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[辞典・用語][漢字林][糸部]

[漢字林] [漢字林(非部首部別)] [付録]

[漢字林 糸部] [部首索引]



糸6+0=総画数6 U+7CF8
音読: ①シ[漢呉]②ベキ[漢]、ミャク[呉]、シ[慣]
訓読: いと

◆蚕(かいこ)の繭(まゆ)から取り出した繊維(「忽コツ」という)五本を縒(よ)ったもの、十本を縒ったものが「絲シ」、中国で「縫物などに使う糸」をいう場合は「线セン(線)」「丝シ(絲)」を用いる「【說文解字通釋(說文解字繫傳):糸部:糸】細絲也象束絲之形凡糸之屬皆从糸讀若覛徐鍇曰一蠶所吐為忽十忽為絲糸五忽也」

◆綿などの繊維を縒ったもの、同「絲」
◆細い、細く長い、細く長く繋(つな)がる、同「絲」
◆弦楽器、またその弦、同「絲」
◆数の単位、1毫(毛)=10糸(絲)、1糸(絲)=10忽=10-4 {数字}
◆[日]いと、部首名
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+0=総画数6 U+7CF9
◆[日]いと、いとへん、部首名、「糸」が偏ヘン(漢字の左部)にあるときの字形
筆順

糸3+0=総画数3 U+7E9F
◆[日]いと、いとへん、部首名、「糸」が偏ヘン(漢字の左部)にあるときの字形、「糹」の簡体字

糸6+1=総画数7 U+7CFA
音読: キュウ[漢呉]
訓読: ただ・す
◆何本かの糸を縒(よ)り合せる、また縒り合せて紐や縄にする、同「糾」
◆寄せ集めて纏める、同「糾」
◆誤りや曲がりを(強く締め付けて)正す、罪を厳しく問い質(ただ)す、同「糾」
◆遼(リョウ、宋代の国名)や金(キン、宋代の国名)の軍隊の名、同「乣」
筆順
𢁴𦃟𦂞
糸6+1=総画数7 U+7CFB
音読: ケイ[漢]、ゲ[呉]
◆切れている糸を(途切れているものを)繋(つな)ぐ、繋いで結び付ける、途切れないように継(つ)ぐ、同「繫」「係」
◆関わる、関わりを持つ、繋がりを持つ、同「係」
◆繁「繫」
◆繁「係」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+2=総画数8 U+42B5
音読: キュウ[漢]、グ[呉]
◆未詳「【廣韻:下平聲:尤第十八:𧚍:䊵】急引也」

糸6+2=総画数8 U+7CFC
音読: コウ、ク
◆「女糼ジョコウ」、女性の仕事、針仕事や糸紡(いとつむ)ぎ・機織(はたおり)など、同「女功」「女紅」「【集韻:卷一:平聲:東第一:功糼紅】說文以勞定國也或作糼紅」「【正字通:未集中:糸部:糼】功工竝同集韻女工作女紅亦作糼舊註音功糼績也」

糸6+2=総画数8 U+7CFD
音読: チョウ
◆紐や縄をぴんと引っ張る
糿
糸6+2=総画数8 U+7CFF
音読: 未詳
◆未詳「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:糿】舊藏音幼在經音義」「【康熙字典:未集中:糸部:糿】《海篇》音糼出釋典○按卽糼字之譌」
糾𥾆
糸3+2=総画数5 U+7EA0
音読: キュウ[漢呉]
訓読: あざな・う、ただ・す
◆何本かの糸(三本の縄)を縒(よ)り合せる、また縒り合せて紐や縄にする、同「糺」
◆寄り合わせて纏(まと)める、同「糺」
◆誤りや曲がりを(強く締め付けて)正す、罪を厳しく問い質(ただ)す、同「糺」
◆絡(から)み付く、縺(もつ)れる、同「丩」
𠛩刀部
𠬹又部
𥾆糾纠
糸6+2=総画数8 U+25F86
音読: キュウ[漢呉]
訓読: あざな・う、ただ・す
◆何本かの糸(三本の縄)を縒(よ)り合せる、また縒り合せて紐や縄にする、同「糺」
◆寄り合わせて纏(まと)める、同「糺」
◆誤りや曲がりを(強く締め付けて)正す、罪を厳しく問い質(ただ)す、同「糺」
◆絡(から)み付く、縺(もつ)れる、同「丩」

糸6+3=総画数9 U+42B6
音読: 未詳
◆未詳「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:紖】直忍切索也絼䊶並同上」「【六書故:卷三十:工事六:綾】」力膺切䊶地而織文也」「【六書故:卷三十:工事六:䊶】商支切(徐曰即䌳字)」「【張氏拙軒集:卷四:領畧江山暫觧圍】…烏㡌䊶裙真野服…」「【正字通:未集中:糸部:䊶】同䌳徐鉉曰俗作䊶非亦作絁舊註與紖同又索也𠀤誤」
緇缁𦃠䌶𥾒
糸6+3=総画数9 U+42B7
音読: シ[漢呉]
◆黒色、黒い、黒く染める
◆黒い糸、黒い布、黒い衣服
紆纡
糸6+3=総画数9 U+42B8
音読: ウ[漢呉]
◆曲がる、折れ曲がる、曲がりくねる、「紆回ウカイ」
◆絡(から)む、縺(もつ)れる、巻き付く、「紆軫ウシン(絡み合うさま、縺れるさま)」「紆結ウケツ(絡み合って解けないさま)」
漢字林(非部首部別)
緇缁𦃠䊷𥾒
糸3+3=総画数6 U+4336
音読: シ[漢呉]
◆黒色、黒い、黒く染める
◆黒い糸、黒い布、黒い衣服
纠𥾆
糸6+3=総画数9 U+7CFE
音読: キュウ[漢呉]
訓読: あざな・う、ただ・す
◆何本かの糸(三本の縄)を縒(よ)り合せる、また縒り合せて紐や縄にする、同「糺」
◆寄り合わせて纏(まと)める、同「糺」
◆誤りや曲がりを(強く締め付けて)正す、罪を厳しく問い質(ただ)す、同「糺」
◆絡(から)み付く、縺(もつ)れる、同「丩」
筆順
𥿓纪
糸6+3=総画数9 U+7D00
音読: キ[漢]、コ[呉]
訓読: のり
◆糸口、糸や物事の端緒
◆布の経糸(たていと)の数の単位、【西京雜記】によれば1紀=2𥿮=4升=8䌰=40絲(40本)、但し【儀禮】に1升=80縷とあり、いずれも布幅が示されていない「【西京雜記:第五】五絲為䌰倍䌰為升倍升為𥿮倍𥿮為紀倍紀為緵倍緵為襚」「【儀禮注疏:喪服】…布八十縷為升…」
◆物事の始めから順を追うための手順、決まりごと、「紀律キリツ」「綱紀コウキ」
◆一巡する年代の単位、区切りとなる年代の単位、十二支では一紀=十二年、一世紀=百年
◆物事の始まりから順を追って(年代順に)記す、またそのように記されたもの
筆順

糸6+3=総画数9 U+7D01
音読: サ、シャ
◆裙クン(下半身に穿く袴状・スカートskirt状の衣裳)の裾(すそ)の部分のスリットslit(切り込み)、同「衩」

糸6+3=総画数9 U+7D02
音読: チュウ[漢]、ジュウ[呉]
◆尻繋・鞦(しりがい)、牛馬などの背から尻に掛けて渡す帯、同「緧」「𦃈」「䋺」、革製は「𩋰」「鞧」「鞦」
◆殷イン(約前17世紀~約前11世紀)の最後の王の名、暴虐の限りを尽くしたとされ、桀ケツ(夏カ国の王)と併せ「悪逆非道の暴君」の意に用いられる
漢字林(非部首部別)
筆順
𥾖
糸6+3=総画数9 U+7D03
音読: シュン[漢]、ジュン[呉]
◆断面が丸くなるように編んだ紐(ひも)、丸組紐まるくみひも、断面が扁平ヘンペイになるように編んだ平組紐(ひらくみひも)を「絛」
◆(道や道理・規則や先例などに)従う、同「順」「循」

糸6+3=総画数9 U+7D04
音読: ヤク[漢呉]、ヨウ[漢呉]
訓読: つづ・める
◆束ねる、纏(まと)めて束ねる、小さく纏める、同「𠣩」
◆結ぶ、結び目、「約定ヤクジョウ(互いに取り決め結び合うこと)」
◆「約束ヤクソク」◇しっかりと縛(しば)り束ねる、ぐっと押さえ止める、抑(おさ)える◇互いがしっかりと守るべき取り決め
◆不要な部分を省略して必要な部分だけを残す、簡略にする
◆無駄がないように簡素にする
◆ほぼ、凡(おおよ)そ、大体
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+3=総画数9 U+7D05
音読: コウ[漢]、グ[呉]、ク[慣]
訓読: べに、くれない、あか・い
◆(やや)白色が混じった赤色、濃いピンクpink色、赤色(淡赤から深赤まで全般を指す)
◆(花や女性の)美しいさま、艶(あで)やかなさま
◆「女紅ジョコウ」、女性の仕事、針仕事や糸紡(いとつむ)ぎ・機織(はたおり)など
◆「大紅・大功ダイコウ」「小紅・小功ショウコウ」、麻製の喪服の名、「功」参照
漢字林(非部首部別)
筆順
䊸纡
糸6+3=総画数9 U+7D06
音読: ウ[漢呉]
◆曲がる、折れ曲がる、曲がりくねる、「紆回ウカイ」
◆絡(から)む、縺(もつ)れる、巻き付く、「紆軫ウシン(絡み合うさま、縺れるさま)」「紆結ウケツ(絡み合って解けないさま)」
筆順
纥𥾨
糸6+3=総画数9 U+7D07
音読: ケツ[漢]、ゲチ[呉]、コツ[漢]、ゴチ[呉]
◆品質の劣る糸
◆「叔梁紇」、人名、孔子の父の名
◆「迴紇」、古代中国の西北部に住んでいた少数民族の名

糸6+3=総画数9 U+7D08
音読: カン[漢]、ガン[呉]
◆純白の薄絹、高級な絹
◆「紈絝・紈袴・紈褲カンコ」◇上質な絹のズボンjupon[仏]状の衣裳イショウ、贅沢ゼイタクな衣裳◇(苦労することもなく贅沢な衣装を着る)富家の子「【全唐詩(御定全唐詩):卷二百十六:奉贈韋左丞丈二十二韻】紈袴不餓死儒冠多誤身…」
筆順
纫𥾠
糸6+3=総画数9 U+7D09
音読: ジン、ニン
◆糸を縒(よ)り合わせた紐また縄
◆繋ぎ合わせる、縫い合わせる、綴(つづ)る

糸6+3=総画数9 U+7D1A
音読: キュウ[漢]、コウ[呉]
◆品質や地位などの程度
◆上下の順序、同「𨸚」「階」
◆切り取った敵の首(くび)
筆順
紆䊸
糸3+3=総画数6 U+7EA1
音読: ウ[漢呉]
◆曲がる、折れ曲がる、曲がりくねる、「紆回ウカイ」
◆絡(から)む、縺(もつ)れる、巻き付く、「紆軫ウシン(絡み合うさま、縺れるさま)」「紆結ウケツ(絡み合って解けないさま)」

糸3+3=総画数6 U+7EA2
音読: コウ[漢]、グ[呉]、ク[慣]
訓読: べに、くれない、あか・い
◆(やや)白色が混じった赤色、濃いピンクpink色、赤色(淡赤から深赤まで全般を指す)
◆(花や女性の)美しいさま、艶(あで)やかなさま
◆「女紅ジョコウ」、女性の仕事、針仕事や糸紡(いとつむ)ぎ・機織(はたおり)など
◆「大紅・大功ダイコウ」「小紅・小功ショウコウ」、麻製の喪服の名、「功」参照
漢字林(非部首部別)

糸3+3=総画数6 U+7EA3
音読: チュウ[漢]、ジュウ[呉]
◆尻繋・鞦(しりがい)、牛馬などの背から尻に掛けて渡す帯、同「緧」「𦃈」「䋺」、革製は「𩋰」「鞧」「鞦」
◆殷イン(約前17世紀~約前11世紀)の最後の王の名、暴虐の限りを尽くしたとされ、桀ケツ(夏カ国の王)と併せ「悪逆非道の暴君」の意に用いられる
漢字林(非部首部別)
繊纎纖
糸3+3=総画数6 U+7EA4
音読: セン[漢呉]
◆細(ほそ)い、細(こま)かい、小さい
◆細い絹糸で織った薄い布
◆金銭や損得に細かい
◆10の-7乗 {数字}
紇𥾨
糸3+3=総画数6 U+7EA5
音読: ケツ[漢]、ゲチ[呉]、コツ[漢]、ゴチ[呉]
◆品質の劣る糸
◆「叔梁纥」、人名、孔子の父の名
◆「回纥」、古代中国の西北部に住んでいた少数民族の名

糸3+3=総画数6 U+7EA6
音読: ヤク[漢呉]、ヨウ[漢呉]
訓読: つづ・める
◆束ねる、纏(まと)めて束ねる、小さく纏める、同「𠣩」
◆結ぶ、結び目、「约定ヤクジョウ(互いに取り決め結び合うこと)」
◆「约束ヤクソク」◇しっかりと縛(しば)り束ねる、ぐっと押さえ止める、抑(おさ)える◇互いがしっかりと守るべき取り決め
◆不要な部分を省略して必要な部分だけを残す、簡略にする
◆無駄がないように簡素にする
◆ほぼ、凡(おおよ)そ、大体
漢字林(非部首部別)

糸3+3=総画数6 U+7EA7
音読: キュウ[漢]、コウ[呉]
◆品質や地位などの程度
◆上下の順序、同「𨸚」「階」
◆切り取った敵の首(くび)

糸3+3=総画数6 U+7EA8
音読: カン[漢]、ガン[呉]
◆純白の薄絹、高級な絹
◆「纨绔・纨袴・纨裤カンコ」◇上質な絹のズボンjupon[仏]状の衣裳イショウ、贅沢ゼイタクな衣裳◇(苦労することもなく贅沢な衣装を着る)富家の子「【全唐詩(御定全唐詩):卷二百十六:奉贈韋左丞丈二十二韻】紈袴不餓死儒冠多誤身…」
纊絋
糸3+3=総画数6 U+7EA9
音読: コウ[漢呉]
◆繭(まゆ)やワタ(綿、アオイ科ワタ属の草)などから糸を紡(つむ)ぐ時に出る細く短い糸、屑糸(くずいと)、またその細く短い糸を集め纏(まと)めた綿(わた)、同「絖」
紀𥿓
糸3+3=総画数6 U+7EAA
音読: キ[漢]、コ[呉]
訓読: のり
◆糸口、糸や物事の端緒
◆布の経糸(たていと)の数の単位、【西京雜記】によれば1紀=2𥿮=4升=8䌰=40絲(40本)、但し【儀禮】に1升=80縷とあり、いずれも布幅が示されていない「【西京雜記:第五】五絲為䌰倍䌰為升倍升為𥿮倍𥿮為紀倍紀為緵倍緵為襚」「【儀禮注疏:喪服】…布八十縷為升…」
◆物事の始めから順を追うための手順、決まりごと、「紀律キリツ」「綱紀コウキ」
◆一巡する年代の単位、区切りとなる年代の単位、十二支では一紀=十二年、一世紀=百年
◆物事の始まりから順を追って(年代順に)記す、またそのように記されたもの
紉𥾠
糸3+3=総画数6 U+7EAB
音読: ジン、ニン
◆糸を縒(よ)り合わせた紐また縄
◆繋ぎ合わせる、縫い合わせる、綴(つづ)る
𥾍
糸6+3=総画数9 U+25F8D
音読: カン[漢呉]
◆押さえ摩(さす)って衣服や布の折り目や皺(しわ)を伸ばす
𥾎綦𥾟綨𥾦
糸6+3=総画数9 U+25F8E
音読: キ[漢]、ゴ[呉]
◆深い青色の美しい絹布、同「綥」
◆履物が脱げないように縛る紐
◆極まる
◆極めて、非常に
◆「𥾎巾キキン」、未婚の女性用の衣服、同「綥巾」
𥾏
糸6+3=総画数9 U+25F8F
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𥾏】與紀同漢祝睦碑𥾏頌興○又審卜切音縮見金鏡」
漢字林(非部首部別)
𥾑純纯㝄𠄤
糸6+3=総画数9 U+25F91
音読: シュン[漢]、ジュン[呉]
◆他の色が混じっていない単色の糸、単色の布や衣服
◆本来のもの以外の何ものも混じっていない、本来のままで何の手も加えられていない
𥾒緇缁𦃠䊷䌶
糸6+3=総画数9 U+25F92
音読: シ[漢呉]
◆黒色、黒い、黒く染める
◆黒い糸、黒い布、黒い衣服
𥾕
糸6+3=総画数9 U+25F95
音読: ゴツ、ゴチ
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𥾕】五骨切音兀義未詳」
𥾖
糸6+3=総画数9 U+25F96
音読: シュン[漢]、ジュン[呉]
◆断面が丸くなるように編んだ紐(ひも)、丸組紐まるくみひも、断面が扁平ヘンペイになるように編んだ平組紐(ひらくみひも)を「絛」
◆(道や道理・規則や先例などに)従う、同「順」「循」
𥾙
糸6+4=総画数10 U+42BA
音読: コ、ゴ
◆紡(つむ)いだ糸(或いは撚った糸)を巻き取る道具、糸車、糸繰車(いとくりぐるま)、同「䇘」

糸6+4=総画数10 U+42BB
音読: エン
◆未詳、「繊維や生糸を撚って糸にする」の意か?

糸6+4=総画数10 U+42BD
音読: カイ、ケ
◆細い糸

糸6+4=総画数10 U+42BE
音読: ボク、モク
◆縄(なわ)(同じ「縄」の義の「絉」の譌字或いは誤字か?)

糸6+4=総画数10 U+42BF
音読: フ
◆同「衭」
◆人名用字「【【山堂肆考:卷八十五:科第:世家不私】…王䊿鹽鐵使明之子…」

糸6+4=総画数10 U+42C0
音読: カ、ケ
◆履物(はきもの)、藁(わら)などを編んで作る履物、同「㞜」「【方言:第四】屝屨麤履也…粗者謂之𡲾…西南梁益之間或謂之𡲾(…)或謂之䋀(…)…」
綆绠䌄𥿒𥾚
糸6+4=総画数10 U+42C1
音読: コウ[漢]、キョウ[呉]
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「繘」
網䋞
糸6+4=総画数10 U+42C4
音読: ボウ[漢]、モウ[呉]
訓読: あみ
◆糸や紐(ひも)を格子状に目を粗(あら)く編んだ魚や鳥獣を捕(と)らえる道具、特に魚を捕る網を指す、鳥を捕る網は「羅」、「網羅モウラ(魚を捕る網と鳥を捕る網、残らず捕らえる)」「羅網ラモウ(鳥を捕る網と魚を捕る網、法の網、網に掛かる、罠に掛ける)」、同「网」
◆身動きができないように網を被(かぶ)せる、同「罔」
◆網の目のように縦横ジュウオウに張り巡(めぐ)らされたもの、ネットワークnetwork、同「网」

糸6+4=総画数10 U+42C5
音読: 우ウ[韓]
◆[韓]未詳「【五洲衍文長箋散稿:詩文篇:論文類:文字:東國土俗字辨證說】䋅。【音牛。《麗史》。高麗忠烈王時。元賜金方慶䋅𦆒二百。】」

糸6+4=総画数10 U+42C6
訓読: かせ
◆[日]姓用字、「䋆村(かせむら)」「䋆谷(かせや)」
筆順
縳𦁆
糸3+4=総画数7 U+4338
音読: テン[漢]、デン[呉]
◆鮮やかな白色、白く鮮やかな絹織物
◆巻いたものや丸く束ねたものを数える語

糸6+4=総画数10 U+7D0A
音読: ブン[漢]、モン[呉]、ビン[慣]
訓読: みだ・れる、みだ・す
◆入り乱れる、乱す
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D0B
音読: ブン[漢]、モン[呉]
訓読: あや
◆織物などの模様、「龍紋リュウモン(龍を象った紋様)」
◆ものの表面の凹凸、「水紋スイモン(水面の波模様)」
◆[日]家などの目印とする図柄、「家紋カモン」
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D0C
音読: キュウ
◆蜀錦ショッキン(蜀で作られた美しい織物)の名「【揚子雲集(揚雄):蜀都賦】爾乃其人自造竒錦紌繏𦃄䋶縿緣盧中」

糸6+4=総画数10 U+7D0D
音読: ドウ[漢]、ノウ[呉]、ナッ、ナ、ナン[唐]、トウ[慣]
訓読: おさ・める、おさ・まる
◆外にあるものを内(うち)に入れる、建物や容器の中に入れる
◆他のものを受け入れる、自分のものを他へ渡す
◆ここで止(や)めて終わりにする、これまでのことを終わりにする、同「弭」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D0E
音読: シ
◆黒色の織物、同「緇」「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:■紎緇】側持反黒也繒也」

糸6+4=総画数10 U+7D0F
音読: トウ、ツ
◆黄色い糸「【集韻:卷六:上聲下:𠪋第四十五:紏】絲黃色」
◆束(たば)ねる、纏(まと)める、同「糾」「【風俗通義:第一卷:五伯】…言把持天子政令紏率同盟也…」
◆糾(ただ)す、誤りを正(ただ)す、罪を問い質(ただ)す、同「糾」「【中論:譴交】…昔聖王之治其民也任之以九職紏之以八刑導之以五禮…」

糸6+4=総画数10 U+7D10
音読: ジュウ[漢]、ニュウ[呉]、チュウ[慣]
訓読: ひも
◆何本かの糸を縒(よ)り合わせた太い糸
◆(紐で)結ぶ、(紐で)束ねる
◆「紐扣チュウコウ」、紐を編んだボタンbutton(衣服の合わせ部分を留めるもの)
◆「龜紐キチュウ」、紐をカメ(亀)の形に編んだもの、印章インショウ(印鑑)の摘まみ(つまみ、指先で摘まむようにして持つ取っ手)などの飾りとして使われる
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D11
音読: フウ[漢]、フ[呉]
◆衣服が色鮮(あざ)やかなさま

糸6+4=総画数10 U+7D12
音読: ケイ[漢]、ケ[呉]
◆髪(かみ)を結(ゆ)う
◆未詳「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:紒】戸計切在心不了也」
纾䋡
糸6+4=総画数10 U+7D13
音読: ショ[漢呉]、ジョ[呉]
◆(ぴんと張っていたものを)緩(ゆる)める、緩む、(しっかりと結んだり編んであったものを)解(ほぐ)す、解れる
◆(押さえ付けようとするものがなく)ゆったりしたさま、のびのびとしたさま、同「舒」「忬」
纯𥾑㝄𠄤
糸6+4=総画数10 U+7D14
音読: シュン[漢]、ジュン[呉]
◆他の色が混じっていない単色の糸、単色の布や衣服
◆本来のもの以外の何ものも混じっていない、本来のままで何の手も加えられていない
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D15
音読: ヒ[漢]、ビ[呉]
◆白糸(しろいと)使った衣冠や旗などの縁飾り
◆衣服や布の縁(へり)が解(ほつ)れる、綻(ほころ)ぶ、同「𦀘」
◆乱れる、間違える、「紕繆ヒビュウ」
「氐テイ」族が作る獣毛を使った厚手の繊維製品、フェルトfeltの類、「紕𦋺ヒケイ」「【汲冢周書(逸周書):王會解】請令以丹青白旄紕𦋺江歴龍角神龜爲獻」
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D16
音読: チン[漢]、ジン[呉]
◆牛の鼻輪(はなわ)に繋(つな)ぐ縄(なわ)や紐(ひも)、同「絼」
纱𦀛𦀟
糸6+4=総画数10 U+7D17
音読: サ[漢]、シャ[呉]
訓読: うすぎぬ
◆細い糸、絹糸ケンシ(きぬいと)・綿糸メンシ・麻糸(あさいと)などの細いもの、同「㠺」
◆細糸を使った薄く軽い布、またその布を使った布製品
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D18
音読: コウ[漢]、オウ[呉]
◆冕冠ベンカンの片側から顎の下をめぐらせ反対側で止めて垂らす飾り紐 {服飾(冕冠)}
◆磬ケイを下げる紐 {楽器(打楽器)}
◆周りを巡(めぐ)らすように張った綱(つな)、同「紭」
◆広大なさま、「州シュウ(領土、支配地)」の外を「殥イン」、その外を「紘」、更にその外を「垓ガイ」という
筆順
纸帋
糸6+4=総画数10 U+7D19
音読: シ[漢呉]
訓読: かみ
◆植物などの繊維を抄(す)き薄く平らにしたもの、paper
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D1B
音読: フン[漢呉]
訓読: まぎ・れる、まぎ・らす、まぎ・らわしい
◆旗などがひらひらと激しくはためくさま、馬の尾がひらひらと揺れ乱れるさま
◆細かいもの(細いもの、小さいもの)が入り乱れる、乱れて絡(から)み合う、縺(もつ)れ合う
◆入り乱れて(絡み合って、縺れて)どうなっているのか分からなくなる、「紛糾フンキュウ」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D1C
音読: ウン[漢呉]
◆多くのものが入り乱れるさま、「紛紜フンウン」、同「𧶊」
筆順
纴絍䋕
糸6+4=総画数10 U+7D1D
音読: ジン[漢]、ニン[呉]
◆機織(はたおり)用の糸、またその糸を巻き付けた糸巻き
◆布を織る
漢字林(非部首部別)

糸6+4=総画数10 U+7D1E
音読: タン[漢呉]
◆冕冠ベンカンに充耳ジュウジを付けるための紐(ひも)、冠から耳の辺りまで垂らす紐で、耳穴を塞(ふさ)ぐ位置に充耳を付ける {服飾(冕冠)}
◆鼓(つづみ)の音の形容
𦁌䋮
糸6+4=総画数10 U+7D1F
音読: キン[漢]、ゴン[呉]
◆衣服の前がはだけないように(開かないように)留(と)めるための(ひも)や釦(ボタンbutton)の類、同「衿」
◆死者を覆(おお)う布「【儀禮註疏:卷第十二:士喪禮】…厥明滅燎陳衣於房南領西上綪絞紟衾二…(《注》紟單被也衾二者始死斂衾今又復制也…)」
𦃃𦃚𦅪𦁘
糸6+4=総画数10 U+7D20
音読: ソ[漢]、ス[呉]
訓読: もと、もと・より、しろ
◆色を染める前の白い糸
◆白い、無地の
◆形は整えられているが、それ以上には手が加えられていない、本来の、元のままの、「素質ソシツ」
◆飾らない、飾り気のない、「質素シッソ」
◆何時もの通り、普段通り、「平素ヘイソ」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D21
音読: ホウ[漢呉]、ボウ[慣]
訓読: つむ・ぐ
◆麻(あさ)や繭(まゆ)などから繊維を取り出し撚(よ)り合わせて糸にする
漢字林(非部首部別)
筆順
𦃦𡩡𥿟𣑇
糸6+4=総画数10 U+7D22
音読: サク[漢呉]、シャク[呉]
◆ものに繋(つな)ぐ(ものを繋ぐ)太い縄(なわ)や綱(つな)、またそのような用途・形状のもの(紐・弦・鎖・ケーブルcableなど)、同「䌇」
◆(手蔓てづるを頼りに)捜(さが)す、探(さが)し求める、「捜索ソウサク」「思索シサク」
◆規律を維持するための決まり、制度や規則、「縄で縛る・規制する」の意
◆(繋いであったものが)解(ほど)ける、繋がりが解(と)ける、繋がりを解く
◆「索然サクゼン」◇涙がぽとぽとと流れ落ちるさま◇ばらばらと散るさま、散り散りになるさま◇散ってなくなるさま
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D23
音読: サイ[漢呉]
◆五色(「さまざまな色」の意)の糸を織り合わせる(織り成す)、またそのような織物
◆「紣縩・紣䌨・紣縩・紣縩サイサイ・スイサイ」、五色に彩られた(彩り豊かな)絹織物
筆順

糸6+4=総画数10 U+7D24
音読: キュウ
◆鏡

糸6+4=総画数10 U+7D25
音読: サツ[漢]、セチ[呉]
◆束(たば)ねる、解(ほど)けないようにしっかりと束ねる、同「扎」
◆束ねたものを数える語
◆軍隊や官吏カンリが地方に赴(おもむ)いた際に滞在する(駐屯チュウトンする)、「駐紥チュウサツ」

糸6+4=総画数10 U+7D26
音読: ハ
◆「紹紦ショウハ」、織りの技法の一つ
緊𦂳𦃂
糸6+4=総画数10 U+7D27
音読: キン[漢呉]
◆きつく縒(よ)り合わせる
◆隙間ができないように強く締める、堅く引き締める、弛(たる)みがないようにピンと張る
◆隙間がないさま、余裕がないさま

糸3+4=総画数7 U+7EAC
音読: イ[漢呉]
訓読: よこいと
◆よこいと、布の横方向の糸、縦糸は「経」
◆東西の方向に延びる線状のもの、南北は「経」
◆「谶纬シンイ」、主に漢代(前202年~220年)に広まった予言などについて述べた書

糸3+4=総画数7 U+7EAD
音読: ウン[漢呉]
◆多くのものが入り乱れるさま、「纷纭フンウン」、同「𧶊」

糸3+4=総画数7 U+7EAE
音読: コウ[漢]、オウ[呉]
◆冕冠ベンカンの片側から顎の下をめぐらせ反対側で止めて垂らす飾り紐 {服飾(冕冠)}
◆磬ケイを下げる紐 {楽器(打楽器)}
◆周りを巡(めぐ)らすように張った綱(つな)、同「紭」
◆広大なさま、「州シュウ(領土、支配地)」の外を「殥イン」、その外を「紘」、更にその外を「垓ガイ」という
純𥾑㝄𠄤
糸3+4=総画数7 U+7EAF
音読: シュン[漢]、ジュン[呉]
◆他の色が混じっていない単色の糸、単色の布や衣服
◆本来のもの以外の何ものも混じっていない、本来のままで何の手も加えられていない
漢字林(非部首部別)

糸3+4=総画数7 U+7EB0
音読: ヒ[漢]、ビ[呉]
◆白糸(しろいと)使った衣冠や旗などの縁飾り
◆衣服や布の縁(へり)が解(ほつ)れる、綻(ほころ)ぶ、同「𦀘」
◆乱れる、間違える、「紕繆ヒビュウ」
「氐テイ」族が作る獣毛を使った厚手の繊維製品、フェルトfeltの類、「紕𦋺ヒケイ」「【汲冢周書(逸周書):王會解】請令以丹青白旄紕𦋺江歴龍角神龜爲獻」
紗𦀛𦀟
糸3+4=総画数7 U+7EB1
音読: サ[漢]、シャ[呉]
訓読: うすぎぬ
◆細い糸、絹糸ケンシ(きぬいと)・綿糸メンシ・麻糸(あさいと)などの細いもの、同「㠺」
◆細糸を使った薄く軽い布、またその布を使った布製品
綱𦂴䌉
糸3+4=総画数7 U+7EB2
音読: コウ[漢呉]
訓読: つな
◆網(あみ)が解(ほつ)れたり絡(から)まったりしないように網の周りを留める太く強い縄(なわ)、広げた網の口を締める役目も果たす
◆ものを繋(つな)ぎ止めたり引いたりするための太い縄、またそれで繋ぎ止める
◆全体を網羅し(口を閉じ)纏(まと)めたもの、物事の輪郭・概要・要旨・骨子、「纲领コウリョウ」「大纲タイコウ」
◆生物学上の分類の一つ、「門モン」よりも小分類で「目モク」よりも大分類

糸3+4=総画数7 U+7EB3
音読: ドウ[漢]、ノウ[呉]、ナッ、ナ、ナン[唐]、トウ[慣]
訓読: おさ・める、おさ・まる
◆外にあるものを内(うち)に入れる、建物や容器の中に入れる
◆他のものを受け入れる、自分のものを他へ渡す
◆ここで止(や)めて終わりにする、これまでのことを終わりにする、同「弭」
紝絍䋕
糸3+4=総画数7 U+7EB4
音読: ジン[漢]、ニン[呉]
◆機織(はたおり)用の糸、またその糸を巻き付けた糸巻き
◆布を織る
縱縦𦂵𥾞𦄚𥾺
糸3+4=総画数7 U+7EB5
音読: ショウ[漢]、シュ[呉]、ジュウ[慣]
訓読: ほしいまま、たて、よ・しんば
◆放(はな)つ、解(と)き放つ、放免(ホウメン)する、放任ホウニンする
◆ほしいまま、(拘束から解き放たれて)思いのままにする、勝手気儘(きまま)にする、「放縦ホウジュウ」
◆(水平に対して)垂直の方向、(左右に対して)前後の方向、(東西に対して)南北の方向、水平・左右・東西の方向を「横」
◆よ・しんば、たとえ~であっても

糸3+4=総画数7 U+7EB6
音読: ①リン[漢呉]②カン[漢]、ケン[呉]

◆青い印綬インジュ(色によって官位を表す組紐)
◆糸、糸を撚(よ)り合わせた紐(ひも)
◆糸をきちんと(太さや色糸の柄などが不揃いにならないように)撚る
◆「经纶ケイリン」、国家をきちんと整え治めること
◆天子の行為や言葉に冠する語、「纶言リンゲン(王の言葉)」「【禮記注疏(禮記正義):卷五十五:緇衣】子曰王言如絲其出如綸王言如綸其出如綍」に依る

◆「纶巾カンキン」、帽子ボウシの一種、諸葛亮孔明ショカツリョウコウメイ(181年~234年)が被(かぶ)っていたことで知られる
◆[日]「綸子リンズ」、光沢がある紋織物(もんおりもの)の一つ

糸3+4=総画数7 U+7EB7
音読: フン[漢呉]
訓読: まぎ・れる、まぎ・らす、まぎ・らわしい
◆旗などがひらひらと激しくはためくさま、馬の尾がひらひらと揺れ乱れるさま
◆細かいもの(細いもの、小さいもの)が入り乱れる、乱れて絡(から)み合う、縺(もつ)れ合う
◆入り乱れて(絡み合って、縺れて)どうなっているのか分からなくなる、「紛糾フンキュウ」
紙帋
糸3+4=総画数7 U+7EB8
音読: シ[漢呉]
訓読: かみ
◆植物などの繊維を抄(す)き薄く平らにしたもの、paper

糸3+4=総画数7 U+7EB9
音読: ブン[漢]、モン[呉]
訓読: あや
◆織物などの模様、「龍紋リュウモン(龍を象った紋様)」
◆ものの表面の凹凸、「水紋スイモン(水面の波模様)」
◆[日]家などの目印とする図柄、「家紋カモン」

糸3+4=総画数7 U+7EBA
音読: ホウ[漢呉]、ボウ[慣]
訓読: つむ・ぐ
◆麻(あさ)や繭(まゆ)などから繊維を取り出し撚(よ)り合わせて糸にする
紵𦂂
糸3+4=総画数7 U+7EBB
音読: チョ[漢]、ジョ[呉]
◆カラムシ(苧、イラクサ科カラムシ属の草)やイチビ(苘麻、アオイ科イチビ属の草)などの草の茎から作った白く細い繊維、またその糸で織った布「【周禮注疏:天官冢宰】典枲掌布緦縷紵之麻草之物…(《注》…白而細疏曰紵…《疏》釋曰云掌布緦縷紵之麻草之物者欲見布緦縷用麻之物紵用草之物布中可以兼用葛䔛之草為之…)」 {イチビ} {カラムシ}

糸3+4=総画数7 U+7EBC
音読: チン[漢]、ジン[呉]
◆牛の鼻輪(はなわ)に繋(つな)ぐ縄(なわ)や紐(ひも)、同「絼」

糸3+4=総画数7 U+7EBD
音読: ジュウ[漢]、ニュウ[呉]、チュウ[慣]
訓読: ひも
◆何本かの糸を縒(よ)り合わせた太い糸
◆(紐で)結ぶ、(紐で)束ねる
◆「紐扣チュウコウ」、紐を編んだボタンbutton(衣服の合わせ部分を留めるもの)
◆「龜紐キチュウ」、紐をカメ(亀)の形に編んだもの、印章インショウ(印鑑)の摘まみ(つまみ、指先で摘まむようにして持つ取っ手)などの飾りとして使われる
紓䋡
糸3+4=総画数7 U+7EBE
音読: ショ[漢呉]、ジョ[呉]
◆(ぴんと張っていたものを)緩(ゆる)める、緩む、(しっかりと結んだり編んであったものを)解(ほぐ)す、解れる
◆(押さえ付けようとするものがなく)ゆったりしたさま、のびのびとしたさま、同「舒」「忬」
𣑇木部
𥾙
糸6+4=総画数10 U+25F99
音読: コ、ゴ
◆紡(つむ)いだ糸(或いは撚った糸)を巻き取る道具、糸車、糸繰車(いとくりぐるま)、同「䇘」
𥾚綆绠䌄䋁𥿒
糸6+4=総画数10 U+25F9A
音読: コウ[漢]、キョウ[呉]
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「繘」
注解:「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:𥾚𥿒綆】音{⿱耿廾}索也」「【字彙補:未集:糸部:𥿒】姑等切音耿井索也」
𥾛
糸6+4=総画数10 U+25F9B
音読: ソツ[漢]、ソチ[呉]
◆縄、紐
𥾜總緫𦀙縂总𠂳
糸6+4=総画数10 U+25F9C
音読: ソウ[漢]、ス[呉]
訓読: ふさ、す・べる、すべ・て
◆纏(まと)める、纏めて一つにする、同「総」「揔」「惣」
◆すべ・て、全て、皆(みな)、遍(あまね)く、同「総」「揔」「惣」
◆ふさ、長い糸や紐の一方を束ね、もう片方を垂らしたもの、束ねていない方を「房」、同「総」
◆「𥾜角ソウカク(あげまき)」、髪を束ねて紐で結(ゆ)わえ角(つの)のように突き立てる(結わえた先が垂れない)結い方、多く男児の髪の結い方、同「総角」、同「𩮀」「𩭤」
𥾝
糸6+4=総画数10 U+25F9D
音読: ベツ[漢]、メチ[呉]
◆細い、細々とした糸、か細い糸、同「緬」
◆遥(はる)かなさま、遥か遠いさま、同「緬」「【臨川集:卷四十五:寒食節起居永定陵宣祖諸陵等處表】…𥾝慕無窮」
𥾞縱縦𦂵𦄚𥾺纵
糸6+4=総画数10 U+25F9E
音読: ショウ[漢]、シュ[呉]、ジュウ[慣]
訓読: ほしいまま、たて、よ・しんば
◆放(はな)つ、解(と)き放つ、放免(ホウメン)する、放任ホウニンする
◆ほしいまま、(拘束から解き放たれて)思いのままにする、勝手気儘(きまま)にする、「放縦ホウジュウ」
◆(水平に対して)垂直の方向、(左右に対して)前後の方向、(東西に対して)南北の方向、水平・左右・東西の方向を「横」
◆よ・しんば、たとえ~であっても
𥾟綦綨𥾦𥾎
糸6+4=総画数10 U+25F9F
音読: キ[漢]、ゴ[呉]
◆深い青色の美しい絹布、同「綥」
◆履物が脱げないように縛る紐
◆極まる
◆極めて、非常に
◆「𥾟巾キキン」、未婚の女性用の衣服、同「綥巾」
𥾠紉纫
糸6+4=総画数10 U+25FA0
音読: ジン、ニン
◆糸を縒(よ)り合わせた紐また縄
◆繋ぎ合わせる、縫い合わせる、綴(つづ)る
𥾡絢𦃜绚
糸6+4=総画数10 U+25FA1
音読: ケン[漢呉]
◆色糸を使った美しい模様、模様が美しいさま「【儀禮註疏:卷八:聘禮】皆𤣥纁繋系長尺絢組(《注》采成文曰絢…今絢作𥾡)」
𥾢𥿛
糸6+4=総画数10 U+25FA2
音読: ゼン、ネン
◆膝を覆う前垂れ
𥾦綦𥾟綨𥾎
糸6+4=総画数10 U+25FA6
音読: キ[漢]、ゴ[呉]
◆深い青色の美しい絹布、同「綥」
◆履物が脱げないように縛る紐
◆極まる
◆極めて、非常に
◆「𥾦巾キキン」、未婚の女性用の衣服、同「綥巾」
𥾧紱绂𥿈
糸6+4=総画数10 U+25FA7
音読: フツ[漢]、ホチ[呉]
◆印章を帯から垂らすための綬ジュ(位階によって色が決まっている組紐)
𥾨紇纥
糸6+4=総画数10 U+25FA8
音読: ケツ[漢]、ゲチ[呉]、コツ[漢]、ゴチ[呉]
◆品質の劣る糸
◆「叔梁𥾨」、人名、孔子の父の名
◆「迴𥾨」、古代中国の西北部に住んでいた少数民族の名
𥾩
糸6+4=総画数10 U+25FA9
音読: シ[漢]、ジ[呉]
◆縄(なわ)を編んで作る履物(はきもの)「【廣韻:上聲:止第六:俟:𥾩】繩履」「【正字通:未集中:糸部:𥿅】俗字舊註鉏里切音侍繩履俗誤作𥾩不知𥾩𥿅皆贅文也」
𥾪
糸6+4=総画数10 U+25FAA
音読: オ[漢]、ウ[呉]
◆「おう」「ああ」などの感嘆の声、同「烏」「於」「【集韻:卷二:平聲:模第十一:烏於𡗃𥾪】汪胡切說文孝鳥也孔子曰鳥𥃳呼也取其助氣故以為烏呼古作於𡗃𥾪亦姓」
𥾫
糸6+4=総画数10 U+25FAB
音読: 未詳
◆未詳「【康熙字典:未集中:糸部:𥾫】《六書統》與結同」
𥾬
糸6+4=総画数10 U+25FAC
音読: 未詳
◆未詳「【康熙字典:未集中:糸部:𥾬】《字彙補》都兮切音低絲滓也一說俗紙字」
注解:フォントによっては旁が{⿱一幺}になる、本来は「幺」の最終画「丶」がない{𤣥-亠+一}
𥾭
糸6+4=総画数10 U+25FAD
音読: 未詳
◆未詳
注解:「【字彙補:未集:糸部:{⿰糸𤓰}】疋夬切音擺麻{⿱山𤓰}也〇疑即𥿯字之誤」がある
𥾰紲绁
糸6+4=総画数10 U+25FB0
音読: セツ[漢]、セチ[呉]
◆繋(つな)ぐ、繋いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱(つな)・縄(なわ)、同「緤」「絏」
◆「縲𥾰ルイセツ」、同「縲絏」◇罪人を縛(しば)る縄◇牢屋
𥾲
糸6+4=総画数10 U+25FB2
音読: 未詳
◆未詳
𥾴
糸6+4=総画数10 U+25FB4
音読: 未詳
◆未詳
𥾺縱縦𦂵𥾞𦄚纵
糸6+4=総画数10 U+25FBA
音読: ショウ[漢]、シュ[呉]、ジュウ[慣]
訓読: ほしいまま、たて、よ・しんば
◆放(はな)つ、解(と)き放つ、放免(ホウメン)する、放任ホウニンする
◆ほしいまま、(拘束から解き放たれて)思いのままにする、勝手気儘(きまま)にする、「放縦ホウジュウ」
◆(水平に対して)垂直の方向、(左右に対して)前後の方向、(東西に対して)南北の方向、水平・左右・東西の方向を「横」
◆よ・しんば、たとえ~であっても
𥾻
糸6+4=総画数10 U+25FBB
音読: 未詳
◆未詳「【漢語大字典:糸部:𥾻】【中華字海:糸部:𥾻】同"綥"」
𥾾
糸6+4=総画数10 U+25FBE
音読: ボク[喃]
◆[喃]結び付ける

