画数14 U+84F5 [ショウ、ジョウ/]
◆草を編んで作った障子戸
艸3+11=総画数14 U+84F6 [イ、ユイ/]
◆菜名、未詳、ニラ(韮、ヒガンバナ科ネギ属の草)に似て黄色いという「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:蓶】以追切菜名似韭而黃」
艸3+11=総画数14 U+84F7 [スイ、タイ/]
◆メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、同「萑」、同「茺蔚ジュウイ」「ヤクモソウ(益母草)」 {メハジキ}
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+84F8 [ソウ/] 𧅝𦿩
◆同「草」「【說文解字注:艸部:𧅝】艸也从艸曹聲(…籀文作𦿩)」
艸3+11=総画数14 U+84FA [ゲイ、ゲ/]
◆植物の種、種を播(ま)く、草木を植え育てる、同「𥡩」「藝」
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+84FB [シュウ/]
◆未詳「【說文解字注:艸部:蓻】艸木不生也(蓻之言蟄也與{⿱艹(⿰亻■)}反對成文玉篇云艸木生皃未知𠅩是)一曰茅根(此別一義也)」「【廣韻:入聲:緝第二十六:㗱:蓻】草生多皃」
◆未詳「【集韻:卷九:入聲上:屋第一:蘜蓻】艸名說文治牆也今之秋華菊或作蓻通作鞠菊」
◆未詳「【臺海使槎錄:卷六:附載:菜通草之類】…流民開蓻麻之餘兼蓻黍…」
艸3+11=総画数14 U+84FC [リョウ、リク、ロク/たで]
◆タデ(蓼)、タデ科の草 {タデ}
◆「蓼藍リョウラン」、アイ(藍)、別名タデアイ(蓼藍)、タデ科イヌタデ属の草 {アイ}
◆(草などが)背が高く大きいさま、「蓼蓼リクリク」、同「𦾷」
◆春秋時代(前770年~前5世紀)の古国名、現河南省南陽市唐河県付近、同「鄝」 {河南省}
◆「舒蓼・舒鄝ジョリョウ」、春秋時代の古国名、現安徽省六安市舒城県付近 {安徽省}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+11=総画数14 U+84FD [ヒツ、ヒチ/] 𦸩荜
◆「蓽茇・蓽拔ヒハツ」、インドナガコショウ(印度長胡椒)、コショウ科の蔓性植物、香辛料として利用される {インドナガコショウ}
◆竹や柴を編んで作った垣根、同「篳」
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+84FE [ロ、ル/]
◆草名、イネ科やカヤツリグサ科などの植物、茎が細く丸く履物(はきもの)の底に使われるという、同「𧀦」「蔖」
◆「杜蓾・杜𦷕トロ」、草名、ウマノスズクサ科カンアオイ属の草、学名Asarum forbesii、別名「荰蘅・杜衡トコウ」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:蓾】來伍切杜蓾也郭璞曰杜衡也似葵而香」
艸3+11=総画数14 U+84FF [シュク、スク/] 𦼑
◆「苜蓿モクシュク」、ウマゴヤシ(馬肥・苜蓿)、ムラサキウマゴヤシ(紫馬肥)、マメ科ウマゴヤシ属の草 {ウマゴヤシ} {ムラサキウマゴヤシ}
筆順
艸3+11=総画数14 U+8500 [ホ、ブ、ホウ、ブ/しとみ]
◆日差しや風雨を遮(さえぎ)るための戸、細い木(桟)を格子状に組み、間に板などを貼った戸で、日中はこれを跳ね上げて、風は通すが日差しや風雨は遮(さえぎ)るように工夫したもの、夜間はこれを降ろし雨戸として使う
◆古代の暦法の単位、1蔀=4章(1章=19年)=76年、同「篰」
筆順
艸3+11=総画数14 U+8501 [ショウ/]
◆「蔁柳ショウリュウ」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蓫薚・蓫䓪チクトウ」「蔏𦸐・商陸ショウリク」「莧陸カンリク」「當陸トウリク」「馬尾バビ」 {ヤマゴボウ}
◆「茭蔁コウショウ」、草名、未詳、マコモ(真菰、イネ科マコモ属の草)か?「【西洋朝貢典錄:卷中:暹羅國第十】…用茭蔁之葉疊而為蓋…」「【西洋朝貢典錄:卷中:榜葛剌國第十六】…茭蔁酒…」
艸3+11=総画数14 U+8502 [ルイ/] 𦿌
◆蔓(つる)性の植物、同繁「虆」、同「蘽」「藟」
◆蔓を編んだ籠(かご)、畚もっこ、同「虆」
艸3+11=総画数14 U+8503 [キョウ、ゴウ/]
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:蔃】渠兩切儉年人食其根」
◆「蔃莍キョウキュウ」、ユリ(百合)、ユリ科の植物「【類篇:卷一:艸部:蔃】渠良切蔃莍百合也…」 {ユリ}
艸3+11=総画数14 U+8504 [バン/]
◆姓用字
艸3+11=総画数14 U+8505 [ゲン/]
◆磨(みが)かれたようにほっそりとして美しい、同「妍」
艸3+11=総画数14 U+8506 [リョウ/ひし] 菱蓤䔖𧅊𧁽
◆ヒシ(菱)、ヒシ科の水草、同「芰」、同「薢茩・薢芶カイコウ」 {ヒシ}
筆順
艸3+11=総画数14 U+8507 [キ、ケ/]
◆草木が盛んに生い茂るさま
◆到着する
艸3+11=総画数14 U+8508 [①ヒョウ②표ピョ/] 𧄖

◆黄花のノウゼンカズラ(凌霄花、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の蔓性木本) {ノウゼンカズラ}
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)やオギ(荻、イネ科ススキ属の草)などの花穂カスイ、また芒(のぎ、小穂から伸びる細く刺状の毛) {花穂}

◆「蔈𧀎(표고ピョゴ)」、シイタケ(椎茸)、シイタケ属のキノコ(茸)
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+8509 [コン/]
◆苗(なえ)の根元に土を盛って生育セイイクを助ける
艸3+11=総画数14 U+850A [カン/] 𦸋
◆「蔊菜カンサイ」、イヌガラシ(犬芥子)、アブラナ科イヌガラシ属の草 {イヌガラシ}
艸3+11=総画数14 U+850B [テキ、ジャク/] 𦵦
◆「蔋蔋テキテキ」、旱(ひでり)で草木が枯れる、同「滌滌」
艸3+11=総画数14 U+850C [ソク/]
◆菜サイ、蔬菜ソサイ、食用にする草の総称
艸3+11=総画数14 U+850D [ロク/]
◆「蔍蹄草ロクテイソウ」、イチヤクソウ(一薬草)、ツツジ科イチヤクソウ属の草 {イチヤクソウ}
◆「蔍葱ロクソウ」、カンゾウ(萱草)、ススキノキ科ワスレグサ属の草「【本草綱目:草之五:隰草類下:萱草】釋名心憂(說文)療愁(綱目)丹棘(古今注)鹿葱(嘉祐)鹿劍(土宿)妓女(吳普)宜男(…其苗烹食氣味如葱而鹿食九種解毒之草萱乃其一故又名鹿葱…」 {カンゾウ}
◆粗(あら)いさま、同「麤」
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+850E [セツ、セチ/]
◆香(かお)りのよい草
◆「蔎蔎セツセツ」、よい香りがするさま
◆チャノキ(茶の木)、ツバキ科ツバキ属の木、また若葉を摘(つ)み煎(せん)じた茶チャ「【茶經:卷上:一茶之源】茶者南方之嘉木也…其名一曰茶二曰檟三曰蔎四曰茗五曰荈(周公云檟苦荼楊執戟云蜀西南人謂荼曰蔎郭弘農云早取為茶晚取為茗或一曰荈耳)」 {チャノキ}
艸3+11=総画数14 U+850F [ショウ/]
◆「蔏蔞ショウロウ」、タカヨモギ(高蓬)、キク科ヨモギ属の草、別名「蔞蒿ロウコウ」 {タカヨモギ}
◆「蔏𦸐・商陸ショウリク」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蓫薚・蓫䓪チクトウ」「蔁柳ショウリュウ」「莧陸カンリク」「當陸トウリク」「馬尾バビ」 {ヤマゴボウ}
◆「蔏藋ショウチョウ」、ヒユ科アカザ属の草でシロザ(白藜)或いはアカザ(藜)
艸3+11=総画数14 U+8510 [テキ、ジャク/おぎ] 荻𧁱藡
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草 {オギ}
艸3+11=総画数14 U+8511 [ベツ、メチ/さげす・む、ないがし・ろ] 𫈼𦸑
◆目が充血したり腫(は)れたりして、よく見えない、殆(ほとん)ど見えない
◆殆ど見ない、しっかりと注目しない
◆目に入らない、軽んずる、無視する
◆見下す、軽く見る、軽視する
◆失う、無(な)くなる「【孟子注疏:卷二十四:板】民之方殿屎則莫我敢葵喪亂蔑資曾莫惠我師(《傳》殿屎呻吟也蔑無資財也)」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+11=総画数14 U+8512 [クン/]
◆草などが熱せられて匂(にお)いを発するさま、同「焄」
◆「蔒菜クンサイ(匂いの強い野菜)」
艸3+11=総画数14 U+8513 [バン、マン、モン/つる、かずら] 𦽦
◆長く延びているさま、同「曼」
◆茎や枝が直立できずに地を這ったり物に絡み付きながら伸びる草や木の総称、「長く延びている(曼)草の茎」の意
◆「蔓菁マンセイ」、カブ(蕪・蕪菁)、アブラナ科アブラナ属の草、同「蕪菁ブセイ」 {カブ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+11=総画数14 U+8514 [ホク、ボク、フク/]
◆「蘿蔔ラフク」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆菔ロフク」「蘆萉ロヒ」、同簡「卜」 {ダイコン})
◆「薝蔔センフク」、クチナシ(梔子)、アカネ科クチナシ属の木「【農政全書:卷三十八:種植:木部】梔子司馬相如賦曰鮮支黃礫(註曰即支子 佛書稱薝蔔又名林蘭又名越桃又名禪友…)」 {クチナシ}
筆順
艸3+11=総画数14 U+8515 [テイ、タイ/へた、ほぞ] 蒂𦷾𦽢
◆果実や花の萼ガク(蕾・花・実を保護する役目をするもので通常小さな葉の形をしている) {萼}
◆草木の根元
◆細く小さな棘(とげ)や骨
◆「蔕芥・𧀱芥・慸芥タイカイ」◇細く小さな棘(とげ)や骨と小さな塵(ごみ、ちり)、同「袃蒯」「刺鯁シコウ」◇小さな閊(つか)え、閊えて取れないちょっとした引っ掛かり、蟠(わだかま)り
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+11=総画数14 U+8516 [サ、ザ/]
◆草名、イネ科やカヤツリグサ科などの植物、茎が細く丸く履物(はきもの)の底に使われるという、同「蓾」「【爾雅注疏:釋草】蓾蔖(《註》作履苴草…《疏》蓾說文云蓾草也可以束一名蔖即蒯類也中作履底字苑云𩎺苴履底故云作履苴草也)」
◆草名、未詳「【集韻:卷三:平聲:麻第九:蔖𦳏】艸名楚葵也或作𦳏」
◆未詳、同「𦷔」「【龍龕手鑑:卷一:尸部第三十四:𦷔】俗蔖正蔖今倉古反草死也」
艸3+11=総画数14 U+8517 [シャ、ショ/] 𤯋𤯈
◆サトウキビ(砂糖黍)、同「甘蔗カンシャ」、イネ科サトウキビ属の草 {サトウキビ}
◆甘い、美味しい
筆順
艸3+11=総画数14 U+8518 [シン/] 𦼒
◆「人蔘・人薓ニンジン」、ウコギ科のチョウセンニンジン(朝鮮人参)やキキョウ科のツルニンジン(蔓人参)・セリ科のニンジン(人参)などの草の総称、根は食用や生薬に用いられる {ニンジン}
筆順
艸3+11=総画数14 U+8519 [セン、ゼン/]
◆「蔙蕧花・旋覆花センプクカ」、オグルマ(小車)、キク科オグルマ属の草、生薬として利用されるという、別名「盜庚トウコウ」 {オグルマ}
艸3+11=総画数14 U+851A [イ、ウツ、ウチ/] 𦵥
◆草木が鬱蒼ウッソウと生い茂るさま、同「鬱」
◆文様モンヨウが華やかなさま「【周易:易經:䷰革】君子豹變其文蔚也」「【蔡中郎集:卷十一:胡廣黃瓊頌】衮職龍章其文有蔚」
◆オトコヨモギ(牡蒿)、キク科ヨモギ属の草 {オトコヨモギ}
◆「茺蔚ジュウイ」、メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、別名「ヤクモソウ(益母草)」、同「茺藯」 {メハジキ}
筆順
艸3+11=総画数14 U+851B [コク、ゴク/]
◆「蔛菜コクサイ」、草名、未詳、葉はオモダカ科オモダカ属のサジオモダカ(匙面高、漢名澤瀉)・オモダカ(面高、漢名野慈姑)に似て花は小さく青白い色という、一説に「斛菜コクサイ」を指し「コナギ(小菜葱、ミズアオイ科の水草)とする「【御定月令輯要:卷八:夏令】蔛菜(增唐本草蔛菜所在有之生水旁葉似澤瀉而小花青白色…)」
◆「石蔛セッコク」、未詳、一説に「セッコク(石斛、ラン科セッコク属の草)」という
◆「蓽蔛ヒッコク」、未詳「【博濟方:卷一:傷寒】川烏頭…金毛狗脊(去毛) 蓽蔛(各二兩)…右一十味杵羅為末…」
筆順
艸3+11=総画数14 U+851C [ゴウ/] 𦽠
◆ハコベ(繁縷)、ナデシコ科ハコベ属の草、別名「蘩𧃒・繁縷ハンロウ」「𦺋𧃒ソウロウ」「【爾雅注疏:釋草】蔜𦺋𧃒(《註》今蘩𧃒也或曰雞腸草…《疏》蔜一名𦺋蔞一名蘩𧃒一名雞腸草…)」
艸3+11=総画数14 U+851D [ベイ、マイ/]
◆未詳「【爾雅注疏:釋草】蔝蔜(《注》未聞)」「【經典釋文:卷三十:釋草第十三】蔝(音米)蔜(樊本作蔝蔜麥音五刀反)」「【廣韻:上聲:薺第十一:米:蔝】蔝子菜」
艸3+11=総画数14 U+851E [ロウ、ル/]
◆棺(ひつぎ)の飾り
◆「蔞蒿ロウコウ」「蔏蔞ショウロウ」、タカヨモギ(高蓬)、キク科ヨモギ属の草 {タカヨモギ}
◆「䒷蔞カツロウ」、チョウセンカラスウリ(朝鮮烏瓜)、ウリ科カラスウリ属の蔓性の草、同「栝樓」 {チョウセンカラスウリ}
◆「蔞葉ロウヨウ」、キンマ(蒟醤)、コショウ科コショウ属の蔓性の草、この葉で檳榔子ビンロウジ(ヤシ科ビンロウ属のビンロウ檳榔の実)と石灰を包(くる)み噛んで嗜好品とする、同「荖葉」「【海國圖志:卷十:東南洋五:緬甸】…每飯恒嚼檳榔荖葉…」 {キンマ}
艸3+11=総画数14 U+851F [ソウ、ス、ソク、ゾク/まぶし]
◆まぶし、蚕(かいこ)に繭(まゆ)を作らせるための道具
◆同じところに集まる、叢(むら)がる、同「簇」
◆「太蔟・太簇タイソウ」、1オクターブoctaveを12音階に分けた十二律ジュウニリツの一つ「 {音楽(十二律1)}
筆順
艸3+11=総画数14 U+8520 [シュウ、シュ/]
◆「蔠葵シュウキ」、同「蘩露ハンロ」、ツルムラサキ(蔓紫)、ツルムラサキ科ツルムラサキ属の蔓性の草 {ツルムラサキ}
艸3+11=総画数14 U+8521 [サイ/] 𣞖
◆草、野草、草叢(くさむら)
◆周代(前11世紀~前256年)の国名、前11世紀~前447年、都は始め現河南省駐馬店市上蔡県付近に置いたが、後に安徽省淮南市鳳台県に移した {河南省} {安徽省}
◆亀卜キボク(亀の甲羅コウラを焼き、その割れ方で吉凶を占うこと)に使う大きなカメ(亀)、「蔡国」に産したことから
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+11=総画数14 U+8522 [ハ、バ/]
◆「蔢莎バサ」、草木が盛んに茂るさま
◆「蔢𦽅ハカ」、ハッカ(薄荷)、シソ科ハッカ属の草「【周易參同契發揮:卷之四:上篇第四】…蔢𦽅之清涼…」「【欽定續通志(續通志):卷一百七十四:昆蟲草木畧:草類】薄荷…玉篇謂之蔢𦽅今以蘇州者為勝故陳士良謂之吳菝𦽅寇宗奭曰世稱此為南薄荷…」 {ハッカ}
艸3+11=総画数14 U+8523 [ショウ、ソウ/]
◆「菰蔣コショウ」、マコモ(真菰)、イネ科マコモ属の草、実はワイルドライスwild rice、肥大化した茎元(株元)は真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ、いずれも食用とする他、葉は筵(むしろ)などに用いる、別名「茭白コウハク」 {マコモ}
◆奨(すす)める、励まして奮い立たせる、同「奨」
筆順
艸3+11=総画数14 U+8524 [ビツ、ミツ、ミチ/] 𦰷藌𦾖
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の茎の泥中にある白い部分「【爾雅注疏:釋草】荷芙渠(…)其莖茄其葉蕸其本蔤(《注》莖下白蒻在泥中者)其華菡萏(…)其實蓮(《注》蓮謂房也)其根藕其中的(…)的中薏」 {ハス}
艸3+11=総画数14 U+8525 [ソウ、ス/ねぎ] 葱𦯎䓗𢚱
◆ネギ(葱)、ヒガンバナ科ネギ属の野菜 {ネギ}
◆緑がかった青色
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+8526 [チョウ/つた]
◆ツタ(蔦)、ブドウ科ツタ属の蔓性の木本、また樹木などに絡からまりながら根を張る蔓性植物の総称、同「樢」 {ツタ}
筆順
艸3+11=総画数14 U+8527 [スイ、ズイ/]
◆ホウキギ(箒木)、ヒユ科バッシア属の草、「王蔧オウスイ」、同「地膚・地肤チフ」 {ホウキギ}
◆「蔧星・彗星スイセイ」、箒星(ほうきぼし)、古く中国では「妖星ヨウセイ」と呼ばれ不吉な星とされた、同「篲星」
艸3+11=総画数14 U+8528 [ケン/]
◆タンキリマメ(痰切豆)、マメ科タンキリマメ属の草、別名「藨藿ヒョウカク・鹿藿ロクカク」 {タンキリマメ}
艸3+11=総画数14 U+8529 [イン/]
◆カラスウリ(烏瓜)、同「菟瓜トカ」「王瓜オウカ」、ウリ科カラスウリ属の草 {カラスウリ}
艸3+11=総画数14 U+852A [セン/] 𧀵𦾶
◆草や穀物の穂が伸び揃っているさま
◆草木を刈る
艸3+11=総画数14 U+852B [エン/]
◆草花が萎(しお)れる、元気がないさま
◆食べ物が腐って臭いがする
艸3+11=総画数14 U+852D [イン、オン/かげ、かげ・る] 荫䕃𨼲𦹥𦺼
◆草木に覆われて日光が遮(さえぎ)られたところ、日陰、同「廕」
◆覆う、覆い守る、庇(かば)う
◆他に守られる、他の力を借りる、おかげ、~のおかげで~
◆「庇蔭ヒイン」◇日差しを遮(さえぎ)る◇庇護ヒゴする、庇い守る
筆順
艸3+11=総画数14 U+852E [カク、キャク/]
◆婦人が頭巾ズキン(頭を包む幅広で長めの布)で髪を包んだ後、それを留めるために髪に刺す飾りの付いた簪(かんざし)などの髪飾り、同「簂」
艸3+11=総画数14 U+852F [チン、ジン/]
◆「茵蔯蒿インチンコウ」「茵蔯・䓰薼インチン」、カワラヨモギ(河原蓬)、キク科ヨモギ属の草 {カワラヨモギ}
艸3+11=総画数14 U+8530 [コ、ゴ/]
◆「萑蔰」、眩いばかりに光り煌めくさま
艸3+11=総画数14 U+8531 [サツ/]
◆ゴシュユ(呉茱萸)、ミカン科サンショウ属の木、果実の表面には多くの疣(いぼ)状の突起が並ぶ、別名「茱萸シュユ」、同「榝」「【爾雅翼:卷十一:釋木三:榝】一名藙今之茱茰也其味苦辛置之食中能去臭」 {ゴシュユ}
◆「蔱蘠サッショウ」、チョウセンニレ(朝鮮楡、ニレ科ニレ属の木)の実、煎じて生薬とする、別名「蕪荑・莁荑ブイ」「【爾雅:釋草】莁荑蔱蘠」 {チョウセンニレ}
艸3+11=総画数14 U+8532 [コウ、ク/] 蔻𦸅䓻
◆「荳蔲・豆蔲ズク」、ニクズク(肉荳蔲・肉豆蔲、ニクズク科ニクズク属の木、その種子はナツメグnutmeg)・ビャクズク(白荳蔲・白豆蔲、ショウガ科ズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)・ショウズク(小荳蔲・小豆蔲、ショウガ科ショウズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)などの総称 {ニクズク}
艸3+11=総画数14 U+8533 [セン/] 𦵻𦹤
◆草が盛んに生(お)い茂るさま、同「蒨」「菚」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦵻蔳𦹤】三俗菚或作蒨正倉練反草盛亦草名」
◆草名、未詳
艸3+11=総画数14 U+8534 [バ、メ、マ/あさ] 麻𦱍𦲬
◆アサ(麻)、アサ科の草 {アサ}
◆「苧麻チョマ」「亜麻アマ」「大麻タイマ」など繊維を採(と)る植物の総称
◆「胡麻ゴマ」、ゴマ科の草、種を搾り油を採る {ゴマ}
◆痺(しび)れる、感覚が鈍くなる、或いはなくなる、「麻痺マヒ」
◆天子の綸旨リンジ、詔書ショウショ、唐代(618年~907年)に詔書・勅書に麻で漉(す)いた紙が用いられたことから「【康熙字典:亥集下:麻部:麻】…朝廷綸命曰麻《翰林志》唐中書用黃白二麻爲綸命其後翰林專掌白麻中書獨用黃麻…(「翰林カンリン」は「翰林院」「翰林学士院」の略、唐代に創設された役所で詔勅の起草を管掌した)
筆順
艸3+11=総画数14 U+8536 [サク、シャク/]
◆草の茎などを平行に並べて紐などで編んだ敷物、同「簀」
艸3+11=総画数14 U+8537 [ショウ、ゾウ、ソク、シキ/]
◆ヤナギタデ(柳蓼)、タデ科イヌタデ属の草、別名ミズタデ(水蓼) {ヤナギタデ}
◆「蔷薇・蘠靡・蘠蘼ショウビ」、バラ(薔薇)、バラ科の植物 {バラ}
艸3+11=総画数14 U+8538 [トウ/]
◆草木を切った後の地上に出ている部分と根、同「𣘛」「【汉字源流字典:十四画:蔸】[本义]方言、本义为某些植物的根和靠近根的茎[演変]…棵、丛:一~白菜…」
◆草木の株数を数える語
艸3+11=総画数14 U+8539 [レン/] 蘞蘝
◆「白蔹ビャクレン」、カガミグサ(鏡草)、ブドウ科ノブドウ属の蔓性の草、根は生薬、同「白薟」 {カガミグサ}
艸3+11=総画数14 U+853A [リン/い]
◆イ(藺)、イグサ科の草、別名「イグサ(藺草)」「トウシンソウ灯心草」 {イ}
◆「馬蔺バリン」、ネジアヤメ(捩菖蒲)、アヤメ科アヤメ属の草 {ネジアヤメ}
漢字林(非部首部別)
艸3+11=総画数14 U+853B [コウ、ク/] 𦸅蔲䓻
◆「荳蔻・豆蔻ズク」、ニクズク(肉荳蔲・肉豆蔲、ニクズク科ニクズク属の木、その種子はナツメグnutmeg)・ビャクズク(白荳蔲・白豆蔲、ショウガ科ズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)・ショウズク(小荳蔲・小豆蔲、ショウガ科ショウズク属の草、その種子はカルダモンcardamon)などの総称 {ニクズク}
艸3+11=総画数14 U+853C [アイ/] 藹譪
◆樹木が陽を遮(さえぎ)る程に生い茂っているさま
◆良い人材がたくさん揃っているさま
◆「蔼蔼アイアイ」◇草木が盛んに生い茂るさま◇多いさま、多く集まっているさま◇薄暗いさま◇和(なご)やかなさま
𡏳土部
𦝙肉部
𦶉艸3+11=総画数14 U+26D89 [シ/]
◆「𦽏𦶉・𦽏茈フシ」、イヌクログワイ(犬黒慈姑)、別名「シログワイ(白慈姑)」、カヤツリグサ科ハリイ属の草 {イヌクログワイ}
𦶏艸3+11=総画数14 U+26D8F [タイ/]
◆草(くさ)、或いは草名「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦶏】徒罪切草」「【廣韻:上聲:賄第十四:錞:𦶏】草名」
𦸀艸3+11=総画数14 U+26E00 [キ、ゴ/] 藄𦻆
◆「紫𦸀・紫萁シキ」、ゼンマイ(薇)、ゼンマイ科のシダ植物、別名「迷蕨メイケツ」 {ゼンマイ}
𦸂艸3+11=総画数14 U+26E02 [シン/]
◆ガマ(蒲、ガマ科の草)の柔らかい根茎「【說文解字:艸部:𦸂】蒲蒻之類也」
𦸃艸3+11=総画数14 U+26E03 [キン/]
◆ヨモギ(蓬・艾)、キク科ヨモギ属の草、同「菣」「蒿」 {ヨモギ}
𦸈艸3+11=総画数14 U+26E08 [カツ/]
◆「𦸈𧁾カツロウ」、ウリ科カラスウリ属の草の一種
𦸉艸3+11=総画数14 U+26E09 [カツ、ケチ/] 葜𦳴
◆「菝葜バツカツ」、サルトリイバラ(猿捕茨)、サルトリイバラ科の木また草 {サルトリイバラ}
𦸊艸3+11=総画数14 U+26E0A [セン/]
◆「萹𦸊ヘンセン」、草木が揺れ動くさま
𦸋艸3+11=総画数14 U+26E0B [カン/]
◆「𦸋菜カンサイ」、イヌガラシ(犬芥子)、アブラナ科イヌガラシ属の草 {イヌガラシ}
𦸌艸3+11=総画数14 U+26E0C [コン/]
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦸌】胡緄胡官二切爾雅曰莞夫蘺其上蒿」「【廣韻:上平聲:䰟第十三:䰟:𦸌】蒲也又胡官切」「【正字通:申集上:艸部:𦸌】俗莞字」
𦸍艸3+11=総画数14 U+26E0D [タツ、タチ/] 莌𦮀
◆「活𦸍カツダツ」、カミヤツデ(紙八手)、ウコギ科の木、別名「通脫木ツウダツボク」「蓪草・通草ツウソウ」 {カミヤツデ}
𦸎艸3+11=総画数14 U+26E0E [シ、ジ/] 𦱎
◆苗を植える、苗代で育った苗を植え替える、同「蒔」
𦸏艸3+11=総画数14 U+26E0F [スイ/]
◆草木の花(の付いた枝)が垂れ下がるさま
𦸐艸3+11=総画数14 U+26E10 [リク、ロク/] 𦽂
◆「蔏𦸐・商陸ショウリク」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蓫薚・蓫䓪チクトウ」「蔁柳ショウリュウ」「莧陸カンリク」「當陸トウリク」「馬尾バビ」 {ヤマゴボウ}
𦸑艸4+11=総画数15 U+26E11 [ベツ、メチ/さげす・む、ないがし・ろ] 蔑𫈼
◆目が充血したり腫(は)れたりして、よく見えない、殆(ほとん)ど見えない
◆殆ど見ない、しっかりと注目しない
◆目に入らない、軽んずる、無視する
◆見下す、軽く見る、軽視する
◆失う、無(な)くなる「【孟子注疏:卷二十四:板】民之方殿屎則莫我敢葵喪亂蔑資曾莫惠我師(《傳》殿屎呻吟也蔑無資財也)」
𦸔艸3+11=総画数14 U+26E14 [チョウ/] 𦶌
◆「𦸔葫チョウコ」、マコモ(真菰、イネ科マコモ属の草)の肥大化した茎元(株元)、真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ食用とする {マコモ}「【淮南鴻烈解:卷之二:原道訓下】雪霜{⿰氵㐮}灖浸潭苽蔣(…苽蔣實蓏者蔣實也其米曰𦸔胡…)」
𦸕艸3+11=総画数14 U+26E15 [トク、ドク、タイ、ダイ/] 毒𡹆𡴛𤯟𧉉𥲮
◆生命や健康に害を及ぼす、またそうしたもの
◆禍(わざわい)や苦しみを齎(もたら)す、またそうしたもの
◆酷(ひど)い
𦸚艸3+11=総画数14 U+26E1A [シュウ、ジュウ/]
◆「𦸚茵シュウイン」、水草名、未詳「【廣雅:卷十:釋草】水苜(目)𦸚(習)也」
𦸜艸3+11=総画数14 U+26E1C [シ、サイ/] 菑葘𦵰
◆荒れた土地を開墾する
◆新しく開墾して一年未満の(作物が育たない)田畑、同「䎩」、三年目(或いは二年目)の田畑は「畬」「【爾雅注疏:釋地】田一歲曰菑(…)二歲曰新田(…)三歲曰畬」
◆作物が枯れる、作物が育たない、同「䅔」
◆災(わざわ)い、同「災」
𦸝艸3+11=総画数14 U+26E1D [シツ、シチ/] 𧀬
◆「䒜𦸝ギュウシツ」、イノコヅチ(牛膝・猪子槌)、ヒユ科イノコヅチ属の草「【廣韻:入聲:質第五:悉:𧀬】牛𧀬又作𦸝本草作膝」 {イノコヅチ}
𦸞艸3+11=総画数14 U+26E1E [ビツ、ミツ、ミチ/] 蜜𧓫𧒧𧉴𧖅𠖪
◆ハチ(蜂)が花などから集めて巣に貯える粘性が高く甘い液体
◆(蜂蜜のように)甘くねっとりとしたもの
𦸟艸3+11=総画数14 U+26E1F [ソウ/ほうむ・る]
◆周りから見えないように覆(おお)い隠(かく)す
◆死者を他人の目に触れないように隠(かく)す、死者を土に埋める、同「𦽱」
注解:「葬」は「艸」「死」「艸」の合字で、「莚エン(むしろ)を敷いて死者を載せ、上から莚で覆い隠す」の意
𦸤艸3+11=総画数14 U+26E24 [サイ、ザイ/]
◆(小さいものが)数多く寄り集まるさま、小さいさま、「蕞爾サイジ」
𦸦艸3+11=総画数14 U+26E26 [ホツ、ボチ、ボツ/]
◆「𦸦臍ホツセイ・ボツセイ」、イヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の水草、別名「荸薺ホツシ・ボッシ」「𦽏茈フシ」 {イヌクログワイ}
◆草が鬱葱ウッソウと茂るさま、「蓊葧オウホツ・オウボツ」
𦸧艸3+11=総画数14 U+26E27 [キン、ゴン/] 堇菫蓳𡐳𦻍𦸨𨤬𡏳𡎸𦹆𦻋䒺
◆スミレ(菫)、スミレ科の草 {スミレ}
◆粘土ネンド(ねばつち)、粘土を塗る、粘土を塗って隙間を塞ぐ、同「墐」
◆ほんの少し、同「僅」
◆トリカブト(鳥兜)、同「烏頭ウズ」、キンポウゲ科トリカブト属の草、強い毒性がある {トリカブト}
◆「𦸧菜キンサイ」「𦸧𦸧菜キンキンサイ」、ツボスミレ(坪菫・菫菜)、スミレ科スミレ属の草 {ツボスミレ}
◆「紫𦸧シキン」、キケマン(黄華鬘)、ケシ科キケマン属の一種 {キケマン}
𦸨艸3+11=総画数14 U+26E28 [キン、ゴン/] 堇菫蓳𡐳𦻍𨤬𡏳𡎸𦹆𦸧𦻋䒺
◆スミレ(菫)、スミレ科の草 {スミレ}
◆粘土ネンド(ねばつち)、粘土を塗る、粘土を塗って隙間を塞ぐ、同「墐」
◆ほんの少し、同「僅」
◆トリカブト(鳥兜)、同「烏頭ウズ」、キンポウゲ科トリカブト属の草、強い毒性がある {トリカブト}
◆「𦸨菜キンサイ」「𦸨𦸨菜キンキンサイ」、ツボスミレ(坪菫・菫菜)、スミレ科スミレ属の草 {ツボスミレ}
◆「紫𦸨シキン」、キケマン(黄華鬘)、ケシ科キケマン属の一種 {キケマン}
𦸩艸3+11=総画数14 U+26E29 [ヒツ、ヒチ/] 蓽荜
◆「𦸩茇・𦸩拔ヒハツ」、インドナガコショウ(印度長胡椒)、コショウ科の蔓性植物、香辛料として利用される {インドナガコショウ}
◆竹や柴を編んで作った垣根、同「篳」
𦸫艸3+11=総画数14 U+26E2B [コン/] 菎𧃣
◆香草名、未詳
