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[辞典・用語][新漢字辞典][十一画]

「総画数索引」

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番外 付録


【動】 力2+9=総画数11 U+52D5 [トウ、ズウ、ドウ/うご・く、やや・もすれば]
◆位置・姿勢・感情・状態・事情などが変わる、また変える、また変わり始める、「動作」「行動」「感動」
◆やや・もすれば、どうかすると(~になる、~になりやすい)
【働】人2+11=総画数13 U+50CD [ドウ/はたら・く]
◆[日]仕事をする
◆[日]他に対して作用する
◆俗「仂」、但し和製の簡体字で、中国で「仂」は、「働く」の義はない
【慟】心3+11=総画数14 U+615F [トウ、ズウ、ドウ/]
◆(体を震わせて)悲しむ、「慟哭ドウコク(体を震わせ声を張り上げて泣くさま)」
【務】 力2+9=総画数11 U+52D9 [ブ、ム/つと・め、つと・める]
◆成すべきこと、ひたすら力を注(そそ)ぐべきこと
◆努(つと)める、成すべきことにひたすら力を尽くす、同「敄」
◆強(し)いて、押して、無理にでも
【霧】雨8+11=総画数19 U+9727 [ブ、ム/きり]
◆地表付近で空気中の水蒸気が凝結し無数の小さな水滴となって浮かんでいるもの、気象学上では視程が1km以下のもの、1km以上10km未満のものは「靄(もや)」、同「雺」
◆霞(かす)んでいるさま、見通しが悪いさま
◆薄暗いさま、薄暗くぼんやりしているさま、同「霿」「雺」
【匐】 勹2+9=総画数11 U+5310 [フク、ブク/]
◆腹這(はらば)う、伏せる
◆「匍匐ホフク」、腹這いになって腕と足だけで進む
【蔔】艸3+11=総画数14 U+8514 [ホク、ボク、フク/]
◆「蘿蔔ラフク」、ダイコン(大根)、アブラナ科ダイコン属の草、別名「蘆菔ロフク」「蘆萉ロヒ」、同簡「卜」 )
◆「薝蔔センフク」、クチナシ(梔子)、アカネ科クチナシ属の木‡「【農政全書:卷三十八:種植:木部】梔子司馬相如賦曰鮮支黃礫(註曰即支子 佛書稱薝蔔又名林蘭又名越桃又名禪友…)」‡
【區】 匚2+9=総画数11 U+5340 [ク、オウ、ウ/]
◆ある大きさのものを幾つかに別(わ)ける、仕切(しき)る
◆周りを仕切ったところ、他から仕切られたところ
◆行政上の地域の単位
◆小さいさま、細かいさま
◆戦国時代(前5世紀~前221年)の齊国(前386年~前221年)の容量の単位、1区オウ=4豆=1斗4升
【傴】人2+11=総画数13 U+50B4 [ウ/]
◆背を曲げる、背を屈(かが、こご)める、同「僂」「𢉴」
◆「傴僂ウル」◇背を曲げる、背を屈める、同「佝僂クル」◇恭(うやうや)しく腰を折り背を屈める
◆「傴拊(クフ)」、背を曲げ手を添え抱え込むようにして愛(いと)おしむ
【嘔】口3+11=総画数14 U+5614 [オウ、ウ/]
◆もの(食べたものなどの固形物・液状物)を声と共に口から体外に吐(は)き出す、「嘔吐オウト」、一般に中医では、嘔吐物のみで声は出ないことを「吐」、嘔吐物は出ずに声だけが出ることを「噦」‡「【正字通:丑集上:口部:噦】…方書有物無聲曰吐有聲無物曰噦有物有聲曰嘔…」‡
◆声を出して謳(うた)う、喜びや賛美の言葉、同「謳」
◆「唲嘔ワオウ」◇嬰児エイジ(みどりご)の発する声◇嬰児に話し掛ける声、あやす声
【奩】大3+11=総画数14 U+5969 [レン/]
◆蓋付きの箱、身の回りの品や飯(めし)などを入れる箱、「妝奩ショウレン(化粧道具を入れる箱)」鏡奩キョウレン(鏡や化粧道具を入れる箱)」「香奩コウレン(香コウを入れる箱)」、同「籢」
【嫗】女3+11=総画数14 U+5AD7 [ウ、オウ/おうな]
◆年老いた女性
◆温(あたた)かいさま、暖(あたた)かいさま‡「【康熙字典:丑集:女部:嫗】《禮樂記》煦嫗覆育萬物《註》天以氣煦之地以形嫗之亦訓老母」‡
【嶇】山3+11=総画数14 U+5D87 [ク/]
◆(山や山道が)起伏・凸凹・傾斜・蛇行して、なだらかでないさま、険しいさま、思うように進めないさま、思うようにならないさま、「崎嶇・陭䧢キク」
【樞】木4+11=総画数15 U+6A1E [シュ、ス、スウ/とぼそ、とまら、くるる]
◆開き戸(押したり引いたりして開閉する戸)を開閉する際に回転軸となる部分の、扉の上("∩"字状)下("∪"字状)の突起(「枢、とまら」という)とその突起を差し込む穴(「枢、とぼそ」という)、またそのような扉を開閉する仕掛け(「枢、くるる」という)、「戸樞コスウ」「樞軸スウジク」
◆物事を動かす(物事の動きの)中心となるところ、要(かなめ)となる部分、「樞要スウヨウ」「樞機スウキ」
【歐】欠4+11=総画数15 U+6B50 [オウ、ウ/]
◆もの(食べたものなどの固形物・液状物)を声と共に口から体外に吐(は)き出す、同「嘔」
◆歌(うた)う、声を出して謳(うた)う、同「謳」
【毆】殳4+11=総画数15 U+6BC6 [オウ、ウ/なぐ・る]
◆鞭(むち)・杖(つえ)・拳(こぶし)などで叩(たた)く、また打ち据(す)える
【甌】瓦5+11=総画数16 U+750C [オウ、ウ/]
◆碗ワン、飲み物や食べ物を盛る口の広がった深めの容器、手に持って飲食できる大きさのもの、同「盅」
◆「甌瓿オウホウ」、首は細く口が広がり胴が膨らんだ容器、瓶(かめ)或いは甕(かめ)の比較的小さいもの、別名「瓵イ」「瓿甊ホウロウ」
◆「𤮎甌ルイオウ」、土を捏ね型に入れ焼き固めた板状の煉瓦、敷瓦(しきがわら)
【謳】言7+11=総画数18 U+8B33 [オウ、ウ/うた・う]
◆歌(うた)
◆歌う、声を揃(そろ)えて歌う
◆「謳歌オウカ」◇歌う、声を揃(そろ)えて歌う◇褒(ほ)め称(たた)える
【驅】馬10+11=総画数21 U+9A45 [ク/か・ける、か・る]
◆馬に鞭(むち)を当て走らせる
◆追い立てる、急(せ)かす
◆追う、追い払う、追い遣(や)る
◆速く走る、疾走する
【參】 厶2+9=総画数11 U+53C3 [サン、ソン、シン/まい・る]
◆行く、行って加わる
◆行って目見(まみ)える、拝謁ハイエツする、拝謁するために行く
◆幾つものものを引き合わせて比べる
◆三、「三」の大写字(「一」は「壹」・「二」は「貳」のような大文字のこと)
◆二十八宿西方白虎ビャッコの一つ
【慘】心3+11=総画数14 U+6158 [サン、ソン、ザン/みじ・め、むご・い、むご・たらしい]
◆心が痛(いた)む、心を痛める
◆痛ましい、哀(あわ)れで痛々しい
◆(程度が)激しい、甚(はなは)だしい、酷(ひど)い
【滲】水3+11=総画数14 U+6EF2 [シン/し・みる、にじ・む]
◆液体が少しずつ中に入り込む、また外に(表に、下に)出てくる、同「沁」
【蔘】艸3+11=総画数14 U+8518 [シン/]
◆「人蔘・人薓ニンジン」、ウコギ科のチョウセンニンジン(朝鮮人参)やキキョウ科のツルニンジン(蔓人参)・セリ科のニンジン(人参)などの草の総称、根は食用や生薬に用いられる
【驂】馬10+11=総画数21 U+9A42 [サン、ソン/]
◆三頭立ての馬車
◆三頭以上の複数頭立て馬車の両外側に繋がれる馬、中央の馬は「服馬」という、同「騑」‡「【說文解字注:馬部:騑】驂也旁馬也(…下文云駕三馬曰驂許意古爲駕三馬之名後乃駕四駕六其旁馬皆得驂名矣…)」‡
◆「驂乗サンジョウ」、(身分の高い)主人に付き添って同乗すること、主人は左側、供の者は右側に乗る‡「【前漢書:卷四:文帝紀】…宋昌驂乗(師古曰乗車之法尊者居左御者居中又有一人處車右以備傾側是以戒事則稱車右其餘則曰驂乘…)」‡
【鰺】魚11+11=総画数22 U+9C3A [ソウ、サン、シン/あじ]
◆魚の生臭(なまぐさ)い匂(にお)い、嫌(いや)な臭(にお)い、同「鱢」
◆魚名、未詳‡「【常言道:第十三回】…鰺魚弔白魚…」‡
◆[日]アジ(鯵)、アジ科の海水魚
【國】 囗3+8=総画数11 U+570B [コク/くに]
◆主権者の支配が及ぶ範囲、土地や人や政治体制などを含む概念で古くは君主から与えられた領地、「王(権力者)の勢力が及ぶ範囲(囗)」の意
【幗】巾3+11=総画数14 U+5E57 [カク、キャク/]
◆婦人の頭巾ズキン(頭を包む幅広で長めの布)、美しく結(ゆ)わえたり垂らしたりして飾りとした、同「簂」
【膕】月(肉)4+11=総画数15 U+8195 [カク、コク/ひかがみ]
◆膝窩シッカ、膝の後ろの曲げた時にできる窪(くぼ)み、またその部分、「膝膕シッカク」
【執】 土3+8=総画数11 U+57F7 [シュウ、シツ/と・る]
◆手に取りしっかりと握る、しっかりと手や目や頭などの中に入れる、掴(つか)まえて離さない
◆ぴったりと付く、ぴったりと付いて離れない、心が捉(とら)われる
◆しっかりと握り守る
◆自分のすべきことをしっかりと手に収めて行う
【摯】手4+11=総画数15 U+646F [シ/]
◆しっかりと手に持つ、同「執」
◆面会する人(特に初対面の人)への礼物、手土産(てみやげ)、同「贄」
◆誠実なさま、心がこもっているさま
◆至(いた)る、それより先がない(これ以上はない)ところまで行き着く、隅々まで行き届く、同「𡠗」
◆獰猛な、荒々しい、同「鷙」‡「【禮記注疏(禮記正義):卷三:曲禮上】…摯獸猛而能撃謂虎狼之屬也…」‡
【蟄】虫6+11=総画数17 U+87C4 [チユウ、ジュウ、チツ/]
◆虫や動物が餌が少ない時期に地中などに身を潜めて活動を控えること、冬籠り(ふゆごもり)する、冬眠する
◆内に籠(こも)る、内に入っておとなしくしている
◆「啓蟄ケイチツ」、冬籠りしていた虫や動物が動き出すさま、またその頃、旧暦(陰暦、太陰暦)の一月末から二月初めの頃、新暦(太陽暦)では三月初めの頃
【贄】貝7+11=総画数18 U+8D04 [シ/にえ]
◆面会する人(特に初対面の人)への礼物、手土産(てみやげ)
【鷙】鳥11+11=総画数22 U+9DD9 [シ/]
◆鳥や獣を襲い捕える猛鳥、ワシ(鷲)やタカ(鷹)などの鳥
◆獰猛な、荒々しい
【堂】 土3+8=総画数11 U+5802 [トウ、ドウ/]
◆賓客の接待や重要な行事などに使われる最も正式な建物、高く大きな建物、重要な建物、どちらも南向きで前が大きく開けているものをいう
◆政(まつりごと)や祭礼を行うための高く大きな建物、また広い部屋
◆大きく立派で威厳のあるさま
◆「北堂ホクドウ」◇母、母親、主(あるじ)は主殿(南に大きく開けた建物)に住み、母(主婦)はその北側の建物に住んだことから◇他人の母(はは)を指す尊敬語
◆「堂上ドウジョウ」◇目上の人が住むところ、またそこに住む人◇父母が住むところ、父母◇[日]宮中で昇殿を許された人
【瞠】目5+11=総画数16 U+77A0 [トウ、チョウ、ドウ/みは・る]
◆直視する、視線を逸(そ)らさずに見る、目を見開きしっかりと見る、同「憆」「瞪」「𥊼」「䁎」「𥊰」「覴」
【螳】虫6+11=総画数17 U+87B3 [トウ、ドウ/]
◆「螳螂トウロウ」、カマキリ(鎌切・螳螂・蟷螂)、カマキリ目の昆虫、同「蟷螂」
【婁】 女3+8=総画数11 U+5A41 [ロウ、ル/]
◆引く、引っ張る
◆牛を繋(つな)ぐ紐(ひも)、手綱たづな「【春秋公羊傳注疏:昭公二十五年】…且夫牛馬維婁(《注》繋馬曰維繋牛曰婁)」
◆屢しばしば、度々たびたび、同「屢」
◆二十八宿西方白虎ビャッコの一つ
【僂】人2+11=総画数13 U+50C2 [ロウ、ル/]
◆体を曲げる、背を曲げる、屈(かが、こご)める、同「軁」「傴」
◆「佝僂クル」「傴僂ウル」、背を曲げる、背を屈める
◆「痀僂クル(せむし)」、背(背骨)が弓なりに曲がるさま、またそのような病気、そのような症状の人、同「痀瘻」
◆「僂儸ロウラ」◇頭の回転が(動作が)速いさま、手慣(てな)れているさま◇盗賊トウゾクの手下(てした)
【數】攴4+11=総画数15 U+6578 [ス、シュ、サク、スウ/かず、かぞ・える]
◆かず、同種のもの(繰り返されるもの)の多少を表す語
◆かぞ・える、一つ二つ(一回二回)と計算する、またその多少
◆細かい、煩(わずら)わしい
◆しばしば、同じことを何度も、度々(たびたび)
【樓】木4+11=総画数15 U+6A13 [ロウ、ル/]
◆二階建て以上の高い建物、何層にも重なっているような高い建物、階数(建物内部の床の層数)と層数(建物外観の層数)は別で、ここでは二層以上になっているものを指す
◆構築物の上に建てた建物、城壁など上に建てた櫓(やぐら)
【瘻】疒5+11=総画数16 U+763B [ロウ、ル/]
◆首などにできる腫(は)れ物
◆体内組織にできる管状の孔(あな)、「痔瘻ジロウ」
◆「痀瘻・痀僂クル(せむし)」、背(背骨)が弓なりに曲がる病気、そのような症状の人
◆同簡「瘘」
【窶】穴5+11=総画数16 U+7AB6 [ク、グ、ロウ、ル/やつ・れる]
◆僅かな礼(好意に対する返礼や神や先祖への供え物など)も叶わないほど貧しい、貧窮ヒンキュウする、同「寠」
◆「甌窶オウロウ」、周りよりも高く頂(いただき)が狭い所
◆[日]やつ・れる、みすぼらしい、痩(や)せ衰える
【簍】竹6+11=総画数17 U+7C0D [ロウ、ル/]
◆竹製の目の粗い籠
◆「𥯔簍クロウ」、車輪の形や位置(輪は正円か・軸の位置は正中かなど)が正しいかどうかを調べる器具、同「萬蔞バンロウ」‡「【周禮注疏:冬官考工記】萬之以眡其匡也(注等爲萬蔞以運輪上輪中萬蔞則不匡剌也…疏注釋曰云等爲萬蔞以運輪上者見今車近萬蔞於輪一邊置輪上是等爲萬蔞以運輪上也輪一轉一帀不高不下中於萬蔞則輪不匡剌)」‡‡「【集韻:卷五:上聲上:噳第九:𥯔】𥯔簍規車輞則也」‡‡「【漢語大字典:竹部:𥯔】[𥯔簍]校正车轮的器具。也(他)作"萬蔞"」‡
◆「枸簍クロウ」、車などを"∩"字状に覆(おお)う簾(すだれ、竹や藁を並べ紐で編んだもの)を支える骨組み、同「𥭓」
【縷】糸6+11=総画数17 U+7E37 [ロウ、ル/]
◆糸、縫糸(ぬいいと)
◆(糸のように)細く長い、長々と途切れなく続く、またそのようなもの、「縷縷ルル」
◆傷み綻(ほころ)んだ布また衣服、粗末な衣服、同「褸」
【螻】虫6+11=総画数17 U+87BB [ロウ、ル/]
◆「螻蛄ロウコ」「螻蟈ロウカク」「螻螲ロウテツ」「蛞螻カツロウ」、ケラ(螻蛄)、ケラ科の昆虫、別名「蟓蛉ショウレイ」「杜狗トク」‡「【方言:第十一】…螻螲(…)謂之螻蛄或謂之蟓蛉(…)南楚謂之杜狗或謂之𧋣螻…」‡
【褸】衣5+11=総画数16 U+8938 [ロウ、ル/]
◆衣服の襟キン(和服の前身頃に当たる部分、特に胸を覆う部分)、衽(おくみ、着物の左右の幅にゆとりをもたせるため身頃に縫い足した部分)
◆傷み綻(ほころ)んだ布また衣服、粗末な衣服、「襤褸ランル(ぼろ)」、同「縷」
【鏤】金8+11=総画数19 U+93E4 [ロウ、ル/ちりば・める]
◆硬(かた)い鉄テツ
◆堅い鉄や玉ギョク(美しく高貴な石)などに模様などを彫(ほ)る、同「䤹(鎪)」
◆食材を煮炊する底が丸い釜(かま)、同「鍑」「鬴」
【髏】骨10+11=総画数21 U+9ACF [ロウ、ル、ロ/]
◆「髑髏ドクロ」「骷髏コロ」、風雨に晒されて毛や肉がなくなった死人の頭蓋骨、同「𩑒顱タクロ」
【孰】 子3+8=総画数11 U+5B70 [シュク、ジュク/いず・れ]
◆いずれ、いずれか、いずれが~か?、どちらが~か?