糸6+5=総画数11 U+42C8
音読: ジョ、ニョ
◆傷(いた)んだ繊維、短くなったり古くなったりした繊維、同「絮」
◆解(ほつ)れを繕(つくろ)う、破れを塞(ふさ)ぐ
漢字林(非部首部別)

糸6+5=総画数11 U+42C9
音読: ケツ[漢]、ゲチ[呉]
◆未詳「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:䋉】胡玦切縷一枚也褮也亦作袕」「【說文解字注:糸部:䋉】縷一枚也(一枚猶一箇也)」

糸6+5=総画数11 U+42CA
音読: セイ[漢]、ショウ[呉]
◆輿車の飾り

糸6+5=総画数11 U+42CB
音読: ビン、ミン
◆罠わな、鳥獣を捕らえる網、同「罠」
◆魚を釣るための糸、釣り糸、同「緍」「緡」「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:䋋】或作緍正武巾反錢貫也又絲緒釣魚綸也」

糸6+5=総画数11 U+42CC
音読: キョ、ゴ
◆厚手で目の粗い絹「【釋名:卷四】絹䋌也其絲䋌厚而踈也」

糸6+5=総画数11 U+42CE
音読: タン[漢]、デン[呉]
◆綻(ほころ)ぶ、衣服が破れる、同「綻」「䘺」
◆衣服の綻びを繕(つくろ)う、同「䘺」
𦁎
糸6+5=総画数11 U+42CF
音読: サク[漢]、ザク[呉]
◆(船や車などを曳く)太い紐、また綱

糸6+5=総画数11 U+42D0
音読: エツ[漢]、オチ[呉]
◆細い糸で美しい模様を織り込んだ絹織物、また麻布
縐绉𦆜𥿲
糸6+5=総画数11 U+42D3
音読: スウ[漢]、シュ[呉]
◆葛(くず)などの繊維で織った皺(しぼ、しわ)のある布
◆細かい皺のある布、縮羅(しじら)や縮緬(ちりめん)の類
◆縮(ちぢ)む、皺(しわ)になる、またその皺状の紋様、同「縬」

糸6+5=総画数11 U+42D4
音読: ヒ、ビ
◆極めて厚い布の一種「【廣東新語:卷十五:貨語:綿布】…有䨇䋔布甚厚實…」「【欽定大清會典則例:卷一百五十九:內務府】皇太后宮金銀各 上用段紗紬綾貂皮細布金線絨䋔線棉線棉花」

糸3+5=総画数8 U+4337
音読: チュウ[漢]、ジュウ[呉]
訓読: つむぎ
◆繭の糸口(いとぐち、糸の先端)、繭の糸口を見付け、そこから糸を引き出す、同「抽」
◆繭や綿から引き出した節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸で織った布「【急就篇】絳緹絓紬絲絮綿(…抽引麤繭緒紡而織之曰紬…)」

糸3+5=総画数8 U+4339
音読: ケイ[漢]、キョウ[呉]
◆裏地(うらじ)のない単(ひとえ)の着物、同「𢄗」「襌」
◆未詳「【說文解字:糸部:絅】急引也」
𦇁
糸6+5=総画数11 U+7D28
音読: フ[漢呉]
◆節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある太い糸で織った布「【說文解字注:糸部:紨】布也(謂布名)一曰粗紬(謂大絲繒之粗者…)」
◆縄(なわ)、縄で縛る

糸6+5=総画数11 U+7D29
音読: チツ[漢]、ジチ[呉]
◆縫(ぬ)う
◆「紩衣チツイ」、解(ほつ)れや破れを縫(ぬ)い繕(つくろ)った衣服、継ぎ接ぎ(つきはぎ)した衣服「【方言:第四】楚謂無緣之衣曰襤紩衣謂之褸秦謂之緻自關而西秦晉之間無緣之衣謂之䘪䘿」
◆書物などを包むための布、同「帙」「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:紩】持栗切縫衣也又納也索也古作鉄」

糸6+5=総画数11 U+7D2C
音読: チュウ[漢]、ジュウ[呉]
訓読: つむぎ
◆繭の糸口(いとぐち、糸の先端)、繭の糸口を見付け、そこから糸を引き出す、同「抽」
◆繭や綿から引き出した節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸で織った布「【急就篇】絳緹絓紬絲絮綿(…抽引麤繭緒紡而織之曰紬…)」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+5=総画数11 U+7D2D
音読: コウ[漢]、オウ[呉]
◆周りを巡(めぐ)らすように張った綱(つな)、同「紘」

糸6+5=総画数11 U+7D2E
音読: サツ[漢]、セチ[呉]
◆束(たば)ねる、解(ほど)けないようにしっかりと束ねる、同「扎」
◆束ねたものを数える語
◆軍隊や官吏カンリが地方に赴(おもむ)いた際に滞在する(駐屯チュウトンする)、「駐紮チュウサツ」
筆順
𤴈𤳻
糸6+5=総画数11 U+7D2F
音読: ルイ[漢呉]
◆同様のものごと(物・者や事・言など)が次へ次へと(以前のことに加えて更に同じことが)繰り返される、また積み重なる、同「纍」「絫」
◆次へ次へと繋(つな)がって行く、またそのようなこと、「累代ルイダイ(何代にも亘ること)」「連累レンルイ(巻き添えになること、累が及ぶこと)」
◆同じようなことが何度も繰り返されて(同じようなことを何度も繰り返さなくはならず)煩(わずら)わしい
◆繁「纍」
漢字林(非部首部別)
筆順
细𥿳
糸6+5=総画数11 U+7D30
音読: セイ[漢]、サイ[呉]
訓読: ほそ・い、ほそ・る、こま・か、こま・かい
◆小さい
◆幅が狭い
◆(細く)弱々しいさま、しなやかなさま
◆(細部にまで亘って)詳(くわ)しい
漢字林(非部首部別)
筆順
绂𥿈𥾧
糸6+5=総画数11 U+7D31
音読: フツ[漢]、ホチ[呉]
◆印章を帯から垂らすための綬ジュ(位階によって色が決まっている組紐)
绁𥾰
糸6+5=総画数11 U+7D32
音読: セツ[漢]、セチ[呉]
◆繋(つな)ぐ、繋いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱(つな)・縄(なわ)、同「緤」「絏」
◆「縲紲ルイセツ」、同「縲絏」◇罪人を縛(しば)る縄◇牢屋
筆順
绅𦁴
糸6+5=総画数11 U+7D33
音読: シン[漢呉]
◆腰に巻いて体の正中セイチュウ(真ん中)で結び、結んだ先(さき)を垂らす大帯(おおおび、礼装用の長い帯)の、その垂れた部分、また広くその長い帯「【禮記注疏(禮記正義):卷二十九:玉藻】三寸長齊於帶紳長制士三尺有司二尺有五寸游曰參分帶下紳居二焉紳韠結三齊(《注》三寸謂約帶紐組之廣也長齊于帶與紳齊也紳帶之垂者也…三分帶下而三尺則帶髙於中也結約餘也…)」
◆「紳士シンシ」◇地方の官吏カンリ(役人)、また退官した官吏◇地方の有力者
筆順

糸6+5=総画数11 U+7D34
音読: ①ハ[漢呉]②ヒ[漢呉]

◆糸や紐(ひも)の類「【農政全書:卷之三十六:蠶桑廣類:旋椎】掉麻紴具也…(「旋椎」図あり)

◆波(なみ)のような紋様モンヨウが織り込まれた織物
纻𦂂
糸6+5=総画数11 U+7D35
音読: チョ[漢]、ジョ[呉]
◆カラムシ(苧、イラクサ科カラムシ属の草)やイチビ(苘麻、アオイ科イチビ属の草)などの草の茎から作った白く細い繊維、またその糸で織った布「【周禮注疏:天官冢宰】典枲掌布緦縷紵之麻草之物…(《注》…白而細疏曰紵…《疏》釋曰云掌布緦縷紵之麻草之物者欲見布緦縷用麻之物紵用草之物布中可以兼用葛䔛之草為之…)」 {イチビ} {カラムシ}
筆順

糸6+5=総画数11 U+7D36
音読: キョ、ゴ
◆継(つ)ぐ、結(むす)び繋(つな)げる、糸を結(ゆ)わく
◆未詳「【荀子:卷第五:王制篇第九】…東海則有紫紶魚鹽焉然而中國得而衣食之(紫紫具也紶未詳…)」

糸6+5=総画数11 U+7D37
音読: レイ[漢]、リョウ[呉]
◆細い練糸(ねりいと)

糸6+5=総画数11 U+7D38
音読: シュ、ス、チュウ
◆付(つ)ける、当(あ)てる
◆「紸纊シュコウ」、人の死に際して綿(わた、纊コウ)を鼻に当て、息があるかどうかをみること(息が絶えたことを確認すること)、同「屬纊ショクコウ」「【荀子:卷第十三:禮論篇第十九】…紸纊聽息之時則夫忠臣孝子亦知其閔矣(紸讀為注注纊即屬纊也…)」

糸6+5=総画数11 U+7D39
音読: ショウ[漢]、ジョウ[呉]
◆糸と糸の端同士を繋(つな)ぐ、同「綤」
◆受け継ぐ、継承ケイショウする、「紹繼ショウケイ」、同「綤」
◆人と人の間に立って関係を繋ぐ、人を引き合わせて取り持つ、「紹介ショウカイ」
筆順

糸6+5=総画数11 U+7D3A
音読: カン[漢]、コン[呉]
◆やや赤味がかった深い青色
筆順

糸6+5=総画数11 U+7D3B
音読: ヨウ[漢]、オウ[呉]
◆纓エイ、冠の顎紐(あごひも)、冠の両側から垂らし顎の下で結ぶ紐、またそれを結ぶ {服飾(冕冠)}
绋𦂓𥿏
糸6+5=総画数11 U+7D3C
音読: フツ[漢]、ホチ[呉]
◆印章を帯から垂らすための綬ジュ(位階によって色が決まっている組紐)、同「紱」
◆太い綱(つな)
◆柩キュウ(ひつぎ、死者が納められた棺)を載せた車を引く綱、同「綍」「𩎛」

糸6+5=総画数11 U+7D3D
音読: タ[漢]、ダ[呉]
◆未詳「【詩經集傳:卷一:國風一:行露三章一章三句二章章六句】羔羊之皮(叶蒲何反)素絲五紽(音駝)…(…素白也紽未詳…)」
𥿜
糸6+5=総画数11 U+7D3E
音読: ①テン[漢呉]②シン[漢呉]

◆縒(よ)る、縒(よ)り合わせる

◆織り目が細かく緻密な単衣(ひとえ、裏地のない着物)、同「縝」
紿緿绐
糸6+5=総画数11 U+7D3F
音読: タイ[漢]、ダイ[呉]
◆使い古されて伸びたり弱くなったりした糸
◆だれる、しまりがなくなる
◆誑(たぶら)かす、甘言で惑わし欺く、同「詒」
筆順

糸6+5=総画数11 U+7D40
音読: チュツ[漢]、チュチ[呉]
◆縫(ぬ)う、縫い合わせる
◆退(しりぞ)ける、解任する、罷免ヒメンする、同「黜」
◆足りない、不足する、劣る
◆屈クッする、退(しりぞ)く、屈服する、同「詘」
筆順
𦂛
糸6+5=総画数11 U+7D41
音読: シ[漢]、セ[呉]
◆節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸、またその糸を使った布、同「䌳」
𦄖终𣈩𣊜𣉉𣊂𤽬𤽫𤽘𦤒𢒣𡦿𢍐𠂂𠔾
糸6+5=総画数11 U+7D42
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
訓読: お・わる、お・える、つい・に、しま・う、しま・い
◆途切れずに続いているものの後方の部分、始まりの部分は「始」
◆続いていたものが尽きる、これから先はないところにまで到(いた)る
◆最後に、ついに、しまいに、とうとう
◆(高貴な)人の死、同「𣧩」、一般の人は「死」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+5=総画数11 U+7D43
音読: ケン[漢呉]、ゲン[呉]
◆琴(こと)・瑟シツなどの弦楽器の弦ゲン(つる)、同「弦」
筆順

糸6+5=総画数11 U+7D44
音読: ソ[漢呉]
訓読: く・む、くみ
◆糸や紐(ひも)を編んだ紐、「組紐(くみひも)」
◆幾つかのものを合わせて一つに纏(まと)める、また一つに纏まったもの
◆「組織ソシキ」◇紐を編み糸を織ること◇(組み合わせて)一つに纏めること、また一つに纏まったもの◇同質のものの集まり(集合体・集団・団体)
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+5=総画数11 U+7D45
音読: ケイ[漢]、キョウ[呉]
◆裏地(うらじ)のない単(ひとえ)の着物、同「𢄗」「襌」
◆未詳「【說文解字:糸部:絅】急引也」
筆順

糸6+5=総画数11 U+7D46
音読: ハン[漢呉]、バン[慣]
訓読: きずな、ほだ・す
◆馬を制御セイギョするために足に絡(から)める紐(ひも)・縄(なわ)・綱(つな)、首は「羈」
◆ほだ・す、自由に動けなくする、ほだ・される、身動きが思うようにできなくなる、「羈絆キハン」
筆順
䋧𡳍
糸6+5=総画数11 U+7D47
音読: ①ク[漢]、グ[呉]②ク[漢呉]

◆靴などの履物の先(指先の部分)の飾り紐(ひも)、鼻緒(はなお)、同「𢂁」「𡱺」
◆麻布を裂き縒(よ)った紐、同「𢂁」

◆鳥獣を捕える網、同「罟」「罥」
漢字林(非部首部別)

糸6+5=総画数11 U+7D48
音読: バク、ミャク
◆纏(まと)めた髪を包む(覆う)ための布、頭巾ズキン、「絈頭バクトウ」、同「絡頭ラクトウ」、同「絔」「袹」「帞」「幧」「幓」「𢂺」「㡑」

糸6+5=総画数11 U+7D49
音読: シュツ、ジュツ
◆縄(なわ)

糸6+5=総画数11 U+7D4A
音読: サイ
◆鮮(あざ)やかなさま
纊纩
糸6+5=総画数11 U+7D4B
音読: コウ[漢呉]
◆繭(まゆ)やワタ(綿、アオイ科ワタ属の草)などから糸を紡(つむ)ぐ時に出る細く短い糸、屑糸(くずいと)、またその細く短い糸を集め纏(まと)めた綿(わた)、同「絖」
筆順
經经𦀰𦀇𤔕坕𤔊
糸6+5=総画数11 U+7D4C
音読: ケイ[漢]、キョウ[呉]、キン[唐]
訓読: たていと、へ・る、た・つ
◆たていと、布の縦方向の糸、横は「緯」
◆南北の方向、東西は「緯」
◆筋道、筋が通っている
◆筋が通っていて変わることがない、常に
◆どんな場合も変わることがない方向や方法、道理
◆筋道に従って治める、管理する
◆へ・る、ある場所を通る
◆た・つ、時が通り過ぎる
筆順
线
糸3+5=総画数8 U+7EBF
音読: セン[漢呉]
◆糸や紐(ひも)、糸や紐のように細く長いもの、またその形状や状態、同「線」「𦇫」

糸3+5=総画数8 U+7EC0
音読: カン[漢]、コン[呉]
◆やや赤味がかった深い青色
紲𥾰
糸3+5=総画数8 U+7EC1
音読: セツ[漢]、セチ[呉]
◆繋(つな)ぐ、繋いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱(つな)・縄(なわ)、同「緤」「絏」
◆「缧绁ルイセツ」、同「縲絏」◇罪人を縛(しば)る縄◇牢屋
紱𥿈𥾧
糸3+5=総画数8 U+7EC2
音読: フツ[漢]、ホチ[呉]
◆印章を帯から垂らすための綬ジュ(位階によって色が決まっている組紐)
練練
糸3+5=総画数8 U+7EC3
音読: レン[漢呉]
訓読: ね・る
◆生糸や絹布を灰汁(あく、草木などの灰を溶かしたアルカリ性の水)で煮て柔らかく白くする、同「湅」
◆熟(こな)れていないものを繰り返し鍛(きた)える、鍛えて良いものにする
◆習熟(シュウジュク)する、繰り返して(経験を積んで)上達する

糸3+5=総画数8 U+7EC4
音読: ソ[漢呉]
訓読: く・む、くみ
◆糸や紐(ひも)を編んだ紐、「組紐(くみひも)」
◆幾つかのものを合わせて一つに纏(まと)める、また一つに纏まったもの
◆「组织ソシキ」◇紐を編み糸を織ること◇(組み合わせて)一つに纏めること、また一つに纏まったもの◇同質のものの集まり(集合体・集団・団体)
紳𦁴
糸3+5=総画数8 U+7EC5
音読: シン[漢呉]
◆腰に巻いて体の正中セイチュウ(真ん中)で結び、結んだ先(さき)を垂らす大帯(おおおび、礼装用の長い帯)の、その垂れた部分、また広くその長い帯「【禮記注疏(禮記正義):卷二十九:玉藻】三寸長齊於帶紳長制士三尺有司二尺有五寸游曰參分帶下紳居二焉紳韠結三齊(《注》三寸謂約帶紐組之廣也長齊于帶與紳齊也紳帶之垂者也…三分帶下而三尺則帶髙於中也結約餘也…)」
◆「绅士シンシ」◇地方の官吏カンリ(役人)、また退官した官吏◇地方の有力者
細𥿳
糸3+5=総画数8 U+7EC6
音読: セイ[漢]、サイ[呉]
訓読: ほそ・い、ほそ・る、こま・か、こま・かい
◆小さい
◆幅が狭い
◆(細く)弱々しいさま、しなやかなさま
◆(細部にまで亘って)詳(くわ)しい
織𦃎𦀗綕𥿗𦁓𦁋
糸3+5=総画数8 U+7EC7
音読: ①ショク[漢]、シキ[呉]②シ[漢呉]
訓読: お・る

◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を"十"状に交差させて布を作る、またそのようにして作り上げた布、「機織(はたおり)」
◆幾つかのものを組み合わせて一つのものに作り上げる、幾つかのものが組み合わさって一つのものになる、「組織ソシキ」

◆幟(のぼり)、目印(めじるし)とする旗(はた)、同「幟」
終𦄖𣈩𣊜𣉉𣊂𤽬𤽫𤽘𦤒𢒣𡦿𢍐𠂂𠔾
糸3+5=総画数8 U+7EC8
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
訓読: お・わる、お・える、つい・に、しま・う、しま・い
◆途切れずに続いているものの後方の部分、始まりの部分は「始」
◆続いていたものが尽きる、これから先はないところにまで到(いた)る
◆最後に、ついに、しまいに、とうとう
◆(高貴な)人の死、同「𣧩」、一般の人は「死」
縐䋓𦆜𥿲
糸3+5=総画数8 U+7EC9
音読: スウ[漢]、シュ[呉]
◆葛(くず)などの繊維で織った皺(しぼ、しわ)のある布
◆細かい皺のある布、縮羅(しじら)や縮緬(ちりめん)の類
◆縮(ちぢ)む、皺(しわ)になる、またその皺状の紋様、同「縬」

糸3+5=総画数8 U+7ECA
音読: ハン[漢呉]、バン[慣]
訓読: きずな、ほだ・す
◆馬を制御セイギョするために足に絡(から)める紐(ひも)・縄(なわ)・綱(つな)、首は「羈」
◆ほだ・す、自由に動けなくする、ほだ・される、身動きが思うようにできなくなる、「羈絆キハン」
紼𦂓𥿏
糸3+5=総画数8 U+7ECB
音読: フツ[漢]、ホチ[呉]
◆印章を帯から垂らすための綬ジュ(位階によって色が決まっている組紐)、同「紱」
◆太い綱(つな)
◆柩キュウ(ひつぎ、死者が納められた棺)を載せた車を引く綱、同「綍」「𩎛」

糸3+5=総画数8 U+7ECC
音読: チュツ[漢]、チュチ[呉]
◆縫(ぬ)う、縫い合わせる
◆退(しりぞ)ける、解任する、罷免ヒメンする、同「黜」
◆足りない、不足する、劣る
◆屈クッする、退(しりぞ)く、屈服する、同「詘」

糸3+5=総画数8 U+7ECD
音読: ショウ[漢]、ジョウ[呉]
◆糸と糸の端同士を繋(つな)ぐ、同「綤」
◆受け継ぐ、継承ケイショウする、「紹繼ショウケイ」、同「綤」
◆人と人の間に立って関係を繋ぐ、人を引き合わせて取り持つ、「紹介ショウカイ」
繹𦆎
糸3+5=総画数8 U+7ECE
音読: エキ[漢]、ヤク[呉]
◆糸口を引き出す、物事の端緒を引き出す
◆長く連なる、次から次へと続く
◆「演繹エンエキ」、既に明らかなことを基にして推論を重ね結論を得ること
◆正祭セイサイ(正規の祭礼)の翌日に行う祭礼、「繹祭エキサイ」、同「𥜃」「䭞」「肜」
経經𦀰𦀇𤔕坕𤔊
糸3+5=総画数8 U+7ECF
音読: ケイ[漢]、キョウ[呉]、キン[唐]
訓読: たていと、へ・る、た・つ
◆たていと、布の縦方向の糸、横は「緯」
◆南北の方向、東西は「緯」
◆筋道、筋が通っている
◆筋が通っていて変わることがない、常に
◆どんな場合も変わることがない方向や方法、道理
◆筋道に従って治める、管理する
◆へ・る、ある場所を通る
◆た・つ、時が通り過ぎる
紿緿
糸3+5=総画数8 U+7ED0
音読: タイ[漢]、ダイ[呉]
◆使い古されて伸びたり弱くなったりした糸
◆だれる、しまりがなくなる
◆誑(たぶら)かす、甘言で惑わし欺く、同「詒」
𥿃
糸6+5=総画数11 U+25FC3
音読: ジョ、ニョ
◆糸が縺(もつ)れる、絡(から)み合う、同「䋾」
𥿄
糸6+5=総画数11 U+25FC4
音読: テイ[漢]、タイ[呉]
◆糸の滓(かす)、未詳「【說文解字注:糸部:𥿄】絲滓也(滓者澱也因以爲凡物渣滓之稱)」
◆「𥿄鳶テイエン」未詳「【忠愍公詩集:卷中:𥿄鳶】碧落秋方靜騰空力尚㣲清風如可託終共白雲飛」
漢字林(非部首部別)
𥿅
糸6+5=総画数11 U+25FC5
音読: 未詳
◆未詳「【五音集韻:卷七:旨第四:𥿅】繩履(「【廣韻:上聲:止第六:俟:𥾩】繩履」の「𥾩」の義)「【正字通:未集中:糸部:𥿅】俗字舊註鉏里切音侍繩履俗誤作𥾩不知𥾩𥿅皆贅文也」
𥿇
糸6+5=総画数11 U+25FC7
音読: ソ[漢]、ショ[呉]
◆通(つう)じる、通(とお)る、繋(つな)がる、同「疏」
𥿈紱绂𥾧
糸6+5=総画数11 U+25FC8
音読: フツ[漢]、ホチ[呉]
◆印章を帯から垂らすための綬ジュ(位階によって色が決まっている組紐)
𥿉
糸6+5=総画数11 U+25FC9
音読: バツ[漢]、マツ、マチ[呉]
◆体(胸や腰など)を包(くる)む布、「袜肚バツト(腹巻)」
◆足や脚を包(くる)む靴下(くつした、ソックスsocks・ストッキングstockingsなど)や脚絆(きゃはん)の類、同「襪」「帓」、革製は「韈」
𥿊
糸6+5=総画数11 U+25FCA
音読: シャ
◆縄を繋いで持つ
𥿋𦃍𦅳
糸6+5=総画数11 U+25FCB
音読: ハン[漢]、ボン[呉]
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「繁」「緐」
𥿌袎𢂊𢂅
糸6+5=総画数11 U+25FCC
音読: ヨウ[漢呉]
◆靴下の足首から上の筒状の部分、同「靿」
𥿍
糸6+5=総画数11 U+25FCD
音読: コ、ク
◆「𥿍縷コル」、草名、未詳
𥿎
糸6+5=総画数11 U+25FCE
音読: エン[漢]、オン[呉]
◆冕冠ベンカンの両側から垂らす紐
◆黄色味を帯びた少しくすんだ赤色の衣服
𥿏紼绋𦂓
糸6+5=総画数11 U+25FCF
音読: フツ[漢]、ホチ[呉]
◆印章を帯から垂らすための綬ジュ(位階によって色が決まっている組紐)、同「紱」
◆太い綱(つな)
◆柩キュウ(ひつぎ、死者が納められた棺)を載せた車を引く綱、同「綍」「𩎛」
𥿐綯绹
糸6+5=総画数11 U+25FD0
音読: トウ[漢]、ドウ[呉]
訓読: な・う
◆何本かの糸や藁などを縒(よ)って一本にする、また縒った紐や縄
𥿑
糸6+5=総画数11 U+25FD1
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𥿑】姑還切音關𥿑巾世誤作綸巾楊升菴說」
𥿒綆绠䌄䋁𥾚
糸6+5=総画数11 U+25FD2
音読: コウ[漢]、キョウ[呉]
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「繘」
注解:「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:𥾚𥿒綆】音{⿱耿廾}索也」「【字彙補:未集:糸部:𥿒】姑等切音耿井索也」
𥿓紀纪
糸6+5=総画数11 U+25FD3
音読: キ[漢]、コ[呉]
訓読: のり
◆糸口、糸や物事の端緒
◆布の経糸(たていと)の数の単位、【西京雜記】によれば1紀=2𥿮=4升=8䌰=40絲(40本)、但し【儀禮】に1升=80縷とあり、いずれも布幅が示されていない「【西京雜記:第五】五絲為䌰倍䌰為升倍升為𥿮倍𥿮為紀倍紀為緵倍緵為襚」「【儀禮注疏:喪服】…布八十縷為升…」
◆物事の始めから順を追うための手順、決まりごと、「紀律キリツ」「綱紀コウキ」
◆一巡する年代の単位、区切りとなる年代の単位、十二支では一紀=十二年、一世紀=百年
◆物事の始まりから順を追って(年代順に)記す、またそのように記されたもの
𥿔
糸6+5=総画数11 U+25FD4
訓読: ひきづな
◆[日]歌舞伎の外題に用いる字
𥿗織𦃎𦀗綕织𦁓𦁋
糸6+5=総画数11 U+25FD7
音読: ①ショク[漢]、シキ[呉]②シ[漢呉]
訓読: お・る

◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を"十"状に交差させて布を作る、またそのようにして作り上げた布、「機織(はたおり)」
◆幾つかのものを組み合わせて一つのものに作り上げる、幾つかのものが組み合わさって一つのものになる、「組織ソシキ」

◆幟(のぼり)、目印(めじるし)とする旗(はた)、同「幟」
𥿛𥾢
糸6+5=総画数11 U+25FDB
音読: ゼン、ネン
◆膝を覆う前垂れ
𥿜
糸6+5=総画数11 U+25FDC
音読: ①テン[漢呉]②シン[漢呉]

◆縒(よ)る、縒(よ)り合わせる

◆織り目が細かく緻密な単衣(ひとえ、裏地のない着物)、同「縝」
𥿟索𦃦𡩡𣑇
糸6+5=総画数11 U+25FDF
音読: サク[漢呉]、シャク[呉]
◆ものに繋(つな)ぐ(ものを繋ぐ)太い縄(なわ)や綱(つな)、またそのような用途・形状のもの(紐・弦・鎖・ケーブルcableなど)、同「䌇」
◆(手蔓てづるを頼りに)捜(さが)す、探(さが)し求める、「捜索ソウサク」「思索シサク」
◆規律を維持するための決まり、制度や規則、「縄で縛る・規制する」の意
◆(繋いであったものが)解(ほど)ける、繋がりが解(と)ける、繋がりを解く
◆「𥿟然サクゼン」◇涙がぽとぽとと流れ落ちるさま◇ばらばらと散るさま、散り散りになるさま◇散ってなくなるさま
注解:フォントによっては{⿱㞤糸}になる場合があるが本来は{⿱𣎵糸}「【正字通:未集中:糸部:索】…按說文艸有莖葉可為繩索从𣎵糸…从𣎵會意中象形本作索…」
𥿠
糸6+5=総画数11 U+25FE0
訓読: かたびら
◆[日]歌舞伎の外題に用いる字
𥿱𥿰𦀉
糸6+5=総画数11 U+25FF1
音読: タ[漢呉]
◆冕冠ベンカンの前に垂らす飾り
紝纴絍
糸6+6=総画数12 U+42D5
音読: ジン[漢]、ニン[呉]
◆機織(はたおり)用の糸、またその糸を巻き付けた糸巻き
◆布を織る

糸6+6=総画数12 U+42D6
音読: イツ[漢]、イチ[呉]
◆長いさま

糸6+6=総画数12 U+42D8
音読: ツイ、ズイ
◆縄(なわ)の先にものを結(なわ)わえ、高いところから垂(た)らす、縄でものを吊(つる)す、またその縄、同「縋」

糸6+6=総画数12 U+42DA
音読: ヨク、イキ
◆鳥の翼(つばさ)や虫などの羽(はね)、同「翼」「𩙺」「𦐂」「翅」
𪓋𥽲
糸6+6=総画数12 U+42DB
音読: ベイ[漢]、マイ[呉]
◆帝王などが着る礼服に刺繍シシュウされる十二の図柄(「十二章」「十二章紋」という)の一つで米粒(こめつぶ)を描(えが)いたもの、「粉米・黺𪓋フンベイ」 {服飾(十二章紋)}
𦄊䋯
糸6+6=総画数12 U+42DC
音読: ケイ、ケ
◆戟ゲキ(槍状の武器)の刃に被(かぶ)せる布製の鞘(さや)、また鞘を被せた儀仗用の戟、同「綮」「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:{唘-口+糸}䋯】二或作䋜正康禮反戟也一曰戟衣」 {武器(刀剣槍)}
纓缨
糸6+6=総画数12 U+42DD
音読: エイ[漢]、ヨウ[呉]
◆冠の顎紐(あごひも)、冠の両側から垂らし顎の下で結ぶ {服飾(冕冠)}
◆許嫁(いいなずけ)の印として女性が身に着ける飾り紐
◆房状の飾り紐
◆「䋝絡エイラク・ヨウラク」◇美しい珠シュ(たま)を連ねた首飾り、同「瓔絡」◇世俗の柵(しがらみ)、柵のようになかなか通り抜けられない世俗との関わり
◆[日]冠の後ろ付ける尾状の飾り、立纓リュウエイ(ぴんと立てたもの)や垂纓スイエイ(途中から下に垂れるもの)などがある
網䋄
糸6+6=総画数12 U+42DE
音読: ボウ[漢]、モウ[呉]
訓読: あみ
◆糸や紐(ひも)を格子状に目を粗(あら)く編んだ魚や鳥獣を捕(と)らえる道具、特に魚を捕る網を指す、鳥を捕る網は「羅」、「網羅モウラ(魚を捕る網と鳥を捕る網、残らず捕らえる)」「羅網ラモウ(鳥を捕る網と魚を捕る網、法の網、網に掛かる、罠に掛ける)」、同「网」
◆身動きができないように網を被(かぶ)せる、同「罔」
◆網の目のように縦横ジュウオウに張り巡(めぐ)らされたもの、ネットワークnetwork、同「网」

糸3+6=総画数9 U+433B
音読: ヨク、イキ
◆鳥の翼(つばさ)や虫などの羽(はね)、同「翼」「𩙺」「𦐂」「翅」

糸6+6=総画数12 U+7D2A
音読: シ
◆複雑に絡み合った模様が美しい絹織物

糸6+6=総画数12 U+7D2B
音読: シ[漢呉]
訓読: むらさき
◆赤味がかった青色、青味がかった赤色
漢字林(非部首部別)
筆順
紝纴䋕
糸6+6=総画数12 U+7D4D
音読: ジン[漢]、ニン[呉]
◆機織(はたおり)用の糸、またその糸を巻き付けた糸巻き
◆布を織る

糸6+6=総画数12 U+7D4E
音読: コウ[漢]、ギョウ[呉]
訓読: く・ける
◆(衣服や布の)縁(へり)
◆解(ほつ)れや破れを縫(ぬ)う
◆[日]く・ける、縫い目が表から見えないように縫う
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D4F
音読: セツ[漢]、セチ[呉]
◆繋(つな)ぐ、繋いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱(つな)・縄(なわ)、同「紲」「緤」
◆「縲絏ルイセツ」、同「縲紲」◇罪人を縛(しば)る縄◇牢屋
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D50
音読: ケツ[漢]、ケチ[呉]
訓読: むす・ぶ、ゆ・う、ゆ・わえる
◆糸や紐(ひも)・縄(なわ)・綱(つな)などの両端を繋(つな)いで解(ほど)けないようにする
◆解けたり緩(ゆる)んだりしないように締(し)める、しっかりと繋ぐ
◆締め括(くく)る
◆繋いだ部分にできる瘤(こぶ)状のもの(結び目)、固い瘤状のもの、「結果ケッカ」
◆しっかりと繋ぎ合わせる、組み合わせる
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D51
音読: シュ[漢]、ス[呉]
◆くすみのない明るく濃い(深い)赤色、丹朱タンシュ、同「朱」「【說文解字注:糸部:絑】純赤也(純同𨣶厚也赤南方色也按市下云天子朱市諸侯赤市然則朱與赤深淺不同…傳曰朱深纁也陽明也許云纁者淺絳絳者大赤葢純赤大赤其異者微矣…)」
◆赤色の絹布、また絹織物

糸6+6=総画数12 U+7D52
音読: シュウ、ジュ
◆純白でしなやかな輝くように美しい薄絹、同「紈」

糸6+6=総画数12 U+7D53
音読: カイ、ケ、エ
◆繭から糸口を引き出し始めた頃の粗い絹糸、節(ふし)が多く太さが不揃いな絹糸、「絓糸(しけいと)」
◆掛ける、引っ掛ける、掛けてぶら下げる、同「掛」「懸」
◆(障害となるものに)引っ掛かる、引っ掛かって動けない、同「𦁊」「罫」

糸6+6=総画数12 U+7D54
音読: ハク、ヒャク、バク、ミャク
◆衣服の綻(ほころ)びを繕(つくろ)う
◆結わえた髪を包むようにして巻く長い布、「絔頭バクトウ」、同「帞頭バクトウ」「帹帞ソウバク」「絡頭ラクトウ」、同「袹」「帞」「絈」
絶绝
糸6+6=総画数12 U+7D55
音読: セツ[漢]、ゼツ、ゼチ[呉]
訓読: た・つ、た・える、た・やす
◆(一本の糸・続いているもの・繋がっているものを途中で)断(た)ち切る、切り離す、同「𢇍」「𠤉」
◆きっぱりと分(わ)かつ
◆(それまで続いていたもの・繋がっていたものが)途切れる、切れてその先が続いて行かない
◆(続いていたもの・繋がっていたものの)その先がない、その先には何もない
◆(続いていたもの・繋がっていたものが)尽(つ)きる、滅(ほろ)ぶ
◆それ以上はない、甚(はなは)だしい、非常に、極めて

糸6+6=総画数12 U+7D56
音読: コウ[漢呉]
訓読: ぬめ
◆繭(まゆ)やワタ(綿、アオイ科ワタ属の草)などから糸を紡(つむ)ぐ時に出る細く短い糸、屑糸(くずいと)、またその細く短い糸を集め纏(まと)めた綿(わた)、同「纊」
◆糸の束を数える単位、1絖=80縷「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:纊】苦浪切細緜也絮也絖同上又八十縷也」
◆[日]「綜絖ソウコウ」、機織機(はたおりき)で経糸(たていと)を上下に開き杼(ひ、緯糸を通すための道具)を通す道を作る道具、同「綜」
◆[日]ぬめ、生糸を使った薄くて艶(つや)のある絹布
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D57
音読: コツ、ゴチ
◆糸が絡(から)む、縺(もつ)れる

糸6+6=総画数12 U+7D58
音読: シ[漢呉]
◆麻の繊維を撚って糸にする
𦀞
糸6+6=総画数12 U+7D59
音読: コウ[漢呉]、カン[漢]、ガン[呉]
◆太い綱(つな)、同「緪」
◆綬ジュ(官位を表す色糸で編んだ組紐(くみひも))の類「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:絙】胡官切絙綬也」「【說文解字注:糸部:絙】緩也(緩當作綬玉篇絙下曰絙綬也此亦綬之類也)」
緪縆
糸6+6=総画数12 U+7D5A
音読: コウ[漢呉]
◆太い縄(なわ)また綱(つな)、太い糸また弦ゲン(つる)、同「絙」
◆縄・綱・糸・弦などを強く引っ張る、ぴんと張る、同「揯」
◆隅々(すみずみ)まで行き渡る

糸6+6=総画数12 U+7D5C
音読: ケツ[漢]、ケチ[呉]、ケツ[漢]、ゲチ[呉]
◆清(きよ)い、澄(す)んでいる、穢(けが)れがない、同「潔」
◆清める、(身を)清め整える
◆束ねる、束ねて結(ゆ)わえる
◆殷イン(約前17世紀~約前11世紀)の始祖の名、同「偰」「禼」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D5D
音読: コ[漢]、ク[呉]
◆股下が二つに分かれた袴(はかま)状或いはズボンjupon[仏]状の衣裳、同「袴」「褲」
◆「絝襠・褲襠コトウ」、股下が二つに分かれた衣裳の内股(うちまた)の部分、脚を入れる筒状の部分の縫い合わせの部分
◆糸や藁などを縒(よ)った紐や縄、古「綯」

糸6+6=総画数12 U+7D5E
音読: コウ[漢]、キョウ[呉]
訓読: しぼ・る、し・める
◆紐(ひも)などを交差させてその両端を引く、堅(かた)く縛(しば)る、強く締め付ける
◆周りから強く押え付ける
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D5F
音読: セン[漢呉]
◆クズ(葛、マメ科クズ属)・アサ(麻、アサ科アサ属)などの繊維から作る細い糸、またそれで織った布