◆[日]「菎蒻・蒟蒻コンニャク」、サトイモ科コンニャク属の草 {コンニャク}
𦸬艸3+11=総画数14 U+26E2C [シュン/]
◆春、地中の草木の芽が地上に現(あらわ)れ出る季節、同「萅(春)」「【集韻:卷二:平聲:諄第十八:萅𦸬旾𣈤春】樞倫切說文推也从艸从日艸春時生也一曰蠢也古作𦸬旾𣈤隷作春亦姓」
𦸭艸3+11=総画数14 U+26E2D [ゴ、グ/] 䓊𦹊
◆草名、未詳、ヨモギ(蓬)に似るという、同「茣」
◆「𦸭蕭ゴショウ」、草名、未詳
𦸮艸3+11=総画数14 U+26E2E [シン/] 葴𦺘𣿎
◆リュウキュウアイ(琉球藍)、キツネノマゴ科イセハナビ属の草、別名「馬藍バラン」「【爾雅注疏:卷八:釋草】葴馬藍(《疏》葴一名馬藍郭曰今大葉冬藍也今爲澱者是也)」 {リュウキュウアイ}
◆ホオズキ(酸漿)、ナス科ホオズキ属の草、別名「寒漿カンショウ」「【爾雅注疏:卷八:釋草】葴寒漿(《疏》葴一名寒漿郭曰今酸漿草江東呼曰苦葴…葉亦可食子作房房中有子如梅李大皆黃赤也)」 {ホオズキ}
𦸯艸3+11=総画数14 U+26E2F [シン/]
◆長いさま「【毛詩注疏:卷二十二:小雅:魚藻】…魚在在藻有莘其尾(《傳》莘長貌)」
◆人や物が多いさま、「莘莘シンシン」
◆古国名、夏カ代(前21世紀~前17世紀)に現山東省菏澤市南一帯を本拠とした「有莘・有㜪・有姺・有侁・有𨐍ユウシン(氏族名)」の国、後に分散して各地に本拠を構えたという 「【路史:卷二十七:夏后氏後:莘】姒姓(…)文王妃母家今同之夏陽漢郃陽…(…*1郃陽南二十有城古莘國)昔散宜生求有莘氏…陜石鎮西十五莘原也(在陜州*2陜縣)然大名之莘縣有莘亭(…)亦國也隨為*3莘州而齊(…*4愽州武壯西北有故莘城)…濟隂(元和志古莘仲國*5濟隂縣東南三十古莘國…)…*6陳留俱用莘字作兟甡㜪𨐍同(集辟)(「*1郃陽コウヨウ(現陝西省渭南市合陽県 {陝西省})」「*2陝セン縣(現河南省三門峡市陜州区 {河南省})」「*3莘シン州(現山東省菏澤市曹県付近 {山東省})」「*4愽ハク州(現山東省聊城市莘県)」「*5濟隂サイイン(現山東省菏澤市曹県付近)」「*6陳留チンリュウ(現山東省開封市付近)」)
◆「細𦸯・細辛サイシン」、ウスバサイシン(薄葉細辛、ウマノスズクサ科カンアオイ属)などの根茎を乾燥した生薬の名 {ウスバサイシン}
𦸰艸3+11=総画数14 U+26E30 [サン、セン/]
◆音孔が三つの籥ヤク(竹製の笛)、籥よりも太く短いという、中形のものを「筗チュウ」、小形のものを「箹ヤク」、同「産」「【爾雅注疏:釋樂】大籥謂之產(《注》籥如笛三孔而短小廣雅云七孔)其中謂之仲小者謂之箹(《音義》籥羊灼反管三孔也本或作龠簅音産字又作産笛徒歴反字或作篴仲或作筗同箹烏角反又音約)」
𦸲艸3+11=総画数14 U+26E32 [ゴウ、グ、グウ/はす] 藕蕅
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の根茎、蓮根レンコン(はすね)、ハス全体を「荷」、花托カタク(実と実を包む部分)を「蓮」 {ハス}
𦸳艸3+11=総画数14 U+26E33 [ジョク、ニク/]
◆びっしりと生えている草を刈(か)り取った後に、再び柔らかい芽が出て(柔らかい布団のように)きれいに生え揃う
◆褥(しとね)、寝たり座ったりする時に下に敷く柔らかい敷物、同「縟」「褥」
𦸴艸3+11=総画数14 U+26E34 [テツ、デチ、チ、ジ/] 苵𦼺
◆ヒエ(稗、イネ科の草)に似た雑草の名、一面に生え群がり、実はヒエよりも小さいという、同「蕛」「【爾雅注疏:卷八:釋草】蕛苵(《疏》蕛一名苵似稗之穢草也布生於地莊子曰道在蕛稗…)」
𦸵艸3+11=総画数14 U+26E35 [キョ、ゴ/] 𦼫
◆「苦𦸵・苦苣クキョ」、ニガナ(苦菜)、キク科ニガナ属の草、別名「苦蕒菜クバイサイ」「【嘉泰會稽志:會稽志卷第十七:草部】苦蕒即苦𦼫字書云苦𦼫江東人呼為苦蕒…」「【菽園雜記:第五卷】病痔者用苦𦼫菜…𦼫一作苣」 {ニガナ}
𦸸艸3+11=総画数14 U+26E38 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦸸】世注切音恕《玉篇》草名○似與䅷字不同」「【漢語大字典:艸部:𦸸】【中華字海:艹部:𦸸】"䅷"的讹字。」
𦸹艸3+11=総画数14 U+26E39 [コウ、キョウ、キュウ、グ/]
◆辺境の荒れ地、遥か遠くの荒野
◆獣の塒(ねぐら)
◆「秦𦸹シンキュウ」、同「秦𦫶」、オオバリンドウ(大葉竜胆)、リンドウ科リンドウ属の草 {オオバリンドウ}
𦸺艸3+11=総画数14 U+26E3A [サイ/]
◆地面に生えるキノコ(茸)の類
𦸼艸3+11=総画数14 U+26E3C [ソウ/も] 藻薻𧃡𧀉
◆水中に生息する植物などの総称、また「藻類ソウルイ」「海草カイソウ」「水草(みずくさ)」などの水中に生える草の総称
◆色鮮やかな模様、同「繅」
◆表現が巧(たく)みで美しいさま
◆十二章紋の一つ、水草を象(かたど)ったもの {服飾(十二章紋)}
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「繅」 {服飾(冕冠)}
𦹀艸3+11=総画数14 U+26E40 [/くご]
◆[日]「𦹀谷地(くごやち)」、地名、青森県八戸市、確認できず
𦹁艸3+11=総画数14 U+26E41 [ヨウ/は] 葉𦶫𦯧𦰧
◆植物の茎や枝から伸び出る薄く平らなもの、主に光を受け成長に必要な養分を合成(光合成コウゴウセイ)する役割を担う
◆(葉のように)薄いもの
◆紙などのような薄いものを数える語、「一葉イチヨウ(一枚、頁数では表裏で二頁分に当たる、小舟一艘)」、同「叶」
◆時代、頃、「20世紀中葉(20世紀の中頃)」
𦹈艸3+11=総画数14 U+26E48 [サ、シャ/] 莎䔋
◆「𦹈草サソウ」◇カヤツリグサ(蚊帳吊草・蚊屋吊草・莎草)、カヤツリグサ科の草 {カヤツリグサ}◇ハマスゲ(浜菅)、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草、別名「薃葔コウコウ・香附コウフ」 {ハマスゲ}
◆「𦹈雞シャケイ」、クツワムシ(轡虫、キリギリス科に属する昆虫)の類、別名「蟈蟈カクカク」「絡緯ラクイ」、俗称「紡織娘ボウショクジョウ・ファンシィニィャン」
𦹉艸3+11=総画数14 U+26E49 [ボウ、ミョウ/] 茆𦮦𦯄𦯆𦮉
◆ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草、同「𦭘」「𦽏葵フキ」 {ジュンサイ}
◆チガヤ(茅)・アシ(葦)・ススキ(芒)などの葉の細長いイネ科の草の総称、同「茅」
𦹋艸4+11=総画数15 U+26E4B [未詳/]
◆未詳
𦹌艹部
𦹕艸3+11=総画数14 U+26E55 [未詳/]
◆未詳
𦹙艸3+11=総画数14 U+26E59 [ソウ/]
◆「王𦹙」、ホウキギ(箒木)、アカザ科の草
𦹝艸3+11=総画数14 U+26E5D [未詳/]
◆未詳
𦹠艸3+11=総画数14 U+26E60 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦹠】舊藏作■在廣{⿰弓口}明集第二十七卷」「【字彙補:申集:艸部:𦹠】則浪切音葬見廣弘明集」
𦹡艸3+11=総画数14 U+26E61 [ヒョウ、ビョウ/]
◆草木が枯れる、枯れ落ちる、同「𦭼」「莩」
𦹣艸3+11=総画数14 U+26E63 [未詳/]
◆未詳「【中文大辞典:艸部:𦹣】《萬姓統譜》音快姓也」
𦹤艸3+11=総画数14 U+26E64 [セン/] 𦵻蔳
◆草が盛んに生(お)い茂るさま、同「蒨」「菚」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦵻蔳𦹤】三俗菚或作蒨正倉練反草盛亦草名」
◆草名、未詳
𦹥艸3+11=総画数14 U+26E65 [イン、オン/かげ、かげ・る] 蔭荫䕃𨼲𦺼
◆草木に覆われて日光が遮(さえぎ)られたところ、日陰、同「廕」
◆覆う、覆い守る、庇(かば)う
◆他に守られる、他の力を借りる、おかげ、~のおかげで~
◆「庇𦹥ヒイン」◇日差しを遮(さえぎ)る◇庇護ヒゴする、庇い守る
𦹧艸3+11=総画数14 U+26E67 [キ/] 簋𥁬𣌽㔲㔳𠥗𣪘𣪕
◆穀物などを盛る耳(取っ手)付きの円形の祭器 {食器(簋)}
𦹨艸3+11=総画数14 U+26E68 [ショウ/] 證证䥌𨭧𨨾𦷘𧁅𧁆
◆正当であること(事実であること)を根拠を示して明らかにする、また上申する、同「証」
◆正当であること(事実であること)を示すための根拠となるもの、証(あかし)、証拠、同「証」
◆[仏]悟(さと)る、はっきりと理解する、同「証」
注解:「證」と「証」は本来別字だが、現在は「證」の意で「証」が使われる、そのため「證」の簡体字は「证」となる
𦹩艸3+11=総画数14 U+26E69 [モウ、ミョウ、ホウ、ボウ/も・える、も・ゆ、きざ・し、きざ・す]
◆植物の芽(め)
◆植物の芽が出る、芽生(めば)える、それまで何もなかったところが膨らみ、やがて枝や葉などになるものが生れ出る
◆きざ・し、兆(きざ)し、物事が起こる兆し
◆民(たみ)、庶民、平民、同「氓」
𦹼艸6+11=総画数17 U+26E7C [未詳/]
◆未詳
𦹾艸3+11=総画数14 U+26E7E [ボウ、モウ/] 耄𦒷𣭢𠅸𧂕𦽡𦿗𣮳𦓄𩲘
◆老齢(九十歳、或いは八十歳・七十歳)であるさま、年老いた人、同「旄」
◆年老いて動作や判断が鈍(にぶ)いさま、同「旄」
𦹿艸3+11=総画数14 U+26E7F [サ/]
◆「𦹿人サジン」、秦代に鴈門郡(現山西省朔州市右玉県付近)に置かれた県名、同「葰人」 {山西省}
𦺀艸3+11=総画数14 U+26E80 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦺀】倉奏切音湊鳥巢也」
𦺁艸3+11=総画数14 U+26E81 [エイ/]
◆未詳「【廣韻:去聲:祭第十三:曵:㵩】蒸也又葱㵩也」「【字彙:巳集:水部:㵩】以制切音{⿱木冏}蒸蔥」
𦺂艸3+11=総画数14 U+26E82 [ハ、ヘ/]
◆花、華(はな)、白い花、同「皅」「苩」
◆美しく華やかなさま
𦺮艸3+11=総画数14 U+26EAE [ユ/] 𦳅
◆草名、未詳「【集韻:卷五:上聲上:噳第九:𦺮茰】薛茰艸名或从臾通作庾」
𦻠艸3+11=総画数14 U+26EE0 [未詳/]
◆未詳
𦻡艸3+11=総画数14 U+26EE1 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦻡】同"菆"」
𦻢艸3+11=総画数14 U+26EE2 [トウ/]
◆草や作物が大きく育つさま
◆草木が(高く伸びて)傾く、倒れる
𦻣艸3+11=総画数14 U+26EE3 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦻣】同"萊"」
𦻧艸3+11=総画数14 U+26EE7 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𧂴】同"萑"」
𦼉艸3+11=総画数14 U+26F09 [スイ、カン、ガン/] 萑𦻃
◆草が生い茂るさま
◆メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、同「蓷」、同「茺蔚ジュウイ」「ヤクモソウ(益母草)」 {メハジキ}
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草、秋になって茎が堅くなったオギ、「菼」「蒹」「薍」参照 {オギ}
◆アサ(麻、アサ科アサ属の草)の茎、まだ水に漬けていないもの、茎を水に浸け柔らかくしてから表皮を取り繊維にする {アサ}
艸3+12=総画数15 U+451D [サイ/]
◆地面に生えるキノコ(茸)の類
艸3+12=総画数15 U+452D [ネイ、ニョウ/]
◆シソ(紫蘇)或いはエゴマ(荏胡麻)などのシソ科シソ属の草「【康熙字典:申集上:艸部:十:䔭】《博雅》䔭𦵯荏蘇也」 {シソ} {エゴマ}
◆「葶䔭テイネイ」、草名、未詳、シソ(紫蘇、シソ科シソ属の草)などに似るが花は赤いという「【山海經:中山經】有草焉其狀如蘇而赤華名曰葶䔭(𠅘寧耵嚀二音)可以毒魚」
艸3+12=総画数15 U+452F [コ/] 𧃗
◆塩また酢の漬物
艸3+12=総画数15 U+4530 [フク/]
◆ヒルガオ科ヒルガオ属の蔓性の草、一説に「コヒルガオ(小昼顔)」とする {ヒルガオ} {コヒルガオ}
艸3+12=総画数15 U+4532 [トウ、ジョウ/]
◆「菳䔲キントウ」、草名、未詳
◆「苦䔲コトウ」、草名、未詳、ダイダイ(橙)の漢名が「苦橙」であることからダイダイのことか?
艸3+12=総画数15 U+4533 [ゼン、ネン、ダン、ナン/]
◆未詳「【集韻:卷三:平聲:㒨第二:䔳】野豆」
艸3+12=総画数15 U+4535 [カン、ケン/]
◆草名、カヤ(萱)の類、同「葌」「【廣韻:上平聲:刪第二十七:姦:䔵】上同(同葌)」
艸3+12=総画数15 U+4536 [テイ、ダイ/] 𦻀𧀖
◆ヒエ(稗、イネ科ヒエ属の草)に似た雑草の名、一面に生え群がり、実はヒエよりも小さいという、同「蕛」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦻀】俗𧀖䔶蕛荑四玉篇皆音提草名也下又音夷莁荑香草也」
◆除草する
艸3+12=総画数15 U+4537 [キン、ギン/] 𧂖
◆草名、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䔷】竒金切草生水中根可以縁器」「【蜀中廣記:卷六十四:方物記第六藥石】本草石香葇生蜀郡陵榮資簡岩石縫中二八月采苗莖花實俱可用又云三棱狀如烏梅而稍大體輕有鬚相連蔓延作漆色蜀人織以為器一名䔷」
艸3+12=総画数15 U+4538 [ヒョウ/]
◆草名、香草名
艸3+12=総画数15 U+4539 [スイ、ズイ/] 𧁂
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)などの草を編んで作った蓆(むしろ)、別名「蘧蒢キョジョ」、竹製は「䉌」「籧篨」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䔹】徐季切蘧蒢也亦作*𧁂(《欽定四庫全書》本では「*䔹」)
◆草名、未詳「【集韻:卷七:去聲上:至第六:䔹】艸名似菌」
艸3+12=総画数15 U+453A [イ/] 𦳉𧄙
◆未詳「【說文解字注:艸部:䔺】藍蓼秀从艸隋聲(…按䔺與芛字…)」「【集韻:卷五:上聲上:紙第四:䔺𧄙】艸名說文藍蓼莠一曰蔕也」
◆「莎䔺サイ」、ハマスゲ(浜菅)、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草、別名「莎草サソウ」「薃葔コウコウ」「香附コウフ」「【爾雅注疏:釋草】薃侯莎其實媞(《註》夏小正曰薃也者莎䔺媞者其實…《疏》薃卽莎別名侯維也…其實別名媞…案廣雅云地毛莎䔺也是䔺即莎也故云莎䔺)」 {ハマスゲ}
艸3+12=総画数15 U+453E [ケツ、ケチ、ケイ、ケ/]
◆「䔾車・藒車・𦼰車ケッシャ」、香草名、古く脱臭や防虫に用いたとされ、一説に葉は黄色で白い花が咲くという、別名「芞藇キヨ」「【太平御覽:卷第九百八十三:香部三:䔾(去謁切)】尔雅曰䔾車䒗(音乞)輿也(郭璞曰䔾車香草也見離騷){⿰言兊}文曰䔾車䒗輿也(䒗音乞)廣志曰䔾車黃葉白華出徐州」
◆草名、未詳、ワラビ(蕨、コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ植物)に似た水生植物、同「䕣」「𦼵」「【齊民要術:卷第十:䔾菜】似蕨生水中(「䕣」か?)
艸3+12=総画数15 U+453F [ソン/]
◆草木が盛んに生え伸び育つさま、「苯䔿ホンソン」
艸3+12=総画数15 U+4541 [ヒ/]
◆草
◆不意に
艸3+12=総画数15 U+4543 [イン、オン/かげ、かげ・る] 蔭荫𨼲𦹥𦺼
◆草木に覆われて日光が遮(さえぎ)られたところ、日陰、同「廕」
◆覆う、覆い守る、庇(かば)う
◆他に守られる、他の力を借りる、おかげ、~のおかげで~
◆「庇䕃ヒイン」◇日差しを遮(さえぎ)る◇庇護ヒゴする、庇い守る
瓦部
目部
艸3+12=総画数15 U+84F9 [ギョ、ゴ/]
◆同「篽」
艸3+12=総画数15 U+852C [ソ、ショ/]
◆葉や茎などを食用とする草、野菜
◆粗い、粗末な、同「疏」
筆順
艸3+12=総画数15 U+8535 [ソウ、ゾウ/くら]
◆しまう、周りが囲まれていて外からは見えないところ(箱や蔵など)に入れる、また中に入れて隠す、またそのようなところに入っているもの、またそのための建物
◆内臓、同「臓」
◆チベットTibet、中国南部の高原地帯「西藏セイゾウ(チベット)」の略称
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+12=総画数15 U+853D [ヘイ、ヘ/おお・う] 𦽗𦿔𦿝𢅷𦷥
◆上から被(かぶ)せて全体を覆(おお)う、周りから見えないように覆(おお)って隠す
◆遮(さえぎ)る、阻(はば)む
◆全体を一つにまとめる
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+12=総画数15 U+853E [リ、レイ、ライ/]
◆「蒺蔾シツリ」、同「蒺藜シツレイ」◇ハマビシ(浜菱)、ハマビシ科ハマビシ属の草 {ハマビシ}◇鉄菱(てつびし)、鋭い刺(とげ)があるハマビシの果実の形に似せた武器、通り道に撒(ま)いて敵の進行を妨害する
艸3+12=総画数15 U+853F [イ/]
◆オニバス(鬼蓮)、スイレン科オニバス属の水生植物、同「芡」「䓈」 {オニバス}
◆姓、楚代の人
艸3+12=総画数15 U+8540 [キョク、コク/]
◆「蕀蒬キョクエン」、イトヒメハギ(糸姫萩)、ヒメハギ科ヒメハギ属の草、別名「葽繞ヨウジョウ」「遠志オンジ」 {イトヒメハギ}
◆「顚蕀(テンキョク)」、クサスギカズラ(草杉蔓)、キジカクシ科クサスギカズラ属の草、またその根から作られる生薬の名、別名「天門冬テンモンドウ」 {クサスギカズラ}
筆順
艸3+12=総画数15 U+8541 [ジン、タン、ドン/]
◆フノリ(布海苔)、フノリ科の紅藻類、同「海蘿カイラ」「【爾雅注疏:釋草】蕁海藻藥草也一名海羅如亂髮生海中」
◆「蕁麻ジンマ」、イラクサ(刺草・蕁麻)、イラクサ科の草 {イラクサ}
◆「蕁麻疹ジンマシン」、痒(かゆ)みや腫れを伴う皮膚病
◆ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥したものは生薬として利用される、別名「莐藩・䒞藩チンハン」「知母チモ」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+12=総画数15 U+8542 [ショウ/]
◆「茞蕂シンショウ」、ゴマ(胡麻)、ゴマ科の草「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:茞】勤侶切茞蕂胡麻也」 {ゴマ}
艸3+12=総画数15 U+8543 [ハン、ボン、バン/]
◆草が生い茂る
◆柴や木を組んだ垣根(かきね)や柵(さく)、外から覗かれたり侵入されたりすることを拒(こば)むために設ける境界を示す構築物、同「藩」
◆四周の異民族を指す語、「外国の」「外来の」の意で(蔑称として)用いる
◆「蕃薯バンショ」、別名「甘藷カンショ」、サツマイモ(薩摩芋)、ヒルガオ科サツマイモ属の植物、またその根茎 {サツマイモ}
筆順
艸3+12=総画数15 U+8544 [モウ、ミョウ/]
◆未詳「【爾雅注疏:釋訓】存存萌萌在也(…《音義》萌郭武耕反施云朋反字或作蕄《疏》謂存在也易繫辭云成性存存萌萌字書作𢡗說文云作蕄郭云未見所出」
艸3+12=総画数15 U+8545 [ゴウ、グ、グウ/はす] 藕𦸲
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の根茎、蓮根レンコン(はすね)、ハス全体を「荷」、花托カタク(実と実を包む部分)を「蓮」 {ハス}
艸3+12=総画数15 U+8546 [テン/]
◆成し終える
艸3+12=総画数15 U+8547 [テン/]
◆イヌナズナ(犬薺)、同「葶藶テイレキ」、アブラナ科イヌナズナ属の草、種は生薬として用いる {イヌナズナ}
漢字林(非部首部別)
艸3+12=総画数15 U+8548 [シン、ジン/きのこ、たけ]
◆キノコ(茸、一般に菌類のうち大形のものの俗称)、「菌蕈キンシン」
◆「蕈川水シンセンスイ」、川名、洮水トウスイ(現甘粛省定西市臨洮県を源とする川)の支流、洮水との合流点の地名が「蕈川シンセン」
◆「蕈塏川水シンカイセンスイ」、川名、「蕈川」の西を北流する川で洮水に注ぐ「【水經注:卷二:河水】…蕈川水注之水出桑嵐西溪東流歴桑嵐川又東逕蕈川北東入洮水…」
筆順
艸3+12=総画数15 U+8549 [ショウ/]
◆「芭蕉バショウ」、バショウ科の草 {バショウ}
◆「香蕉コウショウ」、バナナbanana、バショウ科バショウ属の植物のうち果実を食用とする植物、またその果実、別名「甘蕉カンショウ」「芎蕉キュウショウ」 {バナナ}
◆「蕉布ショウフ」、バショウ(芭蕉)などの繊維で作った布
◆バショウ(芭蕉)の茎のような草木が枯れたような色、茶色いさま、黒いさま
◆「蕉萃ショウスイ」、苦労や心痛などで痩(や)せ細る、同「憔悴」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+12=総画数15 U+854A [ズイ、ヌイ/しべ]
◆植物の生殖器官、雄蕊ユウズイ(おしべ)と雌蕊シズイ(めしべ)の総称、同「蘂」「𧄜」「橤」「惢」 {蕊}
◆草木が叢(むら)がり生えるさま
筆順
艸3+12=総画数15 U+854B [ズイ、ヌイ/しべ]
◆植物の生殖器官、雄蕊ユウズイ(おしべ)と雌蕊シズイ(めしべ)の総称、同「蘂」「𧄜」「橤」「惢」 {蕊}
◆草木が叢(むら)がり生えるさま
筆順
艸3+12=総画数15 U+854C [ルイ/]
◆蔓(つる)性の植物、同「藟」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:蕌】古藟今力水反葛藟菜似艾也」
◆「蕌頭ルイトウ」、ラッキョウ(薤)、ヒガンバナ科ネギ属の草 {ラッキョウ}
艸3+12=総画数15 U+854D [ユ/]
◆サジオモダカ(匙面高・匙沢瀉)、オモダカ科サジオモダカ属の水草、別名「䕪藛・澤藛・澤瀉タクシャ」「水藛スイシャ」「牛脣ギュウシン」 {サジオモダカ}
◆花が咲き広がるさま「【爾雅注疏:釋草】蕍芛葟華榮(…《疏》此別草木榮華之異名也蕍言華之敷貌芛華初生之名也葟華單也…)」
艸3+12=総画数15 U+854E [キョウ、ギョウ/]
◆「蕎麥キョウバク」、ソバ(蕎麦)、タデ科ソバ属の草、またその種を挽(ひ)いて作った食べ物 {ソバ}
◆タカトウダイ(高灯台)、トウダイグサ科トウダイグサ属の草、漢名「大戟ダイゲキ・邛鉅キョウキョ」 {タカトウダイ}
筆順
艸3+12=総画数15 U+854F [チョ/]
◆「荎蕏チチョ」、チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)、マツブサ科マツブサ属の木、同「五味子ゴミシ・ゴミン」「五味ゴミ」 {チョウセンゴミシ}
艸3+12=総画数15 U+8550 [カ、ゲ、ケ/はな、はな・やか、はな・やぐ] 華𦰗𦾓𦻏䔢𠌶𣓚华
◆花(はな)、同「花」
◆花が咲き開くさま
◆花のように美しいさま、美しい光を放つさま、同「花」
◆栄えるさま、「栄華エイガ」
◆漢民族の国、中国、「華夏カカ」「中華チュウカ」
漢字林(非部首部別)
艸3+12=総画数15 U+8551 [カン、ケン/]
◆ヒヨドリバナ(鵯花)やフジバカマ(藤袴)などのキク科ヒヨドリバナ属の草、「蕑草カンソウ」「蘭草ランソウ」 {ヒヨドリバナ} {フジバカマ}
◆ハス(蓮)の実 {ハス}
艸3+12=総画数15 U+8552 [バイ、メ/]
◆「苣蕒菜キョバイサイ」、タイワンハチジョウナ(台湾八丈菜)、キク科ノゲシ属の草 {タイワンハチジョウナ}
◆「水苦蕒スイクバイ」、カワヂシャ(川萵苣)、オオバコ科クワガタソウ属の草 {カワヂシャ}
◆「苦蕒菜クバイサイ」、ニガナ(苦菜)、キク科ニガナ属の草‡ {ニガナ}
艸3+12=総画数15 U+8553 [ウン/]
◆「蕓薹ウンタイ」、ブラッシカ・ラパBrassica rapa、アブラナ科アブラナ属の草、変種にアブラナ(油菜)・カブ(蕪・蕪菁)・ハクサイ(白菜)などがある、同「蒷薹」「芸薹」
◆簡「芸」
艸3+12=総画数15 U+8554 [ホウ/]
◆山菜名
艸3+12=総画数15 U+8555 [ユウ、ユ/] 莸𦽈
◆カリガネソウ(雁金草)、シソ科カリガネソウ属の草、やや異臭がする、同「莤」「【字彙:申集:艸部:蕕】于求切音尤水邉蕕草一曰臭草一曰蔓于一名軒于〇爾雅作莤」 {カリガネソウ}
◆(良し悪しの)悪、悪い「【冬心先生集:寄丁敬】…取友別蕕薰…」
筆順
艸3+12=総画数15 U+8556 [キョ、ゴ/]
◆「芙蕖フキョ」、ハス(蓮)、ハス科ハス属の水草、同「荷」 {ハス}
◆「蒗蕖ロウキョ」、古県名、現雲南省麗江市永北県(現永勝県)東北 {雲南省}
漢字林(非部首部別)
艸3+12=総画数15 U+8558 [ジョウ、ニョウ/]
◆燃料にする細い枝や草、柴(しば)、薪(たきぎ)
◆「芻蕘スウジョウ」◇草刈りや柴刈りをする人◇身分の賤(いや)しい人、一般の人◇自分、「拙」「愚」などと同じように相手に対して謙遜・卑下して言う際に用いる、「本来ならあなたに話したり意見を述べたりできるような者ではない私、私のような浅学・卑賎の者」の意
◆カブ(蕪・蕪菁)、アブラナ科アブラナ属の草、同「蕪菁ブセイ」「蔓菁マンセイ」 {カブ}
筆順
艸3+12=総画数15 U+8559 [ケイ、エ/]
◆「蕙蘭ケイラン」◇シュンラン(春蘭)、シンビジウムCymbidium、ラン科シュンラン属の草 {シンビジウム}◇イッケイキュウカ(一茎九花)、ラン科シュンラン属の草 {イッケイキュウカ}
艸3+12=総画数15 U+855A [ガク/うてな]
◆花びらの外側にある通常小さな葉の形をしているもので、蕾の時には開く前の花びらを保護し、開いてからは花弁を支える役目をする {萼}
筆順
艸3+12=総画数15 U+855B [テイ、ダイ/] 𧀾
◆ヒエ(稗、イネ科の草)に似た雑草の名、一面に生え群がり、実はヒエよりも小さいという、同「稊」「䄺」「穉」「𦻀」「苵」「【爾雅注疏:卷八:釋草】蕛苵(《疏》蕛一名苵似稗之穢草也布生於地莊子曰道在蕛稗…)」「【集韻:卷二:平聲:齊第十二:蕛稊䅠𧀾穉䄺】艸名說文蕛苵也郭璞曰蕛似稗布地生」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦻀】俗𧀖䔶蕛荑四玉篇皆音提草名也下又音夷莁荑香草也」
艸3+12=総画数15 U+855C [ヒ/]
◆意に叶(かな)わずがっかりする、失望する、落胆する
艸3+12=総画数15 U+855D [セツ、セチ/]
◆カヤ(茅)の束(たば)、天子に拝謁ハイエツする際にその席位を示すために置くという、「茅蕝ボウセツ」
艸3+12=総画数15 U+855E [サイ、ザイ/] 𦸤
◆(小さいものが)数多く寄り集まるさま、小さいさま、「蕞爾サイジ」
筆順
艸3+12=総画数15 U+855F [ハイ、ホ/]
◆莚(むしろ)、「籧篨キョジョ」、同「䉬」
艸3+12=総画数15 U+8560 [ジョ、ニョ/]
◆粘り付く
艸3+12=総画数15 U+8561 [フン、ブン/]
◆草木の実がたわわに(或いはたくさん)成るさま、同「𦶁」
◆アサ(麻、アサ科の草)の実、同「黂」「芓」
筆順
艸3+12=総画数15 U+8562 [キ、ギ、カイ、ケ/] 蒉䕚𧷩𤆂
◆草を編んで作った土を運ぶための籠
◆ヒユ(莧、ヒユ科ヒユ属の草)の一種で茎が赤いもの「【爾雅注疏:釋草】蕢赤莧注赤莧一名蕢今莧菜之赤莖者也」 {ヒユ}
筆順
艸3+12=総画数15 U+8563 [シュン/] 𧂌橓
◆ムクゲ(木槿)、アオイ科フヨウ属の木、同「舜」 {ムクゲ}
◆[日]アサガオ(朝顔)、ヒルガオ科サツマイモ属の蔓性一年草 {アサガオ}
筆順
艸3+12=総画数15 U+8564 [ズイ、ヌイ、スイ/] 㽔甤𦼆
◆草木の花が垂(た)れるさま(或いは多くの花が付きその重みで枝が垂れるさま)、ものが垂れるさま
◆「葳蕤イズイ」、草木が盛んに生い茂るさま
◆「冠蕤カンズイ」、冠(かんむり)から飾りが垂れるさま、またその飾り
◆「萎蕤イズイ」、アマドコロ(甘野老)、キジカクシ科アマドコロ属の草、別名「玉竹ギョクチク」 {アマドコロ}
◆「蕤賓ズイヒン・スイヒン」、1オクターブoctaveを12音階に分けた十二律ジュウニリツの一つ、「黃鐘コウショウ」よりも6律(6音)高い音階 {音楽(十二律1)}
筆順
艸3+12=総画数15 U+8566 [シュ、ス/]
◆スイバ(酸葉)、タデ科ギシギシ属の草、別名「酸模サンボ」「薞蕪ソンブ」「【爾雅注疏:釋草】須(蕦)薞蕪(注薞蕪似羊蹄葉細味酢可食)」 {スイバ}
艸3+12=総画数15 U+8567 [フク、ブク/]
◆「蔙蕧花・旋覆花センプクカ」、オグルマ(小車)、キク科オグルマ属の草、生薬として利用されるという、別名「盜庚トウコウ」 {オグルマ}
艸3+12=総画数15 U+8568 [ケツ、コチ/わらび]
◆ワラビ(蕨)、コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ植物 {ワラビ}
筆順
艸3+12=総画数15 U+8569 [トウ、ドウ/とろ・ける、とろ・かす]
◆揺(ゆ)れ動く、揺り動かす、同「盪」