◆誰、誰か、誰が~か?
◆食べ頃になるまで十分に火を通す、また煮る、また焼く、同「熟」
【塾】土3+11=総画数14 U+587E [シュク、ジュク/]
◆門の両側にある建物、主君に謁見する前に衣服を改めたり作法・次第などを確認するための控えの建物であったようである、同「𨷙」‡「【古今注:卷上:都邑第二】塾門外之舍也臣來朝君至門外當就舍更衣熟詳所應對之事」‡
◆個人が自宅で教授するところ‡「【禮記:學記】古之教者家有塾黨有庠術有序國有學†[「庠」「序」「學」はいずれも学校]†」‡
【熟】火4+11=総画数15 U+719F [シュク、ジュク、ズク/う・れる、こな・れる、こな・す]
◆食べ頃になるまで十分に火を通す、また煮る、また焼く、同「孰」
◆十分に食べ頃になる、十分に良い状態になる、十分に成長する
◆十分な状態になるまで~する
【宿】 宀3+8=総画数11 U+5BBF [シュク、スク、シュウ、シュ/やど・る、やど・す、やど]
◆屋根の下(家屋の中)で一夜を過ごす、また止(とど)まって休息する「【春秋左傳:莊公:莊公三年】凡師一宿為舍再宿爲信過信爲次(《疏》注正義曰舍者君行一日止而舍息也信者住經再宿得相信問也穀梁傳曰次止也則次亦止舍之名…)」
◆休息したり泊まったり(宿泊したり)するところ、「旅宿リョシュク(宿場)」「宿舍シュクシャ(旅館、寄宿舎)
◆止(とど)まる、留(とど)まる、「宿怨シュクエン(心に留まって去らない恨み)」「星宿セイシュク(同じ位置関係を保つ星座)」
◆日や年を跨(また)ぐ、「宿醉シュクスイ(酒が次の日まで残る、二日酔い)」「宿根シュッコン(植物の葉や茎が枯れても根は残り次の年に再び芽を出す)」
◆年(や経験)を重ねる、またそのような人
【縮】糸6+11=総画数17 U+7E2E [シュク、スク/ちぢ・む、ちぢ・まる、ちぢ・こまる、ちぢ・れる、ちぢ・み]
◆縄を巻いてぎゅっと締め付ける、周りから締め付けて小さくする、「収縮シュウシュク」
◆酒の入った袋を周りから締め付けて小さくする、搾(しぼ)る
◆大きく広がっているものが元の形を維持したまま小さくなる(狭まる)、窄(すぼ)まる、その結果皺ができたり密度が高くなったりする、「萎縮イシュク(弱り小さくなる、衰え弱る)」
◆足りなくなる、不足する、「贏縮・盈縮エイシュク(あり余り或いは足りない、大きい或いは小さい、広がり或いは狭まる、伸縮)」
【蓿】艸3+11=総画数14 U+84FF [シュク、スク/]
◆「苜蓿モクシュク」、ウマゴヤシ(馬肥・苜蓿)、ムラサキウマゴヤシ(紫馬肥)、マメ科ウマゴヤシ属の草
【鏥】金8+11=総画数19 U+93E5 [シュウ、シュ/さび]
◆錆(さび)、金属の表面にできる酸化膜、錆びる、同「錆」「鏽」
【寅】 宀3+8=総画数11 U+5BC5 [イン/とら]
◆十二支の三番目、方角では東北東、時刻では午前四時を中心とした二時間、日の出の方角また時刻
◆敬う、敬い慎(つつし)む、同「夤」
【演】水3+11=総画数14 U+6F14 [エン/]
◆水がどこまでも伸びて流れる、「涴演エンエン(川が曲がりくねりながら延々エンエンと流れるさま)」
◆広げる、行(ゆ)き渡(わた)らせる
◆元(もと)となるもの・元からあるものを基(もと)にして、付け加え形を変えて広げていく、また伸ばしていく、また展開テンカイする、また実際にやってみる
【密】 宀3+8=総画数11 U+5BC6 [ビツ、ミツ、ミチ/ひそ・か]
◆ぴったりとくっついて隙間がない
◆閉ざされていて或いは奥まっていて外から見えない、また窺い知れない
◆広く大きく物音や人の声が届いて来ない、ひっそりとした
◆山深く容易に近づけない建物、山のように大きな(大きくて内が窺い知れない)建物「【説文解字:山部:密】山如堂者」
【樒】木4+11=総画数15 U+6A12 [ビツ、ミツ、ミチ/しきみ]
◆香木の名、ジンコウ(沈香、ジンチョウゲ科ジンコウ属の常緑高木)の類とされる、同「櫁」
◆人名用字‡「【弇山堂別集:卷七十:一字謚:靖】…崇王祐樒…」‡‡「【明史:卷一百十六:列傳第四:諸王】…新會王睦樒號於衆…」‡
◆[日]シキミ(樒)、マツブサ科シキミ属の木、同「梻」
【寉】 宀3+8=総画数11 U+5BC9 [カク/]
◆鳥が遥(はる)か遠くへ飛び行こうとして(意を決して)高く飛び立つさま「【龍龕手鑑:卷一:宀部第三十一:寉】胡沃反髙也又音俊」「【說文解字注:冂部:寉】高至也从隹上欲出冂(上翔欲遠行也…易曰夫乾隺然(見𣪠辭今易作確…)」
【確】石5+10=総画数15 U+78BA [カク/たし・か]
◆石のように堅(かた)い、堅くしっかりとしていて揺るぎがない
◆間違いない
◆簡「确」
【鶴】鳥11+10=総画数21 U+9DB4 [カク/つる]
◆ツル(鶴)、ツル科の鳥、同「鸖」「𪈯」
◆白いさま、「鶴髮カクハツ(白髪)」、同「㿥」
◆「鶴書カクショ」、有能な士を招く際の召書ショウショ、またその召書に使われた書体
【將】 寸3+8=総画数11 U+5C07 [ショウ、ソウ/ひきい・る、まさ・に、はた]
◆軍を統帥トウスイ(統率・指揮)する、率(ひき)いる、またその長、同「帥」
◆行く、率いて行く、連れて行く、送って行く
◆まさ・に、今にも~しようとする(なろうとする)、~に近い状態になる
◆はた、もしかしたら、或いは
【奬】大3+11=総画数14 U+596C [ショウ、ソウ/すす・める]
◆褒(ほ)め励(はげ)まし奮(ふる)い立たせる、励まし促(うなが)す、励まし手助けをする、同「獎」
【漿】水4+11=総画数15 U+6F3F [ショウ、ソウ/]
◆酸味のある汁‡「【說文解字注:水部:𤖅】酢𤖅也(周禮酒正四飲漿人掌共王之六飲皆有漿注云漿今之酨漿也內則注云漿酢酨也按酉部云酨酢漿也則漿酨二字互訓)」‡
◆汁や飲み物、同「𤕯」「𩝫」
◆とろみのある液体、どろっとした液体
◆糊(のり)、糊状のもの、同「糨」
【獎】犬4+11=総画数15 U+734E [ショウ、ソウ/すす・める]
◆犬を嗾(けしか)けて奮(ふる)い立たせる
◆褒(ほ)め励(はげ)まし奮(ふる)い立たせる、励まし促(うなが)す、励まし手助けをする、同「奬(奨)」
◆簡「奖」
【鏘】金8+11=総画数19 U+93D8 [ショウ、ソウ/]
◆金や玉ギョク(美しく高貴な石)などがぶつかり合って鳴る音、高く澄んだ音や声、淀みなく鳴る音や声、またその音や声の形容、「鏘鏘ソウソウ・ショウショウ」
【專】 寸3+8=総画数11 U+5C08 [セン/もっぱ・ら、もっぱ・らにする]
◆もっぱ・ら、ただそれだけ、ただひたすら、一途(いちず)
◆もっぱ・らにする、一人でする、一人で自分の思い通りにする、同「顓」「擅」
【傳】人2+11=総画数13 U+50B3 [テン、デン/つた・える、つた・わる、つた・う、つて]
◆伝(つた)える、言葉や信書などを受け取って次に引き渡す、受け継ぐ、「傳達・伝達デンタツ」
◆次々に引き継いでいく、次々に乗り継いでいく、またその場所や人馬
◆語り継ぐ、またその話、言い伝え、またそれを著(あらわ)した書物、「傳承・伝承デンショウ」
◆人の生涯を記(しる)したもの、「傳記・伝記デンキ」
◆[日]同「伝」
【團】囗3+11=総画数14 U+5718 [タン、ダン、トン/]
◆集まって一つになる、集まって円状の塊(かたまり)になる、一つに纏(まと)まる
◆同じものが寄せ集まる、また寄せ集まって塊となったもの、「集団シュウダン」「団体ダンタイ」
【慱】心3+11=総画数14 U+6171 [タン、ダン/]
◆憂(うれ)える、心配する、「慱慱タンタン」
◆丸い、同「團(団)」
【摶】手3+11=総画数14 U+6476 [タン、ダン/]
◆ばらばらのものを集めて纏(まと)める、また纏まって一塊になる
◆凭(もた)れる、頼りにする
◆専(もっぱ)ら、ひたすら
【槫】木4+11=総画数15 U+69EB [タン、ダン、セン、ゼン/]
◆寄せ集めて纏(まと)まる、寄せ集まって丸く一塊(ひとかたまり)になる
◆丸太を輪切りにしたり板を円形に切って作った車輪の車、古く柩(ひつぎ)を載せるのに用いた車、同「輇」「輲」
【甎】瓦5+11=総画数16 U+750E [セン/]
◆土を捏(こ)ね焼き固めた板状の敷瓦(しきがわら)、床や通路に敷く板状の敷石(しきいし)、同「甓」
【磚】石5+11=総画数16 U+78DA [セン/]
◆石を煉瓦レンガ状・薄い板状に切り揃えたもの、積み上げて壁にしたり、壁に貼り付けたり、通り道に敷き詰めたりする、同「塼」
◆煉瓦レンガ状のもの、長方体状のもの、「金磚キンセン(金塊)」「氷磚ヒョウセン(四角いアイスキャンデーice candy)」
【蓴】艸3+11=総画数14 U+84F4 [シュン、ジュン/ぬなわ]
◆「蓴菜・蒓菜ジュンサイ」、スイレン科ジュンサイ属の水生植物、新芽は食用となる
【轉】車7+11=総画数18 U+8F49 [テン/ころ・がる、ころ・がす、ころ・げる、ころ・ぶ、うたた]
◆(車輪が回るように)ごろりと回る、ぐるりと回る、「回転カイテン」
◆(車輪が接地する位置を変えながら転がり進んで行くように次へ次へと)位置や方向を変える、また変える、「移転イテン」
◆次へ次へと運ばれて行く、次へ次へと移って行く、「転移テンイ」
◆変化する、移り変わる
【尉】 寸3+8=総画数11 U+5C09 [イ/じょう]
◆軍事や警察を担当する役人、またその官職名
◆軍隊で最下級の階級、一般兵卒の上の階級
◆火熨斗(ひのし)、衣服などの皺を展(の)ばす炭火を入れた底の平らな道具、アイロン、同「熨」
【慰】心4+11=総画数15 U+6170 [イ/なぐさ・める、なぐさ・み]
◆気持ちを安(やす)らげ和(なご)ませる、宥(なだ)め落ち着かせる
◆心が安らぐ、安心する
◆[日]心を楽しませるもの(こと)
【熨】火4+11=総画数15 U+71A8 [ウツ、ウチ、イ/の・す]
◆ぴったりと押し当てる、押し当てて平らにする
◆衣服などの皺を展(の)ばす炭火を入れた底の平らな道具、アイロンiron、「火熨斗(ひのし)」「熨斗(のし)」
【蔚】艸3+11=総画数14 U+851A [イ、ウツ、ウチ/]
◆草木が鬱蒼ウッソウと生い茂るさま、同「鬱」
◆文様モンヨウが華やかなさま‡「【周易:易經:䷰革】君子豹變其文蔚也」‡‡「【蔡中郎集:卷十一:胡廣黃瓊頌】衮職龍章其文有蔚」‡
◆オトコヨモギ(牡蒿)、キク科ヨモギ属の草
◆「茺蔚ジュウイ」、メハジキ(目弾)、シソ科メハジキ属の草、別名「ヤクモソウ(益母草)」、同「茺藯」
【崔】 山3+8=総画数11 U+5D14 [サイ/]
◆山が高く大きいさま、山が高く聳(そび)えるさま
◆「崔嵬サイカイ」◇山が高く聳(そび)え立つさま◇石や岩が高く折り重なって険(けわ)しいさま
【催】人2+11=総画数13 U+50AC [サイ、セ/もよお・す、もよお・し]
◆促(うなが)す、急(せ)き立てる、「催促サイソク」
◆急(せ)かされる、急き立てられる
◆[日]もよお・す、行事などを準備し執(と)り行う
【摧】手3+11=総画数14 U+6467 [サイ、ザイ、ゼ/くだ・く]
◆折る、圧(へ)し折る、小さく折り切る
◆打ち砕(くだ)く、挫(くじ)く、気持を萎(な)えさせる
【崩】 山3+8=総画数11 U+5D29 [ホウ/くず・れる]
◆山が裂け土石が落下する、壊れて倒れる
◆破れる、ばらばらになる、決裂する
◆天子の死「【禮記注疏(禮記正義):曲禮下】天子死曰崩諸侯曰薨大夫曰卒士曰不祿庶人曰死」
【繃】糸6+11=総画数17 U+7E43 [ホウ、ヒョウ/]
◆紐や帯や布を解(ほど)けないようにしっかりと(ぴったりと)巻き付ける
◆小児を背負うための細長い帯、負い紐(おぶいひも)、同「䙖」「襁」
【巣】 巛3+8=総画数11 U+5DE3 [ソウ、ジョウ/す]
◆木の上に作られた栖(す、鳥の巣)、動物の凹状・穴状の住処(すみか)、またそれを造る
◆(他からは見えにくい、探しにくい)特に悪人などの住処、隠れ家(が)
◆「巣菜ソウサイ」、スズメノエンドウ(雀野豌豆)、マメ科ソラマメ属の草、別名「苕菜チョウサイ」
【剿】刀2+11=総画数13 U+527F [ソウ、ショウ/]
◆さっと薙(な)ぎ払うように一斉に捕らえる、根絶やしにする
◆さっと掠(かす)め取る
◆盗用する、他人の説の一部を抜き取って自分の説として述べる
