総合目次のページ 辞典や用語集です 当サイトの全ページを一覧でご覧いただけます すべてのページの更新履歴です
[辞典・用語][漢字林][漢字林(非部首部別) 凵部]

[漢字林] [漢字林(非部首部別)] [付録]

「漢字林(非部首部別) 凵部] [部首索引]


凵2+0=総画数2 U+51F5 [カン、コン、ケン/]
◆中にものが入る器(うつわ)や窪(くぼ)みなどの形を表す字
◆かんにょう、うけばこ、部首名
筆順
𠙼凵2+口3=総画数5 U+2067C [未詳/]
◆未詳「【字彙補:丑集:口部:𠙼】古瓦切音寡見字辨」
𡉆凵2+土3=総画数5 U+21246 [ロウ/]
◆「𡉅𡉆ガロウ」、部屋や塀の内側の隅、同「旮旯」
凵2+大3=総画数5 U+368E [キョ、コ/さ・る] 去厺𠫥𠫟𠬑
◆今いるところから離れる、また離れて別のところへ行く
◆時(時間・月日・時代など)が過ぎる、過ぎてしまった時、「過去カコ」
◆今あるものを別のところに移す、また移してそこをあける、取り除く
◆ものを今あるところから別のところに移す、しまう、収蔵する、同「弆」
𡰮凵3+尸3=総画数6 U+21C2E [ガツ、ガチ/]
◆(禽獣などが獲物を食い尽くした後に、或いは肉を削ぎ取った後に、或いは朽ちた後に)残った骨、同「歹」
𡴳凵2+山3=総画数5 U+21D33 [ガク/たけ] 嶽𡽺岳𡷒𡵽𡵹𡶓𡶳
◆高く大きな山、高く大きく崇高スウコウな山、同「岳」
◆「五𡴳ゴガク」、中国の代表的な五つの名山、岱山タイザン(東嶽、現泰山、山東省泰安市 {山東省})、霍山カクザン(南嶽、現衡山、湖南省衡陽市 {湖南省})、華山カザン(西嶽、陝西省華陰市 {陝西省})、恆山コウザン(北嶽、山西省大同市渾源県 {山西省})、嵩山スウザン(中嶽、河南省鄭州市登封市 {河南省})
◆妻の父母に対する尊称、「岳父ガクフ(妻の父親)」「岳家ガクカ(妻の実家)」
𨊥凵2+車7=総画数9 U+282A5 [エイ、エ/] 軎𨊪𨊢
◆車軸の両端部に被(かぶ)せる円筒状の部品、ここに轄カツ(車輪脱落防止用の楔)を打ち込んで車軸を固定し車輪の脱落を防ぐ、同「轊」、「軎」は軹端シタンの輨カンと一体になっていることがある {乗物(車輪)}
𠙵凵2+1=総画数3 U+20675 [コウ、ク/くち] 口𠮚
◆動物の食べたり声を発したりするための器官
◆ものが出入りするために空(あ)けた(空いた)ところ、(口のように)全体の内の一部空いたところ
◆言葉、言葉を発する、語る
◆(一人或いは一頭に一つしかないことから)人や動物を数える語
𣏁𠙵3+木4=総画数7 U+233C1 [バイ、マイ、メ/うめ] 梅梅楳𣕱槑𤯏𣒫
◆ウメ(梅)、バラ科サクラ属の木、またその実 {ウメ}
凵2+2=総画数4 U+51F6 [キョウ、ク、クウ/]
◆よくない、不吉な、忌(い)まわしい、不運な、不幸な、逆は「吉」、同「兇」「㓙」「𣧑」
◆農作物のできが悪い
◆酷(ひど)い、酷(むご)い、厳(きび)しい
◆懼(おそ)れるようなこと、不安や恐れで怯(おび)えるようなこと、同「兇」
注解:「穴(凵)にはまってしまったさま(㐅)」の象形で「不運なこと、よくないこと」の意
筆順
凶4+亠2=総画数6 U+342B [キョウ、ク、クウ/] 凶㓙𣧑
◆不幸な、不運な、不吉な、よくない、忌(い)まわしい、逆は「吉」、同「兇」
◆農作物のできが悪い
◆酷(ひど)い、酷(むご)い、厳(きび)しい
◆懼(おそ)れる、不安や恐れに怯(おび)える、同「兇」「恟」
凶4+儿2=総画数6 U+5147 [キョウ、ク/] 𠒋
◆不幸な、不運な、不吉な、よくない、同「凶」
◆懼(おそ)れる、不安や恐れに怯(おび)える、またそのようなこと、同「恟」
筆順
凶4+勹2=総画数6 U+5308 [キョウ、ク/]
◆胸(むね、体の前の首の下から腹の上までの部分)、胸の内、同「胸」
◆「匈匈キョウキョウ」、不安や怯えで大勢が大声で言い合い騒然とするさま「【荀子:天論篇第十七】天不爲人之惡寒也…輟廣君子不為小人之匈匈也輟行(匈匈喧譁之聲與訩…)」
◆「匈奴キョウド」、秦代から西晋代(紀元前3世紀~4世紀)にかけて中国北方現モンゴル付近を勢力範囲とした遊牧騎馬民族の名 {秦代}
筆順
凶4+口3=総画数7 U+3573 [キョウ、ク、クウ/]
◆大勢の騒(さわ)がしい話し声、「㕳㕳キョウキョウ」、同「哅」
𡉰凶4+土3=総画数7 U+21270 [シ/いた・る] 至𦤳𦤵𦤴𡊏
◆目指すところに行き着く(達する、届く)、ある時間・状態になる(達する、届く)、同「到」
◆自分ところに届く、やって来る
◆それより先がない(これ以上はない)ところまで行き着く、極まる、同「到」
◆(隅々まで、限界まで)行き届く
◆極めて、非常に、この上なく
凶4+心3=総画数7 U+5FF7 [キョウ、ク/] 恟𢗮
