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[辞典・用語][漢字林][冂部]

[漢字林] [漢字林(非部首部別)] [付録]

[漢字林 冂部] [部首索引]


冂2+0=総画数2 U+2E86 [/]
◆漢字の構成部分
冂2+0=総画数2 U+5182 [ケイ、キョウ/]
◆遥(はる)か遠く離れた地、同「冋」「坰」、都(みやこ)を囲む城壁の外に広がる地で都から百里以内の地を「郊コウ」、その外を「野ヤ」、その外を「林リン」、その外を「冂ケイ」といった「【說文解字: 冂部:冂】邑外謂之郊郊外謂之野野外謂之林林外謂之冂象遠界也」
◆けいがまえ、部首名
漢字林(非部首部別)
筆順
𦉳冂6+0=総画数6 U+26273 [ボウ、モウ/] 网𦉯𦉸𦉽𦉺𦊀𦉮𠕃𠕈𠕀𠔿𦋟𦁒
◆網(あみ)、糸や紐(ひも)を格子状に目を粗(あら)く編んだ魚や鳥獣を捕(と)らえる網、同「網」
漢字林(非部首部別)
𠔼冂2+1=総画数3 U+2053C [ボウ、ミョウ/]
◆同じものが重なる、重複する
漢字林(非部首部別)
入部
冂2+2=総画数4 U+5183 [ボウ、モウ/]
◆被(かぶ)せる、上から覆う
漢字林(非部首部別)
筆順
冂2+2=総画数4 U+5184 [ゼン、ネン/]
◆毛が柔らかく垂れるさま
◆柔らかなさま、しなやかなさま
◆ゆっくりと進むさま
漢字林(非部首部別)
冂2+2=総画数4 U+5185 [ダイ、ナイ/うち] 內𡗠
◆外から中に入る、入れる
◆限られた範囲・領域の中、区切りや境目の中、同「中」
◆ある一定の範囲に含まれるもの、囲われたり覆われたりしていて外からは見えないもの、公(おおやけ)ではない私的なもの、またそのようなこと、またそのようなところ、逆は「外」
◆「内室ナイシツ」◇部屋、特に奥の部屋、寝室、婦女子の居室◇(奥の部屋に住まうことから)妻
◆宮中、朝廷
注解:「内」の本字「內」は、覆われた(囲われた)ところ(冂)の外側から内側に入れる(入る)さま(入)を象ったもので「周りが覆われたものの内」の意味を持つ、「内」の「人」は「入」が変化したもの
漢字林(非部首部別)
筆順
冂2+2=総画数4 U+5186 [エン/まる、まる・い、まどか、まろ・やか] 圓圎圆
◆丸い形、中心から等距離にある全ての点を順に結んだ線が成す形
◆丸い、角(かど)がない、尖(とが)ったところがない
◆丸くなる、丸く纏(まと)まる、誰にとっても満足できる、どこをとっても欠けているところがない
◆[日]日本の通貨の単位
漢字林(非部首部別)
筆順
冂2+2=総画数4 U+5187 [ボウ、ミョウ/]
◆[香]無(な)いの意味を表す語
◆「冇骨消ボウコツショウ」、ソクズ(蒴藋)、レンプクソウ科ニワトコ属の草 {ソクズ}
冂2+2=総画数4 U+5188 [コウ/おか] 岡𡶬𦊤𡶩𡷇崗岗㟵𡹏𡹤㟠𨹽𠆼
◆土地が小高くなっている所
◆山の尾根、高みが連なっているところ、同「堽」
漢字林(非部首部別)
𠔽冂2+2=総画数4 U+2053D [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷二:平聲:真第十七:人𠔽𤯔】而鄰切說文天地之性最貴者也古作𠔽唐武后作𤯔」
𠔾冂2+2=総画数4 U+2053E [シュウ、シュ/お・わる、お・える、つい・に、しま・う、しま・い] 終𦄖终𣈩𣊜𣉉𣊂𤽬𤽫𤽘𦤒𢒣𡦿𢍐𠂂
◆途切れずに続いているものの後方の部分、始まりの部分は「始」
◆続いていたものが尽きる、これから先はないところにまで到(いた)る
◆最後に、ついに、しまいに、とうとう