糸6+6=総画数12 U+7D60
音読: カイ[漢呉]
◆弦(つる)を引き絞る
◆縄を解く

糸6+6=総画数12 U+7D61
音読: ラク[漢呉]
訓読: から・む
◆短い糸の繊維、同「絮」「【 說文解字:糸部:絡】絮也一曰麻未漚也」
◆短い糸(或いは糸状・筋状のもの)が縺(もつ)れる、縺れ繋(つな)がる
◆短い糸を繋げる、次々に繋げて行く、「連絡レンラク」
◆細い糸を横方向に繋いで行く、横方向に繋ぎ端で折り返して今度は逆方向にを繰り返して繋いで行く、縦方向は「経」
◆細い糸(或いは糸状・筋状のもの)が網状に入り組む
◆「経絡ケイラク」、中国の医学で気血が体内を流れる経路、「経」は縦の脈ミャク(気血の通り道)、「絡」は横の脈
漢字林(非部首部別)
筆順
𦃜绚𥾡
糸6+6=総画数12 U+7D62
音読: ケン[漢呉]
◆色糸を使った美しい模様、模様が美しいさま「【儀禮註疏:卷八:聘禮】皆𤣥纁繋系長尺絢組(《注》采成文曰絢…今絢作𥾡)」
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D63
音読: ホウ[漢]、ヒョウ[呉]
訓読: かすり
◆縄や弦をぴんと張る
◆墨を含ませた縄をぴんと張り弾くようにして直線を引く、同「𢆸」「𦴏」
◆途切れずに続く、途切れないように繋いでいく
◆縫い合わせる、同「絽」
◆[日]かすり(絣、飛白)、部分的に染め分けた糸(染め分けた境目がかすれたようになる)、またその糸で織った織物
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D64
音読: セン
◆細く長い糸や紐(ひも)、同「線」

糸6+6=総画数12 U+7D65
音読: フク[漢]、ブク[呉]
◆軾(ショク、車の前部の掴まったり寄り掛かったりするための手摺)の布製の飾り、同「𩊙」「𩎧」

糸6+6=総画数12 U+7D66
音読: キュウ[漢]、コウ[呉]
訓読: たま・う
◆足りていないところ(加える必要があるところ)に足して繋(つな)ぎ合わせる
◆必要があるところに必要とするものを補(おぎな)う、足して足りるようにする
◆上位の人(足りている人)が下位の人(足りていない人)に与える
◆報酬、手当、「給与キュウヨ」
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D67
音読: トウ[漢]、ズウ[呉]
◆ゆっくりとまっすぐに歩くまた飛ぶさま

糸6+6=総画数12 U+7D68
音読: ジュウ[漢]、ニュウ[呉]
◆毛羽(けば、細く柔らかい毛や羽、またそのようなもの)が立った織物
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D69
音読: チョウ[漢呉]
◆布の経糸(たていと)の数、但し【說文解字注】はその数は未詳だとする「【說文解字注:糸部:絩】綺絲之數也(言綺以見凡繒也綺者文繒也文繒絲尙有數則餘繒可知其若干絲爲一絩未聞)…」

糸6+6=総画数12 U+7D6A
音読: イン[漢呉]
◆横になる時に体の下に敷く敷物、敷布団、また座る時に腰の下に敷く敷物、座布団、同「茵」
◆「絪縕・氤氳インウン」、同「壹㚃イツウン」◇天の「気」と地の気◇天地(陽陰)の気が交じり満ちるさま、天地の気が漲(みなぎ)るさま◇もやもやとした気(雲や煙など)が立ち籠(こ)めるさま
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D6B
音読: ルイ
◆同様のものごと(物・者や事・言など)が次へ次へと(以前のことに加えて更に同じことが)繰り返される、また積み重なる、同「累」「纍」
◆穀物の重さの単位、一絫はキビ(黍)十粒、十絫は一銖で時代によって異なるが約0.6~1.7g程 {各種単位}「【孫子算經:卷上:絫】稱之所起起於黍十黍為一絫十絫為一銖二十四銖為一兩…)」
漢字林(非部首部別)

糸6+6=総画数12 U+7D6C
音読: セツ[漢]、セチ[呉]
◆未詳「【說文解字注:糸部:絬】衣堅也(各本無此三字以論語曰絬衣長短右袂冠於从糸之上今補正玉篇注曰堅也廣韵注曰堅絬皆本諸說文古本非能杜撰也自淺人不知許有引經說叚借之例則訓論語絬衣爲堅衣而不可通…)」

糸6+6=総画数12 U+7D6D
音読: ケン[漢]、コン[呉]
◆(紐などを)巻いて縛(しば)る、束ね縛る、同「𡈢」
漢字林(非部首部別)

糸6+6=総画数12 U+7D6E
音読: ショ[漢]、ソ[呉]、ジョ[慣]
◆ワタ(綿、アオイ科ワタ属の草)やキワタ(木棉、アオイ科キワタ属の木)などの植物から採(と)った繊維センイ、綿(わた)
◆繊維の短い(古い)綿、長い(新しい)ものを「綿メン(わた)」
◆綿毛(わたげ)、草木の細く柔らかいふわふわとした毛状のもの
◆裏地を付け中に綿を詰めた衣服、綿入れ
◆長々と(繰り返し)続くさま
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D6F
音読: カイ[漢呉]
◆束(たば)ねる、纏(まと)めて束ねる
◆掛(か)ける
绖𦥅
糸6+6=総画数12 U+7D70
音読: テツ[漢]、デチ[呉]
◆喪服を着た時に頭や腰に巻く麻縄「【儀禮注疏:喪服】…苴絰者麻之有實者也苴絰大搹左本在下去五分一以為帯…」
筆順
统綂
糸6+6=総画数12 U+7D71
音読: トウ[漢呉]
訓読: す・べる
◆糸口、糸や物事の端緒
◆一つの糸口に繋がって伸び広がる、また続いて行く、遡れば一つの端緒に行き着く、またそのような物事
◆一つの物事を端緒・頂点としてその下にばらばらになっている物事を纏める、一つに纏める
◆全て、ひとまとめ
筆順
丝𢇁
糸6+6=総画数12 U+7D72
音読: シ[漢呉]
訓読: いと
◆蚕(かいこ)の繭(まゆ)から取り出した繊維(「忽コツ」という)十本を縒(よ)ったもの、五本を縒ったものが「糸」「【說文解字通釋(說文解字繫傳):糸部:糸】細絲也象束絲之形凡糸之屬皆从糸讀若覛徐鍇曰一蠶所吐為忽十忽為絲糸五忽也」
◆綿などの繊維を縒ったもの、同「糸」
◆生糸、絹糸
◆細い、細く長い、細く長く繋(つな)がる、同「糸」
◆弦楽器、またその弦、同「糸」
◆数の単位、重量の単位、1毫(毛)=10糸(絲)、1糸(絲)=10忽=10-4 {数字} {各種単位}
漢字林(非部首部別)
筆順
绛𥿸
糸6+6=総画数12 U+7D73
音読: コウ[漢呉]
◆濃く深みのある赤、黒みを帯びた赤、またその色の布や衣服、この色に染めるのは難しいという「【釋名:釋綵帛】絳工也染之難得色以得色為工也」
◆「新絳シンコウ」、県名、現山西省運城市 {山西省}
筆順

糸6+6=総画数12 U+7D74
音読: ショウ、ゾウ
◆高い
繪绘
糸6+6=総画数12 U+7D75
音読: カイ[漢]、エ[呉]
◆布にさまざまな色糸を使って模様を刺繍する、また刺繍された布
◆さまざまな色を使って模様を描く、また描かれたもの
筆順
絕绝
糸6+6=総画数12 U+7D76
音読: セツ[漢]、ゼツ、ゼチ[呉]
訓読: た・つ、た・える、た・やす
◆(一本の糸・続いているもの・繋がっているものを途中で)断(た)ち切る、切り離す、同「𢇍」「𠤉」
◆きっぱりと分(わ)かつ
◆(それまで続いていたもの・繋がっていたものが)途切れる、切れてその先が続いて行かない
◆(続いていたもの・繋がっていたものの)その先がない、その先には何もない
◆(続いていたもの・繋がっていたものが)尽(つ)きる、滅(ほろ)ぶ
◆それ以上はない、甚(はなは)だしい、非常に、極めて
漢字林(非部首部別)
筆順
縶𦅬
糸6+6=総画数12 U+7D77
音読: チュウ
◆縄(なわ)や綱(つな)を絡(から)めて動かないようにする、またそのための縄や綱
◆繋(つな)ぎ止める

糸6+6=総画数12 U+7D7E
音読: ショウ、ジョウ
◆未詳「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:絾】市征切織緘也」

糸3+6=総画数9 U+7ED2
音読: ジュウ[漢]、ニュウ[呉]
◆毛羽(けば、細く柔らかい毛や羽、またそのようなもの)が立った織物

糸3+6=総画数9 U+7ED3
音読: ケツ[漢]、ケチ[呉]
訓読: むす・ぶ、ゆ・う、ゆ・わえる
◆糸や紐(ひも)・縄(なわ)・綱(つな)などの両端を繋(つな)いで解(ほど)けないようにする
◆解けたり緩(ゆる)んだりしないように締(し)める、しっかりと繋ぐ
◆締め括(くく)る
◆繋いだ部分にできる瘤(こぶ)状のもの(結び目)、固い瘤状のもの、「結果ケッカ」
◆しっかりと繋ぎ合わせる、組み合わせる

糸3+6=総画数9 U+7ED4
音読: コ[漢]、ク[呉]
◆股下が二つに分かれた袴(はかま)状或いはズボンjupon[仏]状の衣裳、同「袴」「褲」
◆「绔裆コトウ」、同「褲襠」、股下が二つに分かれた衣裳の内股(うちまた)の部分、脚を入れる筒状の部分の縫い合わせの部分
◆糸や藁などを縒(よ)った紐や縄、古「綯」

糸3+6=総画数9 U+7ED5
音読: ジョウ[漢]、ニョウ[呉]
◆纏(まと)わり付く、巻き付く
◆ぐるりと回る、周りを回る、「绕远ジョウエン(回り道する)」、同「遶」
◆遠回りをする、迂回する、同「遶」
絰𦥅
糸3+6=総画数9 U+7ED6
音読: テツ[漢]、デチ[呉]
◆喪服を着た時に頭や腰に巻く麻縄「【儀禮注疏:喪服】…苴絰者麻之有實者也苴絰大搹左本在下去五分一以為帯…」

糸3+6=総画数9 U+7ED7
音読: コウ[漢]、ギョウ[呉]
訓読: く・ける
◆(衣服や布の)縁(へり)
◆解(ほつ)れや破れを縫(ぬ)う
◆[日]く・ける、縫い目が表から見えないように縫う
繪絵
糸3+6=総画数9 U+7ED8
音読: カイ[漢]、エ[呉]
◆布にさまざまな色糸を使って模様を刺繍する、また刺繍された布
◆さまざまな色を使って模様を描く、また描かれたもの

糸3+6=総画数9 U+7ED9
音読: キュウ[漢]、コウ[呉]
訓読: たま・う
◆足りていないところ(加える必要があるところ)に足して繋(つな)ぎ合わせる
◆必要があるところに必要とするものを補(おぎな)う、足して足りるようにする
◆上位の人(足りている人)が下位の人(足りていない人)に与える
◆報酬、手当、「給与キュウヨ」
絢𦃜𥾡
糸3+6=総画数9 U+7EDA
音読: ケン[漢呉]
◆色糸を使った美しい模様、模様が美しいさま「【儀禮註疏:卷八:聘禮】皆𤣥纁繋系長尺絢組(《注》采成文曰絢…今絢作𥾡)」
絳𥿸
糸3+6=総画数9 U+7EDB
音読: コウ[漢呉]
◆濃く深みのある赤、黒みを帯びた赤、またその色の布や衣服、この色に染めるのは難しいという「【釋名:釋綵帛】絳工也染之難得色以得色為工也」
◆「新绛シンコウ」、県名、現山西省運城市 {山西省}

糸3+6=総画数9 U+7EDC
音読: ラク[漢呉]
訓読: から・む
◆短い糸の繊維、同「絮」「【 說文解字:糸部:絡】絮也一曰麻未漚也」
◆短い糸(或いは糸状・筋状のもの)が縺(もつ)れる、縺れ繋(つな)がる
◆短い糸を繋げる、次々に繋げて行く、「連絡レンラク」
◆細い糸を横方向に繋いで行く、横方向に繋ぎ端で折り返して今度は逆方向にを繰り返して繋いで行く、縦方向は「経」
◆細い糸(或いは糸状・筋状のもの)が網状に入り組む
◆「経絡ケイラク」、中国の医学で気血が体内を流れる経路、「経」は縦の脈ミャク(気血の通り道)、「絡」は横の脈
絶絕
糸3+6=総画数9 U+7EDD
音読: セツ[漢]、ゼツ、ゼチ[呉]
訓読: た・つ、た・える、た・やす
◆(一本の糸・続いているもの・繋がっているものを途中で)断(た)ち切る、切り離す、同「𢇍」「𠤉」
◆きっぱりと分(わ)かつ
◆(それまで続いていたもの・繋がっていたものが)途切れる、切れてその先が続いて行かない
◆(続いていたもの・繋がっていたものの)その先がない、その先には何もない
◆(続いていたもの・繋がっていたものが)尽(つ)きる、滅(ほろ)ぶ
◆それ以上はない、甚(はなは)だしい、非常に、極めて

糸3+6=総画数9 U+7EDE
音読: コウ[漢]、キョウ[呉]
訓読: しぼ・る、し・める
◆紐(ひも)などを交差させてその両端を引く、堅(かた)く縛(しば)る、強く締め付ける
◆周りから強く押え付ける
統綂
糸3+6=総画数9 U+7EDF
音読: トウ[漢呉]
訓読: す・べる
◆糸口、糸や物事の端緒
◆一つの糸口に繋がって伸び広がる、また続いて行く、遡れば一つの端緒に行き着く、またそのような物事
◆一つの物事を端緒・頂点としてその下にばらばらになっている物事を纏める、一つに纏める
◆全て、ひとまとめ
𥿨
糸6+6=総画数12 U+25FE8
音読: メイ、ミョウ
◆糸、細い糸
𥿫
糸6+6=総画数12 U+25FEB
音読: ①ビ[漢]、ミ[呉]②イ[漢呉]

◆牛を操(あやつ)るための手綱(たづな)、同「縻」

◆次々に、次々と繰り返す、積み重なる、同「貤」
𥿬
糸6+6=総画数12 U+25FEC
音読: ゲキ、ギャク
◆綬(ジュ、色糸で編んだ帯状の組紐(くみひも))を繋(つな)ぐ組紐(くみひも)
𥿭
糸6+6=総画数12 U+25FED
音読: 未詳
◆未詳「【龍龕手鑑《欽定四庫全書》本:卷四:糸部第三:𥿭】去戟反絺𥿭葛衣也(【新修龍龕手鑑】では「{⿰糸(⿱又厷)}」)「【正字通:未集中:糸部:𥿭】俗綌字」
𥿮
糸6+6=総画数12 U+25FEE
音読: ショク[漢]、シキ[呉]
◆布を織る、同「織」
◆布の経糸(たていと)の数の単位、【西京雜記】によれば1𥿮=2升=4䌰=20絲(20本)、但し【儀禮】に1升=80縷とあり、いずれも布幅が示されていない「【西京雜記:第五】五絲為䌰倍䌰為升倍升為𥿮倍𥿮為紀倍紀為緵倍緵為襚」「【儀禮注疏:喪服】…布八十縷為升…」
◆「機𥿮キショク」、経糸(たていと)を張り整え緯糸(よこいと)を通していない状態の織機
𥿯
糸6+6=総画数12 U+25FEF
音読: ハイ、ヘ
◆撚(よ)って糸(一般に五本の繊維センイを撚り合わせたもの)にする前のばらばらの繊維
𥿰𥿱𦀉
糸6+6=総画数12 U+25FF0
音読: タ[漢呉]
◆冕冠ベンカンの前に垂らす飾り
𥿲縐䋓绉𦆜
糸6+6=総画数12 U+25FF2
音読: スウ[漢]、シュ[呉]
◆葛(くず)などの繊維で織った皺(しぼ、しわ)のある布
◆細かい皺のある布、縮羅(しじら)や縮緬(ちりめん)の類
◆縮(ちぢ)む、皺(しわ)になる、またその皺状の紋様、同「縬」
𥿳細细
糸6+6=総画数12 U+25FF3
音読: セイ[漢]、サイ[呉]
訓読: ほそ・い、ほそ・る、こま・か、こま・かい
◆小さい
◆幅が狭い
◆(細く)弱々しいさま、しなやかなさま
◆(細部にまで亘って)詳(くわ)しい
𥿴
糸6+6=総画数12 U+25FF4
音読: キュウ、ク
◆黒い(或いは赤黒い、或いはやや黒みがかった赤色の)漆(うるし)、またその漆を塗る、同「䰍」
𥿸絳绛
糸6+6=総画数12 U+25FF8
音読: コウ[漢呉]
◆濃く深みのある赤、黒みを帯びた赤、またその色の布や衣服、この色に染めるのは難しいという「【釋名:釋綵帛】絳工也染之難得色以得色為工也」
◆「新𥿸シンコウ」、県名、現山西省運城市 {山西省}
𥿻
糸6+6=総画数12 U+25FFB
訓読: きぬ
◆姓用字、人名用字、地名用字、「𥿻川(きぬかわ、きぬがわ)」「𥿻田(きぬた)」
𥿾
糸6+6=総画数12 U+25FFE
音読: 未詳
◆未詳
𥿿
糸6+6=総画数12 U+25FFF
音読: 未詳
◆未詳
𦀇経經经𦀰𤔕坕𤔊
糸6+6=総画数12 U+26007
音読: ケイ[漢]、キョウ[呉]、キン[唐]
訓読: たていと、へ・る、た・つ
◆たていと、布の縦方向の糸、横は「緯」
◆南北の方向、東西は「緯」
◆筋道、筋が通っている
◆筋が通っていて変わることがない、常に
◆どんな場合も変わることがない方向や方法、道理
◆筋道に従って治める、管理する
◆へ・る、ある場所を通る
◆た・つ、時が通り過ぎる
𦀉𥿰𥿱
糸6+6=総画数12 U+26009
音読: タ[漢呉]
◆冕冠ベンカンの前に垂らす飾り
𦀌
糸6+6=総画数12 U+2600C
音読: ショ
◆裏地を付け中に綿を詰めた衣服、綿入れ、同「絮」「【海壑吟稿:卷七:寒宵賦】…寒廬燼兮惡裳無𦀌…」
𦀏
糸6+6=総画数12 U+2600F
音読: 未詳
◆未詳「【中華字海:糸部:𦀏】同"収"」
𦈉
糸3+6=総画数9 U+26209
音読: ①コン[漢呉]②ウン[漢呉]

◆束ねた羽を数える語、百本の羽の束を一緷「【爾雅注疏:釋器】羽本謂之翮(《註》鳥羽根也一羽謂之箴十羽謂之糸縳百羽謂之緷)」

◆緯イ(よこいと)、布の横方向の糸

糸6+7=総画数13 U+42D7
音読: ケン[漢呉]
◆きつく縒(よ)り合わせる、堅く引き締める、同「緊」
補补𢒏
糸6+7=総画数13 U+42E0
音読: ホ[漢]、フ[呉]
訓読: おぎな・う
◆衣服の綻(ほころ)びを繕(つくろ)う
◆割れ目や欠けたところや足りないところを埋める
◆力を貸し支え助ける
◆数の単位、10兆=1經、10經=1垓、10垓=1補
紓纾
糸6+7=総画数13 U+42E1
音読: ショ[漢呉]、ジョ[呉]
◆(ぴんと張っていたものを)緩(ゆる)める、緩む、(しっかりと結んだり編んであったものを)解(ほぐ)す、解れる
◆(押さえ付けようとするものがなく)ゆったりしたさま、のびのびとしたさま、同「舒」「忬」
繁繁
糸6+7=総画数13 U+42E3
音読: ハン[漢]、ボン[呉]
訓読: しげ・る
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「緐」「𥿋」
◆数や回数が多いさま、夥(おびただ)しいさま
◆盛んなさま、勢いや活力があるさま、「繁華ハンカ(◇花が咲き乱れるさま◇賑にぎやかなさま)」
漢字林(非部首部別)

糸3+7=総画数10 U+433C
音読: エイ
◆繭の糸口(いとぐち、糸の先端)のように細いさま
𠍞縧绦
糸6+7=総画数13 U+7D5B
音読: トウ[漢呉]、ジョウ[慣]
◆糸や紐(ひも)を編んだ紐、組紐(くみひも)、同「縚」「幍」
◆断面が扁平ヘンペイになるように編んだ紐(ひも)、平組紐(ひらくみひも)、断面が丸くなるように編んだ丸組紐(まるくみひも)を「紃」
◆「絛蟲ジョウチュウ」、サナダムシ(真田虫・条虫)、体内に寄生する条虫類の総称
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+7=総画数13 U+7D78
音読: ケン[漢呉]
◆繭(まゆ)、蚕の蛹(さなぎ)を包み保護しているもの、同「繭」

糸6+7=総画数13 U+7D79
音読: ケン[漢呉]
訓読: きぬ
◆蚕(かいこ)の繭(まゆ)から紡(つむ)ぎ出した繊維、またその繊維を撚(よ)った糸、生糸(きいと)、またそれで織(お)った織物
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+7=総画数13 U+7D7A
音読: チ[漢呉]
◆クズ(葛、マメ科クズ属の草)の茎の繊維を織(お)った目の細かい布、「縐絺スウチ」、目の粗いものは「綌」 {クズ}
◆「絺綌チケキ」、葛布カップ(くずふ、くずぬの)製の衣服

糸6+7=総画数13 U+7D7B
音読: ①ブン[漢]、モン[呉]②ベン[漢]、メン[呉]

◆弔問の際に冠を脱ぎ髪を束ねるために使う布、同「㡈」
◆略式の喪服の一種、同「𧚇」

◆冕冠ベンカン、高位の人の正装用の冠
◆船を引く縄また綱
𦄘
糸6+7=総画数13 U+7D7C
音読: チ、ジ
◆牛の鼻輪(はなわ)に繋(つな)ぐ縄(なわ)や紐(ひも)、同「紖」「【惠氏春秋說(春秋說):卷一:哀公】…周禮封人飾牛牲而設福于角設衡于鼻又以絼牽牲入廟…」

糸6+7=総画数13 U+7D7D
音読: リョ[漢]、ロ[呉]
◆縫い合わせる、同「絣」
◆[日]奇数本の緯糸に二本の経糸を捩りながら織った薄く通気性の良い絹織物
筆順
絿
糸6+7=総画数13 U+7D7F
音読: キュウ[漢]、グ[呉]
◆せっかちなさま、ゆとりがないさま、慌てるさま
筆順
𦈌
糸6+7=総画数13 U+7D80
音読: ソ[漢]、ショ[呉]
◆粗(あら)い糸
◆クズ(葛、マメ科クズ属の草)やカラムシ(苧、イラクサ科カラムシ属の草)などの粗い糸で織った布、また目の粗い布

糸6+7=総画数13 U+7D81
音読: ホウ
◆縛(しば)る、縛り付ける、「捆綁コンポウ」
統统
糸6+7=総画数13 U+7D82
音読: トウ[漢呉]
訓読: す・べる
◆糸口、糸や物事の端緒
◆一つの糸口に繋がって伸び広がる、また続いて行く、遡れば一つの端緒に行き着く、またそのような物事
◆一つの物事を端緒・頂点としてその下にばらばらになっている物事を纏める、一つに纏める
◆全て、ひとまとめ
漢字林(非部首部別)

糸6+7=総画数13 U+7D83
音読: ショウ[漢呉]
◆生糸(きいと)、繭から紡(つむ)ぎ出した糸を撚(よ)り合わせて糸にしたもの、煮(に)たり晒(さら)したりするなどして練(ね)る前の糸、同「䌃」
◆細糸で模様を織り出した絹織物、同「䌃」
筆順
𦆼
糸6+7=総画数13 U+7D84
音読: カン[漢]、ガン[呉]
◆竿(さお)の先にニワトリ(鶏)の羽を取り付けた風向や風力を測る道具、風見かざみ、別名「五兩ゴリョウ」、同「俔」
◆纏(まと)めて括(くく)る、束ねて結(ゆ)う、同「綰」
𦃌
糸6+7=総画数13 U+7D85
音読: ①シン[漢呉]②セン[漢呉]

◆深みのある赤色の糸、またその糸で織った織物

◆経糸(たていと)が白で緯糸(よこいと)が黒の織物
绠䌄䋁𥿒𥾚
糸6+7=総画数13 U+7D86
音読: コウ[漢]、キョウ[呉]
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「繘」
𦈋
糸6+7=総画数13 U+7D87
音読: シュ、ス
◆(馬などの)前両足を絡(から)める、またその紐、同「𦄼」
◆鎧(よろい)などの部品を綴じ繋ぐための紐

糸6+7=総画数13 U+7D88
音読: テイ[漢]、ダイ[呉]
◆綿糸メンシなどの節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸で織(お)った厚手の絹織物

糸6+7=総画数13 U+7D89
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
◆布に色糸を使って絵や模様を描(えが)く、縫(ぬ)い取る、刺繍シシュウする、またその絵や模様、同「繡」
◆綿の一片
筆順

糸6+7=総画数13 U+7D8A
音読: キョウ[漢]、ギョウ[呉]
◆輿車の飾り
◆冕冠ベンカンの上の飾り

糸6+7=総画数13 U+7D8B
音読: コウ
◆冕冠ベンカンの両側から垂らす紐、同「紘」
◆綱
绤𦃁𦃛𢂲
糸6+7=総画数13 U+7D8C
音読: ケキ[漢]、キャク[呉]
◆クズ(葛、マメ科クズ属の草)の茎の繊維を織(お)った目の粗い布、目の細かいものは「絺」 {クズ}
◆「絺綌チケキ」、葛布カップ(くずふ、くずぬの)製の衣服

糸6+7=総画数13 U+7D8D
音読: フツ[漢]、ホチ[呉]
◆柩キュウ(ひつぎ、死者が納められた棺)を載せた車を引く綱(つな)、同「紼」
𦂃
糸6+7=総画数13 U+7D8E
音読: テイ、チョウ
◆綬(ジュ)、官位を表す色糸で編んだ組紐(くみひも)

糸6+7=総画数13 U+7D8F
音読: スイ[漢呉]
◆車に乗っている時に掴(つか)まる紐(ひも)
◆座りがよい、落ち着く、安定している、同「妥」「𢼻」
◆安(やす)んずる、安らかにする
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+7=総画数13 U+7D90
音読: エイ
◆繭の糸口(いとぐち、糸の先端)のように細いさま

糸6+7=総画数13 U+7D91
音読: コン[漢呉]
◆経糸(たていと)の間を緯糸(よこいと)を通した後、とんとんとしっかり打って固く織る、同「捆」
◆紐や帯で縛(しば)る、同「裍」「捆」「梱」「𡈳」

糸6+7=総画数13 U+7D92
音読: フ
◆目の粗い網
経经𦀰𦀇𤔕坕𤔊
糸6+7=総画数13 U+7D93
音読: ケイ[漢]、キョウ[呉]、キン[唐]
訓読: たていと、へ・る、た・つ
◆たていと、布の縦方向の糸、横は「緯」
◆南北の方向、東西は「緯」
◆筋道、筋が通っている
◆筋が通っていて変わることがない、常に
◆どんな場合も変わることがない方向や方法、道理
◆筋道に従って治める、管理する
◆へ・る、ある場所を通る
◆た・つ、時が通り過ぎる
筆順

糸6+7=総画数13 U+7D94
音読: コ、ゴ
◆腰に帯びるために印章に通す紐
織𦃎𦀗𥿗织𦁓𦁋
糸6+7=総画数13 U+7D95
音読: ①ショク[漢]、シキ[呉]②シ[漢呉]
訓読: お・る

◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を"十"状に交差させて布を作る、またそのようにして作り上げた布、「機織(はたおり)」
◆幾つかのものを組み合わせて一つのものに作り上げる、幾つかのものが組み合わさって一つのものになる、「組織ソシキ」

◆幟(のぼり)、目印(めじるし)とする旗(はた)、同「幟」

糸6+7=総画数13 U+7D96
音読: エン[漢呉]
◆冕冠ベンカンの方形の天板を包む黒い布、また黒い布で包んだ板、同「延」 {服飾(冕冠)}
◆冕冠の前後の垂れ飾り
◆細く長い糸や紐(ひも)、同「線」
◆だらりと延(の)びる、緩(ゆる)む「【呂氏春秋:卷第十七:審分覽:任數】…百官愼職而莫敢愉綖(愉解綖緩)…」

糸6+7=総画数13 U+7D97
音読: ケイ
◆布名
縫缝
糸6+7=総画数13 U+7D98
音読: ホウ[漢]、ブ[呉]
訓読: ぬ・う
◆布などを糸で繋ぎ合わせる
◆繋ぎ合わせたところ、継(つ)ぎ目
繼𦇓𦁚继
糸6+7=総画数13 U+7D99
音読: ケイ[漢]、ケ[呉]
訓読: つ・ぐ、まま
◆切れている糸を繋(つな)ぐ、途切れないように前にあるものの後に続ける(続く)、同「㡭」
◆前の物事を受けて続ける
◆[日]まま、法的には親子関係であるが親と子の間に血の繋がりがない関係
筆順
續续𦁱
糸6+7=総画数13 U+7D9A
音読: ショク[漢]、ゾク[呉]
訓読: つづ・く
◆切れることなく繋(つな)がる、また連(つら)なる
◆前との関係を保ちながら次々に繋がって行く、「継続ケイゾク」「連続レンゾク」
◆前の物事を受け、それを後の物事に継(つ)ぐ、継承する
◆前の人や物や事のすぐ後に付く
筆順

糸6+7=総画数13 U+7D9B
音読: 未詳
訓読: かせ、かすり
◆未詳「【墨子:卷七:天志下第二十八】…有具其皮幣發其綛處使人饗賀焉…」「【全唐詩(欽定全唐詩):卷三百九十八:野節鞭】神鞭鞭宇宙玉鞭鞭騏驥緊綛野節鞭本用鞭贔屭…」
◆巻き取った糸を数える語
◆かすり、絣(かすり)、また絣模様
◆[日]かせ、紡(つむ)いだ糸を巻き取る道具、同「桛」
筆順

糸6+7=総画数13 U+7D9F
音読: レイ[漢]、ライ[呉]
訓読: もじ、もじ・る
◆草木から作った染料で染めた糸や布、緑系の色、「綠綟リョクレイ」「紫綟シレイ」「緺綟カレイ」などがある「【急就篇:卷二】縹綟綠紈皁紫硟(縹青白色也綟蒼艾色也東海有艸其名曰䓞以染此色因名綟云綠青黃色…)」
◆糸を捩(ね)じる、両端を持って逆方向に回す
◆[日]麻糸で織った目の粗い布、「綟織(もじおり)」「綟り織(もじりおり)」
注解:本来はの字形は{⿰糸戾}14画
筆順

糸3+7=総画数10 U+7ED1
音読: ホウ
◆縛(しば)る、縛り付ける、「捆綁コンポウ」
綆䌄䋁𥿒𥾚
糸3+7=総画数10 U+7EE0
音読: コウ[漢]、キョウ[呉]
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「繘」

糸3+7=総画数10 U+7EE1
音読: ショウ[漢呉]
◆生糸(きいと)、繭から紡(つむ)ぎ出した糸を撚(よ)り合わせて糸にしたもの、煮(に)たり晒(さら)したりするなどして練(ね)る前の糸、同「䌃」
◆細糸で模様を織り出した絹織物、同「䌃」

糸3+7=総画数10 U+7EE2
音読: ケン[漢呉]
訓読: きぬ
◆蚕(かいこ)の繭(まゆ)から紡(つむ)ぎ出した繊維、またその繊維を撚(よ)った糸、生糸(きいと)、またそれで織(お)った織物

糸3+7=総画数10 U+7EE3
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
◆布に色糸を使って絵や模様を描(えが)く、縫(ぬ)い取る、刺繍シシュウする、またその絵や模様、同「繡」
◆綿の一片
綌𦃁𦃛𢂲
糸3+7=総画数10 U+7EE4
音読: ケキ[漢]、キャク[呉]
◆クズ(葛、マメ科クズ属の草)の茎の繊維を織(お)った目の粗い布、目の細かいものは「絺」 {クズ}
◆「絺綌チケキ」、葛布カップ(くずふ、くずぬの)製の衣服

糸3+7=総画数10 U+7EE5
音読: スイ[漢呉]
◆車に乗っている時に掴(つか)まる紐(ひも)
◆座りがよい、落ち着く、安定している、同「妥」「𢼻」
◆安(やす)んずる、安らかにする
絛𠍞縧
糸3+7=総画数10 U+7EE6
音読: トウ[漢呉]、ジョウ[慣]
◆糸や紐(ひも)を編んだ紐、組紐(くみひも)、同「縚」「幍」
◆断面が扁平ヘンペイになるように編んだ紐(ひも)、平組紐(ひらくみひも)、断面が丸くなるように編んだ丸組紐(まるくみひも)を「紃」
◆「绦虫ジョウチュウ」、サナダムシ(真田虫・条虫)、体内に寄生する条虫類の総称
繼𦇓継𦁚
糸3+7=総画数10 U+7EE7
音読: ケイ[漢]、ケ[呉]
訓読: つ・ぐ、まま
◆切れている糸を繋(つな)ぐ、途切れないように前にあるものの後に続ける(続く)、同「㡭」
◆前の物事を受けて続ける
◆[日]まま、法的には親子関係であるが親と子の間に血の繋がりがない関係

糸3+7=総画数10 U+7EE8
音読: テイ[漢]、ダイ[呉]
◆綿糸メンシなどの節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸で織(お)った厚手の絹織物
𦀒冔𠳲𠕮
糸6+7=総画数13 U+26012
音読: ク[漢呉]
◆中国殷代(約前17世紀~約前11世紀)の冠の名
𦀓繒缯
糸6+7=総画数13 U+26013
音読: ソウ、ショウ、ゾウ
◆(厚手の)絹布、また絹織物「【本草綱目:服器之一:帛】時珍曰素絲所織長狹如巾故字從白巾厚者曰繒…」
𦀖
糸6+7=総画数13 U+26016
音読: キョウ[漢]、コウ[呉]
◆「𦀖䌜」、綻びを縫い繕う
𦀗織𦃎綕𥿗织𦁓𦁋
糸6+7=総画数13 U+26017
音読: ①ショク[漢]、シキ[呉]②シ[漢呉]
訓読: お・る

◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を"十"状に交差させて布を作る、またそのようにして作り上げた布、「機織(はたおり)」
◆幾つかのものを組み合わせて一つのものに作り上げる、幾つかのものが組み合わさって一つのものになる、「組織ソシキ」

◆幟(のぼり)、目印(めじるし)とする旗(はた)、同「幟」
𦀘𦄕
糸6+7=総画数13 U+26018
音読: ヘイ[漢]、ハイ[呉]
◆衣服や布の縁(へり)が解(ほつ)れる、綻(ほころ)ぶ、同「紕」
◆乱れる、間違える、同「紕」
𦀙總緫縂总𥾜𠂳
糸6+7=総画数13 U+26019
音読: ソウ[漢]、ス[呉]
訓読: ふさ、す・べる、すべ・て
◆纏(まと)める、纏めて一つにする、同「総」「揔」「惣」
◆すべ・て、全て、皆(みな)、遍(あまね)く、同「総」「揔」「惣」
◆ふさ、長い糸や紐の一方を束ね、もう片方を垂らしたもの、束ねていない方を「房」、同「総」
◆「𦀙角ソウカク(あげまき)」、髪を束ねて紐で結(ゆ)わえ角(つの)のように突き立てる(結わえた先が垂れない)結い方、多く男児の髪の結い方、同「総角」、同「𩮀」「𩭤」
𦀛紗纱𦀟
糸6+7=総画数13 U+2601B
音読: サ[漢]、シャ[呉]
訓読: うすぎぬ
◆細い糸、絹糸ケンシ(きぬいと)・綿糸メンシ・麻糸(あさいと)などの細いもの、同「㠺」
◆細糸を使った薄く軽い布、またその布を使った布製品
𦀞
糸6+7=総画数13 U+2601E
音読: コウ[漢呉]、カン[漢]、ガン[呉]
◆太い綱(つな)、同「緪」
◆綬ジュ(官位を表す色糸で編んだ組紐(くみひも))の類「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:絙】胡官切絙綬也」「【說文解字注:糸部:絙】緩也(緩當作綬玉篇絙下曰絙綬也此亦綬之類也)」
𦀟紗纱𦀛
糸6+7=総画数13 U+2601F
音読: サ[漢]、シャ[呉]
訓読: うすぎぬ
◆細い糸、絹糸ケンシ(きぬいと)・綿糸メンシ・麻糸(あさいと)などの細いもの、同「㠺」
◆細糸を使った薄く軽い布、またその布を使った布製品
𦀠
糸6+7=総画数13 U+26020
音読: リュウ、ル
◆旗の縁(ふち)に付けた房状の飾り、動きがなければ垂れているが動いたり風を受けたりすれば水が流れるように揺らめく」の意、同「旒」
𦀢
糸6+7=総画数13 U+26022
音読: セン
◆動き回れるような長い縄や綱で牛を繋ぐ
𦀤
糸6+7=総画数13 U+26024
音読: キョク、コク
◆繋(つな)ぐ、結(ゆ)わえ繋ぐ、またその紐(ひも)、同「䋰」「【廣雅:卷四:釋詁】緜聨𦀤(己足)綴(陟月)及瑣系牽連也」
𦀥
糸6+7=総画数13 U+26025
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𦀥】篇海與䋰同〇案𦀥𦀥䋰當是一字」
𦀦
糸6+7=総画数13 U+26026
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:未集拾遺:糸部:𦀦】𥿄字之譌呂涇野語錄序𦀦敝墨渝蓋誤𥿄帋二字為一也(【康熙字典(内府本)】は「俗𥿄字」とするが、他の【康熙字典】や【中華字海】【中文大辭典】などはいずれも「同紙」とする)
𦀧綤𢇊
糸3+7=総画数10 U+26027
音読: ショウ[漢]、ジョウ[呉]
◆糸と糸の端同士を繋(つな)ぐ、同「紹」
◆受け継ぐ、継承ケイショウする、同「紹」
𦀭
糸6+7=総画数13 U+2602D
音読: 未詳
◆未詳「【中華字海:糸部:𦀭】同"綌"」
𦀰経經经𦀇𤔕坕𤔊
糸6+7=総画数13 U+26030
音読: ケイ[漢]、キョウ[呉]、キン[唐]
訓読: たていと、へ・る、た・つ
◆たていと、布の縦方向の糸、横は「緯」
◆南北の方向、東西は「緯」
◆筋道、筋が通っている
◆筋が通っていて変わることがない、常に
◆どんな場合も変わることがない方向や方法、道理
◆筋道に従って治める、管理する
◆へ・る、ある場所を通る
◆た・つ、時が通り過ぎる
𦀳
糸6+7=総画数13 U+26033
音読: チュウ、ジュウ
◆未詳「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:䌧】俗音紬」「【正字通:未集中:糸部:䌧】俗紬字」「【漢語大字典:糸部:䌧】同"幬"」
𦀽
糸6+7=総画数13 U+2603D
音読: 未詳
◆未詳
𦀾
糸6+7=総画数13 U+2603E
音読: 未詳[喃]
◆[喃]未詳
𦁄𦁟
糸6+7=総画数13 U+26044
音読: シン
◆布を織るための麻糸、同「縝」
𦈋
糸3+7=総画数10 U+2620B
音読: シュ、ス
◆(馬などの)前両足を絡(から)める、またその紐、同「𦄼」
◆鎧(よろい)などの部品を綴じ繋ぐための紐
𦈌
糸3+7=総画数10 U+2620C
音読: ソ[漢]、ショ[呉]
◆粗(あら)い糸
◆クズ(葛、マメ科クズ属の草)やカラムシ(苧、イラクサ科カラムシ属の草)などの粗い糸で織った布、また目の粗い布
𦈐
糸3+7=総画数10 U+26210
音読: レン[漢呉]
訓読: もつ・れる
◆(糸や紐などが)絡(から)み合う、絡み合って解(と)けない
絇𡳍
糸6+8=総画数14 U+42E7
音読: ①ク[漢]、グ[呉]②ク[漢呉]

◆靴などの履物の先(指先の部分)の飾り紐(ひも)、鼻緒(はなお)、同「𢂁」「𡱺」
◆麻布を裂き縒(よ)った紐、同「𢂁」

◆鳥獣を捕える網、同「罟」「罥」

糸6+8=総画数14 U+42E8
音読: フ[漢呉]
◆綿
◆古くなった綿を打ち直す、同「䌗」「【說文解字:糸部:䋨】治敝絮也」

糸6+8=総画数14 U+42EB
音読: ソウ[漢]、ショウ[呉]
◆絡(から)める、巻き付ける、同「綪」

糸6+8=総画数14 U+42ED
音読: イク[漢呉]
◆青い経糸(たていと)と薄い青色(或いは白色)の緯糸(よこいと)で織(お)った布、或いは育陽イクヨウ(現湖北省南部と思われるが未詳)産の布「【說文解字注:糸部:䋭】帛靑經縹緯(…)一曰育陽染也(育陽漢南郡屬縣縣在育水北…)」
紟𦁌
糸6+8=総画数14 U+42EE
音読: キン[漢]、ゴン[呉]
◆衣服の前がはだけないように(開かないように)留(と)めるための(ひも)や釦(ボタンbutton)の類、同「衿」
◆死者を覆(おお)う布「【儀禮註疏:卷第十二:士喪禮】…厥明滅燎陳衣於房南領西上綪絞紟衾二…(《注》紟單被也衾二者始死斂衾今又復制也…)」
𦄊䋜
糸6+8=総画数14 U+42EF
音読: ケイ、ケ
◆戟ゲキ(槍状の武器)の刃に被(かぶ)せる布製の鞘(さや)、また鞘を被せた儀仗用の戟、同「綮」「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:{唘-口+糸}䋯】二或作䋜正康禮反戟也一曰戟衣」 {武器(刀剣槍)}