◆懼(おそ)れる、不安や恐れに怯(おび)える、胸騒(むなさわ)ぎがする、同「懼」「兇」
𢗮凶4+心4=総画数8 U+225EE [キョウ、ク/] 恟忷
◆懼(おそ)れる、不安や恐れに怯(おび)える、胸騒(むなさわ)ぎがする、同「懼」「兇」
𢝿凶9+心3=総画数12 U+2277F [未詳/]
◆[韓]「非𢝿城(音未詳)」、古地名、未詳「【三國史記:卷第三十七:雜志第六:地理四 高句麗 百濟】三國有名未詳地分…非惱城…」
𦙄凶4+月(肉)4=総画数8 U+26644 [キョウ、ク/むね、むな] 胸胷𦙞𦚾𦚍𦛄
◆体の前の首の下から腹の上までの部分 {人体(胴部)}
◆内心ナイシン、心中シンチュウ、「胸の内」の意
𦙞凶4+月(肉)4=総画数8 U+2665E [キョウ、ク/むね、むな] 胸胷𦙄𦚾𦚍𦛄
◆体の前の首の下から腹の上までの部分 {人体(胴部)}
◆内心ナイシン、心中シンチュウ、「胸の内」の意
𣧑凶4+歹4=総画数8 U+239D1 [キョウ、ク、クウ/]
◆よくない、不吉な、忌(い)まわしい、不運な、不幸な、逆は「吉」、同「凶」「【呂氏春秋:卷第二十六:士容論第六:審時】…𣧑氣不入身無苛殃(苛病殃咎)」
凶4+水3=総画数7 U+6C79 [キョウ、ク/] 洶𣶑
◆水がぶくぶくと次々に泡(あわ)のように膨(ふく)れ上がる、ぽこぽこと涌(わ)き上がる
◆「汹汹キョウキョウ」◇水が次々にぽこぽこと涌(わ)き上がる◇騒(さわ)がしいさま、騒々ソウゾウしいさま
𥾜凶4+糸6=総画数10 U+25F9C [ソウ、ス/ふさ、す・べる、すべ・て] 總緫𦀙縂总𠂳
◆纏(まと)める、纏めて一つにする、同「総」「揔」「惣」
◆すべ・て、全て、皆(みな)、遍(あまね)く、同「総」「揔」「惣」
◆ふさ、長い糸や紐の一方を束ね、もう片方を垂らしたもの、束ねていない方を「房」、同「総」
◆「𥾜角ソウカク(あげまき)」、髪を束ねて紐で結(ゆ)わえ角(つの)のように突き立てる(結わえた先が垂れない)結い方、多く男児の髪の結い方、同「総角」、同「𩮀」「𩭤」
凶4+言7=総画数11 U+8A29 [キョウ、ク、クウ/]
◆それぞれが(大勢の人が)あれこれと(自分意見を)言い合う、あれこれと騒(さわ)がしく言い立てる、「訩訩キョウキョウ」、同「詾」
凶4+言2=総画数6 U+8BBB [キョウ、ク、クウ/]
◆それぞれが(大勢の人が)あれこれと(自分意見を)言い合う、あれこれと騒(さわ)がしく言い立てる、「讻讻キョウキョウ」、同「詾」
𧿖凶4+足7=総画数11 U+27FD6 [キョウ、コウ/]
◆足で地を踏む音、足音
凶4+酉7=総画数11 U+9157 [ク/] 䣴𨠯𨠮
◆酒に酔って正体ショウタイを失う(眠ってしまう、朦朧モウロウとする、意味不明の言動をする、怒り出すなど)、同「䣱」「醟」
筆順
𨥍凶4+金8=総画数12 U+2894D [キョウ、ク、クウ/] 𨥢
◆斧(おの)に設ける柄を差し込むための孔(あな)、同「銎」「銃」
𠙷凵2+2=総画数4 U+20677 [シン/] 囟𦥓𠚁䪿𩒦顖𩕄𩔨
◆頭蓋トウガイ・ズガイ、また胎児や新生児の頭蓋の左右の骨の額から後頭部にかけての接合部分、この時期は隙間があるが生長するにつれて次第に接合していく、日本では「泉門センモン」という
𨑿𠙷4+辵3=総画数7 U+2847F [未詳/]
◆未詳「【字彙補:酉集:辵部:𨑿】子斗切音走行貌」
𠙸凵2+2=総画数4 U+20678 [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷四:平聲四:談第二十三:甘𠙸𠙿】沽三切說文美也从口含一一道也古作𠙸𠙿」
𡉸𠙸4+土3=総画数7 U+21278 [セイ、セ/]
◆未詳
凵2+3=総画数5 U+51F8 [トツ、トチ/でこ]
◆周(まわ)りよりも高く突き出ている、またそのさま、凹(へこ)んでいるのは「凹」 {筆順(凸凹)}
◆突き出る
筆順
𠱂凸5+口3=総画数8 U+20C42 [未詳/]
◆未詳
凵2+3=総画数5 U+51F9 [オウ、ヨウ/くぼ・む、へこ・む、ぼこ]
◆周(まわ)りよりも低く窪(くぼ)んでいる、またそのさま、同「窪」、突き出ているのは「凸」 {筆順(凸凹)}
筆順
凹5+儿2=総画数7 U+5155 [シ、ジ/] 𠒅𠒃𠒊𠙃𧰽𧱃𤉡
◆姿はウシ(牛)に似て一本の角(つの)がある大形の獸の名、「兕牛ジギュウ」「【爾雅:釋獸】兕似牛」「【廣韻:上聲:卷第三:旨第五:兕】爾雅云兕似牛郭璞曰一角靑色重千斤」
◆「兕觥ジコウ」、兕牛を象(かたど)った酒器 {食器(酒器)}
筆順
𠱃凹5+口3=総画数8 U+20C43 [オウ、ヨウ、ジョウ、ニョウ/]
◆音写字(音オンを表す漢字)「【東溟奏稿(テキスト版):卷之二:計開】…𠱃■〈口目〉哩、哈嗎■〈口難〉…」
凹5+土3=総画数8 U+5787 [オウ、ヨウ/] 坳㘭𡌝