◆(高貴な)人の死、同「𣧩」、一般の人は「死」
漢字林(非部首部別)
𠔿冂2+2=総画数4 U+2053F [ボウ、モウ/] 网𦉳𦉯𦉸𦉽𦉺𦊀𦉮𠕃𠕈𠕀𦋟𦁒
◆網(あみ)、糸や紐(ひも)を格子状に目を粗(あら)く編んだ魚や鳥獣を捕(と)らえる網、同「網」
漢字林(非部首部別)
𠕀冂2+2=総画数4 U+20540 [ボウ、モウ/] 网𦉳𦉯𦉸𦉽𦉺𦊀𦉮𠕃𠕈𠔿𦋟𦁒
◆網(あみ)、糸や紐(ひも)を格子状に目を粗(あら)く編んだ魚や鳥獣を捕(と)らえる網、同「網」
漢字林(非部首部別)
𦉪网部
冂2+3=総画数5 U+5189 [ゼン、ネン/]
◆毛が柔らかく垂れるさま
◆柔らかなさま、しなやかなさま
◆ゆっくりと進むさま
漢字林(非部首部別)
筆順
冂2+3=総画数5 U+518A [サク、シャク、サツ/] 册𠕁𠕋
◆文字(文章)が記された細長い竹製・木製の札(竹簡や木簡)を順序正しく並べ綴じたもの、文書や書物
◆綴じられた書物や文書を数える単位
◆符命フメイ、天子の意であることの証(あかし、署名や押印)のある札(ふだ、文書)、天子が下す命令書・指示書・辞令書、特に諸侯の領土・爵位・官位などの任免の文書、同「策」「【說文解字:冊部:冊】符命也諸矦進受於王也象其札一長一短中有二編之形…(「諸矦」は「諸侯」)
漢字林(非部首部別)
筆順
冂2+3=総画数5 U+518B [ケイ、キョウ/]
◆遥(はる)か遠く離れた土地、同「冂」「坰」、都(みやこ)を囲む城壁の外に広がる地で都から百里以内の地を「郊コウ」、その外を「野ヤ」、その外を「林リン」、その外を「冂ケイ」といった「【說文解字: 冂部:冂】邑外謂之郊郊外謂之野野外謂之林林外謂之冂象遠界也」
漢字林(非部首部別)
筆順
冂2+3=総画数5 U+518C [サク、シャク、サツ/] 冊𠕁𠕋
◆文字(文章)が記された細長い竹製・木製の札(竹簡や木簡)を順序正しく並べ綴じたもの、文書や書物
◆綴じられた書物や文書を数える単位
◆符命フメイ、天子の意であることの証(あかし、署名や押印)のある札(ふだ、文書)、天子が下す命令書・指示書・辞令書、特に諸侯の領土・爵位・官位などの任免の文書、同「策」「【說文解字:冊部:冊】符命也諸矦進受於王也象其札一長一短中有二編之形…(「諸矦」は「諸侯」)
漢字林(非部首部別)
筆順
冂2+3=総画数5 U+56D8 [カイ、エ/まわ・る、まわ・す、まわ・り、かえ・る、かえ・す、めぐ・る]
◆円を描(えが)くように動く、一周して(一巡して)元に戻る、同「廻」「迴」、「回復カイフク」「回帰カイキ」
◆元に戻す、元に戻る、「回答カイトウ」、同「廻」
◆周りをぐるりと囲(かこ)む、同「廻」
◆曲がる、脇(わき)に逸(そ)れる、「回避・廻避・迴避カイヒ」
◆(首を回して)振り返る、「回顧カイコ」
◆ぐるりと背(せ)を向ける、背(そむ)く、違(たが)える、同「違」
◆同じことが何度繰り返されたかを表す語、同「度」
漢字林(非部首部別)
筆順
𠕁冂2+3=総画数5 U+20541 [サク、シャク、サツ/] 冊册𠕋
◆文字(文章)が記された細長い竹製・木製の札(竹簡や木簡)を順序正しく並べ綴じたもの、文書や書物
◆綴じられた書物や文書を数える単位
◆符命フメイ、天子の意であることの証(あかし、署名や押印)のある札(ふだ、文書)、天子が下す命令書・指示書・辞令書、特に諸侯の領土・爵位・官位などの任免の文書、同「策」「【說文解字:冊部:冊】符命也諸矦進受於王也象其札一長一短中有二編之形…(「諸矦」は「諸侯」)
漢字林(非部首部別)
筆順
𠕂冂2+3=総画数5 U+20542 [サイ、サ/ふたた・び] 再𠕅