【勦】力2+11=総画数13 U+52E6 [ソウ、ショウ/]
◆さっと薙(な)ぎ払うように一斉に捕らえる、根絶やしにする、同「剿」
◆さっと掠め取る、同「剿」
◆力を尽くして働く、精一杯働き疲れる、苦労する
【樔】木4+11=総画数15 U+6A14 [ソウ、ジョウ/]
◆木や高く組んだ櫓の上に作った粗末な見張り小屋
◆掬(すく)うようにして魚を捕る笊(ざる)のような形の漁具、同「罺」
【帶】 巾3+8=総画数11 U+5E36 [タイ/おび、お・びる]
◆衣服が開(はだ)けないように胸の下に辺りに巻いて結ぶ長く幅広の布、またそれを巻く
◆(帯に挟んだり、帯のように巻いたり結わえたりして)身に着ける、着用する
◆(帯のようにぴたりと)付く、また付き随(したが)う
◆(帯のように)細く長いもの、またそのような形のもの
【滯】水3+11=総画数14 U+6EEF [テイ、ダイ、タイ/とどこお・る]
◆動きが止まってなかなか流れない、止まったままなかなか動かない
【蔕】艸3+11=総画数14 U+8515 [テイ、タイ/へた、ほぞ]
◆果実や花の萼ガク(蕾・花・実を保護する役目をするもので通常小さな葉の形をしている)
◆草木の根元
◆細く小さな棘(とげ)や骨
◆「蔕芥・𧀱芥・慸芥タイカイ」◇細く小さな棘(とげ)や骨と小さな塵(ごみ、ちり)、同「袃蒯」「刺鯁シコウ」◇小さな閊(つか)え、閊えて取れないちょっとした引っ掛かり、蟠(わだかま)り
【常】 巾3+8=総画数11 U+5E38 [ショウ、ジョウ/つね、つね・に、とこ]
◆何時も、何時もと変わらない
◆変わることなく一定の、長い間変わることがない
◆普通の、一般的な
◆長さの単位、1常=2尋、1尋=8尺、「尋常」は「普通の、一般的な」の意
◆「五常ゴジョウ」、人が常に重んずべき五つの徳目(仁・義・礼・智・信)
【嫦】女3+11=総画数14 U+5AE6 [ショウ、ジョウ/]
◆「嫦娥ジョウガ」、神話上の月に住む女性の名、元仙女で地上に降り后羿コウゲイの妻となった、大変美しく聡明な女性であったが后羿が西王母セイオウボから譲り受けた不老不死の薬を盗んで飲み、月に逃げたという、同「姮娥コウガ」
【蟐】虫6+11=総画数17 U+87D0 [/未詳]
◆[日]未詳‡「【漢字源:虫部:蟐】"螳"の異体字、螳螂(トウロウ、カマキリ)」‡‡「【広辞苑:虫部:蟐】訓もみ、かえる(蛙)の古称」‡
【庶】 广3+8=総画数11 U+5EB6 [ショ/]
◆多い、多くの、大勢の、さまざまな
◆官位や爵位などがない一般の人
◆妾(めかけ)などの正妻以外の女が産んだ子、「庶子ショシ」、正妻の産んだ子は「嫡」
◆~に近い、ほぼ~
◆「庶幾ショキ(こいねが・う)」◇希(こいねが)う、強く望む◇希(こいねが)わくは、許されることであるなら~であって欲しい
【蔗】艸3+11=総画数14 U+8517 [シャ、ショ/]
◆サトウキビ(砂糖黍)、同「甘蔗カンシャ」、イネ科サトウキビ属の草
◆甘い、美味しい
【蹠】足7+11=総画数18 U+8E60 [セキ、シャク/]
◆足の裏、同「𨂂」「跖」
◆踏(ふ)む、踏み付ける
◆跳(と)ぶ、足で地を蹴(け)る、同「趵」
【遮】辵3+11=総画数14 U+906E [シャ/さえぎ・る]
◆寄ってくるものを止(とど)める、そこから先に行かせない、通さない
◆覆って中に入ってこないようにする
【鷓】鳥11+11=総画数22 U+9DD3 [シャ/]
◆「鷓鴣シャコ」、キジ科シャコ属の鳥、同「越雉エツチ」
【康】 广3+8=総画数11 U+5EB7 [コウ/やす・らか]
◆何事もなく安らかなさま、心配するようなことが何もないさま、「健康ケンコウ」「小康ショウコウ(ひとまずは安定しているさま)」
◆穀物の実を覆う殻(から)、実を除いて残る殻、籾殻(もみがら)、籾糠(もみぬか)、同「糠」「穅」
◆五方に通じている道、大きな街道「【釋名:釋道】一達曰道(…)二達曰之歧旁(…)三達曰劇旁(…)四達曰衢(…)五達曰康(…)六達曰莊(…)七達曰劇驂(…)八達曰崇期(…)九達曰逵…」
【慷】心3+11=総画数14 U+6177 [コウ/]
◆感情が激しく高ぶる
◆「慷慨・慷愾・忼慨コウガイ」、高まる、気分が高ぶる、意気が高揚する
【糠】米6+11=総画数17 U+7CE0 [コウ/ぬか]
◆穀物の実を覆う殻(から)、実を除いて残る殻、籾殻(もみがら)、「籾糠(もみぬか)」、同「穅」
◆穀物を精白する時に出る(粉状の)殻や胚芽
◆「糠秕コウヒ」◇籾殻(もみがら)と実の入っていない穀物◇(食べるところがないことから)役に立たないさま、用を成さないさま
【鱇】魚11+11=総画数22 U+9C47 [コウ/]
◆「鮟鱇アンコウ」、アンコウ科の海水魚
【庸】 广3+8=総画数11 U+5EB8 [ヨウ、ユウ/]
◆良いものを選び用いる、人を登用する
◆報酬や手数料を払って人を用いる、人を雇う、同「傭」
◆他と或いは何時もと何ら変わらない、一般的な、普通の
◆古代の税「租・庸・調」の一つで一定期間の労役ロウエキ、「租ソ」は田畑などからの収穫物、「調チョウ」は穀物以外の布などの現物
【傭】人2+11=総画数13 U+50AD [ヨウ、ヨ/]
◆報酬ホウシュウや手数料を払って人を用いる、人を雇(やと)う
◆報酬
【慵】心3+11=総画数14 U+6175 [ヨウ、ショウ/]
◆気力がなく自ら進んで何もしようとしない、怠(なま)ける、同「懶」
【張】 弓3+8=総画数11 U+5F35 [チョウ/は・る]
◆弓や弦楽器の弦ゲン(つる)を弛(たる)まないように掛ける、二点間に糸や網などを渡す
◆弛(ゆる)みがないようにぴんと伸ばす、皺(しわ)にならないようにぴんと延(の)ばす
◆(弦を張った弓のように)大きく膨(ふく)らむ、大きく延ばす、大きく広げる
◆(強く張った弦のように)ぴんとしているさま、動作や状態がまっすぐで揺らぎがないさま
◆(弓や琴、網や幕など)ぴんと伸ばした(延ばした)ものを数える語
◆二十八宿南方朱雀スザクの一つ
【漲】水3+11=総画数14 U+6F32 [チョウ/みなぎ・る]
◆水が川や池や器(うつわ)などから今にも溢(あふ)れ出しそうな程にいっぱいになる、同「涱」
◆はち切れんばかりにいっぱいになる、まさに限界を超える程になる
◆水位が高くなる
【強】 弓3+8=総画数11 U+5F37 [キョウ、ゴウ/つよ・い、つよ・まる、つよ・める、し・いる、こわ・い、あなが・ち]
◆堅(かた)く曲がったり歪(ゆが)んだり弛(ゆる)んだりすることがないさま、どんな力にも揺(ゆら)らがないさま
◆力や勢いがあるさま、体力・気力が漲(みなぎ)っているさま
◆勤(つと)める、勉(つと)める、力を尽くす、力を出し切る、「勉強ベンキョウ」
◆猛々(たけだけ)しい
◆力づくで~、無理に~
◆あなが・ち、必ずしも
◆~に勝(まさ)る
◆「強䖹キョウヨウ」、米穀類に棲(す)み付く小さな黒褐色の虫、コクゾウムシ(穀象虫)の類、同「蚚」「蛄䗐コシ」「【爾雅注疏:釋蟲】強蚚(《疏》强蟲名也一名蚚好自摩捋者蓋蠅類)」
【繦】糸6+12=総画数18 U+7E66 [キョウ、コウ/]
◆穴あき銭(あなあきせん、中央に穴のあいた銭)の穴に通して結わえるための紐、一定の額の穴あき銭に紐を通し結わえたものを「鏹」という
◆小児を背負うための細長い帯、負い紐(おぶいひも)、同「襁」
【襁】衣5+11=総画数16 U+8941 [キョウ、コウ/]
◆小児を背負うための細長い帯、負い紐(おぶいひも)、同「繈」
◆「襁褓キョウホウ」◇小児や嬰児エイジを背負う紐と包(くる)む布、小児や嬰児を大切に庇(かば)い守るための衣類◇[日]むつき、おしめ、おむつ、小児や嬰児の股に当てて排便を受ける細長い布
【彗】 彑3+8=総画数11 U+5F57 [スイ、ズイ/]
◆箒(ほうき)、またそれで掃(は)く、同「篲」「𥶙」
◆「彗星・篲星・蔧星スイセイ」、箒星(ほうきぼし)、古く中国では「妖星ヨウセイ」と呼ばれ不吉な星とされた
【慧】心4+11=総画数15 U+6167 [ケイ、エ/さと・い]
◆賢(かしこ)い、物事を理解し判断する能力に長(た)けている
◆「智慧チエ・チケイ」、真偽(シンギ)や是非ゼヒを理解し判別できること、またそのような能力
【彫】 彡3+8=総画数11 U+5F6B [チョウ/ほ・る]
◆模様や文字を刻み込む、同「雕」
◆模様を刻み込んで飾り立てる
◆萎(な)える、衰える、零落(おちぶ)れる、同「凋」
【簓】竹6+11=総画数17 U+7C13 [/ささら]
◆[日]竹の先を細かく裂いたもの、これで叩(たた)いたり擦(こす)ったりして音を出す楽器、田楽舞・獅子舞などの郷土芸能で使われる
◆[日]竹を細く割って束ねたもの、食器などを洗う道具、同「筅」
【從】 彳3+8=総画数11 U+5F9E [ショウ、ジュウ、ジュ/したが・う、したが・って]
◆付き随(したが)う、前の人や物事の後(あと)に付いて行く、同「蹤」「䢨」「𨑢」
◆考え・規則・指示・命令・前例などを受け入れる、また逆らうことなくその通りにする
◆主となるものの次(つぎ)、次(つ)ぐ、後(あと)に続く
◆仕事に就(つ)く
◆「從容ショウヨウ」◇ゆったりとしたさま◇立ち居振る舞い(たちいふるまい)、挙動キョドウ
◆~より、~から
◆[日]したが・って、それが理由また原因で、そのために、それによって
【慫】心4+11=総画数15 U+616B [ショウ、シュ/]
◆驚く、驚き慌てる
◆「慫慂・慫恿ショウヨウ」、傍から相手を説いてやらせようとする、唆(そそのか)す、嗾(けしか)ける
【樅】木4+11=総画数15 U+6A05 [ショウ、シュ/もみ]
◆モミ(樅)、マツ科モミ属の木、同「冷杉レイサン」
◆木が高く聳(そび)えるさま
【縱】糸6+11=総画数17 U+7E31 [ショウ、シュ、ジュウ/ほしいまま、たて、よ・しんば]
◆放(はな)つ、解(と)き放つ、放免(ホウメン)する、放任ホウニンする
◆ほしいまま、(拘束から解き放たれて)思いのままにする、勝手気儘(きまま)にする、「放縦ホウジュウ」
◆(水平に対して)垂直の方向、(左右に対して)前後の方向、(東西に対して)南北の方向、水平・左右・東西の方向を「横」
◆よ・しんば、たとえ~であっても
【聳】耳6+11=総画数17 U+8073 [ショウ、シュ/そばだ・つ、そび・える、そび・やかす]
◆(生まれながらにして)声や音が聞こえない、同「聾」
◆(耳を)高く立てる、またまっすぐに立てる
◆まっすぐに立つ、直立する、(驚く・怯える・畏れるなどして)立ち竦(すく)む
【蹤】足7+11=総画数18 U+8E64 [ショウ、シュ/]
◆人などが通った跡(あと)、足跡ソクセキ(あしあと)、物事の痕跡コンセキ、同「踪」
◆前に従(したが)う、後(あと)に付いて行く、同「從」
【悉】 心4+7=総画数11 U+6089 [シツ、シチ/ことごと・く]
◆ことごと・く、全て、余すところなく、あるものを残らず、「悉皆シッカイ(全て)」「悉心シッシン(心を尽くす)」「悉数シッスウ(あるだけ全てを列挙する)」「知悉チシツ(余すところなく知り尽くす)」、同「盡(尽)」
【蟋】虫6+11=総画数17 U+87CB [シツ、シチ/]
◆「蟋蟀・螅蟀シツシュツ」、コオロギ(蟋蟀)、コオロギ上科の昆虫、別名「蜻蛚セイレツ」
【惟】 心3+8=総画数11 U+60DF [イ、ユイ/おも・う、これ、ただ]
◆思う、考える
◆これ、それ、語頭に置いて語調を整える語
◆ただ、唯(ただ)、只(ただ)、ただ~だけ、only、範囲や内容を限定する語、「唯一ユイチ・ユイツ(ただ一つだけ)」
【罹】网5+11=総画数16 U+7F79 [リ/かか・る]
◆(網に掛かったように、なかなか抜け出せない)心配事や悩み事
◆災害・苦難・病気などに見舞(みま)われる、また遭(あ)う、また被(こうむ)る
【戚】 戈4+7=総画数11 U+621A [セキ、シャク/]
◆鉞エツ、斧(おの)に似た重みのある刃物、また武器、武舞ブブ(舞劇の一つで武具を持って舞うもの)の際に使われることがあるという、同「鏚」
◆(振り回される舞具がいかにも切れそうで)心配になる、憂える、同「慼」
◆近しい、血縁関係が近い、「親戚シンセキ」