◆(揺すって)器の汚れを洗い流す、きれいに取り除く、一掃する、同「盪」
◆当てもなくふらふらとするさま、勝手気ままなさま、酒色や道楽に溺れるさま
◆「蕩蕩トウトウ」、ゆらゆらと揺れながら大きく広がっているさま
◆簡「荡」
◆[日]とろ・ける、とろ・かす、固体のもの(固いもの)が柔らかくなる
筆順
艸3+12=総画数15 U+856A [ブ、ム/かぶ、かぶら]
◆荒れる、ものを覆うほどに雑草が伸び放題になる、同「廡」
◆他のものや必要のないものが入り交じる、不純な、汚(きたな)らしい、醜(みにく)い、同「穢」
◆「蕪菁ブセイ」、カブ(蕪・蕪菁)、アブラナ科アブラナ属の草、同「蔓菁マンセイ」 {カブ}
筆順
艸3+12=総画数15 U+856B [トウ、ツウ/]
◆「薡蕫テイトウ」、草名、葉はガマ(蒲)に似て細長いという、莚(むしろ)などの敷物や履物(はきもの)の底などに利用されるアサ科・イネ科・イグサ科・ガマ科・カヤツリグサ科などの草のようである、同「蘱」「【爾雅注疏:釋草】蘱薡蕫(《疏》蘱一名薡蕫狀似蒲而細可爲屩亦可綯以爲索)」 {ガマ}
◆「蕫蓈トウロウ」◇実の成(な)らない穀物◇チカラシバ(力芝・狼尾草)、イネ科チカラシバ属の草 {チカラシバ}
漢字林(非部首部別)
艸3+12=総画数15 U+856C [シ/]
◆「菟蕬・菟絲トシ」、ハマネナシカズラ(浜根無葛)、ネナシカズラ科の蔓性の草、別名「菟蘆トロ」「菟縷トロウ」「蓎蒙トウモウ」「赤網セキモウ」 {ハマネナシカズラ}
◆水草名、未詳「【御定淵鑑類函:卷一百九十一:樂部八:鐘三】化蛟 鬭龍(…蕬草者江南水草也葉如薤…)」
艸3+12=総画数15 U+856E [シャ、サ、セキ、シャク/]
◆「澤蕮タクシャ」、サジオモダカ(匙面高・匙沢瀉)、オモダカ科サジオモダカ属の水草「【毛詩正義(毛詩註疏):卷九:國風:魏:汾沮洳】彼汾一曲言采其藚(《疏》正義曰釋草云藚牛脣李巡曰別二名郭璞引毛詩傳曰水蕮也…)」 {サジオモダカ}
艸3+12=総画数15 U+856F [サツ、サチ/] 薩萨
◆「サ」「サッ」「サツ」などに近い梵語の音を当てる音写字
◆「菩蕯ボサツ・プゥサ」、「菩提蕯埵ボーダイサツタ・プゥシーサドゥア(bodhisattva[梵]の音写)」の略、悟り(菩提ボダイ・プゥシー、bodhi[梵])を得ようと修行する生きとし生けるもの(薩埵サッタ・サドゥア、sattva[梵])
筆順
艸3+12=総画数15 U+8570 [ウン、オン/]
◆集める、集めて積み上げる、同「蘊」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:蕰】於粉切藏也積也聚也蓄也又菜也」
◆集めて溜(た)める、蓄(たくわ)える、同「蘊」
◆水草、水中に生える草の総称、「薀藻ウンソウ」
艸3+12=総画数15 U+8571 [ソウ、ショウ/]
◆(花や葉が散り落ち)疎(まば)らで物寂しいさま、同「萷」「【重訂直音篇:直音巻四:艸部二百一:萷】蕭疎貌蕱同上」
艸3+12=総画数15 U+8572 [キ、ギ/]
◆センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の苗、同「蘄茝キシ」、或いはその根茎を乾燥させた生薬の名、同「蘼蕪ビブ」 {センキュウ}
◆「山蕲サンキ」、トウキ(当帰)、セリ科シシウド属の草 {トウキ}
◆祈る、願い求める、同「祈」
◆「牛蕲ギュウキ」「馬蕲バキ」、草名、未詳、イノンド(セリ科イノンド属)やウイキョウ(茴香、セリ科ウイキョウ属)などのセリ科の草で白花の種と思われる、同「懷羊カイヨウ」「【爾雅注疏:釋草】藱懷羊(《疏》似芹可食菜也而葉細鋭一名茭一名牛蘄一名馬蘄子入薬用本草注云生水澤中苗似鬼鍼{⿱艹黍}菜等花青白色子黄黑色似防風子是也)」 {イノンド} {ウイキョウ}
◆「蕲春キシュン」、古県名、現湖北省黄岡市 {湖北省}
艸3+12=総画数15 U+8573 [カン、ケン/]
◆ヒヨドリバナ(鵯花)やフジバカマ(藤袴)などのキク科ヒヨドリバナ属の草、「蕑草カンソウ」「蘭草ランソウ」 {ヒヨドリバナ} {フジバカマ}
◆ハス(蓮)の実 {ハス}
漢字林(非部首部別)
艸3+12=総画数15 U+8574 [ウン/] 蘊藴
◆集める、集めて積み上げる、同「薀」
◆集めて溜(た)める、蓄(たくわ)える、同「薀」
◆(内に)含(ふく)む、含みがある
◆「蘊蓄ウンチク」、積み蓄えること、蓄えられた知識や経験
艸3+12=総画数15 U+8575 [ソン/] 薞𦻂
◆「蕵蕪ソンブ」、スイバ(酸葉)、タデ科ギシギシ属の草、同「酸模サンボ」「【爾雅注疏:釋草】須(蕦)薞蕪(注薞蕪似羊蹄葉細味酢可食)」 {スイバ}
𦹆艸3+12=総画数15 U+26E46 [キン、ゴン/] 堇菫蓳𡐳𦻍𦸨𨤬𡏳𡎸𦸧𦻋䒺
◆スミレ(菫)、スミレ科の草 {スミレ}
◆粘土ネンド(ねばつち)、粘土を塗る、粘土を塗って隙間を塞ぐ、同「墐」
◆ほんの少し、同「僅」
◆トリカブト(鳥兜)、同「烏頭ウズ」、キンポウゲ科トリカブト属の草、強い毒性がある {トリカブト}
◆「𦹆菜キンサイ」「𦹆𦹆菜キンキンサイ」、ツボスミレ(坪菫・菫菜)、スミレ科スミレ属の草 {ツボスミレ}
◆「紫𦹆シキン」、キケマン(黄華鬘)、ケシ科キケマン属の一種 {キケマン}
𦺇艸3+12=総画数15 U+26E87 [トク/]
◆ミチヤナギ(道柳)、タデ科ミチヤナギ属の草、同「萹茿ヘンチク」 {ミチヤナギ}
◆「蒵𦺇ケイトク」、トリカブト(鳥兜)などのキンポウゲ科トリカブト属の草の根、毒性は強いが適量であれば薬用となる、同「附子ブシ・ブス」「【廣雅:卷十:釋草】𧂒(捉)奚毒附子也」 {トリカブト}
𦺈艸3+12=総画数15 U+26E88 [ソン/] 蓀荪䕖𦳪
◆ショウブ(菖蒲)、ショウブ科の草、同「荃」 {ショウブ}
◆「溪𦺈ケイソン」、アヤメ(菖蒲・文目)、アヤメ科の草「【古今韻會舉要:十三】溪蓀者極似石菖蒲而葉無脊(アヤメはショウブに似るが、アヤメの葉にははっきりとした主脈がない) {アヤメ}
𦺋艸3+12=総画数15 U+26E8B [ソウ、シュ/] 𦾘
◆「𦺋𧃒ソウロウ」、ハコベ(繁縷)、同「蘩𧃒・繁縷ハンロウ」、ナデシコ科ハコベ属の草「【爾雅注疏:釋草】蔜𦺋𧃒(《註》今蘩𧃒也或曰雞腸草…《疏》蔜一名𦺋蔞一名蘩𧃒一名雞腸草…)」 {ハコベ}
𦺍艸3+12=総画数15 U+26E8D [セン/] 𧁄
◆ホウキギ(箒木)、別名ホウキグサ(箒草)、ヒユ科バッシア属の草、別名「王蔧オウスイ」「地膚・地肤チフ」、同「葥」 {ホウキギ}
𦺏艸3+12=総画数15 U+26E8F [コウ、キョウ/] 茭𦽨
◆牛馬の飼料とする干し草
◆タケ(竹)やアシ(葦)などの葉を編んで作った綱(つな、ロープrope)
◆「𦺏白コウハク」、マコモ(真菰)、イネ科マコモ属の草、実はワイルドライスwild rice、肥大した茎元(株元)は真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ食用とする他、葉は筵(むしろ)などに用いられる {マコモ}
◆草名、未詳、イノンド(セリ科イノンド属)やウイキョウ(茴香、セリ科ウイキョウ属)などのセリ科の草で白花の種と思われる、同「牛蘄ギュウキ」「馬蘄バキ」「懷羊カイヨウ」「【爾雅注疏:釋草】藱懷羊(《疏》似芹可食菜也而葉細鋭一名茭一名牛蘄一名馬蘄子入薬用本草注云生水澤中苗似鬼鍼{⿱艹黍}菜等花青白色子黄黑色似防風子是也)」 {イノンド}
𦺑艸3+12=総画数15 U+26E91 [ホウ/]
◆「𦺑𦶇ホウジュウ」、草が伸び放題で乱れているさま
𦺓艸3+12=総画数15 U+26E93 [チョウ/]
◆姓用字
𦺔艸3+12=総画数15 U+26E94 [コウ、ギョウ/]
◆蓮根レンコン(はすね)などのような中空で食用になる草の根、同「荺」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:荺】營窘切荺𦺔也今江東人呼藕根為𦺔說文曰茅根也」
◆チガヤ(茅、イネ科チガヤ属の草)などの茅(かや、茎が中空で花序が穂状になるイネ科などの草)の根、同「䒝」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦺔】音爻黃茅根煎取汁治消渇也(チガヤの根は「茅根ボウコン」と呼ばれ、咽喉の乾きを止める効果があるという) {チガヤ}
𦺕艸3+12=総画数15 U+26E95 [キ/]
◆オオケタデ(大毛蓼)、タデ科タデ属の草
◆ナズナ(薺)、アブラナ科ナズナ属の草、またその実
𦺗艸3+12=総画数15 U+26E97 [ショ/]
◆菜名、未詳「【廣韻:上平聲:魚第九:書:𦺗】魚薺」
𦺘艸3+12=総画数15 U+26E98 [シン/] 葴𦸮𣿎
◆リュウキュウアイ(琉球藍)、キツネノマゴ科イセハナビ属の草、別名「馬藍バラン」「【爾雅注疏:卷八:釋草】葴馬藍(《疏》葴一名馬藍郭曰今大葉冬藍也今爲澱者是也)」 {リュウキュウアイ}
◆ホオズキ(酸漿)、ナス科ホオズキ属の草、別名「寒漿カンショウ」「【爾雅注疏:卷八:釋草】葴寒漿(《疏》葴一名寒漿郭曰今酸漿草江東呼曰苦葴…葉亦可食子作房房中有子如梅李大皆黃赤也)」 {ホオズキ}
𦺙艸3+12=総画数15 U+26E99 [レイ、ライ/]
◆「新𦺙シンレイ」、匈奴キョウド(秦代から西晋代にかけて現モンゴル付近を勢力範囲とした遊牧騎馬民族、紀元前3世紀~4世紀)に属した国名(部族名)「【漢書:傳:匈奴傳:匈奴傳上】後北服渾窳屈射丁零隔昆龍新䔣之國」「【冊府元龜:卷一千:外臣部:彊盛】匈奴最彊大盡服從北夷而南與諸夏為敵國後北復渾窳屈射丁零隔昆龍新䔣之國(五小國也渾音胡昆切窳音弋主切䔣音犁)」
𦺚艸3+12=総画数15 U+26E9A [チュウ、ジュウ/] 薵䓓
◆草が覆う、覆い被(かぶ)さる「【方言・第十二】薵蒙覆也薵戴也」「【輶軒使者絕代語釋別國方言】薵蒙覆也薵戴也」
◆ネギ(葱、ヒガンバナ科ネギ属の草)の一種「【齊民要術:卷第三:種葱第二十一】爾雅曰茖山葱注曰茖葱細莖大葉廣雅曰藿薵𦿀葱也其蓊謂之薹…(「茖葱」はギョウジャニンニク(行者葫、ヒガンバナ科ネギ属の草))
𦺛艸3+12=総画数15 U+26E9B [テン、デン/]
◆獣が(ウサギ兎のように)すばしこく逃げるさま、すばしこく草叢(くさむら)や木の上などに逃げ込むさま、同「猭」
𦺜艸3+12=総画数15 U+26E9C [ロウ/]
◆細かくした土を平らに均(なら)すための農具、同「耮」
◆「𦺜豆ロウズ」、ツルマメ(蔓豆)、マメ科ダイズ属の草、ダイズ(大豆)の原種とされる、同「䝁豆」
𦺝艸3+12=総画数15 U+26E9D [ネイ、ニョウ/]
◆草がぼうぼうと生(お)い茂るさま、髪がぼさぼさと伸び乱れるさま
◆「𦱊薴ソウネイ」、草がぼうぼうと生い乱れるさま
◆「薺薴セイネイ」、ヒメジソ(姫紫蘇)、シソ科イヌコウジュ属の草 {ヒメジソ}
◆「石薺𦺝セキセイネイ」、イヌコウジュ(犬香薷)、シソ科イヌコウジュ属の草、同「石薺苧」 {イヌコウジュ}
𦺞艸3+12=総画数15 U+26E9E [カ/] 𦱕
◆菜サイ(食用にする草)名、未詳
𦺠艸3+12=総画数15 U+26EA0 [コ、ク/]
◆マコモ(真菰)、イネ科マコモ属の草、実はワイルドライスwild rice、肥大化した茎元(株元)は真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ、いずれも食用とする他、葉は筵(むしろ)などに用いる、別名「茭白コウハク」、同「苽」 {マコモ}
𦺪艸3+12=総画数15 U+26EAA [ショ/]
◆「𦺪藇・藷藇・薯蕷ショヨ」、ナガイモ(長芋)、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の草 {ナガイモ}
𦺫艸3+12=総画数15 U+26EAB [ロウ/]
◆「𦺫𦿆ロウトウ」、ヒヨス(菲沃斯)、ナス科ヒヨス属の草、毒草であるが薬草としても利用される、同「䕞𦿆・莨菪」、別名「𦶐萃キョウスイ」 {ヒヨス}
𦺬艸3+12=総画数15 U+26EAC [未詳/]
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𦺬】音機菹𦺬草」「【廣東新語:卷十四:食語:鹽】鹽有鹽田…覆以艸之蓢{⿳艹𢆶戌}也漏㫄復有溝置鹽沙於蓢𦺬上以溝中水再淋之…」
𦺭艸3+12=総画数15 U+26EAD [シン/] 薓蓡𧄢葠
◆「人𦺭ニンジン」、ウコギ科のチョウセンニンジン(朝鮮人参)やキキョウ科のツルニンジン(蔓人参)・セリ科のニンジン(人参)などの草の総称、根は食用や生薬に用いられる {ニンジン}
𦺯艸3+12=総画数15 U+26EAF [未詳/] 䕈𤗽𦼶
◆草名、未詳
◆履物の藁製の中敷、また藁製の中敷を敷いた履物、同「屧」
𦺰艸3+12=総画数15 U+26EB0 [チョウ/]
◆ギシギシ(羊蹄)、タデ科スイバ属の草、同「蓨」「苖」 {ギシギシ}
◆農作業に使う籠(かご)、刈り取った収穫物や除草した草などを入れて運ぶためのもの、同「莜」「𠤼」「𥁮」
𦺳艸3+12=総画数15 U+26EB3 [ヨク、オク/] 薏𡮕
◆ハス(蓮)の実(「蓮肉レンニク」という)の中心部分「【植物記:序:蓮の話・双頭蓮と蓮の曼陀羅】…蓮肉は学問上でいう子葉で、元来二片より成り、多肉で半球形をなしその辺縁は相接着して球形を呈し、その中部は空洞となり、そこにいわゆる薏ヨクと称する緑色の幼芽があります。この幼芽は味が苦いからまた苦薏とも称えます。…」
◆「𦺳苡、𦺳苢ヨクイ」、ジュズダマ(数珠玉)、イネ科ジュズダマ属の草、またその実、同「回回米カイカイマイ」 {ジュズダマ}
𦺴艸3+12=総画数15 U+26EB4 [シュウ、ジュウ/]
◆未詳「【廣雅:卷十:釋草】𦺴(集){⿳艹㐬口}(負又部)也」「【集韻:卷十:入聲下:緝第二十六:𦺴】艸名菩也」「【懷星堂集:卷二:余侍御游靈巖賦】猱援子以升木鵠矯羽而戾天木𦺴蔤以巑{⿰山蔓}草葱蒙而芊綿異種之果比實」
𦺵艸3+12=総画数15 U+26EB5 [スウ、シュ/]
◆タカ(鷹)やワシ(鷲)などのタカ科の鳥の巣、同「𦺵」
𦺷艸3+12=総画数15 U+26EB7 [シン/]
◆草名
◆草が盛んに生い茂るさま
𦺸艸3+12=総画数15 U+26EB8 [リン/] 𧃮
◆𥳞リン(中空でない竹)に似た草の名
◆(黄燐などのように)自然発火し空中を動き回る青白い火、鬼火(おにび、空中を動き回る青白い火、古く原因が分からず鬼が点けた火と考えられた)、螢火ほたるび(ホタルが放つような光)、人魂(ひとだま、空中を動き回る青白い火、古く死者の体から離れ出た魂と考えられた)、同「燐」
𦺻艸3+12=総画数15 U+26EBB [サン/]
◆草名
𦺼艸3+12=総画数15 U+26EBC [イン、オン/かげ、かげ・る] 蔭荫䕃𨼲𦹥
◆草木に覆われて日光が遮(さえぎ)られたところ、日陰、同「廕」
◆覆う、覆い守る、庇(かば)う
◆他に守られる、他の力を借りる、おかげ、~のおかげで~
◆「庇𦺼ヒイン」◇日差しを遮(さえぎ)る◇庇護ヒゴする、庇い守る
𦺿艸3+12=総画数15 U+26EBF [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷十:入聲下:職第二十四:蘵𧄕𦺿】艸名爾雅蘵黃蒢葉似酸漿華小而白或作𧄕亦省」「【字彙補:申集:艸部:𦺿】之翼切音𨾏草名」
𦻀艸3+12=総画数15 U+26EC0 [テイ、ダイ/] 䔶𧀖
◆ヒエ(稗、イネ科ヒエ属の草)に似た雑草の名、一面に生え群がり、実はヒエよりも小さいという、同「蕛」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦻀】俗𧀖䔶蕛荑四玉篇皆音提草名也下又音夷莁荑香草也」
◆除草する
𦻁艸3+12=総画数15 U+26EC1 [タン、ドン/] 萏蓞𧂄𦽜
◆「菡𦻁カンタン」、ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の花、またハスの花の蕾(つぼみ) {ハス}
𦻂艸3+12=総画数15 U+26EC2 [ソン/] 薞蕵
◆「𦻂蕪ソンブ」、スイバ(酸葉)、タデ科ギシギシ属の草、同「酸模サンボ」「【爾雅注疏:釋草】須(蕦)薞蕪(注薞蕪似羊蹄葉細味酢可食)」 {スイバ}
𦻃艸3+12=総画数15 U+26EC3 [スイ、カン、ガン/] 萑𦼉
◆草が生い茂るさま
◆メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、同「蓷」、同「茺蔚ジュウイ」「ヤクモソウ(益母草)」 {メハジキ}
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草、秋になって茎が堅くなったオギ、「菼」「蒹」「薍」参照 {オギ}
◆アサ(麻、アサ科アサ属の草)の茎、まだ水に漬けていないもの、茎を水に浸け柔らかくしてから表皮を取り繊維にする {アサ}
𦻆艸3+12=総画数15 U+26EC6 [キ、ゴ/] 藄𦸀
◆「紫𦻆・紫萁シキ」、ゼンマイ(薇)、ゼンマイ科のシダ植物、別名「迷蕨メイケツ」 {ゼンマイ}
𦻈艸3+12=総画数15 U+26EC8 [ハク、バク/うす・い、すすき]
◆草木がびっしりと(隙間なく)生えているさま「【說文解字注:艸部:薄】林薄也(…劉注曰薄不入之叢也按林木相迫不可入曰薄引伸凡相迫皆曰薄)」
◆互いの間が近い、間隔が狭い
◆(広がりはあるが)厚みがない
◆(思慮・配慮や言葉などに)厚みがない、重みがない
◆(味や色などに)深みがない、濃さが足りない
◆(土の養分などが)少ない
◆扉や窓に垂らす簾(すだれ)、同「箔」
◆蚕を飼うための平らな籠(かご)、「蚕箔サンパク」、同「箔」
◆[日]ススキ(薄・芒)、イネ科ススキ属の草 {ススキ}
𦻉艸3+12=総画数15 U+26EC9 [フク、ブク/]
◆「蘆𦻉ロフク」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆萉ロヒ」「蘿蔔ラフク」 {ダイコン}
𦻊艸3+12=総画数15 U+26ECA [ソウ、ショウ/] 莊荘𤖄𤖈𤕶𠗎
◆(草が)大きく立派なさま、(姿形が)きれいに整っているさま
◆厳格なさま、ゆるがせにしないさま
◆君主や貴族などの別荘
◆四方八方に通じる道
◆田舎、田舎の家、田舎の集落、同「庄」「庒」
𦻋艸3+12=総画数15 U+26ECB [キン、ゴン/] 堇菫蓳𡐳𦻍𦸨𨤬𡏳𡎸𦹆𦸧䒺
◆スミレ(菫)、スミレ科の草 {スミレ}
◆粘土ネンド(ねばつち)、粘土を塗る、粘土を塗って隙間を塞ぐ、同「墐」
◆ほんの少し、同「僅」
◆トリカブト(鳥兜)、同「烏頭ウズ」、キンポウゲ科トリカブト属の草、強い毒性がある {トリカブト}
◆「𦻋菜キンサイ」「𦻋𦻋菜キンキンサイ」、ツボスミレ(坪菫・菫菜)、スミレ科スミレ属の草 {ツボスミレ}
◆「紫𦻋シキン」、キケマン(黄華鬘)、ケシ科キケマン属の一種 {キケマン}
𦻌艸3+12=総画数15 U+26ECC [フ、ホ/] 簠𧁔盙𠤱𠤳
◆穀物などの食物を盛る足付きの長方形の祭器 {食器(簠)}
𦻍艸3+12=総画数15 U+26ECD [キン、ゴン/] 堇菫蓳𡐳𦸨𨤬𡏳𡎸𦹆𦸧𦻋䒺
◆スミレ(菫)、スミレ科の草 {スミレ}
◆粘土ネンド(ねばつち)、粘土を塗る、粘土を塗って隙間を塞ぐ、同「墐」
◆ほんの少し、同「僅」
◆トリカブト(鳥兜)、同「烏頭ウズ」、キンポウゲ科トリカブト属の草、強い毒性がある {トリカブト}
◆「𦻍菜キンサイ」「𦻍𦻍菜キンキンサイ」、ツボスミレ(坪菫・菫菜)、スミレ科スミレ属の草 {ツボスミレ}
◆「紫𦻍シキン」、キケマン(黄華鬘)、ケシ科キケマン属の一種 {キケマン}
𦻏艸3+12=総画数15 U+26ECF [カ、ゲ、ケ/はな、はな・やか、はな・やぐ] 華蕐𦰗𦾓䔢𠌶𣓚华
◆花(はな)、同「花」
◆花が咲き開くさま
◆花のように美しいさま、美しい光を放つさま、同「花」
◆栄えるさま、「栄華エイガ」
◆漢民族の国、中国、「華夏カカ」「中華チュウカ」
𦻙艸3+12=総画数15 U+26ED9 [未詳/]
◆未詳
𦻥艸3+12=総画数15 U+26EE5 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦻥】同"菲"」
𦻦艸3+12=総画数15 U+26EE6 [未詳/]
◆未詳
𦻪艸3+12=総画数15 U+26EEA [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艸部:𦻪】同"葦"」
𦼂艸3+12=総画数15 U+26F02 [未詳/]
◆未詳
𦼆艸3+12=総画数15 U+26F06 [ズイ、ヌイ、スイ/] 蕤㽔甤
◆草木の花が垂(た)れるさま(或いは多くの花が付きその重みで枝が垂れるさま)、ものが垂れるさま
◆「葳𦼆イズイ」、草木が盛んに生い茂るさま
◆「冠𦼆カンズイ」、冠(かんむり)から飾りが垂れるさま、またその飾り
◆「萎𦼆イズイ」、アマドコロ(甘野老)、キジカクシ科アマドコロ属の草、別名「玉竹ギョクチク」 {アマドコロ}
◆「𦼆賓ズイヒン・スイヒン」、1オクターブoctaveを12音階に分けた十二律ジュウニリツの一つ、「黃鐘コウショウ」よりも6律(6音)高い音階 {音楽(十二律1)}
𦼌艸3+12=総画数15 U+26F0C [デン、ネン/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦼌】寧田切音年出亳州老君碑張道忠注與年同太上作」
𦼍艸3+12=総画数15 U+26F0D [カン/]
◆フトイ(太藺、カヤツリグサ科フトイ属の草)やイ(藺、イグサ科イグサ属の草)などのカヤツリグサ科やイグサ科の丸く中空の茎を持つ草、またその茎を編んで作った席セキ(敷物)、同「莞」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦼍{⿱艹皃}】二或作莞今音官桓二音草名似蘭而圓可以為席又姓」 {フトイ} {イ}
𦼎艸3+12=総画数15 U+26F0E [タン、トン/]
◆草が長く伸びているさま
𦼏艸3+12=総画数15 U+26F0F [ソウ/]
◆香草名、同「菎草コンソウ」、未詳
𦼑艸3+12=総画数15 U+26F11 [シュク、スク/]
◆「苜𦼑モクシュク」、ウマゴヤシ(馬肥・苜蓿)、ムラサキウマゴヤシ(紫馬肥)、マメ科ウマゴヤシ属の草 {ウマゴヤシ} {ムラサキウマゴヤシ}
𦼒艸3+12=総画数15 U+26F12 [シン/]
◆「人蔘・人薓ニンジン」、ウコギ科のチョウセンニンジン(朝鮮人参)やキキョウ科のツルニンジン(蔓人参)・セリ科のニンジン(人参)などの草の総称、根は食用や生薬に用いられる {ニンジン}
𦼖艸3+12=総画数15 U+26F16 [未詳/]
◆未詳「【花木小志:芙容】草本者其幹若𦼖花皆單瓣色亦柔𡡾可觀江淛近水處多有之」
𦼣艸3+12=総画数15 U+26F23 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦼣】俗{⿱艹奥}正於六反{⿳艹䀠女}{⿱艹奥}也」「【康熙字典:申集補遺:艸部:𦼣】《字彙補》於六切音郁萁也」
𦼯艸3+12=総画数15 U+26F2F [スイ、ズイ/] 穟𥠂𥢁
◆穀物がすくすくと育つ、立派な実が成(な)る、「穟穟スイスイ」
◆穀物の穂(スイ、ほ)、同「𥝩」 {花穂}参照
𦽙艸3+12=総画数15 U+26F59 [ソン、セン/] 𧂍
◆ショウブ(菖蒲)、ショウブ科の草、同「蓀」 {ショウブ}
𦽛艸3+12=総画数15 U+26F5B [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦽛】同蔻」
𦽟艸3+12=総画数15 U+26F5F [ヘン/]
◆「𦽟茿・𦽟蓄ヘンチク」、ミチヤナギ(道柳)、タデ科ミチヤナギ属の草 {ミチヤナギ}
◆「𦽟𦸊ヘンセン」、草木が揺れ動くさま
𦽧艸3+12=総画数15 U+26F67 [ユウ、ユ/はぐさ]
◆エノコログサ(狗尾草)、イネ科エノコログサ属の草 {エノコログサ}
◆(エノコログサが穀物のように見えるものの実が成(な)らず食用にならないことから)見掛けは良いが実際のところは良くないさま、質(たち)が悪いさま
◆[日]はぐさ、田畑に蔓延(はびこ)る雑草、質(たち)の悪い雑草
𦽯艸3+12=総画数15 U+26F6F [未詳/]
◆未詳
𦽸艸3+12=総画数15 U+26F78 [未詳/]
◆未詳
𦽻艸3+12=総画数15 U+26F7B [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦽻】同"葆"」
𦾏艸3+12=総画数15 U+26F8F [コウ、ギョウ/]
◆「𦾏{⿰華⿱丗木}(音未詳)」、多くの花が重なり合うように咲くさま「【集韻:卷十:入聲下:狎第三十三:{⿰華⿱丗木}】𦾏{⿰華⿱丗木}華葉重多皃」
𧍙虫部
𧍣虫部
𧏤虫部
艸3+13=総画数16 U+4545 [ソウ/]
◆「䓮䕅根ボウソウコン」、草名、未詳「【救荒本草:卷三:草部】䓮䕅根(音冒嫂)俗名麵碌碡(音禄讀)生水邊下濕地其葉就地叢生葉似蒲葉而肥短葉背如劒脊樣葉叢中間攛葶上開淡粉紅花俱皆六瓣花頭攅開如傘葢狀結子如韭花蓇葖(音骨突)其根如鷹爪黄連樣色似墐泥色味甘(図あり)
艸3+13=総画数16 U+4546 [トウ、ツ/]
◆座る時に腰の下に敷く円形の藁で作った敷物
艸3+13=総画数16 U+4547 [カイ、エ/]
◆草名、未詳、イノンド(セリ科イノンド属)やウイキョウ(茴香、セリ科ウイキョウ属)などのセリ科の草で白花の種と思われる、同「牛蘄ギュウキ」「馬蘄バキ」「懷羊カイヨウ」「【爾雅注疏:釋草】藱懷羊(《疏》似芹可食菜也而葉細鋭一名茭一名牛蘄一名馬蘄子入薬用本草注云生水澤中苗似鬼鍼{⿱艹黍}菜等花青白色子黄黑色似防風子是也)」 {イノンド} {ウイキョウ}
艸3+13=総画数16 U+4548 [未詳/] 𦺯𤗽𦼶
◆草名、未詳
◆履物の藁製の中敷、また藁製の中敷を敷いた履物、同「屧」
◆「艹牃」ではなく「艹牒」になる場合がある
艸3+13=総画数16 U+454B [トウ、ドウ/]
◆「𦽄䕋テントウ」、チョウセンニレ(朝鮮楡、ニレ科ニレ属の木)の実、煎じて生薬とする、別名「蕪荑・莁荑ブイ」「蔱蘠サッショウ」「【爾雅:釋草】莁荑蔱蘠(…案本草莁荑一名無姑一名𦽄䕋…)」 {チョウセンニレ}
艸3+13=総画数16 U+454C [チ、ジ/]
◆芽生えたばかりの幼い穀物、同「稚」「穉」「䄺」「【集韻:卷七:去聲上:至第六:稺𥣦稚䄺䕌】說文幼禾也或不省亦作稚䄺䕌搱摴蒱采名通作雉」
艸3+13=総画数16 U+454E [フク/] 𦿁𦽪𦽌
◆草名、未詳
艸3+13=総画数16 U+454F [未詳/]
◆未詳「【隸釋:卷六:平都相蔣君碑】…漢碑書{⿳艹羽𠇍}莪皆作{⿳艹羽𠇍}儀亦有作{⿳艹羽𠇍}䕏者詩人以儀與河阿叶韻則是讀儀為俄也…」「【普濟方:卷四百二十六:本草藥性異名:玉石部】…角蒿 一名莪蒿 莪 蘿蒿 䕲蒿」「【隸辨:卷五:入聲:蓼】魯峻碑悲蓼䕏之不報」
艸3+13=総画数16 U+4551 [シュン/]
◆香草の一種、ショウガ科の植物、同「葰」
艸3+13=総画数16 U+8557 [ロ、ル/ふき]
◆カンゾウ(甘草)、マメ科カンゾウ属の草「【急就篇:卷四】甘草一名蜜草一名蕗」 {カンゾウ}
◆「菎蕗コンロ」、香草名、未詳
◆[日]フキ(蕗)、キク科フキ属の草 {フキ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+8565 [未詳/]
◆未詳「【字彙:申集:艸部:蕥】語賈切音雅子穀不秀」「【正字通:申集上:艸部:蕥】譌字舊註語賈切音雅子穀不秀誤」
艸3+13=総画数16 U+856D [ショウ/よもぎ] 䔥萧
◆ヨモギ(蓬)、キク科ヨモギ属の草 {ヨモギ}
◆荒(すさ)んで物寂しいさま、零落(おちぶ)れるさま
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+13=総画数16 U+8576 [レイ、リョウ/]
◆草が衰(おとろ)え落ちる、萎(しお)れる、同「蘦」「苓」
艸3+13=総画数16 U+8577 [ヨ/]
◆「薯蕷ショヨ」、ナガイモ(長芋)、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の草 {ナガイモ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+8578 [カ、ゲ/]
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の葉 {ハス}
◆花穂(カスイ、花が穂状になっているもの)の出ていない若いアシ(葦)、同「葭」 {アシ} {花穂}
艸3+13=総画数16 U+8579 [ヨウ、ユ、オウ、ウ/]
◆「蕹菜ヨウサイ」、ヒルガオ科サツマイモ属の草、別名「クウシンサイ(空心菜)」「アサガオナ(朝顔菜)」 {ヨウサイ}
艸3+13=総画数16 U+857A [ソウ、シュウ/]
◆「蕺菜シュウサイ」、ドクダミ(蕺草・毒痛)、 ドクダミ科の草、別名「魚腥草ギョセイソウ」 {ドクダミ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+857B [コウ、グ/]
◆草や山菜の長く伸びた茎
◆「雪裏蕻セツリコウ」、セリホン、アブラナ科の野菜
艸3+13=総画数16 U+857C [シ/]
◆(草木の生え出たばかりのように)柔らかく小さいさま
◆穏やかで心地よい
艸3+13=総画数16 U+857D [ドウ、ノウ/]
◆「蓬蕽ホウドウ」、アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)の花穂カスイ、同「蘆花ロカ」 {アシ} {花穂}
艸3+13=総画数16 U+857E [ライ/つぼみ]
◆ふっくらと膨らんで今にも咲き出しそうな花、花弁(かべん、はなびら)が開く前の状態の花