◆同じことが更にもう一度繰り返される、もう一度、二度、二回
𠕃冂2+3=総画数5 U+20543 [ボウ、モウ/] 网𦉳𦉯𦉸𦉽𦉺𦊀𦉮𠕈𠕀𠔿𦋟𦁒
◆網(あみ)、糸や紐(ひも)を格子状に目を粗(あら)く編んだ魚や鳥獣を捕(と)らえる網、同「網」
𠕄冂2+3=総画数5 U+20544 [ジョウ、ニョウ/]
◆上が覆(おお)われ周(まわ)りを囲むように垂れる、「凹」を逆にした形、またそのさま
𠕅冂2+3=総画数5 U+20545 [サイ、サ/ふたた・び] 再𠕂
◆同じことが更にもう一度繰り返される、もう一度、二度、二回
𠕈冂2+3=総画数5 U+20548 [ボウ、モウ/] 网𦉳𦉯𦉸𦉽𦉺𦊀𦉮𠕃𠕀𠔿𦋟𦁒
◆網(あみ)、糸や紐(ひも)を格子状に目を粗(あら)く編んだ魚や鳥獣を捕(と)らえる網、同「網」
𠕉冂2+3=総画数5 U+20549 [ケツ、ゲチ/あな] 穴𥤢
◆土や岩などの"⊂"字状に窪(くぼ)んだ空間、窟(いわや)、またそのような地形また形、反対側に突き抜けないもの、「洞穴ドウケツ」、突き抜けているものは「孔」
◆"U"字状の窪み
◆鍼(はり)や灸キュウのつぼ
𡉅土部
𡗚大部
一部
冂2+4=総画数6 U+518D [サイ、サ/ふたた・び] 𠕂𠕅
◆同じことが更にもう一度繰り返される、もう一度、二度、二回
漢字林(非部首部別)
筆順
冂2+4=総画数6 U+518E [カ、ケ/]
◆削(そ)ぐ、削ぎ取る、同「剮」
◆肉を削ぎ落した骨「【說文解字:冎部:冎】剔人肉置其骨也」
漢字林(非部首部別)
口部
𠕋冂2+4=総画数6 U+2054B [サク、シャク、サツ/] 冊册𠕁
◆文字(文章)が記された細長い竹製・木製の札(竹簡や木簡)を順序正しく並べ綴じたもの、文書や書物
◆綴じられた書物や文書を数える単位
◆符命フメイ、天子の意であることの証(あかし、署名や押印)のある札(ふだ、文書)、天子が下す命令書・指示書・辞令書、特に諸侯の領土・爵位・官位などの任免の文書、同「策」「【說文解字:冊部:冊】符命也諸矦進受於王也象其札一長一短中有二編之形…(「諸矦」は「諸侯」)
漢字林(非部首部別)
𠕌冂2+4=総画数6 U+2054C [ショウ/]
◆未詳
𠕍冂2+4=総画数6 U+2054D [未詳/]
◆未詳「【集韻:卷二:平聲:桓第二十六:官𠕍】沽丸切說文吏事君也从宀从𠂤𠂤猶衆也古作𠕍」
𠕎冂2+4=総画数6 U+2054E [ジク、ニク/しし] 肉𠕜𥤬𥤰𡧢
◆人や動物の骨・臓器などを除いた部分、果実の種などを除いた部分、ものの内部の骨・内臓・種などを厚く覆(おお)い、外的な力からそれらを保護し、同時にその形状や位置関係を維持する役割をするもの
◆厚く柔らかいもの、ふくよかなもの
◆体(からだ)、生きている人の体、生身(なまみ)
◆環状のものの輪の幅(環の半径から孔の半径を引いたもの)、稈カン(内部が空洞になっている茎くき)の厚み {礼器(円形)}
漢字林(非部首部別)
𠕏冂2+4=総画数6 U+2054F [モウ、ボウ/] 罔㒺𣥙𡧏𡦽
◆網(あみ)、糸や紐を格子状に目を粗く編んだ魚鳥獣を捕(と)らえる道具、同「网」「網」
◆身動きができないように網を被(かぶ)せる、同「網」
◆(網が被せられているように)ぼんやりするさま、よく見えないさま、無知なさま
◆根拠のない話で(事実を隠して)人を騙(だま)す、「事実を網で覆い隠す」の意、同「誷」
◆~でない、~しない、not、no、同「不」
一部
冂2+5=総画数7 U+518F [ケイ、キョウ/] 囧𡇇𡆾
◆開け放たれた窓から差し込んでくる明かり