◆「戚施セキシ」◇ヒキガエル(蟾蜍)、ヒキガエル科のカエル◇(ヒキガエルのように)背が曲がって頭を上げられない(顔が下を向いてしまう)人、同「面柔メンジュウ」◇(前のものを見るときに上目遣いになることから)媚(こ)び諂(へつら)う人
【槭】木4+11=総画数15 U+69ED [シュク、スク、サク、シャク/]
◆カエデ(楓)、ムクロジ科カエデ属の木
◆木の葉が散り落ちて枝だけになるさま
【蹙】足7+11=総画数18 U+8E59 [シュク、スク/]
◆間近に迫る、差し迫る、切羽(せっぱ)詰る
◆窄(すぼ)む、狭まる、縮む
◆顔を顰(しか)める、額(ひたい)・眉間ミケン・鼻などに皺(しわ)を寄せる
◆畏(おそ)れてまた恐(おそ)れて身を縮める
【扈】 戸4+7=総画数11 U+6248 [コ、グ、ゴ/]
◆主君の後に随(したが)う、主君に付き従う、供(とも)をする
◆押し止(とど)める
◆「九扈キュウコ」、定まった季節に飛来し、また帰って行く鳥、農作業などの目安としたりする鳥、同「九鳸」
◆「跋扈バッコ」、勝手気ままに振る舞うさま
◆「有扈ユウコ」、夏代(前21世紀~前17世紀)に現陝西省西安市鄠邑区北部一帯を領した部族名、またその地名、同「有𨝞」「【集韻:卷五:上聲上:姥第十:扈屺𨝞】說文夏后同姓所封戰於甘者在鄠有扈谷甘亭亦姓古作屺或作𨝞」
【滬】水3+11=総画数14 U+6EEC [コ、ゴ、グ/]
◆川名、呉淞江ゴショウコウの下流で上海市付近を流れる
◆上海の別称
◆水中に竹などを柵(さく)状に組み、入り込んだ魚などが出られないようにした仕掛け、同「籪」
【敕】 攴4+7=総画数11 U+6555 [チョク、チキ/みことのり]
◆戒(いまし)める、誡(いまし)める、同「飭」「𢞒」
◆正(ただ)す、しっかりと整える、整理する「【前漢紀:髙后紀:卷第六】荀恱曰…勅身正巳… (注:「巳」は「己」と思われる)」
◆天子の(誡めの)言葉、詔(みことのり)「【廣韻:入聲:職第二十四:敕:敕】誡也正也固也勞也理也書也急也今相承用勑勑本音賚恥力切」
【嫩】女3+11=総画数14 U+5AE9 [ドン、ノン/わか・い]
◆柔らかいさま、柔らかくしなやかなさま、弱々しいさま、小さくて愛らしいさま、同「媆」
【敖】 攴4+7=総画数11 U+6556 [ゴウ/]
◆当てもなく気儘(きまま)に歩き回る
◆喧(かまびす)しい
◆思い上がって相手を侮(あなど)り軽んずる、同「傲」
【傲】人2+11=総画数13 U+50B2 [ゴウ/おご・る]
◆(他を顧みることなく)思うがままに行動する、思い上がる、思い上がって相手を侮(あなど)り軽んずる、同「敖」
【嗷】口3+11=総画数14 U+55F7 [ゴウ/]
◆大勢(おおぜい)の声・鳥・獣などの群(む)れ鳴く声・様々な物音などが入り混じって騒(さわ)がしいさま、喧(やかま)しい声や音
【熬】火4+11=総画数15 U+71AC [ゴウ/い・る]
◆強火で熱し(食材の)水分を飛ばす、(食材の)水分がなくなるまで熱する、同「煎」
◆じっくりと煮込む
◆焦(こが)れるような苦しみに耐える
【螯】虫6+11=総画数17 U+87AF [ゴウ/]
◆カニ(蟹)の脚の先のハサミ
◆「蛼螯シャゴウ」、シャゴウガイ(車螯貝)、シャコガイ亜科のカキ(牡蠣)に似た二枚貝、食用とされる他、殻は装飾品などに加工され玉ギョク(美しく高貴な石)に次ぐものといわれる、別名「硨磲・車渠シャキョ・シャコ」
【贅】貝7+11=総画数18 U+8D05 [セイ、セ、ゼイ/]
◆余分なもの、不必要なもの、「贅肉ゼイニク」
◆(余計なものを)継ぎ足す、付け足す、「贅述ゼイジュツ(余計なことをくどくどと話す)」
◆疣(いぼ)、皮膚の表面にできる小さな肉の突起、「余計なもの」であることから、「贅疣ゼイユウ」
◆借金のかた(抵当・担保)に物や人を預ける、「証文以外に余分な保証を付け足す」ことから
◆娘の嫁入りの際に息子も一緒に養子として出す、「贅壻・贅婿ゼイセイ(入り婿)」
【遨】辵4+11=総画数15 U+9068 [ゴウ/]
◆思いのままに(気の向くままに)遊ぶさま、また遊覧ユウランするさま、「遨遊ゴウユウ」
【鰲】魚11+11=総画数22 U+9C32 [ゴウ/]
◆東海中にあって仙人が住む蓬莱ホウライの山を背負うという大海亀
【鼇】黽13+11=総画数24 U+9F07 [ゴウ/]
◆東海中にあって仙人が住む蓬莱ホウライの山を背負うという大海亀
【斛】 斗4+7=総画数11 U+659B [コク、ゴク/]
◆容量を量る大きな枡(ます)
◆容量の単位、1斛=10斗
【槲】木4+11=総画数15 U+69F2 [コク、ゴク/]
◆カシワ(柏)、ブナ科コナラ属の木、別名「柞櫟サクレキ」
◆「槲櫟コクレキ」、ナラガシワ(楢柏)、ブナ科コナラ属の木
◆「槲寄生コクキセイ」、ヤドリギ(宿木・寄生木)、他の木に寄生する植物、またヤドリギ属・ヒノキバヤドリギ属などの植物の称
【斬】 斤4+7=総画数11 U+65AC [サン、セン、ザン/き・る]
◆(罪人を)切り殺す、裂(さ)き殺す
◆刃物で切る、裂く
◆断(た)つ、断ち切る
◆絶(た)える、同「絶」「【孟子注疏:卷八上:離婁章句下】孟子曰君子之澤五世而斬小人之澤五世而斬…」
【塹】土3+11=総画数14 U+5879 [セン、ザン/]
◆城の周りに掘(ほ)り巡らせた深く広い濠ゴウ(ほり、水堀)、防御用の濠、また壕ゴウ(ほり、空堀)、同「㟻」
◆(穴や堀を)掘る
【嶄】山3+11=総画数14 U+5D84 [サン、ゼン、ザン/]
◆山がひときわ高く聳(そび)え立つさま
◆「嶄巖ザンガン」、山が高く鋭く切り立っているさま、同「巉巖」
【慙】心4+11=総画数15 U+6159 [サン、ザン/]
◆恥じる、心から恥じる、同「愧」
◆「慙愧ザンキ」、自分を恥じる、自分の至らなさや誤りなどついて恥じる
【慚】心3+11=総画数14 U+615A [サン、ザン/]
◆恥じる、心から恥じる、同「愧」
◆「慚愧ザンキ」、自分を恥じる、自分の至らなさや誤りなどついて恥じる
【暫】日4+11=総画数15 U+66AB [サン、ザン/しばら・く]
◆(一連の動作・行為・状態などの途中の)長くない間、少しの間、同「蹔」
◆一先ず(ひとまず)、差し当たって
◆[日]久し振りに
【槧】木4+11=総画数15 U+69E7 [セン、ザン/]
◆文字を書くための木の板
◆書籍の版木(はんぎ)
◆木簡モッカン、文書や手紙
【漸】水3+11=総画数14 U+6F38 [セン、ゼン/ようや・く]
◆少しずつ(状態が進行する)、徐々に、じわじわと、「漸進ゼンシン」
◆次第に(進む、進行する)、だんだんと、「東漸トウゼン(次第に東に向かって進むこと、また流れること)」
◆少しずつ水が浸(し)み込む、染(し)みる
◆川名、現「銭塘江セントウコウ」、別名「浙江セッコウ」、浙江省を流れ東シナ海に注ぐ
【鏨】金8+11=総画数19 U+93E8 [サン、ザン、セン、ゼン/たがね]
◆たがね、石や金属に文字などを彫るための小形の鑿(のみ)
◆石や金属に文字などを彫る
【族】 方4+7=総画数11 U+65CF [ソク、ゾク/やから]
◆同じ祖先(同じ姓、同じ起源)を持つ者の集まり、「種族シュゾク」「家族カゾク」
◆共通のもの(思考や思想、言語、性格や性質など)を持つものの集まり、同「類」
◆同じところに集まる、叢(むら)がる、同「簇」
◆鏃・矢尻やじり、矢柄・矢幹(やがら)の先端に取り付ける鋭く尖らせた部品、同「鏃」
【嗾】口3+11=総画数14 U+55FE [ソウ、ス/けしか・ける]
◆犬に指示する(ある事をさせる)時の掛け声、犬に声を掛けてある事をさせる、同「㖩」「𠲌」「𡂡」
◆煽(あお)り立ててある事をさせる、唆(そそのか)す
【簇】竹6+11=総画数17 U+7C07 [ソウ、ス、ソク、ゾク/]
◆篠竹(しのだけ)、小さな竹
◆同じところに集まる、叢(むら)がる、同「族」「蔟」
◆「太簇・太蔟タイソウ」、1オクターブoctaveを12音階に分けた十二律ジュウニリツの一つ
【蔟】艸3+11=総画数14 U+851F [ソウ、ス、ソク、ゾク/まぶし]
◆まぶし、蚕(かいこ)に繭(まゆ)を作らせるための道具
◆同じところに集まる、叢(むら)がる、同「簇」
◆「太蔟・太簇タイソウ」、1オクターブoctaveを12音階に分けた十二律ジュウニリツの一つ「
【鏃】金8+11=総画数19 U+93C3 [ソク、ゾク、サク/やじり]
◆やじり、矢尻、矢の先端の鋭く尖った部分、矢柄・矢幹(やがら)の先端に取り付ける鋭く尖らせた部品
◆鋭く尖っているさま
【曹】 曰4+7=総画数11 U+66F9 [ソウ、ゾウ/]
◆裁判の原告と被告、「兩曹リョウソウ(原告と被告)」
◆役所の部署、また官職
◆輩(やから)、仲間、同じグループgroupに属する人の集まり、「我曹ガソウ(我等われら)」
◆周代(西周、前11世紀~前771年)から戦国時代(前5世紀~前221年)にかけての古国名、姬キ姓を名乗った周文王ブンオウの子振鐸シンタクが封じられた国名、振鐸の子孫はその国名に因(ちな)んで氏シ(うじ)名を「曹」とした、現山東省西南部といわれる
【槽】木4+11=総画数15 U+69FD [ソウ、ゾウ/]
◆飼葉桶(かいばおけ)、牛馬などの家畜の飼料シリョウを入れる桶(おけ)、同「皁」「櫪」「樎」
◆水や酒を入れる比較的大きな(方形の)容器、「水槽スイソウ」「酒槽シュソウ」
◆液体を溜(た)め置く窪(くぼ)み、或いは溝(みぞ)
【漕】水3+11=総画数14 U+6F15 [ソウ、ゾウ/こ・ぐ]
◆舟でもの(物や人)を運ぶ、「漕運ソウウン」
◆水運用の水路、「漕渠ソウキョ」「漕河ソウガ」
◆「漕船ソウセン」、水運用の船
◆[日]こ・ぐ、舟を進める
【糟】米6+11=総画数17 U+7CDF [ソウ/かす]
◆酒などを搾(しぼ)った後に残る粕(かす)、酒粕(さけかす)、同「粕」「醩」
◆醪(もろみ)、濾(こ)す前のどろどろした酒、同「醪」‡「【說文解字注:米部:糟】古則未泲帶滓之酒謂之糟」‡
◆酒粕の漬物、同「醩」
◆「糟糠ソウコウ」◇酒粕と米糠(こめぬか)◇粗末な食べ物
◆[俗]腐る、だめになる
【艚】舟6+11=総画数17 U+825A [ソウ、ゾウ/]
◆小船、船
◆「䑩艚(音未詳)」、古代の軍船の名
【遭】辵3+11=総画数14 U+906D [ソウ/あ・う]
◆(人や事態に)出会(でくわ)す、出合う、巡(めぐ)り合う、「遭遇ソウグウ」、同「傮」
◆周(めぐ)る、一回(ひとまわ)りする、周(まわ)りをぐるりと囲む、取り囲む
【曼】 曰4+7=総画数11 U+66FC [バン、マン/]
◆長いさま、長く延びているさま
◆どこまでも長く繋(つな)がっているさま、また続いているさま
◆細くしなやかなさま
【幔】巾3+11=総画数14 U+5E54 [バン、マン/]
◆横に連なるように張られた帷(とばり、目隠しや仕切りなどのために垂らす布)
【慢】心3+11=総画数14 U+6162 [バン、マン/]
◆緩(ゆる)む、ゆっくりとしたさま、だらだらとしているさま
◆鈍(のろ)い、怠(なま)ける、だらだらとして締まりがない
◆気が回らない、緊張感がない、注意力や集中力が欠けている
◆敬う気持ちや態度に欠ける、払うべき礼を失する
◆(敬意や礼を失する態度が相手を軽視しているかのように見えることから)相手を軽んじる、侮(あなど)る、人を見下(みくだ)す
【漫】水3+11=総画数14 U+6F2B [バン、マン/そぞ・ろ、みだり]
◆水が満ちる、水が一面に広がる、同「澫」「𣸞」
◆だらだらとどこまでも続く
◆だらだらする、怠(なま)ける
◆そぞ・ろ、気儘(きまま)なさま、自らの拘(こだわ)りもなく他から制約を受けることもないさま
【縵】糸6+11=総画数17 U+7E35 [バン、マン/]
◆縫い取りや模様がない無地の布、同「𢿜」
◆緩(ゆる)い、ゆったりとした、ゆっくりとした、同「慢」
【蔓】艸3+11=総画数14 U+8513 [バン、マン、モン/つる、かずら]
◆長く延びているさま、同「曼」
◆茎や枝が直立できずに地を這ったり物に絡み付きながら伸びる草や木の総称、「長く延びている(曼)草の茎」の意
◆「蔓菁マンセイ」、カブ(蕪・蕪菁)、アブラナ科アブラナ属の草、同「蕪菁ブセイ」
【謾】言7+11=総画数18 U+8B3E [バン、マン/]