糸6+8=総画数14 U+42F0
音読: キョク[漢]、コク[呉]
◆繋(つな)ぐ、結(ゆ)わえ繋ぐ、またその紐(ひも)、同「𦦆」「𦀤」「【廣韻:入聲:燭第三:輂:䋰】靴䋰子纏連者說文約也」

糸6+8=総画数14 U+42F1
音読: ライ[漢呉]
◆硬い毛、剛毛ゴウモウ
繩縄绳
糸6+8=総画数14 U+42F2
音読: ショウ[漢]、ジョウ[呉]
訓読: なわ
◆何本かの藁(わら)・糸・紐(ひも)などを捩(ねじ)りながら長くしたもの、ロープrope、一般には「紐」よりも太く「綱(つな)」よりも細く粗いもの
◆墨糸(すみいと、墨を含ませ直線を描く糸)、大工道具の一つ、「繩墨ジョウボク」
◆(直線が大工作業で規準となることから)規準、基準
◆(墨繩で描かれた線のように)まっすくにする、曲がりや歪みなどを正す、誤りを糺(ただ)す

糸3+8=総画数11 U+433D
音読: サイ[漢呉]
◆彩(いろど)り豊かなさま、美しく彩られた模様、同「彩」
◆美しい模様に彩られた絹織物また絹製品

糸6+8=総画数14 U+7D9C
音読: ソウ[漢]、ソ[呉]
訓読: へ
◆(糸を)一つに纏(まと)める、纏めて一つにする、同「総」
◆へ、機織機(はたおりき)で経糸(たていと)を上下に開き杼(ひ、緯糸よこいとを通すための道具)を通す道を作る道具、日本では「綜絖ソウコウ」と呼ばれる
筆順

糸6+8=総画数14 U+7D9D
音読: チン[漢呉]
◆止(と)める
◆未詳「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:綝】丑林切善也止也」「【廣韻:下平聲:侵第二十一:琛:綝】繕也」
◆「綝纚シンシ」、衣裳イショウの飾りが垂れ下がるさま
筆順

糸6+8=総画数14 U+7D9E
音読: タ[漢呉]
◆綾模様の織物
緑绿𢅞
糸6+8=総画数14 U+7DA0
音読: リョク[漢]、ロク[呉]
訓読: みどり
◆青に黄が混じった色、草木の葉の色
◆澄んだ水の深みのような濃い青色
◆黒に近い深く濃い青色
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DA1
音読: リョウ[漢]、ロウ[呉]
◆冠を被る時に髪を包むようにして巻くための黒く長い絹布、同「纚」

糸6+8=総画数14 U+7DA2
音読: チュウ[漢]、ジュウ[呉]、トウ[漢呉]
◆纏(まと)う、しっかり巻き付ける、束ね縛(しば)る
◆細かいさま、細やかなさま、びっしりと詰まっているさま
◆目が細かく柔らかな絹織物
◆「綢繆チュウビュウ」◇纏わり付く、しっかりと隙間ができないように纏める◇隙(すき)がないさま◇途切れることなく続くさま◇奥が深いさま
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DA3
音読: ケン[漢]、コン[呉]
◆しっかりと束ね縛(しば)る
◆「繾綣ケンケン」◇しっかりと縛(しば)る、固く結ぶ◇固く結ばれて離れないさま、強く結びつくさま
筆順
𢇊𦀧
糸6+8=総画数14 U+7DA4
音読: ショウ[漢]、ジョウ[呉]
◆糸と糸の端同士を繋(つな)ぐ、同「紹」
◆受け継ぐ、継承ケイショウする、同「紹」
𦁰
糸6+8=総画数14 U+7DA5
音読: キ
◆深い青色の美しい絹布、同「綦」「【說文解字:糸部:綥】帛蒼艾色」
◆「綥巾キキン」、未婚の女性用の衣服、同「綦巾」
𥾟綨𥾦𥾎
糸6+8=総画数14 U+7DA6
音読: キ[漢]、ゴ[呉]
◆深い青色の美しい絹布、同「綥」
◆履物が脱げないように縛る紐
◆極まる
◆極めて、非常に
◆「綦巾キキン」、未婚の女性用の衣服、同「綥巾」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DA7
音読: シュン
◆布の幅
◆長さの規準・標準「【管子:卷十:君臣上】…丈尺一綧制(…綧古准字准節律度量也謂丈尺各有准限也)」
綦𥾟𥾦𥾎
糸6+8=総画数14 U+7DA8
音読: キ[漢]、ゴ[呉]
◆深い青色の美しい絹布、同「綥」
◆履物が脱げないように縛る紐
◆極まる
◆極めて、非常に
◆「綨巾キキン」、未婚の女性用の衣服、同「綥巾」
𥿎
糸6+8=総画数14 U+7DA9
音読: エン[漢]、オン[呉]
◆冕冠ベンカンの両側から垂らす紐
◆黄色味を帯びた少しくすんだ赤色の衣服

糸6+8=総画数14 U+7DAA
音読: ①セン[漢呉]②ソウ[漢]、ショウ[呉]

◆アカネ(茜)の根を染料に使った深い赤色の織物
◆茜(あかね)色、橙(だいだい)色がかった濃い赤色

◆絡(から)める、巻き付ける、同「䋫」
线
糸6+8=総画数14 U+7DAB
音読: セン[漢呉]
◆糸や紐(ひも)、糸や紐のように細く長いもの、またその形状や状態、同「線」「𦇫」
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DAC
音読: シュウ[漢]、ジュ[呉]
◆色糸で編んだ組紐(くみひも)、「組綬ソジュ」、位階イカイによって糸の色や本数が決められており、佩ハイ(身に着ける装飾品)や印イン(印鑑)などに用いた「【後漢書:卷四十:輿服志第三十:輿服下】*乘輿黃赤綬四采黃赤縹紺五百首…諸侯王赤綬四采赤黃縹紺三百首…諸國貴人相國皆綠綬三采綠紫紺二百四十首…公侯將軍紫綬二采紫白百八十首…九卿中二千石二千石靑綬三采靑白紅百二十首…千石六百石黑綬三采靑赤紺八十首…四百石三百石二百石黃綬一采六十首…凡先合單紡為一系四系為一扶五扶為一首五首成一文文采淳為一圭首多者系細少者系麤皆廣尺六寸(「*乘輿」は天子)
◆「綬草ジュソウ」、ネジバナ(捩花)、ラン科ネジバナ属の草、別名「綬草じュソウ」 {ネジバナ}
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DAD
音読: イ[漢]、ユイ[呉]
訓読: つな、これ
◆(幕の四隅を)綱(つな)などで繋(つな)ぐ、繋ぎ止める、またその綱
◆(四隅を)繋いで動いたり外れたり緩んだりしないようにする
◆「四維シイ」◇四方(東西南北)の四隅、巽(たつみ、南東)・坤(ひつじさる、南西)・乾(いぬい、北西)・艮(うしとら、北東)◇国家存続の柱となるべき四つの大綱タイコウ(礼・義・廉・恥)
◆これ、「維新イシン(これ新たなり、これまでの物事を改め新しくすること)」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DAE
音読: ケイ[漢]、ケ[呉]
◆戟ゲキ(槍状の武器)の刃に被(かぶ)せる布製の鞘(さや)、また鞘を被せた儀仗用の戟、同「𦄊」「【說文解字注:糸部:綮】致繒也(…)一曰幑識信也有齒(各本識作幟俗字也今正巾部曰幑者幑識也幑識信葢謂棨𢧢棨綮通用也…師古曰棨𢧢有衣之𢧢也以赤黑繒爲之…)」
◆「肯綮コウケイ」◇骨と肉・筋肉が結合しているところ◇重要なところ、肝心カンジンなところ
筆順
绹𥿐
糸6+8=総画数14 U+7DAF
音読: トウ[漢]、ドウ[呉]
訓読: な・う
◆何本かの糸や藁などを縒(よ)って一本にする、また縒った紐や縄
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DB0
音読: ワン[漢]、エン[呉]
◆縄・紐などで繋(つな)ぐ
◆纏(まと)めて括(くく)る、束ねて結(ゆ)う、同「綄」
◆束ねる、一つに纏める、統(す)べる
◆色が悪い絳コウ(濃く深みのある赤、この色に染めるのは難しいといわれる)、またそのような色の絹織物「【說文解字:糸部:綰】惡也絳也…」「【說文解字注:糸部:綰】惡絳也(…謂絳色之惡者也)」
筆順
𦂴䌉纲
糸6+8=総画数14 U+7DB1
音読: コウ[漢呉]
訓読: つな
◆網(あみ)が解(ほつ)れたり絡(から)まったりしないように網の周りを留める太く強い縄(なわ)、広げた網の口を締める役目も果たす
◆ものを繋(つな)ぎ止めたり引いたりするための太い縄、またそれで繋ぎ止める
◆全体を網羅し(口を閉じ)纏(まと)めたもの、物事の輪郭・概要・要旨・骨子、「綱領コウリョウ」「大綱タイコウ」
◆生物学上の分類の一つ、「門モン」よりも小分類で「目モク」よりも大分類
筆順
䋞䋄
糸6+8=総画数14 U+7DB2
音読: ボウ[漢]、モウ[呉]
訓読: あみ
◆糸や紐(ひも)を格子状に目を粗(あら)く編んだ魚や鳥獣を捕(と)らえる道具、特に魚を捕る網を指す、鳥を捕る網は「羅」、「網羅モウラ(魚を捕る網と鳥を捕る網、残らず捕らえる)」「羅網ラモウ(鳥を捕る網と魚を捕る網、法の網、網に掛かる、罠に掛ける)」、同「网」
◆身動きができないように網を被(かぶ)せる、同「罔」
◆網の目のように縦横ジュウオウに張り巡(めぐ)らされたもの、ネットワークnetwork、同簡「网」
筆順
繃绷𦇜
糸6+8=総画数14 U+7DB3
音読: ホウ[漢]、ヒョウ[呉]
◆紐や帯や布を解(ほど)けないようにしっかりと(ぴったりと)巻き付ける
◆小児を背負うための細長い帯、負い紐(おぶいひも)、同「䙖」「襁」

糸6+8=総画数14 U+7DB4
音読: テイ[漢]、タイ[呉]、テツ[漢]、テチ[呉]
訓読: つづ・る、と・じる
◆糸で縫(ぬ)い繋(つな)ぎ合わせる、縫い合わせる
◆隙(すき)がないように繋ぐ、また連(つら)ねる
◆言葉を繋ぎ連ねて文章などを作る
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DB5
音読: サイ[漢呉]
◆彩(いろど)り豊かなさま、美しく彩られた模様、同「彩」
◆美しい模様に彩られた絹織物また絹製品
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DB6
音読: カ[漢呉]
◆糸を束ねる

糸6+8=総画数14 U+7DB7
音読: サイ[漢呉]
◆五色(「さまざまな色」の意)の糸を織り合わせる(織り成す)、またそのような織物
◆「綷縩・綷䌨・𪓌縩・𢃒縩サイサイ・スイサイ」、五色に彩られた(彩り豊かな)絹織物
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DB8
音読: ①リン[漢呉]②カン[漢]、ケン[呉]

◆青い印綬インジュ(色によって官位を表す組紐)
◆糸、糸を撚(よ)り合わせた紐(ひも)
◆糸をきちんと(太さや色糸の柄などが不揃いにならないように)撚る
◆「経綸ケイリン」、国家をきちんと整え治めること
◆天子の行為や言葉に冠する語、「綸言リンゲン(王の言葉)」「【禮記注疏(禮記正義):卷五十五:緇衣】子曰王言如絲其出如綸王言如綸其出如綍」に依る

◆「綸巾カンキン」、帽子ボウシの一種、諸葛亮孔明ショカツリョウコウメイ(181年~234年)が被(かぶ)っていたことで知られる
◆[日]「綸子リンズ」、光沢がある紋織物(もんおりもの)の一つ
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DB9
音読: リュウ[漢]、ル[呉]
◆糸や髪などの糸状のもの(細く長いもの)の束(たば)を数える語「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:綹】力九切緯十絲曰綹」

糸6+8=総画数14 U+7DBA
音読: キ[漢呉]
◆細糸で模様を織り出した絹織物
◆美しい、優美な
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DBB
音読: タン[漢]、デン[呉]
訓読: ほころ・ぶ、ほころ・びる
◆衣服が破れる、解(ほど)けて中が見える、裂けて中が露(あらわ)になる
◆蕾が開く
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DBC
音読: ヒ[漢]、ビ[呉]
◆裳ショウ(スカートskirt状の衣服)の側縁(へり)の部分の飾り、下縁(へり)の部分の飾りは「緆セキ」、この縁飾りを併せて「綼緆ヒセキ」
绰繛𦅕𦈀
糸6+8=総画数14 U+7DBD
音読: シャク[漢呉]
◆ゆったりとしたさま、ゆとりがあるさま
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DBE
音読: リョウ[漢呉]、リン[唐]
訓読: あや
◆光沢があり凹凸感のある模様を織り込んだ薄絹、厚手のものは「緞子ドンス」
◆細かい(入り組んだ)模様が織り込まれた(描かれた)もの
◆[日]◇柄(がら)が斜めに見えるように織り上げた織物◇入り組んでいるさま
筆順
綿绵緜
糸6+8=総画数14 U+7DBF
音読: ベン[漢]、メン[呉]
訓読: わた
◆ワタ(綿、アオイ科ワタ属の草)やキワタ(木棉、アオイ科キワタ属の木)などの植物から採った繊維の総称、植物名のワタは中国では「棉」、日本では繭(まゆ)から採った繊維を「真綿(まわた)」と呼ぶのに対して、植物から採った繊維を「木綿・木棉(もめん)」と呼ぶ、また長い繊維を「綿」といい短いものを「絮」という {ワタ}
◆(ワタの繊維のように)細く長い
◆(ワタの繊維のように)細く長く(途切れずに)続く、「綿綿メンメン」
◆細い、小さい
◆(ワタのように)柔らかい、弱々しい
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DC0
音読: セイ[漢]、サイ[呉]
◆複雑に絡み合った模様が美しい絹織物

糸6+8=総画数14 U+7DC1
音読: ショウ[漢呉]
◆衣服の縁(へり)を縫(ぬ)う、衣服の表地と裏地(の縁へり同士)を縫い合わせる、同「䌌」「【說文解字注:糸部:緁】𦄱衣也(下文緶下曰緁衣也與此爲轉注衣部曰{⿵𠫼衣}者緶也喪服傳曰斬者何不緝也齊者何緝也齊卽{⿱𠫼衣}緝卽緁叚借字也緁者緶其邊也)」

糸6+8=総画数14 U+7DC2
音読: ①セン[漢呉]②タン[漢呉]

◆白地の布に色鮮やかな斑(まだら)模様を織り込んだ(また染めた)布また衣服
◆糸を撚(よ)る

◆生え出たばかりのオギ(荻)の色、青味を帯びた薄い緑色

糸6+8=総画数14 U+7DC3
音読: ショウ、シュ
◆馬車の飾り

糸6+8=総画数14 U+7DC4
音読: コン[漢呉]
◆模様(モヨウ)を織(お)り込んだ帯(おび)
◆ものを縛(しば)る紐(ひも)・縄(なわ)の類

糸6+8=総画数14 U+7DC5
音読: スウ[漢]、シュ[呉]
◆赤味がかった深い青色

糸6+8=総画数14 U+7DC6
音読: セキ[漢]、シャク[呉]
◆細い麻糸で織(お)った布、同「𪎥」
◆裳ショウ(スカートskirt状の衣服)の下縁(へり)の部分の飾り、側縁(へり)の部分の飾りは「綼ヒ」、この縁飾りを併せて「綼緆ヒセキ」
缁𦃠䊷䌶𥾒
糸6+8=総画数14 U+7DC7
音読: シ[漢呉]
◆黒色、黒い、黒く染める
◆黒い糸、黒い布、黒い衣服
筆順
𦂜𦃉
糸6+8=総画数14 U+7DC8
音読: コウ[漢]、ギョウ[呉]
◆まっすぐな糸「【說文通訓定聲:鼎部弟十七:幸:緈】直也…按絲之直也」
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𦂜】與𦃉同絓𦂜」

糸6+8=総画数14 U+7DC9
音読: リョウ[漢]、ロウ[呉]、リョウ[漢呉]
◆履物などの対ツイ(二つで一組)になって用を成すものを数える語、同「䩫」
◆絞(しぼ)る、紐(ひも)などを交差させてその両端を引く

糸6+8=総画数14 U+7DCB
音読: ヒ[漢呉]
訓読: あけ
◆鮮やかで濃く深みのある赤色
筆順
𡱵
糸6+8=総画数14 U+7DCC
音読: ズイ[漢]、ヌイ[呉]
◆房状の飾り、冠の顎紐(あごひも、「纓エイ」という)の先の房飾り {服飾(冕冠)}
𦈏
糸6+8=総画数14 U+7DCD
音読: ビン、ミン
◆魚を釣るための糸、釣り糸、同「緡」「䋋」
◆「緍緜ビンメン」、未詳「【方言:第六】緍緜施也秦曰緍趙曰緜吳越之間脫衣相被謂之緍緜(相覆及之名也音旻)」

糸6+8=総画数14 U+7DCE
音読: ヨク[漢]、イキ[呉]
◆子羊の革のコート、またそれを縫う
◆糸の束を数える語

糸6+8=総画数14 U+7DCF
音読: ソウ[漢]、ス[呉]
訓読: ふさ、す・べる、すべ・て
◆纏(まと)める、纏めて一つにする、同「總」「揔」「惣」
◆すべ・て、全て、皆(みな)、遍(あまね)く、同「總」「揔」「惣」
◆ふさ、長い糸や紐の一方を束ね、もう片方を垂らしたもの、束ねていない方を「房」、同「總」
◆「総角ソウカク(あげまき)」、髪を束ねて紐で結(ゆ)わえ角(つの)のように突き立てる(結わえた先が垂れない)結い方、多く男児の髪の結い方、同「總角」、同「𩮀」「𩭤」
◆青黄色、緑色、またそのような色の絹織物
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DD0
音読: ハン[漢]、ボン[呉]
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「𥿋」「繁」
漢字林(非部首部別)
綠绿𢅞
糸6+8=総画数14 U+7DD1
音読: リョク[漢]、ロク[呉]
訓読: みどり
◆青に黄が混じった色、草木の葉の色
◆澄んだ水の深みのような濃い青色
◆黒に近い深く濃い青色
筆順
緖绪
糸6+8=総画数14 U+7DD2
音読: ショ[漢]、ジョ[呉]、チョ[慣]
訓読: いとぐち、お
◆長い糸の先端、糸口(いとぐち)、「端緒タンショ・タンチョ」
◆物事などの始まり、発端ホッタン、「緒言ショゲン」
◆家系などの途切れずに続く繋(つな)がり
◆残余ザンヨ、余り、残り、「緒風ショフウ(前の季節の名残りの風)」
◆[日]お、紐(ひも)
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DD3
音読: エイ[漢]、ヨウ[呉]
◆飾り紐、同「纓」「【欽定歷代職官表:卷四十一】南鞍庫掌官用鞍轡各項皮張雨緓縧帶之事」

糸6+8=総画数14 U+7DD4
音読: ショウ
◆履物の足の甲を覆(おお)う部分(英語ではインステップinstep、日本ではアッパーupper)を靴底に縫(ぬ)い付ける、「緔鞋ショウカイ・ションシェ」、同「鞝鞋」「上鞋」、同「鞝」

糸6+8=総画数14 U+7DD5
音読: シ[漢呉]
◆「緕縗・齊衰シサイ」、裾(すそ)の下縁(へり)を縫った粗い麻製の喪服の名、祖父や兄弟などの近しい人が亡くなった際に着用する、縫わないものを「斬縗ザンサイ」、五服ゴフクの一つで、亡くなった人の近遠の順に「斬縗・斬衰ザンサイ」「纃縗・齊衰」「大功タイコウ」「小功ショウコウ」「緦麻シマ」「【禮記正義:間傳:丧服】斬衰三升齊衰四升五升六升大功七升八升九升小功十升十一升十二升緦麻十五升去其半(「升」は経糸数の単位、「升」参照)
◆[日]絣(かすり)、部分的に染め分けた糸で織った織物
筆順

糸6+8=総画数14 U+7DE2
音読: ビョウ[漢]、ボウ[漢]、ミョウ[呉]
◆ヤクyak(チベットTibet周辺に産するウシ科ウシ属の哺乳類)の尾の細い毛
練练
糸6+8=総画数14 U+7DF4
音読: レン[漢呉]
訓読: ね・る
◆生糸や絹布を灰汁(あく、草木などの灰を溶かしたアルカリ性の水)で煮て柔らかく白くする、同「湅」
◆熟(こな)れていないものを繰り返し鍛(きた)える、鍛えて良いものにする
◆習熟(シュウジュク)する、繰り返して(経験を積んで)上達する
注解:フォントによっては{⿰糸東}の字形になるが、本来は{⿰糸柬}
筆順

糸3+8=総画数11 U+7EE9
音読: セキ[漢]、シャク[呉]
訓読: う・む
◆う・む、麻や綿などの短い繊維や生糸を継(つ)ぎながら撚(よ)って糸にする
◆(細かいことを一つ一つ継ぎながら)積み重ねてきたことの結果、成果、同「勣」
◆優れた働き、功績
緒緖
糸3+8=総画数11 U+7EEA
音読: ショ[漢]、ジョ[呉]、チョ[慣]
訓読: いとぐち、お
◆長い糸の先端、糸口(いとぐち)、「端緒タンショ・タンチョ」
◆物事などの始まり、発端ホッタン、「緒言ショゲン」
◆家系などの途切れずに続く繋(つな)がり
◆残余ザンヨ、余り、残り、「緒風ショフウ(前の季節の名残りの風)」
◆[日]お、紐(ひも)

糸3+8=総画数11 U+7EEB
音読: リョウ[漢呉]、リン[唐]
訓読: あや
◆光沢があり凹凸感のある模様を織り込んだ薄絹、厚手のものは「緞子ドンス」
◆細かい(入り組んだ)模様が織り込まれた(描かれた)もの
◆[日]◇柄(がら)が斜めに見えるように織り上げた織物◇入り組んでいるさま

糸3+8=総画数11 U+7EEC
音読: エイ[漢]、ヨウ[呉]
◆飾り紐、同「纓」「【欽定歷代職官表:卷四十一】南鞍庫掌官用鞍轡各項皮張雨緓縧帶之事」
続續𦁱
糸3+8=総画数11 U+7EED
音読: ショク[漢]、ゾク[呉]
訓読: つづ・く
◆切れることなく繋(つな)がる、また連(つら)なる
◆前との関係を保ちながら次々に繋がって行く、「継続ケイゾク」「連続レンゾク」
◆前の物事を受け、それを後の物事に継(つ)ぐ、継承する
◆前の人や物や事のすぐ後に付く
綺𦂶
糸3+8=総画数11 U+7EEE
音読: キ[漢呉]
◆細糸で模様を織り出した絹織物
◆美しい、優美な

糸3+8=総画数11 U+7EEF
音読: ヒ[漢呉]
訓読: あけ
◆鮮やかで濃く深みのある赤色
綽繛𦅕𦈀
糸3+8=総画数11 U+7EF0
音読: シャク[漢呉]
◆ゆったりとしたさま、ゆとりがあるさま

糸3+8=総画数11 U+7EF1
音読: ショウ
◆履物の足の甲を覆(おお)う部分(英語ではインステップinstep、日本ではアッパーupper)を靴底に縫(ぬ)い付ける、「绱鞋ショウカイ・ションシェ」、同「鞝鞋」「上鞋」、同「鞝」

糸3+8=総画数11 U+7EF2
音読: コン[漢呉]
◆模様(モヨウ)を織(お)り込んだ帯(おび)
◆ものを縛(しば)る紐(ひも)・縄(なわ)の類
繩縄䋲
糸3+8=総画数11 U+7EF3
音読: ショウ[漢]、ジョウ[呉]
訓読: なわ
◆何本かの藁(わら)・糸・紐(ひも)などを捩(ねじ)りながら長くしたもの、ロープrope、一般には「紐」よりも太く「綱(つな)」よりも細く粗いもの
◆墨糸(すみいと、墨を含ませ直線を描く糸)、大工道具の一つ、「繩墨ジョウボク」
◆(直線が大工作業で規準となることから)規準、基準
◆(墨繩で描かれた線のように)まっすくにする、曲がりや歪みなどを正す、誤りを糺(ただ)す

糸3+8=総画数11 U+7EF4
音読: イ[漢]、ユイ[呉]
訓読: つな、これ
◆(幕の四隅を)綱(つな)などで繋(つな)ぐ、繋ぎ止める、またその綱
◆(四隅を)繋いで動いたり外れたり緩んだりしないようにする
◆「四维シイ」◇四方(東西南北)の四隅、巽(たつみ、南東)・坤(ひつじさる、南西)・乾(いぬい、北西)・艮(うしとら、北東)◇国家存続の柱となるべき四つの大綱タイコウ(礼・義・廉・恥)
◆これ、「维新イシン(これ新たなり、これまでの物事を改め新しくすること)」
漢字林(非部首部別)
綿緜
糸3+8=総画数11 U+7EF5
音読: ベン[漢]、メン[呉]
訓読: わた
◆ワタ(綿、アオイ科ワタ属の草)やキワタ(木棉、アオイ科キワタ属の木)などの植物から採った繊維の総称、植物名のワタは中国では「棉」、日本では繭(まゆ)から採った繊維を「真綿(まわた)」と呼ぶのに対して、植物から採った繊維を「木綿・木棉(もめん)」と呼ぶ、また長い繊維を「綿」といい短いものを「絮」という {ワタ}
◆(ワタの繊維のように)細く長い
◆(ワタの繊維のように)細く長く(途切れずに)続く、「綿綿メンメン」
◆細い、小さい
◆(ワタのように)柔らかい、弱々しい

糸3+8=総画数11 U+7EF6
音読: シュウ[漢]、ジュ[呉]
◆色糸で編んだ組紐(くみひも)、「組綬ソジュ」、位階イカイによって糸の色や本数が決められており、佩ハイ(身に着ける装飾品)や印イン(印鑑)などに用いた「【後漢書:卷四十:輿服志第三十:輿服下】*乘輿黃赤綬四采黃赤縹紺五百首…諸侯王赤綬四采赤黃縹紺三百首…諸國貴人相國皆綠綬三采綠紫紺二百四十首…公侯將軍紫綬二采紫白百八十首…九卿中二千石二千石靑綬三采靑白紅百二十首…千石六百石黑綬三采靑赤紺八十首…四百石三百石二百石黃綬一采六十首…凡先合單紡為一系四系為一扶五扶為一首五首成一文文采淳為一圭首多者系細少者系麤皆廣尺六寸(「*乘輿」は天子)
◆「绶草ジュソウ」、ネジバナ(捩花)、ラン科ネジバナ属の草、別名「綬草じュソウ」 {ネジバナ}
繃綳𦇜
糸3+8=総画数11 U+7EF7
音読: ホウ[漢]、ヒョウ[呉]
◆紐や帯や布を解(ほど)けないようにしっかりと(ぴったりと)巻き付ける
◆小児を背負うための細長い帯、負い紐(おぶいひも)、同「䙖」「襁」

糸3+8=総画数11 U+7EF8
音読: チュウ[漢]、ジュウ[呉]、トウ[漢呉]
◆纏(まと)う、しっかり巻き付ける、束ね縛(しば)る
◆細かいさま、細やかなさま、びっしりと詰まっているさま
◆目が細かく柔らかな絹織物
◆「绸缪チュウビュウ」◇纏わり付く、しっかりと隙間ができないように纏める◇隙(すき)がないさま◇途切れることなく続くさま◇奥が深いさま
綯𥿐
糸3+8=総画数11 U+7EF9
音読: トウ[漢]、ドウ[呉]
訓読: な・う
◆何本かの糸や藁などを縒(よ)って一本にする、また縒った紐や縄

糸3+8=総画数11 U+7EFA
音読: リュウ[漢]、ル[呉]
◆糸や髪などの糸状のもの(細く長いもの)の束(たば)を数える語「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:綹】力九切緯十絲曰綹」

糸3+8=総画数11 U+7EFB
音読: ケン[漢]、コン[呉]
◆しっかりと束ね縛(しば)る
◆「缱绻ケンケン」◇しっかりと縛(しば)る、固く結ぶ◇固く結ばれて離れないさま、強く結びつくさま

糸3+8=総画数11 U+7EFC
音読: ソウ[漢]、ソ[呉]
訓読: へ
◆(糸を)一つに纏(まと)める、纏めて一つにする、同「総」
◆へ、機織機(はたおりき)で経糸(たていと)を上下に開き杼(ひ、緯糸よこいとを通すための道具)を通す道を作る道具、日本では「綜絖ソウコウ」と呼ばれる

糸3+8=総画数11 U+7EFD
音読: タン[漢]、デン[呉]
訓読: ほころ・ぶ、ほころ・びる
◆衣服が破れる、解(ほど)けて中が見える、裂けて中が露(あらわ)になる
◆蕾が開く

糸3+8=総画数11 U+7EFE
音読: ワン[漢]、エン[呉]
◆縄・紐などで繋(つな)ぐ
◆纏(まと)めて括(くく)る、束ねて結(ゆ)う、同「綄」
◆束ねる、一つに纏める、統(す)べる
◆色が悪い絳コウ(濃く深みのある赤、この色に染めるのは難しいといわれる)、またそのような色の絹織物「【說文解字:糸部:綰】惡也絳也…」「【說文解字注:糸部:綰】惡絳也(…謂絳色之惡者也)」
绿緑綠𢅞
糸3+8=総画数11 U+7EFF
音読: リョク[漢]、ロク[呉]
訓読: みどり
◆青に黄が混じった色、草木の葉の色
◆澄んだ水の深みのような濃い青色
◆黒に近い深く濃い青色

糸3+8=総画数11 U+7F00
音読: テイ[漢]、タイ[呉]、テツ[漢]、テチ[呉]
訓読: つづ・る、と・じる
◆糸で縫(ぬ)い繋(つな)ぎ合わせる、縫い合わせる
◆隙(すき)がないように繋ぐ、また連(つら)ねる
◆言葉を繋ぎ連ねて文章などを作る
緇𦃠䊷䌶𥾒
糸3+8=総画数11 U+7F01
音読: シ[漢呉]
◆黒色、黒い、黒く染める
◆黒い糸、黒い布、黒い衣服

糸3+8=総画数11 U+7F0D
音読: タ[漢呉]
◆綾模様の織物
𦁆縳䌸
糸6+8=総画数14 U+26046
音読: テン[漢]、デン[呉]
◆鮮やかな白色、白く鮮やかな絹織物
◆巻いたものや丸く束ねたものを数える語
𦁇𦁤
糸6+8=総画数14 U+26047
音読: デン[漢]、ネン[呉]
◆船を曳(ひ)く綱
𦁉
糸6+8=総画数14 U+26049
音読: ショウ
◆糸を接(つ)ぐ、繋(つな)ぐ、同「𦂡」
𦁊
糸6+8=総画数14 U+2604A
音読: カイ、ケ
◆(障害となるものに)引っ掛かる、引っ掛かって動けない、同「絓」「罫」
𦁋織𦃎𦀗綕𥿗织𦁓
糸6+8=総画数14 U+2604B
音読: ①ショク[漢]、シキ[呉]②シ[漢呉]
訓読: お・る

◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を"十"状に交差させて布を作る、またそのようにして作り上げた布、「機織(はたおり)」
◆幾つかのものを組み合わせて一つのものに作り上げる、幾つかのものが組み合わさって一つのものになる、「組織ソシキ」

◆幟(のぼり)、目印(めじるし)とする旗(はた)、同「幟」
𦁌紟䋮
糸6+8=総画数14 U+2604C
音読: キン[漢]、ゴン[呉]
◆衣服の前がはだけないように(開かないように)留(と)めるための(ひも)や釦(ボタンbutton)の類、同「衿」
◆死者を覆(おお)う布「【儀禮註疏:卷第十二:士喪禮】…厥明滅燎陳衣於房南領西上綪絞紟衾二…(《注》紟單被也衾二者始死斂衾今又復制也…)」
𦁎
糸6+8=総画数14 U+2604E
音読: サク[漢]、ザク[呉]
◆(船や車などを曳く)太い紐、また綱
𦁏
糸6+8=総画数14 U+2604F
音読: エン
◆繭を湯に漬け糸口(いとぐち、「緒」という)を引き出す、索緒(サクチョ)「【類篇:糸部:𦁏】於贍切繅絲以手振出緒也」
𦁐
糸6+8=総画数14 U+26050
音読: ケツ[漢]、コチ[呉]、クツ[漢]、クチ[呉]
◆冠を固定するための紐(ひも)、項(うなじ、首の後ろ側)で結(ゆ)わくという「【儀禮集編:卷一:士冠禮第一之一】…項中有𦁐亦由固頍為之者頍之兩頭皆為𦁐別以繩穿𦁐中結之然後頍得牢固也…今俗呼衫紐曰𦁐…」
◆古代中国の北方の民族の衣服「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:𦁐】去月反狄人衣也又九勿反翟衣也」「【集韻:卷九:入聲上:月第十:𦁐屈】𦁐狄后失人之服或作屈」
◆翟衣テキイ、キジ(雉)の絵が描かれた衣服、皇后などが着る最高位の礼服「【字彙:未集:糸部:𦁐】丘月切音闕后服刻缯為衣不畵也」
𦁑
糸6+8=総画数14 U+26051
音読: 未詳
◆未詳「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:𦁉】子葉切𦁉續也𦁑同上」
𦁒网𦉳𦉯𦉸𦉽𦉺𦊀𦉮𠕃𠕈𠕀𠔿𦋟
糸6+8=総画数14 U+26052
音読: ボウ[漢]、モウ[呉]
◆網(あみ)、糸や紐(ひも)を格子状に目を粗(あら)く編んだ魚や鳥獣を捕(と)らえる網、同「網」
𦁓織𦃎𦀗綕𥿗织𦁋
糸6+8=総画数14 U+26053
音読: ①ショク[漢]、シキ[呉]②シ[漢呉]
訓読: お・る

◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を"十"状に交差させて布を作る、またそのようにして作り上げた布、「機織(はたおり)」
◆幾つかのものを組み合わせて一つのものに作り上げる、幾つかのものが組み合わさって一つのものになる、「組織ソシキ」

◆幟(のぼり)、目印(めじるし)とする旗(はた)、同「幟」
𦁖
糸6+8=総画数14 U+26056
音読: 未詳
◆未詳「【集韻:卷八:去聲下:宥第四十九:𦁖】古今無極謂之𦁖通作宙」
𦁗
糸6+8=総画数14 U+26057
音読: ショウ
◆絹織物の一種
𦁘素𦃃𦃚𦅪
糸6+8=総画数14 U+26058
音読: ソ[漢]、ス[呉]
訓読: もと、もと・より、しろ
◆色を染める前の白い糸
◆白い、無地の
◆形は整えられているが、それ以上には手が加えられていない、本来の、元のままの、「素質ソシツ」
◆飾らない、飾り気のない、「質素シッソ」
◆何時もの通り、普段通り、「平素ヘイソ」
𦁚繼𦇓継继
糸6+8=総画数14 U+2605A
音読: ケイ[漢]、ケ[呉]
訓読: つ・ぐ、まま
◆切れている糸を繋(つな)ぐ、途切れないように前にあるものの後に続ける(続く)、同「㡭」
◆前の物事を受けて続ける
◆[日]まま、法的には親子関係であるが親と子の間に血の繋がりがない関係
𦁛
糸6+8=総画数14 U+2605B
音読: セツ[漢]、セチ[呉]
◆繋(つな)ぐ、繋いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱(つな)・縄(なわ)、同「紲」「絏」
𦁞
糸6+8=総画数14 U+2605E
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𦁞】與橤同累也」
𦁟𦁄
糸6+8=総画数14 U+2605F
音読: シン
◆布を織るための麻糸、同「縝」
𦁠
糸6+8=総画数14 U+26060
訓読: あき、あけ
◆[日]「𦁠田(あきた、あけた)」、姓
𦁤𦁇
糸6+8=総画数14 U+26064
音読: デン[漢]、ネン[呉]
◆船を曳(ひ)く綱
𦁥
糸6+8=総画数14 U+26065
音読: シ
◆縫(ぬ)う、衣服を縫う、同「𧝉」「𧛢」「【集韻:卷五:上聲上:旨第五:𧝉𦁥𧛢】說文紩衣也或作𦁥𧛢」
𦁬
糸6+8=総画数14 U+2606C
音読: 未詳
◆未詳
𦁮
糸6+8=総画数14 U+2606E
音読: 未詳
◆未詳
𦁯
糸6+8=総画数14 U+2606F
音読: 未詳
◆未詳
𦁰
糸6+8=総画数14 U+26070
音読: キ
◆深い青色の美しい絹布、同「綦」「【說文解字:糸部:綥】帛蒼艾色」
◆「𦁰巾キキン」、未婚の女性用の衣服、同「綦巾」
𦁱続續续
糸6+8=総画数14 U+26071
音読: ショク[漢]、ゾク[呉]
訓読: つづ・く
◆切れることなく繋(つな)がる、また連(つら)なる
◆前との関係を保ちながら次々に繋がって行く、「継続ケイゾク」「連続レンゾク」
◆前の物事を受け、それを後の物事に継(つ)ぐ、継承する
◆前の人や物や事のすぐ後に付く
𦁲
糸6+8=総画数14 U+26072
音読: 未詳
◆未詳「【廣川書跋:卷三:送窮圖】…人立曳薪舡行繩引䩖鞄颿繫栙䉶裏以■(一作牽)𦁲薦之醭䤍(一作{⿰酉冓})…」
𦁴紳绅
糸6+8=総画数14 U+26074
音読: シン[漢呉]
◆腰に巻いて体の正中セイチュウ(真ん中)で結び、結んだ先(さき)を垂らす大帯(おおおび、礼装用の長い帯)の、その垂れた部分、また広くその長い帯「【禮記注疏(禮記正義):卷二十九:玉藻】三寸長齊於帶紳長制士三尺有司二尺有五寸游曰參分帶下紳居二焉紳韠結三齊(《注》三寸謂約帶紐組之廣也長齊于帶與紳齊也紳帶之垂者也…三分帶下而三尺則帶髙於中也結約餘也…)」
◆「𦁴士シンシ」◇地方の官吏カンリ(役人)、また退官した官吏◇地方の有力者
𦁵
糸6+8=総画数14 U+26075
音読: トウ[漢呉]
◆糸や紐(ひも)を編んだ紐、組紐(くみひも)、同「絛」「幍」
◆弓や剣などを入れる袋、同「韜」
𦁷
糸6+8=総画数14 U+26077
音読: コウ、オウ
◆周りを巡(めぐ)らすように張った綱(つな)、同「紘」「紭」「【字彙補:未集:糸部:𦁷】戸萌切音宏集韻網綱」「【漢語大字典:糸部:𦁷】同"紭"」
𦂝緝缉
糸6+8=総画数14 U+2609D
音読: シュウ[漢呉]
◆麻(あさ)や繭(まゆ)などの繊維を撚(よ)って糸にする、「緝績シュウセキ」
◆衣服などの縁(へり)を縫(ぬ)う、また縫い合わせる
◆寄せ集める、寄せ集まる
◆「𦂝熙シュウキ」、(人徳ジントクが)光り輝(かがや)くさま「【毛詩正義(毛詩註疏):卷二十三:大雅:文王】穆穆文王於緝熙敬止…(《箋》…能敬其光明之德…)」
𦂲
糸6+8=総画数14 U+260B2
音読: 未詳
◆未詳「【中華字海:糸部:𦂲】同"𧝉"(「𦁥」と同字としたものか)
𦈎
糸3+8=総画数11 U+2620E
音読: タン[漢]、ダン[呉]、セン[漢呉]
◆(帶が)ゆったりとしているさま、「繟然タンゼン」
𦈏
糸3+8=総画数11 U+2620F
音読: ビン、ミン
◆魚を釣るための糸、釣り糸、同「緡」「䋋」
◆「𦈏緜ビンメン」、未詳「【方言:第六】緍緜施也秦曰緍趙曰緜吳越之間脫衣相被謂之緍緜(相覆及之名也音旻)」