筆順
艸3+13=総画数16 U+857F [カン、ケン、コン/] 藼萲
◆「蕿草・萱草・諼草ケンソウ」、カンゾウ(萱草)、ススキノキ科ワスレグサ属の草、別名「鹿葱・蔍葱ロクソウ」「萓莮ギダン」「ワスレグサ(忘れ草)」「忘憂草ボウユウソウ」 {カンゾウ}
艸3+13=総画数16 U+8580 [ウン、オン/]
◆集める、集めて積み上げる、同「蘊」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:蕰】於粉切藏也積也聚也蓄也又菜也」
◆集めて溜(た)める、蓄(たくわ)える、同「蘊」
◆水草、水中に生える草の総称、「薀藻ウンソウ」
筆順
艸3+13=総画数16 U+8581 [イク/]
◆「蘡薁エイイク」、ブドウ科ブドウ属の蔓性の木、学名Vitis bryoniifolia
◆「薁李イクリ」、ニワウメ(庭梅)、バラ科スモモ属の木、同「郁李」、別名「雀梅ジャクバイ」「車下李シャゲリ」「【爾雅注疏:釋木】唐棣栘(《疏》舍人曰唐棣一名栘郭曰似白楊江東呼夫栘詩召南云唐棣之華陸機云奧李也一名雀梅亦曰車下李所在山皆有其華或白或赤六月中熟大如李子可食)」 {ニワウメ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+8582 [ケキ、ギャク/]
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の実、同「菂」「【爾雅注疏:釋草】的薂(《注》卽蓮實)」 {ハス}
艸3+13=総画数16 U+8583 [コウ/]
◆「薃葔コウコウ」、ハマスゲ(浜菅)、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草、別名「莎草サソウ」「莎䔺サイ」「【爾雅注疏:釋草】薃侯莎其實媞(《註》夏小正曰薃也者莎䔺媞者其實…《疏》薃卽莎別名侯維也…其實別名媞…案廣雅云地毛莎䔺也是䔺即莎也故云莎䔺)」 {ハマスゲ}
艸3+13=総画数16 U+8584 [ハク、バク/うす・い、すすき] 𦻈
◆草木がびっしりと(隙間なく)生えているさま「【說文解字注:艸部:薄】林薄也(…劉注曰薄不入之叢也按林木相迫不可入曰薄引伸凡相迫皆曰薄)」
◆互いの間が近い、間隔が狭い
◆(広がりはあるが)厚みがない
◆(思慮・配慮や言葉などに)厚みがない、重みがない
◆(味や色などに)深みがない、濃さが足りない
◆(土の養分などが)少ない
◆扉や窓に垂らす簾(すだれ)、同「箔」
◆蚕を飼うための平らな籠(かご)、「蚕箔サンパク」、同「箔」
◆[日]ススキ(薄・芒)、イネ科ススキ属の草 {ススキ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+13=総画数16 U+8585 [コウ/] 𦵢𦼸𢫩𢬺𢴅𣐾
◆田畑の雑草を引き抜く、除草する、同「茠」
艸3+13=総画数16 U+8586 [アイ、オ/]
◆草木が辺りを蔽(おお)い尽くす
◆香りが辺り一面を覆(おお)う
◆蔽(おお)い隠す
艸3+13=総画数16 U+8587 [ビ、ミ/ぜんまい] 𦵨
◆ゼンマイ(薇)、ゼンマイ科ゼンマイ属のシダ植物 {ゼンマイ}
◆イブキノエンドウ(伊吹野豌豆)、マメ科ソラマメ属の草、別名「カラスノエンドウ(烏野豌豆)」 {イブキノエンドウ}
◆「薔薇・蘠靡・蘠蘼ショウビ」、バラ(薔薇)、バラ科の植物 {バラ}
◆「紫薇シビ」、サルスベリ(猿滑り・百日紅・紫薇花)、ミソハギ科サルスベリ属の木 {サルスベリ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+8588 [ワイ、カイ/]
◆草が叢(むら)がり伸びるさま
◆(草や雲などが)覆い被(かぶ)さるさま
◆ものが群がるさま、ものが続々と集まるさま
◆「鴻薈コウカイ」、ラッキョウ(薤・辣韮)、ヒガンバナ科ネギ属の草 {ラッキョウ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+8589 [ワイ、エ/] 𦿧𢧼𢧹
◆ぼうぼうと生い茂った雑草、雑草が蔓延(はびこ)る、同「穢」
◆穢(けが)れる、不純な、汚(きたな)らしい、醜(みにく)い、同「穢」
漢字林(非部首部別)
艸3+13=総画数16 U+858A [ケイ、ケ/あざみ]
◆アザミ(薊)、キク科アザミ属の草、同「葪」 {アザミ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+858B [シ、ジ/]
◆草が多いさま、草が蔓延(はびこ)るさま
◆「𦬖薋キュウシ」、同「白芷ビャクシ」、ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、またその根を乾燥させた生薬の名 {ヨロイグサ}
艸3+13=総画数16 U+858C [キョウ、コウ/]
◆(キビなどの穀物の)良い匂い、よい香り、同「香」
◆調味に用いる香草
艸3+13=総画数16 U+858D [ラン、ガン/] 𦯠
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草、生長中のオギ 「菼」「蒹」「萑」参照 {オギ}
艸3+13=総画数16 U+858F [ヨク、オク/] 𦺳𡮕
◆ハス(蓮)の実(「蓮肉レンニク」という)の中心部分「【植物記:序:蓮の話・双頭蓮と蓮の曼陀羅】…蓮肉は学問上でいう子葉で、元来二片より成り、多肉で半球形をなしその辺縁は相接着して球形を呈し、その中部は空洞となり、そこにいわゆる薏ヨクと称する緑色の幼芽があります。この幼芽は味が苦いからまた苦薏とも称えます。…」
◆「薏苡・薏苢ヨクイ」、ジュズダマ(数珠玉)、イネ科ジュズダマ属の草、またその実、同「回回米カイカイマイ」 {ジュズダマ}
艸3+13=総画数16 U+8590 [ロウ、リョウ/]
◆「菠薐ハリョウ」、ホウレンソウ(菠薐草)、ヒユ科ホウレンソウ属の草、同「菠菜ハサイ」 {ホウレンソウ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+8591 [キョウ、コウ/はじかみ] 𦷗𧅁䕬
◆ショウガ(生姜・生薑・薑)、ショウガ科の草、「はじかみ」はショウガの古称 {ショウガ}
◆簡「姜」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+13=総画数16 U+8592 [サン/]
◆草名、未詳、編んで莚(むしろ)などにするという「【廣韻:去聲:翰第二十八:粲:薒】草可爲席」「【桐江續集:卷十四:寒夜】薪薒常相迫衾裘…」
艸3+13=総画数16 U+8593 [シン/] 蓡𧄢葠𦺭
◆「人薓ニンジン」、ウコギ科のチョウセンニンジン(朝鮮人参)やキキョウ科のツルニンジン(蔓人参)・セリ科のニンジン(人参)などの草の総称、根は食用や生薬に用いられる {ニンジン}
筆順
艸3+13=総画数16 U+8594 [ショウ、ゾウ、ソク、シキ/]
◆ヤナギタデ(柳蓼)、タデ科イヌタデ属の草、別名ミズタデ(水蓼) {ヤナギタデ}
◆「薔薇・蘠靡・蘠蘼ショウビ」、バラ(薔薇)、バラ科の植物 {バラ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+8595 [レン/]
◆穂が出揃う前の細く青々としたオギ(荻、イネ科ススキ属の草)、或いはアシ(葦、イネ科ヨシ属の草)、同「蒹」 {オギ} {アシ}
艸3+13=総画数16 U+8596 [カ/] 𨗲
◆草、草名、未詳「【說文解字:艸部:薖】艸也」「【廣韻:下平聲:戈第八:科:薖】草名又寬大皃」
◆寛大なさま、(度量が)広く大きいさま「【毛詩正義:卷四:國風:考槃】…考槃在阿碩人之薖(《傳》曲陵曰阿薖寬大貌《箋》云薖饑意)」
艸3+13=総画数16 U+8597 [エン、オン/その] 園𡈤
◆周りを垣や柵などで囲った(樹木・果樹などの)畑「【說文解字:囗部:園】所以樹果也」
◆周りを垣や柵などで囲った広い庭、またそのような庭のある邸宅、またそのような場所
◆高く土を盛った王やその家族の墓
筆順
艸3+13=総画数16 U+8598 [タツ、ダチ/]
◆オオバコ(大葉子・車前)、オオバコ科オオバコ属の草、同「馬舄バセキ」 {オオバコ}
◆「莙薘菜クンタツサイ」、フダンソウ(不断草)、アカザ科フダンソウ属の野菜 {フダンソウ}
艸3+13=総画数16 U+8599 [テイ、タイ、チ、ジ/な・ぐ]
◆草を刈(か)る、草刈りをする
◆刈り取る
筆順
艸3+13=総画数16 U+859A [トウ/] 𧀫
◆「蓫薚・蓫䓪チクトウ」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蔏𦸐・商陸ショウリク」「蔁柳ショウリュウ」「莧陸カンリク」「當陸トウリク」「馬尾バビ」 {ヤマゴボウ}
艸3+13=総画数16 U+859B [セツ、セチ/] 𦵮
◆チョウセンヨモギ(朝鮮艾)、キク科ヨモギ属の草、同「𧃎」、同「艾蒿ガイコウ」「藾蕭ライショウ」「藾蒿ライコウ」 {チョウセンヨモギ}
◆周代(前11世紀~前256年)の古国名、現山東省棗荘市薛城区 {山東省}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+13=総画数16 U+859C [ヘイ、バイ/]
◆トウキ(当帰)、セリ科シシウド属の草、別名「山蘄サンキ」 {トウキ}
◆「薜茘ヘイレイ」、オオイタビ、クワ科イチジク属の蔓性の木 {オオイタビ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+13=総画数16 U+859D [セン/]
◆「薝蔔センフク」、クチナシ(梔子)、アカネ科クチナシ属の木「【農政全書:卷三十八:種植:木部】梔子司馬相如賦曰鮮支黃礫(註曰即支子 佛書稱薝蔔又名林蘭又名越桃又名禪友…)」 {クチナシ}
◆「薝棘センキョク」、草名(或いは木名)、未詳「【山海經:中山經】…又北五十二里曰合谷之山是多薝棘(未詳音瞻)」
艸3+13=総画数16 U+859E [ソン/] 蕵𦻂
◆「薞蕪ソンブ」、スイバ(酸葉)、タデ科ギシギシ属の草、同「酸模サンボ」「【爾雅注疏:釋草】須(蕦)薞蕪(注薞蕪似羊蹄葉細味酢可食)」 {スイバ}
艸3+13=総画数16 U+859F [レン、ケン/]
◆「白薟ビャクレン」、ブドウ科ノブドウ属の蔓性の草、根は生薬、同「白蘞」 {カガミグサ}
◆「豨薟キケン」、メナモミ(雌ナモミ)、キク科メナモミ属の草 {メナモミ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+85A0 [ハン、ボン/]
◆「靑薠セイハン」、カヤツリグサ(蚊帳吊草・蚊屋吊草・莎草、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草)の類「【漢書:卷五十七上:司馬相如傳上】…薜莎青薠(張揖曰薜賴蒿也莎鎬■也靑薠似莎而大生江湖鴈所食師古曰莎卽今靑莎草薠音煩…)(「薜」は「薛」、「賴蒿」は「藾蒿」、「■」は「侯(鍭)」か)
艸3+13=総画数16 U+85A1 [テイ、チョウ/] 𦽍
◆「薡蕫テイトウ」、草名、葉はガマ(蒲)に似て細長いという、莚(むしろ)などの敷物や履物(はきもの)の底などに利用されるアサ科・イネ科・イグサ科・ガマ科・カヤツリグサ科などの草のようである、同「蘱」「【爾雅注疏:釋草】蘱薡蕫(《疏》蘱一名薡蕫狀似蒲而細可爲屩亦可綯以爲索)」 {ガマ}
艸3+13=総画数16 U+85A2 [カイ、ケ/]
◆「薢芶・薢茩カイコウ」◇ヒシ(菱)、ミソハギ科ヒシ属の水草 {ヒシ}◇エビスグサ(夷草)、マメ科センナ属の草、別名「決明ケツメイ」 {エビスグサ}
◆「萆薢ヒカイ」、オニドコロ(鬼野老)などのヤマノイモ科ヤマノイモ属の草の根茎 {オニドコロ}
筆順
艸3+13=総画数16 U+85A3 [コ/]
◆「蘢薣ロウコ」、オオケタデ(大毛蓼)、タデ科イヌタデ属の草、同「葒草コウソウ」「水葒スイコウ」「紅蓼コウリョウ」「天蓼テンリョウ」 {オオケタデ}
艸3+13=総画数16 U+85A4 [カイ、ゲ/] 𧂊
◆ラッキョウ(薤・辣韮)、ヒガンバナ科ネギ属の草、また同属の鱗茎リンケイが肥大して食用になるもの、「鴻薈コウカイ」 {ラッキョウ}
◆「薤露カイロ」、柩(ひつぎ)を乗せた車を牽(ひ)く際に歌う歌、死者を送る歌、同「𩐉」
筆順
艸3+13=総画数16 U+85A5 [ショク、ゾク/]
◆「薥葵ショクキ」、タチアオイ(立葵)、アオイ科タチアオイ属の草、同「蜀葵」 {タチアオイ}
◆「西番薥秫セイバンショクジュツ」、ジュズダマ(数珠玉)、イネ科ジュズダマ属の草、またその実、同「薏苡・薏苢ヨクイ」「回回米カイカイマイ」「【農政全書:卷五十二:草部:回回米】本草名薏苡仁一名解蠡(音離)一名屋菼一名起實一名𧆐(音縉)俗名草珠兒又呼為西畨薥秫…」 {ジュズダマ}
艸3+13=総画数16 U+85A6 [セン/すす・める、こも] 𠭶
◆腰の下に莚(むしろ)や敷き草、またそれを敷く、同「荐」「【說文解字:𢊁部:薦】獸之所食艸从𢊁从艸古者神人以𢊁遺黃帝帝曰何食何處曰食薦夏處水澤冬處松柏」
◆しっかりと熟したもの(十分に良い状態のもの)を神前に供える
◆しっかりとした人物を取り立てるよう提言する、推挙する、「推薦スイセン」
◆「薦紳センシン」、高位に取り立てられた人、高位の人、同「侟紳」
◆進める、提供する
◆重ね重ね(かさねがさね)、繰り返し、次から次に、同「荐」「洊」
◆簡「荐」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+13=総画数16 U+85A7 [コウ/]
◆死者の行くところ
◆「薧里コウリ」、墓
◆乾燥させた魚
艸3+13=総画数16 U+85A8 [コウ/] 𣩾
◆諸国の君主や領主の死「【禮記注疏(禮記正義):曲禮下】天子死曰崩諸侯曰薨大夫曰卒士曰不祿庶人曰死」
◆「薨薨コウコウ」、たくさんの虫が群れ飛ぶ時の音
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+13=総画数16 U+85AA [シン/たきぎ、まき]
◆柴(しば)、燃料などに用いる細い枝、或いは太い木を割ったもの、いずれも燃料などに用いるものをいう
筆順
艸3+13=総画数16 U+85AB [クン/かお・る、かおり] 薰蘍
◆良い香り、良い香りのする草
◆火にかけて良い香りを立ち昇らせる、良い香りが立ち籠(こ)める、またその香り
◆良い影響を与える、また受ける、「薰陶クントウ」
筆順
艸3+13=総画数16 U+85AC [ヤク/くすり] 藥𣛙
◆病(やまい)や傷を治(なお)したり癒(いや)したりする効果のある物質
◆病や傷を治す、癒す
◆他に化学作用を及ぼす物質
◆「芍薬シャクヤク」、ボタン科ボタン属の草、根は生薬として利用される {シャクヤク}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+13=総画数16 U+85AD [未詳/ひえ]
◆筏(いかだ)「【李太白集分類補註:卷十四:春日歸山寄孟浩然】(…士贇曰方言薭謂之筏編竹木浮河以運物南上名薭北土名筏)」
◆未詳「【池北偶談:卷十一:鳬翁】黃詩春溪蒲薭沒鳬翁…」
◆[日]地名用字、「薭田(ひえだ)」
◆[日]ヒエ(稗)「【漢字源:艸部:薭】ひえ。穀物の名。イネ科ヒエ属の一年草。」
艸3+13=総画数16 U+85AE [ソウ、ス/やぶ]
◆覆い尽くすように草木が生い茂った湿地や水辺、草木が生い茂ったところ
◆人や物事が集まるところ、(草木が生い茂った湿地や水辺などには鳥獣など多くのものが集まることから)
筆順
艸3+13=総画数16 U+85B3 [エン、オン/] 𨘏䓕
◆「薳志・遠志オンジ」、イトヒメハギ(糸姫萩)、ヒメハギ科ヒメハギ属の草、またその根茎から作られる生薬の名 {イトヒメハギ}
◆姓用字
艸3+13=総画数16 U+85C7 [ヨ、ショ、ジョ/]
◆美味(おい)しいさま、美味しい酒
◆「藷藇・薯蕷ショヨ」、ナガイモ(長芋)、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の草 {ナガイモ}
◆「芞藇キヨ」、香草名、古く脱臭や防虫に用いたとされ、一説に葉は黄色で白い花が咲くという、別名「藒車ケッシャ」
筆順
虫部
艸3+13=総画数16 U+FA1F [/ろう]
◆[日]宮中での年功、また年功による序列、「臈・臘ロウ(仏門に入ってからの年数、修練を積んだ年数)」に因(ちな)むという
𦼫艸3+13=総画数16 U+26F2B [キョ、ゴ/] 𦸵
◆「苦𦼫・苦苣クキョ」、ニガナ(苦菜)、キク科ニガナ属の草、別名「苦蕒菜クバイサイ」「【嘉泰會稽志:會稽志卷第十七:草部】苦蕒即苦𦼫字書云苦𦼫江東人呼為苦蕒…」「【菽園雜記:第五卷】病痔者用苦𦼫菜…𦼫一作苣」 {ニガナ}
漢字林(非部首部別)
𦼬艸3+13=総画数16 U+26F2C [ソ、ショ/] 菹葅𦵔𦯓𦳎𥂯𦿘𧂚𧀽𧄗𧗎𧗘𥶎𥷟
◆野菜などの塩また酢の漬物
◆肉の塩漬
◆罪人を切り塩漬けにする古代の刑罰の一つ
◆水草の生い茂る湿地
𦼮艸3+13=総画数16 U+26F2E [カン/] 𦾮𧁀
◆イネ科(イネ稲・タケ竹など)の植物にみられる内部が空洞になっている茎(くき)、同「稈」
𦼰艸3+13=総画数16 U+26F30 [ケツ、ケチ/]
◆「𦼰車ケッシャ」、香草名、古く脱臭や防虫に用いたとされ、一説に葉は黄色で白い花が咲くという、同「藒車」「䔾車」「芞藇キヨ」「【玉篇《摛藻堂四庫全書薈要》本:卷十三:艸部第一百六十二:𦼰】去竭切䔾車香草藒同上(《欽定四庫全書》本は「𦼰{⿱艹楬}」ではなく「䔾{⿱艹揭}」)
𦼱艸3+13=総画数16 U+26F31 [セン、ゼン/]
◆「䔰𦼱フクセン」、野菜名、未詳
𦼲艸3+13=総画数16 U+26F32 [トウ/]
◆草名、未詳
𦼵艸3+13=総画数16 U+26F35 [カツ、ガチ/]
◆草名、未詳、ワラビ(蕨、コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ植物)に似た水生植物で食べられるという、同「䕣」「䔾」「【集韻:卷九:入聲上:曷第十二:𦼰𦼵䕣】水艸似蕨可啖或从毼从褐」「【字彙:申集:艸部:𦼵】同䔾」「【康熙字典:申集上:艸部:𦼵】《唐韻》何葛切音曷義與䕣同」
𦼶艸3+13=総画数16 U+26F36 [/] 䕈𦺯𤗽
◆草名、未詳
◆履物の藁製の中敷、また藁製の中敷を敷いた履物、同「屧」
𦼸艸3+13=総画数16 U+26F38 [コウ/] 薅𦵢𢫩𢬺𢴅𣐾
◆田畑の雑草を引き抜く、除草する、同「茠」
𦼹艸3+13=総画数16 U+26F39 [ヒン、リン/]
◆藤(ふじ)、蔓性の植物
𦼺艸3+13=総画数16 U+26F3A [テツ、デチ、チ、ジ/] 苵𦸴
◆ヒエ(稗、イネ科の草)に似た雑草の名、一面に生え群がり、実はヒエよりも小さいという、同「蕛」「【爾雅注疏:卷八:釋草】蕛苵(《疏》蕛一名苵似稗之穢草也布生於地莊子曰道在蕛稗…)」
𦼻艸3+13=総画数16 U+26F3B [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷一:平聲一:脂第六:葿𦼻】草名博雅䒲葿黃文內虛或作𦼻」
𦼽艸3+13=総画数16 U+26F3D [キ、ギ/]
◆ヒシ(菱)、ヒシ科の水草、同「茤」 {ヒシ}
𦼾艸3+13=総画数16 U+26F3E [チュウ、ジュウ/]
◆「𦼾蒢チュウチョ」、ワレモコウ(吾木香)、バラ科ワレモコウ属の草、別名「地榆チユ」 {ワレモコウ}
𦽂艸3+13=総画数16 U+26F42 [リク、ロク/] 𦸐
◆「蔏𦽂・商陸ショウリク」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蓫薚・蓫䓪チクトウ」「蔁柳ショウリュウ」「莧陸カンリク」「當陸トウリク」「馬尾バビ」 {ヤマゴボウ}
𦽄艸3+13=総画数16 U+26F44 [テン、デン/]
◆「𦽄䕋テントウ」、チョウセンニレ(朝鮮楡、ニレ科ニレ属の木)の実、煎じて生薬とする、別名「蕪荑・莁荑ブイ」「蔱蘠サッショウ」「【爾雅:釋草】莁荑蔱蘠(…案本草莁荑一名無姑一名𦽄䕋…)」 {チョウセンニレ}
𦽅艸3+13=総画数16 U+26F45 [カ/]
◆「蔢𦽅ハカ」「𦽮𦽅ハッカ」、ハッカ(薄荷)、シソ科ハッカ属の草「【周易參同契發揮:卷之四:上篇第四】…蔢𦽅之清涼…」「【欽定續通志(續通志):卷一百七十四:昆蟲草木畧:草類】薄荷…玉篇謂之蔢𦽅今以蘇州者為勝故陳士良謂之吳菝𦽅寇宗奭曰世稱此為南薄荷…」 {ハッカ}
𦽆艸3+13=総画数16 U+26F46 [ゲツ、ゲチ/] 孼孽𡦣𡾤𡦯
◆庶子ショシ、正妻以外の女に産ませた子、同「㜸」
◆罪、罪作りな物事、災(わざわい)いや不幸をもたらすような物事
◆(獣や虫などがもたらす)得体(えたい)のしれない出来事・異変・災い、同「蠥」
◆切り株から生え出た芽、同「蘖(櫱)」
𦽈艸3+13=総画数16 U+26F48 [ユウ、ユ/] 蕕莸
◆カリガネソウ(雁金草)、シソ科カリガネソウ属の草、やや異臭がする、同「莤」「【字彙:申集:艸部:蕕】于求切音尤水邉蕕草一曰臭草一曰蔓于一名軒于〇爾雅作莤」 {カリガネソウ}
◆(良し悪しの)悪、悪い「【冬心先生集:寄丁敬】…取友別蕕薰…」
𦽉艸3+13=総画数16 U+26F49 [タン/] 菼𦵹
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草、生え出たばかりのオギ、「蒹」「薍」「萑」参照 {オギ}
𦽊艸3+13=総画数16 U+26F4A [カ、ゲ/]
◆「𦽊騮カリュウ」、馬名、同「驊騮」、周朝(西周、前11世紀~前771年)第五代穆王ボクオウ(前992?年~前922?年)の所有する八駿ハッシュン(八頭の駿馬シュンメ)の内の一頭「【列子:周穆王】…命駕八駿之乗右服𦽊(華)騮而左緑耳…(「緑耳リョクジ」は八駿ハッシュンの内の一頭)
𦽌艸3+13=総画数16 U+26F4C [フク/] 𦿁䕎𦽪
◆草名、未詳
𦽍艸3+13=総画数16 U+26F4D [テイ、チョウ/]
◆「𦽍蕫テイトウ」、草名、葉はガマ(蒲)に似て細長いという、莚(むしろ)などの敷物や履物(はきもの)の底などに利用されるアサ科・イネ科・イグサ科・ガマ科・カヤツリグサ科などの草のようである、同「蘱」「【爾雅注疏:釋草】蘱薡蕫(《疏》蘱一名薡蕫狀似蒲而細可爲屩亦可綯以爲索)」 {ガマ}
𦽏艸3+13=総画数16 U+26F4F [フ、ブ/]
◆「𦽏茈フシ」、イイヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の水草、塊茎カイケイ(根茎が球形に肥大したもの)を食用とする、別名「シログワイ(白慈姑)」、またオモダカ科オモダカ属の水草で塊茎を食用とするものを併せての総称、別名「荸薺ホツシ」「慈姑シコ」「烏芋オウ」 {イヌクログワイ}
◆「𦽏葵フキ」、ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草 {ジュンサイ}
𦽖艸3+13=総画数16 U+26F56 [キン、コン/]
◆地蕈チシン(キノコ(茸))の小さいもの
𦽗艸3+13=総画数16 U+26F57 [ヘイ、ヘ/おお・う] 蔽𦿔𦿝𢅷𦷥
◆上から被(かぶ)せて全体を覆(おお)う、周りから見えないように覆(おお)って隠す
◆遮(さえぎ)る、阻(はば)む
◆全体を一つにまとめる
𦽘艸3+13=総画数16 U+26F58 [シ/]
◆ニレ(楡)の莢(さや)
◆野菜の塩また酢の漬物、同「菹」
𦽚艸3+13=総画数16 U+26F5A [ゲツ、ゲチ/] 㜸𦾨
◆正妻以外の女に産ませた子、同「孼」
◆(衣服・草木・歌謡などがもたらす)得体(えたい)のしれない出来事・異変・災い、同「蠥」
𦽜艸3+13=総画数16 U+26F5C [タン、ドン/] 萏蓞𧂄𦻁
◆「菡𦽜カンタン」、ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の花、またハスの花の蕾(つぼみ) {ハス}
𦽝艸3+13=総画数16 U+26F5D [ラ/]
◆未詳「【集韻:卷六:上聲下:果第三十四:蓏𦽝臝】說文在木曰果在地曰蓏一說有核果無核蓏一說有殻果無殻蓏或作𦽝臝」
𦽞艸3+13=総画数16 U+26F5E [ガン/]
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草、芽を出し(「菼」)生長中(「薍」)のオギ、穂が出るまでオギ、「菼」「薍」「蒹」「萑」参照 {オギ}
𦽠艸3+13=総画数16 U+26F60 [ゴウ/]
◆ハコベ(繁縷)、ナデシコ科ハコベ属の草、別名「蘩𧃒・繁縷ハンロウ」「𦺋𧃒ソウロウ」「【爾雅注疏:釋草】蔜𦺋𧃒(《註》今蘩𧃒也或曰雞腸草…《疏》蔜一名𦺋蔞一名蘩𧃒一名雞腸草…)」
𦽡艸3+13=総画数16 U+26F61 [ボウ、モウ/] 耄𦒷𣭢𠅸𦹾𧂕𦿗𣮳𦓄𩲘
◆老齢(九十歳、或いは八十歳・七十歳)であるさま、年老いた人、同「旄」
◆年老いて動作や判断が鈍(にぶ)いさま、同「旄」
𦽢艸3+13=総画数16 U+26F62 [テイ、タイ/へた、ほぞ] 蔕蒂𦷾
◆果実や花の萼ガク(蕾・花・実を保護する役目をするもので通常小さな葉の形をしている) {萼}
◆草木の根元
◆細く小さな棘(とげ)や骨
◆「𦽢芥・𧀱芥・慸芥タイカイ」◇細く小さな棘(とげ)や骨と小さな塵(ごみ、ちり)、同「袃蒯」「刺鯁シコウ」◇小さな閊(つか)え、閊えて取れないちょっとした引っ掛かり、蟠(わだかま)り
𦽥艸3+13=総画数16 U+26F65 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦽥】士秦切濜平聲唐韻木叢生也或作{⿰禾秦}」
𦽦艸3+13=総画数16 U+26F66 [バン、マン、モン/つる、かずら]
◆長く延びているさま、同「曼」
◆茎や枝が直立できずに地を這ったり物に絡み付きながら伸びる草や木の総称、「長く延びている(曼)草の茎」の意
◆「蔓菁マンセイ」、カブ(蕪・蕪菁)、アブラナ科アブラナ属の草、同「蕪菁ブセイ」 {カブ}
𦽨艸3+13=総画数16 U+26F68 [コウ、キョウ/] 茭𦺏
◆牛馬の飼料とする干し草
◆タケ(竹)やアシ(葦)などの葉を編んで作った綱(つな、ロープrope)
◆「𦽨白コウハク」、マコモ(真菰)、イネ科マコモ属の草、実はワイルドライスwild rice、肥大した茎元(株元)は真菰筍(まこもたけ)と呼ばれ食用とする他、葉は筵(むしろ)などに用いられる {マコモ}
◆草名、未詳、イノンド(セリ科イノンド属)やウイキョウ(茴香、セリ科ウイキョウ属)などのセリ科の草で白花の種と思われる、同「牛蘄ギュウキ」「馬蘄バキ」「懷羊カイヨウ」「【爾雅注疏:釋草】藱懷羊(《疏》似芹可食菜也而葉細鋭一名茭一名牛蘄一名馬蘄子入薬用本草注云生水澤中苗似鬼鍼{⿱艹黍}菜等花青白色子黄黑色似防風子是也)」 {イノンド}
𦽩艸3+13=総画数16 U+26F69 [ジュウ、ニュウ/]
◆揉(も)む、揉んで柔らかくする、同「揉」
𦽪艸3+13=総画数16 U+26F6A [フク/] 𦿁䕎𦽌
◆草名、未詳
𦽮艸3+13=総画数16 U+26F6E [ハク、バク/]
◆「𦽮𦽅ハッカ」、ハッカ(薄荷)、シソ科ハッカ属の草、同「蔢𦽅ハカ」「【字彙補:申集:艸部:𦽮】蓬卜切音薄藥名母昭裔孟蜀本草薄荷作𦽮𦽅」 {ハッカ}
𦽱艸3+13=総画数16 U+26F71 [ソウ/] 𦿑𧂥
◆叢(くさむら)で覆(おお)い他人の目に触れないように隠(かく)す
◆莚エン(むしろ)を敷いて死者を載せ、上から莚で覆い隠す、葬(ほうむ)る、同「葬」「【說文解字注:茻部:葬】臧也(…)从死在茻中一其中所㠯荐之(荐各本作薦今正荐艸席也…)易曰古者葬厚衣之以薪(此引易𣪠辭說從死在茻中之意也上古厚衣以薪故其字上下皆艸)」
𦽹艸3+13=総画数16 U+26F79 [ボウ、モウ/]
◆草名、未詳
𦾈艸3+13=総画数16 U+26F88 [未詳/]
◆未詳
𦾉艸3+13=総画数16 U+26F89 [オウ、ヨウ/うぐいす] 鶯鴬鷪鸎莺
◆「黄𦾉コウオウ」、コウライウグイス(高麗鶯)、コウライウグイス科の鳥、別名「黄鸝・黄鵹コウリ」「黄鳥コウチョウ」「鸝黄・鵹黄リコウ」「鶬鶊・倉庚ソウコウ」
◆姿や形が(ウグイスの羽のように)美しいさま、声が(ウグイスの鳴き声のように)美しいさま
◆[日]ウグイス(鶯)、ウグイス科の鳥、中国名は「樹鶯シュオウ」
𦾑艸3+13=総画数16 U+26F91 [ヒョウ/]
◆末(すえ)、ものの細くなった先端「【鶡冠子:卷一:道端第六】本𦾑門户云者以結左仁右義前忠後聖而春生夏立秋成熟冬閉藏之義」
𦾒艸3+13=総画数16 U+26F92 [未詳/]
◆秣(まぐさ)、穀物などの茎を乾燥させ短く切った牛馬の飼料シリョウ「【集韻:卷九:入聲上:曷第十二:䬴秣𦾒】說文食馬穀也」
𦾓艸3+13=総画数16 U+26F93 [カ、ゲ、ケ/はな、はな・やか、はな・やぐ] 華蕐𦰗𦻏䔢𠌶𣓚华
◆花(はな)、同「花」
◆花が咲き開くさま
◆花のように美しいさま、美しい光を放つさま、同「花」
◆栄えるさま、「栄華エイガ」
◆漢民族の国、中国、「華夏カカ」「中華チュウカ」
漢字林(非部首部別)
𦾔艸3+13=総画数16 U+26F94 [キュウ、グ、ク/ふる・い]
◆古い、昔の、過去の、以前の
◆古くからの、以前からの
◆同「舊」
𦾖艸3+13=総画数16 U+26F96 [ビツ、ミツ、ミチ/] 蔤𦰷藌
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の茎の泥中にある白い部分「【爾雅注疏:釋草】荷芙渠(…)其莖茄其葉蕸其本蔤(《注》莖下白蒻在泥中者)其華菡萏(…)其實蓮(《注》蓮謂房也)其根藕其中的(…)的中薏」 {ハス}
𦾗艸3+13=総画数16 U+26F97 [未詳/]
◆未詳
注解:「藎」の異体字か?