◆事実・実情・真相などを隠し言葉巧みに騙(だま)す、欺(あざむ)く、同「𥈞」
◆狡賢い、悪賢い
◆鈍(のろ)い、怠(なま)ける、だらだらとして締まりがない、同「慢」
◆敬う気持ちや態度に欠ける、払うべき礼を失する、同「慢」
◆(敬意や礼を失する態度が相手を軽視しているかのように見えることから)相手を軽んじる、侮(あなど)る、人を見下(みくだ)す、同「慢」
【鏝】金8+11=総画数19 U+93DD [バン、マン/こて]
◆こて、壁土を塗る金属製の道具、木製は「杇」「槾」
【饅】食9+11=総画数20 U+9945 [バン、マン/]
◆小麦粉などを捏(こ)ね丸く作り蒸した食べ物、蒸しパンpão[葡]、「饅頭マントゥ・マンジュウ」、今は餡アンを入れないものを「饅頭マントゥ・マンジュウ」といい、餡を入れたものは「包子パオズ(中華饅頭・小籠包などを指す)」という
【鬘】髟10+11=総画数21 U+9B18 [バン、メン、マン/かつら、かずら]
◆花などを飾り付けた頭や体に着ける飾り、インドIndiaの風習だという、「花鬘・華鬘ケマン」、同「𨲩」「䯶」「𨲛」
◆髪や髪形が美しいさま
◆[日]髢(かもじ)、髪形を調(ととの)えるために足りない所に添える髪
◆[日]毛髪などで髪形を作り頭に被(かぶ)るもの、中国では「假髮ジャファ」が一般的、英語では「wig(ウィッグ)」
【鰻】魚11+11=総画数22 U+9C3B [バン、マン/うなぎ]
◆ウナギ(鰻)、ウナギ目の魚、「鰻鱺バンレイ」
◆ウナギ似た細長い形の魚の呼称、「海鰻カイマン(ハモ鱧、ハモ科の魚)」「蛇鰻シャマン(ウミヘビ海蛇、ウミヘビ科の魚)」
【曽】 曰4+7=総画数11 U+66FD [ソウ、ソ、ゾ、ゾウ/かつ・て]
◆乃(すなわ)ち、則(すなわ)ち、即(すなわ)ち
◆嘗(かつ)て、以前、以前に、以前の、「未曽ミソウ・ミゾウ(未曾有、いまだ嘗て~ない)」「不曽フソウ・ブゾウ(これまでに~ない)」
◆層(そう)をなす、同質のものが重(かさ)なる、また繰り返される、同「層」
◆一代前また後、自分を基準にして二代前また後の親族
【僧】人2+11=総画数13 U+50E7 [ソウ/]
◆仏門ブツモンに入り仏法を修行シュギョウしている人、またその人たち、梵語Saṃghaの音写である「僧伽ソウギャ」の略
【増】土3+11=総画数14 U+5897 [ソウ、ゾウ/ふ・える、ふ・やす、ま・す]
◆同質のものが積み重(かさ)なる、また繰り返される、同「曾」「層」
◆付け加わる、大きくなる、多くなる
【層】尸3+11=総画数14 U+5C64 [ソウ、ゾウ/]
◆同質のものが積み重(かさ)なる、また繰り返される、同「曾」
◆二階以上の建物、その重なった有様、同「樓」
◆階級、等級
【憎】心3+11=総画数14 U+618E [ソウ、ゾウ/にく・む、にく・い、にく・しみ、にく・らしい]
◆嫌悪感ケンオカンや反感ハンカンを抱(いだ)く、嫌(きら)う
【贈】貝7+11=総画数18 U+8D08 [ソウ、ゾウ/おく・る]
◆相手が貰って嬉しいと思うもの(相手が喜ぶもの)を送る
◆死後に爵位や称号を与える
【梁】 木4+7=総画数11 U+6881 [リョウ、ロウ/はり、やな]
◆二本或いは複数の柱はしら・支柱シチュウ(上部のものを支えるために垂直に立てた柱)の上に横に架け渡す木、川などに架け渡した橋、同「鿄」
◆建物の柱の上に水平に渡す横木で、建物正面に向かって手前から奥方向に渡す横木、その上に左右方向に渡す横木を桁(けた)といい、建物の最も高い位置にある桁を棟木(むなぎ)という
◆体や物の中ほどで高く張り出した部分
◆木を柵状に組んで川水を堰き止め魚を捕まえる仕掛け、同「簗」
◆南北朝時代の王朝名、別名「南梁」
◆五代十国時代の王朝名、別名「後梁」
【簗】竹6+11=総画数17 U+7C17 [/やな]
◆[日]竹や木を柵状に組んで川水を堰き止め魚を捕まえる仕掛け、同「梁」
【條】 木4+7=総画数11 U+689D [チョウ、ジョウ/]
◆小枝、細く長い枝、同「樤」
◆細長いもの、筋(すじ)状のもの
◆筋、道筋、「条理ジョウリ(道理、筋道)」
◆一纏(ひとまと)まりごとに分けて(段ごとに区切って)記述した文章、項目
◆[日](纏まりのある一つの事を指して)~の事
◆[日]~によって
【滌】水3+11=総画数14 U+6ECC [テキ、ジャク、ジョウ/]
◆水を注(そそ)ぎ洗う
◆水を注いで汚れを洗い除く
◆「滌滌テキテキ」◇旱(ひでり)で水が涸(か)れ草木が枯(か)れるさま◇笛の音が辺りに鳴り渡(わた)るさま‡「【釋名:釋樂器】篴滌也其聲滌滌然也」‡
【篠】竹6+11=総画数17 U+7BE0 [ショウ/しの]
◆幹カン(みき)が細い竹の一種、細いが堅く強いため矢柄・矢幹(やがら)に利用される
【欲】 欠4+7=総画数11 U+6B32 [ヨク/ほ・しい、ほっ・する]
◆望むものを得(え)たいと思う、望むようにしたい(なりたい)と思う、またそれを強く望む、「貪欲・貪慾ドンヨク」、同「慾」
◆~しそうである、~になりそうである
【慾】心4+11=総画数15 U+617E [ヨク/]
◆欲(ほっ)する、欲(ほ)しがる、「貪慾・貪欲ドンヨク」、同「欲」
【淫】 水3+8=総画数11 U+6DEB [イン/みだ・ら]
◆異性との関係が節度を超える、またその行為、同「婬」
◆物事に浸(ひた)る、また溺(おぼ)れる、また耽(ふけ)る
◆恣(ほしいまま)にする、周りのことなどおかまいなしに振る舞う
◆度を越す、淫邪インジャ
【霪】雨8+11=総画数19 U+972A [イン/]
◆「霖リン(三日以上降り続く長雨)」よりも更に長く(十日以上も)降り続く雨
【淮】 水3+8=総画数11 U+6DEE [カイ、エ、ワイ/]
◆「淮河ワイガ」「淮水ワイスイ」、河南省南陽市桐柏トウハク山を源とする川、長江・黄河・濟水セイスイと共に「四瀆シトク」と呼ばれた
【匯】匚2+11=総画数13 U+532F [カイ、エ/]
◆幾つかの流れが合流する、幾つかの流れが一か所に集まる、あちこちから集まって来て一つに纏(まと)まる、同「汇」
◆廻(めぐ)る、一巡して元に戻る
◆為替(かわせ)
◆簡「汇」
【焉】 火4+7=総画数11 U+7109 [エン/いずく・んぞ]
◆どうして~、何故~、疑問や反語を表す
◆~か?、文末に付いて疑問を表す
◆これ、it、this
◆ここに~
◆形容詞の後に置いて状態を表す
◆鳥名、未詳「【說文解字:烏部:焉】焉鳥黃色出於江淮」「【說文解字注:烏部:焉】(今未審何鳥也)」
【嫣】女3+11=総画数14 U+5AE3 [エン/]
◆すらりとして美しいさま
◆和(にこ)やかなさま、和やかに微笑(ほほえ)むさま
【篶】竹6+11=総画数17 U+7BF6 [エン/すず]
◆幹が黒い竹
◆[日]すず、細い竹
【猪】 犬3+8=総画数11 U+732A [チョ/い、いのしし]
◆豕(いのこ)、イノシシ(猪)またブタ(豚、家畜化されたイノシシ)、イノシシ科の哺乳類、日本では主として「野生のイノシシ」を指すが中国では主として「ブタ」の意に用いられる、中国で「野生のイノシシ」は「野猪」という
◆「豪猪ゴウチョ」、ヤマアラシ(山荒らし・豪猪)、ヤマアラシ科・アメリカヤマアラシ科の哺乳類
【潴】水3+12=総画数15 U+6F74 [チョ/]
◆水を集め貯(た)めておくところ、貯水池
【率】 玄5+6=総画数11 U+7387 [ソツ、シュツ、スイ、リツ、リチ/ひき・いる]
◆鳥を捕らえるための網、一網打尽にする網
◆ひき・いる、全体(集団)が乱れないよう一つに纏(まと)める、「統率トウソツ」
◆従う、纏まり・基準などからはみ出ないようにする、道を誤らないように導(みちび)く、同「䢦」「𧗿」
◆規範、基準
◆全体として不釣り合い(不公平)にならないよう配分・配置する
◆幾つかのものを比べた時のそれぞれの量、割合、「比率ヒリツ」
◆あるがまま、まじけがない
【蟀】虫6+11=総画数17 U+87C0 [ソツ、シュツ/]
◆「蟋蟀・螅蟀シツシュツ」、コオロギ(蟋蟀)、コオロギ上科の昆虫、別名「蜻蛚セイレツ」
【甜】 甘5+6=総画数11 U+751C [テン、デン/]
◆甘(あま)い、甘い味、同「𩚵」
【憇】心4+11=総画数15 U+6187 [ケイ、カイ/いこ・う]
◆一息(ひといき)つく、止(とど)まって一休みする、休息する、同「愒」
【畢】 田5+6=総画数11 U+7562 [ヒツ、ヒチ/]
◆鳥などを捕らえるための長い柄の付いた網、一網打尽にする
◆全て、悉(ことごと)く
◆全て終わる、全て終える、尽きる、~し尽くす
◆二十八宿西方白虎ビャッコの一つ
【篳】竹6+11=総画数17 U+7BF3 [ヒツ、ヒチ/]
◆竹や柴を編んで作った垣根
◆「篳篥ヒチリキ」、竹製の縦笛、同「觱篥・𥷑篥」
【蹕】足7+11=総画数18 U+8E55 [ヒツ、ヒチ/]
◆天子の一行が通過する間人や車の通行を止める
【異】 田5+6=総画数11 U+7570 [イ/こと・なる]
◆こと・なる、(あれとは、これとは)別の、違った、同じでない
◆普通(平常、一般)とは違っている、怪しい
◆別々にする、分ける
◆簡「异」
【糞】米6+11=総画数17 U+7CDE [フン/くそ]
◆塵(ごみ)を掃(はら)う、払い除(の)ける、汚(よご)れを取り除く、同「𡊄」
◆動物が排泄する食べ物などの滓(かす)、大便、同「屎」
◆肥料を施(ほどこ)す、土地を肥(こ)やす
【翼】羽6+11=総画数17 U+7FFC [ヨク、イキ/つばさ]
◆鳥や虫の体から左右に伸び出ている空中を飛翔するための腕状の部分、本体から左右に伸び出ているものやその形状、同「𩙺」「䋚」「𦐂」「翅」
◆(鳥の翼のように左右にあって)手や力を貸して支え助ける、同「翊」
◆二十八宿南方朱雀スザクの一つ
【皐】 白5+6=総画数11 U+7690 [コウ/]
◆高い、高いところ
◆岸辺(きしべ)、湿地、沢(さわ)、「水面よりも高い陸地」の意
◆「皐月コウゲツ(さつき)」、五月(さつき)、早苗月(さなえづき)、「苗を植えるために田に水を張る月」の意
◆高く大きな声で叫ぶ、同「嘷」
【槹】木4+11=総画数15 U+69F9 [コウ/]
◆「桔槹・桔𣓌ケッコウ」、棹(さお)の先に縄で吊るした桶(おけ)を取り付け水を汲み上げる仕掛け、はね釣瓶(つるべ)
【票】 示5+6=総画数11 U+7968 [ヒョウ、ビョウ/]
◆文字や絵が描かれた札(ふだ)
◆紙幣や切符などの信用できることが保証されている札、信用できることを証明する札
◆「さっと」「すっと」などの軽快な動き「【漢書:志:禮樂志:𧰼載瑜十八】票然逝旗逶蛇(師古曰票然輕舉意也)」
◆さっと舞い上がる
【剽】刀2+11=総画数13 U+527D [ヒョウ/]
◆さっと掠(かす)め取る
◆脅(おど)して奪(うば)う、脅し取る、同「勡」
◆素早いさま、すばしこいさま、同「慓」
【嫖】女3+11=総画数14 U+5AD6 [ヒョウ/]
◆身の熟(こな)しが素早いさま、同「僄」
◆「嫖姚ヒョウヨウ」◇敏捷ビンショウなさま、身軽で素早いさま◇漢の武帝ブテイ(前156年~前87年)の頃の将軍の称号‡「【前漢紀:孝武皇帝紀四】…去病初以侍中為嫖姚校尉…†[「去病」は「霍去病カクキョヘイ、前140年~前117年」のこと]†」‡
◆娼妓ショウギ(遊女)と遊興ユウキョウする、「嫖妓ヒョウギ」
【慓】心3+11=総画数14 U+6153 [ヒョウ/]
◆素早いさま、すばしこいさま、同「剽」
◆「慓悍ヒョウカン」、素早い上に猛々(たけだけ)しいさま
【標】木4+11=総画数15 U+6A19 [ヒョウ/しるし、しるべ、しめ]
◆高く伸びた木の先の枝、梢(こずえ)
◆物事の先端
◆目印、場所を示す印(しるし)、案内や識別のための印
◆高く掲(かか)げる、はっきりと目立たせる
【漂】水3+11=総画数14 U+6F02 [ヒョウ/ただよ・う]
◆水面に(或いは水中に)浮く、浮かんで流れるままにする
◆風や水の流れに任せて位置を変える、思いに任せて彷徨(さまよ)う
◆水中で揺らす、また揺らすようにして洗う
◆(薬剤を加えた)水で濯(すす)ぐ、またそれによって不純物を取り除いたり白くしたりする
【瓢】瓜5+11=総画数16 U+74E2 [ヒョウ、ビョウ/ひさご、ふくべ]