糸6+9=総画数15 U+42F3
音読: ハイ、ヘ
◆(女性用の)袖なしの厚手の上衣(うわぎ、上半身に着る服)、同「褙」

糸6+9=総画数15 U+42F4
音読: ジュウ、ニュウ
◆幾つかの色糸で織った絹織物

糸6+9=総画数15 U+42F5
音読: エイ[漢]、アイ[呉]
◆解(ほつ)れたり傷(いた)んだりした絹織物「【類篇:卷三十七:糸部:䋵】繒壞也」
◆未詳「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:䋵】急也一曰不成也」
注解:「𢇋」「㡫」「𤣨」にも同じように「未成」「不成」「急戾」「急綟」の義がある

糸6+9=総画数15 U+42F6
音読: シュ
◆蜀錦ショッキン(蜀の美しい織物)の名「【揚子雲集(揚雄):蜀都賦】爾乃其人自造竒錦紌繏𦃄䋶縿緣盧中」
◆(馬などの)前両足を絡(から)める、またその紐、同「𦄼」
漢字林(非部首部別)

糸6+9=総画数15 U+42F7
音読: ボウ[漢]、ム[呉]
◆縛(しば)る

糸6+9=総画数15 U+42F8
音読: シュン[漢]、ジュン[呉]
◆(衣服を)縫う、同「𦅑」
◆「繞䋸ジョウシュン」、衣服に仕立て上がったときに、布の縫い合わせがちょうど背の中心になるようにした衣服、同「𧞶裺トクエン」、同「裻」「𧝴」「【方言:卷四】繞䋸(音循)謂之𧞶裺(《注》衣督脊也)(「督」は「𧝴」)「【集韻:卷二:平聲:諄第十八:䋸】縫也方言繞䋸謂之𧞶裺郭璞曰謂衣𧝴脊」「【天中記:卷二十七:勇敢】…負䙉親聞語子緒曰勇可習也…」

糸6+9=総画数15 U+42F9
音読: フク
◆布幅、布の横方向の長さ、同「幅」、古代中国では1幅=2尺2寸(時代や国によって異なるが、秦代・漢代で1尺=23.1cm、日本でも時代によって異なるが、計量法施行法に従えば1尺=30.3cm)
𦂏
糸6+9=総画数15 U+42FA
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
◆尻繋・鞦(しりがい)、牛馬などの背から尻に掛けて渡す帯、同「緧」「𦃈」「紂」、革製は「鞧」「鞦」「𩋰」

糸6+9=総画数15 U+42FB
音読: ジン、ニン
◆布を織る
𦂌
糸6+9=総画数15 U+42FD
音読: ホウ[漢]、フ[呉]
◆草履(ぞうり)、藁(わら、植物の茎を乾燥させたもの)を編んで作った履物、同「𧛜」
◆小児用の(革製の、或いは底に革を張った)履物、足の甲(こう)を覆(おお)った履物、同「𥀂」「𧛜」「【急就篇:卷二】屐屩𦂌麤羸窶貧…𦂌圓頭掩上之履也…」
𦅁
糸6+9=総画数15 U+42FE
音読: タ[漢]、チャ[呉]
◆糸が縺(もつ)れる、絡(から)み合う、同「𥿃」

糸6+9=総画数15 U+4301
音読: ヨウ[漢呉]
◆衣服が開(はだ)けないように留(と)めるための紐(ひも)、或いは留め具、同「襻」

糸6+9=総画数15 U+4302
音読: オウ、ウ
◆(古代の葬礼で)死者の手を握(にぎ)らせる、或いは束(たば)ねる、またその布
筆順

糸6+9=総画数15 U+4303
音読: ①ショウ②サク

◆生糸(きいと)、繭から紡(つむ)ぎ出した糸を撚(よ)り合わせて糸にしたもの、煮(に)たり晒(さら)したりするなどして練(ね)る前の糸、同「綃」
◆細糸で模様を織り出した絹織物、同「綃」

◆縄(なわ)また紐(ひも)で縛(しば)る、同「緘」
綆绠䋁𥿒𥾚
糸6+9=総画数15 U+4304
音読: コウ[漢]、キョウ[呉]
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「繘」
𦈘
糸6+9=総画数15 U+430B
音読: 未詳
◆「褡褳トウレン」、幅広の帯の両端にポケットpocketが付いた物入れ、大きいものは肩に掛け小さいものは腰に帯びる、同「褡褳」

糸3+9=総画数12 U+433E
音読: ジン、ニン
◆布を織る

糸3+9=総画数12 U+433F
音読: フク
◆布幅、布の横方向の長さ、同「幅」、古代中国では1幅=2尺2寸(時代や国によって異なるが、秦代・漢代で1尺=23.1cm、日本でも時代によって異なるが、計量法施行法に従えば1尺=30.3cm)
紧𦂳𦃂
糸6+9=総画数15 U+7DCA
音読: キン[漢呉]
◆きつく縒(よ)り合わせる
◆隙間ができないように強く締める、堅く引き締める、弛(たる)みがないようにピンと張る
◆隙間がないさま、余裕がないさま
筆順
緒绪
糸6+9=総画数15 U+7DD6
音読: ショ[漢]、ジョ[呉]、チョ[慣]
訓読: いとぐち、お
◆長い糸の先端、糸口(いとぐち)、「端緒タンショ・タンチョ」
◆物事などの始まり、発端ホッタン、「緒言ショゲン」
◆家系などの途切れずに続く繋(つな)がり
◆残余ザンヨ、余り、残り、「緒風ショフウ(前の季節の名残りの風)」
◆[日]お、紐(ひも)

糸6+9=総画数15 U+7DD7
音読: ショウ[漢]、ソウ[呉]
◆クワ(桑、クワ科の木)の新葉(若葉、生え出たばかりの葉)の色、やや緑色がかった薄黄色、またその色の布「【釋名:釋綵帛第十四】緗桑也如桑葉初生之色也」

糸6+9=総画数15 U+7DD8
音読: カン[漢]、ケン[呉]
◆箱の蓋が開かないように縛(しば)るための縄(なわ)また紐(ひも)
◆口を閉じる、(封書などの)袋の口を閉じる、封をする
筆順

糸6+9=総画数15 U+7DD9
音読: カク
◆「緙絲カクシ」、綴織(つづれおり)、布に柄(がら)を織(お)り込む織り技法、中国では河北省定州市を中心に発達した「定州緙絲」が有名で、日本でも京都西陣の綴織などが有名

糸6+9=総画数15 U+7DDA
音読: セン[漢呉]
◆糸や紐(ひも)、糸や紐のように細く長いもの、同「綫」「絤」「𦇫」「綖」
◆糸や紐のように途切れずに長く延びているもの、二つの点と点を結ぶもの、またその形状や状態
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+9=総画数15 U+7DDB
音読: ゼン[漢]、ネン[呉]
◆生地キジや衣服の皺(しぼ、しわ)
◆縮(ちぢ)む、皺ができる、またそのような生地の衣服
綿绵
糸6+9=総画数15 U+7DDC
音読: ベン[漢]、メン[呉]
訓読: わた
◆ワタ(綿、アオイ科ワタ属の草)やキワタ(木棉、アオイ科キワタ属の木)などの植物から採った繊維の総称、植物名のワタは中国では「棉」、日本では繭(まゆ)から採った繊維を「真綿(まわた)」と呼ぶのに対して、植物から採った繊維を「木綿・木棉(もめん)」と呼ぶ、また長い繊維を「綿」といい短いものを「絮」という {ワタ}
◆(ワタの繊維のように)細く長い
◆(ワタの繊維のように)細く長く(途切れずに)続く、「綿綿メンメン」
◆細い、小さい
◆(ワタのように)柔らかい、弱々しい
漢字林(非部首部別)
筆順
𦂝缉
糸6+9=総画数15 U+7DDD
音読: シュウ[漢呉]
◆麻(あさ)や繭(まゆ)などの繊維を撚(よ)って糸にする、「緝績シュウセキ」
◆衣服などの縁(へり)を縫(ぬ)う、また縫い合わせる
◆寄せ集める、寄せ集まる
◆「緝熙シュウキ」、(人徳ジントクが)光り輝(かがや)くさま「【毛詩正義(毛詩註疏):卷二十三:大雅:文王】穆穆文王於緝熙敬止…(《箋》…能敬其光明之德…)」
筆順

糸6+9=総画数15 U+7DDE
音読: タン[漢]、ダン[呉]、ドン[慣]
◆履物の踵(かかと)の部分、またそこに当てる厚手の布、革は「𩏇」
◆光沢があり凹凸感のある模様を織り込んだ厚手の織物、「緞子ドンス」、薄いものは「綾」
筆順
𦅅
糸6+9=総画数15 U+7DDF
音読: チョウ[漢]、ジュウ[呉]
◆重なる、積み重なる、何層にも繰り返す、同「重」
◆未詳「【廣韻:去聲:用第三:重:緟】繒縷」

糸6+9=総画数15 U+7DE0
音読: テイ[漢]、ダイ[呉]
訓読: し・める
◆しっかりと結ぶ、解(ほど)けたり緩(ゆる)んだりしないように結ぶ、結び合わせる
◆しっかりと閉(と)じる、閉(し)める
◆[日]すっかりおしまいにする、合計する
筆順

糸6+9=総画数15 U+7DE1
音読: ビン[漢]、ミン[呉]
訓読: さし
◆魚を釣るための糸、釣り糸、同「緍」「䋋」
◆銭の穴に通して束ねる紐、また紐で束ねた銭、「緡錢ビンセン」
筆順
縁缘
糸6+9=総画数15 U+7DE3
音読: エン[漢呉]
訓読: ふち、へり、えにし、ゆかり
◆衣服の端(はじ)
◆面状のものの先端、物の周辺部、一般にはそこで途切れその先がないところを指す、その先も同じような状態で続いているものの境目は「辺」、線状・棒状のものの先端は「端」
◆繋がり、繋がりを辿る
◆原因となるきっかけ、そのような結果を生じさせる物事、「繋がりを頼りに原因まで辿る」の意
漢字林(非部首部別)
筆順
𦁛
糸6+9=総画数15 U+7DE4
音読: セツ[漢]、セチ[呉]
◆繋(つな)ぐ、繋いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱(つな)・縄(なわ)、同「紲」「絏」
筆順

糸6+9=総画数15 U+7DE5
音読: ホウ[漢呉]、ホ[呉]
◆小児や嬰児エイジを寝かせたり包(くる)んだりするのに用いる布、同「褓」
◆「襁緥キョウホウ」◇小児や嬰児を背負う紐と包(くる)む布、小児や嬰児を大切に庇(かば)い守るための衣類◇[日]むつき、おしめ、おむつ、小児や嬰児の股に当てて排便を受ける細長い布、同「襁褓」
缌𦃞𢇆𠅛𢆿
糸6+9=総画数15 U+7DE6
音読: シ[漢呉]
◆朝服チョウフク(朝廷に出仕する際に着る服、礼服)に用いるような細い麻糸を用い、朝服よりも目を粗く織った麻布、朝服は経糸(たていと)十五升の布、「緦」はその半分の七升半「【禮記:雜記上】朝服十五升去其半而緦(…正義曰朝服精細全用十五升布爲之去其半而緦者緦麻於朝服十五升布之内抽去其半以七升半用爲緦麻服之喪服也…)(「升」は経糸数の単位、「升」参照)
◆「緦麻シマ」、関係が遠い(薄い)人の場合に着用する細い麻糸を用い目を粗く織った喪服の名、亡くなった人の近遠の順に「斬衰・斬縗ザンサイ」「齊衰・纃縗シサイ」「大功タイコウ」「小功ショウコウ」「緦麻」があり「五服ゴフク」と呼ばれる
筆順

糸6+9=総画数15 U+7DE7
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
◆尻繋・鞦(しりがい)、牛馬などの背から尻に掛けて渡す帯、同「𦃈」「䋺」「紂」、革製は「鞧」「鞦」「𩋰」

糸6+9=総画数15 U+7DE8
音読: ヘン[漢呉]
訓読: あ・む
◆竹簡チクカンや木簡モッカンを一つの纏(まと)まった文書・記録・書物になるように順に並べ結(ゆ)わいて綴(と)じる、またそのための綴じ紐(ひも)
◆ばらばらのものを集め順序立てて並べ一つのものに組み上げる
◆糸や紐などを順に組みながら布を織(お)り上げる
筆順
缓𦅻𦇻
糸6+9=総画数15 U+7DE9
音読: カン[漢]、ガン[呉]
訓読: ゆる・い、ゆる・やか、ゆる・む、ゆる・める
◆ゆったりとした、きつくない
◆張り詰めていた力や締め付けていた力を抜く
◆負荷を軽くする、余裕を持たす
◆ゆっくりした、鈍(のろ)い
漢字林(非部首部別)
筆順
縆絚
糸6+9=総画数15 U+7DEA
音読: コウ[漢呉]
◆太い縄(なわ)また綱(つな)、太い糸また弦ゲン(つる)、同「絙」
◆縄・綱・糸・弦などを強く引っ張る、ぴんと張る、同「揯」
◆隅々(すみずみ)まで行き渡る
總𦀙縂总𥾜𠂳
糸6+9=総画数15 U+7DEB
音読: ソウ[漢]、ス[呉]
訓読: ふさ、す・べる、すべ・て
◆纏(まと)める、纏めて一つにする、同「総」「揔」「惣」
◆すべ・て、全て、皆(みな)、遍(あまね)く、同「総」「揔」「惣」
◆ふさ、長い糸や紐の一方を束ね、もう片方を垂らしたもの、束ねていない方を「房」、同「総」
◆「緫角ソウカク(あげまき)」、髪を束ねて紐で結(ゆ)わえ角(つの)のように突き立てる(結わえた先が垂れない)結い方、多く男児の髪の結い方、同「総角」、同「𩮀」「𩭤」

糸6+9=総画数15 U+7DEC
音読: ベン[漢]、メン[呉]
◆細々とした糸、か細い糸、同「𥾝」
◆遥(はる)かなさま、遥か遠いさま、「緬然メンゼン」、同「𥾝」
筆順

糸6+9=総画数15 U+7DED
音読: イ[漢呉]
◆絹織物

糸6+9=総画数15 U+7DEE
音読: 未詳
◆未詳「【漢語大字典:糸部:緮】同"𦂊"」

糸6+9=総画数15 U+7DEF
音読: イ[漢呉]
訓読: よこいと
◆よこいと、布の横方向の糸、縦糸は「経」
◆東西の方向に延びる線状のもの、南北は「経」
◆「讖緯シンイ」、主に漢代(前202年~220年)に広まった予言などについて述べた書
筆順
𦈕
糸6+9=総画数15 U+7DF0
音読: トウ[漢]、ズ[呉]
◆「緰貲・緰㠿トウシ」、繊細で上質な麻布
缑𦂐
糸6+9=総画数15 U+7DF1
音読: コウ[漢]、ク[呉]
◆柄(つか、手で握る部分)に紐(ひも)や縄を巻き付けた刀剣、「蒯緱カイコウ」
◆「緱氏コウシ」、洛ラク州(現河南省洛陽市偃師区)にあった古地名、また古県名 {河南省}

糸6+9=総画数15 U+7DF2
音読: ビョウ[漢]、ミョウ[呉]
◆微(かす)かなさま、小さいさま、細(こま)かいさま
筆順

糸6+9=総画数15 U+7DF3
音読: ケツ[漢]、ケチ[呉]
◆麻縄(あさなわ)、麻紐(あさひも)

糸6+9=総画数15 U+7DF5
音読: ソウ[漢]、ス[呉]
◆布の経糸(たていと)の数の単位、1緵=2紀=4𥿮=8升=16䌰=80絲(80本)「【西京雜記:第五】五絲為䌰倍䌰為升倍升為𥿮倍𥿮為紀倍紀為緵倍緵為襚」「【史記:孝景本紀】令徒𨽾衣七緵布(《正義》…緵八十縷也相似七升布用五百六十縫)」、但し【儀禮】に1升=80縷とある「【儀禮注疏:喪服】…布八十縷為升…」
◆「緵罟・䍟罟ソウコ」、魚を捕る目の細かい網、同「九罭キュウヨク」
缏𦄱
糸6+9=総画数15 U+7DF6
音読: ヘン[漢]、ベン[呉]
◆衣服を縫(ぬ)う
◆麻(あさ)や藁(わら)などを交差させるように平(ひら)たく編(あ)んだ紐(ひも)
◆衣服の裾(すそ)を掴(つま)んで持ち上げる、たくし上げる、同「𦄒」
𦈉
糸6+9=総画数15 U+7DF7
音読: ①コン[漢呉]②ウン[漢呉]

◆束ねた羽を数える語、百本の羽の束を一緷「【爾雅注疏:釋器】羽本謂之翮(《註》鳥羽根也一羽謂之箴十羽謂之糸縳百羽謂之緷)」

◆緯イ(よこいと)、布の横方向の糸

糸6+9=総画数15 U+7DF8
音読: イン[漢呉]
◆くねくねと曲がるさま
◆揺れ動くさま

糸6+9=総画数15 U+7DF9
音読: テイ[漢]、タイ、ダイ[呉]
◆黄色味を帯びた赤色、紅赤(べにあか)色、赤味の強い橙(だいだい)色、またその色の布
筆順

糸6+9=総画数15 U+7DFA
音読: カ[漢呉]、カ[漢]、ケ[呉]
◆青紫色の綬ジュ(官位を表す色糸で編んだ組紐)
縕缊
糸6+9=総画数15 U+7DFC
音読: ①ウン[漢呉]②オン[漢呉]

◆ふんわりとした短い繊維の塊(かたまり)、縺(もつ)れた麻の繊維、同「褞」
◆もやもやとしたさま
◆「絪緼・氤氳インウン」、同「壹㚃イツウン」◇天の「気」と地の気◇天地(陽陰)の気が交じり満ちるさま、天地の気が漲(みなぎ)るさま◇もやもやとした気(雲や煙など)が立ち籠(こ)めるさま

◆(赤に黄が混じった)茶色また朱色
漢字林(非部首部別)

糸6+9=総画数15 U+7DFD
音読: テイ、チョウ
◆赤い、赤色、縓セン(ピンクpink色)より濃く纁クン(濃く深みのある赤)より明るいという、同「赬」
纏缠纒
糸6+9=総画数15 U+7DFE
音読: テン[漢]、デン[呉]
訓読: まと・う、まとい、まつ・る
◆周りから幾つかのものを解(ほつ)れないようにしっかりと付ける、「衣服を纏う」は「開(はだ)けたり脱げ落ちたりしないようにしっかりと身に着ける」の意
◆幾つかのものしっかりと束ねて解れないようにする
◆[日]まつ・る、布や衣服の縁(へり)を折り込んで縫う、「布の先が解れないようにする」の意
◆[日]まとい、棒の先に細長い布や革などを束ね房状に垂らしたもの、戦場で陣所などの目印とした
緿紿绐
糸6+9=総画数15 U+7DFF
音読: タイ[漢]、ダイ[呉]
◆使い古されて伸びたり弱くなったりした糸
◆だれる、しまりがなくなる
◆誑(たぶら)かす、甘言で惑わし欺く、同「詒」

糸6+9=総画数15 U+7E00
音読: カ、ゲ
◆厚手の布「【聖祖仁皇帝親征平定朔漠方略:卷二】皮靴縀襪各一䨇」「【世宗憲皇帝聖訓:卷二十六:厚風俗:五月己未】…諸王內外大臣如黃龍繡縀之類…」
緣缘
糸6+9=総画数15 U+7E01
音読: エン[漢呉]
訓読: ふち、へり、えにし、ゆかり
◆衣服の端(はじ)
◆面状のものの先端、物の周辺部、一般にはそこで途切れその先がないところを指す、その先も同じような状態で続いているものの境目は「辺」、線状・棒状のものの先端は「端」
◆繋がり、繋がりを辿る
◆原因となるきっかけ、そのような結果を生じさせる物事、「繋がりを頼りに原因まで辿る」の意
筆順
總緫𦀙总𥾜𠂳
糸6+9=総画数15 U+7E02
音読: ソウ[漢]、ス[呉]
訓読: ふさ、す・べる、すべ・て
◆纏(まと)める、纏めて一つにする、同「総」「揔」「惣」
◆すべ・て、全て、皆(みな)、遍(あまね)く、同「総」「揔」「惣」
◆ふさ、長い糸や紐の一方を束ね、もう片方を垂らしたもの、束ねていない方を「房」、同「総」
◆「縂角ソウカク(あげまき)」、髪を束ねて紐で結(ゆ)わえ角(つの)のように突き立てる(結わえた先が垂れない)結い方、多く男児の髪の結い方、同「総角」、同「𩮀」「𩭤」

糸6+9=総画数15 U+7E03
音読: ショ[漢]、ソ[呉]
◆「祖縃ソショ」、人名、北周(557年~581年)代の人という 「【周書:卷二十二:列傳第十四】祖縃宋同州別駕宋安郡守」
繩䋲绳
糸6+9=総画数15 U+7E04
音読: ショウ[漢]、ジョウ[呉]
訓読: なわ
◆何本かの藁(わら)・糸・紐(ひも)などを捩(ねじ)りながら長くしたもの、ロープrope、一般には「紐」よりも太く「綱(つな)」よりも細く粗いもの
◆墨糸(すみいと、墨を含ませ直線を描く糸)、大工道具の一つ、「繩墨ジョウボク」
◆(直線が大工作業で規準となることから)規準、基準
◆(墨繩で描かれた線のように)まっすくにする、曲がりや歪みなどを正す、誤りを糺(ただ)す
筆順

糸6+9=総画数15 U+7E05
訓読: おどし
◆[日]鎧(よろい)の各部材や特に札(さね)を綴(つづ)り合わせる紐(ひも)
筆順
緪絚
糸6+9=総画数15 U+7E06
音読: コウ[漢呉]
◆太い縄(なわ)また綱(つな)、太い糸また弦ゲン(つる)、同「絙」
◆縄・綱・糸・弦などを強く引っ張る、ぴんと張る、同「揯」
◆隅々(すみずみ)まで行き渡る

糸6+9=総画数15 U+7E07
音読: ①セン②선ソン[韓]

◆未詳「【記纂淵海:卷七十八:樂部:樂:瑟】集縇瑟兮交鼓(楚詞)齊王好竽有…」「【御選歷代詩餘:卷十三:清平樂】西江霜後萬㸃縇晴晝璀璨寄来光…」

◆[韓]衣服・敷物などの縁(へり)、また縁取り(ふちどり)

糸6+9=総画数15 U+7E19
音読: ジュウ、ニュウ
◆鞍(くら)などに敷く厚手の敷物のふわふわとした毛の飾り、同「䩸」
◆糸飾り、紐飾り

糸3+9=総画数12 U+7F02
音読: カク
◆「缂丝カクシ」、綴織(つづれおり)、布に柄(がら)を織(お)り込む織り技法、中国では河北省定州市を中心に発達した「定州緙絲」が有名で、日本でも京都西陣の綴織などが有名

糸3+9=総画数12 U+7F03
音読: ショウ[漢]、ソウ[呉]
◆クワ(桑、クワ科の木)の新葉(若葉、生え出たばかりの葉)の色、やや緑色がかった薄黄色、またその色の布「【釋名:釋綵帛第十四】緗桑也如桑葉初生之色也」

糸3+9=総画数12 U+7F04
音読: カン[漢]、ケン[呉]
◆箱の蓋が開かないように縛(しば)るための縄(なわ)また紐(ひも)
◆口を閉じる、(封書などの)袋の口を閉じる、封をする

糸3+9=総画数12 U+7F05
音読: ベン[漢]、メン[呉]
◆細々とした糸、か細い糸、同「𥾝」
◆遥(はる)かなさま、遥か遠いさま、「缅然メンゼン」、同「𥾝」
纜䌫
糸3+9=総画数12 U+7F06
音読: ラン[漢呉]
訓読: ともずな
◆ともずな、船を岸に繋ぎ止めるための綱(つな)
◆太い縄や綱

糸3+9=総画数12 U+7F07
音読: テイ[漢]、タイ、ダイ[呉]
◆黄色味を帯びた赤色、紅赤(べにあか)色、赤味の強い橙(だいだい)色、またその色の布

糸3+9=総画数12 U+7F08
音読: ビョウ[漢]、ミョウ[呉]
◆微(かす)かなさま、小さいさま、細(こま)かいさま
緝𦂝
糸3+9=総画数12 U+7F09
音読: シュウ[漢呉]
◆麻(あさ)や繭(まゆ)などの繊維を撚(よ)って糸にする、「緝績シュウセキ」
◆衣服などの縁(へり)を縫(ぬ)う、また縫い合わせる
◆寄せ集める、寄せ集まる
◆「缉熙シュウキ」、(人徳ジントクが)光り輝(かがや)くさま「【毛詩正義(毛詩註疏):卷二十三:大雅:文王】穆穆文王於緝熙敬止…(《箋》…能敬其光明之德…)」
縕緼
糸3+9=総画数12 U+7F0A
音読: ①ウン[漢呉]②オン[漢呉]

◆ふんわりとした短い繊維の塊(かたまり)、縺(もつ)れた麻の繊維、同「褞」
◆もやもやとしたさま
◆「絪缊・氤氳インウン」、同「壹㚃イツウン」◇天の「気」と地の気◇天地(陽陰)の気が交じり満ちるさま、天地の気が漲(みなぎ)るさま◇もやもやとした気(雲や煙など)が立ち籠(こ)めるさま

◆(赤に黄が混じった)茶色また朱色
漢字林(非部首部別)
繢𦇣
糸3+9=総画数12 U+7F0B
音読: カイ[漢]、エ[呉]
◆模様を描(えが)くまた縫(ぬ)い取る、またその絵柄、またその人
◆織物の最初と最後の経糸(たていと)だけで緯糸(よこいと)がない部分、房飾りなどとしても利用するという、織餘キヨ、同「𦆠」「【說文解字注:糸部:𦇣】織餘也(此亦兼布帛言之也上文機縷爲機頭此織餘爲機尾。繢之言遺也。故訓爲織餘。織餘、今亦呼爲機頭。可用系物及飾物。急就篇絛繢總爲一類。是也…)」
緦𦃞𢇆𠅛𢆿
糸3+9=総画数12 U+7F0C
音読: シ[漢呉]
◆朝服チョウフク(朝廷に出仕する際に着る服、礼服)に用いるような細い麻糸を用い、朝服よりも目を粗く織った麻布、朝服は経糸(たていと)十五升の布、「緦」はその半分の七升半「【禮記:雜記上】朝服十五升去其半而緦(…正義曰朝服精細全用十五升布爲之去其半而緦者緦麻於朝服十五升布之内抽去其半以七升半用爲緦麻服之喪服也…)(「升」は経糸数の単位、「升」参照)
◆「缌麻シマ」、関係が遠い(薄い)人の場合に着用する細い麻糸を用い目を粗く織った喪服の名、亡くなった人の近遠の順に「斬衰・斬縗ザンサイ」「齊衰・纃縗シサイ」「大功タイコウ」「小功ショウコウ」「緦麻」があり「五服ゴフク」と呼ばれる

糸3+9=総画数12 U+7F0E
音読: タン[漢]、ダン[呉]、ドン[慣]
◆履物の踵(かかと)の部分、またそこに当てる厚手の布、革は「𩏇」
◆光沢があり凹凸感のある模様を織り込んだ厚手の織物、「緞子ドンス」、薄いものは「綾」
緶𦄱
糸3+9=総画数12 U+7F0F
音読: ヘン[漢]、ベン[呉]
◆衣服を縫(ぬ)う
◆麻(あさ)や藁(わら)などを交差させるように平(ひら)たく編(あ)んだ紐(ひも)
◆衣服の裾(すそ)を掴(つま)んで持ち上げる、たくし上げる、同「𦄒」

糸3+9=総画数12 U+7F10
音読: セン[漢呉]
◆糸や紐(ひも)、糸や紐のように細く長いもの、同「綫」「絤」「𦇫」「綖」
◆糸や紐のように途切れずに長く延びているもの、二つの点と点を結ぶもの、またその形状や状態
緱𦂐
糸3+9=総画数12 U+7F11
音読: コウ[漢]、ク[呉]
◆柄(つか、手で握る部分)に紐(ひも)や縄を巻き付けた刀剣、「蒯緱カイコウ」

糸3+9=総画数12 U+7F12
音読: ツイ[漢]、ズイ[呉]
訓読: すが・る
◆縄(なわ)の先にものを結(なわ)わえ、高いところから垂(た)らす、縄でものを吊(つる)す、またその縄、同「䋘」
◆[日](高い所に掛けた縄に)しがみ付く、しがみ付いて頼りにする
緩𦅻𦇻
糸3+9=総画数12 U+7F13
音読: カン[漢]、ガン[呉]
訓読: ゆる・い、ゆる・やか、ゆる・む、ゆる・める
◆ゆったりとした、きつくない
◆張り詰めていた力や締め付けていた力を抜く
◆負荷を軽くする、余裕を持たす
◆ゆっくりした、鈍(のろ)い

糸3+9=総画数12 U+7F14
音読: テイ[漢]、ダイ[呉]
訓読: し・める
◆しっかりと結ぶ、解(ほど)けたり緩(ゆる)んだりしないように結ぶ、結び合わせる
◆しっかりと閉(と)じる、閉(し)める
◆[日]すっかりおしまいにする、合計する

糸3+9=総画数12 U+7F15
音読: ロウ[漢]、ル[呉]
◆糸、縫糸(ぬいいと)
◆(糸のように)細く長い、長々と途切れなく続く、またそのようなもの、「縷縷ルル」
◆傷み綻(ほころ)んだ布また衣服、粗末な衣服、同「褸」

糸3+9=総画数12 U+7F16
音読: ヘン[漢呉]
訓読: あ・む
◆竹簡チクカンや木簡モッカンを一つの纏(まと)まった文書・記録・書物になるように順に並べ結(ゆ)わいて綴(と)じる、またそのための綴じ紐(ひも)
◆ばらばらのものを集め順序立てて並べ一つのものに組み上げる
◆糸や紐などを順に組みながら布を織(お)り上げる

糸3+9=総画数12 U+7F17
音読: ビン[漢]、ミン[呉]
訓読: さし
◆魚を釣るための糸、釣り糸、同「緍」「䋋」
◆銭の穴に通して束ねる紐、また紐で束ねた銭、「缗钱ビンセン」
縁緣
糸3+9=総画数12 U+7F18
音読: エン[漢呉]
訓読: ふち、へり、えにし、ゆかり
◆衣服の端(はじ)
◆面状のものの先端、物の周辺部、一般にはそこで途切れその先がないところを指す、その先も同じような状態で続いているものの境目は「辺」、線状・棒状のものの先端は「端」
◆繋がり、繋がりを辿る
◆原因となるきっかけ、そのような結果を生じさせる物事、「繋がりを頼りに原因まで辿る」の意
漢字林(非部首部別)
練练
糸6+9=総画数15 U+FA57
音読: レン[漢呉]
訓読: ね・る
◆生糸や絹布を灰汁(あく、草木などの灰を溶かしたアルカリ性の水)で煮て柔らかく白くする、同「湅」
◆熟(こな)れていないものを繰り返し鍛(きた)える、鍛えて良いものにする
◆習熟(シュウジュク)する、繰り返して(経験を積んで)上達する
𦂁
糸6+9=総画数15 U+26081
音読: スイ[漢]、ズイ[呉]
◆佩玉ハイギョクなどに通す組紐
◆遺体を覆う衣服
𦂂紵纻
糸6+9=総画数15 U+26082
音読: チョ[漢]、ジョ[呉]
◆カラムシ(苧、イラクサ科カラムシ属の草)やイチビ(苘麻、アオイ科イチビ属の草)などの草の茎から作った白く細い繊維、またその糸で織った布「【周禮注疏:天官冢宰】典枲掌布緦縷紵之麻草之物…(《注》…白而細疏曰紵…《疏》釋曰云掌布緦縷紵之麻草之物者欲見布緦縷用麻之物紵用草之物布中可以兼用葛䔛之草為之…)」 {イチビ} {カラムシ}
𦂃
糸6+9=総画数15 U+26083
音読: テイ、チョウ
◆綬(ジュ)、官位を表す色糸で編んだ組紐(くみひも)
𦂅
糸6+9=総画数15 U+26085
音読: シ、セイ、ショウ
◆アサ(麻)の織物
𦂈
糸6+9=総画数15 U+26088
音読: チュウ[漢]、ジュウ[呉]
◆未詳「【類篇:糸部:𦂈】直祐博雅{𡣘-女}也一曰緒也」「【集韻:卷八:去聲下:宥第四十九:𦂈紬】博雅業也一曰緒也或作紬」
𦂊
糸6+9=総画数15 U+2608A
音読: 未詳
◆未詳「【康熙字典:未集中:糸部:𦂊】《玉篇》扶又切義闕《篇海》絹𦂊」
𦂌
糸6+9=総画数15 U+2608C
音読: ホウ[漢]、フ[呉]
◆草履(ぞうり)、藁(わら、植物の茎を乾燥させたもの)を編んで作った履物、同「𧛜」
◆小児用の(革製の、或いは底に革を張った)履物、足の甲(こう)を覆(おお)った履物、同「𥀂」「𧛜」「【急就篇:卷二】屐屩𦂌麤羸窶貧…𦂌圓頭掩上之履也…」
𦂎
糸6+9=総画数15 U+2608E
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
◆縮羅(しじら)、細かい縮み皺がある絹織物、またその皺の紋様、同「縬」
𦂏
糸6+9=総画数15 U+2608F
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
◆尻繋・鞦(しりがい)、牛馬などの背から尻に掛けて渡す帯、同「緧」「𦃈」「紂」、革製は「鞧」「鞦」「𩋰」
𦂐緱缑
糸6+9=総画数15 U+26090
音読: コウ[漢]、ク[呉]
◆柄(つか、手で握る部分)に紐(ひも)や縄を巻き付けた刀剣、「蒯緱カイコウ」
𦂓紼绋𥿏
糸6+9=総画数15 U+26093
音読: フツ[漢]、ホチ[呉]
◆印章を帯から垂らすための綬ジュ(位階によって色が決まっている組紐)、同「紱」
◆太い綱(つな)
◆柩キュウ(ひつぎ、死者が納められた棺)を載せた車を引く綱、同「綍」「𩎛」
𦂔
糸6+9=総画数15 U+26094
音読: バン[漢]、モン[呉]
◆船を引く縄また綱、同「絻」
𦂖
糸6+9=総画数15 U+26096
音読: ヘイ、ハイ
◆未詳「【集韻:卷七:去聲上:霽第十二:𦂖】緝也」
𦂗
糸6+9=総画数15 U+26097
音読: サク[漢呉]
◆縄(なわ)また紐(ひも)で縛(しば)る、同「緘」
𦂙縢𦪝𦅌
糸6+9=総画数15 U+26099
音読: トウ[漢]、ドウ[呉]
訓読: かが・る
◆縄(なわ)や紐(ひも)など、またそれで縛(しば)る
◆脚絆キャハン、小腿ショウタイ(膝から足首までの部分)に巻く帯状の布
◆[日]かが・る、布の端を巻き込むように螺旋状ラセンジョウに縫う
𦂚
糸6+9=総画数15 U+2609A
音読: 未詳
◆未詳「【康熙字典:未集中:糸部:𦂚】同綃《急就篇註》帆維也」
𦂛
糸6+9=総画数15 U+2609B
音読: シ[漢]、セ[呉]
◆節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸、またその糸を使った布、同「䌳」
𦂜緈𦃉
糸6+9=総画数15 U+2609C
音読: コウ[漢]、ギョウ[呉]
◆まっすぐな糸「【說文通訓定聲:鼎部弟十七:幸:緈】直也…按絲之直也」
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𦂜】與𦃉同絓𦂜」
𦂞系𢁴𦃟
糸6+9=総画数15 U+2609E
音読: ケイ[漢]、ゲ[呉]
◆切れている糸を(途切れているものを)繋(つな)ぐ、繋いで結び付ける、途切れないように継(つ)ぐ、同「繫」「係」
◆関わる、関わりを持つ、繋がりを持つ、同「係」
𦂟繴𦌠
糸6+9=総画数15 U+2609F
音読: ヘキ[漢]、ヒャク[呉]
◆二本の棒の間に網を張り、鳥獣が掛かると包み込む(覆い被さる)ように工夫した仕掛け網、同「罿」「罬」「罦」「【爾雅注疏:卷五:釋器】繴謂之罿罿罬也罬謂之罦罦覆車也(《注》今之翻車也有兩轅中施罥以捕鳥展轉相解廣異語)」
𦂠
糸6+9=総画数15 U+260A0
音読: ケイ、キョウ
◆未詳「【康熙字典:未集中:糸部:𦂠】《篇韻》音京冠系也」
𦂡
糸6+9=総画数15 U+260A1
音読: ギュウ、ゴウ
◆糸を接(つ)ぐ、繋(つな)ぐ、同「𦁉」
𦂰
糸6+9=総画数15 U+260B0
音読: 未詳
◆未詳
𦂴綱䌉纲
糸6+9=総画数15 U+260B4
音読: コウ[漢呉]
訓読: つな
◆網(あみ)が解(ほつ)れたり絡(から)まったりしないように網の周りを留める太く強い縄(なわ)、広げた網の口を締める役目も果たす
◆ものを繋(つな)ぎ止めたり引いたりするための太い縄、またそれで繋ぎ止める
◆全体を網羅し(口を閉じ)纏(まと)めたもの、物事の輪郭・概要・要旨・骨子、「綱領コウリョウ」「大綱タイコウ」
◆生物学上の分類の一つ、「門モン」よりも小分類で「目モク」よりも大分類
𦂵縱縦𥾞𦄚𥾺纵
糸6+9=総画数15 U+260B5
音読: ショウ[漢]、シュ[呉]、ジュウ[慣]
訓読: ほしいまま、たて、よ・しんば
◆放(はな)つ、解(と)き放つ、放免(ホウメン)する、放任ホウニンする
◆ほしいまま、(拘束から解き放たれて)思いのままにする、勝手気儘(きまま)にする、「放縦ホウジュウ」
◆(水平に対して)垂直の方向、(左右に対して)前後の方向、(東西に対して)南北の方向、水平・左右・東西の方向を「横」
◆よ・しんば、たとえ~であっても
𦂶綺绮
糸6+9=総画数15 U+260B6
音読: キ[漢呉]
◆細糸で模様を織り出した絹織物
◆美しい、優美な
𦂷
糸6+9=総画数15 U+260B7
音読: セン
◆細く長い糸や紐(ひも)、同「線」「【字彙補:未集:糸部:𦂷】六書統與線同」
𦂹
糸6+9=総画数15 U+260B9
音読: 비ピ[韓]
◆[韓]未詳
𦂺
糸6+9=総画数15 U+260BA
音読: 未詳
◆未詳「【中華字海:糸部:𦂺】同"音"」
𦂼
糸6+9=総画数15 U+260BC
訓読: かすり
◆姓用字
𦃁綌绤𦃛𢂲
糸6+9=総画数15 U+260C1
音読: ケキ[漢]、キャク[呉]
◆クズ(葛、マメ科クズ属の草)の茎の繊維を織(お)った目の粗い布、目の細かいものは「絺」 {クズ}
◆「絺綌チケキ」、葛布カップ(くずふ、くずぬの)製の衣服
𦃜絢绚𥾡
糸6+9=総画数15 U+260DC
音読: ケン[漢呉]
◆色糸を使った美しい模様、模様が美しいさま「【儀禮註疏:卷八:聘禮】皆𤣥纁繋系長尺絢組(《注》采成文曰絢…今絢作𥾡)」
𦃝
糸6+9=総画数15 U+260DD
音読: ケイ、ゲ
◆帯(おび)、同「𧚃」「【集韻:卷六:上聲下:感第四十八:䙎𧚃𦃝】帶也」
𦃡
糸6+9=総画数15 U+260E1
音読: 未詳
◆未詳「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:𦃡】音婆出漢書」「【漢語大字典:糸部:𦃡】…按疑为"縧"、"絛"的讹字」
𦈕
糸3+9=総画数12 U+26215
音読: トウ[漢]、ズ[呉]
◆「𦈕貲・𦈕㠿トウシ」、繊細で上質な麻布
𦈘
糸3+9=総画数12 U+26218
音読: 未詳
◆「𦈘裢トウレン」、幅広の帯の両端にポケットpocketが付いた物入れ、大きいものは肩に掛け小さいものは腰に帯びる、同「褡褳」
𦦆
糸6+9=総画数15 U+26986
音読: キョク、コク
◆繋(つな)ぐ、結(ゆ)わえ繋ぐ、またその紐(ひも)、同「䋰」「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:{𦐱-羽+(⿱大糸)}】俗𦦆正居玉反靴𦦆子纒連者」