◆両側に岩などが高く聳(そび)えているところ、窪地(くぼち)
𧰽凹4+豕7=総画数11 U+27C3D [シ、ジ/] 兕𠒅𠒃𠒊𠙃𧱃𤉡
◆姿はウシ(牛)に似て一本の角(つの)がある大形の獸の名、「兕牛ジギュウ」「【爾雅:釋獸】兕似牛」「【廣韻:上聲:卷第三:旨第五:兕】爾雅云兕似牛郭璞曰一角靑色重千斤」
◆「兕觥ジコウ」、兕牛を象(かたど)った酒器 {食器(酒器)}
𧱃凹5+豕7=総画数12 U+27C43 [シ、ジ/] 兕𠒅𠒃𠒊𠙃𧰽𤉡
◆姿はウシ(牛)に似て一本の角(つの)がある大形の獸の名、「兕牛ジギュウ」「【爾雅:釋獸】兕似牛」「【廣韻:上聲:卷第三:旨第五:兕】爾雅云兕似牛郭璞曰一角靑色重千斤」
◆「兕觥ジコウ」、兕牛を象(かたど)った酒器 {食器(酒器)}
𩡿凹5+馬10=総画数15 U+2987F [バ、メ/ののし・る] 罵𦋻駡骂
◆悪口を浴びせ掛ける、「罵詈バリ」
◆刑罰の一つ、罪を厳しく責(せ)め咎(とが)める言葉を浴びせ掛ける刑罰、同「傌」
凵2+3=総画数5 U+51FA [シュツ、スチ、スイ/で・る、だ・す、い・ず]
◆範囲・領域・組織や区切り・境界の内(内側、内部、裏側、こちら側、私的なところ)から外(外側、外部、表側、向こう側、公のところ)に移る、また移す、外から内へ移ることを「入」
◆外に出っ張る
◆一部を除(のぞ)く、外(はず)れる
◆生まれる、産(う)まれる、それまでになかったものが形となって現れる
筆順
出5+人2=総画数7 U+3441 [チュツ、チュチ/]
◆短いさま、(姿勢や背が)低いさま、同「䂐」「【廣韻:入聲:術第六:㤕:䂐】短皃㑁上同」
出5+入2=総画数7 U+34B4 [コツ、コチ/]
◆出る「【廣韻:入聲:没第十一:骨:㒴】摩也」
𠕐出5+冂2=総画数7 U+20550 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:子集:冂部:𠕐】五音集韻與册同」
出5+力2=総画数7 U+3518 [チュツ、チュチ/] 黜𪐽
◆職位や階級を下げる、左遷する
◆退(しりぞ)ける、解任する、罷免ヒメンする、同「絀」
𠥱出7+匚2=総画数9 U+20971 [ゲツ、ゴチ/]
◆同「月」、唐の則天武后ソクテンブコウ(武則天ブソクテン、624年~705年)が定めた則天文字の一つ
𠩉出5+厂2=総画数7 U+20A49 [キク/] 𠨭𠩀𡴈
◆しっかりと(左)手に持つ、手に取りしっかりと握る、逆(右手)は「丮」「【正字通:子集下:厂部:𠨭】居六切音菊正譌拕持也从反丮轉注俗作挶非舉要左手𡙕持也一說敬事而拘迫不安也丮篆作■𠨭篆作𡴈合■𡴈卽鬥字」
出5+口3=総画数8 U+5484 [トツ、トチ/はなし]
◆「ちっ」「ちぇ」というような舌打ちする声
◆「きっ」と叱(しか)りつける、同「啌」
◆「咄嗟トッサ」◇ため息をつくさま、残念がるさま◇一瞬の間(ま)に
◆[日]はなし、人に語り聞かせる話
筆順
𠰕出5+口3=総画数8 U+20C15 [シュ、チュ/]
◆人を呼び寄せる声
𡛛出8+女3=総画数11 U+216DB [ドウ、ノウ/] 㛴𡜪𡜣𡝲𡢆𡢋𡡟
◆恨(うら)む、思い通りにならずに返す返す(かえすがえす)も残念に思う
𡭧出5+小3=総画数8 U+21B67 [未詳/]
◆未詳
出5+尸3=総画数8 U+5C48 [クツ、クチ/かが・む、こご・む、かが・める] 𡕜
◆(身体を)曲げる、折り曲げる、「屈伸クッシン(曲げ或いは伸ばす)」「屈伏クップク(体を折って伏せる、ひれ伏す)」
◆主張や信念などを曲げる、強く迫られて折れる、挫(くじ)ける、「屈服クップク」
筆順
𡶏出5+山3=総画数8 U+21D8F [クツ、ゴチ/] 崛𡽈
◆ぐっと高く突き出ている山、またそこだけが(それだけが)高く突き出ているさま、「崛崎クツキ」、同「崫」「𥪊」
注解:「【龍龕手鑑:卷一:山部第五:𡶏】或作崛正渠勿反山短而髙」
𡶸出6+山3=総画数9 U+21DB8 [サン、セン/やま]
◆地面が"△"状に高く盛り上がったところ、またその形や様子
◆土を丸く盛り上げた墓
◆十二章紋の一つ {服飾(十二章紋)}
出5+心3=総画数8 U+3915 [チュツ、チュチ/]
◆憂える、心配する、怖(おそ)れる
出5+手3=総画数8 U+62D9 [セツ、セチ/つたな・い]
◆下手(へた)なさま、上手(うま)くないさま、同「䂐」
◆飾り気がないさま
◆(語の頭に付け謙遜して)自分の
筆順
𢼍出5+攴4=総画数9 U+22F0D [セツ、セチ/]
◆下手(へた)なさま、上手(うま)くないさま、同「拙」
出5+日4=総画数9 U+6622 [ホツ、ホチ/] 𣅽
◆陽(ひ)が昇り始めたばかりのころ、明るくなり始めるころ「【楚辭補注:卷十七:怨上】時昢昢兮旦旦(日月始出光明未盛為昢昢一作朏…)」
筆順
𣅽出5+日4=総画数9 U+2317D [ホツ、ホチ/]