◆ヒョウタン(瓢箪)、ウリ科ユウガオ属の蔓性の草、またその果実、別名「葫蘆コロ」、同「瓠」「匏」
◆ヒョウタン(瓢箪)やユウガオ(夕顔)などのウリ科ユウガオ属の植物の果実の種や果肉を取り除いて作った容器、またそれを半分に割った液体を掬(すく)う杓子シャクシ
【縹】糸6+11=総画数17 U+7E39 [ヒョウ/]
◆薄い青色、またその色の織物‡「【釋名:釋綵帛】縹猶漂漂淺青色也有碧縹有天縹有骨縹各以其色所象言之也」‡
◆ふわりと軽やかなさま、「縹縹ヒョウヒョウ」
◆[日]薄い藍色(あいいろ)、「縹色(はなだいろ)」
【飃】風9+11=総画数20 U+98C3 [ヒョウ、ビョウ/]
◆旋風センプウ(つむじかぜ)、渦巻くように吹き上がる風
◆ものが風に翻(ひるがえ)る、風に吹かれて舞う、風の吹くままに漂う
【飄】風9+11=総画数20 U+98C4 [ヒョウ、ビョウ/]
◆旋風センプウ(つむじかぜ)、渦巻くように吹き上がる風
◆ものが風に翻(ひるがえ)る、風に吹かれて舞う、風の吹くままに漂う
【驃】馬10+11=総画数21 U+9A43 [ヒョウ/]
◆勇ましくて強い馬
◆黄色(茶色)の毛に白毛が雑(まじ)じった馬、白鹿毛(しらかげ)、同「駓」
◆馬が疾走するさま
◆「驃騎ヒョウキ」、漢代の軍の職位名、秩禄チツロクからいえば大将職に相当するという
【鰾】魚11+11=総画数22 U+9C3E [ヒョウ、ビョウ/うおのふえ、ふえ]
◆魚の体内にある浮き袋、気体を閉じ込めることができる袋で、その量を調節することによって浮沈を容易にする
◆「鰾膠ヒョウコウ(にべ、にべにかわ)」、ニベ(鮸)などの魚の浮き袋から作る膠(にかわ)、粘着力が大変強いという、同「鮸膠ベンコウ(にべ、にべにかわ)」「魚膠ギョコウ」
【祭】 示5+6=総画数11 U+796D [セイ、サイ/まつ・る、まつ・り、まつり]
◆神や先祖や死者に供え物(そなえもの)を捧(ささ)げる、またその儀式、「祭祀サイシ」、同「祀」
◆[日]大勢の人が集まって行う催(もよお)し
注解:「祭」の左上の「夕」に似た字は「月(にくづき)」で「祭壇に供える犠牲ギセイの肉」、左上は「手」で「捧げる」、下の「示」は「祭壇」を表す
【察】宀3+11=総画数14 U+5BDF [サツ、セチ/]
◆余すところなくその本質を知るために詳しく見て調べる、詳しく見調べてその本質を余すところなく明らかにする、また余すところなく知る、形勢・状態などを見極める、同「詧」‡「【說文解字:言部:察】覆也从宀祭臣鉉等曰祭祀必天質明明察也故从祭」‡‡「【廣韻:入聲:黠第十四:𪙻:察】監察也諦也知也至也審也」‡
【蔡】艸3+11=総画数14 U+8521 [サイ/]
◆草、野草、草叢(くさむら)
◆周代(前11世紀~前256年)の国名、前11世紀~前447年、都は始め現河南省駐馬店市上蔡県付近に置いたが、後に安徽省淮南市鳳台県に移した
◆亀卜キボク(亀の甲羅コウラを焼き、その割れ方で吉凶を占うこと)に使う大きなカメ(亀)、「蔡国」に産したことから
【際】阜3+11=総画数14 U+969B [セイ、サイ/きわ]
◆他と触(ふ)れ合う、付き合う、「交際コウサイ(交わり接すること、付き合うこと)」
◆他と合(あ)わさるところ、接するところ、境目、「水際スイサイ(みずぎわ)」「無際ムサイ(境目がどこか見分けがつかない、限りがない)」
◆~にさい・して、~の時に、~するに当たって
【窒】 穴5+6=総画数11 U+7A92 [チツ、チチ、テツ、テチ/]
◆孔(あな、反対側まで貫通している穴)が塞(ふさ)がってその先に進めない
◆塞(ふさ)ぐ、隙間を埋める、塞がる、同「塞」
【膣】月(肉)4+11=総画数15 U+81A3 [チツ、チチ/]
◆女性の生殖器の一部で陰門から子宮頸部までの間
【竟】 立5+6=総画数11 U+7ADF [ケイ、キョウ/]
◆極まる、尽きる、それ以上先がないところまで行き着く
◆終わる、~し終わる、同「傹」
◆終(つい)に、終には、結局、結局のところ
◆境さかい、境界、他の所有者の土地と接するところ、同「境」
【境】土3+11=総画数14 U+5883 [ケイ、キョウ/さかい]
◆他の所有者の土地と接するところ、区切り、同「竟」「疆」
◆(限られた、特定の)ところ、場所、地域
◆状態、状況、様子
【鏡】金8+11=総画数19 U+93E1 [ケイ、キョウ/かがみ]
◆光の反射を利用して像を映(うつ)し出す、またその道具、古くは盆に水を張り鏡として使ったが、後には石や金属の表面を平らに磨いて鏡とした、同「鑑」
◆(像を、姿を、有様を)映し出す
◆澄み切っているさま、奥まで見通せるさま
◆レンズ(lens)、(ガラスのような)透明な物質を片面或いは両面を球状にして入射した光を屈折させるもの
【章】 立5+6=総画数11 U+7AE0 [ショウ/]
◆楽曲・詩文・法令などの一纏(ひとまと)まりごとに設ける区切り
◆はっきりする、明らかにする、はっきりさせる、明らかになる
◆区別・識別するための印(しるし)、「印章インショウ」「徽章キショウ」
◆織物や刺繍シシュウなどの紋様モンヨウ
◆家臣が主君に奏上ソウジョウする文書、上奏文ジョウソウブン、「奏章ソウショウ」
【嶂】山3+11=総画数14 U+5D82 [ショウ/]
◆山が衝立(ついたて)のように切り立って行く手を遮(さえぎ)るさま、山が高く険しいさま
【彰】彡3+11=総画数14 U+5F70 [ショウ/あきら・か]
◆くっきりとして鮮(あざ)やかなさま、はっきりと目立つさま
◆はっきりと示す、誰の目にも明らかにする
【樟】木4+11=総画数15 U+6A1F [ショウ/くす、くすのき]
◆クスノキ(樟)、クスノキ科ニッケイ属の木、別名「櫲樟・豫樟・豫章ヨショウ」
◆「樟脳ショウノウ」、古くクスノキの枝や葉などを蒸留することで得らた結晶、薬用・防虫・防腐などとして利用される
【璋】玉4+11=総画数15 U+748B [ショウ/]
◆刀の形に似た圭ケイ(手に持つ板状の礼器)
【瘴】疒5+11=総画数16 U+7634 [ショウ/]
◆熱帯の山林で高温多湿が原因で発症する病気
【障】阜3+11=総画数14 U+969C [ショウ/さわ・る]
◆間(あいだ)が仕切られている、向こう側とこちら側の間を仕切る、また隔(へだ)てる
◆仕切られていてこちら側から向こう側へ行けない(向こう側からこちら側に来れない)、またこちら側から向こう側が見えない(向こう側からこちら側が見えない)
◆仕切って行く手を遮(さえぎ)る、また妨(さまた)げる
◆仕切って遮るもの、壁や塀(へい)・障子(しょうじ)や衝立(ついたて)など
◆[日]さわ・る、差し支(つか)える
【鱆】魚11+11=総画数22 U+9C46 [ショウ/]
◆タコ(蛸・鮹・鱆・章魚)、タコ目の海産軟体動物
【累】 糸6+5=総画数11 U+7D2F [ルイ/]
◆同様のものごと(物・者や事・言など)が次へ次へと(以前のことに加えて更に同じことが)繰り返される、また積み重なる、同「纍」「絫」
◆次へ次へと繋(つな)がって行く、またそのようなこと、「累代ルイダイ(何代にも亘ること)」「連累レンルイ(巻き添えになること、累が及ぶこと)」
◆同じようなことが何度も繰り返されて(同じようなことを何度も繰り返さなくはならず)煩(わずら)わしい
◆繁「纍」
【瘰】疒5+11=総画数16 U+7630 [ラ、ライ/]
◆「瘰癧ラレキ」、リンパ節lymph node炎、リンパ節の炎症が原因で(多く首に)できる腫れ物(はれもの)
◆「瘯瘰ソクラ」、疥癬虫カイセンチュウや白癬菌ハクセンキンなどによって引き起こされる痛みと痒(かゆ)みを伴う皮膚病
【縲】糸6+11=総画数17 U+7E32 [ルイ/]
◆絡(から)める
◆繋(つな)いで束縛ソクバク(縛って自由を奪う)・制御セイギョ(動きを抑え操る)する、またそのための綱つな・縄なわ、同「緤」「纍」
◆「縲紲・縲絏ルイセツ」◇罪人を縛(しば)る縄◇牢屋
【螺】虫6+11=総画数17 U+87BA [ラ/つぶ、にし]
◆タニシ(田螺)やカタツムリ(蝸牛)などの渦巻状の貝を背負う虫
◆渦巻いて円柱状また円錐状になるもの、またそのような形、「螺旋ラセン」、平面的な渦巻きは「巴」
◆「螺絲ラシ」、螺子(ねじ)
◆「螺紋ラモン」◇指紋◇螺子山(ねじやま)
◆「蠑螺エイラ」、サザエ(栄螺・拳螺)、サザエ科の巻貝
◆「螺螄ラシ」、タニシ(田螺)などの巻貝
【騾】馬10+11=総画数21 U+9A3E [ラ/]
◆ラバ騾馬)、牡のロバ(驢馬)と牝のウマ(馬)から生まれるウマ科ウマ属の動物の名、中国では「騾子」ともいう‡「【古今注:鳥獸第四】驢爲牡馬爲牝則生騾馬爲牡驢爲牝則生𩥔」‡
【習】 羽6+5=総画数11 U+7FD2 [シュウ、ジュウ/なら・う、なら・わし]
◆何度も繰り返す、何度も繰り返すことによって身に付ける、同「慣」
◆なら・わし、繰り返されることで身に付いたこと、普段から繰り返し行われること、同「慣」
【慴】心3+11=総画数14 U+6174 [ショウ/]
◆気圧(けお)されて怯(おび)える、懼(おそ)れる、同「懾」
【摺】手3+11=総画数14 U+647A [ショウ、ロウ/す・る]
◆折る、折り曲げる、折り畳む
◆[日]す・る、刷る、擦(こす)る、同「搨」
【褶】衣5+11=総画数16 U+8936 [シュウ、ジュウ/]
◆衣類の襞(ひだ、角張った山状や緩やかな波状の折り皺)
◆表地と裏地を重ねた袷(あわせ)
◆外衣ガイイ、襲(かさね)、衣服の上に羽織る(重ねて着る)衣服、同「襲」‡「【急就篇】襜褕袷複褶袴褌(…褶謂重衣之最在上者也其形若袍短身而廣袖一曰左衽之袍也…)」‡
【粛】 聿6+5=総画数11 U+7C9B [シュク、スク/]
◆身や心を引き締める、また引き締まる、「肅正シュクセイ」
◆畏(おそ)れる、身を引き締めて畏(かしこ)まる
◆恭(うやうや)しい、慎(つつし)み深い
◆縮(ちち)む、縮こまる
【繍】糸6+11=総画数17 U+7E4D [シュウ、シュ/]
◆布に色糸を使って絵や模様を描(えが)く、縫(ぬ)い取る、またその絵や模様、同「綉」
【萃】 艸3+8=総画数11 U+8403 [スイ、ズイ/]
◆草が叢(むら)がり生えるさま
◆群がる、多くのものが集まる、また集める
◆(多くのものの中からそこだけが、それだけが)抜き出る、抜きん出ている
◆「拔萃バッスイ」、抜きん出ている、多くの中から一部を抜き出す、同「抜粋」
【膵】月(肉)4+11=総画数15 U+81B5 [/すい]
◆[日]「膵臓(すいぞう)」、消化器官の一つ、中国では「胰臓イゾウ」という
【著】 艸3+8=総画数11 U+8457 [チョ、チャク、ジャク/あらわ・す、いちじる・しい]
◆他との違い(或いは正誤)をはっきりと示す、誰の目にも明らかにする、明確にする、同「箸」「𣋐」
◆(間違いや誤解がないように)文章などに書き表す、書かれた文章、同「箸」「𣋐」
◆明らかなさま、他との違いがはっきり分かるさま、同「箸」「𣋐」
◆着(つ)く、付く、付着する、同「着」
◆着(つ)く、到着する、同「着」
◆着(き)る、衣服を身に付ける、同「着」
注解:古簡「着」
【墸】土3+12=総画数15 U+58B8 [チョ/]
◆未詳‡「【漢語大字典:土部:墸】同"躇"」‡
【躇】足7+12=総画数19 U+8E87 [チョ、ジョ、チャク/]
◆少し進んで立ち止まる、「ぴたっと足を地に着ける、足を地に着けたまま動かない」の意
◆「躊躇チュウチョ(ためら・う)」、少し進んでは立ち止まり少し進んでは立ち止まるさま、迷ってなかなか前に進めないさま、事を起こす前にじっくりと考えを巡らすさま、「逡巡シュンジュン」は「行く(進む、巡)べきか戻る(退く、逡)べきか迷うさま」の意
【虚】 虍6+5=総画数11 U+865A [キョ、コ/うつ・ろ、むな・しい、そら]
◆外から見える部分はそれらしく見えるが中には何もないさま、中身が空っぽなさま
◆外からは見えないが内部は細り衰えているさま
◆外見は立派だが中身がそれに伴わないさま
◆あるべきものがなく空っぽなさま
◆二十八宿北方玄武ゲンブの第四宿
【嘘】口3+11=総画数14 U+5618 [キョ、コ/うそ]
◆「はぁ」「ふう」と弱く(ゆっくりと)息を吐き出す、勢いよく吹くのは「吹」
◆「はぁ」「ふう」と溜息をつく