糸6+10=総画数16 U+4306
音読: キ
◆絹布、絹織物、同「繒」
◆総(ふさ)、長い糸や紐の一方を束ねてもう片方を垂らしたもの

糸6+10=総画数16 U+4307
音読: サク[漢呉]、シャク[呉]
◆ものに繋(つな)ぐ(ものを繋ぐ)太い縄(なわ)や綱(つな)、またそのような用途・形状のもの(紐・弦・鎖・ケーブルcableなど)、同「索」「【字彙:未集:糸部:䌇】昔各切音索䋲也」
𦈖
糸6+10=総画数16 U+4308
音読: トウ[漢呉]
◆縄などを絡(から)める、絡め捕る
◆「𦇛䌈ラツトウ」、衣服が綻(ほころ)びるさま
綱𦂴纲
糸6+10=総画数16 U+4309
音読: コウ[漢呉]
訓読: つな
◆網(あみ)が解(ほつ)れたり絡(から)まったりしないように網の周りを留める太く強い縄(なわ)、広げた網の口を締める役目も果たす
◆ものを繋(つな)ぎ止めたり引いたりするための太い縄、またそれで繋ぎ止める
◆全体を網羅し(口を閉じ)纏(まと)めたもの、物事の輪郭・概要・要旨・骨子、「綱領コウリョウ」「大綱タイコウ」
◆生物学上の分類の一つ、「門モン」よりも小分類で「目モク」よりも大分類

糸6+10=総画数16 U+430A
音読: ヨウ
◆「鄭䌊テイヨウ」、人名、唐代(618年~907年)の人、宗正ソウセイ(唐代の官名で皇室・皇族に関する事柄を管掌した)の今でいう長官クラスの人「【唐大詔令集:卷七十四:命盧從愿等祭岳瀆勅】…宗正卿鄭䌊祭淮瀆…(「盧從愿ロショウゲン」は人名、「淮瀆ワイトク」は淮河ワイガ(長江・黄河・濟水セイスイと共に四瀆シトク(四大河)の一つ))
◆未詳「【普濟方:一百十四:諸風門:癬或■胗風瘙宜服】…䌊三宿後以火炒…」
◆未詳「【字彙補:未集拾遺:糸部:䌊】繇字之譌吳本後漢書五䌊之碩慮」
襤褴繿
糸3+10=総画数13 U+4340
音読: ラン[漢呉]
◆破(やぶ)れたり解(ほつ)れたりなどした衣服、襤褸ランル(ぼろ)、同「藍」

糸6+10=総画数16 U+7DFB
音読: チ[漢]、ジ[呉]
◆肌理(きめ)が細かい、目がぎっしりと詰まっている、またそのような布、同簡「致」
◆解(ほつ)れや破れを縫(ぬ)い繕(つくろ)った衣服、継ぎ接ぎ(つきはぎ)した衣服「【方言:第四】楚謂無緣之衣曰襤紩衣謂之褸秦謂之緻自關而西秦晉之間無緣之衣謂之䘪䘿」
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E08
音読: エイ[漢]、ヨウ[呉]
◆巻き付く、ぐるぐると巻き付ける、巻き取る
漢字林(非部首部別)
𦇢縉缙
糸6+10=総画数16 U+7E09
音読: シン[漢呉]
◆浅い(薄い)赤色、またその色の布
◆(帯などに)挟(はさ)み込む、差し込む、同「搢」
◆「縉紳シンシン」◇官吏カンリ(役人)が笏(シャク、天子に拝謁ハイエツする際に手に持つ細長い板)を帯に差し込む◇官位や身分の高い人
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E0A
音読: イ[漢]、エイ[漢]、アイ[呉]
訓読: くび・る、くび・れる
◆吊り下げた縄(なわ)や紐(ひも)で自らの首を括(くく)る
◆首に縄や紐を括って絞める
◆「縊女イジョ・エイニョ」、チョウ(蝶)・ガ(蛾)類の蛹(さなぎ)、同「蜆」
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E0B
音読: ツイ[漢]、ズイ[呉]
訓読: すが・る
◆縄(なわ)の先にものを結(なわ)わえ、高いところから垂(た)らす、縄でものを吊(つる)す、またその縄、同「䋘」
◆[日](高い所に掛けた縄に)しがみ付く、しがみ付いて頼りにする
筆順
𥿬
糸6+10=総画数16 U+7E0C
音読: ゲキ、ギャク
◆綬(ジュ、色糸で編んだ帯状の組紐(くみひも))を繋(つな)ぐ組紐(くみひも)

糸6+10=総画数16 U+7E0D
音読: ホウ[漢呉]
◆鞋カイ・アイ(短靴)の側面の部分、或いは靴底以外の足を包む部分、「旁」は「すぐ傍(そば)にある」の意、同「䩷」「幫」
◆荒縄(あらなわ)
𦈔
糸6+10=総画数16 U+7E0E
音読: コツ[漢]、コチ[呉]
◆固(かた)く縛(しば)られてなかなか解(と)けない、囚(とら)われてそこから抜け出せない、「結縎ケツコツ」「【楚辭補注:卷一:哀郢】心鬱鬱之憂思兮(哀憤結縎慮煩冤也…)」

糸6+10=総画数16 U+7E0F
音読: ハン[漢]、バン[呉]
◆小さな袋
䋓绉𦆜𥿲
糸6+10=総画数16 U+7E10
音読: スウ[漢]、シュ[呉]
◆葛(くず)などの繊維で織った皺(しぼ、しわ)のある布
◆細かい皺のある布、縮羅(しじら)や縮緬(ちりめん)の類
◆縮(ちぢ)む、皺(しわ)になる、またその皺状の紋様、同「縬」

糸6+10=総画数16 U+7E11
音読: ケン[漢呉]
◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を二本ずつにして織った目の非常に細かい絹布、同「繰」「【本草綱目:服器之一:帛】時珍曰素絲所織長狹如巾故字從白巾厚者曰繒雙絲者曰縑…」
𦇈𦆧𦄙
糸6+10=総画数16 U+7E12
音読: ①シ[漢呉]②サク[漢呉]
訓読: よ・る

◆布の糸が不揃いなさま「【類篇:糸部:縒】說文參縒也謂絲亂皃」

◆複雑に入り交(まじ)る、きちんと揃っていない、同「錯」
◆[日]よ・る、撚(よ)る、両掌(てのひら)で二本の糸や紐などを挟み左右の掌を逆方向に擦(こす)る、同「搓」
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E13
音読: セン[漢呉]
◆紅色、浅い赤色、ピンクpink色、またその色に染めた布「【爾雅注疏:釋器】一染謂之縓(《注》今之紅也)再染謂之赬(《注》染赤)三染謂之纁(《注》纁絳也)」

糸6+10=総画数16 U+7E14
音読: ソウ[漢]、ショウ[呉]
◆蔟(まぶし)の中の繭
緼缊
糸6+10=総画数16 U+7E15
音読: ①ウン[漢呉]②オン[漢呉]

◆ふんわりとした短い繊維の塊(かたまり)、縺(もつ)れた麻の繊維、同「褞」
◆もやもやとしたさま
◆「絪縕・氤氳インウン」、同「壹㚃イツウン」◇天の「気」と地の気◇天地(陽陰)の気が交じり満ちるさま、天地の気が漲(みなぎ)るさま◇もやもやとした気(雲や煙など)が立ち籠(こ)めるさま

◆(赤に黄が混じった)茶色また朱色
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E16
音読: カツ[漢]、ゲチ[呉]
◆物を束ねる

糸6+10=総画数16 U+7E17
音読: サイ[漢]、セ[呉]
◆近しい人が亡くなった際に着用する粗い麻製の喪服の名、父や子などの場合は裾(すそ)の下縁(へり)を縫わない「斬縗・斬衰ザンサイ」、祖父や兄弟などの場合は縁を縫う「纃縗・齊衰シサイ」を着用する、亡くなった人の近遠の順に「斬縗・斬衰」「纃縗・齊衰」「大功タイコウ」「小功ショウコウ」「緦麻シマ」があり「五服ゴフク」と呼ばれる、同「衰」「【禮記正義:間傳:丧服】斬衰三升齊衰四升五升六升大功七升八升九升小功十升十一升十二升緦麻十五升去其半(「升」は経糸数の単位、「升」参照)
◆サギ(鷺、サギ科の鳥)の羽で飾った衣服

糸6+10=総画数16 U+7E18
音読: ケイ[漢]、ゲ[呉]
◆繋(つな)ぐ、同「繫」
◆荒縄(あらなわ)、「縘𦃇ケイレイ」「【類篇:糸部:縘】牽奚切繫𦃇也今惡絮」
𦁵
糸6+10=総画数16 U+7E1A
音読: トウ[漢呉]
◆糸や紐(ひも)を編んだ紐、組紐(くみひも)、同「絛」「幍」
◆弓や剣などを入れる袋、同「韜」

糸6+10=総画数16 U+7E1B
音読: ハク[漢]、バク[呉]
訓読: しば・る、いまし・める
◆ずれたり外(はず)れたり緩(ゆる)んだりしないようにぴったりと巻き付ける、またその紐や縄など
◆しっかり巻き付けて動かないようにする、拘束する、「束縛ソクバク」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E1C
音読: イン[漢呉]
◆細い縄(なわ)、射侯シャコウ(矢の的)を張る紐(ひも)

糸6+10=総画数16 U+7E1D
音読: シン[漢呉]
◆布を織るための麻糸、同「纑」
◆織り目が細かく緻密なさま、またその布、またその布で作った単衣(ひとえ、裏地のない着物)

糸6+10=総画数16 U+7E1E
音読: コウ[漢呉]
訓読: しま
◆細い絹糸で織った真っ白な布
◆白いさま
◆[日]しま、縦また横方向に同じ柄(がら)を繰り返すことで作りだされる紋様
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E1F
音読: ジョク[漢]、ニク、ノク[呉]
◆多くの模様や色や飾りがびっしりと並んでいるさま
◆ごてごてしていて(ごたごたしていて)煩(わずら)わしいさま、煩雑なさま
◆褥(しとね)、寝たり座ったりする時に下に敷く柔らかい敷物、敷布団や座布団の類、同「褥」「蓐」
筆順
𣪺𦇍
糸6+10=総画数16 U+7E20
音読: コク[漢]、ゴク[呉]
◆薄く軽い皺(しぼ、しわ)のある織物、縮羅(しじら)や縮緬(ちりめん)の類、同「縐」「【史記:列傳:司馬相如列傳】雜纖羅𡍮霧縠(集解郭璞曰言細如霧𡍮以覆頭)」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E21
音読: サイ[漢呉]
訓読: こと
◆事(こと)、事柄(ことがら)、~に関する事
筆順
𦪝𦅌𦂙
糸6+10=総画数16 U+7E22
音読: トウ[漢]、ドウ[呉]
訓読: かが・る
◆縄(なわ)や紐(ひも)など、またそれで縛(しば)る
◆脚絆キャハン、小腿ショウタイ(膝から足首までの部分)に巻く帯状の布
◆[日]かが・る、布の端を巻き込むように螺旋状ラセンジョウに縫う
漢字林(非部首部別)
筆順
県县
糸6+10=総画数16 U+7E23
音読: ケン[漢]、ゲン[呉]
訓読: あがた
◆懸(か)ける、掛(か)ける、掛けてぶら下げる、同「懸」
◆懸け離れる、隔(へだ)たる、同「懸」
◆王畿オウキ、京畿ケイキ、天子の支配が及ぶ地、同「寰」「【禮記注疏(禮記正義):卷十一:王制】天子之縣內方百里之國九七十里之國二十有一五十里之國六十有三凡九十三國…(《注》縣內夏時天子所居州界名也…)」
◆行政区画名、周代(前11世紀~前771年)では都(みやこ)から千里以内の地を「百縣」に分け、縣の下に四郡を置いたという、後の秦代(前221年~前206年)では「郡」の下に「縣」を置いた、以降は時代によって行政区の名称や上下が変わる「【逸周書:作雒解】…因西土為方千里(西土岐周通爲圻内)分以百縣縣有四郡郡有(闕)鄙…」
◆[日]あがた、大和朝廷時代の皇室の直轄領、地方にある領地
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E24
音読: ソ、ス
◆練(ね)っていない絹(きぬ)の布、生帛セイハク

糸6+10=総画数16 U+7E25
音読: シン[漢呉]
◆水の流れが急なさま
縱𦂵𥾞𦄚𥾺纵
糸6+10=総画数16 U+7E26
音読: ショウ[漢]、シュ[呉]、ジュウ[慣]
訓読: ほしいまま、たて、よ・しんば
◆放(はな)つ、解(と)き放つ、放免(ホウメン)する、放任ホウニンする
◆ほしいまま、(拘束から解き放たれて)思いのままにする、勝手気儘(きまま)にする、「放縦ホウジュウ」
◆(水平に対して)垂直の方向、(左右に対して)前後の方向、(東西に対して)南北の方向、水平・左右・東西の方向を「横」
◆よ・しんば、たとえ~であっても
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E28
訓読: ほろ
◆[日]母衣(ほろ)、背負って風を受けて膨らませ、背後からの矢などを防ぐ防具、同「幌」
缝綘
糸6+10=総画数16 U+7E2B
音読: ホウ[漢]、ブ[呉]
訓読: ぬ・う
◆布などを糸で繋ぎ合わせる
◆繋ぎ合わせたところ、継(つ)ぎ目
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+10=総画数16 U+7E38
音読: ①ボ、モ②バク、マク

◆繊維の短い粗悪ソアクな綿メン(わた)

◆網(あみ)を大きく広げる、「絡縸ラクバク」
繁䋣
糸6+10=総画数16 U+7E41
音読: ハン[漢]、ボン[呉]
訓読: しげ・る
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「緐」「𥿋」
◆数や回数が多いさま、夥(おびただ)しいさま
◆盛んなさま、勢いや活力があるさま、「繁華ハンカ(◇花が咲き乱れるさま◇賑にぎやかなさま)」
漢字林(非部首部別)
筆順
縉𦇢縉
糸3+10=総画数13 U+7F19
音読: シン[漢呉]
◆浅い(薄い)赤色、またその色の布
◆(帯などに)挟(はさ)み込む、差し込む、同「搢」
◆「缙绅シンシン」◇官吏カンリ(役人)が笏(シャク、天子に拝謁ハイエツする際に手に持つ細長い板)を帯に差し込む◇官位や身分の高い人

糸3+10=総画数13 U+7F1A
音読: ハク[漢]、バク[呉]
訓読: しば・る、いまし・める
◆ずれたり外(はず)れたり緩(ゆる)んだりしないようにぴったりと巻き付ける、またその紐や縄など
◆しっかり巻き付けて動かないようにする、拘束する、「束縛ソクバク」

糸3+10=総画数13 U+7F1B
音読: ジョク[漢]、ニク、ノク[呉]
◆多くの模様や色や飾りがびっしりと並んでいるさま
◆ごてごてしていて(ごたごたしていて)煩(わずら)わしいさま、煩雑なさま
◆褥(しとね)、寝たり座ったりする時に下に敷く柔らかい敷物、敷布団や座布団の類、同「褥」「蓐」

糸3+10=総画数13 U+7F1C
音読: シン[漢呉]
◆布を織るための麻糸、同「纑」
◆織り目が細かく緻密なさま、またその布、またその布で作った単衣(ひとえ、裏地のない着物)
縫綘
糸3+10=総画数13 U+7F1D
音読: ホウ[漢]、ブ[呉]
訓読: ぬ・う
◆布などを糸で繋ぎ合わせる
◆繋ぎ合わせたところ、継(つ)ぎ目

糸3+10=総画数13 U+7F1E
音読: サイ[漢]、セ[呉]
◆近しい人が亡くなった際に着用する粗い麻製の喪服の名、父や子などの場合は裾(すそ)の下縁(へり)を縫わない「斬縗・斬衰ザンサイ」、祖父や兄弟などの場合は縁を縫う「纃縗・齊衰シサイ」を着用する、亡くなった人の近遠の順に「斬縗・斬衰」「纃縗・齊衰」「大功タイコウ」「小功ショウコウ」「緦麻シマ」があり「五服ゴフク」と呼ばれる、同「衰」「【禮記正義:間傳:丧服】斬衰三升齊衰四升五升六升大功七升八升九升小功十升十一升十二升緦麻十五升去其半(「升」は経糸数の単位、「升」参照)
◆サギ(鷺、サギ科の鳥)の羽で飾った衣服

糸3+10=総画数13 U+7F1F
音読: コウ[漢呉]
訓読: しま
◆細い絹糸で織った真っ白な布
◆白いさま
◆[日]しま、縦また横方向に同じ柄(がら)を繰り返すことで作りだされる紋様
纏纒緾
糸3+10=総画数13 U+7F20
音読: テン[漢]、デン[呉]
訓読: まと・う、まとい、まつ・る
◆周りから幾つかのものを解(ほつ)れないようにしっかりと付ける、「衣服を纏う」は「開(はだ)けたり脱げ落ちたりしないようにしっかりと身に着ける」の意
◆幾つかのものしっかりと束ねて解れないようにする
◆[日]まつ・る、布や衣服の縁(へり)を折り込んで縫う、「布の先が解れないようにする」の意
◆[日]まとい、棒の先に細長い布や革などを束ね房状に垂らしたもの、戦場で陣所などの目印とした

糸3+10=総画数13 U+7F21
音読: リ[漢呉]
◆嫁入りの際に女性が腰帯から垂らす細長い布、婚家コンカに向けて家を出る時に親が心構えを諭(さと)しながら結んでやるという
◆紐(ひも)の先の房状の飾り、同「緌」

糸3+10=総画数13 U+7F22
音読: イ[漢]、エイ[漢]、アイ[呉]
訓読: くび・る、くび・れる
◆吊り下げた縄(なわ)や紐(ひも)で自らの首を括(くく)る
◆首に縄や紐を括って絞める
◆「缢女イジョ・エイニョ」、チョウ(蝶)・ガ(蛾)類の蛹(さなぎ)、同「蜆」

糸3+10=総画数13 U+7F23
音読: ケン[漢呉]
◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を二本ずつにして織った目の非常に細かい絹布、同「繰」「【本草綱目:服器之一:帛】時珍曰素絲所織長狹如巾故字從白巾厚者曰繒雙絲者曰縑…」
繽𦆯
糸3+10=総画数13 U+7F24
音読: ヒン[漢呉]
◆数多いさま
◆「缤纷ヒンプン」、多くのものが入り乱れるさま、細かいもの(細いもの、小さいもの)が縺(もつ)れ合うさま、(花弁や羽毛などが)交錯しながら降り落ちるさま、同「𣰨𣬩」「𨷚𨷒、𨷚𨷹」
車部
縉𦇢缙
糸6+10=総画数16 U+FA58
音読: シン[漢呉]
◆浅い(薄い)赤色、またその色の布
◆(帯などに)挟(はさ)み込む、差し込む、同「搢」
◆「縉紳シンシン」◇官吏カンリ(役人)が笏(シャク、天子に拝謁ハイエツする際に手に持つ細長い板)を帯に差し込む◇官位や身分の高い人
𦂯
糸6+10=総画数16 U+260AF
音読: 未詳
◆未詳「【中華字海:糸部:𦂯】同"纔"」
𦂳緊紧𦃂
糸6+10=総画数16 U+260B3
音読: キン[漢呉]
◆きつく縒(よ)り合わせる
◆隙間ができないように強く締める、堅く引き締める、弛(たる)みがないようにピンと張る
◆隙間がないさま、余裕がないさま
𦃂緊紧𦂳
糸6+10=総画数16 U+260C2
音読: キン[漢呉]
◆きつく縒(よ)り合わせる
◆隙間ができないように強く締める、堅く引き締める、弛(たる)みがないようにピンと張る
◆隙間がないさま、余裕がないさま
𦃃素𦃚𦅪𦁘
糸6+10=総画数16 U+260C3
音読: ソ[漢]、ス[呉]
訓読: もと、もと・より、しろ
◆色を染める前の白い糸
◆白い、無地の
◆形は整えられているが、それ以上には手が加えられていない、本来の、元のままの、「素質ソシツ」
◆飾らない、飾り気のない、「質素シッソ」
◆何時もの通り、普段通り、「平素ヘイソ」
𦃄𦈗
糸6+10=総画数16 U+260C4
音読: ヒ
◆蜀錦ショッキン(蜀で作られた美しい織物)の名「【揚子雲集(揚雄):蜀都賦】爾乃其人自造竒錦紌繏𦃄䋶縿緣盧中」
𦃅
糸6+10=総画数16 U+260C5
音読: ラク
◆短い糸の繊維、同「絡」「絮」
𦃆
糸6+10=総画数16 U+260C6
音読: ラク
◆糸が絡(から)む、縺(もつ)れる、同「絡」
𦃇
糸6+10=総画数16 U+260C7
音読: レイ[漢]、ライ[呉]
◆繋(つな)ぐ「【說文解字:糸部:𦃇】繫𦃇也一曰維也」
◆荒縄(あらなわ)、「縘𦃇ケイレイ」「【類篇:糸部:𦃇】憐題切說文繫𦃇也一曰維也又憐知切惡絮」
𦃈
糸6+10=総画数16 U+260C8
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
◆尻繋・鞦(しりがい)、牛馬などの背から尻に掛けて渡す帯、同「緧」「䋺」「紂」、革製は「鞧」「鞦」「𩋰」
𦃉緈𦂜
糸6+10=総画数16 U+260C9
音読: コウ[漢]、ギョウ[呉]
◆まっすぐな糸「【說文通訓定聲:鼎部弟十七:幸:緈】直也…按絲之直也」
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𦂜】與𦃉同絓𦂜」
𦃌
糸6+10=総画数16 U+260CC
音読: ①シン[漢呉]②セン[漢呉]

◆深みのある赤色の糸、またその糸で織った織物

◆経糸(たていと)が白で緯糸(よこいと)が黒の織物
𦃍𥿋𦅳
糸6+10=総画数16 U+260CD
音読: ハン[漢]、ボン[呉]
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「繁」「緐」
𦃎織𦀗綕𥿗织𦁓𦁋
糸6+10=総画数16 U+260CE
音読: ①ショク[漢]、シキ[呉]②シ[漢呉]
訓読: お・る

◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を"十"状に交差させて布を作る、またそのようにして作り上げた布、「機織(はたおり)」
◆幾つかのものを組み合わせて一つのものに作り上げる、幾つかのものが組み合わさって一つのものになる、「組織ソシキ」

◆幟(のぼり)、目印(めじるし)とする旗(はた)、同「幟」
𦃐繅缫𦃨
糸6+10=総画数16 U+260D0
音読: ソウ[漢呉]
◆繭(まゆ)から糸を引き出す、糸を繰(く)る、同「繰」
◆色鮮やかな模様、色とりどりの糸を使って織り上げた模様、また編み上げた模様、同「藻」
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「藻」 {服飾(冕冠)}
漢字林(非部首部別)
𦃖
糸6+10=総画数16 U+260D6
音読: タン[漢呉]
◆生え出たばかりのオギ(荻)の色、青味を帯びた薄い緑色、同「緂」
◆白地の布に色鮮やかな斑(まだら)模様を織り込んだ(また染めた)厚手の衣服
𦃙
糸6+10=総画数16 U+260D9
音読: ホク、ボク
◆黼フ(斧の形の模様)を縫い取った襟、同「襮」
𦃚素𦃃𦅪𦁘
糸6+10=総画数16 U+260DA
音読: ソ[漢]、ス[呉]
訓読: もと、もと・より、しろ
◆色を染める前の白い糸
◆白い、無地の
◆形は整えられているが、それ以上には手が加えられていない、本来の、元のままの、「素質ソシツ」
◆飾らない、飾り気のない、「質素シッソ」
◆何時もの通り、普段通り、「平素ヘイソ」
𦃛綌绤𦃁𢂲
糸6+10=総画数16 U+260DB
音読: ケキ[漢]、キャク[呉]
◆クズ(葛、マメ科クズ属の草)の茎の繊維を織(お)った目の粗い布、目の細かいものは「絺」 {クズ}
◆「絺綌チケキ」、葛布カップ(くずふ、くずぬの)製の衣服
𦃞緦缌𢇆𠅛𢆿
糸6+10=総画数16 U+260DE
音読: シ[漢呉]
◆朝服チョウフク(朝廷に出仕する際に着る服、礼服)に用いるような細い麻糸を用い、朝服よりも目を粗く織った麻布、朝服は経糸(たていと)十五升の布、「緦」はその半分の七升半「【禮記:雜記上】朝服十五升去其半而緦(…正義曰朝服精細全用十五升布爲之去其半而緦者緦麻於朝服十五升布之内抽去其半以七升半用爲緦麻服之喪服也…)(「升」は経糸数の単位、「升」参照)
◆「𦃞麻シマ」、関係が遠い(薄い)人の場合に着用する細い麻糸を用い目を粗く織った喪服の名、亡くなった人の近遠の順に「斬衰・斬縗ザンサイ」「齊衰・纃縗シサイ」「大功タイコウ」「小功ショウコウ」「緦麻」があり「五服ゴフク」と呼ばれる
𦃟系𢁴𦂞
糸6+10=総画数16 U+260DF
音読: ケイ[漢]、ゲ[呉]
◆切れている糸を(途切れているものを)繋(つな)ぐ、繋いで結び付ける、途切れないように継(つ)ぐ、同「繫」「係」
◆関わる、関わりを持つ、繋がりを持つ、同「係」
𦃠緇缁䊷䌶𥾒
糸6+10=総画数16 U+260E0
音読: シ[漢呉]
◆黒色、黒い、黒く染める
◆黒い糸、黒い布、黒い衣服
𦃣
糸6+10=総画数16 U+260E3
音読: キョウ[漢呉]
◆股下が二つに分かれたズボンjupon[仏]状の衣裳の紐また帶、同「𢄹」
𦃦索𡩡𥿟𣑇
糸6+10=総画数16 U+260E6
音読: サク[漢呉]、シャク[呉]
◆ものに繋(つな)ぐ(ものを繋ぐ)太い縄(なわ)や綱(つな)、またそのような用途・形状のもの(紐・弦・鎖・ケーブルcableなど)、同「䌇」
◆(手蔓てづるを頼りに)捜(さが)す、探(さが)し求める、「捜索ソウサク」「思索シサク」
◆規律を維持するための決まり、制度や規則、「縄で縛る・規制する」の意
◆(繋いであったものが)解(ほど)ける、繋がりが解(と)ける、繋がりを解く
◆「𦃦然サクゼン」◇涙がぽとぽとと流れ落ちるさま◇ばらばらと散るさま、散り散りになるさま◇散ってなくなるさま
𦃧
糸6+10=総画数16 U+260E7
音読: ヘキ、ヒャク
◆深い青色、緑がかった青色、同「碧」
𦃨繅缫𦃐
糸6+10=総画数16 U+260E8
音読: ソウ[漢呉]
◆繭(まゆ)から糸を引き出す、糸を繰(く)る、同「繰」
◆色鮮やかな模様、色とりどりの糸を使って織り上げた模様、また編み上げた模様、同「藻」
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「藻」 {服飾(冕冠)}
𦃪
糸6+10=総画数16 U+260EA
音読: 未詳
◆未詳「【新書:匈奴】尊翁{⿱亠上}重相室多其長吏衆門大夫皆謀士也必足之財且用吾人且用其尊觀其限窺其謀中外符節適𦃪拘也」「【中華字海:糸部:𦃪】同"鞲"」
𦃭
糸6+10=総画数16 U+260ED
訓読: しま
◆[日]黄表紙(きびょうし、絵入りの読物)の題名に用いられた字
𦃱
糸6+10=総画数16 U+260F1
音読: 未詳
◆未詳「【中華字海:糸部:𦃱】同"緈"」
𦃳
糸6+10=総画数16 U+260F3
音読: 未詳
◆未詳
注解:「纞」の異体字か?
𦃶
糸6+10=総画数16 U+260F6
音読: 未詳
◆未詳
𦃻
糸6+10=総画数16 U+260FB
音読: 未詳
◆未詳
𦄅
糸6+10=総画数16 U+26105
音読: 未詳
◆未詳
𦈔
糸3+10=総画数13 U+26214
音読: コツ[漢]、コチ[呉]
◆固(かた)く縛(しば)られてなかなか解(と)けない、囚(とら)われてそこから抜け出せない、「結縎ケツコツ」「【楚辭補注:卷一:哀郢】心鬱鬱之憂思兮(哀憤結縎慮煩冤也…)」
𦈖
糸3+10=総画数13 U+26216
音読: トウ[漢呉]
◆縄などを絡(から)める、絡め捕る
◆「𦇛𦈖ラツトウ」、衣服が綻(ほころ)びるさま
𦈗𦃄
糸3+10=総画数13 U+26217
音読: ヒ
◆蜀錦ショッキン(蜀で作られた美しい織物)の名「【揚子雲集(揚雄):蜀都賦】爾乃其人自造竒錦紌繏𦃄䋶縿緣盧中」
𦈙
糸3+10=総画数13 U+26219
音読: ショウ
◆布の経糸(たていと)の数の単位、1䌰=5絲(5本)「【西京雜記:第五】五絲為䌰倍䌰為升倍升為𥿮倍𥿮為紀倍紀為緵倍緵為襚」
◆未詳「【康熙字典:未集中:糸部:䌰】《六書故》尼輒切音攝絲接岐也」

糸6+11=総画数17 U+430C
音読: ショウ[漢呉]
◆衣服の縁(へり)を縫(ぬ)う、衣服の表地と裏地(の縁へり同士)を縫い合わせる、同「緁」
◆「緹䌌テイシュウ」、色鮮やかな衣服

糸6+11=総画数17 U+430E
音読: リャク[漢]、ラク[呉]
◆縫い合わせる、同「絽」

糸6+11=総画数17 U+4313
音読: ハ、バ、ハン、ボン
◆姓用字「【字彙:未集:糸部:䌓】蒲禾切婆姓也吏魏相傅司直䌓君○按此字疑繁字乏譌」
◆同「繁」

糸6+11=総画数17 U+4314
音読: オウ、ウ
◆麻を柔らかくするなどのために長く水などに漬ける、同「漚」「【康熙字典:未集中:糸部:䌔】《字彙補》䌔麻也○按卽漚字之譌」

糸6+11=総画数17 U+4315
音読: ビ[漢]、ミ[呉]
◆牛を操るための手綱、同「𥿫」
◆繋(つな)ぐ、繋ぎ止める
絛𠍞绦
糸6+11=総画数17 U+7E27
音読: トウ[漢呉]、ジョウ[慣]
◆糸や紐(ひも)を編んだ紐、組紐(くみひも)、同「縚」「幍」
◆断面が扁平ヘンペイになるように編んだ紐(ひも)、平組紐(ひらくみひも)、断面が丸くなるように編んだ丸組紐(まるくみひも)を「紃」
◆「縧虫ジョウチュウ」、サナダムシ(真田虫・条虫)、体内に寄生する条虫類の総称
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E29
音読: サイ
◆薄絹(うすぎぬ)、薄く軽い絹織物
◆「綷縩・𪓌縩・𢃒縩サイサイ・スイサイ」、五色(「さまざまな色」の意)に彩(いろど)られた(彩り豊かな)絹織物

糸6+11=総画数17 U+7E2A
音読: ヒツ[漢]、ヒチ[呉]
◆縫(ぬ)う、縫い付ける、縫い留(と)める「【儀禮:卷第十一:䘮服第十一】…冠纓纓條屬右縫冠六升外畢鍜而勿灰(…亦條屬右縫*1小功以下左縫外畢者冠前後屈而出縫於*2武也…)」「【儀禮:卷第十三:既夕禮第十三】…冠六升外縪纓條屬厭(縪謂縫著於*2武也外者外其餘也纓條屬者通屈一條繩爲*2武垂下爲纓屬之冠厭伏也)…」(「*1小功ショウコウ(祖父母などの喪の際に着用する喪服)」「*2武ブ(顎紐の顎にあたる部分の纓を指すようである)」、【永樂大典:卷之七千四百五十五:䘮】「䘮冠條屬右縫圖」参照)
◆縛(しば)る、しっかりと縛り束(たば)ねる
◆膝(ひざ)の下まで届く盛装用の革製の前垂れ(まえだれ)、同「韠」
𦈚𦇰𦄉
糸6+11=総画数17 U+7E2C
音読: シュク[漢]、スク[呉]
訓読: しじら
◆縮(ちぢ)む、皺(しわ)になる、同「縐」
◆縮羅(しじら)、皺(しぼ、しわ)のある絹織物、またその皺状の紋様

糸6+11=総画数17 U+7E2D
音読: リ[漢呉]
◆嫁入りの際に女性が腰帯から垂らす細長い布、婚家コンカに向けて家を出る時に親が心構えを諭(さと)しながら結んでやるという
◆紐(ひも)の先の房状の飾り、同「緌」
缩𦄲
糸6+11=総画数17 U+7E2E
音読: シュク[漢]、スク[呉]
訓読: ちぢ・む、ちぢ・まる、ちぢ・こまる、ちぢ・れる、ちぢ・み
◆縄を巻いてぎゅっと締め付ける、周りから締め付けて小さくする、「収縮シュウシュク」
◆酒の入った袋を周りから締め付けて小さくする、搾(しぼ)る
◆大きく広がっているものが元の形を維持したまま小さくなる(狭まる)、窄(すぼ)まる、その結果皺ができたり密度が高くなったりする、「萎縮イシュク(弱り小さくなる、衰え弱る)」
◆足りなくなる、不足する、「贏縮・盈縮エイシュク(あり余り或いは足りない、大きい或いは小さい、広がり或いは狭まる、伸縮)」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E2F
音読: エン[漢呉]、イン[漢呉]
◆人名用字「【漢書(前漢書):卷八十:宣元六王傳】…文王玄嗣二十六年薨子縯嗣(孟康曰縯音引師古曰音弋善反)王莽時絕…」「【後漢書:卷七:桓帝記第七】…司空韓縯為司徒…」「【後漢書:卷四十四:宗室四王三侯列傳第四】齊武王縯字伯升(縯引也音衍)」
◆未詳「【廣韻:上聲:獮第二十八:演:縯】長也」

糸6+11=総画数17 U+7E30
音読: シ
◆髪を包むようにして巻く細長い絹布
◆数多いさま
縦𦂵𥾞𦄚𥾺纵
糸6+11=総画数17 U+7E31
音読: ショウ[漢]、シュ[呉]、ジュウ[慣]
訓読: ほしいまま、たて、よ・しんば
◆放(はな)つ、解(と)き放つ、放免(ホウメン)する、放任ホウニンする
◆ほしいまま、(拘束から解き放たれて)思いのままにする、勝手気儘(きまま)にする、「放縦ホウジュウ」
◆(水平に対して)垂直の方向、(左右に対して)前後の方向、(東西に対して)南北の方向、水平・左右・東西の方向を「横」
◆よ・しんば、たとえ~であっても
筆順
缧纝𦅍
糸6+11=総画数17 U+7E32
音読: ルイ[漢呉]
◆絡(から)める
◆繋(つな)いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱(つな)・縄(なわ)、同「緤」「纍」
◆「縲紲・縲絏ルイセツ」◇罪人を縛(しば)る縄◇牢屋
筆順
䌸𦁆
糸6+11=総画数17 U+7E33
音読: テン[漢]、デン[呉]
◆鮮やかな白色、白く鮮やかな絹織物
◆巻いたものや丸く束ねたものを数える語

糸6+11=総画数17 U+7E34
音読: ケン[漢呉]
◆船などを牽(ひ)く荒縄(あらなわ)
𦆅缦
糸6+11=総画数17 U+7E35
音読: バン[漢]、マン[呉]
◆縫い取りや模様がない無地の布、同「𢿜」
◆緩(ゆる)い、ゆったりとした、ゆっくりとした、同「慢」
漢字林(非部首部別)
筆順
𦅬絷
糸6+11=総画数17 U+7E36
音読: チュウ
◆縄(なわ)や綱(つな)を絡(から)めて動かないようにする、またそのための縄や綱
◆繋(つな)ぎ止める

糸6+11=総画数17 U+7E37
音読: ロウ[漢]、ル[呉]
◆糸、縫糸(ぬいいと)
◆(糸のように)細く長い、長々と途切れなく続く、またそのようなもの、「縷縷ルル」
◆傷み綻(ほころ)んだ布また衣服、粗末な衣服、同「褸」
漢字林(非部首部別)
筆順
缥𦆝𦇳𦇐
糸6+11=総画数17 U+7E39
音読: ヒョウ[漢呉]
◆薄い青色、またその色の織物「【釋名:釋綵帛】縹猶漂漂淺青色也有碧縹有天縹有骨縹各以其色所象言之也」
◆ふわりと軽やかなさま、「縹縹ヒョウヒョウ」
◆[日]薄い藍色(あいいろ)、「縹色(はなだいろ)」
筆順
𦈐
糸6+11=総画数17 U+7E3A
音読: レン[漢呉]
訓読: もつ・れる
◆(糸や紐などが)絡(から)み合う、絡み合って解(と)けない
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E3B
音読: ビ[漢]、ミ[呉]
◆牛を操るための手綱、同「𥿫」
◆繋(つな)ぐ、繋ぎ止める
漢字林(非部首部別)
筆順
𦀢
糸6+11=総画数17 U+7E3C
音読: セン、ゼン
◆長い縄(なわ)、牛馬を長い縄で繋(つな)ぎ動き回らせる、同「𢳄」
緫𦀙縂总𥾜𠂳
糸6+11=総画数17 U+7E3D
音読: ソウ[漢]、ス[呉]
訓読: ふさ、す・べる、すべ・て
◆纏(まと)める、纏めて一つにする、同「総」「揔」「惣」
◆すべ・て、全て、皆(みな)、遍(あまね)く、同「総」「揔」「惣」
◆ふさ、長い糸や紐の一方を束ね、もう片方を垂らしたもの、束ねていない方を「房」、同「総」
◆「總角ソウカク(あげまき)」、髪を束ねて紐で結(ゆ)わえ角(つの)のように突き立てる(結わえた先が垂れない)結い方、多く男児の髪の結い方、同「総角」、同「𩮀」「𩭤」
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E3E
音読: セキ[漢]、シャク[呉]
訓読: う・む
◆う・む、麻や綿などの短い繊維や生糸を継(つ)ぎながら撚(よ)って糸にする
◆(細かいことを一つ一つ継ぎながら)積み重ねてきたことの結果、成果、同「勣」
◆優れた働き、功績
筆順
縿
糸6+11=総画数17 U+7E3F
音読: サン[漢]、セン[呉]
◆旌旗セイキの縁(ふち)の房状の飾り、また縁に房状の飾りが付いた旌旗、同「襂」「𩌰」
◆目の細かい絹布、同「縑」

糸6+11=総画数17 U+7E40
音読: サイ[漢呉]
◆糸車、糸繰車(いとくりぐるま)、紡(つむ)ぎ出した糸を撚(よ)って巻き取る道具、同「轣轆レキロク」「【方言:第五】繀車(蘇對反)趙魏之間謂之轣轆車東齊海岱之間謂之道軌」

糸6+11=総画数17 U+7E42
音読: リツ[漢]、リチ[呉]
◆棺を墓穴に下ろす時に使う荒縄
綳绷𦇜
糸6+11=総画数17 U+7E43
音読: ホウ[漢]、ヒョウ[呉]
◆紐や帯や布を解(ほど)けないようにしっかりと(ぴったりと)巻き付ける
◆小児を背負うための細長い帯、負い紐(おぶいひも)、同「䙖」「襁」
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E44
音読: エイ[漢]、アイ[呉]
◆戟(ゲキ、槍のような長い武器)の刀身を納(おさ)める袋(ふくろ)、鞘(さや)
◆赤黒い色の布
◆これ(是)、この、this
◆唯(ただ)、只(ただ)、ただ~だけ
缫𦃨𦃐
糸6+11=総画数17 U+7E45
音読: ソウ[漢呉]
◆繭(まゆ)から糸を引き出す、糸を繰(く)る、同「繰」
◆色鮮やかな模様、色とりどりの糸を使って織り上げた模様、また編み上げた模様、同「藻」
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「藻」 {服飾(冕冠)}
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E46
音読: ①ビュウ[漢]、ミュウ[呉]、ボウ[漢]、ム[呉]②リュウ[漢]、ル[呉]③ビュウ[漢]、ミュウ[呉]④ボク[漢]、モク[呉]

◆纏(まと)める、束ねる、同「纏」

◆纏わり付く、絡(から)み付く、同「纏

◆誤る、違(たが)う、間違う、同「謬」

◆穏やかなさま、静かなさま、同「穆」
◆居住まいを正し敬い謹む、同「穆」
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E47
音読: ①ヨウ[漢呉]②チュウ[漢]、ジュウ[呉]

◆道に従って行く、従って進むべき道、同「䌛」
◆人民に労役ロウエキを課す、同「𧪬」「徭」「傜」
◆草木が盛んに生い茂る、同「蘨」

◆占いの結果が意味するところを読み解く、また解説する、またその解釈・解説、同「𦅸」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E48
音読: キョウ[漢]、コウ[呉]
◆穴あき銭(あなあきせん、中央に穴のあいた銭)の穴に通して結わえるための紐、一定の額の穴あき銭に紐を通し結わえたものを「鏹」という
◆小児を背負うための細長い帯、負い紐(おぶいひも)、同「襁」

