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[辞典・用語][印刷関係用語辞典][さ行]

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や~ 英数

さいこう【再校】

最初の校正刷り(初校)に対して修正などが発生し、修正個所の確認が必要な場合に、改めて刷り直す校正刷り。三度目の校正を「三校」、四度目を「四校」という。

さいはん【再版】

以前に印刷したものを、再び印刷すること。初めて印刷したものは「初版」或いは「初刷り」と呼ぶ。

さっぱん【刷版】

下版されたフィルムを焼き付けたPS版などの版。焼き付ける作業。

さつりょう【刷了】

印刷が終わること。

ざらがみ【更紙】

化学パルプの比が40%未満の洋紙。印刷用紙としては最下級の紙。

しあがりサイズ【仕上りsize】

印刷物の仕上りの寸法。通常、A列とB列に分類される。単位mm。

ジェイペグ【JPG,JPEG、joint photographic experts group】

じおくり【字送り】

写植の指定で、文字間の空きの指定。歯送り数で指定する。

しき【紙器】

ダンポールや板紙・厚紙などでできた紙製の容器の総称。抜き加工を施したものを指す場合もある。

シークレットはがき【secret葉書】

印刷した葉書を折り、熱と圧を加えて貼り合わせた葉書。容易に剥がすことができるが、一旦剥がすと元に戻せないという特性がある。

ジフ【GIF、graphics interchange format】

しめしみず【湿し水】

平版印刷で、版の非画像部へ印刷インキが付着しないようにするための水溶液。

しゃしょく【写植】

指定された文字をネガフィルム状の文字盤から探し出し、そこに光を当てて(必要があれば、文字を任意に変化させ)印画紙に焼き付けること。写真植字の略。数多くの書体があり、各種の記号や罫線なども揃っており、文字の大きさや形・行間なども任意に変えることができる。現在では、パソコンなどによる文字盤フィルムを用いない電算写植が主流である。

シャドー【shadow】

本来は影の部分を指すが、絵柄の色の濃い部分を指すことが多い。

しゅうはん【集版】

分解されたカラーや文字版などの部品を一枚のフィルムに纏め上げる作業。

しゅっこう【出校】

校正刷りを発注者に提出すること。

しゅっちょう こうせい【出張校正】

発注者が校正刷りのある場所まで出向いて校正すること。

じょうしつし【上質紙】

化学パルプ100%の洋紙。表裏の紙質の差が少なく強度はあるが、艶はない。
中質紙下級紙

じょうせいほん【上製本】

本文を製本してから、厚手の表紙を糊付けするなどして仕上げる製本の方法。
並製本

しょこう【初校】

印刷物のレイアウトや色調を確認するための最初の校正刷り
再校

シルクスクリーンいんさつ【silk screen printing】

孔版印刷の一つで、シルク(絹)やアクリル網目(スクリーン)を使い、インキを通さない部分の目をつぶしてインキの透過を加減して印刷する方式。

しろくばん【四六判】

洋紙のサイズの一。788mm * 1091mm

スキャナ【scanner】

印刷物やプリントされた画像データを円筒形のドラムに貼り付け、このドラムを回転させながら光で走査(スキャン)し、デジタルデータに変換する装置。

スクリーン【screen】

網点のついたフィルム。網撮り網フセの際に使用する。

スクリーン印刷【screen printing】シルクスクリーン印刷

スクリーンせんすう【Screen線数】線数

スミ【墨】

黒色のこと。

すりいろ【刷色】

印刷するインキの色。印刷する色を指定する際などに、「刷色を指定する」などという。

すりだし【刷出し】

本刷を始めた直後の印刷物。見当・色調や原稿との照合など、印刷を続行するかどうか最終的に判断する。

すりほん【刷本】

印刷が終わり、加工が済んでいない印刷物。

すりほん のうにゅう【刷本納入】

印刷だけで加工をせずに納入すること。

せ【背】

本の綴じる部分。(綴じずに切り落とす他の三方を小口という)
中綴
本

せいはん【製版、plate making】

印刷は「版」にインキをつけ、これを紙などに転写する方法をとる。この「版」を作る工程や作業のこと。
原稿
版下や上のような写真・イラスト・ロゴなどを撮影し、これを色毎に分解(カラーの場合は、墨B・藍C・紅M・黄Yの4色に分解される)、更に、それを色毎にまとめてフィルムを作成する工程や作業。
分解
上は色毎のフィルムになった状態。
原稿の
花の紫は藍Cと紅Mで再現し、
葉の緑は藍Cと黄Yで再現することから、
その部分が黒くなり、インクが濃くなる。

せいほん【製本】

印刷が終わった用紙(刷本)を折って綴じ、本に仕上げること。
製本の種類には、中綴平綴・かがり綴(糸綴り)・無線綴並製本上製本などがある。

せきりょう【責了】校了

せちょう【背丁】

ページ物を製本する場合に、折丁の順番を容易に見分けられるよう、各折丁の背に印刷される文字や記号。通常は、「書名」と「折丁番号」。

せひょう【背標】

背丁と同じ目的で、各折丁の背に印刷される目印。各折丁が正しい順に重ねられていると、背標は階段状になる。
背標

せりだし【せり出し】

同じサイズの紙を重ねて折ると、内側の紙が、紙の厚さ分だけ外に飛び出す。この、飛び出した部分を「せり出し」という。
中綴

せんがはん【線画版】

網点がなく、従って階調のない版。

せんすう【線数】

網点を作る際に用いるスクリーンの1インチ当たりの線の数。単位は lpi(line per inch)。

ぜんばん【全判】

用紙サイズそのままの大きさの紙。半分した紙を「半裁」、四分の一にした紙を「四裁」という。

そうてい【装丁】

書籍のデザイン。本の表紙やサイズ・レイアウト・書体など体裁に関する全てを指す。

そんし【損紙】

印刷などの工程で、使用できなくなった用紙。「ヤレ紙」とも呼ぶ。



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