◆「しーっ」という「静かに」「だめ」という制止の意味を表す語
◆「吹嘘スイキョ」◇息を吐き出す◇吹聴フイチョウする、言いふらす◇大袈裟(おおげさ)に言う
◆[日]うそ、偽(いつわ)り、事実でないこと
【戯】戈4+11=総画数15 U+622F [キ、ケ、ギ、ゲ/たわむ・れる、ざ・れる、おど・ける]
◆面白(おもしろ)おかしく遊ぶ、手に取ってしつこく触れたり眺めたりして喜ぶ、ふざける、「戯」はそうした行為を指し言葉を弄ぶのは「謔」
◆舞踊や芝居、「愉快に楽しむもの」の意
◆戦で指揮する大将の旗印、同「麾」
◆「ああ」「はあ」という溜息
【袞】 衣6+5=総画数11 U+889E [コン/]
◆天子や三公サンコウ(最も上位の三つの官職、またその職に就いている人)が公式行事の際に着用する龍(天子は昇竜、三公は降竜)の模様が描かれた衣服「【詩經:豳風:九罭】…我覯之子衮衣繡裳(《音義》…天子畫升龍於衣上公但畫降龍…)」
◆三公、別称「三槐サンカイ」、周代(前11世紀~前256年)・元(1271年~1368年)・明(1368年~1644年)・清(1644年~1912年)では太師タイシ・太傅タイフ・太保タイホ、秦(前221年~前206年)・前漢(西漢、前202年~8年)では丞相ジョウショウ(大司徒)・太尉タイイ(大司馬)・御史大夫ギョシタイフ(大司空)、後漢(東漢、25年~220年)から唐(618年~907年)では司徒シト・司空シクウ・太尉タイイ
【滾】水3+11=総画数14 U+6EFE [コン/たぎ・る]
◆水がごぼごぼと湧(わ)き立つように流れるさま
◆転がる、転がるように動く
【規】 見7+4=総画数11 U+898F [キ/のり]
◆ぶんまわし(規)、コンパスcompass、正しく円を描く道具、直線や角度を描く道具は「矩」
◆基準・標準となるもの、基準・標準とすべき決まりごと
◆基準・標準となるものに従って長さや程度など測る
◆「規矩キク」◇コンパスcompassと物差しruler◇行動や判断・評価などの則(のっと)るべき基準
【槻】木4+11=総画数15 U+69FB [キ/つき]
◆木名、未詳、大変強靭で弓などに用いるという‡「【廣韻:上平聲:支第五:𩓸:槻】木名堪作弓材」‡‡「【漢語大字典:木部:槻】木名。木犀科梣属的几种植物」‡
◆[日]ツキ(槻)、ケヤキ(欅)の別称、ニレ科ケヤキ属の木
【窺】穴5+11=総画数16 U+7ABA [キ/うかが・う]
◆小さい孔や隙間から相手の様子を覗(のぞ)き見る、相手に気付かれないようにそっと見る
◆相手に気付かれないようにそっと足を踏み出す、抜き足する
【許】 言7+4=総画数11 U+8A31 [キョ、コ/ゆる・す、もと、ばか・り]
◆ゆる・す、願いや話を聞き入れる、受け入れる
◆ゆる・す、認める
◆もと、~のところ(処、所)
◆ばか・り、凡(おおよ)そ~、~程(ほど)
◆「何許カキョ」◇何処(いずこ、どこ)、何処の~◇如何許(いかばかり)り、どれ程
◆春秋時代(前770年~前5世紀)の古諸侯国名、現河南省許昌市付近、古くは「鄦」字が使われた「【史記:卷四十二:鄭世家第十二】悼公元年鄦公(《集解》徐廣曰鄦音許許公靈公也)惡鄭於楚」「【說文解字注:邑部:鄦】炎帝大嶽之胤甫矦所封(…鄦許古今字…)」
【滸】水3+11=総画数14 U+6EF8 [コ、ク/]
◆岸辺(きしべ)、岸(水面から"厂"字状に切り立ったところ)の陸地側の平らなところ、同「汻」「淲」「滹」
【豚】 豕7+4=総画数11 U+8C5A [トン、ドン/ぶた]
◆ブタ(豚)、イノシシ(猪、イノシシ科の哺乳類)を(小形化し)家畜化した動物、同「𧱴」「𧱯」
【遯】辵4+11=総画数15 U+906F [トン、ドン/]
◆逃(に)げる、逃げ隠れる、同「𦟥」「𨔡」
◆その場を離れ後ろへ(人の目が届かないところへ)退(しりぞ)く、退いて身を隠(かく)す、「𦟥」「遁」
◆六十四卦(ロクジョウシケ、ロクジョウシカ)の一つで「乾」「艮」を組み合わせたもの
【貫】 貝7+4=総画数11 U+8CAB [カン/つらぬ・く、ぬき]
◆反対側まで突き抜ける穴(孔)を開ける、穿(うが)つ
◆始めから終わりまで途中で途切れることなく通す、また通っている
◆途切れることなく繰り返し続いている慣(なら)わし、同「慣」
◆代々住み続けている土地、出生地
◆銭の孔に通す紐、紐を通して結わえた銭、銭の単位
◆重量の単位
【實】宀3+11=総画数14 U+5BE6 [シツ、ジ゙チ、ジツ/み、みの・る、まこと・に、げ・に]
◆蓄(たくわ)えが家に満ちているさま
◆隙間なく詰まって虚(うつ)ろなところがないさま
◆ぎっしりと詰まった中身、草木などの稔(みの)って中がぎっしりと詰まったもの
◆まこと・に、げ・に、誠に、本当に、仮定や想像や虚偽などではないことを強調する言葉
【慣】心3+11=総画数14 U+6163 [カン、ケン/な・れ、な・れる、な・らす、な・らう、なら・わし]
◆何度も繰り返す、何度も繰り返すことによって身に付ける、同「習」「摜」
◆なら・わし、繰り返されることで身に付いたこと、普段から繰り返し行われること、同「習」
【樌】木4+11=総画数15 U+6A0C [カン/]
◆枝がこんもりと茂る、はっきりとした幹がなく根元から何本かの枝を出す木、灌木カンボク、別名「低木」、同「灌」
【責】 貝7+4=総画数11 U+8CAC [サク、シャク、サイ、セ、セキ/せめ、せ・める]
◆強く求められる務(つと)め、果たすべきこと、為(な)すべきこと
◆(果たすべきことを果たすよう)強く求める、(為すべきことを為さないことを)厳(きび)しく咎(とが)める、「責備セキビ」
【債】人2+11=総画数13 U+50B5 [サイ、セ/]
◆清算すべき責(せき、果たすべきこと、為すべきこと)を負う借り貸し
◆「債務サイム」、借りたものを返すべき義務
◆「債権サイケン」、貸したものを返してもらう権利
【勣】力2+11=総画数13 U+52E3 [セキ、シャク/]
◆積み重ねてきたことの結果、成果、同「績」
【嘖】口3+11=総画数14 U+5616 [サク、シャク/さいな・む]
◆大声で叫(さけ)ぶ、大声で言い合う、わいわいと大声で騒ぐ、同「謮」
◆鳥が騒がしく鳴く
◆[日]さいな・む、責める、苛(いじ)める
【漬】水3+11=総画数14 U+6F2C [シ、ジ/つ・ける、ひた・す]
◆液体に入れる、液体の中に全体が隠れるようにすっぽりと入れる、浸(ひた)す
◆(液体の中に入れて)色や味などを染(し)み込ませる
◆四足の動物の死‡「【禮記:曲禮下】天子死曰崩諸侯曰薨大夫曰卒…庶人曰死在床曰尸在棺曰柩羽鳥曰降四足曰漬《注》…漬謂相瀸汙而死也」‡
【磧】石5+11=総画数16 U+78E7 [セキ、シャク/]
◆水底に砂や石が堆積して浅くなった所、浅瀬(あさせ)、同「瀬」
◆中洲(なかす)、川の中の砂や石が水面より高く堆積したところ
◆砂や石が堆積した砂漠
【積】禾5+11=総画数16 U+7A4D [セキ、シャク/つ・む]
◆(刈り取った穀物を)集めて次々に重ねて行く、上へ上へと重ねて行く
◆堆(うずたか)く蓄(たくわ)える、貯(た)める
◆数学で掛け算の結果
◆「疳積・疳癪カンシャク」、慢性的な栄養失調などにより次第に痩せて腹が出る乳幼児の胃腸の病気
【簀】竹6+11=総画数17 U+7C00 [サク、シャク/す]
◆竹や細長い板を間(あいだ)を少し開けながら並べたもの、寝台の床板や椅子の座面などに使う、「簀子サクシ(すのこ)」
【績】糸6+11=総画数17 U+7E3E [セキ、シャク/う・む]
◆う・む、麻や綿などの短い繊維や生糸を継(つ)ぎながら撚(よ)って糸にする
◆(細かいことを一つ一つ継ぎながら)積み重ねてきたことの結果、成果、同「勣」
◆優れた働き、功績
【蹟】足7+11=総画数18 U+8E5F [セキ、シャク/]
◆歩いたところに残る足跡、同「跡」「迹」
◆嘗(かつ)て物や出来事があったところに残る痕跡コンセキ、同「跡」「迹」
【赦】 赤7+4=総画数11 U+8D66 [シャ/ゆる・す]
◆そのままにしておく、捨て置く、同「舎」
◆寛大に処遇する、同「宥」
◆過ちを見逃(みのが)す、罪を犯したことは認められるが(情状を酌んで)罪を問わない、また減免する
【螫】虫6+11=総画数17 U+87AB [セキ、シャク/]
◆毒虫、毒を持つハチ(蜂)・サソリ(蠍)・マムシ(蝮)・蛇など小動物、またそれが刺(さ)す、また噛(か)む、刺される、噛まれる、同「蜇」「蠚」
◆毒虫に刺されたり噛まれたりして赤く腫(は)れる
【逢】 辵4+7=総画数11 U+9022 [ホウ、ブ/あ・う]
◆決めておいた場所(互いに都合の良い場所)にそれぞれが出向いて会う、同「夆」
◆別々の場所・方向から来た人が出会う、偶然に出会う、同「夆」
◆相手の主張や行動に合わせる、迎合ゲイゴウする、相手に取り入る
◆縫(ぬ)い合わせる、同「縫」
【篷】竹6+11=総画数17 U+7BF7 [ホウ、ブ/とま]
◆舟や車などの覆いに使う竹製の簾(すだれ)
◆竹製の簾を屋根の形("∧""∩"字状)に覆った軽便(けいべん)な舟、小さな舟、同「𦪪」
◆舟の帆
【縫】糸6+10=総画数16 U+7E2B [ホウ、ブ/ぬ・う]
◆布などを糸で繋ぎ合わせる
◆繋ぎ合わせたところ、継(つ)ぎ目
【蓬】艸3+11=総画数14 U+84EC [ホウ、ブ/よもぎ]
◆ヨモギ(蓬・艾)、キク科ヨモギ属の草、同「蒿」
◆「飛蓬ヒホウ」、キク科ムカシヨモギ属の草の総称、学名Erigeron
◆草や髪などが茫々ボウボウとしているさま、もじゃもじゃしているさま
◆「蓬萊ホウライ」◇渤海ボッカイ(遼東半島と山東半島に囲まれた海)中にあって仙人が住むという山の名‡「【史記:卷六:秦始皇本紀】…齊人徐市等上書言海中有三神山名曰蓬萊方丈瀛洲(《正義》漢書郊祀志云…在渤海中去人不遠蓋曾有至者諸仙人及不死之藥皆在焉…)」‡◇古県名、後に蓬萊市、現在は蓬萊区、現山東省煙台市 ◇ヨモギ(蓬・艾、キク科ヨモギ属の草)、ヨモギなどの草が生い茂るさま
【進】 辵3+8=総画数11 U+9032 [シン/すす・む、すす・める]
◆前に向かって動く(行く)、前に出る、登る、上に向かって動く(行く)、昇って行く、状態が良い方向に向かう、逆は「退」
◆位や程度が上がる
◆人にものを差し出す、また差し上げる
◆中に入る、外から内側に向かって移動する
【暹】日4+12=総画数16 U+66B9 [セン、シン/]
◆太陽が昇る
◆「暹羅シンラ・シェンルォ」、タイ王国の旧称、現在は「泰国タイコク・タイグゥオ」
【部】 邑3+8=総画数11 U+90E8 [ホ、ブ、ホウ/へ、べ]
◆区分けしたものの一つ、「部分」「内部」
◆集団を分類し同じものを一纏(ひとまと)めにしたもの、全体を構成する小さな集合体や組織、「部署」「部隊」
◆書物を数える単位
【蔀】艸3+11=総画数14 U+8500 [ホ、ブ、ホウ、ブ/しとみ]
◆日差しや風雨を遮(さえぎ)るための戸、細い木(桟)を格子状に組み、間に板などを貼った戸で、日中はこれを跳ね上げて、風は通すが日差しや風雨は遮(さえぎ)るように工夫したもの、夜間はこれを降ろし雨戸として使う
◆古代の暦法の単位、1蔀=4章(1章=19年)=76年、同「篰」
【郭】 邑3+8=総画数11 U+90ED [カク/くるわ]
◆(日本の城下町に当たる)都市を二重に囲む高い壁のうちの外側の壁、外城ガイジョウ、またその壁で囲まれた市街、同「廓」「郛」、内側の壁を「城」という
◆壁や塀などで周りが囲まれているところ、同「廓」
◆中心から外方向に広げる、同「拡」
◆「郭公カッコウ」、カッコウ科の鳥、別名「大杜鵑タイトケン」「布穀鳥フコクチョウ(ふふどり)」「鳲鳩シキュウ」「鴶鵴カツキク」「擊穀ゲキコク」「桑鳩ソウキュウ」
【廓】广3+11=総画数14 U+5ED3 [カク/くるわ]
◆城の外側に発達した街の外周に築いた壁、またその壁で取り囲まれた区画、同「郭」
◆壁や塀などで周りが囲まれているところ、同「郭」
◆(周りが囲まれていて内に何もなく)広大なさま、大きく開(ひら)けているさま
◆広げる
【槨】木4+11=総画数15 U+69E8 [カク/]
◆棺(ひつぎ)を納めるための木製の外箱、外棺、石製は「𥕖」
【郷】 邑3+8=総画数11 U+90F7 [キョウ、コウ、ゴウ/さと]