糸6+11=総画数17 U+7E49
音読: コン、ゴン
◆縫(ぬ)う、縫い合わせる
纎纖纤
糸6+11=総画数17 U+7E4A
音読: セン[漢呉]
◆細(ほそ)い、細(こま)かい、小さい
◆細い絹糸で織った薄い布
◆金銭や損得に細かい
◆10の-7乗 {数字}
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E4B
音読: ケイ[漢]、ケ、ゲ[呉]
訓読: つな・ぐ、かか・る
◆切れている糸を(途切れているものを)結んで離れないようにする、結び付ける、同「系」
◆掛(か)かる、ぶら下がる
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E4C
音読: 未詳
◆未詳「【中華字海:補遺:糸部:繌】同"緵"」

糸6+11=総画数17 U+7E4D
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
◆布に色糸を使って絵や模様を描(えが)く、縫(ぬ)い取る、またその絵や模様、同「綉」
筆順

糸6+11=総画数17 U+7E64
音読: サン[漢呉]
◆赤色の平打紐(ひらうちひも、平たい組紐)
◆(同種の文書や記録などを)集める、また集め整理し一つに纏める、「編纂ヘンサン」、同「篹」「撰」
縹𦆝𦇳𦇐
糸3+11=総画数14 U+7F25
音読: ヒョウ[漢呉]
◆薄い青色、またその色の織物「【釋名:釋綵帛】縹猶漂漂淺青色也有碧縹有天縹有骨縹各以其色所象言之也」
◆ふわりと軽やかなさま、「縹縹ヒョウヒョウ」
◆[日]薄い藍色(あいいろ)、「縹色(はなだいろ)」
縵𦆅
糸3+11=総画数14 U+7F26
音読: バン[漢]、マン[呉]
◆縫い取りや模様がない無地の布、同「𢿜」
◆緩(ゆる)い、ゆったりとした、ゆっくりとした、同「慢」
縲纝𦅍
糸3+11=総画数14 U+7F27
音読: ルイ[漢呉]
◆絡(から)める
◆繋(つな)いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱(つな)・縄(なわ)、同「緤」「纍」
◆「缧绁、缧絏ルイセツ」◇罪人を縛(しば)る縄◇牢屋
纓䋝
糸3+11=総画数14 U+7F28
音読: エイ[漢]、ヨウ[呉]
◆冠の顎紐(あごひも)、冠の両側から垂らし顎の下で結ぶ {服飾(冕冠)}
◆許嫁(いいなずけ)の印として女性が身に着ける飾り紐
◆房状の飾り紐
◆「缨絡エイラク・ヨウラク」◇美しい珠シュ(たま)を連ねた首飾り、同「瓔絡」◇世俗の柵(しがらみ)、柵のようになかなか通り抜けられない世俗との関わり
◆[日]冠の後ろ付ける尾状の飾り、立纓リュウエイ(ぴんと立てたもの)や垂纓スイエイ(途中から下に垂れるもの)などがある
縮𦄲
糸3+11=総画数14 U+7F29
音読: シュク[漢]、スク[呉]
訓読: ちぢ・む、ちぢ・まる、ちぢ・こまる、ちぢ・れる、ちぢ・み
◆縄を巻いてぎゅっと締め付ける、周りから締め付けて小さくする、「収縮シュウシュク」
◆酒の入った袋を周りから締め付けて小さくする、搾(しぼ)る
◆大きく広がっているものが元の形を維持したまま小さくなる(狭まる)、窄(すぼ)まる、その結果皺ができたり密度が高くなったりする、「萎縮イシュク(弱り小さくなる、衰え弱る)」
◆足りなくなる、不足する、「贏縮・盈縮エイシュク(あり余り或いは足りない、大きい或いは小さい、広がり或いは狭まる、伸縮)」

糸3+11=総画数14 U+7F2A
音読: ①ビュウ[漢]、ミュウ[呉]、ボウ[漢]、ム[呉]②リュウ[漢]、ル[呉]③ビュウ[漢]、ミュウ[呉]④ボク[漢]、モク[呉]

◆纏(まと)める、束ねる、同「纏」

◆纏わり付く、絡(から)み付く、同「纏

◆誤る、違(たが)う、間違う、同「謬」

◆穏やかなさま、静かなさま、同「穆」
◆居住まいを正し敬い謹む、同「穆」
繅𦃨𦃐
糸3+11=総画数14 U+7F2B
音読: ソウ[漢呉]
◆繭(まゆ)から糸を引き出す、糸を繰(く)る、同「繰」
◆色鮮やかな模様、色とりどりの糸を使って織り上げた模様、また編み上げた模様、同「藻」
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「藻」 {服飾(冕冠)}
繁䋣
糸6+11=総画数17 U+FA59
音読: ハン[漢]、ボン[呉]
訓読: しげ・る
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「緐」「𥿋」
◆数や回数が多いさま、夥(おびただ)しいさま
◆盛んなさま、勢いや活力があるさま、「繁華ハンカ(◇花が咲き乱れるさま◇賑にぎやかなさま)」
漢字林(非部首部別)
𢑲彑部
𦃏
糸6+11=総画数17 U+260CF
音読: サツ、サチ
◆衣服が破れる、綻(ほころ)びる、同「襰𧜁・𢅭𢄌ライサイ」「𦇛䌈ラツトウ」
𦃤
糸6+11=総画数17 U+260E4
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𦃤】名伏切音木繩也〇字彙作䋷」
𦃬
糸6+11=総画数17 U+260EC
音読: 未詳
◆未詳「【中華字海:糸部:𦃬】同"絛"」
𦄉縬𦈚𦇰
糸6+11=総画数17 U+26109
音読: シュク[漢]、スク[呉]
訓読: しじら
◆縮(ちぢ)む、皺(しわ)になる、同「縐」
◆縮羅(しじら)、皺(しぼ、しわ)のある絹織物、またその皺状の紋様
𦄊䋯䋜
糸6+11=総画数17 U+2610A
音読: ケイ、ケ
◆戟ゲキ(槍状の武器)の刃に被(かぶ)せる布製の鞘(さや)、また鞘を被せた儀仗用の戟、同「綮」「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:{唘-口+糸}䋯】二或作䋜正康禮反戟也一曰戟衣」 {武器(刀剣槍)}
𦄌
糸6+11=総画数17 U+2610C
音読: ニョウ
◆糸か解(ほつ)れ絡まる
𦄍𦆌
糸6+11=総画数17 U+2610D
音読: ソウ[漢]、ショウ[呉]
◆履物などを二つ一組にして縛(しば)る「【說文解字注:糸部:緉】方言緉𦄍絞也關之東西或謂之𦄍絞通語也」
𦄎繓𦈛
糸6+11=総画数17 U+2610E
音読: サツ[漢]、サチ[呉]
◆結(ゆ)わえる
◆織物の名、未詳「【舊五代史:太祖紀六】又進南蠻通好金器六物、銀器十二并乾陁綾花繓棖越𣭻等雜織奇巧者各三十件」
◆腕が曲がって伸びない病気、未詳「【戰國策:卷七:秦五】匕首當死武安君曰繓病鉤身大臂短不能及地(繓李牧名)」
◆未詳「【類篇:糸部:繓】宗括切結也一曰縫餘」
𦄐
糸6+11=総画数17 U+26110
音読: コン
◆束ねる、束ね縛(しば)る、同「稛」
漢字林(非部首部別)
𦄑𦇀
糸6+11=総画数17 U+26111
音読: セイ[漢]、サイ[呉]
◆細い糸で織(お)った布、古く蜀ショク国(現四川省を中心とした地)などで織られた麻布(蜀布ショクフと呼ばれた)などが代表的ものという
𦄒
糸6+11=総画数17 U+26112
音読: ヘン[漢呉]
◆衣服の裾(すそ)を掴(つま)んで持ち上げる、たくし上げる、同「緶」
𦄔
糸6+11=総画数17 U+26114
音読: テツ
◆結(むす)ぶ
𦄕𦀘
糸6+11=総画数17 U+26115
音読: ヘイ[漢]、ハイ[呉]
◆衣服や布の縁(へり)が解(ほつ)れる、綻(ほころ)ぶ、同「紕」
◆乱れる、間違える、同「紕」
𦄖終终𣈩𣊜𣉉𣊂𤽬𤽫𤽘𦤒𢒣𡦿𢍐𠂂𠔾
糸6+11=総画数17 U+26116
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
訓読: お・わる、お・える、つい・に、しま・う、しま・い
◆途切れずに続いているものの後方の部分、始まりの部分は「始」
◆続いていたものが尽きる、これから先はないところにまで到(いた)る
◆最後に、ついに、しまいに、とうとう
◆(高貴な)人の死、同「𣧩」、一般の人は「死」
𦄗繚𦆖缭
糸6+11=総画数17 U+26117
音読: リョウ[漢呉]
◆纏(まと)わり付く、絡(から)み付く
◆絡み合う、入り乱れる、同「撩」
𦄘
糸6+11=総画数17 U+26118
音読: チ、ジ
◆牛の鼻輪(はなわ)に繋(つな)ぐ縄(なわ)や紐(ひも)、同「紖」「【惠氏春秋說(春秋說):卷一:哀公】…周禮封人飾牛牲而設福于角設衡于鼻又以絼牽牲入廟…」
𦄙縒𦇈𦆧
糸6+11=総画数17 U+26119
音読: ①シ[漢呉]②サク[漢呉]
訓読: よ・る

◆布の糸が不揃いなさま「【類篇:糸部:縒】說文參縒也謂絲亂皃」

◆複雑に入り交(まじ)る、きちんと揃っていない、同「錯」
◆[日]よ・る、撚(よ)る、両掌(てのひら)で二本の糸や紐などを挟み左右の掌を逆方向に擦(こす)る、同「搓」
𦄚縱縦𦂵𥾞𥾺纵
糸6+11=総画数17 U+2611A
音読: ショウ[漢]、シュ[呉]、ジュウ[慣]
訓読: ほしいまま、たて、よ・しんば
◆放(はな)つ、解(と)き放つ、放免(ホウメン)する、放任ホウニンする
◆ほしいまま、(拘束から解き放たれて)思いのままにする、勝手気儘(きまま)にする、「放縦ホウジュウ」
◆(水平に対して)垂直の方向、(左右に対して)前後の方向、(東西に対して)南北の方向、水平・左右・東西の方向を「横」
◆よ・しんば、たとえ~であっても
𦄛
糸6+11=総画数17 U+2611B
音読: 未詳
◆未詳「【康熙字典:未集中:糸部:𦄛】《字彙補》同緇○按字形當卽𦃓字之譌字彙補同緇非是」
𦄱緶缏
糸6+11=総画数17 U+26131
音読: ヘン[漢]、ベン[呉]
◆衣服を縫(ぬ)う
◆麻(あさ)や藁(わら)などを交差させるように平(ひら)たく編(あ)んだ紐(ひも)
◆衣服の裾(すそ)を掴(つま)んで持ち上げる、たくし上げる、同「𦄒」
𦄲縮缩
糸6+11=総画数17 U+26132
音読: シュク[漢]、スク[呉]
訓読: ちぢ・む、ちぢ・まる、ちぢ・こまる、ちぢ・れる、ちぢ・み
◆縄を巻いてぎゅっと締め付ける、周りから締め付けて小さくする、「収縮シュウシュク」
◆酒の入った袋を周りから締め付けて小さくする、搾(しぼ)る
◆大きく広がっているものが元の形を維持したまま小さくなる(狭まる)、窄(すぼ)まる、その結果皺ができたり密度が高くなったりする、「萎縮イシュク(弱り小さくなる、衰え弱る)」
◆足りなくなる、不足する、「贏縮・盈縮エイシュク(あり余り或いは足りない、大きい或いは小さい、広がり或いは狭まる、伸縮)」
𦄳彝彞彛彜𢍵𦇚𢑴𢑱𢑲𦆩𢇏𧤋𢁔
糸6+11=総画数17 U+26133
音読: イ[漢呉]
◆宗廟ソウビョウ(先祖を祀る建物)で使用する器の総称、「彝器イキ」 {食器(酒器 樽・卮・彝)}
◆常(つね)、どんな場合でも(何処でも、何時でも)変わることがない
◆「彝族イゾク」、中国西南部(主に四川省・雲南省・貴州省など)に居住する少数民族
𦅷𦇃
糸6+11=総画数17 U+26177
音読: チョ
◆「緼𦅷ウンチョ」、未詳「【文選:卷第六十:行狀】華衮與緼𦅷(張呂)同歸山藻與蓬茨俱逸」「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:𦅷】俗知呂反正{⿰礻者}𦅷反也」「【字彙補:未集:糸部:𦇃】與𦅷同白𦇃布也」「【正字通:未集中:糸部:𦅷】同紵文選齊竟陵王行狀云華衮與緼𦅷同歸从紵為正」「【康熙字典:未集中:糸部:𦅷】《篇海》𦅷亦作紵綿絮裝衣…」(綿入れのような防寒用の上着か?)
𦈚縬𦇰𦄉
糸3+11=総画数14 U+2621A
音読: シュク[漢]、スク[呉]
訓読: しじら
◆縮(ちぢ)む、皺(しわ)になる、同「縐」
◆縮羅(しじら)、皺(しぼ、しわ)のある絹織物、またその皺状の紋様

糸6+12=総画数18 U+4311
音読: ケン[漢呉]
◆きつく縒(よ)り合わせる、堅く引き締める、同「緊」

糸6+12=総画数18 U+4316
音読: シュウ[漢呉]、ショウ[漢]、ジョウ[呉]
◆寄せ集める、寄り合わさる

糸6+12=総画数18 U+4317
音読: フ[漢呉]
◆繭(まゆ)から糸を引き出した後に残ったもの、同「𦆞」「【集韻:卷七:去聲上:遇第十:𦆞】繅絲餘也」
◆糸
◆古くなった綿を打ち直す、同「䋨」
𧪬𦅹
糸6+12=総画数18 U+431B
音読: ヨウ[漢呉]
◆道に従う、また従って行く、従って進むべき道、同「繇」「【玉篇:卷二十七:系部第四百二十六:䌛】與招切用也隨也過也又以周切」
◆人民に労役ロウエキを課す、徭役ヨウエキ(人民に課す労役)、同「徭」「繇」
漢字林(非部首部別)

糸6+12=総画数18 U+7E4E
音読: ゼン[漢]、ネン[呉]
◆深紅
◆糸や紐が縺れる
𦈝
糸6+12=総画数18 U+7E4F
音読: セン[漢呉]
◆㯂タイ(カイコ蚕を飼うための竹籠を置く台の横木)に蚕箔・蚕薄サンパク(カイコ蚕を飼うための竹籠)を懸(か)けるための紐(ひも)・縄(なわ)、同「𦇗」「䌞」「【方言:第五】槌(縣蠶薄柱也度畏反)…所以縣㯂關西謂之䌞(力冉反)東齊海岱之間謂之繏(相卞反)宋魏陳楚江淮之間謂之繯(擐甲)或謂之環(檈)」「【廣韻:上聲:琰第五十:斂:䌞】懸蠶簿也」
◆蜀錦ショッキン(蜀ショクで作られる美しい織物)の名「【揚子雲集(揚雄):蜀都賦】爾乃其人自造竒錦紌繏𦃄䋶縿緣盧中」(「蜀」は現成都市を中心に盛衰はあるが221年~965年に存在した国の名)

糸6+12=総画数18 U+7E50
音読: ケイ[漢]、エ[呉]、セイ[漢]、サイ[呉]
◆細い糸で目を粗(あら)く織(お)った軽く通気性の良い麻布、小功ショウコウ(祖父母などが亡くなった際に着用する喪服)」に使われるという
𦃣
糸6+12=総画数18 U+7E51
音読: キョウ[漢呉]
◆股下が二つに分かれたズボンjupon[仏]状の衣裳の紐また帶、同「𢄹」
缯𦀓
糸6+12=総画数18 U+7E52
音読: ソウ、ショウ、ゾウ
◆(厚手の)絹布、また絹織物「【本草綱目:服器之一:帛】時珍曰素絲所織長狹如巾故字從白巾厚者曰繒…」
筆順
𦈛𦄎
糸6+12=総画数18 U+7E53
音読: サツ[漢]、サチ[呉]
◆結(ゆ)わえる
◆織物の名、未詳「【舊五代史:太祖紀六】又進南蠻通好金器六物、銀器十二并乾陁綾花繓棖越𣭻等雜織奇巧者各三十件」
◆腕が曲がって伸びない病気、未詳「【戰國策:卷七:秦五】匕首當死武安君曰繓病鉤身大臂短不能及地(繓李牧名)」
◆未詳「【類篇:糸部:繓】宗括切結也一曰縫餘」
𦃎𦀗綕𥿗织𦁓𦁋
糸6+12=総画数18 U+7E54
音読: ①ショク[漢]、シキ[呉]②シ[漢呉]
訓読: お・る

◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を"十"状に交差させて布を作る、またそのようにして作り上げた布、「機織(はたおり)」
◆幾つかのものを組み合わせて一つのものに作り上げる、幾つかのものが組み合わさって一つのものになる、「組織ソシキ」

◆幟(のぼり)、目印(めじるし)とする旗(はた)、同「幟」
漢字林(非部首部別)
筆順
𦆇𦆶缮
糸6+12=総画数18 U+7E55
音読: セン[漢]、ゼン[呉]
訓読: つくろ・う
◆衣服の綻(ほころ)びなどを元通りにする、補修する、同「敾」
◆間違いや欠けたところなどを補い修正しながら書き写す、同「𧭽」
筆順
𦇕𢄻
糸6+12=総画数18 U+7E56
音読: サン[漢呉]
◆雨や日差しを避けるための傘、綾絹(あやぎぬ)を張った傘、同「傘」
筆順

糸6+12=総画数18 U+7E57
音読: リン[漢呉]
◆受け継ぐ
𦇹𦈇
糸6+12=総画数18 U+7E58
音読: イツ[漢]、イチ[呉]
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「綆」

糸6+12=総画数18 U+7E59
音読: ハン[漢]、ホン[呉]
訓読: ひもと・く
◆書物を頁(ページpage)を捲(めく)って読む
◆翻訳ホンヤクする
筆順
𦆖𦄗缭
糸6+12=総画数18 U+7E5A
音読: リョウ[漢呉]
◆纏(まと)わり付く、絡(から)み付く
◆絡み合う、入り乱れる、同「撩」
筆順
綽绰𦅕𦈀
糸6+12=総画数18 U+7E5B
音読: シャク[漢呉]
◆ゆったりとしたさま、ゆとりがあるさま

糸6+12=総画数18 U+7E5C
音読: ソン[漢呉]
◆女性用の衣類、「布母繜フモソン」、下半身に穿(は)く単衣(ひとえ)の衣類でやや短めのものという「【急就篇:卷二】襌衣蔽膝布母繜(…)襌衣似深衣而褒大亦以其無裏故呼為襌衣蔽膝者於衣裳上著之以蔽前也一名韍又曰韠亦謂之幨…(…黄氏曰江東謂鷦鷯為布母布母繜小衣也猶*犢鼻耳)(「*犢鼻」は「犢襣褌トクビコン」で、下半身に穿(は)く肌着で股引(ももひき)の類)

糸6+12=総画数18 U+7E5D
音読: カン、ケン
◆錦(にしき、美しい模様が織り込まれた織物)の模様
◆[日]「繧繝・暈繝うんげん」、同系色の色を濃い色から淡い色へ、淡い色から濃い色へ、繰り返し並べて濃淡の境目を暈(ぼか)した模様、そのような模様の織物
筆順

糸6+12=総画数18 U+7E5E
音読: ジョウ[漢]、ニョウ[呉]
◆纏(まと)わり付く、巻き付く
◆ぐるりと回る、周りを回る、「繞遠ジョウエン(回り道する)」、同「遶」
◆遠回りをする、迂回する、同「遶」
筆順
𦈎
糸6+12=総画数18 U+7E5F
音読: タン[漢]、ダン[呉]、セン[漢呉]
◆(帶が)ゆったりとしているさま、「繟然タンゼン」

糸6+12=総画数18 U+7E60
音読: ズイ[漢]、ヌイ[呉]
◆垂れ下がるさま、佩ハイ(身に着ける飾り、装身具)が垂れ下がるさま、同「橤」
漢字林(非部首部別)
𦇣缋
糸6+12=総画数18 U+7E62
音読: カイ[漢]、エ[呉]
◆模様を描(えが)くまた縫(ぬ)い取る、またその絵柄、またその人
◆織物の最初と最後の経糸(たていと)だけで緯糸(よこいと)がない部分、房飾りなどとしても利用するという、織餘キヨ、同「𦆠」「【說文解字注:糸部:𦇣】織餘也(此亦兼布帛言之也上文機縷爲機頭此織餘爲機尾。繢之言遺也。故訓爲織餘。織餘、今亦呼爲機頭。可用系物及飾物。急就篇絛繢總爲一類。是也…)」

糸6+12=総画数18 U+7E63
音読: カイ[漢]、ガ、エ[呉]
◆牛馬などを繋(つな)ぐ紐(ひも)
◆互いが食い違う、「緯繣イカイ」

糸6+12=総画数18 U+7E65
音読: キ
◆笑う、喜び顔を綻(ほころ)ばせる、楽しむ

糸6+12=総画数18 U+7E66
音読: キョウ[漢]、コウ[呉]
◆穴あき銭(あなあきせん、中央に穴のあいた銭)の穴に通して結わえるための紐、一定の額の穴あき銭に紐を通し結わえたものを「鏹」という
◆小児を背負うための細長い帯、負い紐(おぶいひも)、同「襁」
筆順

糸6+12=総画数18 U+7E67
訓読: うん
◆[日]「繧繝・暈繝うんげん」、同系色の色を濃い色から淡い色へ、淡い色から濃い色へ、繰り返し並べて濃淡の境目を暈(ぼか)した模様、そのような模様の織物
筆順

糸6+12=総画数18 U+7E68
音読: タツ[漢]、ダチ、タチ[呉]
◆紐や縄の結び目のような塊

糸6+12=総画数18 U+7E6D
音読: ケン[漢呉]
訓読: まゆ
◆蚕の蛹(さなぎ)を包み保護しているもの
◆たこ(胼胝ヘンチ)、摩擦マサツや刺激シゲキが繰り返されて皮膚が硬(かた)くなったもの、「繭疤ケンハ」「老繭ロウケン」、同「𥀹」「𦢣」「𨇿」「趼」
◆簡「茧」
漢字林(非部首部別)
筆順
𦂁
糸6+12=総画数18 U+7E78
音読: スイ[漢]、ズイ[呉]
◆佩玉ハイギョクなどに通す組紐
◆遺体を覆う衣服

糸3+12=総画数15 U+7F2C
音読: ケツ[漢]、ゲチ[呉]、ケチ[慣]
◆布に模様を染める技法の一つ、絞り染め、「纐纈・絞纈コウケツ・コウケチ(布の所々を糸で縛り、縛っていないところだけを染める技法)」「蜡纈・蝋纈・﨟纈ロウケツ・ロウケチ(布に蠟で模様を描いて染料に浸し、蠟が付いていないところだけを染める技法)」「夾纈キョウケツ・キョウケチ(模様を彫り込んだ二枚の板を強く重ね合わせ、彫り込んだところだけを染める技法)」
◆斑点ハンテンのような模様
◆「缬草ケツソウ」、カノコソウ(鹿子草)、スイカズラ科カノコソウ属の草 {カノコソウ}
繚𦆖𦄗
糸3+12=総画数15 U+7F2D
音読: リョウ[漢呉]
◆纏(まと)わり付く、絡(から)み付く
◆絡み合う、入り乱れる、同「撩」
繕𦆇𦆶
糸3+12=総画数15 U+7F2E
音読: セン[漢]、ゼン[呉]
訓読: つくろ・う
◆衣服の綻(ほころ)びなどを元通りにする、補修する、同「敾」
◆間違いや欠けたところなどを補い修正しながら書き写す、同「𧭽」
繒𦀓
糸3+12=総画数15 U+7F2F
音読: ソウ、ショウ、ゾウ
◆(厚手の)絹布、また絹織物「【本草綱目:服器之一:帛】時珍曰素絲所織長狹如巾故字從白巾厚者曰繒…」
𦄼𦅓𦅨
糸6+12=総画数18 U+2613C
音読: シュウ、ショウ[漢]、ス、シュ[呉]
◆(馬などの)前両足を絡(から)める、またその紐、同「綇」
𦄾
糸6+12=総画数18 U+2613E
音読: ホク[漢呉]
◆深衣シンイ(上下が一体で体の前で重ね合わせるように着る衣裳)の腰から下のスカートskirt状の部分、下裳(したも)、同「襆」「【爾雅注疏:釋器】裳削幅謂之纀(…《疏》…裳削殺其幅者名纀謂深衣之裳也…)」「【禮記注疏(禮記正義):卷五十八:三年問】…制十有二幅以應十有二月注○陳櫟曰深衣之裳以布六幅斜裁為十二幅三分之一皆在上三分之二皆在下要狹齊濶要不用襞積而旁有斜裁之殺縫」(布幅二尺二寸の六枚の布を、それぞれ上三分の一のところから縦に下三分の二のところまで斜めに"[/]"状に裁断して十二枚を作り、短辺同士・長辺同士をそれぞれ揃えて並べ、はみ出したところを切り落として縫い合わせる、これで裾が広がるスカート状になる)
𦄿
糸6+12=総画数18 U+2613F
音読: ボク[漢]、モク[呉]
◆二本また三本の紐を撚り合わせた紐、紐や縄の類
𦅀
糸6+12=総画数18 U+26140
音読: シン[漢]、ジン[呉]
◆次(つ)いで、続いて、~に引き続いて、同「尋」
𦅁
糸6+12=総画数18 U+26141
音読: タ[漢]、チャ[呉]
◆糸が縺(もつ)れる、絡(から)み合う、同「𥿃」
𦅃
糸6+12=総画数18 U+26143
音読: ショウ[漢呉]
◆晒(さら)して白くする前のアサ(麻)、生麻(きあさ)
𦅅
糸6+12=総画数18 U+26145
音読: チョウ[漢]、ジュウ[呉]
◆重なる、積み重なる、何層にも繰り返す、同「重」
◆未詳「【廣韻:去聲:用第三:重:緟】繒縷」
𦅇
糸6+12=総画数18 U+26147
音読: ソウ[漢呉]
◆浅黄(あさぎ)色、またそのような色の布、同「緗」
𦅈
糸6+12=総画数18 U+26148
音読: ホウ
◆結ぶ
𦅌縢𦪝𦂙
糸6+12=総画数18 U+2614C
音読: トウ[漢]、ドウ[呉]
訓読: かが・る
◆縄(なわ)や紐(ひも)など、またそれで縛(しば)る
◆脚絆キャハン、小腿ショウタイ(膝から足首までの部分)に巻く帯状の布
◆[日]かが・る、布の端を巻き込むように螺旋状ラセンジョウに縫う
𦅍縲缧纝
糸6+12=総画数18 U+2614D
音読: ルイ[漢呉]
◆絡(から)める
◆繋(つな)いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱(つな)・縄(なわ)、同「緤」「纍」
◆「𦅍紲・𦅍絏ルイセツ」◇罪人を縛(しば)る縄◇牢屋
𦅎繻𦅏𦈡
糸6+12=総画数18 U+2614E
音読: シュ[漢]、ス[呉]、ジュ[漢]、ニュウ[呉]
◆目の細かい薄絹、同「襦」
◆色糸で美しく織られた(厚手の)絹織物
◆布を裂いた割符
𦅏繻𦅎𦈡
糸6+12=総画数18 U+2614F
音読: シュ[漢]、ス[呉]、ジュ[漢]、ニュウ[呉]
◆目の細かい薄絹、同「襦」
◆色糸で美しく織られた(厚手の)絹織物
◆布を裂いた割符
𦅐
糸6+12=総画数18 U+26150
音読: ケイ[漢]、キョウ[呉]
◆草名、繊維を布にするカラムシ(苧、イラクサ科カラムシ属の草)に似た草
◆麻製の裏地の付いていない単(ひとえ)の衣服
𦅑
糸6+12=総画数18 U+26151
音読: シュン[漢]、ジュン[呉]
◆(衣服を)縫う、同「䋸」
𦅒
糸6+12=総画数18 U+26152
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𦅒】與繅音義同」
注解:「叅」は多く「參」の異体であり、「巢」の異体とするものは確認できなかった、「縿(U+7E3F)」は存在する
𦅓𦄼𦅨
糸6+12=総画数18 U+26153
音読: シュウ、ショウ[漢]、ス、シュ[呉]
◆(馬などの)前両足を絡(から)める、またその紐、同「綇」
𦅕綽绰繛𦈀
糸6+12=総画数18 U+26155
音読: シャク[漢呉]
◆ゆったりとしたさま、ゆとりがあるさま
𦅜
糸6+12=総画数18 U+2615C
音読: 未詳
◆未詳
𦅦
糸6+12=総画数18 U+26166
音読: セン
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𦅦】子念切音僭出釋典弘明集」「【漢語大字典:糸部:𦅦】"僣"的讹字」「【中華字海:糸部:𦅦】同"僣"」
𦅧
糸6+12=総画数18 U+26167
音読: チ
◆縫(ぬ)う、衣服を縫う、同「𧝉」「𧛢」「【中華字海:糸部:𦅧】同"𧝉"」「【中文大辭典:糸部:𦅧】與𧛢同《集韻》𦅧說文袟衣也或作𧛢」(「【集韻:卷五:上聲上:旨第五:𧝉𦁥𧛢】說文紩衣也或作𦁥𧛢」は「𦅧」ではなく「𧝉」、また「袟衣」ではなく「紩衣」)
𦅨𦄼𦅓
糸6+12=総画数18 U+26168
音読: シュウ、ショウ[漢]、ス、シュ[呉]
◆(馬などの)前両足を絡(から)める、またその紐、同「綇」
𦅪素𦃃𦃚𦁘
糸6+12=総画数18 U+2616A
音読: ソ[漢]、ス[呉]
訓読: もと、もと・より、しろ
◆色を染める前の白い糸
◆白い、無地の
◆形は整えられているが、それ以上には手が加えられていない、本来の、元のままの、「素質ソシツ」
◆飾らない、飾り気のない、「質素シッソ」
◆何時もの通り、普段通り、「平素ヘイソ」
𦅫
糸6+12=総画数18 U+2616B
音読: 未詳
◆未詳「【漢語大字典:糸部:𦅫】同"紷"」
◆「𦅫鎛(音未詳)」、別名を「齊侯鏄セイコウハク」とされ、春秋時代(前770年~前5世紀)の楽器の名というが未詳
𦅬縶絷
糸6+12=総画数18 U+2616C
音読: チュウ
◆縄(なわ)や綱(つな)を絡(から)めて動かないようにする、またそのための縄や綱
◆繋(つな)ぎ止める
𦅳𥿋𦃍
糸6+12=総画数18 U+26173
音読: ハン[漢]、ボン[呉]
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「繁」「緐」
𦈛繓𦄎
糸3+12=総画数15 U+2621B
音読: サツ[漢]、サチ[呉]
◆結(ゆ)わえる
◆織物の名、未詳「【舊五代史:太祖紀六】又進南蠻通好金器六物、銀器十二并乾陁綾花繓棖越𣭻等雜織奇巧者各三十件」
◆腕が曲がって伸びない病気、未詳「【戰國策:卷七:秦五】匕首當死武安君曰繓病鉤身大臂短不能及地(繓李牧名)」
◆未詳「【類篇:糸部:繓】宗括切結也一曰縫餘」
𦈝
糸3+12=総画数15 U+2621D
音読: セン[漢呉]
◆㯂タイ(カイコ蚕を飼うための竹籠を置く台の横木)に蚕箔・蚕薄サンパク(カイコ蚕を飼うための竹籠)を懸(か)けるための紐(ひも)・縄(なわ)、同「𦇗」「䌞」「【方言:第五】槌(縣蠶薄柱也度畏反)…所以縣㯂關西謂之䌞(力冉反)東齊海岱之間謂之繏(相卞反)宋魏陳楚江淮之間謂之繯(擐甲)或謂之環(檈)」「【廣韻:上聲:琰第五十:斂:䌞】懸蠶簿也」
◆蜀錦ショッキン(蜀ショクで作られる美しい織物)の名「【揚子雲集(揚雄):蜀都賦】爾乃其人自造竒錦紌繏𦃄䋶縿緣盧中」(「蜀」は現成都市を中心に盛衰はあるが221年~965年に存在した国の名)

糸6+13=総画数19 U+431C
音読: ジョウ[漢]、ニョウ[呉]
◆(綻びを)縫い合わせる
◆綻びを繕う
◆縛る、結わく
𦈟
糸6+13=総画数19 U+431D
音読: キン[漢]、コン[呉]
◆紺コン色、やや赤味がかった深い青色、また紺色の糸

糸6+13=総画数19 U+431E
音読: レン[漢呉]
◆㯂タイ(カイコ蚕を飼うための竹籠を置く台の横木)に蚕箔・蚕薄サンパク(カイコ蚕を飼うための竹籠)を懸(か)けるための紐(ひも)・縄(なわ)、同「繏」「【方言:第五】槌(縣蠶薄柱也度畏反)…所以縣㯂關西謂之䌞(力冉反)東齊海岱之間謂之繏(相卞反)宋魏陳楚江淮之間謂之繯(擐甲)或謂之環(檈)」「【廣韻:上聲:琰第五十:斂:䌞】懸蠶簿也」
𦈞
糸6+13=総画数19 U+431F
音読: ヘキ[漢]、ヒャク[呉]
◆帯状に織(お)った紐(ひも)
𣤭𦆃
糸6+13=総画数19 U+4320
音読: カン[漢]、ケン[呉]
◆堅(かた)く口を閉ざす、言葉を慎む「【說文解字注:欠部:𣤭】堅持意(堅各本作監今依篇韵正从緘者三緘其口之意)口閉也(「三緘」は「三重に封をする、堅く封ずる」)
◆出し惜しみする「【廣韻:下平聲:咸第二十六:緘:䌠】慳悋又堅持意口閉也」
言部

糸6+13=総画数19 U+7E61
音読: シュウ[漢]、シュ[呉]
◆布に色糸を使って絵や模様を描(えが)く、縫(ぬ)い取る、またその絵や模様、同「綉」
縄䋲绳
糸6+13=総画数19 U+7E69
音読: ショウ[漢]、ジョウ[呉]
訓読: なわ
◆何本かの藁(わら)・糸・紐(ひも)などを捩(ねじ)りながら長くしたもの、ロープrope、一般には「紐」よりも太く「綱(つな)」よりも細く粗いもの
◆墨糸(すみいと、墨を含ませ直線を描く糸)、大工道具の一つ、「繩墨ジョウボク」
◆(直線が大工作業で規準となることから)規準、基準
◆(墨繩で描かれた線のように)まっすくにする、曲がりや歪みなどを正す、誤りを糺(ただ)す
筆順
絵绘
糸6+13=総画数19 U+7E6A
音読: カイ[漢]、エ[呉]
◆布にさまざまな色糸を使って模様を刺繍する、また刺繍された布
◆さまざまな色を使って模様を描く、また描かれたもの
筆順

糸6+13=総画数19 U+7E6B
音読: ケイ[漢]、ケ、ゲ[呉]
訓読: つな・ぐ、かか・る
◆切れている糸を(途切れているものを)結んで離れないようにする、結び付ける、同「系」
◆掛(か)かる、ぶら下がる
◆簡「系」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+13=総画数19 U+7E6C
音読: ソク[漢]、シキ[呉]
◆縫い合わせる
缰𦆊
糸6+13=総画数19 U+7E6E
音読: キョウ[漢]、コウ[呉]
◆手綱(たづな)、牛馬を操(あやつ)るための革製の紐(ひも)、同「韁」
𦇏缳
糸6+13=総画数19 U+7E6F
音読: カン[漢]、ゲン[呉]
◆縄(なわ)・紐(ひも)などを環(わ)状にして絡(から)める
漢字林(非部首部別)

糸6+13=総画数19 U+7E70
音読: ソウ[漢呉]
訓読: く・る
◆繭(まゆ)から糸を引き出す、同「繅」
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「繅」
◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を二本ずつにして織った目の非常に細かい絹布、同「縑」
◆[日]く・る、右手と左手を交互に使って引く、途切れないように順々に(次々に)同じ動作をする
漢字林(非部首部別)
筆順
𦇎
糸6+13=総画数19 U+7E71
音読: ソウ[漢]、ス[呉]
◆緑(みどり)がかった青色、ネギ(葱、ヒガンバナ科ネギ属)のような青白い色、またそのような色の絹布「【通雅:卷三十七:衣服】…緑曰𦇎…𦇎即蔥色說文𦇎淺青色今曰翠藍栁藍詩言蔥珩言其色也…」

糸6+13=総画数19 U+7E72
音読: カイ[漢]、ケ[呉]
◆衣服を洗濯する
◆衣服を仕立て直す

糸6+13=総画数19 U+7E73
音読: ①シャク[漢呉]②キョウ[漢呉]

◆飛ぶ鳥を捕(と)るための短い矢に結(ゆ)わえ付けた紐(ひも)、鳥がこの紐に触れると絡(から)むように工夫したもので、矢を「矰」といい、合わせて、「矰繳・矰𥐊ソウシャク(いぐるみ)」という、同「𦅾」「𥐊」

◆絡(から)む、纏(まと)い付く、「繳繞キョウジョウ(さまざまに絡み合うこと)」、同「𦅾」
◆納(おさ)める、差し出す、「繳械キョウカイ(◇武器を差し出させる◇武装を解除する)」
筆順
𦂟𦌠
糸6+13=総画数19 U+7E74
音読: ヘキ[漢]、ヒャク[呉]
◆二本の棒の間に網を張り、鳥獣が掛かると包み込む(覆い被さる)ように工夫した仕掛け網、同「罿」「罬」「罦」「【爾雅注疏:卷五:釋器】繴謂之罿罿罬也罬謂之罦罦覆車也(《注》今之翻車也有兩轅中施罥以捕鳥展轉相解廣異語)」

糸6+13=総画数19 U+7E75
音読: タン[漢呉]、ダン[呉]
◆裏地の付いていない単衣(ひとえ)の衣服
◆腰に巻く幅広の帯
◆紫色
◆纏(まと)い付く
筆順

糸6+13=総画数19 U+7E76
音読: ヨク[漢]、オク[呉]
◆色糸を断面が扁平ヘンペイになるように編んだ紐(ひも)、平組紐(ひらくみひも)、同「繶」
◆「繶爵ヨクシャク・オクシャク」、(胴の部分に帯状に)夔龍紋キリュウモンが施(ほどこ)された爵シャク(二本の柱と注ぎ口が付いた三本足の祭礼用酒器)「【古今圖書集成:經濟彙編:考工典:第一百九十三卷:商繶爵圖考】…爵篆飾皆夔龍之象士虞禮所謂繶爵者其是歟爵繶則如履之繶蓋繶者紃底縫而文在其中故爵之 所飾著於口之下足之上…(「商繶爵圖」参照、「夔龍紋」については「夔」参照) {食器(酒器 爵・鈁)}

糸6+13=総画数19 U+7E77
音読: ジョウ、ニュウ、ドウ、ノウ
◆「紛繷フンジョウ・フンドウ」、あれこれが入り乱れるさま「【廣雅:卷六:釋訓】紛繷(女交奴孔二切)不善也」「【通雅:卷八:釋詁(謰語)】…漢如亭伯用紛繷公理用騫短…」「【駢體文鈔:卷二十七:崔亭伯達旨】…若夫紛繷塞路凶虐播流人有昏墊之戹…」
𦆎绎
糸6+13=総画数19 U+7E79
音読: エキ[漢]、ヤク[呉]
◆糸口を引き出す、物事の端緒を引き出す
◆長く連なる、次から次へと続く
◆「演繹エンエキ」、既に明らかなことを基にして推論を重ね結論を得ること
◆正祭セイサイ(正規の祭礼)の翌日に行う祭礼、「繹祭エキサイ」、同「𥜃」「䭞」「肜」
筆順
𦃏
糸6+13=総画数19 U+7E7A
音読: サツ、サチ
◆衣服が破れる、綻(ほころ)びる、同「襰𧜁・𢅭𢄌ライサイ」「𦇛䌈ラツトウ」
繮𦆊
糸3+13=総画数16 U+7F30
音読: キョウ[漢]、コウ[呉]
◆手綱(たづな)、牛馬を操(あやつ)るための革製の紐(ひも)、同繁「繮」「韁」
繾𦇶
糸3+13=総画数16 U+7F31
音読: ケン[漢呉]
◆「缱绻ケンケン」◇しっかりと縛(しば)る、固く結ぶ◇固く結ばれて離れないさま、強く結びつくさま

糸3+13=総画数16 U+7F32
音読: ソウ[漢呉]
訓読: く・る
◆繭(まゆ)から糸を引き出す、同「繅」
◆色とりどりの糸を使って撚(よ)り上げた紐(ひも)、組紐、同「繅」
◆経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を二本ずつにして織った目の非常に細かい絹布、同「縑」
◆[日]く・る、右手と左手を交互に使って引く、途切れないように順々に(次々に)同じ動作をする
繯𦇏
糸3+13=総画数16 U+7F33
音読: カン[漢]、ゲン[呉]
◆縄(なわ)・紐(ひも)などを環(わ)状にして絡(から)める