◆陽(ひ)が昇り始めたばかりのころ、明るくなり始めるころ「【楚辭補注:卷十七:怨上】時昢昢兮旦旦(日月始出光明未盛為昢昢一作朏…)」
出5+月4=総画数9 U+670F [ヒ、ハイ、ヘ/] 𣍧𣍺
◆陰暦三日頃に見える月、新月シンゲツ(月全体が地球の影になった時の月、朔サク)の後にはっきりと三日月の形に見える月、三日月、新月の後に初めて見えるようになったごく細い(陰暦一日の)月は「朒」
注解:本字(U+670F)の偏は「つき」で「にくづき」の「胐(U+80D0)」とは別字 {漢字(月)}
筆順
出5+月(肉)4=総画数9 U+80D0 [コツ、コチ/] 𦜇
◆臀部デンブ、尻(しり)
◆腰骨、骨盤、寛骨カンコツ(骨盤の一部で腸骨・坐骨・恥骨から成る左右に大きく張り出した骨、同「髖」「胯骨」)
注解:本字(U+80D0)の偏は「にくづき」で「つき」の「朏(U+670F)」とは別字 {漢字(月)}
𣍧出5+月4=総画数9 U+23367 [ヒ、ハイ、ヘ/] 朏𣍺
◆陰暦三日頃に見える月、新月シンゲツ(月全体が地球の影になった時の月、朔サク)の後にはっきりと三日月の形に見える月、三日月、新月の後に初めて見えるようになったごく細い(陰暦一日の)月は「朒」
出5+木4=総画数9 U+67EE [トツ、トチ/]
◆榾ほた、火に焼(く)べる木の切れ端、木端(こっぱ)、「榾柮コツトツ」
◆「枸榾クコツ」、ヤバネヒイラギモチ(矢羽根柊黐・矢羽柊黐)、モチノキ科モチノキ属の木 {ヤバネヒイラギモチ}
筆順
𣐯出5+木4=総画数9 U+2342F [シュウ、ズウ/]
◆未詳
出5+欠4=総画数9 U+6B2A [チュツ、チュチ、キ/]
◆未詳「【說文解字注:欠部:欪】咄欪(逗此㬪韵古語也)無慙一曰無腸意(無腸猶無心也按廣韵云訶也葢謂同咄)」
◆大声を出す、大声で怒鳴る、同「訶」
◆笑う、大笑いする、同「咥」
出5+水3=総画数8 U+6CCF [チュツ、チュチ/]
◆水が流れ出るさま
出5+火4=総画数9 U+70AA [セツ、セチ、チュツ、チュチ/]
◆火の光、火が光る(燃える)、またその音「【說文解字:火部:炪】火光也从火出聲…」
◆「炪爩チュツウツ」、火が燃え上がらないさま、燃え上がらずに煙が立ち昇るさま「【類篇:火部:炪】竹律切火聲又勑律切一曰炪爩煙皃又朱劣切說文火不光也」「【說文解字注:火部:炪】火光也(類篇作火不光集韵六術曰炪爩煙皃類篇同又九迄曰炪爩煙出也煙盛則光微此葢與上火猛作反對語…)」
◆拙(つたな)い、同「拙」「【說文解字:火部:炪】…商書曰予亦炪謀讀若巧拙之拙」
𤝒出5+犬3=総画数8 U+24752 [ドツ、ノチ/]
◆獣名、姿はイヌ(狗・犬)に似てヒョウ(豹)のような紋様があり前足がなく角があるとも、姿はトラ(虎)に似て体は黒く前両足がないとも、姿はタヌキ(狸)に似て体は青黒くよくネズミ(鼠)を捕らえるともいう「【爾雅注疏:釋獸】貀無前足(…似狗豹文有角兩足卽此種類也或說貀似虎而黑無前兩足)」「【康熙字典:酉集中:豸部:貀】《異物志》貀出朝鮮似狸蒼黑色無前兩足能捕䑕」
𤱟出5+田5=総画数10 U+24C5F [コウ/]
◆未詳
出5+疒5=総画数10 U+3F7E [ゴツ、ゴチ/] 𤴰
◆病(やまい)「【正字通:午集中:疒部:㽾】五忽切音兀說文病也一說婦人帶下有出病出當卽㽾」「【景岳全書:卷五十四】(家秘)祛痛散(七一)治諸般心氣痛或氣滯不行攻刺心腹痛連胸脇小腸弔㽾及婦人血氣刺痛此方屢用無不神效」
出5+矢5=総画数10 U+4090 [セツ、セチ/]
◆短いさま、(姿勢や背が)低いさま、同「𠭴(𥏞)」「㑁」
◆拙(つたな)いさま、下手(へた)なさま、同「拙」
出5+石5=総画数10 U+7840 [ソ、ショ/いしずえ] 礎𥗈
◆建物や橋などの構築物を支えるための柱の下に敷く大きな石、同「礩」「磶」「磌」「磩」「磉」
◆物事の土台(基礎、基本)となるもの
出5+示5=総画数10 U+795F [スイ/たた・る、たた・り] 𥚢𥜱
◆鬼神が齎(もたら)す怪しげな(不思議な)良くないこと、また禍(わざわい)
◆[日]人の理解が及ばないもの(神仏や怨霊オンリョウなど)が起こしたと考えられる災禍サイカ・罰バツ
筆順
𥞃出5+禾5=総画数10 U+25783 [スイ/]
◆収穫した穀物を売りに出す
出5+穴5=総画数10 U+7A8B [チュツ、チュチ/]
◆ものが穴の中に入っているさま、同「䆛」
◆「不窋フチュツ」、后稷コウショク(本名姬棄キキ、穀物の栽培をよくし舜シュンに仕えてその普及に努めた)の子、生没未详
出5+竹6=総画数11 U+7B1C [チュツ、チュチ/]
◆筍ジュン(たけのこ)、タケ(竹)の若芽「【玉篇:卷十四:竹部第一百六十六:笜】丁律切筍」「【詩傳名物集覽:卷十:維筍及蒲】…筍青緑色萌篛𥴢笜{⿱竹𦤃}皆筍别名…」