𦾘艸3+13=総画数16 U+26F98 [ソウ、シュ/] 𦺋
◆「𦾘𧃒ソウロウ」、ハコベ(繁縷)、同「蘩𧃒・繁縷ハンロウ」、ナデシコ科ハコベ属の草「【爾雅注疏:釋草】蔜𦺋𧃒(《註》今蘩𧃒也或曰雞腸草…《疏》蔜一名𦺋蔞一名蘩𧃒一名雞腸草…)」 {ハコベ}
𦾚艸3+13=総画数16 U+26F9A [未詳/]
◆未詳「【齊民要術:卷三:雜說第三十】及臘日祀炙𥯦(𥯦一作𦾚燒飲治刺入肉中及樹瓜田中四角去䗣蟲)」
𦾛艸3+13=総画数16 U+26F9B [イ/] 韡𩏧𩏬
◆美しく華やかなさま
𦾜艸3+13=総画数16 U+26F9C [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦾜】同"藐"」
𦾝艸3+13=総画数16 U+26F9D [ソウ/]
◆深い青色、緑がかった濃い青色、同「蒼」
𦾞艸3+13=総画数16 U+26F9E [ロク/]
◆濾(こ)す、液体を水と水以外のものとに分ける、同「盝」
𦾠艸3+13=総画数16 U+26FA0 [未詳/]
◆未詳
𦾦艸3+13=総画数16 U+26FA6 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集拾遺:艸部:𦾦】切音■見法帖釋文索靖書」
𦾨艸3+13=総画数16 U+26FA8 [ゲツ、ゲチ/] 㜸𦽚
◆正妻以外の女に産ませた子、同「孼」
◆(衣服・草木・歌謡などがもたらす)得体(えたい)のしれない出来事・異変・災い、同「蠥」
𦾩艸3+13=総画数16 U+26FA9 [未詳/]
◆未詳
𦿀艸3+13=総画数16 U+26FC0 [チョ、ジョ/]
◆ネギ(葱、ヒガンバナ科ネギ属の草)の一種「【齊民要術:卷第三:種葱第二十一】爾雅曰茖山葱注曰茖葱細莖大葉廣雅曰藿薵𦿀葱也其蓊謂之薹…(「茖葱」はギョウジャニンニク(行者葫、ヒガンバナ科ネギ属の草))
𦿣艸3+13=総画数16 U+26FE3 [未詳/]
◆未詳
𦿤艸3+13=総画数16 U+26FE4 [未詳/]
◆未詳
𦿪艸3+13=総画数16 U+26FEA [未詳/]
◆未詳
𧏊虫部
𧗎血部
𧗘血部
𧯷豆部
𨘏艸3+13=総画数16 U+2860F [エン、オン/] 薳䓕
◆「𨘏志・遠志オンジ」、イトヒメハギ(糸姫萩)、ヒメハギ科ヒメハギ属の草、またその根茎から作られる生薬の名 {イトヒメハギ}
◆姓用字
𩛬艸3+13=総画数16 U+296EC [ヨウ/やしな・う] 養养𢼝𢽁䍩
◆人・家畜・植物などが育つために必要なものを与える、また与えて大きく立派に育てる
◆人が立派に育つために必要なことを教える、また教え導く
𫉬艸3+13=総画数16 U+2B26C [カク、ワク/え・る]
◆狩りで鳥獣を殺し捕(と)る、また狩りで捕った鳥獣など、「獲物(えもの、中国では「猎物」)」、生きたまま捕(つか)まえるのは「虜」「【康熙字典:申集中:虍部:虜】…《漢書·晉灼註》生得曰虜斬首曰獲…」
◆得る、手に入れる、「獲得カクトク」
漢字林(非部首部別)
艸3+14=総画数17 U+453C [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷十:入聲下:緝第二十六:䔼】䔼䔼艸聲」「【集韻:卷十:入聲下:緝第二十六:䔼】香菜」「【說文解字注:艸部:䔃】菜也(廣雅蒩蕺也…按䔼與蕺同…卽今魚腥艸也凶年人掘食之)」
艸3+14=総画数17 U+4556 [ソン/] 蓀荪𦺈𦳪
◆ショウブ(菖蒲)、ショウブ科の草、同「荃」 {ショウブ}
◆「溪䕖ケイソン」、アヤメ(菖蒲・文目)、アヤメ科の草「【古今韻會舉要:十三】溪蓀者極似石菖蒲而葉無脊(アヤメはショウブに似るが、アヤメの葉にははっきりとした主脈がない) {アヤメ}
艸3+14=総画数17 U+4558 [レイ、リョウ/]
◆「䕘耳・苓耳レイジ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草、別名「菤耳ケンジ」「葈耳シジ」「蒼耳ソウジ」 {オナモミ}
艸3+14=総画数17 U+4559 [セツ、ゼチ/] 𦿐
◆草を刈る、雑草を刈り取る「【欽定授時通考:卷三十六:耘耔:鏟】鏟廣雅曰䕙鏟柄長二尺刃廣二寸以剗地除草此古之鏟也今鏟與古制不同柄長數尺首廣四寸計兩手持之但用前進攛之剗去籠草就覆其根特號敏捷今營州之東燕冀以北農家種溝田者皆用之」
艸3+14=総画数17 U+455A [キ、ギ、カイ、ケ/] 蕢蒉𧷩𤆂
◆草を編んで作った土を運ぶための籠
◆ヒユ(莧、ヒユ科ヒユ属の草)の一種で茎が赤いもの「【爾雅注疏:釋草】蕢赤莧注赤莧一名蕢今莧菜之赤莖者也」 {ヒユ}
艸3+14=総画数17 U+455D [ショウ/]
◆ゴマ(胡麻)、ゴマ科の草
艸3+14=総画数17 U+4563 [カツ、ガチ、カチ/]
◆草名、未詳、ワラビ(蕨、コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ植物)に似た水生植物で食べられるという、同「𦼵」「䔾」「【集韻:卷九:入聲上:曷第十二:𦼰𦼵䕣】水艸似蕨可啖或从毼从褐」
臼部
艸3+14=総画数17 U+858E [ベツ、メチ/]
◆「薎蠓・蠛蠓ベツボウ」、ヌカカ(糠蚊)、ヌカカ科の虫「【正字通:申集上:艸部:薎】舊註與蠛同引史相如傳薎蠔踊躍揚雄傳浮薎蠓以蔽天按蔑或作𦹋从伐者戍之變體也…」
漢字林(非部首部別)
艸3+14=総画数17 U+85A9 [サツ、サチ/] 萨蕯
◆「サ」「サッ」「サツ」などに近い梵語の音を当てる音写字
◆「菩薩ボサツ・プゥサ」、「菩提薩埵ボーダイサツタ・プゥシーサドゥア(bodhisattva[梵]の音写)」の略、悟り(菩提ボダイ・プゥシー、bodhi[梵])を得ようと修行する生きとし生けるもの(薩埵サッタ・サドゥア、sattva[梵])
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+14=総画数17 U+85AF [ショ、ジョ/いも]
◆イモ(芋)類の総称 {イモ}
◆「薯蕷ショヨ」、ナガイモ(長芋)、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の草 {ナガイモ}
◆「馬鈴薯バレイショ」、ジャガイモ(ジャガ芋)、ナス科ナス属の草、塊根カイコン(澱粉などの養分を貯えて肥大した根)は食用 {ジャガイモ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+14=総画数17 U+85B0 [クン/かお・る、かおり] 薫蘍
◆良い香り、良い香りのする草
◆火にかけて良い香りを立ち昇らせる、良い香りが立ち籠(こ)める、またその香り
◆良い影響を与える、また受ける、「薰陶クントウ」
漢字林(非部首部別)
艸3+14=総画数17 U+85B1 [タイ、ダイ/]
◆草木が鬱葱ウッソウと茂るさま
艸3+14=総画数17 U+85B2 [ヒン、ビン/] 𦿜
◆デンジソウ(田字草)、デンジソウ科デンジソウ属の水草、同「蘋」 {デンジソウ}
艸3+14=総画数17 U+85B4 [ネイ、ニョウ/] 𦺝
◆草がぼうぼうと生(お)い茂るさま、髪がぼさぼさと伸び乱れるさま
◆「𦱊薴ソウネイ」、草がぼうぼうと生い乱れるさま
◆「薺薴セイネイ」、ヒメジソ(姫紫蘇)、シソ科イヌコウジュ属の草 {ヒメジソ}
◆「石薺薴セキセイネイ」、イヌコウジュ(犬香薷)、シソ科イヌコウジュ属の草、同「石薺苧」 {イヌコウジュ}
◆簡「苧」
艸3+14=総画数17 U+85B5 [チュウ、ジュウ/] 𦺚䓓
◆草が覆う、覆い被(かぶ)さる「【方言・第十二】薵蒙覆也薵戴也」「【輶軒使者絕代語釋別國方言】薵蒙覆也薵戴也」
◆ネギ(葱、ヒガンバナ科ネギ属の草)の一種「【齊民要術:卷第三:種葱第二十一】爾雅曰茖山葱注曰茖葱細莖大葉廣雅曰藿薵𦿀葱也其蓊謂之薹…(「茖葱」はギョウジャニンニク(行者葫、ヒガンバナ科ネギ属の草))
艸3+14=総画数17 U+85B6 [バイ、マイ/]
◆埋(う)める、同「埋」
艸3+14=総画数17 U+85B7 [ジュ、ニュウ/]
◆「香薷コウジュ」、ナギナタコウジュ(薙刀香薷)、シソ科ナギナタコウジュ属の草の一種 {ナギナタコウジュ}
◆キクラゲまた食用のキノコ
艸3+14=総画数17 U+85B8 [ヒョウ、ビョウ/]
◆浮草、水面に浮かんでいる草の総称、同「蓱」
艸3+14=総画数17 U+85B9 [タイ、ダイ/とう]
◆茎の先に多くの花をつける草の花茎カケイ、フキノトウ(蕗の薹)・ネギボウズ(葱坊主)・ニラ(韮・韭)などの花茎の部分 {フキ} {アサツキ} {ニラ}
◆「蕓薹ウンダイ」、ブラッシカ・ラパBrassica rapa、アブラナ科アブラナ属の草、アブラナ(油菜)・カブ(蕪)・ハクサイ(白菜)・コマツナ(小松菜)などアブラナ属の植物の原種と考えられている
◆「薹草タイソウ」、カヤツリグサ科スゲ属の草の総称 {スゲ}
筆順
艸3+14=総画数17 U+85BA [セイ、ザイ、シ、ジ/なずな] 萕荠
◆ナズナ(薺)、アブラナ科ナズナ属の草 {ナズナ}
◆「荸薺ホツシ・ボッシ」、イヌクログワイ(犬黒慈姑)、カヤツリグサ科ハリイ属の水草、塊茎カイケイ(根茎が球形に肥大したもの)を食用とする、別名「シログワイ(白慈姑)」、またオモダカ科オモダカ属の水草で塊茎を食用とするものを併せての総称、別名「𦽏茈フシ」「慈姑シコ」「烏芋オウ」 {イヌクログワイ}
◆「石薺苧セキセイネイ」、イヌコウジュ(犬香薷)、シソ科イヌコウジュ属の草 {イヌコウジュ}
筆順
艸3+14=総画数17 U+85BB [ソウ/も] 藻𧃡𧀉𦸼
◆水中に生息する植物などの総称、また「藻類ソウルイ」「海草カイソウ」「水草(みずくさ)」などの水中に生える草の総称
◆色鮮やかな模様、同「繅」
◆表現が巧(たく)みで美しいさま
◆十二章紋の一つ、水草を象(かたど)ったもの {服飾(十二章紋)}
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「繅」 {服飾(冕冠)}
艸3+14=総画数17 U+85BC [チン、ジン/]
◆「䓰薼・茵蔯インチン」、カワラヨモギ(河原蓬)、キク科ヨモギ属の草、別名「茵蔯蒿インチンコウ」 {カワラヨモギ}
艸3+14=総画数17 U+85BD [シン/]
◆「茢薽レツシン」、ヤブタバコ(藪煙草)、キク科ガンクビソウ属の草「【爾雅注疏:釋草】茢薽豕首(《疏》茢薽藥草名一名豕首一名彘顱一名蟾蜍蘭一名天名精一名麥句薑一名蝦蟇藍一名天門精一名玉門精别錄一名天蔓菁南人名為地菘…)」 {ヤブタバコ}
艸3+14=総画数17 U+85BE [ジ、ニ/]
◆花が盛んに咲くさま
◆疲れてぐったりするさま、またぼんやりするさま、同「𦬼(苶)」
艸3+14=総画数17 U+85BF [ギ、ゴ/]
◆穀物が盛んに伸び育つさま
艸3+14=総画数17 U+85C0 [ケイ、ギョウ/] 𦳖
◆薬草名、未詳「【爾雅:釋草】藀委萎藥草也葉似竹大者如箭竿有節葉狹而長表白裏青根大如指長一二尺可啖」
◆「艼藀テイケイ」、草名、未詳「【爾雅:釋草】葋艼熒未詳」
艸3+14=総画数17 U+85C1 [コウ/わら]
◆穀物などの穂(ほ)や葉を除いた茎、また乾燥した茎、同「槀」「稿」
◆枯(か)れる、水分を失って乾涸(ひから)びる、同「槀」
◆「藁本コウホン」、セリ科ミヤマセンキュウ属の草、またその根茎を乾燥させた生薬の名、同「槀本」 {コウホン}
筆順
艸3+14=総画数17 U+85C2 [ソウ、ズ/] 𧆁
◆草木が叢(むら)がり生えるさま、同「叢」
◆多くの人やものが一か所に集まる、また集める、同「聚」「叢」
艸3+14=総画数17 U+85C3 [コウ、キョウ/]
◆未詳、同「穘」「【廣韻:下平聲:肴第五:虓:藃】禾傷肥又音嚻(「穀物の茎の傷付いた部分が膨らむ」の意か)
◆擦(す)り減る、損耗ソンコウ・ソンモウする「【周禮:冬官考工記:】凡斬轂之道必矩其陰陽(…)陽也者稹理而堅陰也者疏理而柔是故以火養其陰而齊諸其陽則轂雖敝不藃(…藃當作耗玄謂藃藃暴隂柔後必橈減幬革暴起…)」「【新方言:釋言】今謂物不妥帖偏頗暴起爲藃」
艸3+14=総画数17 U+85C4 [キ、ゴ/] 𦻆𦸀
◆「紫藄・紫萁シキ」、ゼンマイ(薇)、ゼンマイ科のシダ植物、別名「迷蕨メイケツ」 {ゼンマイ}
艸3+14=総画数17 U+85C5 [ハツ、ボチ/]
◆草名、未詳「【爾雅注疏:釋草】藆藅(《註》未詳)」
艸3+14=総画数17 U+85C6 [ケン、コン/] 𧃕
◆草名、未詳「【爾雅注疏:釋草】藆藅(《註》未詳)」
艸3+14=総画数17 U+85C8 [ケイ/]
◆「藈菇・𤬉菇ケイコ」、カラスウリ(烏瓜)、ウリ科カラスウリ属の草、別名「王瓜オウカ」「𤫱𤬏・𤬈𤬏コウロウ」 {カラスウリ}
艸3+14=総画数17 U+85C9 [シャ、ジャ、セキ、ジャク/か・す、か・りる] 𧃫
◆腰や体の下に敷く藁(わら、乾燥させた草の茎)製の敷物、また敷物を敷く
◆下に敷いたり間に挟(はさ)むなどして衝撃を和(やわ)らげる、気持ちを和らげる、労(いた)わる
◆他のものに頼る、力を借りる
◆踏み付ける
◆「狼藉ロウゼキ」◇踏み付け荒らすこと◇縦横ジュウオウに入り混じること
◆(天子や領主が祭礼用の穀物を)耕す、耕作する、同「籍」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+14=総画数17 U+85CA [ヘン/]
◆「藊豆ヘントウ」、フジマメ(藤豆)、マメ科フジマメ属の蔓性の草、同「稨豆・扁豆・邊豆」 {フジマメ}
艸3+14=総画数17 U+85CB [チョウ、ジョウ、タク、ダク/] 𧅛𧆀𧅈
◆シロザ(白藜)、ヒユ科アカザ属の草、「灰藋カイチョウ」「藜藋レイチョウ」 {シロザ}
◆「蒴藋サクダク」、ソクズ(蒴藋)、レンプクソウ科ニワトコ属の草 {ソクズ}
◆「藜藿レイチョウ」、どうにか食べられる草、貧しい者が食用とする草
漢字林(非部首部別)
艸3+14=総画数17 U+85CC [ビツ、ミツ、ミチ/] 蔤𦰷𦾖
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の茎の泥中にある白い部分「【爾雅注疏:釋草】荷芙渠(…)其莖茄其葉蕸其本蔤(《注》莖下白蒻在泥中者)其華菡萏(…)其實蓮(《注》蓮謂房也)其根藕其中的(…)的中薏」 {ハス}
艸3+14=総画数17 U+85CE [シン、ジン/]
◆「藎草ジンソウ」、コブナグサ(小鮒草)、イネ科コブナグサ属の草 {コブナグサ}
◆忠誠チュウセイを尽(つ)くす、私心シシンなく仕(つか)える
◆燃(も)え残り、燃えさし、同「燼」
艸3+14=総画数17 U+85D0 [ビョウ、ミョウ、バク、マク/] 𧂀𦯦
◆小さいさま、小さく微(かす)かなさま
◆小さいもの(小さいこと)と見做(みな)す、軽(かろ)んずる、疎(おろそ)かにする、なおざりにする
◆果てしなく広がっているさま、遥(はる)か遠いさま、同「邈」「【詩經:大雅:瞻卬】…藐藐昊天無不克鞏(《傳》藐藐大貌鞏固也《箋》云藐藐美也王者有美德藐藐然無不能自堅固於其位者微箴之也)…」
筆順
艸3+14=総画数17 U+85D2 [ケツ、ケチ/] 𦿋
◆「藒車ケッシャ」、香草名、古く脱臭や防虫に用いたとされ、一説に葉は黄色で白い花が咲くという、同「䔾車」「𦼰車」「芞藇キヨ」
艸3+14=総画数17 U+85D3 [セン/こけ]
◆コケ(苔・蘚)、コケ植物の総称
言部
隹部
𡒎土部
𥋚目部
𦒃羽部
𦷠艸3+14=総画数17 U+26DE0 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𦷠】泥耕切音擰韻寶牂𦷠草名从艸𤕦𤕦亦音擰亂也」「【康熙字典:申集備考:艸部:𦷠】《字彙補》泥耕切音擰《韻寶》{⿰片羊}𧂘草名从艸从𤕦𤕦亦音擰亂也〇按註从𤕦字當作𧃱今省作𦷠恐誤」
𦼭艸3+14=総画数17 U+26F2D [ハク/]
◆壁(かべ)部分の柱、壁枠(わく)内の柱、同「𣝍」
◆同「欂」参照
𦾐艸3+14=総画数17 U+26F90 [ラン/あい] 藍蓝
◆アイ(藍)、タデ科イヌタデ属の草、濃い青色の染料を製しインディゴ(indigo)と呼ばれる {アイ}
◆濃い青色
◆縁(へり)が解(ほつ)れたり破れたりした衣服、ぼろ(襤褸)、同「襤」
𦾪艸3+14=総画数17 U+26FAA [未詳/]
◆未詳
𦾭艸3+14=総画数17 U+26FAD [ホウ、ビョウ、ボウ/] 蒡𦱘
◆草名、未詳、よく煮込むことで食することができるという「【爾雅注疏:釋草】蒡隱荵(《注》似蘇有毛今江東呼爲隱荵藏以爲葅亦可瀹食也)(「隱荵」は「蘟荵」であると思われるが未詳)
◆「牛𦾭ゴボウ」、キク科ゴボウ属の草、「牛蒡子ゴボウシ(ゴボウの種、乾燥させて生薬として利用される)」 {ゴボウ}
𦾮艸3+14=総画数17 U+26FAE [カン/] 𧁀𦼮
◆イネ科(イネ稲・タケ竹など)の植物にみられる内部が空洞になっている茎(くき)、同「稈」
𦾯艸3+14=総画数17 U+26FAF [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷九:入聲上:燭第三:菉𦾯】艸名說文王芻也引詩菉竹猗猗」
𦾰艸3+14=総画数17 U+26FB0 [リン/]
◆「𦾰蒿リンコウ」、草名、別名「莪蒿ガコウ」「蘿蒿ラコウ」、未詳、湿地を好み、葉はヨモギ(蓬、キク科ヨモギ属の草)に似て細く、春に生え茎は蒸せば香りも味も良く、蔞蒿ロウコウ(タカヨモギ高蓬、キク科ヨモギ属の草)によく似るという「【爾雅注疏:釋草】莪蘿(《疏》舎人云莪一名蘿郭云今莪蒿也亦曰𦾰蒿…陸璣云生澤田漸洳之處葉似邪蒿而細科生三月中莖可生食又可蒸香美味頗似蔞蒿是也)」
𦾱艸3+14=総画数17 U+26FB1 [ソウ、ショウ/]
◆掬(すく)い取る、同「摷」
𦾴艸3+14=総画数17 U+26FB4 [ハン、ボン/]
◆ハイイロヨモギ(灰色蓬)、キク科ヨモギ属の草、同「白蒿ハクコウ」 {ハイイロヨモギ}
◆「𦾴露ハンロ」、ツルムラサキ(蔓紫)、ツルムラサキ科ツルムラサキ属の蔓性の草、同「蔠葵シュウキ」 {ツルムラサキ}
◆「𦾴𧃒・繁縷ハンロウ」、ハコベ(繁縷)、ナデシコ科ハコベ属の草「【爾雅注疏:釋草】蔜𦺋𧃒(《註》今蘩𧃒也或曰雞腸草…《疏》蔜一名𦺋蔞一名蘩𧃒一名雞腸草…)」 {ハコベ}
𦾶艸3+14=総画数17 U+26FB6 [セン/] 蔪𧀵
◆草や穀物の穂が伸び揃っているさま
◆草木を刈る
𦾷艸3+14=総画数17 U+26FB7 [リク、ロク/]
◆(草などが)背が高く大きいさま、同「蓼」
𦾺艸3+14=総画数17 U+26FBA [ヨウ/]
◆「𦾺芅ヨウヨク」、別名「銚芅」「羊桃ヨウトウ」「萇楚チョウソ」◇ゴレンシ(五歛子)、カタバミ科ゴレンシ属の木、別名スターフルーツstarfruit、またその果実 {ゴレンシ}◇オニマタタビ(鬼木天蓼)、マタタビ科マタタビ属の木、別名キウイフルーツkiwifruit、またその果実 {キウイフルーツ}
𦾽艸3+14=総画数17 U+26FBD [トウ、ドウ/] 𦿚
◆「菈𦾽ロウトウ」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆菔ロフク」「蘆萉ロヒ」「蘿蔔ラフク」 {ダイコン}
𦾾艸3+14=総画数17 U+26FBE [ヨウ/]
◆草名
◆ガマ(蒲)の葉
𦿁艸3+14=総画数17 U+26FC1 [フク/] 䕎𦽪𦽌
◆草名、未詳
𦿆艸3+14=総画数17 U+26FC6 [トウ、ドウ/]
◆「䕞𦿆・𦺫𦿆ロウトウ」、ヒヨス(菲沃斯)、ナス科ヒヨス属の草、毒草であるが薬草としても利用される、同「莨菪」、別名「𦶐萃キョウスイ」 {ヒヨス}
◆「蒗𦿆渠ロウトウキョ」、古代の運河の名、現河南省鄭州市・開封市から周口市付近に及ぶ運河、同「蒗蕩渠」「浪湯渠」「【漢書(前漢書):卷二十九:溝洫志第九】…地理志河南郡滎陽縣有狼湯渠首受泲東南至陳入潁過那四行七百八十里…」「【水經注:卷二十三:陰溝水】…濟瀆東南至大梁合蒗𦿆渠梁溝既開蒗𦿆渠故瀆寔兼隂溝浚儀之稱故云出陽武矣…故經云隂溝出蒗𦿆渠也…隂溝始亂蒗𦿆終别于沙而濄水出焉…」 {河南省}
𦿉艸3+14=総画数17 U+26FC9 [未詳/]
◆未詳、「籑」の譌字か?「【正字通:申集上:艸部:𦿉】舊註同饌又與餕同按…省作籑志𠀤非」
𦿋艸3+14=総画数17 U+26FCB [ケツ、ケチ/]
◆「𦿋車ケッシャ」、香草名、古く脱臭や防虫に用いたとされ、一説に葉は黄色で白い花が咲くという、同「䔾車」「𦼰車」「芞藇キヨ」
𦿌艸3+14=総画数17 U+26FCC [ルイ/]
◆蔓(つる)性の植物、同繁「虆」、同「蘽」「藟」
◆蔓を編んだ籠(かご)、畚もっこ、同「虆」
𦿍艸3+14=総画数17 U+26FCD [ハク、ホク/] 𧀸
◆草木の葉が枯れたり風に吹かれたりして落ちるさま
𦿏艸3+14=総画数17 U+26FCF [ボウ、ム/]
◆芽生(めば)える
𦿑艸6+14=総画数20 U+26FD1 [ソウ/] 𦽱𧂥
◆叢(くさむら)で覆(おお)い他人の目に触れないように隠(かく)す
◆莚エン(むしろ)を敷いて死者を載せ、上から莚で覆い隠す、葬(ほうむ)る、同「葬」「【說文解字注:茻部:葬】臧也(…)从死在茻中一其中所㠯荐之(荐各本作薦今正荐艸席也…)易曰古者葬厚衣之以薪(此引易𣪠辭說從死在茻中之意也上古厚衣以薪故其字上下皆艸)」
𦿒艸3+14=総画数17 U+26FD2 [シン/]
◆草木が叢(むら)がり生えるさま、同「榛」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦿒】士臻反木藂生也」
𦿖艸3+14=総画数17 U+26FD6 [ロク/]
◆「𦿖菌ロクキン」、キクラゲ(木耳)、キクラゲ科キクラゲ属のキノコ(茸)
𦿗艸3+14=総画数17 U+26FD7 [ボウ、モウ/] 耄𦒷𣭢𠅸𦹾𧂕𦽡𣮳𦓄𩲘
◆老齢(九十歳、或いは八十歳・七十歳)であるさま、年老いた人、同「旄」
◆年老いて動作や判断が鈍(にぶ)いさま、同「旄」
𦿘艸3+14=総画数17 U+26FD8 [ソ、ショ/] 菹葅𦵔𦯓𦳎𦼬𥂯𧂚𧀽𧄗𧗎𧗘𥶎𥷟
◆野菜などの塩また酢の漬物
◆肉の塩漬
◆罪人を切り塩漬けにする古代の刑罰の一つ
◆水草の生い茂る湿地
𦿙艸3+14=総画数17 U+26FD9 [タク/]
◆草木の葉(枯葉)などがはらはらと散り落ちるさま、同「蘀」
𦿚艸3+14=総画数17 U+26FDA [トウ、ドウ/] 𦾽
◆「菈𦿚ロウトウ」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆菔ロフク」「蘆萉ロヒ」「蘿蔔ラフク」 {ダイコン}
𦿛艸3+14=総画数17 U+26FDB [ボウ、ム/ゆめ] 夢𦴋梦夣𧁌
◆睡眠中に見る幻覚・幻像、またそれを見る、同「㝱」「【周禮:卷第五:春官宗伯:占夢】以日月星辰占六夢之吉凶(…)一曰正夢(無所感動平安自夢)二曰噩夢(杜子春云噩當為驚愕之愕謂驚愕而夢)三曰思夢(覺時所思念之而夢)四曰寤夢(覺時道之而夢)五曰喜夢(喜{⿰言兊}而夢)六曰懼夢(恐懼而夢)」
◆ぼんやりとしてるさま
◆(現実のものとなるかどうか分からないが)実現させたいという思い、空想
𦿜艸3+14=総画数17 U+26FDC [ヒン、ビン/]
◆デンジソウ(田字草)、デンジソウ科デンジソウ属の水草、同「蘋」 {デンジソウ}
𦿠艸3+14=総画数17 U+26FE0 [未詳/]
◆未詳
𦿢艸3+14=総画数17 U+26FE2 [未詳/]
◆未詳
𦿥艸3+14=総画数17 U+26FE5 [ユウ、ユ/] 𦵵𦷿
◆草(くさ)、茎が木質化しない植物「【正字通:申集上:艸部:𦵵】…說文汎訓草…」
𦿦艸3+14=総画数17 U+26FE6 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:{⿱艹𦋺}】居例反草似芥又音計又州縣名又姓」
𦿧艸3+14=総画数17 U+26FE7 [ワイ、エ/] 薉𢧼𢧹
◆ぼうぼうと生い茂った雑草、雑草が蔓延(はびこ)る、同「穢」
◆穢(けが)れる、不純な、汚(きたな)らしい、醜(みにく)い、同「穢」
𦿩艸3+14=総画数17 U+26FE9 [ソウ/] 蓸𧅝
◆同「草」「【說文解字注:艸部:𧅝】艸也从艸曹聲(…籀文作𦿩)」
𦿶艸3+14=総画数17 U+26FF6 [/なぎ]
◆[日]姓用字、「草𦿶(くさなぎ)」
筆順
𦿷艸3+14=総画数17 U+26FF7 [/おぎ]
◆[日]姓用字
𦿸艸3+14=総画数17 U+26FF8 [/たん]
◆[日]姓用字、「𦿸父(たんぷ)」
𧀃艸3+14=総画数17 U+27003 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𧀃】俗音{⿱艹𣗥}」「【字彙補:申集:艸部:𧀃】同蕀」
𧀅艸3+14=総画数17 U+27005 [未詳/]
◆未詳「【玉篇:卷十五:禾部第一百九十四:秣】莫葛切秣養也𧀅同上」「【集韻:卷九:入聲上:㞕第十六:𥣫𧀅】說文禾也」
𧀈艸3+14=総画数17 U+27008 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集備考:艸部:𧀈】《字彙補》同茜見林罕集」
𧀉艸3+14=総画数17 U+27009 [ソウ/も] 藻薻𧃡𦸼
◆水中に生息する植物などの総称、また「藻類ソウルイ」「海草カイソウ」「水草(みずくさ)」などの水中に生える草の総称
◆色鮮やかな模様、同「繅」
◆表現が巧(たく)みで美しいさま
◆十二章紋の一つ、水草を象(かたど)ったもの {服飾(十二章紋)}
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「繅」 {服飾(冕冠)}
𧀋艸3+14=総画数17 U+2700B [ボ、モ/]
◆「𧀋菇モク」、ハラタケ(原茸)、ハラタケ科のキノコ(茸)
𧀍艸6+14=総画数20 U+2700D [キョク、コク/] 䒼𦮒
◆蚕箔サンパク、竹などを網状に編んだ蚕を飼うための平らな籠(かご)、同「曲」「筁」
𧀎艸3+14=総画数17 U+2700E [고コ/]
◆「蔈𧀎(표고ピョゴ)」、シイタケ(椎茸)、シイタケ属のキノコ(茸)
𧀔艸3+14=総画数17 U+27014 [カク/]
◆豕(いのこ、イノシシ猪またブタ豚)が鳴く、同「䓼」「【字彙補:申集:艸部:𧀔】呼各切音壑韻寳狶吼也通作䓼」
𧀖艸3+14=総画数17 U+27016 [テイ、ダイ/] 䔶𦻀
◆ヒエ(稗、イネ科ヒエ属の草)に似た雑草の名、一面に生え群がり、実はヒエよりも小さいという、同「蕛」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦻀】俗𧀖䔶蕛荑四玉篇皆音提草名也下又音夷莁荑香草也」
◆除草する
𧀗艸3+14=総画数17 U+27017 [シ/]
◆新しく開墾して一年未満の(作物が育たない)田、同「菑」
𧀛艸3+14=総画数17 U+2701B [ヒ、ビ/] 藣𧄾
◆草名、未詳
◆ヤクyak(チベット周辺に産するウシ科ウシ属の哺乳類)などの尾で作った飾り
𧀝艸3+14=総画数17 U+2701D [未詳/]
◆未詳「【全後漢文:卷二十八:論都賦】…蹈滄海跨昆侖奮彗光掃項軍遂濟人難蕩𧀝于泗沂…」「【康熙字典:申集上:艸部:藋】…灰藋《本草註》梁𥳑文帝勸醫文作灰𧀝菜(「【本草綱目:菜之二:灰藋】《釋名》灰滌菜(綱目)金鎻夭(…梁簡文帝勸醫文作灰滌菜俗訛爲灰條菜…)」は「灰滌菜」或いは「灰條菜」とする)
𧀹艸3+14=総画数17 U+27039 [シャ/]
◆「甘𧀹カンシャ」、同「甘蔗」、サトウキビ(砂糖黍)、イネ科サトウキビ属の草 {サトウキビ}
𧂴艸3+14=総画数17 U+270B4 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𧂴】同"萑"」
𩇿非部
𪓔黽部
艸3+15=総画数18 U+455E [ロウ/]
◆「䕞𦿆ロウトウ」、ヒヨス(菲沃斯)、ナス科ヒヨス属の草、毒草であるが薬草としても利用される、同「莨菪」「𦺫𦿆」、別名「𦶐萃キョウスイ」 {ヒヨス}
艸3+15=総画数18 U+4560 [ハイ、ホ/]
◆莚(むしろ)、「籧篨キョジョ」、同「䉬」
艸3+15=総画数18 U+4562 [サ、シャ/]
◆「藞䕢ラサ」、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:藞】力瓦切藞䕢不中皃」「【范香溪先生文集:卷九:贈淸鑒上人】…我來古寺長松下邂逅解包逢藞䕢尚看秀色帶峨眉墨玉貫珠常在把…」「【漢語大字典:艸部:藞】[藞䕢]1.不中貌…2.粗率、不检点」
艸3+15=総画数18 U+4564 [キ、ギ/]
◆未詳「【通典:卷一百五十五:兵八:堅壁挫銳】…楚又數挑戰而秦不出乃引而東翦因舉兵追之令壯士擊大破楚軍鄿南因而滅其國…」「【康熙字典:酉集下:邑部:鄿】…《前漢地理志》沛郡有*鄿縣高帝破黥布都尉治《正字通》一說作蘄〇按蘄爲楚地不屬沛郡不可强合爲一也(「【漢書(前漢書):卷二十八上:地理志第八上】沛郡…譙(…)*鄲(…)輒與(…)」は「鄿{⿰蕇阝}」ではなく「鄲{⿰單阝}」)
◆未詳「【管城碩記:卷二十二:正字通二】茶注云鋤麻切茗也…(…少睡䕤茶微炙善佳…)」
艸3+15=総画数18 U+4565 [デイ、ナイ/]
◆「薺䕥セイデイ」、同「菧䕥テイデイ」、ソバナ(蕎麦菜・岨菜)、キキョウ科ツリガネニンジン属の草 {ソバナ}
◆「䕥䕥デイデイ」、草が盛んに茂るさま、草が蔓延(はびこ)るさま
足部
糸部
糸部
艸3+15=総画数18 U+85CD [ラン/あい] 𦾐蓝
◆アイ(藍)、タデ科イヌタデ属の草、濃い青色の染料を製しインディゴ(indigo)と呼ばれる {アイ}
◆濃い青色
◆縁(へり)が解(ほつ)れたり破れたりした衣服、ぼろ(襤褸)、同「襤」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+15=総画数18 U+85CF [ソウ、ゾウ/くら]
◆しまう、周りが囲まれていて外からは見えないところ(箱や蔵など)に入れる、また中に入れて隠す、またそのようなところに入っているもの、またそのための建物
◆内臓、同「臓」
◆チベットTibet、中国南部の高原地帯「西藏セイゾウ(チベット)」の略称
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+15=総画数18 U+85D1 [ケイ、ギョウ/] 𧁰𧃜