糸3+13=総画数16 U+7F34
音読: ①シャク[漢呉]②キョウ[漢呉]

◆飛ぶ鳥を捕(と)るための短い矢に結(ゆ)わえ付けた紐(ひも)、鳥がこの紐に触れると絡(から)むように工夫したもので、矢を「矰」といい、合わせて、「矰缴・矰𥐊ソウシャク(いぐるみ)」という、同「𦅾」「𥐊」

◆絡(から)む、纏(まと)い付く、「缴绕キョウジョウ(さまざまに絡み合うこと)」、同「𦅾」
◆納(おさ)める、差し出す、「缴械キョウカイ(◇武器を差し出させる◇武装を解除する)」
𦅵
糸6+13=総画数19 U+26175
音読: セイ、サイ
◆錬布レンプ、よく練(ね)られ柔らかでしなやかな布、練布(ねりぬの)「【玉篇:卷二十七:糸部第四百二十五:𦅵】音歳錬布也」
𦅸
糸6+13=総画数19 U+26178
音読: チュウ[漢]、ジュウ[呉]
◆占いの結果が意味するところを読み解く、また解説する、またその解釈・解説、同「繇」
𦅹䌛𧪬
糸6+13=総画数19 U+26179
音読: ヨウ[漢呉]
◆道に従う、また従って行く、従って進むべき道、同「繇」「【玉篇:卷二十七:系部第四百二十六:䌛】與招切用也隨也過也又以周切」
◆人民に労役ロウエキを課す、徭役ヨウエキ(人民に課す労役)、同「徭」「繇」
𦅻緩缓𦇻
糸6+13=総画数19 U+2617B
音読: カン[漢]、ガン[呉]
訓読: ゆる・い、ゆる・やか、ゆる・む、ゆる・める
◆ゆったりとした、きつくない
◆張り詰めていた力や締め付けていた力を抜く
◆負荷を軽くする、余裕を持たす
◆ゆっくりした、鈍(のろ)い
𦅽𢍣
糸6+13=総画数19 U+2617D
音読: キョク[漢]、コク[呉]
◆未詳「【說文解字:素部:𦅽】素屬」「【字彙:未集:糸部:𦅽】居玉切音菊索屬」
𦅾
糸6+13=総画数19 U+2617E
音読: シャク[漢呉]
◆飛ぶ鳥を捕(と)るための短い矢に結(ゆ)わえ付けた紐(ひも)、鳥がこの紐に触れると絡(から)むように工夫したもので、矢を「矰」といい、合わせて、「矰繳・矰𥐊ソウシャク(いぐるみ)」という、同「繳」「𥐊」
◆絡む、纏(まと)い付く、同「繳」
𦆃䌠𣤭
糸6+13=総画数19 U+26183
音読: カン[漢]、ケン[呉]
◆堅(かた)く口を閉ざす、言葉を慎む「【說文解字注:欠部:𣤭】堅持意(堅各本作監今依篇韵正从緘者三緘其口之意)口閉也(「三緘」は「三重に封をする、堅く封ずる」)
◆出し惜しみする「【廣韻:下平聲:咸第二十六:緘:䌠】慳悋又堅持意口閉也」
𦆅縵缦
糸6+13=総画数19 U+26185
音読: バン[漢]、マン[呉]
◆縫い取りや模様がない無地の布、同「𢿜」
◆緩(ゆる)い、ゆったりとした、ゆっくりとした、同「慢」
𦆇繕𦆶缮
糸6+13=総画数19 U+26187
音読: セン[漢]、ゼン[呉]
訓読: つくろ・う
◆衣服の綻(ほころ)びなどを元通りにする、補修する、同「敾」
◆間違いや欠けたところなどを補い修正しながら書き写す、同「𧭽」
𦆈
糸6+13=総画数19 U+26188
音読: サン[漢呉]
◆平打紐(ひらうちひも、平たい組紐)、同「纂」
𦆉𦇩
糸6+13=総画数19 U+26189
音読: セン
◆鞍(くら、人や荷を載せるために馬などの背に置く馬具)の下に敷く(布製の)敷物、同「韉」
𦆌𦄍
糸6+13=総画数19 U+2618C
音読: ソウ[漢]、ショウ[呉]
◆履物などを二つ一組にして縛(しば)る「【說文解字注:糸部:緉】方言緉𦄍絞也關之東西或謂之𦄍絞通語也」
𦆍
糸6+13=総画数19 U+2618D
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𦆍】七葉切音妾連緒也」「【康熙字典:未集中:糸部:𦆍】《字彙補》七葉切音妾連緒也○按音義與緁同當卽緁字之譌」
𦆎繹绎
糸6+13=総画数19 U+2618E
音読: エキ[漢]、ヤク[呉]
◆糸口を引き出す、物事の端緒を引き出す
◆長く連なる、次から次へと続く
◆「演繹エンエキ」、既に明らかなことを基にして推論を重ね結論を得ること
◆正祭セイサイ(正規の祭礼)の翌日に行う祭礼、「繹祭エキサイ」、同「𥜃」「䭞」「肜」
𦆒
糸6+13=総画数19 U+26192
音読: 未詳
◆[韓]未詳「【五洲衍文長箋散稿:詩文篇:論文類:文字:東國土俗字辨證說】䋅。【音牛。《麗史》。高麗忠烈王時。元賜金方慶䋅𦆒二百。】」
𦆕轡辔𨏯𣦱𢥩𢢦𦇷𨏷
糸6+13=総画数19 U+26195
音読: ヒ[漢呉]
訓読: くつわ
◆馬などを操(あやつ)るための手綱(たづな)
◆[日]銜(くつわ)、馬銜(はみ)、馬の口に咥(くわ)えさせる馬具で、金属製の棒(口に咥えさせる部分)とその両端の環状の金具(ここに手綱を繋ぐ)から成る {乗物(馬車)}
漢字林(非部首部別)
𦆖繚𦄗缭
糸6+13=総画数19 U+26196
音読: リョウ[漢呉]
◆纏(まと)わり付く、絡(から)み付く
◆絡み合う、入り乱れる、同「撩」
𦆘
糸6+13=総画数19 U+26198
音読: 未詳
◆未詳
𦆛
糸6+13=総画数19 U+2619B
音読: 未詳
◆未詳
𦈞
糸3+13=総画数16 U+2621E
音読: ヘキ[漢]、ヒャク[呉]
◆帯状に織(お)った紐(ひも)
𦈟
糸3+13=総画数16 U+2621F
音読: キン[漢]、コン[呉]
◆紺コン色、やや赤味がかった深い青色、また紺色の糸

糸6+14=総画数20 U+4324
音読: シ、チ
◆節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸、またその糸を使った布、同「䌳」「𦆤」
𦀳
糸6+14=総画数20 U+4327
音読: チュウ、ジュウ
◆未詳「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:䌧】俗音紬」「【正字通:未集中:糸部:䌧】俗紬字」「【漢語大字典:糸部:䌧】同"幬"」
𦅎𦅏𦈡
糸6+14=総画数20 U+7E7B
音読: シュ[漢]、ス[呉]、ジュ[漢]、ニュウ[呉]
◆目の細かい薄絹、同「襦」
◆色糸で美しく織られた(厚手の)絹織物
◆布を裂いた割符
筆順
𦇓継𦁚继
糸6+14=総画数20 U+7E7C
音読: ケイ[漢]、ケ[呉]
訓読: つ・ぐ、まま
◆切れている糸を繋(つな)ぐ、途切れないように前にあるものの後に続ける(続く)、同「㡭」
◆前の物事を受けて続ける
◆[日]まま、法的には親子関係であるが親と子の間に血の繋がりがない関係
筆順
𦆯缤
糸6+14=総画数20 U+7E7D
音読: ヒン[漢呉]
◆数多いさま
◆「繽紛ヒンプン」、多くのものが入り乱れるさま、細かいもの(細いもの、小さいもの)が縺(もつ)れ合うさま、(花弁や羽毛などが)交錯しながら降り落ちるさま、同「𣰨𣬩」「𨷚𨷒、𨷚𨷹」
筆順
𦇶缱
糸6+14=総画数20 U+7E7E
音読: ケン[漢呉]
◆「繾綣ケンケン」◇しっかりと縛(しば)る、固く結ぶ◇固く結ばれて離れないさま、強く結びつくさま
𦄾
糸6+14=総画数20 U+7E80
音読: ホク[漢呉]
◆深衣シンイ(上下が一体で体の前で重ね合わせるように着る衣裳)の腰から下のスカートskirt状の部分、下裳(したも)、同「襆」「【爾雅注疏:釋器】裳削幅謂之纀(…《疏》…裳削殺其幅者名纀謂深衣之裳也…)」「【禮記注疏(禮記正義):卷五十八:三年問】…制十有二幅以應十有二月注○陳櫟曰深衣之裳以布六幅斜裁為十二幅三分之一皆在上三分之二皆在下要狹齊濶要不用襞積而旁有斜裁之殺縫」(布幅二尺二寸の六枚の布を、それぞれ上三分の一のところから縦に下三分の二のところまで斜めに"[/]"状に裁断して十二枚を作り、短辺同士・長辺同士をそれぞれ揃えて並べ、はみ出したところを切り落として縫い合わせる、これで裾が広がるスカート状になる)
䌲䙧
糸6+14=総画数20 U+7E81
音読: クン[漢呉]
◆絳コウ(濃く深みのある赤、黒みを帯びた赤)よりもやや明るい赤、またその色の布や衣服「【爾雅注疏:釋器】一染謂之縓(《注》今之紅也)再染謂之赬(《注》染赤)三染謂之纁(《注》纁絳也)」「【說文解字:糸部:纁】淺絳也」
◆太陽が沈んでまだ明るさが残っている頃の薄暗く赤い光、またその色、同「曛」

糸6+14=総画数20 U+7E82
音読: サン[漢呉]
◆赤色の平打紐(ひらうちひも、平たい組紐)
◆(同種の文書や記録などを)集める、また集め整理し一つに纏める、「編纂ヘンサン」、同「篹」「撰」
漢字林(非部首部別)
筆順

糸6+14=総画数20 U+7E83
音読: シ[漢呉]
◆「纃縗・齊衰シサイ」、裾(すそ)の下縁(へり)を縫った粗い麻製の喪服の名、祖父や兄弟などの近しい人が亡くなった際に着用する、縫わないものを「斬縗ザンサイ」、五服ゴフクの一つで、亡くなった人の近遠の順に「斬縗・斬衰ザンサイ」「纃縗・齊衰」「大功タイコウ」「小功ショウコウ」「緦麻シマ」「【禮記正義:間傳:丧服】斬衰三升齊衰四升五升六升大功七升八升九升小功十升十一升十二升緦麻十五升去其半(「升」は経糸数の単位、「升」参照)
◆[日]絣(かすり)、部分的に染め分けた糸で織った織物
筆順

糸3+14=総画数17 U+8FAB
音読: ヘン[漢]、ベン[呉]
◆(紐や髪などを)交差させるように編(あ)む
◆「辮髮ベンパツ」、髪(かみ)を交差させるように編む、またその髪型

糸6+14=総画数20 U+8FAE
音読: ヘン[漢]、ベン[呉]
◆(紐や髪などを)交差させるように編(あ)む
◆「辮髮ベンパツ」、髪(かみ)を交差させるように編む、またその髪型
筆順
𦆜縐䋓绉𥿲
糸6+14=総画数20 U+2619C
音読: スウ[漢]、シュ[呉]
◆葛(くず)などの繊維で織った皺(しぼ、しわ)のある布
◆細かい皺のある布、縮羅(しじら)や縮緬(ちりめん)の類
◆縮(ちぢ)む、皺(しわ)になる、またその皺状の紋様、同「縬」
𦆝縹缥𦇳𦇐
糸6+14=総画数20 U+2619D
音読: ヒョウ[漢呉]
◆薄い青色、またその色の織物「【釋名:釋綵帛】縹猶漂漂淺青色也有碧縹有天縹有骨縹各以其色所象言之也」
◆ふわりと軽やかなさま、「縹縹ヒョウヒョウ」
𦆞
糸6+14=総画数20 U+2619E
音読: ブ[漢]、ム[呉]
◆繭(まゆ)から糸を引き出した後に残ったもの、同「䌗」「【廣韻:去聲:遇第十:務:𦆞】繅淹餘也」「【集韻:卷七:去聲上:遇第十:𦆞】繅絲餘也」
𦆠
糸6+14=総画数20 U+261A0
音読: キ[漢]、ギ[呉]
◆織物の最初と最後の経糸(たていと)だけで緯糸(よこいと)がない部分、房飾りなどとしても利用するという、織餘キヨ、同「繢」
𦆡𦇧𦆢𠫈
糸6+14=総画数20 U+261A1
音読: ケイ[漢]、カイ[呉]
◆(「氐」族が作る)獣毛を使った厚手の繊維製品、フェルトfeltや毛織物、同「𣯅」「罽」「𦋺」
𦆢𦇧𦆡𠫈
糸6+14=総画数20 U+261A2
音読: ケイ[漢]、カイ[呉]
◆(「氐」族が作る)獣毛を使った厚手の繊維製品、フェルトfeltや毛織物、同「𣯅」「罽」「𦋺」
𦆧縒𦇈𦄙
糸6+14=総画数20 U+261A7
音読: ①シ[漢呉]②サク[漢呉]
訓読: よ・る

◆布の糸が不揃いなさま「【類篇:糸部:縒】說文參縒也謂絲亂皃」

◆複雑に入り交(まじ)る、きちんと揃っていない、同「錯」
◆[日]よ・る、撚(よ)る、両掌(てのひら)で二本の糸や紐などを挟み左右の掌を逆方向に擦(こす)る、同「搓」
𦆩彝彞彛彜𢍵𦇚𢑴𢑱𦄳𢑲𢇏𧤋𢁔
糸6+14=総画数20 U+261A9
音読: イ[漢呉]
◆宗廟ソウビョウ(先祖を祀る建物)で使用する器の総称、「彝器イキ」 {食器(酒器 樽・卮・彝)}
◆常(つね)、どんな場合でも(何処でも、何時でも)変わることがない
◆「彝族イゾク」、中国西南部(主に四川省・雲南省・貴州省など)に居住する少数民族
𦆪裹褁䙨
糸6+14=総画数20 U+261AA
音読: カ[漢呉]
訓読: つつ・む
◆包(つつ)む、包(くる)む、包み込む
𦆬
糸6+14=総画数20 U+261AC
音読: 未詳
◆未詳「【字彙補:未集:糸部:𦆬】卽容切音宗𦆬橫也」
𦆯繽缤
糸6+14=総画数20 U+261AF
音読: ヒン[漢呉]
◆数多いさま
◆「𦆯紛ヒンプン」、多くのものが入り乱れるさま、細かいもの(細いもの、小さいもの)が縺(もつ)れ合うさま、(花弁や羽毛などが)交錯しながら降り落ちるさま、同「𣰨𣬩」「𨷚𨷒、𨷚𨷹」
𦆵
糸6+14=総画数20 U+261B5
音読: ①サイ[漢]、ザイ[呉]②サン[漢]、セン[呉]
訓読: わず・か

◆僅(わず)か、たった(やっと、ほんの)~ばかり、同「才」「財」

◆僅かに黒みがかった青色、浅い紺色
𦆶繕𦆇缮
糸6+14=総画数20 U+261B6
音読: セン[漢]、ゼン[呉]
訓読: つくろ・う
◆衣服の綻(ほころ)びなどを元通りにする、補修する、同「敾」
◆間違いや欠けたところなどを補い修正しながら書き写す、同「𧭽」
𦇃𦅷
糸6+14=総画数20 U+261C3
音読: チョ
◆「緼𦇃ウンチョ」、未詳「【文選:卷第六十:行狀】華衮與緼𦅷(張呂)同歸山藻與蓬茨俱逸」「【龍龕手鑑:卷四:糸部第三:𦅷】俗知呂反正{⿰礻者}𦅷反也」「【字彙補:未集:糸部:𦇃】與𦅷同白𦇃布也」「【正字通:未集中:糸部:𦅷】同紵文選齊竟陵王行狀云華衮與緼𦅷同歸从紵為正」「【康熙字典:未集中:糸部:𦅷】《篇海》𦅷亦作紵綿絮裝衣…」(綿入れのような防寒用の上着か?)
𦈡繻𦅎𦅏
糸3+14=総画数17 U+26221
音読: シュ[漢]、ス[呉]、ジュ[漢]、ニュウ[呉]
◆目の細かい薄絹、同「襦」
◆色糸で美しく織られた(厚手の)絹織物
◆布を裂いた割符

糸6+15=総画数21 U+4328
音読: サイ
◆薄絹(うすぎぬ)、薄く軽い絹織物
◆「綷䌨・𪓌䌨・𢃒䌨サイサイ・スイサイ」、五色(「さまざまな色」の意)に彩(いろど)られた(彩り豊かな)絹織物
𦅃
糸6+15=総画数21 U+432D
音読: ショウ[漢呉]
◆晒(さら)して白くする前のアサ(麻)、生麻(きあさ)
十部
繿襤褴䍀
糸6+15=総画数21 U+7E7F
音読: ラン[漢呉]
◆破(やぶ)れたり解(ほつ)れたりなどした衣服、襤褸ランル(ぼろ)、同「藍」
筆順

糸6+15=総画数21 U+7E84
音読: ホウ[漢]、ブ[呉]
◆頭を保護するために被(かぶ)る防具、同「鑝」「【經典釋文:卷二十八】蘕同頭蓬頭謂著兜鉾也」
𦇬
糸6+15=総画数21 U+7E85
音読: ヤク[漢呉]
◆光沢のある艶やかな糸
𦄿
糸6+15=総画数21 U+7E86
音読: ボク[漢]、モク[呉]
◆二本また三本の紐を撚り合わせた紐、紐や縄の類

糸6+15=総画数21 U+7E87
音読: ライ[漢呉]
◆糸を作る過程で捩(ねじ)れて瘤(こぶ)のように太くなった部分(節ふし)のある糸
◆疵(きず)、欠点
筆順

糸6+15=総画数21 U+7E88
音読: ケツ[漢]、ゲチ[呉]、ケチ[慣]
◆布に模様を染める技法の一つ、絞り染め、「纐纈・絞纈コウケツ・コウケチ(布の所々を糸で縛り、縛っていないところだけを染める技法)」「蜡纈・蝋纈・﨟纈ロウケツ・ロウケチ(布に蠟で模様を描いて染料に浸し、蠟が付いていないところだけを染める技法)」「夾纈キョウケツ・キョウケチ(模様を彫り込んだ二枚の板を強く重ね合わせ、彫り込んだところだけを染める技法)」
◆斑点ハンテンのような模様
◆「纈草ケツソウ」、カノコソウ(鹿子草)、スイカズラ科カノコソウ属の草 {カノコソウ}
筆順
纘缵
糸6+15=総画数21 U+7E89
音読: サン[漢呉]
◆受け継ぐ、継承する
筆順
絋纩
糸6+15=総画数21 U+7E8A
音読: コウ[漢呉]
◆繭(まゆ)やワタ(綿、アオイ科ワタ属の草)などから糸を紡(つむ)ぐ時に出る細く短い糸、屑糸(くずいと)、またその細く短い糸を集め纏(まと)めた綿(わた)、同「絖」

糸6+15=総画数21 U+7E8B
音読: ユウ[漢]、ウ[呉]
◆笄(こうがい、髪を留める棒状の簪)の中央部分の髪
続续𦁱
糸6+15=総画数21 U+7E8C
音読: ショク[漢]、ゾク[呉]
訓読: つづ・く
◆切れることなく繋(つな)がる、また連(つら)なる
◆前との関係を保ちながら次々に繋がって行く、「継続ケイゾク」「連続レンゾク」
◆前の物事を受け、それを後の物事に継(つ)ぐ、継承する
◆前の人や物や事のすぐ後に付く
筆順

糸6+15=総画数21 U+7E8D
音読: ルイ[漢呉]
◆絡(から)み付く、巻き付く
◆ものを縛(しば)る、またその縄(なわ)・紐(ひも)の類、同「縲」「【前漢書:卷五十四:李廣蘇建傳】後愬之上…禹從落中以劒斫絕纍欲刺虎(…纍索也…)」
◆同様のものごと(物・者や事・言など)が次へ次へと(以前のことに加えて更に同じことが)繰り返される、また積み重なる、同「累」「絫」
◆次へ次へと繋(つな)がって行く、累が及ぶ、同「累」
◆簡「累」
漢字林(非部首部別)
筆順
繊纖纤
糸6+15=総画数21 U+7E8E
音読: セン[漢呉]
◆細(ほそ)い、細(こま)かい、小さい
◆細い絹糸で織った薄い布
◆金銭や損得に細かい
◆10の-7乗 {数字}
筆順
缠纒緾
糸6+15=総画数21 U+7E8F
音読: テン[漢]、デン[呉]
訓読: まと・う、まとい、まつ・る
◆周りから幾つかのものを解(ほつ)れないようにしっかりと付ける、「衣服を纏う」は「開(はだ)けたり脱げ落ちたりしないようにしっかりと身に着ける」の意
◆幾つかのものしっかりと束ねて解れないようにする
◆[日]まつ・る、布や衣服の縁(へり)を折り込んで縫う、「布の先が解れないようにする」の意
◆[日]まとい、棒の先に細長い布や革などを束ね房状に垂らしたもの、戦場で陣所などの目印とした
筆順

糸6+15=総画数21 U+7E90
音読: コウ[漢]、キョウ[呉]
訓読: こう
◆「纐纈・絞纈コウケツ・コウケチ」、布に模様を染める技法の一つで、布の所々を糸で縛(しば)り、縛っていないところだけを染める技法
筆順
𦆤
糸6+15=総画数21 U+261A4
音読: チ
◆(厚手の)絹布、また絹織物の類
◆節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸、またその糸を使った布、同「䌤」「【康熙字典:未集中:糸部:𦆤】○按卽䌤字之譌」
𦆫
糸6+15=総画数21 U+261AB
音読: 未詳
◆未詳「【康熙字典:未集中:糸部:𦆫】《字彙補》方孔切音𦂌縛也○按卽綁字皆俗字也(「【字彙補:未集:糸部:{⿱⿲扌並丰糸}】方孔切音縶{⿱⿲扌並丰糸}縛也」冠部は{⿲扌並斗}ではなく{⿲扌並丰})
𦆼
糸6+15=総画数21 U+261BC
音読: カン[漢]、ガン[呉]
◆竿(さお)の先にニワトリ(鶏)の羽を取り付けた風向や風力を測る道具、風見かざみ、別名「五兩ゴリョウ」、同「俔」
◆纏(まと)めて括(くく)る、束ねて結(ゆ)う、同「綰」
𦆽
糸6+15=総画数21 U+261BD
音読: リツ
◆荒縄、綱
𦇀𦄑
糸6+15=総画数21 U+261C0
音読: セイ[漢]、サイ[呉]
◆細い糸で織(お)った布、古く蜀ショク国(現四川省を中心とした地)などで織られた麻布(蜀布ショクフと呼ばれた)などが代表的ものという
𦇁
糸6+15=総画数21 U+261C1
音読: フ[漢呉]
◆節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある太い糸で織った布「【說文解字注:糸部:紨】布也(謂布名)一曰粗紬(謂大絲繒之粗者…)」
◆縄(なわ)、縄で縛る
𦇄
糸6+15=総画数21 U+261C4
音読: 未詳
◆「傀𦇄・傀儡カイライ」◇操人形(あやつりにんぎょう)◇(操人形は人が操るままに動き話すことから)他に操(あやつ)られている者、また組織
𦇆
糸6+15=総画数21 U+261C6
音読: 未詳
◆未詳
𦇈縒𦆧𦄙
糸6+15=総画数21 U+261C8
音読: ①シ[漢呉]②サク[漢呉]
訓読: よ・る

◆布の糸が不揃いなさま「【類篇:糸部:縒】說文參縒也謂絲亂皃」

◆複雑に入り交(まじ)る、きちんと揃っていない、同「錯」
◆[日]よ・る、撚(よ)る、両掌(てのひら)で二本の糸や紐などを挟み左右の掌を逆方向に擦(こす)る、同「搓」
𦇍縠𣪺
糸6+15=総画数21 U+261CD
音読: コク[漢]、ゴク[呉]
◆薄く軽い皺(しぼ、しわ)のある織物、縮羅(しじら)や縮緬(ちりめん)の類、同「縐」「【史記:列傳:司馬相如列傳】雜纖羅𡍮霧縠(集解郭璞曰言細如霧𡍮以覆頭)」
𦇎
糸6+15=総画数21 U+261CE
音読: ソウ[漢]、ス[呉]
◆緑(みどり)がかった青色、ネギ(葱、ヒガンバナ科ネギ属)のような青白い色、またそのような色の絹布「【通雅:卷三十七:衣服】…緑曰𦇎…𦇎即蔥色說文𦇎淺青色今曰翠藍栁藍詩言蔥珩言其色也…」
𦇏繯缳
糸6+15=総画数21 U+261CF
音読: カン[漢]、ゲン[呉]
◆縄(なわ)・紐(ひも)などを環(わ)状にして絡(から)める
漢字林(非部首部別)
𦇐縹缥𦆝𦇳
糸6+15=総画数21 U+261D0
音読: ヒョウ[漢呉]
◆薄い青色、またその色の織物「【釋名:釋綵帛】縹猶漂漂淺青色也有碧縹有天縹有骨縹各以其色所象言之也」
◆ふわりと軽やかなさま、「縹縹ヒョウヒョウ」
𦇓繼継𦁚继
糸6+15=総画数21 U+261D3
音読: ケイ[漢]、ケ[呉]
訓読: つ・ぐ、まま
◆切れている糸を繋(つな)ぐ、途切れないように前にあるものの後に続ける(続く)、同「㡭」
◆前の物事を受けて続ける
◆[日]まま、法的には親子関係であるが親と子の間に血の繋がりがない関係
𦇾
糸6+16=総画数22 U+432A
音読: エン[漢呉]
◆途切れずに続く、切れずに繋がる
大部
女部
孿子部
山部
弓部

糸6+16=総画数22 U+7E91
音読: ロ[漢]、ル[呉]
◆布を織るための麻糸、同「縝」
◆麻糸を練る
筆順
纏缠緾
糸6+16=総画数22 U+7E92
音読: テン[漢]、デン[呉]
訓読: まと・う、まとい、まつ・る
◆周りから幾つかのものを解(ほつ)れないようにしっかりと付ける、「衣服を纏う」は「開(はだ)けたり脱げ落ちたりしないようにしっかりと身に着ける」の意
◆幾つかのものしっかりと束ねて解れないようにする
◆[日]まつ・る、布や衣服の縁(へり)を折り込んで縫う、「布の先が解れないようにする」の意
◆[日]まとい、棒の先に細長い布や革などを束ね房状に垂らしたもの、戦場で陣所などの目印とした
筆順
纘纉
糸3+16=総画数19 U+7F35
音読: サン[漢呉]
◆受け継ぐ、継承する
車部
𡤨女部
𦇂𧅆𧅇
糸6+16=総画数22 U+261C2
音読: ケン[漢呉]
◆ゼンマイ(薇)、ゼンマイ科のシダ植物、同「紫萁・紫𦸀シキ」「迷蕨メイケツ」「月爾ゲツジ」 {ゼンマイ}
𦇕繖𢄻
糸6+16=総画数22 U+261D5
音読: サン[漢呉]
◆雨や日差しを避けるための傘、綾絹(あやぎぬ)を張った傘、同「傘」
𦇗
糸6+16=総画数22 U+261D7
音読: セン
◆㯂タイ(カイコ蚕を飼うための竹籠を置く台の横木)に蚕箔・蚕薄サンパク(カイコ蚕を飼うための竹籠)を懸(か)けるための紐(ひも)・縄(なわ)、同「繏」
𦇚彝彞彛彜𢍵𢑴𢑱𦄳𢑲𦆩𢇏𧤋𢁔
糸6+16=総画数22 U+261DA
音読: イ[漢呉]
◆宗廟ソウビョウ(先祖を祀る建物)で使用する器の総称、「彝器イキ」 {食器(酒器 樽・卮・彝)}
◆常(つね)、どんな場合でも(何処でも、何時でも)変わることがない
◆「彝族イゾク」、中国西南部(主に四川省・雲南省・貴州省など)に居住する少数民族
𦇛
糸6+16=総画数22 U+261DB
音読: ラツ、ラチ
◆「𦇛䌈ラツトウ」、衣服が綻(ほころ)びるさま
𦇡
糸6+16=総画数22 U+261E1
音読: 未詳
◆未詳
𦇢縉縉缙
糸6+16=総画数22 U+261E2
音読: シン[漢呉]
◆浅い(薄い)赤色、またその色の布
◆(帯などに)挟(はさ)み込む、差し込む、同「搢」
◆「𦇢紳シンシン」◇官吏カンリ(役人)が笏(シャク、天子に拝謁ハイエツする際に手に持つ細長い板)を帯に差し込む◇官位や身分の高い人
𦇣繢缋
糸6+16=総画数22 U+261E3
音読: カイ[漢]、エ[呉]
◆模様を描(えが)くまた縫(ぬ)い取る、またその絵柄、またその人
◆織物の最初と最後の経糸(たていと)だけで緯糸(よこいと)がない部分、房飾りなどとしても利用するという、織餘キヨ、同「𦆠」「【說文解字注:糸部:𦇣】織餘也(此亦兼布帛言之也上文機縷爲機頭此織餘爲機尾。繢之言遺也。故訓爲織餘。織餘、今亦呼爲機頭。可用系物及飾物。急就篇絛繢總爲一類。是也…)」
𦇤
糸6+16=総画数22 U+261E4
音読: キョウ[漢]、コウ[呉]
◆小児を背負うための細長い帯、負い紐(おぶいひも)、同「繈」「襁」
𦇥變𠮓𣀵𢻝変变𢒛𢒟𢒭㣐𢒪𢒦
糸6+16=総画数22 U+261E5
音読: ヘン[漢呉]
訓読: か・える、か・わる
◆これまでとは違ったものになる、また改まる、これまでとは違ったものにする、また改める、まだ元の様子が分かる程度の変化・全体の中の一部だけの変化を指し、全く別のものに変化するのは「化」
◆これまでと違う、いつもと違う、おかしい、またその状態、またそのような出来事
𦇦
糸6+16=総画数22 U+261E6
音読: 협ヒョプ[韓]
◆[韓]「𦇦纈(협힐ヒョピル)」、同「纐纈コウケツ・コウケチ」、「纐」の譌字「【三國史記:卷第三十三:雑志第二:色服】五頭品女…褙襠禁罽繡錦野草羅布紡羅金銀泥𦇦纈…」
𦇩𦆉
糸6+16=総画数22 U+261E9
音読: セン
◆鞍(くら、人や荷を載せるために馬などの背に置く馬具)の下に敷く(布製の)敷物、同「韉」
斗部
纜缆
糸6+17=総画数23 U+432B
音読: ラン[漢呉]
訓読: ともずな
◆ともずな、船を岸に繋ぎ止めるための綱(つな)
◆太い縄や綱
筆順
纁䙧
糸6+17=総画数23 U+4332
音読: クン[漢呉]
◆絳コウ(濃く深みのある赤、黒みを帯びた赤)よりもやや明るい赤、またその色の布や衣服「【爾雅注疏:釋器】一染謂之縓(《注》今之紅也)再染謂之赬(《注》染赤)三染謂之纁(《注》纁絳也)」「【說文解字:糸部:纁】淺絳也」
◆太陽が沈んでまだ明るさが残っている頃の薄暗く赤い光、またその色、同「曛」
心部
手部
日部
木部
水部
缨䋝
糸6+17=総画数23 U+7E93
音読: エイ[漢]、ヨウ[呉]
◆冠の顎紐(あごひも)、冠の両側から垂らし顎の下で結ぶ {服飾(冕冠)}
◆許嫁(いいなずけ)の印として女性が身に着ける飾り紐
◆房状の飾り紐
◆「纓絡エイラク・ヨウラク」◇美しい珠シュ(たま)を連ねた首飾り、同「瓔絡」◇世俗の柵(しがらみ)、柵のようになかなか通り抜けられない世俗との関わり
◆[日]冠の後ろ付ける尾状の飾り、立纓リュウエイ(ぴんと立てたもの)や垂纓スイエイ(途中から下に垂れるもの)などがある
筆順
𦆵
糸6+17=総画数23 U+7E94
音読: ①サイ[漢]、ザイ[呉]②サン[漢]、セン[呉]
訓読: わず・か

◆僅(わず)か、たった(やっと、ほんの)~ばかり、同「才」「財」

◆僅かに黒みがかった青色、浅い紺色
筆順

糸6+17=総画数23 U+7E95
音読: ①ショウ[漢]、ソウ[呉]②ジョウ[漢]、ニョウ[呉]

◆帯(おび)、腹帯

◆袖(そで)をたくし上げる(まくり上げる、めくり上げる)、またそれを留(と)める帯
繊纎纤
糸6+17=総画数23 U+7E96
音読: セン[漢呉]
◆細(ほそ)い、細(こま)かい、小さい
◆細い絹糸で織った薄い布
◆金銭や損得に細かい
◆10の-7乗 {数字}
筆順
言部
鳥部
𠮖又部
𣀵攴部
𣦱止部
𤓖火部
𦇧𦆢𦆡𠫈
糸6+17=総画数23 U+261E7
音読: ケイ[漢]、カイ[呉]
◆(「氐」族が作る)獣毛を使った厚手の繊維製品、フェルトfeltや毛織物、同「𣯅」「罽」「𦋺」
𦇨纛𦑢
糸6+17=総画数23 U+261E8
音読: トウ[漢]、ドウ[呉]、トク[漢]、ドク[呉]
◆長い柄の先にヤクyak(チベットTibet周辺に産するウシ科ウシ属の哺乳類)やキジ(雉、キジ科の鳥)の尾を飾り付けた大きな幟(のぼり)、葬儀や式典などの際に、また軍隊の旗印や儀仗用として、また天子の乗る車などに掲げる、羽葆幢ウホウトウ、同「翢」「翿」
𦇫
糸6+17=総画数23 U+261EB
音読: セン[漢呉]
◆細く長い糸や紐(ひも)、同「綫」「線」
𦇬
糸6+17=総画数23 U+261EC
音読: ヤク[漢呉]
◆光沢のある艶やかな糸
𦇯
糸6+17=総画数23 U+261EF
音読: ビ、ミ
◆「𦇯縫ビホウ」、綻(ほころ)びなどを縫(ぬ)い繕(つくろ)う、取り繕う「【容春堂後集:卷五:墓誌銘:鄒君肅端暨妻錢氏合葬銘】…君入承顏色出應門戶調劑𦇯縫歸於成務人殆不知輔之…」
𦇶繾缱
糸6+17=総画数23 U+261F6
音読: ケン[漢呉]
◆「𦇶綣ケンケン」◇しっかりと縛(しば)る、固く結ぶ◇固く結ばれて離れないさま、強く結びつくさま
𦣐月(肉)部
𪆋鳥部
𦈙
糸6+18=総画数24 U+4330
音読: ショウ
◆布の経糸(たていと)の数の単位、1䌰=5絲(5本)「【西京雜記:第五】五絲為䌰倍䌰為升倍升為𥿮倍𥿮為紀倍紀為緵倍緵為襚」
◆未詳「【康熙字典:未集中:糸部:䌰】《六書故》尼輒切音攝絲接岐也」

糸6+18=総画数24 U+7E97
音読: シ[漢呉]、ケイ[漢]、エ[呉]
◆繋(つな)ぐ
◆紐(ひも)、帯(おび)
𦇨𦑢
糸6+18=総画数24 U+7E9B
音読: トウ[漢]、ドウ[呉]、トク[漢]、ドク[呉]
◆長い柄の先にヤクyak(チベットTibet周辺に産するウシ科ウシ属の哺乳類)やキジ(雉、キジ科の鳥)の尾を飾り付けた大きな幟(のぼり)、葬儀や式典などの際に、また軍隊の旗印や儀仗用として、また天子の乗る車などに掲げる、羽葆幢ウホウトウ、同「翢」「翿」
筆順
𦇰縬𦈚𦄉
糸6+18=総画数24 U+261F0
音読: シュク[漢]、スク[呉]
訓読: しじら
◆縮(ちぢ)む、皺(しわ)になる、同「縐」
◆縮羅(しじら)、皺(しぼ、しわ)のある絹織物、またその皺状の紋様
𦇲
糸6+18=総画数24 U+261F2
音読: シ[漢呉]
◆節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸、またその糸を使った布、同「絁」「䌤」「【通雅:卷三十七:衣服佩飾】…綈厚繒也䌳綿紬也紬之粗者曰絓精者曰綿甚粗曰絮」
𦇳縹缥𦆝𦇐
糸6+18=総画数24 U+261F3
音読: ヒョウ[漢呉]
◆薄い青色、またその色の織物「【釋名:釋綵帛】縹猶漂漂淺青色也有碧縹有天縹有骨縹各以其色所象言之也」
◆ふわりと軽やかなさま、「縹縹ヒョウヒョウ」
𦇷轡辔𨏯𦆕𣦱𢥩𢢦𨏷
糸6+18=総画数24 U+261F7
音読: ヒ[漢呉]
訓読: くつわ
◆馬などを操(あやつ)るための手綱(たづな)
◆[日]銜(くつわ)、馬銜(はみ)、馬の口に咥(くわ)えさせる馬具で、金属製の棒(口に咥えさせる部分)とその両端の環状の金具(ここに手綱を繋ぐ)から成る {乗物(馬車)}
𦇹繘𦈇
糸6+18=総画数24 U+261F9
音読: イツ[漢]、イチ[呉]
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「綆」
𨏯車部
子部
𦇲
糸6+19=総画数25 U+4333
音読: シ[漢呉]
◆節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸、またその糸を使った布、同「絁」「䌤」「【通雅:卷三十七:衣服佩飾】…綈厚繒也䌳綿紬也紬之粗者曰絓精者曰綿甚粗曰絮」
纉缵
糸6+19=総画数25 U+7E98
音読: サン[漢呉]
◆受け継ぐ、継承する
筆順

糸6+19=総画数25 U+7E99
音読: ラ
◆銭の穴に通して束ねる紐

糸6+19=総画数25 U+7E9A
音読: シ
◆冠を被(かぶ)る時に髪を包むようにして巻くための黒く長い絹布
◆長く連(つら)なるさま、次から次へと続くさま
◆「綝纚シンシ」、衣裳イショウの飾りが垂れ下がるさま
筆順
肉部
虫部
𦇻緩缓𦅻
糸6+19=総画数25 U+261FB
音読: カン[漢]、ガン[呉]
訓読: ゆる・い、ゆる・やか、ゆる・む、ゆる・める
◆ゆったりとした、きつくない
◆張り詰めていた力や締め付けていた力を抜く
◆負荷を軽くする、余裕を持たす
◆ゆっくりした、鈍(のろ)い
𠨫卩部
𦇼
糸6+20=総画数26 U+261FC
音読: シ、セ
◆繭や綿から引き出した節(ふし、紡いだ糸の途中にできる膨らみ)のある糸、またその糸で織(お)った布、同「紬」
𨏷車部
縲缧𦅍
糸6+21=総画数27 U+7E9D
音読: ルイ[漢呉]
◆絡(から)める
◆繋(つな)いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱(つな)・縄(なわ)、同「緤」「纍」
◆「纝紲・纝絏ルイセツ」◇罪人を縛(しば)る縄◇牢屋
金部
𦇾
糸6+21=総画数27 U+261FE
音読: エン[漢呉]
◆途切れずに続く、切れずに繋がる
𦈀綽绰繛𦅕
糸6+21=総画数27 U+26200
音読: シャク[漢呉]
◆ゆったりとしたさま、ゆとりがあるさま
䌫缆
糸6+22=総画数28 U+7E9C
音読: ラン[漢呉]
訓読: ともずな
◆ともずな、船を岸に繋ぎ止めるための綱(つな)
◆太い縄や綱
筆順
𦈃
糸6+22=総画数28 U+26203
音読: ドウ、ノウ
◆大きくゆったりとしたさま、緩(ゆる)いさま、同「儾」
𦈄孳孶𡥝𢀐𢇖
糸6+22=総画数28 U+26204
音読: シ[漢]、ジ[呉]
◆(人や動物が)子を生む、子が生まれ大いに育つ、(植物が)芽を出し盛んに茂る
◆「𦈄乳ジニュウ」「𦈄生ジセイ」◇生長(成長)し次々に増える、繁殖ハンショクする◇派生する、次から次へと枝分かれする
◆「𦈄尾ジビ」、鳥獣が交尾して子を生む
◆「𦈄𦈄シシ」、力を(気を)抜くことなく励(はげ)むさま、ひたすら一つのことだけに力を(気を)注ぐさま、同「孜孜」
𪈜鳥部

糸6+23=総画数29 U+7E9E
音読: レン
◆断(た)ち切れないさま
𩪾骨部
鳥部
𦈇繘𦇹
糸6+25=総画数31 U+26207
音読: イツ[漢]、イチ[呉]
◆釣瓶(つるべ、井戸の水を汲むための桶)を垂らすための縄(なわ)、同「綆」


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