出5+米6=総画数11 U+7C9C [チョウ/せり] 糶𥽀𥺋
◆穀物を売りに出す、買い入れるのは「糴」「籴」
◆[日]せり、競(せ)り、競り売り
出5+糸6=総画数11 U+7D40 [チュツ、チュチ/]
◆縫(ぬ)う、縫い合わせる
◆退(しりぞ)ける、解任する、罷免ヒメンする、同「黜」
◆足りない、不足する、劣る
◆屈クッする、退(しりぞ)く、屈服する、同「詘」
筆順
出5+糸3=総画数8 U+7ECC [チュツ、チュチ/]
◆縫(ぬ)う、縫い合わせる
◆退(しりぞ)ける、解任する、罷免ヒメンする、同「黜」
◆足りない、不足する、劣る
◆屈クッする、退(しりぞ)く、屈服する、同「詘」
出5+耳6=総画数11 U+8049 [タイ、ギツ、ゴチ/]
◆知恵がない、言葉に(話に)聞くべきところがない「【說文解字注:耳部:聉】無知意也(此意內言外之意無知者其意聉者其䛐也方言曰聾之甚秦晉之閒謂之𦘍注曰言聉無所聞知也…)」
𦨥出5+舟6=総画数11 U+26A25 [未詳/]
◆「𦨥𦪭(音未詳)」、軍船の名
出5+艸3=総画数8 U+8301 [サツ、セチ/]
◆芽生(めば)える「【廣雅:卷一:釋詁】挺秀䚥拔揠擢湧溢𢧭(出允)䔞茁(側劣)裔生出也」
◆生長セイチョウ(成長)する、「茁壯サッソウ(大きく逞たくましく育つさま)」
筆順
出5+虫6=総画数11 U+45A6 [クツ、クチ、セツ、セチ/]
◆「蛣䖦・蛣𧌑キツクツ」、キクイムシ(木食い虫)、キクイムシ科の虫、また樹木などを食い荒らす虫
◆「䖦蟱セツブ」、クモ(蜘蛛)、クモ目の節足動物、別名「蝃蟊セツボウ」
出5+衣5=総画数10 U+88A6 [ノウ、クツ、ゴチ/]
◆未詳「【廣韻:入聲:鎋第十五:妠:袦】下人帶襦名」「【字彙:申集:衣部:袦】亡人帶襦名」
◆「䘪袦シュウクツ」、襤褸ランル(ぼろ)、綻(ほころ)んだり傷んだりした衣服、粗末な衣服、同「䘪䘿」
出5+言7=総画数12 U+8A58 [チュツ、チュチ、クツ、クチ/]
◆退(しりぞ)く、屈クッする、屈服する、同「絀」
◆屈(かが)む、折れ曲げる、(体を)折って縮(ちぢ)こまる、同「誳」
◆しどろもどろになる、言い淀(よど)む、言葉が詰まる、同「誳」
筆順
出5+言2=総画数7 U+8BCE [チュツ、チュチ、クツ、クチ/]
◆退(しりぞ)く、屈クッする、屈服する、同「絀」
◆屈(かが)む、折れ曲げる、(体を)折って縮(ちぢ)こまる、同「誳」
◆しどろもどろになる、言い淀(よど)む、言葉が詰まる、同「誳」
出5+豸7=総画数12 U+8C80 [ドツ、ノチ/] 𤝒
◆獣名、姿はイヌ(狗・犬)に似てヒョウ(豹)のような紋様があり前足がなく角があるとも、姿はトラ(虎)に似て体は黒く前両足がないとも、姿はタヌキ(狸)に似て体は青黒くよくネズミ(鼠)を捕らえるともいう「【爾雅注疏:釋獸】貀無前足(…似狗豹文有角兩足卽此種類也或說貀似虎而黑無前兩足)」「【康熙字典:酉集中:豸部:貀】《異物志》貀出朝鮮似狸蒼黑色無前兩足能捕䑕」
出5+走7=総画数12 U+8D89 [クツ、ゴチ/]
◆突然走り出すさま、同「𧿺」「【玉篇:卷十:走部第一百二十六:趉】渠詘九勿二切卒起走也」「【集韻:卷九:入聲上:迄第九:𧿺趉𧺐】走皃」
◆「趉胡呂烏甘豆可汗(ケツコリョカントウカン)」、慕容順ボヨウジュン(604?年~635年、吐谷渾トヨクコンの首領)の号「【通典:卷一百九十:邊防六:西戎二:吐谷渾】…大寧王順歸降於是重建其國封順為西平郡王仍加趉(巨屈反)胡呂烏甘豆可汗之號…」 {隋代}
𧿺出5+足7=総画数12 U+27FFA [ケツ、コチ/]
◆突然走り出すさま、同「趉」「【玉篇:卷十:走部第一百二十六:趉】渠詘九勿二切卒起走也」「【集韻:卷九:入聲上:迄第九:𧿺趉𧺐】走皃」
◆未詳「【龍龕手鑑:卷四:足部第十二:𧿺】俗䠇正渠勿反足刃也玉篇強也」
𨒞出5+辵3=総画数8 U+2849E [カン/]
◆未詳
出5+金8=総画数13 U+922F [トツ、ドチ/] 𨱄
◆鈍(にぶ)い
◆小さな刃、小さな刃物
𨱄出5+金5=総画数10 U+28C44 [トツ、ドチ/]
◆鈍(にぶ)い
◆小さな刃、小さな刃物
𩂗出5+雨8=総画数13 U+29097 [ホク、ボク/]
◆未詳「【集韻:卷九:入聲上:沒第十一:𩂗】雲皃」
出5+音9=総画数14 U+97F7 [ラク/]
◆音や声がざわざわと煩(うるさ)い
出5+頁9=総画数14 U+4ABC [セツ、セチ/]
◆頬骨キョウコツ(ほおぼね、ほほぼね)、頬(ほお、ほほ)「【黃帝內經:靈樞經:經脈】…別頰上䪼抵鼻至目內眥斜絡於顴…」「【玉篇:卷四:頁部第三十六:䪼】之劣切漢髙祖隆䪼龍顏」「【廣韻:入聲:薛第十七:拙:䪼】面秀骨」
筆順
出5+食8=総画数13 U+98FF [トツ、トチ/]
◆「餶飿コツトツ」、餃子(ぎょうざ)やワンタン(餛飩・雲呑)などに似た食べ物で、餡アンを皮で包んだもの