◆「藑茅ケイボウ」◇ヒルガオ(昼顔)、ヒルガオ科の蔓性多年草、またヒルガオ科ヒルガオ属の蔓性の草の一種、同「葍」 {ヒルガオ}◇草名、未詳、占卜センボク・卜占ボクセン(占い)に使われるという「【楚辭(劉向):卷第一:離騷經】索藑茅以筳篿兮(索取也藑茅靈草也筳小折竹也楚人名結草折竹以卜曰篿文選藑作瓊五臣云筳竹筭也補曰索所革切藑音瓊爾雅云葍藑茅注云藑葍一種花有赤者爲藑筳音𢌜篿音專後漢方術傳曰挺專折竹注云挺八叚竹也音同)命靈氛爲余占之…」
艸3+15=総画数18 U+85D4 [リョウ/]
◆[台]地名用字、「蕃薯藔・蕃薯寮バンショリョウ(台湾新北市淡水区)」「社藔・社寮シャリョウ(台湾南投県竹山鎮)」「葉仔藔・葉子寮ヨウシリョウ(台湾嘉義県民雄郷)」 {台湾}
艸3+15=総画数18 U+85D5 [ゴウ、グ、グウ/はす] 蕅𦸲
◆ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の根茎、蓮根レンコン(はすね)、ハス全体を「荷」、花托カタク(実と実を包む部分)を「蓮」 {ハス}
筆順
艸3+15=総画数18 U+85D7 [ソク/]
◆「牡茅ボウボウ」、未詳、イネ科チガヤ属の草の一種
艸3+15=総画数18 U+85D8 [リョ、ロ/]
◆「茹藘ジョロ」、アカネ(茜)、アカネ科の草、同「茅蒐ボウシュウ」 {アカネ}
筆順
艸3+15=総画数18 U+85D9 [ギ、ゲ、キ/] 𧄘𧅙𧆈
◆カラスザンショウ(烏山椒、ミカン科サンショウ属の木)の類、その実は香辛料や生薬として利用される、別名「食茱萸ショクシュユ」 {カラスザンショウ}
◆「蓎藙トウキ」、カホクザンショウ(華北山椒、ミカン科サンショウ属の木)の類、別名「蜀椒ショクショウ」 {カホクザンショウ}
筆順
艸3+15=総画数18 U+85DA [ショク、ゾク/]
◆サジオモダカ(匙面高・匙沢瀉)、オモダカ科サジオモダカ属の水草、別名「澤瀉・澤藛・䕪藛・澤蕮タクシャ」「牛脣ギュウシン」「水藛スイシャ」 {サジオモダカ}
艸3+15=総画数18 U+85DB [シャ/]
◆「䕪藛・澤藛タクシャ」「水藛スイシャ」、サジオモダカ(匙面高・匙沢瀉)、オモダカ科サジオモダカ属の水草、同「澤瀉」、別名「牛脣ギュウシン」 {サジオモダカ}
艸3+15=総画数18 U+85DC [レイ、ライ/あかざ] 𧅏
◆アカザ(藜)、ヒユ科アカザ属の草 {アカザ}、またヒユ科アカザ属の草の称、但し「アカザ」そのものではなく「アカザ属の草」の意であるように思われる、「アカザ」は「シロザ」の変種の一つ
◆「蒺藜シツレイ」、「蒺」参照
◆「藜蘆レイロ」、シュロソウ(棕櫚草)、ユリ科シュロソウ属の草 {シュロソウ}
◆「藜藿レイチョウ」、どうにか食べられる草、貧しい者が食用とする草
筆順
艸3+15=総画数18 U+85DD [ゲイ、ゲ/] 兿㙯萟艺
◆種を播(ま)き育てる、草木を植え育てる、同「蓺」、「園芸エンゲイ」
◆技術や技能、またそれによって作り出される(表現される)もの、「芸術ゲイジュツ」、「藝」の省画字として日本では「芸」を用いるが、本来「芸」には「藝」の意はない、「芸」参照
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+15=総画数18 U+85DE [ラ/]
◆「藞䕢ラサ」、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:藞】力瓦切藞䕢不中皃」「【范香溪先生文集:卷九:贈淸鑒上人】…我來古寺長松下邂逅解包逢藞䕢尚看秀色帶峨眉墨玉貫珠常在把…」「【漢語大字典:艸部:藞】[藞䕢]1.不中貌…2.粗率、不检点」
艸3+15=総画数18 U+85DF [ルイ/]
◆蔓(つる)性の植物、同「蘽」「虆」「蔂」
筆順
艸3+15=総画数18 U+85E0 [キョウ、ギョウ/]
◆ラッキョウ(薤・辣韮)、ヒガンバナ科ネギ属の草、同「薤」 {ラッキョウ}
艸3+15=総画数18 U+85E1 [テキ、ジャク/おぎ] 荻蔐𧁱
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草 {オギ}
艸3+15=総画数18 U+85E2 [チ/]
◆草名、未詳「【通雅:卷四十一:植物】藢紫鸇芋也」
艸3+15=総画数18 U+85E3 [ヒ、ビ/] 𧄾𧀛
◆草名、未詳
◆ヤクyak(チベット周辺に産するウシ科ウシ属の哺乳類)などの尾で作った飾り
艸3+15=総画数18 U+85E4 [トウ、ドウ/ふじ]
◆蔓性の植物、またその幹また枝、柔軟で器や家具などに加工される、同「籐」
◆[日]フジ(藤)、マメ科フジ属の木 {フジ}
筆順
艸3+15=総画数18 U+85E5 [ヤク/くすり] 薬𣛙
◆病(やまい)や傷を治(なお)したり癒(いや)したりする効果のある物質
◆病や傷を治す、癒す
◆他に化学作用を及ぼす物質
◆「芍藥シャクヤク」、ボタン科ボタン属の草、根は生薬として利用される {シャクヤク}
◆簡「药」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+15=総画数18 U+85E6 [バ、マ/]
◆「蘿藦ラマ」、ガガイモ(蘿藦)、キョウチクトウ科ガガイモ属の蔓性の草、同「芄蘭ガンラン」 {ガガイモ}
筆順
艸3+15=総画数18 U+85E7 [カン、ガン/]
◆未詳「【集韻:卷五:上聲上:緩第二十四:藧】藨也」
艸3+15=総画数18 U+85E8 [ヒョウ、ビョウ/] 𦳤
◆莚(むしろ)や草鞋(わらじ)などに利用されるカヤツリグサ科などの茎の細い植物、同「苞」
◆「藨草ヒョウソウ」、サンカクイ(三角藺)、カヤツリグサ科ホタルイ属の草 {サンカクイ}
◆イチゴ(苺)、またイチゴの類、未詳
◆「藨藿ヒョウカク」、タンキリマメ(痰切豆)、マメ科タンキリマメ属の草、同「鹿藿ロクカク」 {タンキリマメ}
艸3+15=総画数18 U+85E9 [ハン、ホン/]
◆柴や木を組んだ垣根(かきね)や柵(さく)、外から覗かれたり侵入されたりすることを拒(こば)むために設ける境界を示す構築物、同「蕃」「棥」「樊」
◆囲い込む、周りを取り囲む
◆君主を外敵から守るために四周に封された諸国、またその諸国の主
筆順
艸3+15=総画数18 U+85EA [ソウ、ス/やぶ]
◆覆い尽くすように草木が生い茂った湿地や水辺、草木が生い茂ったところ
◆人や物事が集まるところ、(草木が生い茂った湿地や水辺などには鳥獣など多くのものが集まることから)
筆順
艸3+15=総画数18 U+85EB [タン、ドン/]
◆水中の石に着生する草、海藻カイソウ
艸3+15=総画数18 U+85EC [タイ、ダイ/]
◆草名、未詳、別名「牛蘈ギュウタイ」「【爾雅注疏:釋草】藬牛蘈(《疏》「藬一名牛蘈…郭云今江東呼草爲牛蘈者高尺餘許方莖葉長而銳有穗穗間有華華紫縹色可淋以爲飲者字林云縹青白色淋以水沃也)」
艸3+15=総画数18 U+85ED [キュウ、グ、グウ/] 𧅓𧅉䓖
◆「芎藭キュウキュウ」、センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の根茎を乾燥させた生薬の名 {センキュウ}
艸3+15=総画数18 U+85EF [イ/]
◆「茺藯・茺蔚ジュウイ」、メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、別名「ヤクモソウ(益母草)」 {メハジキ}
艸3+15=総画数18 U+85F0 [リュウ、ル/]
◆草名、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:藰】六九切藰章𦸐」「【集韻:卷六:上聲下:有第四十四:藰】艸名蔁𦸐也」(ヤマゴボウ(山牛蒡、ヤマゴボウ科の草)の漢名に「蔏𦸐ショウリク」「蔁柳ショウリュウ」がある)
◆「藰莅リュウリ」、草木が風に吹かれて発する音
艸3+15=総画数18 U+85F1 [カイ、エ/]
◆草名、未詳、イノンド(セリ科イノンド属)やウイキョウ(茴香、セリ科ウイキョウ属)などのセリ科の草で白花の種と思われる、同「牛蘄ギュウキ」「馬蘄バキ」「懷羊カイヨウ」「【爾雅注疏:釋草】藱懷羊(《疏》似芹可食菜也而葉細鋭一名茭一名牛蘄一名馬蘄子入薬用本草注云生水澤中苗似鬼鍼{⿱艹黍}菜等花青白色子黄黑色似防風子是也)」 {イノンド} {ウイキョウ}
艸3+15=総画数18 U+85F2 [オウ、ウ/]
◆ハリゲヤキ(針欅)、ニレ科ハリゲヤキ属の木、「藲荎オウチ」、同「刺榆シユ」 {ハリゲヤキ}
◆立ち枯れした木
艸3+15=総画数18 U+85F3 [コウ/わら]
◆穀物などの穂(ほ)や葉を除いた茎、また乾燥した茎、同「槀」「稿」
◆枯(か)れる、水分を失って乾涸(ひから)びる、同「槀」
◆「藁本コウホン」、セリ科ミヤマセンキュウ属の草、またその根茎を乾燥させた生薬の名、同「槀本」 {コウホン}
艸3+15=総画数18 U+85F4 [ウン/] 蘊蕴
◆集める、集めて積み上げる、同「薀」
◆集めて溜(た)める、蓄(たくわ)える、同「薀」
◆(内に)含(ふく)む、含みがある
◆「蘊蓄ウンチク」、積み蓄えること、蓄えられた知識や経験
艸3+15=総画数18 U+85F5 [未詳/]
◆未詳
虫部
𤑒火部
𤑔火部
𦿐艸3+15=総画数18 U+26FD0 [セツ、ゼチ/]
◆草を刈る、雑草を刈り取る「【欽定授時通考:卷三十六:耘耔:鏟】鏟廣雅曰䕙鏟柄長二尺刃廣二寸以剗地除草此古之鏟也今鏟與古制不同柄長數尺首廣四寸計兩手持之但用前進攛之剗去籠草就覆其根特號敏捷今營州之東燕冀以北農家種溝田者皆用之」
𦿔艸3+15=総画数18 U+26FD4 [ヘイ、ヘ/おお・う] 蔽𦽗𦿝𢅷𦷥
◆上から被(かぶ)せて全体を覆(おお)う、周りから見えないように覆(おお)って隠す
◆遮(さえぎ)る、阻(はば)む
◆全体を一つにまとめる
𦿕艸3+15=総画数18 U+26FD5 [ショウ、ジョウ/きこり] 樵𣛑藮櫵𣟶𧄡
◆薪(たきぎ)
◆薪にする細い木や枝を切ったり落ちているものを拾い集めたりする人、柴刈りをする人
◆門に設けた物見櫓、同「譙」
𦿝艸3+15=総画数18 U+26FDD [ヘイ、ヘ/おお・う] 蔽𦽗𦿔𢅷𦷥
◆上から被(かぶ)せて全体を覆(おお)う、周りから見えないように覆(おお)って隠す
◆遮(さえぎ)る、阻(はば)む
◆全体を一つにまとめる
𧀡艸3+15=総画数18 U+27021 [セン/]
◆液体にちょっと浸(ひた)す、潜(くぐ)らせる、同「蘸」「【集韻:卷八:去聲下:陷第五十八:𧀡】淊𧀡溼皃」
𧀦艸3+15=総画数18 U+27026 [ロ/]
◆草名、イネ科やカヤツリグサ科などの植物、茎が細く丸く履物(はきもの)の底に使われるという、同「蓾」
𧀧艸3+15=総画数18 U+27027 [ボウ、ム/]
◆「𧀧𧄼ボウトウ」、未詳「【集韻:卷八:去聲下:隥第四十八:𧀧】𧀧𧄼卧初起皃」「【康熙字典:申集上:艸部:𧄼】《唐韻》都鄧切音磴𧀧𧄼新睡起貌…《集韻》徒登切音騰𧄼瞢目暗」
𧀫艸3+15=総画数18 U+2702B [トウ/]
◆「蓫𧀫・蓫䓪チクトウ」、ヤマゴボウ(山牛蒡)、ヤマゴボウ科の草、別名「蔏𦸐・商陸ショウリク」「蔁柳ショウリュウ」「莧陸カンリク」「當陸トウリク」「馬尾バビ」 {ヤマゴボウ}
𧀬艸3+15=総画数18 U+2702C [シツ、シチ/] 𦸝
◆「䒜𧀬ギュウシツ」、イノコヅチ(牛膝・猪子槌)、ヒユ科イノコヅチ属の草「【廣韻:入聲:質第五:悉:𧀬】牛𧀬又作𦸝本草作膝」 {イノコヅチ}
𧀱艸3+15=総画数18 U+27031 [テイ、タイ/]
◆「𧀱芥・蔕芥・慸芥タイカイ」◇細く小さな棘(とげ)や骨と小さな塵(ごみ、ちり)、同「袃蒯」「刺鯁シコウ」◇小さな閊(つか)え、閊えて取れないちょっとした引っ掛かり、蟠(わだかま)り「【集韻:卷七:去聲上:夬第十七:𧀱蔕袃】𧀱芥刺鯁也或作蔕袃」
𧀵艸3+15=総画数18 U+27035 [セン/] 蔪𦾶
◆草や穀物の穂が伸び揃っているさま
◆草木を刈る
𧀶艸3+15=総画数18 U+27036 [テイ、タイ/] 𧁏
◆蔕(へた)、萼ガク(蕾・花・実を保護する役目をするもので通常小さな葉の形をしている)、同「疐」 {萼}
𧀷艸3+15=総画数18 U+27037 [シン、ジン/] 𧂇𧂗
◆ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥したものは生薬として利用される、別名「莐藩・䒞藩チンハン」「知母チモ」「【爾雅注疏:釋草】𧂇莐藩(…《疏》藥草知母也一名𧂇一名莐藩…)」 {ハナスゲ}
◆フノリ(布海苔)、フノリ科の紅藻類、同「蕁」、同「海蘿カイラ」「【爾雅:釋草】𧂇海薻」「【爾雅注疏:釋草】蕁海薻《註》藥草也一名海羅如亂髮生海中」
𧀸艸3+15=総画数18 U+27038 [ハク、ホク/] 𦿍
◆草木の葉が枯れたり風に吹かれたりして落ちるさま
𧀼艸3+15=総画数18 U+2703C [セツ、セチ/] 𧃎
◆チョウセンヨモギ(朝鮮艾)、キク科ヨモギ属の草、同「薛」、同「艾蒿ガイコウ」「藾蕭ライショウ」「藾蒿ライコウ」「【說文解字注:艸部:𧃎】艸也(子虛賦高燥生薛張揖曰薛賴蒿也按賴蒿葢卽藾蕭)」 {チョウセンヨモギ}
𧀽艸3+15=総画数18 U+2703D [ソ、ショ/] 菹葅𦵔𦯓𦳎𦼬𥂯𦿘𧂚𧄗𧗎𧗘𥶎𥷟
◆野菜などの塩また酢の漬物
◆肉の塩漬
◆罪人を切り塩漬けにする古代の刑罰の一つ
◆水草の生い茂る湿地
𧀾艸3+15=総画数18 U+2703E [テイ、ダイ/]
◆ヒエ(稗、イネ科の草)に似た雑草の名、一面に生え群がり、実はヒエよりも小さいという、同「稊」「䄺」「穉」「𦻀」「苵」「【爾雅注疏:卷八:釋草】蕛苵(《疏》蕛一名苵似稗之穢草也布生於地莊子曰道在蕛稗…)」「【集韻:卷二:平聲:齊第十二:蕛稊䅠𧀾穉䄺】艸名說文蕛苵也郭璞曰蕛似稗布地生」「【龍龕手鑑:卷二:草部第八:𦻀】俗𧀖䔶蕛荑四玉篇皆音提草名也下又音夷莁荑香草也」
𧀿艸3+15=総画数18 U+2703F [テキ、ジャク/] 𧃐
◆「羊𧀿䕽ヨウテキチョク」、エビスグサ(夷草)、マメ科センナ属の草、別名「芵茪ケツコウ」「芵明・決明ケツメイ」「薢茩カイコウ」「【廣雅:卷十:釋草】羊𧃐(直戟)䕽(逐銀)芵灮也」 {エビスグサ}
𧁀艸3+15=総画数18 U+27040 [カン/] 𦾮𦼮
◆イネ科(イネ稲・タケ竹など)の植物にみられる内部が空洞になっている茎(くき)、同「稈」
𧁁艸3+15=総画数18 U+27041 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𧁁】《說文》女庚切音鬡䍧蘘可以作縻綆…○按集韻字作蘘又作𧂘《玉篇》作𧃱《直音》作𧃱凡文五音四義同」
注解:「蘘」の異体字か?
𧁂艸3+15=総画数18 U+27042 [スイ、ズイ/]
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)などの草を編んで作った蓆(むしろ)、別名「蘧蒢キョジョ」、竹製は「䉌」「籧篨」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䔹】徐季切蘧蒢也亦作*𧁂(《欽定四庫全書》本では「*䔹」)
◆草名、未詳「【集韻:卷七:去聲上:至第六:䔹】艸名似菌」
𧁃艸3+15=総画数18 U+27043 [キク/]
◆冬に備えて野菜を蓄(たくわ)える、同「蓄」「稸」
𧁄艸3+15=総画数18 U+27044 [セン/] 𦺍
◆ホウキギ(箒木)、別名ホウキグサ(箒草)、ヒユ科バッシア属の草、別名「王蔧オウスイ」「地膚・地肤チフ」、同「葥」 {ホウキギ}
𧁅艸3+15=総画数18 U+27045 [ショウ/] 證证䥌𨭧𨨾𦷘𦹨𧁆
◆正当であること(事実であること)を根拠を示して明らかにする、また上申する、同「証」
◆正当であること(事実であること)を示すための根拠となるもの、証(あかし)、証拠、同「証」
◆[仏]悟(さと)る、はっきりと理解する、同「証」
注解:「證」と「証」は本来別字だが、現在は「證」の意で「証」が使われる、そのため「證」の簡体字は「证」となる
𧁆艸3+15=総画数18 U+27046 [ショウ/] 證证䥌𨭧𨨾𦷘𦹨𧁅
◆正当であること(事実であること)を根拠を示して明らかにする、また上申する、同「証」
◆正当であること(事実であること)を示すための根拠となるもの、証(あかし)、証拠、同「証」
◆[仏]悟(さと)る、はっきりと理解する、同「証」
注解:「證」と「証」は本来別字だが、現在は「證」の意で「証」が使われる、そのため「證」の簡体字は「证」となる
𧁇艸6+15=総画数21 U+27047 [未詳/]
◆未詳「【五音集韻:卷十五:藥第一:若】…{𧁇-屮+(𢭍-扌)}𦱡並古文」「【字彙補:申集:艸部:𧁇】古文若字」(いずれも「【集韻:卷十:入聲下:藥第十八:若{⿳山(⿲山山山)(⿲(勿-勹)■(冬-夂))}𦱡】說文擇菜也…」を引いたものと思われるが、それぞれ字形が異なる)
𧁍艸3+15=総画数18 U+2704D [ソウ/] 𨎮𨐉
◆車の華やかな模様を施(ほどこ)した革製の飾り「【周禮注疏:春官宗伯】薻車薻蔽鹿淺𧜀革飾故書薻作𧁍杜子春𧁍讀爲華藻之藻直謂華藻也」
𧁎艸3+15=総画数18 U+2704E [未詳/]
◆人名、未詳「【字彙補:申集:艸部:𧁎】音未詳人名宋李𧁎著晉書指掌十二卷見文獻通考」
𧁏艸3+15=総画数18 U+2704F [テイ、タイ/] 𧀶
◆蔕(へた)、萼ガク(蕾・花・実を保護する役目をするもので通常小さな葉の形をしている)、同「疐」 {萼}
𧁔艸3+15=総画数18 U+27054 [フ、ホ/] 簠𦻌盙𠤱𠤳
◆穀物などの食物を盛る足付きの長方形の祭器 {食器(簠)}
𧁕艸3+15=総画数18 U+27055 [未詳/]
◆未詳
𧁖艸3+15=総画数18 U+27056 [キク、チク/たくわ・える]
◆(冬に備えて野菜を)貯(たくわ)える、集めて堆(うずたか)く積む、しまっておく、「備蓄ビチク」、同「畜」「𧁃」「稸」
◆飼(か)う、飼い育てる、養(やしな)う、同「畜」
𧁘艸3+15=総画数18 U+27058 [未詳/]
◆未詳、「𧂇」の譌字か?
𧁨艸3+15=総画数18 U+27068 [ソ、ス/よみがえ・る] 蘇蘓苏
◆シソ(紫蘇)などのシソ科シソ属の草の称 {シソ}
◆雑草を取り除く、同「穌」
◆滞(とどこお)っていたもの(血液や気)が流れ始める
◆息を吹き返す、(眠りや迷いなどから)醒(さ)める
◆生き返る、黄泉(よみ、死者の世界)から帰って来る、「蘇生ソセイ」、同「穌」「甦」
◆「屠𧁨トソ」、元旦に飲む薬用酒、年少者から年長者の順に飲んで、その年の無病を願った、ダイオウ(大黃)・ビャクジュツ(白朮)・キキョウ(桔梗)・サンショウ(山椒)・ケイヒ(桂皮)・トリカブト(鳥兜)・サルトリイバラ(猿捕茨)を酒に漬け込んだもの、但し異同がある、【遵生八箋:四時調攝箋:冬卷:屠蘇方】【本草綱目:穀之四:酒:屠蘇酒】などを参照
◆「江蘇省」「江蘇省蘇州市」の簡称 {江蘇省}
𧁰艸3+15=総画数18 U+27070 [ケイ、ギョウ/] 藑𧃜
◆「𧁰茅ケイボウ」◇ヒルガオ(昼顔)、ヒルガオ科の蔓性多年草、またヒルガオ科ヒルガオ属の蔓性の草の一種、同「葍」 {ヒルガオ}◇草名、未詳、占卜センボク・卜占ボクセン(占い)に使われるという「【楚辭(劉向):卷第一:離騷經】索藑茅以筳篿兮(索取也藑茅靈草也筳小折竹也楚人名結草折竹以卜曰篿文選藑作瓊五臣云筳竹筭也補曰索所革切藑音瓊爾雅云葍藑茅注云藑葍一種花有赤者爲藑筳音𢌜篿音專後漢方術傳曰挺專折竹注云挺八叚竹也音同)命靈氛爲余占之…」
𧁱艸3+15=総画数18 U+27071 [テキ、ジャク/おぎ] 荻蔐藡
◆オギ(荻)、イネ科ススキ属の草 {オギ}
𧁲艸3+15=総画数18 U+27072 [キン、ゴン/]
◆セリ(芹)、セリ科の草、同「芹」「斳」 「【救荒本草:卷八:水𧁲】(図)俗作芹菜一名水英」 {セリ}
𧁳艸3+15=総画数18 U+27073 [キ/]
◆「赤𧁳セッキ」、同「赤驥」、馬名、周第五代穆王ボクオウ(前992?年~前922?年)の所有する八駿ハッシュン(八頭の駿馬シュンメ)の内の一頭「【穆天子傳:卷之一】天子之駿…赤驥(世所謂騏驥)盜驪(標馬細頸驪黒色也)白義踰輪山子渠黃華騮(色如華而赤今名馬標赤者爲棗騮棗騮赤也)綠耳(綠耳曰北唐之君來見以一騮馬是生綠耳…八駿皆因其毛色以爲名號…)」
𧁼艸3+15=総画数18 U+2707C [スイ、ズイ/]
◆ハマスゲ(浜菅)、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草、別名「莎草サソウ」「莎䔺サイ」「薃葔コウコウ」「香附コウフ」 {ハマスゲ}
𧂱艸3+15=総画数18 U+270B1 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𧂱】同"蕨"」
𧂳艸3+15=総画数18 U+270B3 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𧂳】同"蕇"」
𧂵艸3+15=総画数18 U+270B5 [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𧂵】同"蕃"」
𧒨虫部
艸3+16=総画数19 U+455F [キョウ、コウ/]
◆「䕟蕖キョウキョ」、別名「蕓薹ウンダイ」、アブラナ科アブラナ属の野草、アブラナ(油菜)・カブ(蕪)・ハクサイ(白菜)などアブラナ属の植物の原種と考えられている
艸3+16=総画数19 U+4566 [エイ、ヨウ/]
◆キク(菊)の花
艸3+16=総画数19 U+4567 [コウ、キョウ/]
◆真菰筍(まこもたたけ)、マコモ(真菰)の肥大化した茎、食用とする {マコモ}
◆ハス(蓮)の根茎、蓮根レンコン(はすね) {ハス}
◆筍(たけのこ)、竹の若芽
艸3+16=総画数19 U+4568 [トウ、ドウ/ふじ]
◆蔓性の植物、またその幹また枝、柔軟で器や家具などに加工される、同「籐」
◆[日]フジ(藤)、マメ科フジ属の木 {フジ}
艸3+16=総画数19 U+4569 [ロウ/]
◆干したウメ(梅)の実
艸3+16=総画数19 U+456A [タク、ジャク/]
◆「䕪藛タクシャ」、サジオモダカ(匙面高・匙沢瀉)、オモダカ科サジオモダカ属の水草、同「澤瀉・澤藛タクシャ」、別名「牛脣ギュウシン」「水藛スイシャ」 {サジオモダカ}
注解:「【廣韻:入聲:陌第二十:宅:䕪】䕪蕮藥草*車前别名」とあるが「【毛詩草木鳥獸蟲魚疏:卷上:言采其藚】藚今澤蕮也其葉如*車前艸大其味亦相似徐州廣陵人食之」を引き誤ったものか? 「車前シャゼン」は「オオバコ(大葉子・車前、オオバコ科オオバコ属の草)」
艸3+16=総画数19 U+456B [未詳/]
◆古地名、未詳「【荔枝譜:第一】…今之廣{⿱十⿵冂午}州郡與䕫梓之間所出…」「【硯史:蘇州褐黃石硯】理麄發墨不滲類䕫石…」「【宋太宗實録:卷二十六】䕫州言江水漲七尺」「【正字通:申集上:艸部:䕫】夔字之譌…」(「夔」の異体字か?)
艸3+16=総画数19 U+456C [キョウ、コウ/はじかみ] 薑𦷗𧅁
◆ショウガ(生姜・生薑・薑)、ショウガ科の草、「はじかみ」はショウガの古称 {ショウガ}
艸3+16=総画数19 U+456D [セン、ゼン/]
◆イラクサ(刺草・蕁麻)、イラクサ科の草、同「蕁麻ジンマ」「【管城碩記:卷二十二】本草圖經蕁麻一名毛䕭…䕭麻䕭音爓即蕁麻」 {イラクサ}
◆草名、未詳「【齊民要術:卷十:菜茹】䕭菜(徐鹽反似䓠荃菜也一曰深草)」「【廣韻:下平聲:鹽第二十四:燅:䕭】山菜」
艸3+16=総画数19 U+456E [キク/]
◆キク(菊)、キク科の草、同「蘜」「菊」「【復古編:蘜䕮菊】竝居六切上蘜治蘠也鞠中䕮日精似(以)秋華」 {キク}
◆「䕮薼キクチン」、未詳「【集韻:卷九:入聲上:屋第一:䕮】䕮薼華青黃色」
艸3+16=総画数19 U+4570 [ハン、ボン/]
◆「莐䕰チンハン」、ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥したものは生薬として利用される、同「莐藩」「知母チモ」「【集韻:卷二:平聲:元第二十二:藩䕰】艸名爾雅𧂇莐藩」 {ハナスゲ}
艸3+16=総画数19 U+4572 [リン/] 𦾰
◆「𦾰蒿リンコウ」、草名、別名「莪蒿ガコウ」「蘿蒿ラコウ」、未詳、湿地を好み、葉はヨモギ(蓬、キク科ヨモギ属の草)に似て細く、春に生え茎は蒸せば香りも味も良く、蔞蒿ロウコウ(タカヨモギ高蓬、キク科ヨモギ属の草)によく似るという「【爾雅注疏:釋草】莪蘿(《疏》舎人云莪一名蘿郭云今莪蒿也亦曰𦾰蒿…陸璣云生澤田漸洳之處葉似邪蒿而細科生三月中莖可生食又可蒸香美味頗似蔞蒿是也)」
子部
火部
艸3+16=総画数19 U+85D6 [カン、ゲン/]
◆刈り取った後に残る茎
艸3+16=総画数19 U+85EE [ショウ、ジョウ/きこり] 樵𣛑櫵𣟶𦿕𧄡
◆薪(たきぎ)
◆薪にする細い木や枝を切ったり落ちているものを拾い集めたりする人、柴刈りをする人
◆門に設けた物見櫓、同「譙」
艸3+16=総画数19 U+85F6 [レキ、リャク/]
◆「葶藶テイレキ」、イヌナズナ(犬薺)、アブラナ科の草、種を生薬として用いる {イヌナズナ}
艸3+16=総画数19 U+85F7 [ショ/]
◆イモ(芋)類の総称 {イモ}
◆「甘藷カンショ」、サツマイモ(薩摩芋)、ヒルガオ科サツマイモ属の植物、またその根茎 {サツマイモ}
◆「藷藇ショヨ」、ナガイモ(長芋)、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の草、同「薯蕷」 {ナガイモ}
筆順
艸3+16=総画数19 U+85F8 [チョ/]
◆「荎藸チチョ」、チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)、マツブサ科マツブサ属の木、同「五味子ゴミシ・ゴミン」「五味ゴミ」 {チョウセンゴミシ}
艸3+16=総画数19 U+85F9 [アイ/] 蔼譪
◆樹木が陽を遮(さえぎ)る程に生い茂っているさま
◆良い人材がたくさん揃っているさま
◆「藹藹アイアイ」◇草木が盛んに生い茂るさま◇多いさま、多く集まっているさま◇薄暗いさま◇和(なご)やかなさま
筆順
艸3+16=総画数19 U+85FA [リン/い]
◆イ(藺)、イグサ科の草、別名「イグサ(藺草)」「トウシンソウ灯心草」 {イ}
◆「馬藺バリン」、ネジアヤメ(捩菖蒲)、アヤメ科アヤメ属の草 {ネジアヤメ}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+16=総画数19 U+85FB [ソウ/も] 薻𧃡𧀉𦸼
◆水中に生息する植物などの総称、また「藻類ソウルイ」「海草カイソウ」「水草(みずくさ)」などの水中に生える草の総称
◆色鮮やかな模様、同「繅」
◆表現が巧(たく)みで美しいさま
◆十二章紋の一つ、水草を象(かたど)ったもの {服飾(十二章紋)}
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「繅」 {服飾(冕冠)}
筆順
艸3+16=総画数19 U+85FC [カン、ケン、コン/] 蕿萲
◆「藼草・萱草・諼草ケンソウ」、カンゾウ(萱草)、ススキノキ科ワスレグサ属の草、別名「鹿葱・蔍葱ロクソウ」「萓莮ギダン」「ワスレグサ(忘れ草)」「忘憂草ボウユウソウ」 {カンゾウ}
艸3+16=総画数19 U+85FD [シン/] 𧅜
◆ムクゲ(木槿)、アオイ科フヨウ属の木、同「櫬」「椴」「蕣」「葮」 {ムクゲ}
艸3+16=総画数19 U+85FE [ライ/]
◆「藾蕭ライショウ」「藾蒿ライコウ」、チョウセンヨモギ(朝鮮艾)、キク科ヨモギ属の草、同「苹」「蘋」、同「艾蒿ガイコウ」「【爾雅注疏:釋草】苹藾蕭(《注》今藾蒿也初生亦可食)」 {チョウセンヨモギ}
◆草木に覆われて日光が遮られた所、日陰(ひかげ)、同「庇」「芘」
筆順
艸3+16=総画数19 U+85FF [カク/] 𧆑
◆豆類の葉
◆「藿香カッコウ」、カワミドリ(川緑)、シソ科カワミドリ属の草 {カワミドリ}
◆「藨藿ヒョウカク・鹿藿ロクカク」 、タンキリマメ(痰切豆)、マメ科タンキリマメ属の草 {タンキリマメ}
艸3+16=総画数19 U+8600 [タク/]
◆草木の葉(枯葉)などがはらはらと散り落ちるさま
艸3+16=総画数19 U+8601 [ガク/]
◆逆ギャク、逆になる
◆びっくりする、どきっとする、驚く、同「噩」「【列子:周穆王】覺有八徵夢有六候…一曰正夢(…)二曰蘁夢(周官注云蘁當爲驚愕之愕謂驚愕而夢)三曰思夢(…)四曰寤夢(…)五曰喜夢(…)六曰懼夢(…)」
◆萼(ガク、うてな)、花びらの外側にある通常小さな葉の形をしているもので蕾の時には開く前の花びらを保護し開いてからは花弁を支える役目をする、同「萼」 {萼}
艸3+16=総画数19 U+8602 [ズイ、ヌイ/しべ]
◆蕊(しべ)、植物の生殖器官、雄蕊ユウズイ(おしべ)と雌蕊シズイ(めしべ)の総称、同「蕊」「惢」「橤」「𧄜」 {蕊}
筆順
艸3+16=総画数19 U+8603 [ズイ、ヌイ/しべ]
◆蕊(しべ)、植物の生殖器官、雄蕊ユウズイ(おしべ)と雌蕊シズイ(めしべ)の総称、同「蕊」「惢」「橤」「𧄜」 {蕊}
艸3+16=総画数19 U+8604 [キ、ギ/]
◆センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の苗、同「蘄茝キシ」、或いはその根茎を乾燥させた生薬の名、同「蘼蕪ビブ」 {センキュウ}
◆「山蘄サンキ」、トウキ(当帰)、セリ科シシウド属の草 {トウキ}
◆祈る、願い求める、同「祈」
◆「牛蘄ギュウキ」「馬蘄バキ」、草名、未詳、イノンド(セリ科イノンド属)やウイキョウ(茴香、セリ科ウイキョウ属)などのセリ科の草で白花の種と思われる、同「懷羊カイヨウ」「【爾雅注疏:釋草】藱懷羊(《疏》似芹可食菜也而葉細鋭一名茭一名牛蘄一名馬蘄子入薬用本草注云生水澤中苗似鬼鍼{⿱艹黍}菜等花青白色子黄黑色似防風子是也)」 {イノンド} {ウイキョウ}
◆「蘄春キシュン」、古県名、現湖北省黄岡市 {湖北省}
漢字林(非部首部別)
艸3+16=総画数19 U+8605 [コウ/] 𧄇
◆「荰蘅トコウ」、草名、ウマノスズクサ科カンアオイ属の草、学名Asarum forbesii、「蘅薇香コウビコウ(荰蘅を乾燥させた生薬の名)」、同「杜衡」、別名「杜蓾トロ」
◆「薇蘅ビコウ」、草名、未詳「【水經注:卷二十七:沔水】…山高谷深多生薇蘅草其草有風不偃無風獨搖…(「蘅薇コウビ」のことか?)