◆明らかなさま、明るくはっきりと見分けが付くさま、同「炯」
漢字林(非部首部別)
筆順
𠕐冂2+5=総画数7 U+20550 [未詳/]
◆未詳「【字彙補:子集:冂部:𠕐】五音集韻與册同」
𠕑冂2+5=総画数7 U+20551 [タン/に] 丹𠂁𠁿㣋
◆「丹砂タンサ・タンシャ」、水銀と硫黄を含む赤い鉱物、水銀の原材料であると同時に、朱色の顔料や漢方薬にも用いられる、同「辰砂シンシャ」「朱砂シュシャ」
◆朱色、赤い
◆幾つかの原料を練った薬、丸い粒状にした薬
◆真心(まごころ)、誠(まこと)
𠕒冂2+5=総画数7 U+20552 [ウ/あめ、あま] 雨𠕘𠕲𩁼㲾
◆大気中の水蒸気が集まって水滴となり、浮かんでいることができずに落下するもの {雨}
◆(雨や雪が、小さなものが無数に)降る、上から下に落ちて来る
𠕓冂2+5=総画数7 U+20553 [コウ、ク/]
◆帳(とばり、目隠しや仕切りなどのために垂らす布)、帳が揺れ動くさま「【玉篇:卷十五:𠔼部第二百十三:𠕓】口江切又口握切幬帳也」「【正字通:丑集中:土部:𡉉】…篆作𠕓…周伯琦日幬帳旛旗之𧰼…」
𠕔冂2+5=総画数7 U+20554 [コウ、ワイ、エ/] 𣍟肎𦘫
◆骨に付いている肉、同「肯」
◆吐(は)く
𦉯网部
冂2+6=総画数8 U+34BA [モウ、ボウ/] 罔𠕏𣥙𡧏𡦽
◆網(あみ)、糸や紐を格子状に目を粗く編んだ魚鳥獣を捕(と)らえる道具、同「网」「網」
◆身動きができないように網を被(かぶ)せる、同「網」
◆(網が被せられているように)ぼんやりするさま、よく見えないさま、無知なさま
◆根拠のない話で(事実を隠して)人を騙(だま)す、「事実を網で覆い隠す」の意、同「誷」
◆~でない、~しない、not、no、同「不」
漢字林(非部首部別)
入部
冂2+6=総画数8 U+5190 [ボウ、モウ、ボク、モク/おか・す] 冒𠕙𡈘𡇾𠕬
◆覆(おお)う、上から覆い被(かぶ)さる
◆目の前が覆われていて暗い、またはっきりと見えない
◆覆っているものや目の前に立ちはだかっているものを押し除(の)ける、また突き進む
◆前が(先が)見えないまま無理に突き進む、他人のことや後先(あとさき)のことを顧(かえり)みずに行動する
注解:当字典では「冂部」に分類したが、日本の字典では多く「月部」に部類される
漢字林(非部首部別)
筆順
口部
山部
网部
𠕗冂2+6=総画数8 U+20557 [チャク/] 㲋𠜌
◆獣名、未詳、姿はウサギ(兎・兔、ウサギ目の哺乳類)に似て脚はシカ(鹿、シカ科の哺乳類)のようで体は青いという、同「㚟」「𤟭」「𣬋」
𠕘冂2+6=総画数8 U+20558 [ウ/あめ、あま] 雨𠕒𠕲𩁼㲾
◆大気中の水蒸気が集まって水滴となり、浮かんでいることができずに落下するもの {雨}
◆(雨や雪が、小さなものが無数に)降る、上から下に落ちて来る
𠕙冂2+6=総画数8 U+20559 [ボウ、モウ、ボク、モク/おか・す] 冒冐𡈘𡇾𠕬
◆覆(おお)う、上から覆い被(かぶ)さる
◆目の前が覆われていて暗い、またはっきりと見えない
◆覆っているものや目の前に立ちはだかっているものを押し除(の)ける、また突き進む
◆前が(先が)見えないまま無理に突き進む、他人のことや後先(あとさき)のことを顧(かえり)みずに行動する
𠕚冂2+6=総画数8 U+2055A [未詳/]
◆未詳「【中華字海:冂部:𠕚】同"冒"」
𥤬穴部
冂2+7=総画数9 U+5191 [チュウ、ジュウ/かぶと] 𩊄䩜
◆兜(かぶと)、戦闘中に頭を保護するために被(かぶ)る防具、「甲冑カッチュウ」は「甲(鎧、よろい)と冑(兜、かぶと)」
注解:別「胄」