出5+食3=総画数8 U+9973 [トツ、トチ/]
◆「馉饳コツトツ」、餃子(ぎょうざ)やワンタン(餛飩・雲呑)などに似た食べ物で、餡アンを皮で包んだもの
出5+香9=総画数14 U+4B6F [ホツ、ボチ/]
◆香(かお)り、芳(かぐわ)しい香りが広がるさま、同「馞」「【香譜:卷下:香之事】…香之氣…曰䭯(普没反)…」
𩢎出5+馬10=総画数15 U+2988E [トツ、トチ/]
◆「䮩𩢎コツトツ」、獣名、未詳「【玉篇:卷二十三:馬部第三百五十七:䮩】古忽切䮩𩢎獸出北海」「【廣博物志:卷四十八:鳥獸五】䮩𩢎野馬也出北海形似鹿蜀(說文)」
𩨳出5+骨10=総画数15 U+29A33 [未詳/]
◆未詳「【漢書(前漢書):卷八十七:揚雄傳第五十七下】西厭月𩨳東震日域(服虔曰𩨳音窟穴之窟月𩨳月所生也」師古曰日域日初出之處也…)」「【正字通:亥集上:骨部:𩨳】…揚雄長楊賦西厭月𩨳東震日域楊愼曰𩨸古窟字服虔註以為月所出恐非李白詩天馬來出月氏窟月窟卽月氏之國日域指日逐單于借…」(「𩨸{⿰骨出}」に「月𩨸」がある)
◆未詳「【玉篇:卷二十九:出部第四百六十一:𩨳】都骨切鳥鳴豫知吉凶」
𩨸出5+骨10=総画数15 U+29A38 [未詳/]
◆古代中国西域の地名、或いは民族名(或いは国名)、未詳「【西使記:提要】…皇上神武奮揚戡定西域崑崙月𩨸盡入版圖…(「𩨳{⿰出骨}」に「月𩨳」がある)
◆未詳「【文献通考:卷一百三十八:樂考十一:蘆管】…新傾杯二曲有數拍不均嘗命俳優辛骨𩨸拍不中因瞋祝骨𩨸憂懼一夕而斃(「蘆管ロカン」はアシ(蘆、葦)の茎で作った管楽器]」
◆未詳「【龍龕手鑑:卷四:骨部第十四:𩨸】當沒反𩨸䮩獸名也(「【廣博物志:卷四十八:鳥獸五】䮩𩢎野馬也出北海形似鹿蜀」にある「䮩𩢎コツトツ」を指すものか?)
𩶌出5+魚11=総画数16 U+29D8C [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:亥集中:魚部:𩶌】《博雅》土乙切音朏齧也」
𩿩出5+鳥11=総画数16 U+29FE9 [未詳/]
◆未詳「【玉篇:卷二十四:鳥部第三百九十:鴝】具愚切鴝鵒也鸜同上𩿩古文」「【正字通:亥集中:鳥部:𩿩】同鵽奇字韻𩿩古文鴝字誤」
出5+黑12=総画数17 U+9EDC [チュツ、チュチ/] 𪐽㔘
◆職位や階級を下げる、左遷する
◆退(しりぞ)ける、解任する、罷免ヒメンする、同「絀」
筆順
𪐽出5+黑12=総画数17 U+2A43D [チュツ、チュチ/] 黜㔘
◆職位や階級を下げる、左遷する
◆退(しりぞ)ける、解任する、罷免ヒメンする、同「絀」
𪗨出5+齒15=総画数20 U+2A5E8 [シュツ、シツ/]
◆歯で噛む、齧(かじ)る
𠙻凵2+3=総画数5 U+2067B [オウ/] 王𠰶
◆天下を統治する者、またその一族、「三つの横棒はそれぞれ天人地を表しそれらを纏め治める者」の意
◆国を治める者、秦代以降は国の統治者を「皇帝」と呼び皇帝によって与えられた領土を治める者を「王」とした
◆一族・一類に君臨する者
筆順
𦤍𠙻5+自6=総画数11 U+2690D [コウ、オウ/きみ、すめら] 皇𦤃
◆君主、偉大な王、天下を治める者、「皇帝コウテイ」「皇天コウテン(天の神、天下を治める者)」
◆大きい、偉大な、神々(こうごう)しい
◆煌々コウコウと光り輝(かがや)く、輝かしい、明々とした光が四方に広がる、同「煌」
◆祖先に対する敬称
◆「堂𦤍・堂堭ドウコウ」◇四方に壁のない広い部屋、大きな広間(ひろま)◇大きく堂々としたさま
◆[日]すめら、天下を治(おさ)める者を指す語、「天皇テンノウ(すめらぎ)」
𠙼口部
𠙽凵2+3=総画数5 U+2067D [カイ、ケ/] 凷𠚛𡒽
◆土塊(つちくれ)、土の塊(かたまり)
𠙽5+尸3=総画数8 U+5C46 [カイ、ケ/とど・く、とど・け]
◆目標・目的とした場所や時間に行き着く、到(いた)る、達する
◆[日]とど・け、監督者に提出する申請・報告などの文書
筆順
𧆣𠙽5+虍6=総画数11 U+271A3 [ロ/] 𧆨𧆭𧇄𧇏𧇕
◆胴が膨らみ口が窄まった首が細長い瓶(かめ)、同「𦉈」
◆虎の紋様が彫り込まれた器
◆飯を盛る器
𦥒臼部
凵2+6=総画数8 U+51FD [カン、ゴン/はこ] 凾圅𠚗
◆文書などを入れる蓋付きの小形の箱、鎧などを入れる箱、収納箱
◆中に入れる、しまい込む
◆中に入れて閉じる、また蓋をする、また封をする
筆順
函8+口3=総画数11 U+35A4 [カン、ゴン/] 𠷭
◆「㖤㗅カンコ」◇声を荒げて怒るさま◇何を言わんとしているのかよく分からないさま
函8+山3=総画数11 U+5D21 [カン、ゲン/]
◆「崡谷カンコク」、地名、現「函谷」、崤山コウサン・コウザン(河南省洛陽市洛寧県西部と陝西省西安市東部の境にある山)の麓(ふもと)にあったという関所(せきしょ)「【龍龕手鑑:卷一:山部第五:崡】音咸崡谷山又紀力反亦山名也」