艸3+16=総画数19 U+8606 [ロ、ル/あし、よし]
◆アシ(葦)、イネ科ヨシ属の草、特に花穂カスイ(稲や麦などのように穂状になっている花)が十分に発育していない若いアシを指す、同「葭」 {アシ} {花穂}
◆「蘆菔ロフク」「蘆萉ロヒ」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘿蔔ラフク」 {ダイコン}
◆「藜蘆レイロ」、シュロソウ(棕櫚草)、ユリ科シュロソウ属の草 {シュロソウ}
◆「葫蘆・胡蘆コロ」、ヒョウタン(瓢箪)やユウガオ(夕顔)などのウリ科ユウガオ属の蔓性の草、またその果実の種や果肉を取り除いて作った容器、同「匏」「瓠」「瓢」 {ヒョウタン} {ユウガオ}
◆簡「芦」
筆順
艸3+16=総画数19 U+8607 [ソ、ス/よみがえ・る] 蘓𧁨苏
◆シソ(紫蘇)などのシソ科シソ属の草の称 {シソ}
◆雑草を取り除く、同「穌」
◆滞(とどこお)っていたもの(血液や気)が流れ始める
◆息を吹き返す、(眠りや迷いなどから)醒(さ)める
◆生き返る、黄泉(よみ、死者の世界)から帰って来る、「蘇生ソセイ」、同「穌」「甦」
◆「屠蘇トソ」、元旦に飲む薬用酒、年少者から年長者の順に飲んで、その年の無病を願った、ダイオウ(大黃)・ビャクジュツ(白朮)・キキョウ(桔梗)・サンショウ(山椒)・ケイヒ(桂皮)・トリカブト(鳥兜)・サルトリイバラ(猿捕茨)を酒に漬け込んだもの、但し異同がある、【遵生八箋:四時調攝箋:冬卷:屠蘇方】【本草綱目:穀之四:酒:屠蘇酒】などを参照
◆「江蘇省」「江蘇省蘇州市」の簡称 {江蘇省}
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+16=総画数19 U+8608 [タイ、ダイ/]
◆「牛蘈ギュウタイ」、草名、未詳「【爾雅注疏:釋草】藬牛蘈(《疏》「藬一名牛蘈…郭云今江東呼草爲牛蘈者高尺餘許方莖葉長而銳有穗穗間有華華紫縹色可淋以爲飲者字林云縹青白色淋以水沃也)」
艸3+16=総画数19 U+8609 [ボウ、モウ/]
◆勉(つと)める、力を尽くして励(はげ)む
艸3+16=総画数19 U+860A [ウン/] 藴蕴
◆集める、集めて積み上げる、同「薀」
◆集めて溜(た)める、蓄(たくわ)える、同「薀」
◆(内に)含(ふく)む、含みがある
◆「蘊蓄ウンチク」、積み蓄えること、蓄えられた知識や経験
筆順
艸3+16=総画数19 U+860B [ヒン、ビン、ヘイ、ビョウ/]
◆浮草、水面に浮かんでいる草の総称、同「苹」
◆デンジソウ(田字草)、デンジソウ科デンジソウ属の水草、同「苹」 {デンジソウ}
◆「蘋果ヒンカ」、同「苹果ヘイカ」、リンゴ(林檎)、バラ科リンゴ属の木、またその果実 {リンゴ}
◆簡「苹」
筆順
艸3+16=総画数19 U+860D [クン/かお・る、かおり] 薰薫
◆良い香り、良い香りのする草
◆火にかけて良い香りを立ち昇らせる、良い香りが立ち籠(こ)める、またその香り
◆良い影響を与える、また受ける、「薰陶クントウ」
艸3+16=総画数19 U+860E [キ/] 𧁳
◆「赤蘎セッキ」、同「赤驥」、馬名、周第五代穆王ボクオウ(前992?年~前922?年)の所有する八駿ハッシュン(八頭の駿馬シュンメ)の内の一頭「【穆天子傳:卷之一】天子之駿…赤驥(世所謂騏驥)盜驪(標馬細頸驪黒色也)白義踰輪山子渠黃華騮(色如華而赤今名馬標赤者爲棗騮棗騮赤也)綠耳(綠耳曰北唐之君來見以一騮馬是生綠耳…八駿皆因其毛色以爲名號…)」
艸3+16=総画数19 U+860F [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:蘏】音絅《王應麟詩攷》衣錦尚蘔出尚書大傳」「【中華大字典:艸部:蘏】同絅」
艸3+16=総画数19 U+8610 [ケン、コン/]
◆「諼草ケンソウ」、カンゾウ(萱草)、ススキノキ科ワスレグサ属の草、同「萱草・藼草」「鹿葱・蔍葱ロクソウ」「萓莮ギダン」、別名「ワスレグサ(忘れ草)」「忘憂草ボウユウソウ」 {カンゾウ}
◆「蘐園ケンエン」、荻生徂徠オギュウソライ(1666年~1728年、江戸時代中期の儒学者)の号
艸3+16=総画数19 U+8611 [ボ、モ/] 𧀋
◆「蘑菇モク」、ハラタケ(原茸)、ハラタケ科のキノコ(茸)
筆順
艸3+16=総画数19 U+8612 [/はぎ]
◆[日]姓用字、「蘒(はぎ)」「蘒原(はぎわら)」
艸3+16=総画数19 U+8613 [ソ、ス/よみがえ・る] 蘇𧁨苏
◆シソ(紫蘇)などのシソ科シソ属の草の称 {シソ}
◆雑草を取り除く、同「穌」
◆滞(とどこお)っていたもの(血液や気)が流れ始める
◆息を吹き返す、(眠りや迷いなどから)醒(さ)める
◆生き返る、黄泉(よみ、死者の世界)から帰って来る、「蘇生ソセイ」、同「穌」「甦」
◆「屠蘓トソ」、元旦に飲む薬用酒、年少者から年長者の順に飲んで、その年の無病を願った、ダイオウ(大黃)・ビャクジュツ(白朮)・キキョウ(桔梗)・サンショウ(山椒)・ケイヒ(桂皮)・トリカブト(鳥兜)・サルトリイバラ(猿捕茨)を酒に漬け込んだもの、但し異同がある、【遵生八箋:四時調攝箋:冬卷:屠蘇方】【本草綱目:穀之四:酒:屠蘇酒】などを参照
◆「江蘇省」「江蘇省蘇州市」の簡称 {江蘇省}
筆順
艸3+16=総画数19 U+8614 [未詳/]
◆未詳
艸3+16=総画数19 U+8615 [ホウ/]
◆頭を保護するために被る兜(かぶと)、同「鑝」「【經典釋文:卷二十八】蘕同頭蓬頭謂著兜鉾也」
艸3+16=総画数19 U+8616 [ゲツ、ゲチ/ひこばえ] 櫱𡾹
◆木を切り倒した後に残る切り株、同「枿」「𣡌」
◆ひこばえ、切り株から生え出た新芽、同「枿」「𣡌」
漢字林(非部首部別)
筆順
艸3+16=総画数19 U+8622 [ロウ、ル/]
◆オオケタデ(大毛蓼)、タデ科イヌタデ属の草、同「蘢薣ロウコ」「葒草コウソウ」「水葒スイコウ」「紅蓼コウリョウ」「天蓼テンリョウ」「【爾雅注疏:釋草】蘢天蘥(「天蘥」は「天蓼」の誤りかと思われる)「【爾雅注疏:釋草】紅蘢古其大者蘬(…《疏》舎人曰紅名蘢鼓其大者蘬…毛云蘢紅草也陸璣云一名馬蓼…郭云俗呼紅草爲蘢鼓…)(「紅草」は「葒草」、「馬蓼」は【本草図譜(岩崎灌園著)】によれば「イヌタデ(犬蓼)」) {オオケタデ}
◆草木が鬱蒼ウッソウと生い茂るさま、草木が群がり入り乱れるさま、「蘢蓯・蘢葱ロウソウ」「蘢茸ロウジョウ」
筆順
艸3+16=総画数19 U+862D [ラン/] 蘭兰
◆ヒヨドリバナ(鵯花)やフジバカマ(藤袴)などのキク科ヒヨドリバナ属の草、「蘭草ランソウ」 {ヒヨドリバナ} {フジバカマ}
◆ラン(蘭)、ラン科の植物、「蘭花ランカ」 {ラン}
◆香りのよい草の総称
◆「木蘭モクラン」、モクレン(木蓮・木蘭)、モクレン科の木 {モクレン}
筆順
足部
𤮡瓦部
𧀢艸3+16=総画数19 U+27022 [ショウ/] 屧屟
◆履物の藁製の中敷、また藁製の中敷を敷いた履物
◆下駄(げた)などの木製の履物で藁を畳状に編んだものを表に張ったもの、畳表の下駄の類
𧁌艸3+16=総画数19 U+2704C [ボウ、ム/ゆめ] 夢𦴋梦夣𦿛
◆睡眠中に見る幻覚・幻像、またそれを見る、同「㝱」「【周禮:卷第五:春官宗伯:占夢】以日月星辰占六夢之吉凶(…)一曰正夢(無所感動平安自夢)二曰噩夢(杜子春云噩當為驚愕之愕謂驚愕而夢)三曰思夢(覺時所思念之而夢)四曰寤夢(覺時道之而夢)五曰喜夢(喜{⿰言兊}而夢)六曰懼夢(恐懼而夢)」
◆ぼんやりとしてるさま
◆(現実のものとなるかどうか分からないが)実現させたいという思い、空想
𧁽艸3+16=総画数19 U+2707D [リョウ/ひし] 菱蔆蓤䔖𧅊
◆ヒシ(菱)、ヒシ科の水草、同「芰」、同「薢茩・薢芶カイコウ」 {ヒシ}
𧁾艸3+16=総画数19 U+2707E [ロウ/]
◆「𦸈𧁾カツロウ」、ウリ科カラスウリ属の草の一種
𧂀艸3+16=総画数19 U+27080 [ビョウ、ミョウ、バク、マク/] 藐𦯦
◆小さいさま、小さく微(かす)かなさま
◆小さいもの(小さいこと)と見做(みな)す、軽(かろ)んずる、疎(おろそ)かにする、なおざりにする
◆果てしなく広がっているさま、遥(はる)か遠いさま、同「邈」「【詩經:大雅:瞻卬】…藐藐昊天無不克鞏(《傳》藐藐大貌鞏固也《箋》云藐藐美也王者有美德藐藐然無不能自堅固於其位者微箴之也)…」
𧂃艸3+16=総画数19 U+27083 [カン、ゴン/つぼみ]
◆蕾(つぼみ)、ふっくらと膨らんで今にも花が開き出しそうなさま、また穀物などの穂ホ(茎の先に多数の花・実などが密集して付いたもの)がふっくらと膨らむさま、同「菡」
𧂄艸3+16=総画数19 U+27084 [タン、ドン/] 萏蓞𦻁𦽜
◆「菡𧂄カンタン」、ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の花、またハスの花の蕾(つぼみ) {ハス}
𧂅艸3+16=総画数19 U+27085 [シン/]
◆未詳「【集韻:卷四:平聲:侵第二十一:𧂅】禾長皃」
𧂇艸3+16=総画数19 U+27087 [シン、ジン/] 𧂗𧀷
◆ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥したものは生薬として利用される、別名「莐藩・䒞藩チンハン」「知母チモ」「【爾雅注疏:釋草】𧂇莐藩(…《疏》藥草知母也一名𧂇一名莐藩…)」 {ハナスゲ}
◆フノリ(布海苔)、フノリ科の紅藻類、同「蕁」、同「海蘿カイラ」「【爾雅:釋草】𧂇海薻」「【爾雅注疏:釋草】蕁海薻《註》藥草也一名海羅如亂髮生海中」
𧂈艸3+16=総画数19 U+27088 [ショウ/]
◆草名、未詳、ナズナ(薺、アブラナ科ナズナ属の草)に似るという、イヌナズナ(犬薺、漢名「山薺」、アブラナ科イヌナズナ属)、或いはイヌナズナ属の草「【集韻:卷六:上聲下:筱第二十九:𧂈】艸名山薺也」 {イヌナズナ}
◆未詳「【玉篇:卷六:手部第六十六:𧂈】子了切剽截也」
𧂌艸3+16=総画数19 U+2708C [シュン/] 蕣橓
◆ムクゲ(木槿)、アオイ科フヨウ属の木、同「舜」 {ムクゲ}
◆[日]アサガオ(朝顔)、ヒルガオ科サツマイモ属の蔓性一年草 {アサガオ}
𧂍艸3+16=総画数19 U+2708D [ソン、セン/] 𦽙
◆ショウブ(菖蒲)、ショウブ科の草、同「蓀」 {ショウブ}
𧂑艸3+16=総画数19 U+27091 [セン/] 𧲛𧄟
◆進める、提供する、同「薦」「【國語:卷九:晉語三】君其伐之勿予糴公曰寡人其君是惡其民何罪天殃流行國家代有(代更也)補乏𧲛饑道也不可以廢道於天下(𧲛進也)」
𧂒艸3+16=総画数19 U+27092 [サク、ソク/] 䕴𧄝
◆トリカブト(鳥兜)などのキンポウゲ科トリカブト属の草の根、毒性は強いが適量であれば薬用となる、同「附子ブシ・ブス」「【集韻:卷九:入聲上:覺第四:𧂒䕴𧄝】藥艸博雅𧂒蒵䓯附子也或从禾从米」 {トリカブト}
𧂓艸3+16=総画数19 U+27093 [未詳/]
◆未詳「【集韻《欽定四庫全書》本:卷一:平聲一:支第五:馳𧂓䮈】陳知切說文大驅也又姓古作𧂓或作䮈」(《明州》本は「馳{𧂓-芅+𦫿}䮈」、又「【類篇:馬部:馳{⿰馬(⿱廿乀)}䮈】陳知切說文大驅也又姓古作𧂓或作䮈馳又唐何切走也」「【五音集韻:卷一:脂第五:馳】直離切馳騖也疾驅也又姓出姓苑古作{⿰(𧂓-彡+夕-芅)(⿱廿乚)}或作䮈」)
𧂕艸3+16=総画数19 U+27095 [ボウ、モウ/] 耄𦒷𣭢𠅸𦹾𦽡𦿗𣮳𦓄𩲘
◆老齢(九十歳、或いは八十歳・七十歳)であるさま、年老いた人、同「旄」
◆年老いて動作や判断が鈍(にぶ)いさま、同「旄」
𧂖艸3+16=総画数19 U+27096 [キン、ギン/]
◆草名、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䔷】竒金切草生水中根可以縁器」「【蜀中廣記:卷六十四:方物記第六藥石】本草石香葇生蜀郡陵榮資簡岩石縫中二八月采苗莖花實俱可用又云三棱狀如烏梅而稍大體輕有鬚相連蔓延作漆色蜀人織以為器一名䔷」
𧂗艸3+16=総画数19 U+27097 [シン、ジン/] 𧂇𧀷
◆ハナスゲ(花菅)、キジカクシ科ハナスゲ属の草、根茎を乾燥したものは生薬として利用される、別名「莐藩・䒞藩チンハン」「知母チモ」「【爾雅注疏:釋草】𧂇莐藩(…《疏》藥草知母也一名𧂇一名莐藩…)」 {ハナスゲ}
◆フノリ(布海苔)、フノリ科の紅藻類、同「蕁」、同「海蘿カイラ」「【爾雅:釋草】𧂇海薻」「【爾雅注疏:釋草】蕁海薻《註》藥草也一名海羅如亂髮生海中」
𧂘艸4+16=総画数20 U+27098 [ジョウ、ニョウ/] 𧃱𧅍
◆「牂𧃱ソウジョウ」、草名、未詳、牛馬を操(あやつ)る手綱(たづな)や釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)の縄(なわ)などに利用されるという「【說文解字注:艸部:𧂘】牂𧂘(逗)可㠯作縻綆(縻牛轡也綆汲井綆也)」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𧃱】狃庚切牂𧃱可以作縻綆也」
𧂚艸3+16=総画数19 U+2709A [ソ、ショ/] 菹葅𦵔𦯓𦳎𦼬𥂯𦿘𧀽𧄗𧗎𧗘𥶎𥷟
◆野菜などの塩また酢の漬物
◆肉の塩漬
◆罪人を切り塩漬けにする古代の刑罰の一つ
◆水草の生い茂る湿地
𧂜艸3+16=総画数19 U+2709C [ロウ、ル/]
◆「𧂜蒿ロウコウ」、タカヨモギ(高蓬)、キク科ヨモギ属の草、同「蔞蒿」「蔏蔞ショウロウ」 {タカヨモギ}
◆キクラゲ(木耳)、キクラゲ科キクラゲ属のキノコ「【集韻:卷五:上聲上:噳第九:𧂜蔞】艸名一曰木耳或省」
𧂝艸4+16=総画数20 U+2709D [ベツ、メチ/]
◆目が充血ジュウケツしたり腫(は)れたりして、よく見えない、同「蔑」「𥋚」「【康熙字典:申集上:艸部:𧂝】《五音篇海》莫結切音蔑目無睛也○按疑卽䁾字之譌」
𧂥艸6+16=総画数22 U+270A5 [ソウ/] 𦽱𦿑
◆叢(くさむら)で覆(おお)い他人の目に触れないように隠(かく)す
◆莚エン(むしろ)を敷いて死者を載せ、上から莚で覆い隠す、葬(ほうむ)る、同「葬」「【說文解字注:茻部:葬】臧也(…)从死在茻中一其中所㠯荐之(荐各本作薦今正荐艸席也…)易曰古者葬厚衣之以薪(此引易𣪠辭說從死在茻中之意也上古厚衣以薪故其字上下皆艸)」
𧂭艸3+16=総画数19 U+270AD [ドウ、ヌ/]
◆土を掘り起こして雑草を取り除く、下草(したくさ、植栽している植物の根元に生える雑草)を刈(か)り取る、また抜き取る「【槎翁詩集:巻二:五言古詩:貧居二首】…良苗異本根蕪穢乃獨超敢辭𧂭耘勤…」「【欽定續通志(續通志):卷一百三十四:職官略:京兆府司竹監】金置管勾一人掌𧂭養竹園採斫之事」「【中華字海:艹部:𧂭】同"耨"」
𧂮艸3+16=総画数19 U+270AE [未詳/]
◆未詳
𧂰艸3+16=総画数19 U+270B0 [未詳/]
◆未詳「【中華大字典:艸部:𧂰】藎或字見《集韻》(本字は「{⿳艹(盡-皿)貝}」、【集韻:卷七:去聲上:稕第二十二:藎*𧃤𦳒】は「*({⿳艹(書-曰)({⿱灬貝})」、「𧃤」の譌字と思われるが未詳)
𧂲艸3+16=総画数19 U+270B2 [未詳/]
◆未詳
注解:「䕮」の異体字か?
𧃆艸3+16=総画数19 U+270C6 [未詳/]
◆未詳
𧃈艸3+16=総画数19 U+270C8 [キク/] 𧃓
◆キク(菊)、キク科の草、同「䕮」「菊」 {キク}
𧃊艸3+16=総画数19 U+270CA [セン、ゼン/] 䉵籑𥶉
◆選び整えられた料理、膳ゼンを整えてご馳走(ごちそう)する、同「饌」
◆文章を著(あらわ)す、著述チョジュツする、同「撰」「篹」
𧃎艸3+16=総画数19 U+270CE [セツ、セチ/] 𧀼
◆チョウセンヨモギ(朝鮮艾)、キク科ヨモギ属の草、同「薛」、同「艾蒿ガイコウ」「藾蕭ライショウ」「藾蒿ライコウ」「【說文解字注:艸部:𧃎】艸也(子虛賦高燥生薛張揖曰薛賴蒿也按賴蒿葢卽藾蕭)」 {チョウセンヨモギ}
𧃢艸3+16=総画数19 U+270E2 [キョ、ゴ/]
◆未詳、【廣雅】は「苦蕒クバイ」であろうとする、「苦蕒菜クバイサイ」は別名「苦𦼫・苦苣クキョ」といい、ニガナ(苦菜、キク科ニガナ属の草)を指す「【廣雅:卷十:釋草】蕒(麥蟹張揖云蕒𧃢也案白𧃢與苦蕒大異恐非)𧃢(巨)也」
𧃮艸3+16=総画数19 U+270EE [リン/] 𦺸
◆𥳞リン(中空でない竹)に似た草の名
◆(黄燐などのように)自然発火し空中を動き回る青白い火、鬼火(おにび、空中を動き回る青白い火、古く原因が分からず鬼が点けた火と考えられた)、螢火ほたるび(ホタルが放つような光)、人魂(ひとだま、空中を動き回る青白い火、古く死者の体から離れ出た魂と考えられた)、同「燐」
𧃻艸3+16=総画数19 U+270FB [未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𧃻】同"薔"」
𧒣虫部
𩐍韭部
𪔫鼓部
女部
艸3+17=総画数20 U+456F [ヒョウ、ビョウ/]
◆浮草、水面に浮かんでいる草の総称、同「蓱」
艸3+17=総画数20 U+4574 [サク、ソク/] 𧂒𧄝
◆トリカブト(鳥兜)などのキンポウゲ科トリカブト属の草の根、毒性は強いが適量であれば薬用となる、同「附子ブシ・ブス」「【集韻:卷九:入聲上:覺第四:𧂒䕴𧄝】藥艸博雅𧂒蒵䓯附子也或从禾从米」 {トリカブト}
艸3+17=総画数20 U+4576 [コ、ゴ/]
◆草名、未詳「【酉陽雜俎:卷十九:廣動植類之四:草篇】䕶門草常山北草名䕶門寘諸門上夜有人(一曰物)過輒叱之」
◆同「護」
艸3+17=総画数20 U+860C [ギョ、ゴ/]
◆飼っている魚を泳がせる池の中の囲い
艸3+17=総画数20 U+8617 [ハク、ヒャク/] 檗檘
◆「黄蘗コウハク」、キハダ(黄檗)、ミカン科キハダ属の木 {キハダ}
筆順
艸3+17=総画数20 U+8618 [ジョウ、ニョウ/]
◆「蘘荷ジョウカ」、ミョウガ(茗荷)、ショウガ科ショウガ属の草、蕾(つぼみ)を食用とする {ミョウガ}
筆順
艸3+17=総画数20 U+8619 [エイ、アイ/]
◆草名
◆草が盛んに生え伸びるさま
艸3+17=総画数20 U+861A [セン/こけ]
◆コケ(苔・蘚)、コケ植物の総称
筆順
艸3+17=総画数20 U+861B [イク/] 𧃠
◆「蓲蘛フイク」、花が盛んに咲くさま、花が華やかなさま
艸3+17=総画数20 U+861C [キク/]
◆キク(菊)、キク科の草、同「菭蘠・治蘠チショウ」、同「䕮」「菊」「【爾雅註疏:卷八:釋草第十三】蘜治蘠(《註》今之秋華菊…)」 {キク}
艸3+17=総画数20 U+861D [レン/] 蘞蔹
◆「白蘝ビャクレン」、カガミグサ(鏡草)、ブドウ科ノブドウ属の蔓性の草、根は生薬、同「白薟」 {カガミグサ}
艸3+17=総画数20 U+861E [レン/] 蔹蘝
◆「白蘞ビャクレン」、カガミグサ(鏡草)、ブドウ科ノブドウ属の蔓性の草、根は生薬、同「白薟」 {カガミグサ}
筆順
艸3+17=総画数20 U+861F [イン、オン/]
◆「蘟荵インニン」、草名、未詳、よく煮込むことで食することができるという「【爾雅注疏:釋草】蒡隱荵(《注》似蘇有毛今江東呼爲隱荵藏以爲葅亦可瀹食也)(「隱荵」は「蘟荵」であると思われるが未詳)
艸3+17=総画数20 U+8620 [ショウ/]
◆「蘠靡・蘠蘼・薔薇ショウビ」、バラ(薔薇)、バラ科の植物 {バラ}
◆「蔱蘠サッショウ」、チョウセンニレ(朝鮮楡、ニレ科ニレ属の木)の実、煎じて生薬とする、別名「蕪荑・莁荑ブイ」「𦽄䕋テントウ」「【爾雅:釋草】莁荑蔱蘠(…案本草莁荑一名無姑一名𦽄䕋…)」
◆「菭蘠・治蘠チショウ」、キク(菊、キク科の草)の別称 {キク}
艸3+17=総画数20 U+8621 [エイ、ヨウ/]
◆「蘡薁エイイク」、ブドウ科ブドウ属の蔓性の木、学名Vitis bryoniifolia
筆順
艸3+17=総画数20 U+8623 [トウ/]
◆黄色の花、若々しく愛らしい黄色の花「【廣韻:上聲:厚第四十五:𪌜:蘣】好皃又木苗出」「【廣雅疏證:卷第八上:釋器】斢黊䵏䵐䵎黇黅𪎶𪎽䵋黃也(…說文黊鮮明黃也又云蘣黃蕐也蘣與黊同義…)」
艸3+17=総画数20 U+8624 [カ、ケ、イ/] 𤾸𤾡𧅅
◆花(はな)、同「花」
◆花が(花のように)咲き誇るさま、同「華」
◆花のように美しいさま、華(はな)やかなさま、同「花」「華」
艸3+17=総画数20 U+8625 [ヤク/]
◆スズメノチャヒキ(雀の茶挽、イネ科スズメノチャヒキ属の草)或いはエンバク(燕麦、イネ科カラスムギ属の草)の類「【爾雅注疏:釋草】蘥雀麥(《疏》蘥一名雀麥一名燕麥本草云生故墟野林下苗似小麥而弱實似穬麥而細在處亦有之是也)」 {スズメノチャヒキ}{エンバク}
漢字林(非部首部別)
艸3+17=総画数20 U+8626 [レイ、リョウ/]
◆草名、未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:蘦】來丁切大苦菜或云蘦似地黃」
◆草が衰(おとろ)え落ちる、萎(しお)れる、同「苓」「蕶」
艸3+17=総画数20 U+8627 [キョ、ゴ/] 𨙊𠙢
◆急なさま、はっとするさま、同「遽」
◆「蘧麥キョバク」、エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子、ナデシコ科ナデシコ属の草)、またカワラナデシコ(河原撫子、ナデシコ科ナデシコ属の草)、同「瞿麥クバク」 {エゾカワラナデシコ} {カワラナデシコ}
◆「芙蘧フキョ」、ハス(蓮)の花、ハス科ハス属の水草、同「芙蕖」 {ハス}
筆順
艸3+17=総画数20 U+8628 [ヨウ/] 𧄎
◆草が盛んに生い茂る、同「繇」
艸3+17=総画数20 U+8629 [ハン、ボン/] 𦾴
◆ハイイロヨモギ(灰色蓬)、キク科ヨモギ属の草、同「白蒿ハクコウ」 {ハイイロヨモギ}
◆「蘩露ハンロ」、ツルムラサキ(蔓紫)、ツルムラサキ科ツルムラサキ属の蔓性の草、同「蔠葵シュウキ」 {ツルムラサキ}
◆「蘩𧃒・繁縷ハンロウ」、ハコベ(繁縷)、ナデシコ科ハコベ属の草「【爾雅注疏:釋草】蔜𦺋𧃒(《註》今蘩𧃒也或曰雞腸草…《疏》蔜一名𦺋蔞一名蘩𧃒一名雞腸草…)」 {ハコベ}
艸3+17=総画数20 U+862A [ビ、ミ/] 𧃧
◆「蘪蕪ビブ」、センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の苗、同「蘄茝キシ」、或いはその根茎を乾燥させた生薬の名、同「蘼蕪」 {センキュウ}
艸3+17=総画数20 U+862E [ケイ、ケ/]
◆「蘮蒘ケイジョ」、オヤブジラミ(雄藪蝨)、セリ科ヤブジラミ属の草、同「竊衣・窃衣セツイ」「【爾雅注疏:釋草】蘮蒘竊衣(《注》似芹可食子大如麥兩兩相合有毛著人衣…)」 {オヤブジラミ}
艸3+17=総画数20 U+862F [トウ、ドウ/とろ・ける、とろ・かす]
◆揺(ゆ)れ動く、揺り動かす、同「盪」
◆(揺すって)器の汚れを洗い流す、きれいに取り除く、一掃する、同「盪」
◆当てもなくふらふらとするさま、勝手気ままなさま、酒色や道楽に溺れるさま
◆「蕩蕩トウトウ」、ゆらゆらと揺れながら大きく広がっているさま
◆[日]とろ・ける、とろ・かす、固体のもの(固いもの)が柔らかくなる
筆順
艸3+17=総画数20 U+8630 [/かずら]
◆[日]鬘(かずら)、つる草や花などで作った髪飾り、【広辞苑:蘰かずら】参照
◆[日]姓用字
筆順
虫部
馬部
艸3+17=総画数20 U+F91F [ラン/] 蘭兰
◆ヒヨドリバナ(鵯花)やフジバカマ(藤袴)などのキク科ヒヨドリバナ属の草、「蘭草ランソウ」 {ヒヨドリバナ} {フジバカマ}
◆ラン(蘭)、ラン科の植物、「蘭花ランカ」 {ラン}
◆香りのよい草の総称
◆「木蘭モクラン」、モクレン(木蓮・木蘭)、モクレン科の木 {モクレン}
漢字林(非部首部別)
𧃍艸3+17=総画数20 U+270CD [キ、ギ/] 夔虁𡖂𧃰蘷𡕿𣦞𣀚𩠰
◆想像上の獣名、姿はウシ(牛)或いは龍リュウに似て一足だという、「夔牛キギュウ」、諸説あり、「夔龍紋キリュウモン(夔を象った紋様 )」「【山海經:大荒東經】…狀如牛蒼身而無角一足出入水則必風雨其光如日月其聲如雷其名曰夔…」「【說文解字:夊部:夔】神魖也如龍一足从夊象有角手人面之形」
◆舜シュン(伝説上の名君)時の楽官名「【荀子:卷第十八:成相篇】得后稷五穀殖𧃍為樂正鳥獸服」
◆周代(前11世紀~前256年)の古国名、現湖北省宜昌市秭帰県東「【春秋左傳正義:卷十六:僖公二十六年】秋楚人滅夔以夔子歸(《注》…今建平秭歸縣…)」 {湖北省}
◆唐代(618年~907年)に置かれた州名、「夔州キシュウ」、現重慶市奉節県付近 {重慶市}
𧃏艸3+17=総画数20 U+270CF [ショク、ソク/]
◆菖蒲根ショウブコン、ショウブ(菖蒲、ショウブ科ショウブ属の草)の根、芳香があり薬用として利用される、同「歜」「【集韻:卷六:上聲下:感第四十八:歜𧃏】徂感切昌蒲菹也」「【漢語大字典:艸部:𧃏】同"歜"。切断的菖蒲根、可佐食、也可入药」 {ショウブ}
𧃒艸3+17=総画数20 U+270D2 [ロウ/]
◆「蘩𧃒・繁縷ハンロウ」、ハコベ(繁縷)、ナデシコ科ハコベ属の草「【爾雅注疏:釋草】蔜𦺋𧃒(《註》今蘩𧃒也或曰雞腸草…《疏》蔜一名𦺋蔞一名蘩𧃒一名雞腸草…)」 {ハコベ}
𧃓艸3+17=総画数20 U+270D3 [キク/] 𧃈
◆キク(菊)、キク科の草、同「䕮」「菊」 {キク}
𧃔艸3+17=総画数20 U+270D4 [タク、ダク/]
◆「蒴𧃔サクダク」、ソクズ(蒴藋)、レンプクソウ科ニワトコ属の草、同「藋」「【廣韻:入聲:覺第四:朔:蒴】蒴𧃔藥也」 {ソクズ}
𧃕艸3+17=総画数20 U+270D5 [ケン、コン/]
◆草名、未詳「【爾雅注疏:釋草】藆藅(《註》未詳)」
𧃖艸3+17=総画数20 U+270D6 [セン/]
◆山韭サンキュウ、ニラ(韮、ヒガンバナ科ネギ属の草)の一種、学名Allium senescens、同「韱」
𧃗艸3+17=総画数20 U+270D7 [コ/]
◆塩また酢の漬物
𧃘艸3+17=総画数20 U+270D8 [ソ、ゾ/]
◆魚醬ギョショウ、魚を塩漬にして発酵させた調味料、タイのナンプラーน้ำปลาやベトナムのニョクマムNước mắmなどがある
𧃚艸3+17=総画数20 U+270DA [スイ、ズイ/]
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𧃚】息觜切𧃚草也」
𧃜艸3+17=総画数20 U+270DC [ケイ、ギョウ/] 藑𧁰
◆「𧃜茅ケイボウ」◇ヒルガオ(昼顔)、ヒルガオ科の蔓性多年草、またヒルガオ科ヒルガオ属の蔓性の草の一種、同「葍」 {ヒルガオ}◇草名、未詳、占卜センボク・卜占ボクセン(占い)に使われるという「【楚辭(劉向):卷第一:離騷經】索藑茅以筳篿兮(索取也藑茅靈草也筳小折竹也楚人名結草折竹以卜曰篿文選藑作瓊五臣云筳竹筭也補曰索所革切藑音瓊爾雅云葍藑茅注云藑葍一種花有赤者爲藑筳音𢌜篿音專後漢方術傳曰挺專折竹注云挺八叚竹也音同)命靈氛爲余占之…」
𧃝艸3+17=総画数20 U+270DD [シュウ、シュ/]
◆サルトリイバラ(菝葜)、サルトリイバラ科の木また草、別名「菝葜・菝葀バツカツ」 {サルトリイバラ}
𧃟艸3+17=総画数20 U+270DF [ヨク、イキ/]
◆レンギョウ(連翹)、モクセイ科レンギョウ属の木、同「䔬」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𧃟】與職切藕翹也」「【廣韻:去聲:志第七:異:䔬】連翹草名」「【集韻:卷十:入聲下:職第二十四:𧃟䔬】艸名藕翹也」 {レンギョウ}
𧃠艸3+17=総画数20 U+270E0 [イク/]
◆「蓲𧃠フイク」、花が盛んに咲くさま、花が華やかなさま
𧃡艸3+17=総画数20 U+270E1 [ソウ/も] 藻薻𧀉𦸼
◆水中に生息する植物などの総称、また「藻類ソウルイ」「海草カイソウ」「水草(みずくさ)」などの水中に生える草の総称
◆色鮮やかな模様、同「繅」
◆表現が巧(たく)みで美しいさま
◆十二章紋の一つ、水草を象(かたど)ったもの {服飾(十二章紋)}
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「繅」 {服飾(冕冠)}
𧃣艸3+17=総画数20 U+270E3 [コン/] 菎𦸫
◆香草名、未詳
◆[日]「菎蒻・蒟蒻コンニャク」、サトイモ科コンニャク属の草 {コンニャク}
𧃤艸3+17=総画数20 U+270E4 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷七:去聲上:稕第二十二:藎𧃤𦳒】說文艸也一曰進也或从𧶁从㶳」
𧃧艸3+17=総画数20 U+270E7 [ビ、ミ/]
◆「𧃧蕪ビブ」、センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の苗、同「蘄茝キシ」、或いはその根茎を乾燥させた生薬の名、同「蘼蕪」 {センキュウ}
𧃫艸3+17=総画数20 U+270EB [シャ、ジャ、セキ、ジャク/か・す、か・りる]
◆腰や体の下に敷く藁(わら、乾燥させた草の茎)製の敷物、また敷物を敷く
◆下に敷いたり間に挟(はさ)むなどして衝撃を和(やわ)らげる、気持ちを和らげる、労(いた)わる
◆他のものに頼る、力を借りる
◆踏み付ける
◆「狼𧃫ロウゼキ」◇踏み付け荒らすこと◇縦横ジュウオウに入り混じること
◆(天子や領主が祭礼用の穀物を)耕す、耕作する、同「籍」
𧃭艸3+17=総画数20 U+270ED [未詳/]
◆未詳、「𦽊」の異体字か?「【康熙字典:申集上:艸部:𧃭】《字彙補》穆天子傳有此字註云疑驊字 列子作𦽊」
𧃯艸3+17=総画数20 U+270EF [未詳/]
◆草名、未詳「【字彙補:申集:艸部:𧃯】夢𧃯草名見廣雅釋草篇音未詳」
𧃱艸3+17=総画数20 U+270F1 [ジョウ、ニョウ/] 𧂘𧅍
◆「牂𧃱ソウジョウ」、草名、未詳、牛馬を操(あやつ)る手綱(たづな)や釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)の縄(なわ)などに利用されるという「【說文解字注:艸部:𧂘】牂𧂘(逗)可㠯作縻綆(縻牛轡也綆汲井綆也)」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𧃱】狃庚切牂𧃱可以作縻綆也」
𧃲艸3+17=総画数20 U+270F2 [未詳/]
◆未詳
𧃳艸3+17=総画数20 U+270F3 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷一:衣部第十:𧃳】俗䙝」
𧃴艸3+17=総画数20 U+270F4 [/つづら]
◆[日]「𧃴川(つづらがわ)」、地名、愛媛県松山市
𧃼艸3+17=総画数20 U+270FC [未詳/]
◆未詳
𧄇艸3+17=総画数20 U+27107 [コウ/]
◆「荰𧄇トコウ」、草名、ウマノスズクサ科カンアオイ属の草、学名Asarum forbesii、「蘅薇香コウビコウ(荰蘅を乾燥させた生薬の名)」、同「杜衡」、別名「杜蓾トロ」
◆「薇𧄇ビコウ」、草名、未詳「【水經注:卷二十七:沔水】…山高谷深多生薇蘅草其草有風不偃無風獨搖…(「蘅薇コウビ」のことか?)