漢字林(非部首部別)
筆順
冂2+7=総画数9 U+5192 [ボウ、モウ、ボク、モク/おか・す] 冐𠕙𡈘𡇾𠕬
◆覆(おお)う、上から覆い被(かぶ)さる
◆目の前が覆われていて暗い、またはっきりと見えない
◆覆っているものや目の前に立ちはだかっているものを押し除(の)ける、また突き進む
◆前が(先が)見えないまま無理に突き進む、他人のことや後先(あとさき)のことを顧(かえり)みずに行動する
注解:{⿱冃目}が正体で、当字典では「冂部」に分類したが、日本の字典では多く「目部」に部類される
漢字林(非部首部別)
筆順
𠕛冂2+7=総画数9 U+2055B [シュウ、シュ、ス、クン/]
◆密ミツなさま、漏れがないさま、同「周」「【集韻:卷四:平聲四:尤第十八:周𠕛】之由切說文宻也又地名亦姓古作𠕛」
◆害ガイする、同「害」「【字彙補:子集:冂部:𠕛】即害字讀作曷石鼓文𠕛不余反」
◆同「𠱰(君)」、唐の則天武后ソクテンブコウ(武則天ブソクテン、624年~705年)が定めた則天文字の一つ
𠕜冂2+7=総画数9 U+2055C [ジク、ニク/しし] 肉𠕎𥤬𥤰𡧢
◆人や動物の骨・臓器などを除いた部分、果実の種などを除いた部分、ものの内部の骨・内臓・種などを厚く覆(おお)い、外的な力からそれらを保護し、同時にその形状や位置関係を維持する役割をするもの
◆厚く柔らかいもの、ふくよかなもの
◆体(からだ)、生きている人の体、生身(なまみ)
◆環状のものの輪の幅(環の半径から孔の半径を引いたもの)、稈カン(内部が空洞になっている茎くき)の厚み {礼器(円形)}
𠱬口部
𦊖网部
冂2+8=総画数10 U+5193 [コウ、グ/]
◆木などを井桁状に組む、また(揺らいだり崩れたりしないように)組んで積み上げる
漢字林(非部首部別)
筆順
冂2+8=総画数10 U+5194 [ク/] 𠳲𦀒𠕮
◆中国殷代(約前17世紀~約前11世紀)の冠の名
𠕝冂2+8=総画数10 U+2055D [ダ、ナ/] 㡅𢄴𣆚𣍓𠕰
◆書籍や文書の保管庫、同「宬」
𠕞冂2+8=総画数10 U+2055E [シ、ジ/つぎ、つ・ぐ] 次𦮏
◆並びや繰り返しの先頭の後に続く二番目
◆後(あと)に続く、~の後に続いて~
◆順序、「次第シダイ」
◆繰り返される物事の回数、また順序、「数次スウジ(数回)」「一次イチジ(一回目、一度目)」
◆途中で一時留(とど)まる、旅や行軍の途中で宿(やど)る、またその場所
𠕠冂2+8=総画数10 U+20560 [未詳/]
◆未詳「【康熙字典:子集下:冂部:𠕠】《集韻》時征切音成飯匱也(【康熙字典𠕠】は「𠕠{⿱冃成}」、「【集韻:卷四:平聲:清第十四:{⿱曰成}】飯匱也从曰」は{⿱曰成})
冂2+9=総画数11 U+34BB [ボウ、モウ/] 𧠊㫯
◆目の前が覆われていて暗い、またはっきりと見えない、同「冒」
◆覆っているものや目の前に立ちはだかっているものを押し除(の)ける、また突き進む、同「冒」「㝟」
冂2+9=総画数11 U+5195 [ベン、メン/]
◆高位の人の正装用の冠(かんむり)、方形の板の前後に珠(たま)を連ねた飾り(「旒リュウ」という)を垂らしたもの、位階によって旒の本数に違いがあった、同「㝸」 {服飾(冕冠)}
漢字林(非部首部別)
筆順
𠕢冂2+9=総画数11 U+20562 [シャク、サク/] 爵𩰥𤔴𩰨𩰣𣝣𣡫𩰦𩰧𡭌𢋺𥥼𥧀𠙘𡬠
◆二本の柱と注(そそ)ぎ口が付いた三本足の祭礼用酒器 {食器(酒器 爵・鈁)}
◆「公・侯・伯・子・男」の五階級からなる貴族の位階
◆雀(すずめ)
冂2+10=総画数12 U+34BD [ケン/]
◆子供の帽子