◆人名用字、「趙崡チョウカン(「石墨鐫華セキボクセンカ」などを著した、1564年~1618年)」
𢃗函8+巾3=総画数11 U+220D7 [カン、ゴン/] 𢄜
◆耳を覆(おお)い塞(ふさ)ぐ布、同「䘶」「【玉篇:卷二十八:巾部第四百三十二:𢃗】乎坎切壅耳也或作䘶」「【集韻:卷六:上聲下:感第四十八:𢄜𧜄】巾擁耳也」
𦜆函8+月(肉)4=総画数12 U+26706 [カン、ガン/] 𦞞
◆下唇の下の中央の窪(くぼ)み、上唇の上は「臄」
函8+木4=総画数12 U+3B80 [カン、ゴン/]
◆物を入れる箱、収納箱、同「函」「椷」
◆箱に物を入れる、入れて蓋をする、また封をする、同「函」「椷」
𣣖函8+欠4=総画数12 U+238D6 [未詳/]
◆未詳
函8+水3=総画数11 U+6DB5 [カン、ゴン/] 㴠𣹢
◆水に浸(つ)ける、たっぷりの水で潤(うるお)す
◆中が(内容が)たっぷりと潤っている、また豊かである
筆順
函8+竹6=総画数14 U+4204 [カン、ゴン/] 𥲌
◆「䈄𥳔カンタ」、竹名、太さは足の(親)指程で、堅く、中は白く柔らかいものがぎっしりと詰まっており、生垣(いけがき)などに利用されるという、同「筨𥳔、筨𥬸」「箛𥬸コタ」「【竹譜(李衎):卷七】䈄𥳔竹戴凱之…大如足指堅厚修直腹中白膜闌隔狀如濕{⿺麥靣}…閩中記曰筨𥬸竹圓如指大可編藩籬筨𥬸即䈄𥳔也」「【廣韻:下平聲:覃第二十二:含:䈄】實中竹名」
函8+艸3=総画数11 U+83E1 [カン、ゴン/]
◆蕾(つぼみ)、ふっくらと膨らんで今にも花が開き出しそうなさま、また穀物などの穂ホ(茎の先に多数の花・実などが密集して付いたもの)がふっくらと膨らむさま、同「莟」
◆「菡萏カンタン」、ハス(蓮、ハス科ハス属の水草)の花、またハスの花の蕾 {ハス}
筆順
函8+虫6=総画数14 U+872C [カン、ゴン/]
◆小形の巻貝「【爾雅注疏:釋魚】蠃小者蜬(《疏》蠃與螺音義同其小者名蜬)」
◆水棲の貝、陸棲は「贆」「【爾雅注疏:釋魚】貝居陸贆在水者蜬」
𧖾函8+血6=総画数14 U+275BE [未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集:血部:𧖾】與𧗀同見六書統」
函8+衣5=総画数13 U+4636 [カン、ゴン/]
◆耳を覆(おお)い塞(ふさ)ぐ布、同「𧜄」「𢃗」「【玉篇:卷二十八:巾部第四百三十二:𢃗】乎坎切壅耳也或作䘶」「【龍龕手鑑:卷一:衣部第十:䘶】胡感反壅耳也與𢞊同」
◆衣服の袖(そで)「【廣雅:卷七:釋器】裪(桃)𧝃(決)袿(圭)襡(大口)䘶(含)𧙤(妬禾)袔(賀)䘸(亦)衪(夷)袼(各)𧛫(胡)䙎(乎佳)袂衽袖也」
函8+金8=総画数16 U+4934 [カン、ガン/]
◆鎧(よろい)
◆鎧櫃(よろいびつ)、鎧などの収納箱
𨺂函8+阜3=総画数11 U+28E82 [カン、ゲン/おちい・る、おとしい・れる] 陷陥䧟𨺻
◆穴、地面が落ち窪(くぼ)んだ穴、同「臽」
◆落とし穴、「陷阱・陷穽カンセイ」
◆穴に落ち込む、穴に填(は)まり込む
◆穴や罠(わな)に落とし入れる、攻め落とす
函8+頁9=総画数17 U+9844 [カン、ゴン/] 𩔞𩔓
◆口腔コウコウ(口の中の空洞部分)上下の骨・筋肉・皮膚などの組織の総称、日本でいう顎(あご)、同「頜」「頤」「𦛜」 {人体(頭部)}
田部
𠚌凵2+6=総画数8 U+2068C [未詳/]
◆未詳「【字彙補:子集:凵部:𠚌】卑民切音贇義未詳」
𢉈𠚌8+广3=総画数11 U+22248 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:寅集:广部:𢉈】與墻同見漢史晨饗孔廟碑」
凵2+7=総画数9 U+51FE [カン、ゴン/はこ] 函圅𠚗
◆文書などを入れる蓋付きの小形の箱、鎧などを入れる箱、収納箱
◆中に入れる、しまい込む
◆中に入れて閉じる、また蓋をする、また封をする
筆順
𠷭凾9+口3=総画数12 U+20DED [カン、ゴン/]
◆「𠷭㗅カンコ」◇声を荒げて怒るさま◇何を言わんとしているのかよく分からないさま
𡎕凾9+土3=総画数12 U+21395 [ギ/あり] 蟻蚁𧕶𧍽𧑢
◆アリ(蟻)、アリ科の昆虫、同「螘」
𢞊凾9+心3=総画数12 U+2278A [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷一:衣部第十:䘶】胡感反壅耳也與𢞊同」「【字彙補:卯集:心部:𢞊】紀力切音亟急性相背也」「【康熙字典:卯集補遺:心部:】《龍龕》紀力切音亟急性相背也(「《龍龕》…急性相背也」は「【龍龕手鑑:卷一:心部第四:𢞳】俗㥛正紀力反息性相背也」の「息性相背也」を指すものか?)