◆都から離れた土地、(特に地方の)町村、田舎
◆出生地、「故郷コキョウ(ふるさと)」
◆中国周代では12,500戸を単位とする行政区画「【前漢書:卷二十四上:食貨志上】五家爲鄰五鄰爲里四里爲族五族爲黨五黨爲州五州爲鄉鄉萬二千五百戶也」
◆向く、面する、同「向」
◆窓、北側に面した窓、同「向」
【響】音9+11=総画数20 U+97FF [キョウ、コウ/ひび・く]
◆声や音、声や音を立てる
◆(声や音などの振動が)辺りに広がる、鳴り渡(わた)る
【野】 里7+4=総画数11 U+91CE [ヤ/の]
◆郊外コウガイ、都(みやこ)を囲む城壁の外に広がる地で都から百里以内の地を「郊コウ」、その外を「野ヤ」、その外を「林リン」、その外を「冂ケイ」といった「【說文解字: 冂部:冂】邑外謂之郊郊外謂之野野外謂之林林外謂之冂」
◆都から離れているところ、(周りに遮(さえぎ)るものがない)広々としたところ、またその区域・範囲
◆民間ミンカン、「都(朝廷)の外にある」の意
◆自然のままであるさま、田舎びたさま、洗練されていないさま
【墅】土3+11=総画数14 U+5885 [ショ、ジョ、ヤ/]
◆田畑の中に建つ(農作業用の道具や資材を置いたり監視や休息をするための)小さな小屋、同「𡑀」
◆別荘、「別墅(ベッショ)」‡「【新唐書(テキスト版):列傳第一百七】兄弟偕隱家墅,晝講經,夜著書,終年不出戶」‡
◆郊外コウガイ、都(みやこ)を囲む城壁の外に広がる地で都から百里以内の地を「郊コウ」といい、その外の地、同「野」
【陰】 阜3+8=総画数11 U+9670 [イン、オン/かげ、かげ・る]
◆物に遮(さえぎ)られて光(日光)が届かない、日光が届かずに暗い、またそのようなところ、日光が当たるところは「陽」
◆山の北側、川の南側、日光が当たらない側、逆は「陽」
◆人の目に触れない側、裏側、内面、隠れて見えない側、逆は「陽」
◆隠す、見えないようにする
◆人(女性)の生殖器
◆日時計の影、時間、「光陰コウイン」
【蔭】艸3+11=総画数14 U+852D [イン、オン/かげ、かげ・る]
◆草木に覆われて日光が遮(さえぎ)られたところ、日陰、同「廕」
◆覆う、覆い守る、庇(かば)う
◆他に守られる、他の力を借りる、おかげ、~のおかげで~
◆「庇蔭ヒイン」◇日差しを遮(さえぎ)る◇庇護ヒゴする、庇い守る
【雪】 雨8+3=総画数11 U+96EA [セツ、セチ/ゆき、すす・ぐ]
◆ゆき、空中の水蒸気が結晶となって降ってくるもの
◆(雪のように)白いさま
◆すす・ぐ、穢れや恥を洗い清める
【膤】月4+11=総画数15 U+81A4 [/たら、ゆき]
◆[日]タラ(鱈・膤)、タラ科の魚
◆[日]地名用字、「膤割(ゆきわり、熊本県水俣市、但し確認できず)」
【艝】舟6+11=総画数17 U+825D [/そり]
◆[日]雪の上を行くための橇(そり)
【轌】車7+11=総画数18 U+8F4C [/そり]
◆雪や氷の上を滑らせて進む橇(そり)
【鱈】魚11+11=総画数22 U+9C48 [セツ、セチ/たら]
◆タラ(鱈)、タラ科の海水魚
【頃】 頁9+2=総画数11 U+9803 [ケイ、キョウ/ころ]
◆頭を傾(かたむ)ける、頭を傾(かし)げる、同「傾」
◆傾く、斜めになる、片方に(一方に)偏(かたよ)る、同「傾」
◆僅(わず)かな時間、「頃刻ケイコク(僅かな間、片時)」
◆過去の凡そ(およそ、おおよそ)の時、「頃年ケイネン(近頃)」
◆(田畑の)面積の単位、1頃=100畝
【傾】人2+11=総画数13 U+50BE [ケイ、キョウ/かたむ・く]
◆斜めになる、片方に(一方に)偏(かたよ)る
◆斜めにする、(器などの中身を出すように)横にし(出切らないようであれば)更に逆さにする
◆(直立しているものが傾き)崩れる、倒れる
【潁】水4+11=総画数15 U+6F41 [エイ、ヨウ/]
◆「潁水エイスイ」「潁河エイガ」、河南省鄭州市登封市付近を源とする川、安徽省に至って淮河ワイガ(中国第三の大河)に注ぐ
【穎】禾5+11=総画数16 U+7A4E [エイ、ヨウ/]
◆穀物の穂(ほ)、また穂先
◆尖ったものの先端
◆(多くのものの中からそこだけが)抜きん出る、秀(ひい)でる
【魚】 魚11+0=総画数11 U+9B5A [ギョ、ゴ/さかな、うお]
◆水中に棲息し鱗(うろこ)で覆われ鰓(えら)呼吸する変温動物の総称
◆うお、うおへん、部首名
【漁】水3+11=総画数14 U+6F01 [ギョ、ゴ、リョウ/あさ・る]
◆あちこち探し回って魚や貝を捕(と)る
◆目ぼしいものあちこちと探し回る
【鳥】 鳥11+0=総画数11 U+9CE5 [チョウ/とり]
◆羽毛に覆(おお)われ嘴(くちばし)があり二足で卵生の動物の総称
◆とり、とりへん、部首名
【嶋】山3+11=総画数14 U+5D8B [トウ/しま]
◆海や湖などの広い水の中の陸地、同「隝」「隯」「嶹」
注解:「海を渡る鳥が羽を休めることができるところ」の意
【嶌】山3+11=総画数14 U+5D8C [トウ/しま]
◆海や湖などの広い水の中の陸地、同「隝」「隯」「嶹」
注解:「海を渡る鳥が羽を休めることができるところ」の意
【樢】木4+11=総画数15 U+6A22 [チョウ/]
◆ツタ(蔦)、ブドウ科ツタ属の蔓性の木本、また樹木などに絡からまりながら根を張る蔓性植物の総称、同「蔦」
【蔦】艸3+11=総画数14 U+8526 [チョウ/つた]
◆ツタ(蔦)、ブドウ科ツタ属の蔓性の木本、また樹木などに絡からまりながら根を張る蔓性植物の総称、同「樢」
【鹵】 鹵11+0=総画数11 U+9E75 [ロ、ル/]
◆塩分を含んだ土、また土地、同「塷」「滷」「瀂」
◆土中の塩分が結晶化した天然の塩、岩塩、海水などを精製して作ったものを「塩」
◆塩気、塩分を含む、塩辛い、同「塷」「滷」
◆捕らえる、捕らえて奪う、同「擄」
◆壁のように木や板を組んだ大きな盾(たて)、同「樐(櫓)」
◆言葉や頭の回転が鈍(のろ)いさま、鈍間(のろま)なさま、同「魯」
【滷】水3+11=総画数14 U+6EF7 [ロ/]
◆塩分を含んだ土、また土地、同「塷」「瀂」
◆塩気、塩分を含む、塩辛い、同簡「卤」
【鹿】 鹿11+0=総画数11 U+9E7F [ロク/しか、か]
◆シカ(鹿)、シカ科の哺乳類
◆権力またその地位
◆穀物などを貯蔵するための方形の倉庫、円形は「囷」
◆しか、しかへん、部首名
【塵】土3+11=総画数14 U+5875 [チン、ジン/ちり、ごみ]
◆ちり、風などによって宙に舞い上がる細かい土や砂など、「塵埃ジンアイ」、同「埃」「𪋻」「𡒲」「𦧄」「𡐪」
◆ものに纏わり付く穢(けが)れ、汚(よご)れ、穢れた、不浄フジョウな
◆さまざまな柵(しがらみ、纏わり付いて行いや考えを妨げようとするものやこと)から逃(のが)れられない世、俗世、世俗
◆10の-9乗
◆[日]ごみ、役に立たないもの、使わなくなって捨てるもの
【漉】水3+11=総画数14 U+6F09 [ロク/こ・す、す・く]
◆浚(さら)う、掬(すく)い取る
◆濾(こ)す、液体を網・布・紙などの目の細かいものに通す、またそうしてその目よりも大きいものと小さいものとに分ける、同「淥」
◆[日]す・く、抄(す)く、紙を抄く
【轆】車7+11=総画数18 U+8F46 [ロク、ロ/]
◆糸や綱などを巻き取る或いは巻き上げる道具、円形また円筒形で回転するもの
◆「轆轤ロクロ」、井戸の釣瓶(つるべ)を上げ下げするための回転する円筒状(丸い棒状、或いは滑車状)の装置、同「𨏔轤」「樚櫨」
◆「轣轆レキロク」◇車輪などの回転する「ごろごろ」「がらがら」という音◇糸車、糸繰車(いとくりぐるま)、紡(つむ)ぎ出した糸を撚(よ)って巻き取る道具、同「繀車サイシャ」‡「【方言:第五】繀車(蘇對反)趙魏之間謂之轣轆車東齊海岱之間謂之道軌」‡◇筋状に続く二本の車輪の跡、二本の轍(わだち)
【鏖】金8+11=総画数19 U+93D6 [オウ/]
◆ものを温める鍋(なべ)や釜(かま)の類、同「䥝」「鐭」
◆激しく攻(せ)めて多くの兵を殺す、またそのような戦(たたか)い、血戦(ケッセン)、激戦(ゲキセン)
【麻】 麻11+0=総画数11 U+9EBB [バ、メ、マ/あさ]
◆アサ(麻)、アサ科の草
◆「苧麻チョマ」「亜麻アマ」「大麻タイマ」など繊維を採(と)る植物の総称
◆「胡麻ゴマ」、ゴマ科の草、種を搾り油を採る
◆痺(しび)れる、感覚が鈍くなる、或いはなくなる、「麻痺マヒ」
◆天子の綸旨リンジ、詔書ショウショ、唐代(618年~907年)に詔書・勅書に麻で漉(す)いた紙が用いられたことから「【康熙字典:亥集下:麻部:麻】…朝廷綸命曰麻《翰林志》唐中書用黃白二麻爲綸命其後翰林專掌白麻中書獨用黃麻… (注:「翰林カンリン」は「翰林院」「翰林学士院」の略、唐代に創設された役所で詔勅の起草を管掌した)」
◆あさ、あさかんむり、部首名
【嘛】口3+11=総画数14 U+561B [バ、メ、マ/]
◆(明らかなことや当然なことを示し)~じゃないか!
◆「喇嘛ラマ」、チベットTibet仏教の高僧、また僧侶
【摩】手4+11=総画数15 U+6469 [バ、マ/さす・る、す・る]
◆手で押さえ撫(な)でる、軽く擦る
◆擦(こす)って磨(みが)く、(知識や技能を)研(みが)く
◆触れる、触れる程に間近まで迫る
【磨】石5+11=総画数16 U+78E8 [バ、マ/みが・く、と・ぐ、す・る]
◆研(みが)く、擦(こす)り合わせる、石や玉ギョク(美しく高貴な石)を擦って形を整える、また表面を滑らかにする
◆石臼(いしうす)、回転させながら穀物などを粉砕する道具、また石臼ですり潰す、同「磑」
◆擦(す)り減る、消耗する
【糜】米6+11=総画数17 U+7CDC [ビ、ミ/]
◆米麦などの穀物を柔らかく煮込んだ粥(かゆ)、濃いスープsoup状の粥、同「𩞇」「𩞁」「𢌑」「粖」
◆粉々になる、粉々になって形がなくなる
◆粥のようにどろどろの状態になる、形が崩れるほどに柔らかくなる、同「𪎖」
◆「糜爛ビラン」、爛(ただ)れる、柔らくなって形が崩れる、ふやける
【縻】糸6+11=総画数17 U+7E3B [ビ、ミ/]
◆牛を操るための手綱、同「𥿫」
◆繋(つな)ぐ、繋ぎ止める
【靡】非8+11=総画数19 U+9761 [ビ、ミ/なび・く]
◆他のものに逆らうことなく身を任せる、「風靡フウビ(風の動きに従って動く、多くが動き向かう方に従って行く)」
◆思いのままに浪費する、贅沢ゼイタクする
◆華美カビなさま、派手(はで)なさま、「靡麗ビレイ(華やかで美しいさま、贅沢なさま)」
◆細かい、柔らかい、緩(ゆる)い
◆緩やかなさま、ゆったりとしたさま、「靡靡ビビ」
◆損(そこ)なう、減る、同「磨」
◆~ない(not)
【魔】鬼10+11=総画数21 U+9B54 [バ、マ/]
◆心を乱し惑わせ、悟りを開くための修行を妨(さまた)げようとする悪神、「魔羅マラ(Māra[梵]の音写)」
◆人の心に入り込み、道から外(はず)れるように誘い仕向けるもの
◆人の心を惑い迷わせる怪(あや)しげなもの
【黒】 黑11+0=総画数11 U+9ED2 [コク/くろ、くろ・い]
◆煙突の中に溜(た)まる煤(すす)の色
◆光りがなく暗い、暗闇
◆善悪の悪、善は「白」
◆くろ、くろへん、部首名
【墨】土3+11=総画数14 U+58A8 [ボク、モク/すみ]
◆文字や絵を書く(描く)ための黒い液体、またそれを用いて書いた(描いた)書や絵画
◆松脂や菜種油などの植物性油脂を燻(くす)ぶらせ、発生した煤(すす)を採取し、これを膠(にかわ)と合わせ練り固めたもの
◆黒色、黒い
◆罪人(の顔)の皮膚に彫り込んだ罰を受けたことを示す印、「入れ墨」、墨を用いたことから、同「黥」
【亀】 龜11+0=総画数11 U+4E80 [キ、キン、コン、キュウ、ク/かめ]
◆カメ(亀)、カメ目の動物、同「𠃾」
◆「亀兹キュウジ・キジ」、古国名、前3?世紀~11?世紀、現新疆ウイグル自治区庫車市一帯、同「𪚺兹」
◆かめ、部首名
【穐】禾5+11=総画数16 U+7A50 [シュウ、シュ/あき、とき]
◆穀物の実が成熟して収穫する季節
◆物事に取り掛かる時、機が熟す重要な時、大切な時期


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