𠕣冂2+10=総画数12 U+20563 [コウ、キョウ/] 𩉉
◆士シ(下級の役人、「士」参照)が被(かぶ)る正装用の冠、同「帢」参照、同「㡊」
漢字林(非部首部別)
𠕤冂2+10=総画数12 U+20564 [エン、オン/] 冤寃𡨘
◆謂(いわ)れなく網(あみ)を被(かぶ)せられる、不当に罪を着せられる
◆(不当な仕打ちを)怨(うら)む、恨(うら)む
注解:「【字彙:子集:冂部:𠕤】與冤同〇从冃从兔與冠冕字不同冠冕下从免無點」
𠕥冂2+10=総画数12 U+20565 [トウ、チョウ/] 𠕭
◆上から覆い被せる形の籠、同「羄」
𠸲口部
𢃹巾部
𦐯羽部
冂2+11=総画数13 U+34BE [シ/] 𦋤
◆「㒾𠕦シユ」、頭を包み先端を顔に垂らすための布、喪の際に使われるという、同「帹帞ソウバク」「【廣雅:卷七:釋室】㒾(夫䜴)𠕦(夫俞)謂之帹帞(陌)頭𢂺(七見又七年)𩯿(去位)帶䰂(采)帶絡頭幧(七消)頭也」「【類篇:巾部:帞】莫轄切邪巾袹頭始喪之服或从巾又莫白切博雅㒾𣈯謂之帹帞」「【玉篇:卷十五:冃部第二百十四:𠕦】翌句切𠕦㒾面衣」
𠕦冂2+11=総画数13 U+20566 [ユ/] 𣈯𦋢
◆「㒾𠕦シユ」、頭を包み先端を顔に垂らすための布、喪の際に使われるという、同「帹帞ソウバク」「【類篇:巾部:帞】莫轄切邪巾袹頭始喪之服或从巾又莫白切博雅㒾𣈯謂之帹帞」
𣈯冂2+11=総画数13 U+2322F [ユ/] 𠕦𦋢
◆「㒾𣈯シユ」、頭を包み先端を顔に垂らすための布、喪の際に使われるという、同「帹帞ソウバク」「【類篇:巾部:帞】莫轄切邪巾袹頭始喪之服或从巾又莫白切博雅㒾𣈯謂之帹帞」
𠕨冂2+12=総画数14 U+20568 [キ、ギ/] 臮𦤌𣳻𡮧
◆(過去のことが今に)及ぶ、及ぼす、(これまでのことがあって今に)至る、同「曁」「洎」
𦁒糸部
𧨣言部
𠕪冂2+13=総画数15 U+2056A [ベキ、ミャク/]
◆鼎(かなえ)の口を覆(おお)う蓋(ふた)
◆酒樽(さかだる)などを覆う布、同「幂」
𠕫冂2+13=総画数15 U+2056B [未詳/]
◆未詳「【穆天子傳:卷五】壬辰祭公飲天子酒乃歌𠕫天之詩」
𠕬冂2+13=総画数15 U+2056C [ボウ、モウ、ボク、モク/おか・す] 冒冐𠕙𡈘𡇾
◆覆(おお)う、上から覆い被(かぶ)さる
◆目の前が覆われていて暗い、またはっきりと見えない
◆覆っているものや目の前に立ちはだかっているものを押し除(の)ける、また突き進む
◆前が(先が)見えないまま無理に突き進む、他人のことや後先(あとさき)のことを顧(かえり)みずに行動する
𠕭冂2+14=総画数16 U+2056D [トウ、チョウ/] 𠕥
◆上から覆い被せる形の籠、同「羄」
𠕮冂2+14=総画数16 U+2056E [ク/] 冔𠳲𦀒
◆中国殷代(約前17世紀~約前11世紀)の冠の名
𠕰冂2+16=総画数18 U+20570 [ダ、ナ/] 㡅𢄴𣆚𠕝𣍓
◆書籍や文書の保管庫、同「宬」
𠕲冂2+20=総画数22 U+20572 [ウ/あめ、あま] 雨𠕒𠕘𩁼㲾
◆大気中の水蒸気が集まって水滴となり、浮かんでいることができずに落下するもの {雨}
◆(雨や雪が、小さなものが無数に)降る、上から下に落ちて来る
冂2+21=総画数23 U+34BF [リ/]
◆「接㒿セツリ」、白い頭巾ズキン、同「接𣯤」
◆「羃㒿ベキリ」、頭に被(かぶ)る布、頭巾「【玉篇:卷十五:网部第二百十八:䍦】力之切羃䍦也」(「羃羅ベキラ(婦人が顔の前に垂らす目が粗く透ける布)」か?)


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