凾9+水3=総画数12 U+3D20 [カン、ゴン/] 涵𣹢
◆水に浸(つ)ける、たっぷりの水で潤(うるお)す
◆中が(内容が)たっぷりと潤っている、また豊かである
𦴻凾9+艸3=総画数12 U+26D3B [未詳/]
◆未詳
𠚏凵2+7=総画数9 U+2068F [ソウ、ショウ/] 臿𦥫𦥛𢆍
◆穀物の殻を取るために臼(うす)に入れ搗(つ)く、同「舂」「𦦈」
◆田畑を耕(たがや)す農具で鍬(くわ)や鋤(すき)の類、同「鍤」
𡎫𠚏9+土3=総画数12 U+213AB [未詳/]
◆未詳「【字彙補:丑集:土部:𡎫】側甲切音䰖不淨貌〇又初戢切音𡍪㙷重累土也」
𡟢𠚏9+女3=総画数12 U+217E2 [未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷二:女部第八:𡟢】士洽反*𡟢𣇍戲謔也𣇍五洽反(「【康熙字典:丑集補遺:女部:𡟢】《五音篇海》士洽切*䀹𡟢戲謔也」は「䀹𡟢」とする)
𢰔𠚏9+手3=総画数12 U+22C14 [ソウ、ショウ/さ・す] 插揷挿𢭉
◆細長いもの(先が尖ったもの)を刺し入れる
◆空いたところ(隙間や穴)に差し入れる
𣣨𠚏9+欠4=総画数13 U+238E8 [ソウ、ショウ/] 歃㰱𣣮
◆(口に流し入れるような飲み方ではなく)尖らせた口を飲み物の中に入れるようにして啜(すす)る、舐(な)めるように啜る、古代皿に注いだ生贄(いけにえ)の血を互いに啜(すす)って同盟の証(あかし)としたが、その際の啜り方をいう
𤗠𠚏9+片4=総画数13 U+245E0 [ソウ、ジョウ/]
◆扉(とびら)を上下させることによって開閉する城門(ジョウモン)、懸門(ケンモン)
𥀉𠚏9+皮5=総画数14 U+25009 [未詳/] 𥀈𤿪
◆「皺𥀉スウソウ」、老人の皮膚のように皺(しわ)が寄り艶(つや)が失われるさま「【廣韻:入聲:洽第三十一:眨:𥀈】皺𥀈皮老」「【集韻:卷十:入聲下:洽第三十二:𥀈】皺𥀈老人皮膚皃」
𧪗𠚏9+言7=総画数16 U+27A97 [ソウ、ショウ/] 䛽𧬿
◆お喋(しゃべ)りなさま、「䜞𧪗セイソウ」「𧪗䜞ソウセイ」
◆「𧪗𧬬ソウガ」、冗談を言うさま、面白おかしい冗談「【集韻:卷十:入聲下:洽第三十二:𧬬】五洽切䛽諜語笑皃」
◆未詳「【集韻:卷十:入聲下:洽第三十二:䛽】儳言…䜞䛽多言…䛽𧬬言不定」「【字彙:酉集:言部:䛽】側洽切音插讒言…」「【正字通:酉集上:言部:䛽】同喢…篇海訓讒言又𧩂言不定𠀤非」
𧷊𠚏9+貝7=総画数16 U+27DCA [チョウ/] 𧶵
◆博戲(ハクギ、賭けごと、博打バクチ、賭博トバク)の名
𧼶𠚏9+走7=総画数16 U+27F36 [ソウ、ジョウ/] 𧼰𨕷
◆あっという間に行く(通り過ぎる)さま、同「𢔣」「【字彙補:酉集:辵部:𨕷】與𧼰同行疾貌」
𠚖凵2+9=総画数11 U+20696 [キョク、コク/ま・がる、くせ] 曲𨴈
◆真っ直(す)ぐでない、撓(たわ)む、"("字形のように弧を描くように曲がることを指し"〈"字のように鋭角に曲がることを「折」という
◆歪む、正しい状態や方向から左右・前後・上下の方向に外れる
◆入り組んでいる、入り組んで奥まっている
◆歌や舞の旋律、「波打つように変化する」ことから
◆蚕箔サンパク、竹などを網状に編んだ蚕を飼うための平らな籠(かご)、同「筁」
𧀍𠚖14+艸6=総画数20 U+2700D [キョク、コク/] 䒼𦮒
◆蚕箔サンパク、竹などを網状に編んだ蚕を飼うための平らな籠(かご)、同「曲」「筁」


[漢字林] [漢字林(非部首部別)] [付録]

「漢字林(非部首部別) 凵部] [部首索引]

総合目次のページ 辞典や用語集です 当サイトの全ページを一覧でご覧いただけます すべてのページの更新履歴です