𧄋艸3+17=総画数20 U+2710B [未詳/]
◆未詳、「𦽊」の異体字か?「【中華大字典:艸部:𧄋】同華[穆天子傳]右服𧄋騮[注]疑華騮字[按列子周穆王篇作右服𦽊騮注𦽊古驊字)
𧄩艸3+17=総画数20 U+27129 [未詳/]
◆未詳
𧄪艸3+17=総画数20 U+2712A [カ、ゲ/]
◆「𧄪騮カリュウ」、同「驊騮、華騮、蕐騮」、馬名、周朝(西周、前11世紀~前771年)第五代穆王ボクオウ(前992?年~前922?年)の所有する八駿ハッシュン(八頭の駿馬シュンメ)の内の一頭「【列子(冲虚至徳眞經:卷第三:列子):周穆王】…肆意遠游命駕八駿之乘右服𧄪(古華字)騮…」
𧄫艸3+17=総画数20 U+2712B [未詳/]
◆未詳
𧅊艸3+17=総画数20 U+2714A [リョウ/ひし] 菱蔆蓤䔖𧁽
◆ヒシ(菱)、ヒシ科の水草、同「芰」、同「薢茩・薢芶カイコウ」 {ヒシ}
𧅜艸3+17=総画数20 U+2715C [シン/]
◆ムクゲ(木槿)、アオイ科フヨウ属の木、同「櫬」「椴」「蕣」「葮」 {ムクゲ}
𧔐虫部
𨬛金部
𪥣大部
艸3+18=総画数21 U+4578 [カツ、ケチ、カイ、ケ/] 𧅡
◆アサ(麻、アサ科アサ属の草)や穀物などの内部が空洞の茎(くき)の皮を剥(は)いだもの、麻幹(おがら、苧殻)、同「秸」「稭」
艸3+18=総画数21 U+4579 [ソウ、ゾウ/]
◆戸や窓に垂らす簾(すだれ)
艸3+18=総画数21 U+862B [ラン/]
◆ウリ(瓜)の塩漬け
艸3+18=総画数21 U+862C [キ/] 𦺕
◆オオケタデ(大毛蓼)、タデ科タデ属の草
◆ナズナ(薺)、アブラナ科ナズナ属の草、またその実
艸3+18=総画数21 U+8632 [ルイ/]
◆蔓を編んで作った土を運ぶための畚もっこ、同「虆」
艸3+18=総画数21 U+8633 [キ、カ、ケ/]
◆黄色の花
艸3+18=総画数21 U+8634 [ホウ、フ/]
◆カブ(蕪・蕪菁)、アブラナ科アブラナ属の草、またカブの苗、同「蕪菁ブセイ」「蔓菁マンセイ」 {カブ}
艸3+18=総画数21 U+8635 [ショク、シキ/] 𧄕
◆草名、未詳、別名「黃蒢コウジョ」、葉はホオズキ(酸漿・鬼灯、ナス科ホオズキ属の草)に似るという「【爾雅注疏:釋草】蘵黃蒢(《注》蘵草葉似酸漿華小而白中心黄江東以作葅食)」
◆「苦蘵クショク」、ホオズキ(酸漿, 鬼灯)、ナス科ホオズキ属の草「【古今注:草木第六】苦葴一名苦𧄕子有裏形如皮弁始生靑熟則赤裏正圓如珠子亦隨裏靑赤長安兒童謂爲洛神珠亦曰王母珠亦曰皮弁草」 {ホオズキ}
艸3+18=総画数21 U+8636 [ギ、ゲ/]
◆草木を採った後に新しい芽が出る
艸3+18=総画数21 U+8637 [キ、ギ/] 夔虁𡖂𧃍𧃰𡕿𣦞𣀚𩠰
◆想像上の獣名、姿はウシ(牛)或いは龍リュウに似て一足だという、「夔牛キギュウ」、諸説あり、「夔龍紋キリュウモン(夔を象った紋様 )」「【山海經:大荒東經】…狀如牛蒼身而無角一足出入水則必風雨其光如日月其聲如雷其名曰夔…」「【說文解字:夊部:夔】神魖也如龍一足从夊象有角手人面之形」
◆舜シュン(伝説上の名君)時の楽官名「【荀子:卷第十八:成相篇】得后稷五穀殖𧃍為樂正鳥獸服」
◆周代(前11世紀~前256年)の古国名、現湖北省宜昌市秭帰県東「【春秋左傳正義:卷十六:僖公二十六年】秋楚人滅夔以夔子歸(《注》…今建平秭歸縣…)」 {湖北省}
◆唐代(618年~907年)に置かれた州名、「夔州キシュウ」、現重慶市奉節県付近 {重慶市}
𧃐艸3+18=総画数21 U+270D0 [テキ、ジャク/] 𧀿
◆「羊𧃐䕽ヨウテキチョク」、エビスグサ(夷草)、マメ科センナ属の草、別名「芵茪ケツコウ」「芵明・決明ケツメイ」「薢茩カイコウ」「【廣雅:卷十:釋草】羊𧃐(直戟)䕽(逐銀)芵灮也」 {エビスグサ}
𧃰艸3+18=総画数21 U+270F0 [キ、ギ/] 夔虁𡖂𧃍蘷𡕿𣦞𣀚𩠰
◆想像上の獣名、姿はウシ(牛)或いは龍リュウに似て一足だという、「夔牛キギュウ」、諸説あり、「夔龍紋キリュウモン(夔を象った紋様 )」「【山海經:大荒東經】…狀如牛蒼身而無角一足出入水則必風雨其光如日月其聲如雷其名曰夔…」「【說文解字:夊部:夔】神魖也如龍一足从夊象有角手人面之形」
◆舜シュン(伝説上の名君)時の楽官名「【荀子:卷第十八:成相篇】得后稷五穀殖𧃍為樂正鳥獸服」
◆周代(前11世紀~前256年)の古国名、現湖北省宜昌市秭帰県東「【春秋左傳正義:卷十六:僖公二十六年】秋楚人滅夔以夔子歸(《注》…今建平秭歸縣…)」 {湖北省}
◆唐代(618年~907年)に置かれた州名、「夔州キシュウ」、現重慶市奉節県付近 {重慶市}
𧄍艸3+18=総画数21 U+2710D [キョウ、ギョウ/]
◆「連𧄍・連翹レンギョウ」、モクセイ科レンギョウ属の木
𧄎艸3+18=総画数21 U+2710E [ヨウ/]
◆草が盛んに生い茂る、同「繇」
𧄒艸3+18=総画数21 U+27112 [ク、グ/]
◆「𧄒麥クバク」、エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子、ナデシコ科ナデシコ属の草)、またカワラナデシコ(河原撫子、ナデシコ科ナデシコ属の草)、同「瞿麥」「蘧麥キョバク」 {エゾカワラナデシコ} {カワラナデシコ}
𧄔艸3+18=総画数21 U+27114 [ショ/]
◆「𧄔藇ショヨ」、同「藷藇」「薯蕷」、ナガイモ(長芋)、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の草 {ナガイモ}
𧄕艸3+18=総画数21 U+27115 [ショク、シキ/]
◆草名、未詳、別名「黃蒢コウジョ」、葉はホオズキ(酸漿・鬼灯、ナス科ホオズキ属の草)に似るという「【爾雅注疏:釋草】蘵黃蒢(《注》蘵草葉似酸漿華小而白中心黄江東以作葅食)」
◆「苦𧄕クショク」、ホオズキ(酸漿, 鬼灯)、ナス科ホオズキ属の草「【古今注:草木第六】苦葴一名苦𧄕子有裏形如皮弁始生靑熟則赤裏正圓如珠子亦隨裏靑赤長安兒童謂爲洛神珠亦曰王母珠亦曰皮弁草」 {ホオズキ}
𧄖艸3+18=総画数21 U+27116 [ヒョウ/]
◆黄花のノウゼンカズラ(凌霄花、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の蔓性木本) {ノウゼンカズラ}
◆アシ(葦、イネ科ヨシ属の草)やオギ(荻、イネ科ススキ属の草)などの花穂カスイ、また芒(のぎ、小穂から伸びる細く刺状の毛) {花穂}
𧄗艸3+18=総画数21 U+27117 [ソ、ショ/] 菹葅𦵔𦯓𦳎𦼬𥂯𦿘𧂚𧀽𧗎𧗘𥶎𥷟
◆野菜などの塩また酢の漬物
◆肉の塩漬
◆罪人を切り塩漬けにする古代の刑罰の一つ
◆水草の生い茂る湿地
𧄘艸3+18=総画数21 U+27118 [ギ、ゲ、キ/] 藙𧅙𧆈
◆カラスザンショウ(烏山椒、ミカン科サンショウ属の木)の類、その実は香辛料や生薬として利用される、別名「食茱萸ショクシュユ」 {カラスザンショウ}
◆「蓎𧄘トウキ」、カホクザンショウ(華北山椒、ミカン科サンショウ属の木)の類、別名「蜀椒ショクショウ」 {カホクザンショウ}
𧄙艸3+18=総画数21 U+27119 [イ/] 䔺𦳉
◆未詳「【說文解字注:艸部:䔺】藍蓼秀从艸隋聲(…按䔺與芛字…)」「【集韻:卷五:上聲上:紙第四:䔺𧄙】艸名說文藍蓼莠一曰蔕也」
◆「莎𧄙サイ」、ハマスゲ(浜菅)、カヤツリグサ科カヤツリグサ属の草、別名「莎草サソウ」「薃葔コウコウ」「香附コウフ」「【爾雅注疏:釋草】薃侯莎其實媞(《註》夏小正曰薃也者莎䔺媞者其實…《疏》薃卽莎別名侯維也…其實別名媞…案廣雅云地毛莎䔺也是䔺即莎也故云莎䔺)」 {ハマスゲ}
𧄜艸3+18=総画数21 U+2711C [ズイ、ヌイ/しべ]
◆蕊(しべ)、植物の生殖器官、雄蕊ユウズイ(おしべ)と雌蕊シズイ(めしべ)の総称、同「蕊」「蘂」「橤」「惢」 {蕊}
𧄝艸3+18=総画数21 U+2711D [サク、ソク/] 𧂒䕴
◆トリカブト(鳥兜)などのキンポウゲ科トリカブト属の草の根、毒性は強いが適量であれば薬用となる、同「附子ブシ・ブス」「【集韻:卷九:入聲上:覺第四:𧂒䕴𧄝】藥艸博雅𧂒蒵䓯附子也或从禾从米」 {トリカブト}
𧄞艸3+18=総画数21 U+2711E [ゲキ、ギャク/] 虉𧄷𧅖
◆ネジバナ(捩花)、ラン科ネジバナ属の草 {ネジバナ}
𧄟艸3+18=総画数21 U+2711F [セン/] 𧲛𧂑
◆進める、提供する、同「薦」「【國語:卷九:晉語三】君其伐之勿予糴公曰寡人其君是惡其民何罪天殃流行國家代有(代更也)補乏𧲛饑道也不可以廢道於天下(𧲛進也)」
𧄠艸3+18=総画数21 U+27120 [ジョウ/] 𧅟
◆花がぱっと開く
𧄡艸3+18=総画数21 U+27121 [ショウ、ジョウ/きこり] 樵𣛑藮櫵𣟶𦿕
◆薪(たきぎ)
◆薪にする細い木や枝を切ったり落ちているものを拾い集めたりする人、柴刈りをする人
◆門に設けた物見櫓、同「譙」
𧄢艸3+18=総画数21 U+27122 [シン/] 薓蓡葠𦺭
◆「人𧄢ニンジン」、ウコギ科のチョウセンニンジン(朝鮮人参)やキキョウ科のツルニンジン(蔓人参)・セリ科のニンジン(人参)などの草の総称、根は食用や生薬に用いられる {ニンジン}
𧄣艸3+18=総画数21 U+27123 [ショウ/や・く、や・き、く・べる] 燒焼烧𤌸
◆火をつける、火つけて燃やす、火の中にものを入れて燃やす、ものが熱せられて炎や煙が立ち昇る
◆[日]あれこれと進んで人に尽くす
𧄯艸3+18=総画数21 U+2712F [ゴ、グ/さ・める] 寤𡬑𡨂𡨟
◆目覚める、眠りから醒(さ)めて起きている状態に戻る、眠るのは「寐」
◆悟(さと)る、迷いから目覚め、それまで見えなかったものが見えるようになる
◆「𧄯言ゴゲン」、(夢で見たことや寝ながら思い付いたことを忘れないよう)目を覚(さ)ましてから自分に向かって話す「【毛詩正義:卷四:考槃】…獨寐寤言永矢弗諼(《箋》云寤覺永長矢誓諼忘也在澗獨寐覺而獨言長自誓以不忘君之惡志在窮處故云然)」
𧅆艸3+18=総画数21 U+27146 [ケン/] 𧅇𦇂
◆ゼンマイ(薇)、ゼンマイ科のシダ植物、別名「紫萁・紫𦸀シキ」「迷蕨メイケツ」「月爾ゲツジ」 {ゼンマイ}
𧅏艸3+18=総画数21 U+2714F [レイ、ライ/あかざ]
◆アカザ(藜)、ヒユ科アカザ属の草 {アカザ}、またヒユ科アカザ属の草の称、但し「アカザ」そのものではなく「アカザ属の草」の意であるように思われる、「アカザ」は「シロザ」の変種の一つ
◆「蒺𧅏シツレイ」、同「蒺蔾シツリ」、「蒺」参照
◆「𧅏蘆レイロ」、シュロソウ(棕櫚草)、ユリ科シュロソウ属の草 {シュロソウ}
◆「𧅏藿レイチョウ」、どうにか食べられる草、貧しい者が食用とする草
𧓵虫部
𧓿虫部
𧔴虫部
艸3+19=総画数22 U+457B [リ、レイ/] 𡔉
◆地中で草木の種の根が生える、また根が生え芽が出る
艸3+19=総画数22 U+457C [ゼン、ネン/]
◆草、或いは草名、未詳、同「𧅻」
◆未詳「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䕼】如旃切草名又𤑔也」
艸3+19=総画数22 U+8631 [ルイ/]
◆草名、葉はガマ(蒲)に似て細長いという、別名「薡蕫テイトウ」、莚(むしろ)などの敷物や履物(はきもの)の底などに利用されるアサ科・イネ科・イグサ科・ガマ科・カヤツリグサ科などの草のようである「【廣雅:卷十:釋草】蘱(力對)𦬁(才)𦳋(苦拜反)也」「【爾雅注疏:釋草】蘱薡蕫(《疏》蘱一名薡蕫狀似蒲而細可爲屩亦可綯以爲索)」 {ガマ}
艸3+19=総画数22 U+8638 [セン/]
◆液体に少し浸(ひた)す、また潜(くぐ)らせる、粉などを塗(まぶ)す、また付ける、「蘸醤センショウ(調味料に付ける、粉末や粘度の高いものは付ける、液体の場合は潜らせる、ディップdip)」「蘸墨センボク(筆に墨汁を含ませる)」
艸3+19=総画数22 U+8639 [カイ、エ/]
◆「蘹香カイコウ」、ウイキョウ(茴香)、セリ科ウイキョウ属の草、薬草・香草として利用される、別名「茴香ウイキョウ」 {ウイキョウ}
艸3+19=総画数22 U+863A [リ/]
◆「茳蘺・江蘺コウリ」、オゴノリ(海髪)、オゴノリ科の海藻
◆「苻蘺フリ」、ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、またその根を乾燥させた生薬の名、別名「白芷・白茝ビャクシ」 {ヨロイグサ}
艸3+19=総画数22 U+863B [ケイ、ケ/]
◆草名、未詳
艸3+19=総画数22 U+863C [ビ、ミ/]
◆「蘼蕪ビブ」、センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の根茎を乾燥させた生薬の名、同「芎藭キュウキュウ」 {センキュウ}
筆順
艸3+19=総画数22 U+863D [ルイ/] 櫐𦶖𣡺
◆蔓(つる)性の植物、同「虆」「虆」「藟」
艸3+19=総画数22 U+863E [カイ、エ/]
◆草名、未詳「【爾雅注疏:釋草】蘾烏薞萰菟荄蘩菟蒵(《註》皆未詳)」
艸3+19=総画数22 U+863F [ラ/]
◆蔓性の植物の称
◆「蘿蔔ラフク」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆菔ロフク」「蘆萉ロヒ」 {ダイコン}
◆「女蘿ジョラ」、サルオガセ(猿麻桛)、サルオガセ科の地衣類、別名「松蘿ショウラ」 {サルオガセ}
筆順
艸3+19=総画数22 U+8640 [セイ/] 𦺅𧆌𧅱𧅴𧅠
◆調理した食べ物にニラ(韮)やショウガ(生姜・生薑・薑)などの香味野菜を細かく切ったものを和(あ)えたもの、和え物、同「齏」
艸3+19=総画数22 U+8641 [キ、ギ/] 夔𡖂𧃍𧃰蘷𡕿𣦞𣀚𩠰
◆想像上の獣名、姿はウシ(牛)或いは龍リュウに似て一足だという、「夔牛キギュウ」、諸説あり、「夔龍紋キリュウモン(夔を象った紋様 )」「【山海經:大荒東經】…狀如牛蒼身而無角一足出入水則必風雨其光如日月其聲如雷其名曰夔…」「【說文解字:夊部:夔】神魖也如龍一足从夊象有角手人面之形」
◆舜シュン(伝説上の名君)時の楽官名「【荀子:卷第十八:成相篇】得后稷五穀殖𧃍為樂正鳥獸服」
◆周代(前11世紀~前256年)の古国名、現湖北省宜昌市秭帰県東「【春秋左傳正義:卷十六:僖公二十六年】秋楚人滅夔以夔子歸(《注》…今建平秭歸縣…)」 {湖北省}
◆唐代(618年~907年)に置かれた州名、「夔州キシュウ」、現重慶市奉節県付近 {重慶市}
𧄤艸3+19=総画数22 U+27124 [/]
◆「紫𧄤」、カメノテ(亀の手)、甲殻類
𧄶艸3+19=総画数22 U+27136 [ラン、レン/] 䖂虊
◆ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草、同「茆」「𦽏葵フキ」 {ジュンサイ}
𧄷艸3+19=総画数22 U+27137 [ゲキ、ギャク/] 虉𧅖𧄞
◆ネジバナ(捩花)、ラン科ネジバナ属の草 {ネジバナ}
𧄸艸3+19=総画数22 U+27138 [ボン、モン/] 虋𧅾
◆粱リョウ(アワ粟の実から殻を取り除いた小さな粒)の一種で、苗が赤い(或いは実が赤い)もの、同「穈」「𥡹」「【爾雅注疏:卷八:釋草】虋赤苗(《註》今赤粱粟)」
◆「麥𧄸冬・麦門冬バクモンドウ」、ジャノヒゲ(蛇の鬚)などのユリ科の草の根を乾燥させた生薬の名
𧄹艸3+19=総画数22 U+27139 [ショク、シキ/]
◆「苦𧄹クシキ」、クララ(苦参)、マメ科クララ属の草
𧄼艸3+19=総画数22 U+2713C [トウ/]
◆「𧀧𧄼ボウトウ」、未詳「【集韻:卷八:去聲下:隥第四十八:𧀧】𧀧𧄼卧初起皃」「【康熙字典:申集上:艸部:𧄼】《唐韻》都鄧切音磴𧀧𧄼新睡起貌…《集韻》徒登切音騰𧄼瞢目暗」
◆山名、五台ゴダイ山(山西省忻州市)から望むことができるという「【資治通鑑注:卷第二百四十八:唐紀六十四】五臺僧多亡奔幽州(…無恤臺恒山頂是也昔趙襄子名無恤曾登此山觀代國下瞰東海西瞢𧄼山有宮池古廟隋煬帝避暑於此而居…)」
𧄾艸3+19=総画数22 U+2713E [ヒ、ビ/] 藣𧀛
◆草名、未詳
◆ヤクyak(チベット周辺に産するウシ科ウシ属の哺乳類)などの尾で作った飾り
𧅁艸3+19=総画数22 U+27141 [キョウ、コウ/はじかみ] 薑𦷗䕬
◆ショウガ(生姜・生薑・薑)、ショウガ科の草、「はじかみ」はショウガの古称 {ショウガ}
𧅂艸3+19=総画数22 U+27142 [ソウ/も]
◆藻(も)、「藻類ソウルイ(もるい)」の他「海草カイソウ」「水草(みずくさ)」などの水中に生える草の総称、同「藻」
𧅅艸3+19=総画数22 U+27145 [カ、ケ、イ/] 蘤𤾸𤾡
◆花(はな)、同「花」
◆花が(花のように)咲き誇るさま、同「華」
◆花のように美しいさま、華(はな)やかなさま、同「花」「華」
𧅇艸3+19=総画数22 U+27147 [ケン/] 𧅆𦇂
◆ゼンマイ(薇)、ゼンマイ科のシダ植物、別名「紫萁・紫𦸀シキ」「迷蕨メイケツ」「月爾ゲツジ」 {ゼンマイ}
𧅈艸3+19=総画数22 U+27148 [チョウ、ジョウ、タク、ダク/] 藋𧅛
◆シロザ(白藜)、ヒユ科アカザ属の草、「灰藋カイチョウ」「藜藋レイチョウ」 {シロザ}
◆「蒴𧅈サクダク」、ソクズ(蒴藋)、レンプクソウ科ニワトコ属の草 {ソクズ}
◆「藜𧅈レイチョウ」、どうにか食べられる草、貧しい者が食用とする草
𧅉艸3+19=総画数22 U+27149 [キュウ、グ、グウ/] 藭𧅓䓖
◆「芎𧅉キュウキュウ」、センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の根茎を乾燥させた生薬の名 {センキュウ}
𧅍艸3+19=総画数22 U+2714D [ジョウ、ニョウ/] 𧂘𧃱
◆「牂𧅍ソウジョウ」、草名、未詳、牛馬を操(あやつ)る手綱(たづな)や釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)の縄(なわ)などに利用されるという「【說文解字注:艸部:𧂘】牂𧂘(逗)可㠯作縻綆(縻牛轡也綆汲井綆也)」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:𧃱】狃庚切牂𧃱可以作縻綆也」
𧅎艸3+19=総画数22 U+2714E [未詳/]
◆未詳
𧅓艸3+19=総画数22 U+27153 [キュウ、グ、グウ/] 藭𧅉䓖
◆「芎𧅓キュウキュウ」、センキュウ(川芎、セリ科ハマゼリ属の草)の根茎を乾燥させた生薬の名 {センキュウ}
𧅞艸3+19=総画数22 U+2715E [シュウ、ジュ、シュ、ズ/あつ・まる、あつ・める] 聚𨞮𨛿𦕦𦖏
◆多くの人やものが一か所に集まる、また集める
◆大勢が同じところに会カイする、またそのようなところ
艸3+20=総画数23 U+457D [チョク、ドク/]
◆「羊𧀿䕽ヨウテキチョク」、エビスグサ(夷草)、マメ科センナ属の草、別名「芵茪ケツコウ」「芵明・決明ケツメイ」「薢茩カイコウ」「【廣雅:卷十:釋草】羊𧃐(直戟)䕽(逐銀)芵灮也」 {エビスグサ}
艸3+20=総画数23 U+457E [ギン、ゴン/]
◆草名、未詳、水生で葉や茎などは食用になるという
米部
艸3+20=総画数23 U+8643 [セン/]
◆草名、未詳「【爾雅注疏:釋草】虃百足(《注》未詳)」
艸3+20=総画数23 U+8644 [살サル/]
◆[韓]矢(や)、竹製の矢
艸3+20=総画数23 U+8645 [トウ、ドウ/]
◆「停虅テイトウ」、妥当ダトウなさま
◆[日]むかはぎ、「行虅(むかはぎ)」 {和製漢字の辞典:艸部:虅}
𧅖艸3+20=総画数23 U+27156 [ゲキ、ギャク/] 虉𧄷𧄞
◆ネジバナ(捩花)、ラン科ネジバナ属の草 {ネジバナ}
𧅙艸3+20=総画数23 U+27159 [ギ、ゲ、キ/] 藙𧄘𧆈
◆カラスザンショウ(烏山椒、ミカン科サンショウ属の木)の類、その実は香辛料や生薬として利用される、別名「食茱萸ショクシュユ」 {カラスザンショウ}
◆「蓎𧅙トウキ」、カホクザンショウ(華北山椒、ミカン科サンショウ属の木)の類、別名「蜀椒ショクショウ」 {カホクザンショウ}
𧅛艸3+20=総画数23 U+2715B [チョウ、ジョウ、タク、ダク/] 藋𧆀𧅈
◆シロザ(白藜)、ヒユ科アカザ属の草、「灰藋カイチョウ」「藜藋レイチョウ」 {シロザ}
◆「蒴藋サクダク」、ソクズ(蒴藋)、レンプクソウ科ニワトコ属の草 {ソクズ}
◆「藜𧅛レイチョウ」、どうにか食べられる草、貧しい者が食用とする草
𧅝艸3+20=総画数23 U+2715D [ソウ/] 蓸𦿩
◆同「草」「【說文解字注:艸部:𧅝】艸也从艸曹聲(…籀文作𦿩)」
𧅟艸3+20=総画数23 U+2715F [ジョウ/] 𧄠
◆花がぱっと開く
𧅠艸3+20=総画数23 U+27160 [セイ/] 虀𦺅𧆌𧅱𧅴
◆調理した食べ物にニラ(韮)やショウガ(生姜・生薑・薑)などの香味野菜を細かく切ったものを和(あ)えたもの、和え物、同「齏」
𧅡艸3+20=総画数23 U+27161 [カツ、ケチ、カイ、ケ/]
◆アサ(麻、アサ科アサ属の草)や穀物などの内部が空洞の茎(くき)の皮を剥(は)いだもの、麻幹(おがら、苧殻)、同「秸」「稭」
𧅩艸3+20=総画数23 U+27169 [シン、ジン/] 𢸧𢸱
◆摘(つま)む、摘み取る
𧅪艸3+20=総画数23 U+2716A [シュン/] 𧕷
◆蠢(うごめ)く、(虫や草木の芽が地上に顔を出そうとして)もぞもぞと動く、同「蠢」、同「蠢」
注解:同義で字形の似たものが数多くある「𢨢(𢧸𢧬)」「𢧭」「𢨎」「𢨣」「𢧨」「𢧔」「𢧋」「𧕹」「𧕷(𧅪)」
𧕏虫部
𧲛豕部
艸3+21=総画数24 U+4580 [キョウ/]
◆ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、別名「白茝・白芷ビャクシ」「苻蘺フリ」 {ヨロイグサ}
艸3+21=総画数24 U+4583 [ヤク/]
◆未詳「【廣韻:入聲:藥第十八:藥:䖃】䖃䖃風吹水皃」「【御纂朱子全書:卷六:學六】先生戲引禪語云一僧與人讀碑云賢讀著總是字某讀著總是禪潙山作一書戒僧家整齊有一川僧最䖃苴…」
虫部
艸3+21=総画数24 U+8642 [ロ、ル/]
◆「蘩露ハンロ」、ツルムラサキ(蔓紫)、ツルムラサキ科ツルムラサキ属の蔓性の草、別名「蔠葵シュウキ」 {ツルムラサキ}
艸3+21=総画数24 U+8646 [ルイ/]
◆蔓(つる)性の植物、同簡「蔂」、同「蘽」「藟」
◆蔓を編んだ籠(かご)、畚もっこ、同「蔂」
艸3+21=総画数24 U+8647 [ケン、コン/]
◆萌(も)える、芽生(めば)える、また芽生えたばかりの若々しい草
艸3+21=総画数24 U+8648 [キョウ/]
◆ヨロイグサ(鎧草)、セリ科シシウド属の草、別名「白茝・白芷ビャクシ」「苻蘺フリ」 {ヨロイグサ}
艸3+21=総画数24 U+8649 [ゲキ、ギャク/] 𧄷𧅖𧄞
◆ネジバナ(捩花)、ラン科ネジバナ属の草 {ネジバナ}
艸3+21=総画数24 U+FA20 [/はぎ]
◆[日]姓用字、「蘒(はぎ)」「蘒原(はぎわら)」
𧅄艸3+21=総画数24 U+27144 [未詳/]
◆未詳「【類篇:卷一:艸部:𧅄】渠龜切菜名」「【康熙字典:申集上:艸部:𧅄】《集韻》渠龜切音夔菜名」(【類篇】【康熙字典】共に「【集韻:卷一:平聲一:脂第六:{𧅄-𦣻+首}】菜名」を引いたものと思われるが、字形がやや異なる)
𧅢艸3+21=総画数24 U+27162 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:艸部:𧅢】羊捶切音委草木花初出也見海篇大成〇案與𧄙爲一字」
𧅰艸3+21=総画数24 U+27170 [コ、ゴ/]
◆「神𧅰シンゴ」、草名、未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𧅰】《篇海》胡故切音護《韻學集成》神𧅰草名○按本草作護」(「【本草綱目:草之十:名醫別錄】神護草(別錄曰生常山北八月采可使獨守叱咄人寇盜不敢入門時珍曰物類志謂之護門草一名靈草彼人以置門上人衣過草必叱之王筠詩云霜被守宮槐風驚護門草即此也…)」に「神護草」がある)
𧅲艸3+21=総画数24 U+27172 [ユウ、ウ/] 𦳩𧆕
◆草名、未詳
𧅴艸3+21=総画数24 U+27174 [セイ/] 虀𦺅𧆌𧅱𧅠
◆調理した食べ物にニラ(韮)やショウガ(生姜・生薑・薑)などの香味野菜を細かく切ったものを和(あ)えたもの、和え物、同「齏」
𧅸艸3+21=総画数24 U+27178 [シン、ジン/]
◆キノコ(茸、一般に菌類のうち大形のものの俗称)、同「蕈」
𧅹艸3+21=総画数24 U+27179 [キク/] 䱡𩼥𩽘
◆スナメリ(砂滑)、ネズミイルカ科スナメリ属の小型のイルカ(海豚)、別名「江豚コウトン」「江豬コウチョ」「鯆䱐ホフ」
𧆁艸3+21=総画数24 U+27181 [ソウ、ズ/]
◆草木が叢(むら)がり生えるさま、同「叢」
◆多くの人やものが一か所に集まる、また集める、同「聚」「叢」
𧕷虫部
艸3+22=総画数25 U+457F [カン/]
◆草名、未詳
注解:「𧅻」の異体字か?
𧅯艸3+22=総画数25 U+2716F [リ/] 𪅆
◆「𪂈𧅯エンリ」、雌雄同体シユウドウタイの怪鳥の名、同「𪂈離」
𧅱艸3+22=総画数25 U+27171 [セイ/] 虀𦺅𧆌𧅴𧅠
◆調理した食べ物にニラ(韮)やショウガ(生姜・生薑・薑)などの香味野菜を細かく切ったものを和(あ)えたもの、和え物、同「齏」
𧅺艸3+22=総画数25 U+2717A [ドウ、ノウ/] 𧆔
◆草がぼうぼうと叢(むら)がり生えるさま
𧅻艸3+22=総画数25 U+2717B [カン/] 𧆖
◆草、或いは草名、未詳、同「䕼」
𧅼艸3+22=総画数25 U+2717C [ジョウ、ニョウ/]
◆「𧅼葇ジョウジュウ」、未詳、シソ科シソ属の草で小さいものという「【方言:第三】蘇亦荏也…其小者謂之䖆葇」
◆未詳「【廣韻:上聲:養第三十六:壤:䖆】䖆菜爲𦵔」
𧅽艸3+22=総画数25 U+2717D [カイ/ひしお] 醢𨡿𨡝𨢗𥂧𥂹𥂠𧆗
◆肉類に塩などを加え発酵させた食品、肉醤ニクショウ(ししびしお)
◆人体を塩漬けにする刑
𧅾艸3+22=総画数25 U+2717E [ボン、モン/] 虋𧄸
◆粱リョウ(アワ粟の実から殻を取り除いた小さな粒)の一種で、苗が赤い(或いは実が赤い)もの、同「穈」「𥡹」「【爾雅注疏:卷八:釋草】虋赤苗(《註》今赤粱粟)」
◆「麥𧅾冬・麦門冬バクモンドウ」、ジャノヒゲ(蛇の鬚)などのユリ科の草の根を乾燥させた生薬の名
𧆀艸3+22=総画数25 U+27180 [チョウ、ジョウ、タク、ダク/] 藋𧅛𧅈
◆シロザ(白藜)、ヒユ科アカザ属の草、「灰藋カイチョウ」「藜藋レイチョウ」 {シロザ}
◆「蒴藋サクダク」、ソクズ(蒴藋)、レンプクソウ科ニワトコ属の草 {ソクズ}
◆「藜𧆀レイチョウ」、どうにか食べられる草、貧しい者が食用とする草
𧆆示部
𪙐齒部
艸3+23=総画数26 U+4582 [ラン、レン/] 虊𧄶
◆ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草、同「茆」「𦽏葵フキ」 {ジュンサイ}
艸3+23=総画数26 U+4584 [ゼン、ネン/] 𤓉㸐𤓌𧆋
◆焼く、燃やす、同「燃」
艸3+23=総画数26 U+864A [ラン、レン/] 䖂𧄶
◆ジュンサイ(蓴菜)、スイレン科ジュンサイ属の水草、同「茆」「𦽏葵フキ」 {ジュンサイ}
𧆇艸3+23=総画数26 U+27187 [ケン/]
◆麦の中空の茎、麦藁(むぎわら)、同「䅌」
𧆈艸3+23=総画数26 U+27188 [ギ、ゲ、キ/] 藙𧄘𧅙
◆カラスザンショウ(烏山椒、ミカン科サンショウ属の木)の類、その実は香辛料や生薬として利用される、別名「食茱萸ショクシュユ」 {カラスザンショウ}
◆「蓎𧆈トウキ」、カホクザンショウ(華北山椒、ミカン科サンショウ属の木)の類、別名「蜀椒ショクショウ」 {カホクザンショウ}
𧆋艸3+23=総画数26 U+2718B [ゼン、ネン/] 𤓉㸐𤓌䖄
◆焼く、燃やす、同「燃」
𧆌艸3+23=総画数26 U+2718C [セイ/] 虀𦺅𧅱𧅴𧅠
◆調理した食べ物にニラ(韮)やショウガ(生姜・生薑・薑)などの香味野菜を細かく切ったものを和(あ)えたもの、和え物、同「齏」
𩼻魚部
艸3+24=総画数27 U+4586 [ジョウ、ニョウ/] 𧅼
◆「䖆葇ジョウジュウ」、未詳、シソ科シソ属の草で小さいものという「【方言:第三】蘇亦荏也…其小者謂之䖆葇」
◆未詳「【廣韻:上聲:養第三十六:壤:䖆】䖆菜爲𦵔」
𧆐艸3+24=総画数27 U+27190 [カン、コン/]
◆「𧆐米カンマイ」、ジュズダマ(数珠玉、イネ科ジュズダマ属の草)の実、同「𥽇米」「薏苡仁ヨクイニン」「【本草綱目:穀之二】薏苡仁(《釋名》…𧆐米(别録音感陶氏作{⿱竹(⿰■(⿱𠆢干))}珠雷氏作𥽇米)」 {ジュズダマ}
𧆑艸3+24=総画数27 U+27191 [カク/]
◆豆類の葉
◆「𧆑香カッコウ」、カワミドリ(川緑)、シソ科カワミドリ属の草 {カワミドリ}
◆「藨𧆑ヒョウカク・鹿𧆑ロクカク」 、タンキリマメ(痰切豆)、マメ科タンキリマメ属の草 {タンキリマメ}
𧆒艸3+24=総画数27 U+27192 [カン/よろこ・ぶ] 歡歓欢
◆大いに喜び楽しむ、賑(にぎ)やかに楽しむ、また楽しませる
◆相愛の二人が相手を呼ぶ語、「愛(いと)しい人」の意
艸3+25=総画数28 U+864B [ボン、モン/] 𧄸𧅾
◆粱リョウ(アワ粟の実から殻を取り除いた小さな粒)の一種で、苗が赤い(或いは実が赤い)もの、同「穈」「𥡹」「【爾雅注疏:卷八:釋草】虋赤苗(《註》今赤粱粟)」
◆「麥虋冬・麦門冬バクモンドウ」、ジャノヒゲ(蛇の鬚)などのユリ科の草の根を乾燥させた生薬の名
艸3+25=総画数28 U+864C [ヘツ、ベチ/]
◆ワラビ(蕨)、コバノイシカグマ科ワラビ属のシダ植物「【爾雅注疏:釋草】蕨虌(《注》廣雅云紫綦非也初生無葉可食江西謂之虌)(「紫綦」の「綦」は「藄」) {ワラビ}
𧆔艸3+25=総画数28 U+27194 [ドウ、ノウ/] 𧅺
◆草がぼうぼうと叢(むら)がり生えるさま
𧆕艸3+25=総画数28 U+27195 [ユウ、ウ/] 𦳩𧅲
◆草名、未詳
𧆚艸3+25=総画数28 U+2719A [未詳/]
◆未詳
𦺅艸3+26=総画数29 U+26E85 [セイ/] 虀𧆌𧅱𧅴𧅠
◆調理した食べ物にニラ(韮)やショウガ(生姜・生薑・薑)などの香味野菜を細かく切ったものを和(あ)えたもの、和え物、同「齏」
𧆖艸3+26=総画数29 U+27196 [カン/] 𧅻
◆草、或いは草名、未詳、同「䕼」
𧆗艸3+27=総画数30 U+27197 [カイ/ひしお] 醢𨡿𨡝𨢗𥂧𥂹𥂠𧅽
◆肉類に塩などを加え発酵させた食品、肉醤ニクショウ(ししびしお)
◆人体を塩漬けにする刑
艸3+28=総画数31 U+4587 [ウツ、ウチ/]
◆草の芳(かぐわ)しい香り、またその香が立ち籠(こ)める、同「鬱」「【玉篇:卷十三:艸部第一百六十二:䖇】於律切香草」
◆草が鬱葱ウッソウと生い茂るさま、同「鬱」「【甘肅通志:卷四十六:黄諫崑崙山賦】…秋香冬青萬年蓊䖇蘙薈亘地…」
𧆙艸3+28=総画数31 U+27199 [ソン/]
◆香草名、未詳「【字彙補:申集:艸部:𧆙】香草也」
𧆓艸3+33=総画数36 U+27193 [ソ、ス/]
◆草鞋わらじ


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